JP2000149590A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000149590A
JP2000149590A JP10319587A JP31958798A JP2000149590A JP 2000149590 A JP2000149590 A JP 2000149590A JP 10319587 A JP10319587 A JP 10319587A JP 31958798 A JP31958798 A JP 31958798A JP 2000149590 A JP2000149590 A JP 2000149590A
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decoder
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signal
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memory device
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JP10319587A
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Kenji Sato
賢治 佐藤
Yuichi Matsushita
裕一 松下
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Co Ltd
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Publication date
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    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長使用の有無を容易に検出することが可能
な半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルブロック20−1〜20−n
と,メモリセルブロックに対応して備えられ冗長救済を
行うデコーダ回路10−1〜10−nと,冗長救済が行
われているかを判断するRollCall信号伝搬回路
110とを備えた半導体記憶装置100において,各デ
コーダ回路は,冗長救済が行われている場合はRoll
Call信号伝搬回路にロウレベルのデコーダ信号FC
iを出力し,冗長救済が行われていない場合はRoll
Call信号伝搬回路にハイレベルのデコーダ信号を出
力し,RollCall信号伝搬回路は,各デコーダ信
号のすべてがハイレベルであるときはハイレベルの判断
信号を出力し,各デコーダ信号のいずれかがロウレベル
であるときはロウレベルの判断信号を出力することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体記憶装置に
かかり,特にシフト型冗長回路において,冗長を使用し
ているかを判別するためのRollCall回路を含む
半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体メモリの大規模化にともな
って,正規のメモリセルアレイの他に冗長メモリセルを
容易しておき,メモリセルに欠陥があった場合,用意し
ておいたメモリセルの範囲内で不良メモリセルを冗長メ
モリセルに置き換えて,不良チップを救済する方法が広
く実用化されている。かかる不良メモリセルを冗長メモ
リセルに置き換えるための冗長回路として,不良メモリ
セル以降のメモリセルが順次シフトされる,いわゆるシ
フト型の冗長回路が用いられている。
【0003】従来のシフト型の冗長回路の一例として,
汎用DRAMにおけるデコーダ回路9を,図12〜図1
5を参照しながら説明する。デコーダ回路9は,図12
に示したように,冗長ヒューズ1と,RollCall
回路2と,カラムデコーダ3と,カラムデコーダ切替回
路4と,カラムドライバ5とにより主に構成されてい
る。
【0004】冗長ヒューズ1は,切断可能なヒューズF
1〜F4を直列に接続したヒューズ配線FLと,ヒュー
ズ配線FLの一端に接続され,ヒューズ配線FLに信号
を送出するためのヒューズドライバ6と,ヒューズ配線
FLの他端に接続され,ヒューズ配線FLの電位を保持
しておくためのヒューズクランプ7と,インバータIN
V1〜INV4とにより主に構成されている。
【0005】インバータINV1は,ヒューズF1,F
2間のヒューズノードFN1を入力とし,ノードN1を
出力とする。インバータINV2は,ヒューズF2,F
3間のヒューズノードFN2を入力とし,ノードN2を
出力とする。インバータINV3は,ヒューズF3,F
4間のヒューズノードFN3を入力とし,ノードN3を
出力とする。インバータINV4は,ヒューズF4,ヒ
ューズクランプ7間のヒューズノードFN4を入力と
し,ノードN4を出力とする。インバータINV1〜I
NV4の出力ノードN1〜N4が冗長ヒューズ1の出力
となり,RollCall回路2及び力ラムデコーダ切
替回路4に入力されている。
【0006】ヒューズクランプ7は,図14に示したよ
うに,電源に接続されたPチャネルMOSトランジスタ
(以下「PMOS」と称する。)7a及びPMOS7b
と,インバータ7cとにより主に構成されている。イネ
ーブル信号FUSE−ENがロウレベルのときはPMO
S7aがオンし,イネーブル信号FUSE−ENがハイ
レベルのときは,インバータ7cを介してPMOS7b
がオンすることにより,ヒューズ配線FLをハイレベル
に保持する。
【0007】RollCall回路2は,冗長救済が行
われているかを調べるための回路である。RollCa
ll回路2は,RollCall回路2の出力RCYを
出力する配線FL2と,冗長ヒューズ1の出力N1〜N
4を入力とするインバータINV21〜INV24と,
インバータINV21〜INV24の出力N9〜N12
を入力とするNchトランジスタNT3,NT6,NT
9,NT12と,電源に接続されたNchトランジスタ
NT2と,1つ上流のヒューズの出力N1〜N3を入力
とするNchトランジスタNT5,NT8,NT11
と,後述するカラムデコーダ3のNAND素子NAND
13〜NAND16の出力N13〜N16を入力とする
インバータINV25〜INV28と,インバータIN
V25〜INV28の出力N5〜N8を入力とするNc
hトランジスタNT1,NT4,NT7,NT10と,
出力RCYの電位を保持しておくためのRollCal
lクランプ回路8とにより主に構成されている。ここ
で,NchトランジスタNT1〜NT3,NT4〜NT
