JP2002334743A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002334743A
JP2002334743A JP2001138571A JP2001138571A JP2002334743A JP 2002334743 A JP2002334743 A JP 2002334743A JP 2001138571 A JP2001138571 A JP 2001138571A JP 2001138571 A JP2001138571 A JP 2001138571A JP 2002334743 A JP2002334743 A JP 2002334743A
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JP
Japan
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contact
insulating sheet
flux
connector
hole
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JP2001138571A
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English (en)
Inventor
Fumie Tagami
ふみえ 田上
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DDK Ltd
Original Assignee
DDK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板にコンタクトを半田付けする際のフラッ
クス上がりを確実に防止することのできるコネクタを提
供する。 【解決手段】 コネクタ1におけるブロック7の底板9
に設けられている複数のコンタクト貫通穴15に装着せ
しめたコンタクト13を、基板3に半田付けする際に、
コンタクト13の下端をフラックス液5に漬けても、絶
縁シート17がコンタクト13の途中位置において全周
にわたって密着しているので、フラックス上がりを防止
する。特に、絶縁シート17を底板9におけるコンタク
ト13の装着側に敷設すると、コンタクト13によりコ
ンタクト貫通穴15を貫通させる際に、コンタクト13
に引っ張られて絶縁シート17がコンタクト13とコン
タクト貫通穴15との間に入り込んで、コンタクト13
の全周に密着するので、確実にフラックス上がりを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンタクトを基
板に半田付けして取付けられるコネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、機器内に使用されるコネクタ
は、基板に半田付けされる場合が多い。この場合、半田
に含まれるフラックスがコネクタ内部のコンタクトの接
触部まで上がり接触不良を発生する場合があった。
【0003】このため、フラックス上がりを防止する方
法として、コンタクトにフラックス上がり防止剤を塗布
したり、インサート成形等が行なわれている。あるい
は、特開平7−249442号公報に示されているよう
に、コンタクトが挿入されるブロックの孔にブロックと
一体に突出片(薄いシート状)を設けて、コンタクトに
突出片を接触させることでフラックス上がりを防止する
ことが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、フラックス上がり防止剤を塗布する場合には
複数のコンタクトに塗布するため塗布する工数が増加す
る。また、インサート成形する場合には、金型のコスト
やコンタクトの挿入工数が増加してコストアップになる
という問題がある。
【0005】また、ブロックのコンタクト貫通穴にシー
ト状の突出片を設ける場合には、コンタクト貫通穴の全
周に突出片を設けることが困難であり、確実にフラック
ス上がりを防止することができないという問題がある。
また、金型の製造も構造上困難である。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、基板にコン
タクトを半田付けする際のフラックス上がりを確実に防
止することのできるコネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のコネクタは、基板に半田付
けして取付けられるコネクタであって、所要数のコンタ
クトと、このコンタクトが装着される複数のコンタクト
貫通穴を有するブロックからなり、前記全てのコンタク
ト貫通穴を覆うように絶縁シートを敷設されているこ
と、を特徴とするものである。
【0008】従って、コネクタにおけるブロックに設け
られている複数のコンタクト貫通穴に装着せしめたコン
タクトを、基板に半田付けする際に、コンタクトの下端
をフラックス液に漬けても、絶縁シートがコンタクトの