6,NT7〜NT9,NT10〜NT12はそれぞれ3
段直列に接続されており,両端のノードは一方がGND
に,他方が出力RCYに接続されている。
【0008】RollCallクランプ8は,図15に
示したように,電源に接続されたPチャネルMOSトラ
ンジスタ8a及びPMOS8bと,インバータ8cとに
より主に構成されている。イネーブル信号RCY−EN
がロウレベルのときはPMOS8aがオンし,イネーブ
ル信号がハイレベルのときは,インバータ8cを介して
PMOS8bがオンすることにより,ヒューズ配線FL
2をハイレベルに保持する。
【0009】カラムデコーダ3は,カラムアドレスをデ
コードするためのNAND素子NAND13〜NAND
16により構成されている。NAND素子NAND13
〜NAND16の出力は,上述したように,RollC
all回路2に入力され,インバータ素子INV25〜
INV28を介して,NchトランジスタNT1,NT
4,NT7,NT10に入力されている。さらに,NA
ND素子NAND13〜NAND16の出力は,後述の
カラムデコーダ切替回路4に入力されている。
【0010】カラムデコーダ切替回路4は,上述した冗
長ヒューズ1の出力N1〜N4により,カラムデコーダ
3の出力先を切り替えるためのインバータINV5〜I
NV8及びトランスファゲートT1〜T8と,トランス
ファゲートT1〜T8を介した信号を後述するカラムド
ライバ5に出力する配線上に設けられたインバータIN
V9〜INV13とにより主に構成されている。
【0011】カラムデコーダ3内のNAND素子NAN
D13の選択デコーダ出力N13は,冗長ヒューズ1の
出力であるノードN1がハイレベルであれば,トランス
ファゲートT1がオンすることにより,トランスファゲ
ートT1,インバータINV9を介してノードN17に
出力され,ノードN1がロウレベルであれば,インバー
タINV5を介してトランスファゲートT2がオンする
ことにより,トランスファゲートT2,インバータIN
V10を介してノードN18に出力される。
【0012】以下同様に,NAND素子NAND14の
選択デコーダ出力N14は,冗長ヒューズ1の出力であ
るノードN2がハイレベルであれば,トランスファゲー
トT3がオンすることにより,トランスファゲートT
3,インバータINV10を介してノードN18に出力
され,ノードN2がロウレベルであれば,インバータI
NV6を介してトランスファゲートT4がオンすること
により,トランスファゲートT4,インバータINV1
1を介してノードN19に出力される。
【0013】NAND素子NAND15の選択デコーダ
出力N15は,冗長ヒューズ1の出力であるノードN3
がハイレベルであれば,トランスファゲートT5がオン
することにより,トランスファゲートT5,インバータ
INV11を介してノードN19に出力され,ノードN
3がロウレベルであれば,インバータINV7を介して
トランスファゲートT6がオンすることにより,トラン
スファゲートT6,インバータINV12を介してノー
ドN20に出力される。
【0014】NAND素子NAND16の選択デコーダ
出力N16は,冗長ヒューズ1の出力であるノードN4
がハイレベルであれば,トランスファゲートT7がオン
することにより,トランスファゲートT7,インバータ
INV12を介してノードN20に出力され,ノードN
4がロウレベルであれば,インバータINV8を介して
トランスファゲートT8がオンすることにより,トラン
スファゲートT8,インバータINV13を介してノー
ド21に出力される。インバータINV9〜INV13
の出力N17〜N21がカラムデコーダ切替回路4の出
力となり,力ラムドライバ5に入力される。
【0015】カラムドライバ5は,カラムデコーダ切替
回路4により転送されたデコーダの出力を基に,最終の
デコードを行うためのNAND素子NAND51〜NA
ND60と,カラム線を駆動するためのインバータIN
V51〜INV60とにより主に構成されている。通
常,カラム線は,配線容量等負荷が大きいために,直接
デコーダの出力で駆動することはできない。そこで,デ
コーダの出力を受けて実際にカラム線を駆動するための
素子としてNAND素子NAND51〜NAND60及
びインバータINV51〜INV60がカラムドライバ
として備えられている。
【0016】カラムデコーダ切替回路4の出力N17ハ
イレベルである場合,カラムアドレスAY0Bがハイレ
ベルのときは,NAND素子NAND51がロウレベル
となりインバータINV51によりノーマルカラム線C
L0が駆動される。一方,カラムアドレスAY0がハイ
レベルのときは,NAND素子NAND52がロウレベ
ルとなりインバータINV52によりノーマルカラム線
CL1が駆動される。
【0017】以下同様に,カラムデコーダ切替回路4の
出力N18がハイレベルである場合,カラムアドレスA
Y0Bがハイレベルのときは,NAND素子NAND5
3がロウレベルとなりインバータINV53によりノー
マルカラム線CL2が駆動される。一方,カラムアドレ
スAY0がハイレベルのときは,NAND素子NAND
54がロウレベルとなりインバータINV54によりノ
ーマルカラム線CL3が駆動される。
【0018】カラムデコーダ切替回路4の出力N19が
ハイレベルである場合,カラムアドレスAY0Bがハイ
レベルのときは,NAND素子NAND55がロウレベ
ルとなりインバータINV55によりノーマルカラム線
CL3が駆動される。一方,カラムアドレスAY0がハ
イレベルのときは,NAND素子NAND56がロウレ
ベルとなりインバータINV56によりノーマルカラム
線CL5が駆動される。
【0019】カラムデコーダ切替回路4の出力N20が
ハイレベルである場合,カラムアドレスAY0Bがハイ
レベルのときは,NAND素子NAND57がロウレベ
ルとなりインバータINV57によりノーマルカラム線
CL6が駆動される。一方,カラムアドレスAY0がハ
イレベルのときは,NAND素子NAND58がロウレ
ベルとなりインバータINV58によりノーマルカラム
線CL7が駆動される。
【0020】カラムデコーダ切替回路4の出力N21が
ハイレベルである場合,カラムアドレスAY0Bがハイ
レベルのときは,NAND素子NAND59がロウレベ
ルとなりインバータINV59により冗長カラム線RC
L0が駆動される。一方,カラムアドレスAY0がハイ
レベルのときは,NAND素子NAND60がロウレベ
ルとなりインバータINV60により冗長カラム線RC
L1が駆動される。
【0021】上述の冗長回路9が備えられた半導体記憶
装置500の回路構成を,図13を参照しながら説明す
る。デコーダ回路9は,冗長を有したメモリセルブロッ
ク20に対応して設けられており,各デコーダ回路9内
のRollCall回路2の出力RCYは直列に接続さ
れている。
【0022】次に,上記のように構成される従来の冗長
回路500の動作を,図16を参照しながら説明する。
まず,ヒューズを切断していない場合,すなわち,冗長
カラム線RCL0,RCL1を使用しない場合につい
て,図16を参照しながら説明する。
【0023】カラムデコーダを使用できるようにするた
めのヒューズイネーブル信号FUSE−ENがロウレベ
ルからハイレベルに変化すると,ヒューズ配線FL上の
ヒューズノードFN1〜FN4がハイレベルからロウレ
ベルとなり,さらに,インバータINV1〜INV4を
介すことにより,冗長ヒューズ1の出力であるノードN
1〜N4はロウレベルからハイレベルとなる。従って,
力ラムデコーダ切替回路4内のトランスファゲートのう
ち,T1,T3,T5,T7がオンする。なお,本明細
書中において,上述のようにノードN1〜N4をハイレ
ベルにすることによりオンするトランスファゲートT
1,T3,T5,T7を「上側のトランスファゲート」
と称し,ノードN1〜N4をロウレベルにすることによ
りオンするトランスファゲートT2,T4,T6,T8
を「下側のトランスファゲート」と称することにする。
【0024】上側のトランスファゲートT1,T3,T
5,T7がオンした後,例えば,カラムデコーダにより
カラムデコーダの出力N13が選択されてロウレベルに
なったとすると,トランスファゲートT1を通ってノー
ドN17がハイレベルとなる。次いで,カラムアドレス
AY0Bがハイレベルになるとカラム線CL0がロウレ
ベルからハイレベルとなる。同様に,ノードN18〜N
20がハイレベルとなり,ノードN21はハイレベルと
ならないため,ヒューズを切断していない場合は,ノー
マルカラム線CL0〜CL7のみ使用されることにな
る。
【0025】次に,冗長カラム線を使用する場合につい
て,図17を参照しながら説明する。一例として,ヒュ
ーズF2を切断したときの動作を説明する。イネーブル
信号FUSE−ENがロウレベルからハイレベルになる
とヒューズノードFN1はロウレベルとなり,ノードN
1はハイレベルとなるが,ヒューズF2が切断されてい
るため,ヒューズクランプ7により,ヒューズノードF
N2〜FN4はハイレベルに保持され,ノードN2〜N
4はロウレベルに保持される。従って,トランスファゲ
ートT1,T4,T6,T8がオンする。従って,ノー
マルカラム線CL2,CL3は使用されず,トランスフ
ァゲートT8がオンすることにより,ノードN21がハ
イレベルとなり,冗長カラム線RCL0,RCL1が使
用されることになる。
【0026】同様に,ノーマルカラム線CL0,CL1
を冗長救済するには,ヒューズF1を切断すればよく,
ノーマルカラム線CL4,CL5を冗長救済するには,
ヒューズF3を切断すればよく,ノーマルカラム線CL
6,CL7を冗長救済するには,ヒューズF4を切断す
ればよい。このように,ヒューズを切断した場合には,
カラム線が一つシフトし,冗長カラム線RCL0,RC
L1が使用されることになる。
【0027】上述のヒューズF2を切断することにより
冗長カラム線を使用した場合におけるRollCall
回路2の動作について説明する。選択されたカラムデコ
ーダの出力ノードN14を入力とするインバータINV
26の出力ノードN6がハイレベルになり,出力ノード
N6を入力とするNchトランジスタNT4がオンす
る。また,ヒューズF1の出力ノードN1はハイレベル
になっており,出力ノードN1を入力とするNchトラ
ンジスタNT5もオンしている。さらに,ヒューズF2
の出力ノードN2はロウレベルになっており,出力ノー
ドN2を入力とするインバータINV22の出力ノード
N10を入力とするNchトランジスタNT6もオンし
ている。
【0028】上述のように,RollCall回路2に
入力されるノードN1〜N4において,上流に接続され
たノードがハイレベルであり,下流に接続されたノード
がロウレベルとなる部分に配されたNchトランジスタ
のみがすべてオンする。3段直列に接続されたNchト
ランジスタがすべてオンすることにより,RollCa
ll回路2の出力である出力RCYはロウレベルに引か
れ,イネーブル信号RCY−ENがハイレベルからロウ
レベルになると,RollCallクランプ8によっ
て,出力RCYはロウレベルからハイレベルになる。よ
って,出力RCYをモニタすることで,出力RCYがロ
ウレベルになった時にアドレスは冗長を使用しているこ
とが分かる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の冗長
回路500の場合では,ヒューズと同数のRollCa
ll回路を接続する必要がある。さらに,RollCa
ll回路の出力信号RCYをコントロールするためにR
ollCallクランプも必要であるため,パタン面積
が大きくなってしまうという問題点があった。
【0030】本発明は,従来の半導体記憶装置が有する
上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的
は,冗長使用を有無を判断するためのRollCall
回路を少ない素子数で実現することにより,レイアウト
面積を小さくすることが可能な,新規かつ改良された半
導体記憶装置を提供することである。
【0031】さらに本発明の別の目的は,RollCa
ll回路の制御を容易にすることが可能な,新規かつ改
良された半導体記憶装置を提供することである。
【0032】さらに本発明の別の目的は,RollCa
ll回路の出力を高速にすることが可能な,新規かつ改
良された半導体記憶装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1によれば,n(nは正の整数)のメモリセ
ルブロックと,各メモリセルブロックに対応して備えら
れ冗長救済を行うnのデコーダ回路と,冗長救済が行わ
れているかを判断する判断手段とを備えた半導体記憶装
置において:各デコーダ回路は,冗長救済が行われてい
ない場合は判断手段に一のレベルのデコーダ信号を出力
し,冗長救済が行われている場合は判断手段に他のレベ
ルのデコーダ信号を出力し,判断手段は,各デコーダ信
号のすべてが一のレベルであるときは一のレベルの判断
信号を出力し,各デコーダ信号のいずれかが他のレベル
であるときは他のレベルの判断信号を出力することを特
徴とする,半導体記憶装置が提供される。
【0034】かかる構成によれば,冗長を使用している
アドレスを調べる必要がない場合に,冗長の使用状況を
調べるだけであれば判断手段の制御を容易にすることが
可能である。
【0035】なお,上記半導体記憶装置の構成の一例と