テール側と接触部側の途中位置においてコンタクトの全
周にわたって密着するので、フラックス液がコンタクト
に沿って接触部側へ上昇するフラックス上がりを防止す
る。
【0009】請求項2による発明のコネクタは、請求項
1記載のコネクタにおいて、前記絶縁シートが、前記コ
ンタクトの装着方向側に敷設されていること、を特徴と
するものである。
【0010】従って、コンタクトを絶縁シートを貫通し
てコンタクト貫通穴に装着せしめると、コンタクトに引
っ張られて絶縁シートがコンタクトとコンタクト貫通穴
との間に入り込んで、コンタクトの全周に密着する。
【0011】請求項3による発明のコネクタは、請求項
1または2に記載のコネクタにおいて、前記絶縁シート
における前記コンタクトの貫通位置に、前記コンタクト
の断面よりも小さな穴が設けられていること、を特徴と
するものである。
【0012】従って、コンタクトは絶縁シートに設けら
れている穴を貫通して設けられるが、穴はコンタクトの
断面よりも小さいので、絶縁シートはコンタクトの全周
に密着し、かつ絶縁シートの敷設時の目印しにもなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。図1にはこの発明に係
るコネクタ1を、基板3に半田付けする際にフラックス
液5に漬けている状態が示されている。このコネクタ1
のブロック7は、底板9とこの底板9を囲んで立設され
る側壁11を有しており、この底板9には基板3と電気
的に接続するための複数のコンタクト13を挿入する多
数のコンタクト貫通穴15が図1において左方向へ適宜
な間隔で上下方向へ貫通して設けられている。
【0014】ブロック7の底板9におけるコンタクト装
着方向手前側面である上面9Uは全面に渡って薄い絶縁
シート17が敷かれており、各コンタクト13はこの絶
縁シート17を貫通して底板9の各コンタクト貫通穴1
5に装着されている。
【0015】このとき、図2(A)に示されているよう
に、先に絶縁シート17を貫通させてコンタクト13を
差し込んでおき、この状態で図2(B)に示めされてい
るようにコンタクト13をコンタクト貫通穴15に装着
するが、先に絶縁シート17をブロック7の底板9の上
面である装着側(圧入側)に敷設し、その後、絶縁シー
ト17を貫通させると共にコンタクト貫通穴15にコン
タクト13を装着するようにしても良い。
【0016】なお、絶縁シート17には、コンタクト1
3を貫通させる前に予めコンタクト13の断面よりも小
さな穴19(図3参照)を開けておく。この穴19は、
絶縁シート17装着時の目印にもなる。
【0017】図3および図4(A),(B)を参照する
に、コンタクト13が絶縁シート17を貫通している場
所では、従来、図4(A)に示されているようにコンタ
クト13とブロック7との間に隙間21があいているた
めにフラックス上がりを生じていたが、本コネクタ1で
は、図4(B)に示されているように、コンタクト13
の全周にわたって絶縁シート17が密着して隙間があか
ないようになるので、確実にフラックス上がりを防止す
ることができる。
【0018】特に、図3に示されているように、コンタ
クト13が底板9を貫通する装着方向(図1、図3にお
いて上から下向き)の手前側面(ここでは上面9U)に
絶縁シート17を配置した場合には、コンタクト13を
コンタクト貫通穴19に圧入すると、絶縁シート17が
コンタクト13に引きずられてコンタクト貫通穴15と
コンタクト13との間に入り込むようになるため、一層
密着性が良くなり、確実にフラックス上がりを防止する
ことができる。
【0019】なお、絶縁シート17を底板9に敷設する
方法としては、図5〜図8に示されているようなものが
ある。すなわち、図5には、特に絶縁シート17を底板
9に固定しない状態で敷設する場合が示されている。例
えば、最も端部に設けられているコンタクト13から絶
縁シート17の端までの縁端距離が長い場合等には、絶
縁シート17を固定しなくてもコンタクト13の取付け
が可能である。
【0020】また、図6には、絶縁シート17の下面を
接着剤23により底板9に接着して固定する場合が示さ
れている。この場合、接着剤23は絶縁シート17の下
面全体に塗ることもできるが、絶縁シート17の縁端部
のみを接着剤23で底板9に固定するようにしても良
い。
【0021】また、図7には、底板9の端部にピン25
を立てて絶縁シート17を固定し、ピン25に熱を加え
て潰して止める方法が示されている。ピン25は絶縁シ
ート17の端に沿って適宜の間隔で設けるようにする
が、四隅だけでよい場合もある。
【0022】さらに、図8には、絶縁シート17をブロ
ック7の側壁11から底板9に落とし込んで敷設する方
法が示されている。この場合は、絶縁シート17を固定
しないが、絶縁シート17の端部17Aが、ブロック7
の側壁11の途中あるいは上端部まで達するように設け
る。
【0023】以上の結果から、絶縁シート17がコンタ
クト13の全周に密着するので、確実にフラックス上が