しては,請求項2に記載のように,nは3以上の整数で
あり,判断手段は,n−1の判断回路が直列に接続さ
れ,各判断回路は,NAND素子と,NAND素子の出
力を入力とするインバータとにより構成され,i(iは
1以上n−2以下の整数)番目の判断回路のNAND素
子には,少なくとも,i番目のメモリセルブロックに対
応するデコーダ信号とi+1番目の判断回路内のインバ
ータの出力信号とが入力され,n−1番目の判断回路の
NAND素子には,n−1番目のメモリセルブロックに
対応するデコーダ信号とn番目のメモリセルブロックに
対応するデコーダ信号とが入力されるように構成され
る。
【0036】かかる構成によれば,判断手段の素子数を
従来回路に比べて大幅に少なくでき,判断手段の出力信
号を制御する回路も必要ないため,レイアウト面積を小
さくすることが可能である。
【0037】さらに好ましくは,請求項3に記載のよう
に,少なくとも一の判断回路のNAND素子には,少な
くとも二以上上流に接続される判断回路のインバータの
出力信号が入力されるように構成される。
【0038】かかる構成によれば,冗長使用時のカラム
デコーダの出力信号を速く伝搬することができ,冗長を
有したメモリセルブロックの数が多いデバイスにおいて
有効である。
【0039】また,請求項4によれば,n(nは正の整
数)のメモリセルブロックと,各メモリセルブロックに
対応して備えられ冗長救済を行うnのデコーダ回路と,
各メモリセルブロックに対応して備えられメモリセルブ
ロックからデータを読み出すnの読出手段と,冗長救済
が行われているかを判断する判断手段とを備えた半導体
記憶装置において:各デコーダ回路は,冗長救済が行わ
れている場合は判断手段に一のレベルのデコーダ信号を
出力し,冗長救済が行われていない場合は判断手段に他
のレベルのデコーダ信号を出力し,判断手段は,nの出
力切り替え回路が直列に接続され,i(iは1以上n以
下の整数)番目の各出力切り替え回路は,i番目の読出
手段により読み出されたデータとi番目のデコーダ信号
とを切り替えて出力することを特徴とする,半導体記憶
装置が提供される。
【0040】かかる構成によれば,冗長を有したメモリ
セルやデコーダ回路や読出手段が,判断手段の出力と1
対1で対応しているためメモリセルブロックごとに冗長
使用状況を調べることが可能である。
【0041】なお,上記半導体記憶装置の構成の一例と
しては,請求項5に記載のように,出力切り替え回路
は,2のトランスファゲートを含み,i番目の読出手段
により読み出されたデータが入力される一のトランスフ
ァゲートとi番目のデコーダ信号が入力される他のトラ
ンスファゲートとを切り替えるように構成される。
【0042】かかる構成によれば,判断手段はメモリセ
ルブロックと同数の出力切り替え回路と,出力切り替え
回路の出力を切り替えるための素子,例えば,インバー
タ1つにより構成されているため,レイアウト面積を小
さくでき,制御を容易に行うことが可能である。
【0043】また,上記半導体記憶装置の構成のさらに
好ましい一例としては,請求項6に記載のように,出力
の切り替え回路はラッチ手段を含み,i番目の読出手段
により読み出されたデータとi番目のデコーダ信号とを
切り替えてラッチするように構成される。
【0044】かかる構成によれば,トランスファゲート
を設ける必要がなく,出力切り替え回路の出力のジャン
クション容量が小さいという効果がある。また,通常の
リード動作時にリードしたデータを直接出力できるた
め,高速に出力することが可能である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる半導体記憶装置の好適な実施の形態につ
いて詳細に説明する。なお,本明細書及び図面におい
て,実質的に同一の機能構成を有する構成要素について
は,同一の符号を付することにより重複説明を省略す
る。
【0046】(第1の実施の形態)本実施の形態にかか
る半導体記憶装置100を,半導体記憶装置100は,
図2に示したように,nのメモリセルブロック20−i
(iは1以上n以下の整数)と,各メモリセルブロック
に対応して備えられ冗長救済を行うnのデコーダ回路i
と,冗長救済が行われているかを判断するRollCa
ll信号伝搬回路110とにより構成されている。
【0047】半導体記憶装置100内のデコーダ回路1
0−iは,図1に示したように,冗長ヒューズ1と,カ
ラムデコーダ3と,カラムデコーダ切替回路4と,カラ
ムドライバ5とにより主に構成されている。冗長ヒュー
ズ1内のヒューズクランプ7は,後述のRollCal
l信号伝搬回路110と接続され,デコーダ信号FCi
を出力する。デコーダ信号FCiは,冗長使用時にはロ
ウレベルであり,冗長未使用時にはハイレベルとなる信
号である。
【0048】デコーダ回路10の構成要素の構成及び接
続は,上記デコーダ信号FCiを出力するという点以外
は,上記従来の半導体記憶装置500内のデコーダ回路
9の各構成要素と実質的に同様であるため,説明を省略
する。以下では,本実施の形態について特徴的な構成要
素であるRollCall信号伝搬回路110につい
て,図2を参照しながら説明する。
【0049】RollCall信号伝達回路110は,
n−1のRollCall回路111−i(iは1以上
n−1以下の整数)が直列に接続されている。各Rol
lCall回路110−iは,NAND素子と,NAN
D素子の出力を入力とするインバータとにより構成され
ている。RollCall回路111−i(iは1以上
n−2以下の整数)のNAND素子には,対応するデコ
ーダ回路10−iの出力であるデコーダ信号FCiと,
上流に接続されたRollCall回路111−i+1
のインバータの出力信号とが入力されている。Roll
Call回路111−n−1のNAND素子には,デコ
ーダ信号FCn−1及びデコーダ信号FCnが入力され
ている。
【0050】次に,上記のように構成される半導体記憶
装置100の動作を,図3,図4を参照しながら説明す
る。まず,いずれのデコーダ回路でも冗長カラム線を使
用していない場合について,図3を参照しながら説明す
る。
【0051】各デコーダ回路において,カラムデコーダ
を使用できるようにするためのヒューズイネーブル信号
FUSE−ENがロウレベルからハイレベルに変化し,
ヒューズ配線FL上のヒューズF1〜F4がいずれも切
断されていない場合には,ヒューズ配線FL上のヒュー
ズノードFN1〜FN4はハイレベルからロウレベルと
なる。この場合に冗長が使用されないことは上述の通り
である。このとき,各ヒューズクランプ7のデコーダ出
力FCiはロウレベルからハイレベルになっている。
【0052】デコーダ出力FCiがハイレベルになる
と,デコーダ出力FCn,FCn−1を入力とするRo
llCall回路111−n−1のNAND素子の出力
はロウレベルとなり,インバータ素子を介して,Rol
lCall回路111−n−1の出力はハイレベルとな
る。RollCall回路111−n−1の出力とデコ
ーダ出力FCn−2を入力とするRollCall回路
111−n−2は,同様にハイレベルを出力する。以下
同様にして,RollCall信号伝搬回路110の出
力RCYはハイレベルとなる。
【0053】次に,いずれかのデコーダ回路で冗長カラ
ム線を使用する場合について,図4を参照しながら説明
する。一例として,デコーダ回路100−3でのみ冗長
カラム線を使用し,他のデコーダ回路では冗長カラム線
を使用していない場合について説明する。
【0054】冗長カラム線を使用するデコーダ回路10
0−3において,カラムデコーダを使用できるようにす
るためのヒューズイネーブル信号FUSE−ENがロウ
レベルからハイレベルに変化し,ヒューズ配線FL上の
ヒューズF1〜F4のいずれかが切断されている場合に
は,切断されたヒューズの下流に備えられたヒューズノ
ードはロウレベルを保持する。この場合に冗長が使用さ
れることは上述の通りである。このとき,ヒューズクラ
ンプ120−3のデコーダ出力FC3はハイレベルから
ロウレベルになっている。
【0055】デコーダ出力FC3がロウレベルになる
と,デコーダ出力FC3及び一つ上流RollCall
回路111−4の出力を入力とするRollCall回
路111−3のNAND素子の出力はハイレベルとな
り,インバータ素子を介して,RollCall回路1
11−3の出力はロウレベルとなる。RollCall
回路111−3の出力と出力FC2を入力とするRol
lCall回路111−2は同様にロウレベルを出力す
る。以下同様にして,RollCall信号伝搬回路の
出力RCYはロウレベルとなる。このように,いずれか
のカラムデコーダ回路で冗長カラム線が使用され,対応
するRollCall回路の出力がロウレベルになる
と,その下流のRollCall回路の出力はすべてロ
ウレベルとなり,出力RCYはロウレベルとなる。
【0056】以上説明したように,いずれのカラムデコ
ーダ回路においても冗長を使用していない場合は出力R
CYはハイレベルとなり,いずれかのカラムデコーダ回
路において冗長を使用している場合は出力RCYはロウ
レベルとなる。従って,出力RCYをモニタすることに
より,半導体記憶装置全体における冗長の使用状況を調
べることができる。
【0057】半導体記憶装置100は以上のように構成
され,動作することにより,以下のような優れた効果を
奏する。すなわち,従来回路のように冗長を使用してい
るアドレスを調べることはできないが,冗長の使用状況
を調べるだけであれば,RollCall回路の制御が
容易になる。また,RollCall回路の素子数を従
来回路に比べて大幅に少なくでき,RollCall回
路の出力信号RCYを制御する回路も必要ないためレイ
アウト面積を小さくすることが可能である。
【0058】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
かかる半導体記憶装置200の構成を,図5を参照しな
がら説明する。半導体記憶装置200は,第1の実施の
形態にかかる半導体記憶装置100を改良したものであ
り,半導体記憶装置100のRollCall回路11
0をRollCall回路210に置き換えたものであ
る。なお,半導体記憶装置200の構成要素のうち,上
記第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置100と実
質的に同様の構成要素については説明を省略する。
【0059】RollCall信号伝搬回路210で
は,図5に示したように,RollCall回路210
の最上流の出力FCnを,隣接するRollCall回
路211−n−1のNAND素子だけでなく,さらにそ
の隣のRollCall回路211−n−2のNAND
素子にも入力している。以降も左端まで同様に接続さ
れ,RollCall回路211−3の出力は,下流の
RollCall回路211−2のNAND素子だけで
なく,RollCall回路211−1のNAND素子
にも入力されている。
【0060】次に,上記のように構成される半導体記憶
装置200の動作を説明する。半導体記憶装置200の
動作は,第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置10
0の動作と実質的に同様であるが,冗長を使用していな
い場合には,ハイレベルであるデコーダ信号FCnがR
ollCall回路を1つ飛びで伝搬される。
【0061】半導体記憶装置200は以上のように構成
され,動作することにより,以下のような優れた効果を
奏する。すなわち,半導体記憶装置200においては,
冗長使用時にはデコーダ信号FCiを速く伝搬する事が
できるため,RollCall信号伝搬回路210の出
力RCYが,第1の実施の形態にかかる半導体記憶装置
100よりも約2倍速くなる。特に,冗長を有したメモ
リセルブロックの数が多いデバイスにおいて有効であ
る。
【0062】なお,本実施の形態ではRollCall
回路の出力RCYが第1の実施の形態よりも約2倍速く
なる場合の一例について説明したが,本発明はこれに限
定されない。RollCall回路の出力を2つ隣のR
ollCall回路のNAND素子から3つ隣のRol
lCall回路のNAND素子につなぎ換えることで出
力RCYを約3倍高速化できる。同様にして接続をさら
に隣のNAND素子につなぎ換えればさらに高速化でき
る。
【0063】(第3の実施の形態)第3の実施の形態に
かかる半導体記憶装置300の構成を,図6を参照しな
がら説明する。半導体記憶装置300は,第1の実施の
形態にかかる半導体記憶装置200を改良したものであ
り,半導体記憶装置200のRollCall信号伝搬
回路220をRollCall回路320に置き換えた
ものである。なお,半導体記憶装置300の構成要素の
うち,上記第2の実施の形態にかかる半導体記憶装置2
00と実質的に同様の構成要素については説明を省略す
る。
【0064】半導体記憶装置300は,図6に示したよ
うに,冗長を有したメモリセルブロック20−i(iは
1以上n以下の整数)と,デコーダ回路10−iと,リ
ードアンプ19−iと,RollCall回路310と
により構成されている。ここで,冗長を有したメモリセ
ルブロック20−iと,デコーダ回路10−iと,リー
ドアンプ19−iと,RollCall回路310の出
力パッドDQiPADとはそれぞれ1対1で対応してい
るものとする。
【0065】RollCall回路310は,冗長を有
したメモリセルブロック20−iに対応する出力切り替