りを防止することができる。また、絶縁シート17のコ
ンタクト13が貫通する場所には、予めコンタクト13
の断面よりも小さな穴19を設けてあるので、絶縁シー
ト17装着時の目印になると共に、コンタクト13の位
置決めおよび挿入を容易にすることができる。
【0024】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、絶縁
シート17を底板9の下面9L側に敷くことも可能であ
る(図1参照)。
【0025】また、本実施の形態の例では、オス型タイ
プのコネクタについて説明したが、メス型タイプのコネ
クタについても同様の構造を取ることで、フラックス上
がりを防止することができる。メス型タイプのコネクタ
の場合、絶縁シートはコンタクトテール側にのみ敷設す
ることになる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるコネクタでは、コネクタにおけるブロックの底板に
設けられている複数のコンタクト貫通穴に装着せしめた
コンタクトを、基板に半田付けする際に、コンタクトの
下端をフラックス液に漬けても、絶縁シートがコンタク
トのテール側と接触部側の途中位置においてコンタクト
の全周にわたって密着するので、フラックス液がコンタ
クトに沿って接触部側へ上昇するのを防止して、フラッ
クス上がりによるコンタクトの接触不良を確実に防止す
ることができる。
【0027】請求項2の発明によるコネクタでは、コン
タクトを絶縁シートを貫通してコンタクト貫通穴に装着
せしめると、コンタクトに引っ張られて絶縁シートがコ
ンタクトとコンタクト貫通穴との間に入り込んでコンタ
クトの全周に密着するので、確実にフラックス上がりを
防止することができる。
【0028】請求項3の発明によるコネクタでは、コン
タクトは絶縁シートに設けられている穴を貫通して設け
られるが、穴はコンタクトの断面よりも小さいので、絶
縁シートはコンタクトの全周に密着するので、確実にフ
ラックス上がりを防止することができると共に、絶縁シ
ートの敷設時の目印しにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコネクタを基板に半田付けする
際にフラックス液に浸している状態を示す断面図であ
る。
【図2】(A)はコンタクトにより絶縁シートを貫通す
る状態を示す斜視図であり、(B)は絶縁シートを貫通
したコンタクトをコンタクト貫通穴に挿入する状態を示
す斜視図である。
【図3】コンタクトが絶縁シートを貫通する位置の拡大
図である。
【図4】(A)は従来においてコンタクトがコンタクト
貫通穴を貫通する状態を示す平面図であり、(B)は本
発明に係るコンタクトがコンタクト貫通穴を貫通する状
態を示す平面図である。
【図5】絶縁シートを固定せずに敷設した状態を示す断
面図である。
【図6】絶縁シートを接着剤により固定して敷設した状
態を示す断面図である。
【図7】絶縁シートをピンにより固定して敷設した状態
を示す断面図である。
【図8】絶縁シートの端部を側壁まで延ばして敷設した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 3 基板 9 底板 13 コンタクト 15 コンタクト貫通穴 17 絶縁シート 19 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に半田付けして取付けられるコネク
    タであって、所要数のコンタクトと、このコンタクトが
    装着される複数のコンタクト貫通穴を有するブロックか
    らなり、前記全てのコンタクト貫通穴を覆うように絶縁
    シートを敷設されていること、を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁シートが、前記コンタクトの装
    着方向側に敷設されていること、を特徴とする請求項1
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁シートにおける前記コンタクト
    の貫通位置に、前記コンタクトの断面よりも小さな穴が
    設けられていること、を特徴とする請求項1または2に
    記載のコネクタ。
JP2001138571A 2001-05-09 2001-05-09 コネクタ Pending JP2002334743A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170997A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 住友電装株式会社 基板用コネクタ
JP2017182980A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 住友電装株式会社 基板付きコネクタ及び電気接続箱

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