え回路311−iと,出力切り替え回路311−iを制
御するための信号RollCallを入力とするインバ
ータINV311とにより構成されている。信号Rol
lCallは,スーパーボルテージと称される回路(図
示せず)へ接続されたパッドに高電圧を印加することに
より立ち上がる信号である。
【0066】出力切り替え回路311−iは,図7に示
したように,信号RollCallの制御により,リー
ドアンプ19−iにより増幅されたリードデータDAT
Aとデコーダ回路10から出力されるデコーダ信号FC
iとを切り替えるためのトランスファゲートT9,T1
0により構成されている。
【0067】信号RollCallがハイレベルのとき
は,トランスファゲートT9がオンして,デコーダ回路
10から出力されるデコーダ信号FCiが出力パッドD
QiPADに出力される。信号RollCallがロウ
レベルのときは,トランスファゲートT10がオンし
て,リードアンプ19−iにより出力されたリードデー
タDATAが出力パッドDQiPADより出力される。
【0068】次に,上記のように構成される半導体記憶
装置300の動作を説明する。動作の一例としてDQ1
に注目すると,冗長の使用状況を調べない場合にはRo
llCall信号をロウレベルにしておけばリードデー
タDATAが出力パッドDQiPADに接続され,リー
ド動作を行うと出力パッドDQiPADにリードデータ
DATAが出力される。冗長の使用状況を調べる場合に
は,信号RollCallをハイレベルにしておけばデ
コーダ信号FCiが出力パッドDQiPADに接続さ
れ,冗長使用状況が出力される。冗長の使用状況を調べ
る場合,冗長未使用時には出力パッドDQiPADにハ
イレベルのデコーダ信号FCiが出力され,冗長使用時
には出力パッドDQiPADにロウレベルのデコーダ信
号FCiが出力される。
【0069】半導体記憶装置300は以上のように構成
され,動作することにより,以下のような優れた効果を
奏する。すなわち,半導体記憶装置300においては,
冗長を有したメモリセル20−iやデコーダ回路10−
iやリードアンプ19−iが出力パッドDQiPADと
1対1で対応しているため,メモリセルブロックごとに
冗長使用状況を調べることができるという効果がある。
【0070】また,RollCall回路310は,出
力パッドDQiPADと同数の出力切り替え回路311
−iと,出力切り替え回路311−iを制御するための
1のインバータINV311とにより構成されている。
そのため,第2の実施の形態にかかる半導体記憶装置2
00のRollCall信号伝搬回路220よりも少な
い素子数で実現でき,レイアウト面積を小さくでき,さ
らに,制御を容易にすることが可能である。
【0071】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
かかる半導体記憶装置400の構成を,図8を参照しな
がら説明する。半導体記憶装置400は,第3の実施の
形態にかかる半導体記憶装置300を改良したものであ
り,半導体記憶装置300のRollCall回路31
0をRollCall回路列410に置き換えたもので
ある。なお,半導体記憶装置400の構成要素のうち,
上記第3の実施の形態にかかる半導体記憶装置300と
実質的に同様の構成要素については説明を省略する。
【0072】半導体記憶装置400は,図8に示したよ
うに,冗長を有したメモリセルブロック20−i(iは
1以上n以下の整数)と,デコーダ回路10−iと,リ
ードアンプ19−iと,RollCall回路列410
とにより構成されている。ここで,冗長を有したメモリ
セルブロック20−iと,デコーダ回路10−iと,リ
ードアンプ19−iと,RollCall回路列410
の出力パッドDQiPADとはそれぞれ1対1で対応し
ているものとする。
【0073】RollCall回路列410は,冗長を
有したメモリセルブロック20−iに対応するラッチ回
路411−iにより構成され,ラッチ回路411−iを
制御するための信号RollCallを入力としてい
る。
【0074】ラッチ回路411−iは,図9に示したよ
うに,デコーダ信号FCiが入力され,信号RollC
allの制御により,デコーダ信号FCiをラッチノー
ドN25に出力するRollCall回路17と,リー
ドデータDATAが入力され,信号RDLの制御によ
り,リードデータDATAをラッチノードN25に出力
するリードデータラッチ回路18と,により主に構成さ
れている。なお,信号RDLは,リードアンプ駆動信号
と称される信号により駆動される信号であり,信号RD
Lにより,リードアンプ19−iが動作している間にリ
ードデータDATAがラッチされる。
【0075】RollCall回路17−iは,信号R
ollCall及び後述するリードデータラッチ回路1
8−i内のノードN24とが入力されるNAND素子N
AND22と,NAND素子NAND22の出力が入力
されるインバータINV23と,NAND素子NAND
22の出力とインバータINV23の出力とが入力され
るクロックドインバータCINV1とにより構成されて
いる。ここで信号RollCallは,冗長を調べる場
合にはハイレベルとなり,冗長を調べない場合にはロウ
レベルとなる信号である。クロックドインバータCIN
V1にはデコーダ信号FCiが入力され,信号Roll
Callの制御により,クロックドインバータCINV
1は,デコーダ信号FCiをデータラッチノードN25
に出力したりしなかったりする。データラッチノードN
25は,後述するリードデータラッチ回路18に接続さ
れ,出力パッドDQiPADに接続されている。
【0076】RollCall回路17−iはかかる構
成から成ることにより,冗長の使用状況を調べる場合に
は,データラッチノードN25に,強制的にデコーダ信
号FCiがラッチされ,出力パッドDQiPADにデコ
ーダ信号FCiが出力される。
【0077】リードデータラッチ回路18−iは,クロ
ックドインバータCINV2,CINV4により主に構
成されている。クロックドインバータCINV1には,
信号RDLと信号RDLがインバータINV24を介し
て反転された信号とが入力されている。クロックインバ
ータCINV2に入力されるリードデータDATAは,
信号RDLによりクロックドインバータCINV2から
の出力を制御されている。また,信号RDLがインバー
タINV24を介して反転された信号は,ノードN24
に出力され,上述のRollCall回路17のNAN
D素子NAND22に入力されている。
【0078】クロックドインバータCINV4には,同
様に信号RDLと制御信号RDLがインバータINV2
4を介して反転された信号とが入力されている。クロッ
クドインバータCINV2の出力がインバータINV3
を介して反転された信号は,信号RDLによりクロック
ドインバータCINV4からの出力を制御されている。
クロックドインバータCINV4の出力は,再びインバ
ータINV3に入力され,インバータINV3の出力
は,出力パッドDQiPADより出力される。
【0079】リードデータラッチ回路18はかかる構成
から成ることにより,冗長の使用状況を調べない場合に
は,データラッチノードN25にリードデータDATA
がラッチされ,出力パッドDQiPADにリードデータ
DATAが出力される。
【0080】次に,上記のように構成される半導体記憶
装置400の動作を,図10,11を参照しながら説明
する。まず,冗長の使用状況を調べない場合,すなわ
ち,信号RollCallがロウレベルである場合につ
いて,図10を参照しながら説明する。
【0081】リードデータラッチ回路18においては,
リードデータDATAを制御する信号RDLがロウレベ
ルからハイレベルになると,ノードN24がハイレベル
からロウレベルになりクロックドインバータCINV2
がオンする。リードデータDATAがロウレベルである
とすると,データラッチノードN25はハイレベルにな
り,インバータINV3によって出力パッドDQiPA
Dをロウレベルとする。RollCall回路17は,
信号RollCallがロウレベルであるため動作しな
い。すなわち,ラッチ回路411−iは,通常のリード
動作を行い,出力パッドDQiPADにリードデータD
ATAを出力する。
【0082】次に,冗長の使用状況を調べる場合,すな
わち,信号RollCallがハイレベルで,冗長を使
用していなかった場合について,図11を参照しながら
説明する。
【0083】リードデータラッチ回路18−iは,リー
ドアンプ19により増幅されたリードデータDATAを
制御する信号RDLがロウレベルからハイレベルにな
り,次いでロウレベルになると,上述した冗長の使用状
況を調べない時と同じ動作をしてノードN25にハイレ
ベルをラッチして出力パッドDQiPADにロウレベル
を出力する。RollCall回路17は,信号Rol
lCallがハイレベルであり,ノードN24がハイレ
ベルとなると動作し始める。
【0084】冗長を使用していないとすると,デコーダ
信号FCiはハイレベルであり,クロックドインバータ
CINV1はロウレベルをデータラッチノードN25に
出力するが,リードデータラッチ回路18はノードN2
5にハイレベルをラッチしているため,クロックドイン
バータCINV1によって強制的にロウレベルにしてし
まう。つまり,出力パッドDQiPADにいったんはリ
ードデータDATAを出力し,その後RollCall
回路17からのデコーダ信号FCiを出力する。冗長を
使用しているとすると,デコーダ信号FCiはロウレベ
ルであり,クロックドインバータCINV1はハイレベ
ルをデータラッチノードN25に出力する
【0085】半導体記憶装置400は以上のように構成
され,動作することにより,以下のような優れた効果を
奏する。すなわち,第3の実施の形態にかかる半導体記
憶装置300の場合のように,リードアンプ19−iと
出力パッドDQiPADとの間にあるトランスファゲー
トT9,T10が必要ないため,出力パッドDQiPA
Dのジャンクション容量が小さいという効果がある。ま
た,通常のリード動作時には,リードデータDATAを
直接出力パッドDQiPADに出力できるため,第3の
実施の形態よりも高速に出力できるという効果がある。
【0086】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる半導体記憶装置の好適な実施形態について説明した
が,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれ
ば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に
おいて各種の変更例または修正例に想到し得ることは明
らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0087】例えば,第2の実施の形態では,Roll
Call回路の出力を2つ隣のRollCall回路の
NAND素子に入力する場合の一例について説明した
が,本発明はこれに限定されない。場合に応じて,少な
くとも一のNAND素子には,少なくとも二以上上流に
接続されるRollCall信号の出力信号が入力され
る場合であっても,同様に本発明は適用可能である。
【0088】また,第3,第4の実施の形態では,リー
ドデータとデコーダ信号とを切り替える手段として,そ
れぞれ,出力切り替え回路及びラッチ回路を用いた場合
の一例について説明したが,本発明はこれに限定されな
い。かかる切り替え機能を有する有する任意の手段を用
いて,同様に本発明は適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように,本発明にかかる半
導体記憶装置によれば,以下のような優れた効果を奏す
る。
【0090】請求項1に記載の半導体記憶装置によれ
ば,従来回路のように冗長を使用しているアドレスを調
べることはできないが,冗長の使用状況を調べるだけで
あれば判断手段の制御が容易になる。
【0091】請求項2に記載の半導体装置によれば,判
断手段の素子数を従来回路に比べて大幅に少なくでき,
判断手段の出力信号を制御する回路も必要ないためレイ
アウト面積を小さくできるという効果がある。
【0092】請求項3に記載の半導体記憶装置によれ
ば,よって,冗長使用時のカラムデコーダの出力信号を
速く伝搬する事ができるため,判断手段の出力を数倍以
上にすることが可能である。特に,冗長を有したメモリ
セルブロックの数が多いデバイスにおいて有効である。
【0093】請求項4に記載の半導体記憶装置によれ
ば,冗長を有したメモリセルやデコーダ回路やリードア
ンプや切り替え回路が出力パッドと1対1で対応してい
るため,メモリセルブロックごとに冗長使用状況を調べ
ることが可能である。
【0094】請求項5に記載の半導体装置によれば,判
断手段はメモリセルブロックと同数の出力切り替え回路
と,出力切り替え回路を制御するための素子,例えば,
インバータ1つにより構成されているため,レイアウト
面積を小さくでき,制御も容易であるという効果があ
る。
【0095】請求項6に記載の半導体記憶装置によれ
ば,出力パッドのジャンクション容量を小さくすること
が可能である。さらに,通常のリード動作時にリードし
たデータを出力パッドに直接出力できるため,より高速
にデータ出力できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】デコーダ回路を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる半導体装置を示す説
明図である。
【図3】図2の半導体記憶装置の冗長未使用時の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図4】図2の半導体記憶装置の冗長使用時の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図5】第2の実施の形態にかかる半導体記憶装置を示
す説明図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる半導体記憶装置を示
す説明図である。
【図7】出力切り替え回路を示す説明図である。
【図8】第4の実施の形態にかかる半導体記憶装置を示
す説明図である。
【図9】ラッチ回路を示す説明図である。
【図10】図8の半導体記憶装置の冗長の使用状況を調
べない場合の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図11】図8の半導体記憶装置の冗長の使用状況を調
べる場合の動作を説明するタイミングチャートである。
【図12】従来のデコーダ回路を示す説明図である。
【図13】従来の半導体記憶装置を示す説明図である。
【図14】ヒューズクランプを示す説明図である。
【図15】RollCallクランプを示す説明図であ
る。
【図16】図13の半導体記憶装置の冗長の使用状況を
調べない場合の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図17】図13の半導体記憶装置の冗長の使用状況を
調べる場合の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 冗長ヒューズ 3 カラムデコーダ 4 カラムデコーダ切替回路 5 カラムドライバ 6 ヒューズドライバ 7 ヒューズクランプ 10−1〜10−n デコーダ回路 20−1〜20−n メモリセルブロック 100 半導体記憶装置 110 RollCall信号伝搬回路 111−1〜111−n−1 RollCall回路 FC1〜FCn デコーダ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 裕一 宮崎県宮崎市大和町9番2号 株式会社沖 マイクロデザイン宮崎内 Fターム(参考) 5B024 AA07 AA15 BA18 CA13 CA16 CA17 5L106 CC04 CC13 CC17 CC24 CC32 FF04 FF05 GG06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n(nは正の整数)のメモリセルブロッ
    クと,前記各メモリセルブロックに対応して備えられ冗
    長救済を行うnのデコーダ回路と,冗長救済が行われて
    いるかを判断する判断手段とを備えた半導体記憶装置に
    おいて:前記各デコーダ回路は,冗長救済が行われてい
    ない場合は前記判断手段に一のレベルのデコーダ信号を
    出力し,冗長救済が行われている場合は前記判断手段に
    他のレベルのデコーダ信号を出力し,前記判断手段は,
    前記各デコーダ信号のすべてが一のレベルであるときは
    一のレベルの判断信号を出力し,前記各デコーダ信号の
    いずれかが他のレベルであるときは他のレベルの判断信
    号を出力することを特徴とする,半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記nは3以上の整数であり,前記判断
    手段は,n−1の判断回路が直列に接続され,前記各判
    断回路は,NAND素子と,前記NAND素子の出力を
    入力とするインバータとにより構成され,i(iは1以
    上n−2以下の整数)番目の前記判断回路のNAND素
    子には,少なくとも,i番目のメモリセルブロックに対
    応する前記デコーダ信号とi+1番目の前記判断回路内
    のインバータの出力信号とが入力され,n−1番目の前
    記判断回路のNAND素子には,n−1番目のメモリセ
    ルブロックに対応する前記デコーダ信号とn番目のメモ
    リセルブロックに対応する前記デコーダ信号とが入力さ
    れることを特徴とする,請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一の前記判断回路のNAND
    素子には,少なくとも二以上上流に接続される前記判断
    回路のインバータの出力信号が入力されることを特徴と
    する,請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 n(nは正の整数)のメモリセルブロッ
    クと,前記各メモリセルブロックに対応して備えられ冗
    長救済を行うnのデコーダ回路と,前記各メモリセルブ
    ロックに対応して備えられ前記メモリセルブロックから
    データを読み出すnの読出手段と,冗長救済が行われて
    いるかを判断する判断手段とを備えた半導体記憶装置に
    おいて:前記各デコーダ回路は,冗長救済が行われてい
    る場合は前記判断手段に一のレベルのデコーダ信号を出
    力し,冗長救済が行われていない場合は前記判断手段に
    他のレベルのデコーダ信号を出力し,前記判断手段は,
    nの出力切り替え回路が直列に接続され,i(iは1以
    上n以下の整数)番目の前記各出力切り替え回路は,i
    番目の前記読出手段により読み出されたデータとi番目
    の前記デコーダ信号とを切り替えて出力することを特徴
    とする,半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記出力切り替え回路は,2のトランス
    ファゲートを含み,前記i番目の前記読出手段により読
    み出されたデータが入力される一のトランスファゲート
    と前記i番目のデコーダ信号が入力される他のトランス
    ファゲートとを切り替えることを特徴とする,請求項4
    に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記出力切り替え回路はラッチ手段を含
    み,前記i番目の前記読出手段により読み出されたデー
    タと前記i番目のデコーダ信号とを切り替えてラッチす
    ることを特徴とする,請求項4に記載の半導体記憶装
    置。
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