JP2002367398A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002367398A
JP2002367398A JP2001169578A JP2001169578A JP2002367398A JP 2002367398 A JP2002367398 A JP 2002367398A JP 2001169578 A JP2001169578 A JP 2001169578A JP 2001169578 A JP2001169578 A JP 2001169578A JP 2002367398 A JP2002367398 A JP 2002367398A
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circuit
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data bus
address
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JP2001169578A
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English (en)
Inventor
Koji Kuroki
浩二 黒木
Hidekazu Noguchi
英和 野口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/18Address generation devices; Devices for accessing memories, e.g. details of addressing circuits
    • G11C29/26Accessing multiple arrays
    • G11C29/28Dependent multiple arrays, e.g. multi-bit arrays

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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列試験の適用範囲を広げ、試験にかかる時
間を短縮する。 【解決手段】 データの読み書きがなされるメモリセル
部(5−A,5−bB)を備えた半導体記憶装置におい
て、カラム冗長置換において縮退置換される複数のカラ
ムを同時に活性化するカラム制御手段(1〜4)と、上
記複数のカラムによって選択される複数のメモリセルか
ら同時にデータを読み出すデータ読み出し手段(6−
A,6−B,SDBP−B0,SDBP−B1,9)と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの読み書き
がなされるメモリセル部を備えた同期型半導体記憶装置
などの半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図35は従来の半導体記憶装置において
のデータ読み出し試験を説明する図である。図35にお
いて、ブロックA,Bはそれぞれメモリセル部およびセ
ンスアンプ回路部によって構成されており、SDBP−
A<j>,SDBP−B<j>はそれぞれブロックA,
ブロックBについてのサブデータバス対、909−A<
j>,909−B<j>はそれぞれブロックA,ブロッ
クBについてのリードセンスアンプ(RSAMP)回路
部、DBP<j>はデータバス対、11<j>はリード
アンプ(Read Amp)回路、12<j>は出力バッファ
(Dout Buffer)回路、DQ<j>はデータ入出力ピン
である。上記のjは、読み書きされるデータのビットで
あり、データ単位が8ビットの半導体記憶装置では0〜
7のいずれか、16ビットの半導体記憶装置では0〜1
5のずれかである。従って、例えば、8ビットの半導体
記憶装置には、16個のRSAMP回路部909−A<
0>〜909−A<7>,909−B<0>〜909−
B<7>、および8対のデータバス対DBP<0>〜D
BP<7>が設けられている。
【0003】図35の半導体記憶装置では、ノーマルモ
ードのデータ読み出しのときには、入力されるYアドレ
スデータの最上位ビット(ブロックセレクトビット)に
よってブロックAまたはブロックBが選択され、その他
のYアドレスデータによってブロック内のカラム(ビッ
トライン)が選択され、入力されるXアドレスデータに
従ってブロック内のロー(ワードライン)が選択され、
選択されたブロック内の選択されたカラムおよびローの
メモリセルからデータがRSAMP回路部909−A<
j>または909−B<j>によってデータバス対DB
P<j>に読み出される。
【0004】これに対し、テストモードのデータ読み出
し(データ読み出し試験)のときには、上記のブロック
セレクトビットを「Don't Care」にすることによって、
ブロックAおよびブロックBの2つのデータがRSAM
P回路部909−A<j>および909−B<j>によ
ってデータバス対DBP<j>に同時に読み出され、こ
れら2つのデータの正誤が判定される。アドレスを縮退
させて2つのデータを同時に読み出すまたは書き込む試
験を並列試験と称する。従来の並列試験は、2つのXア
ドレスを同時に選択することによって2つのデータを同
時に読み出すものであり、Xアドレス縮退の並列試験と
称される。
【0005】図36は不良メモリセルの冗長置換を説明
する図である。図36において、5−A,5−Bはそれ
ぞれブロックA,ブロックBのメモリセル部、5−Rは
冗長メモリセル部、CL0,CL1,…CLmはメモリ
セル部5−A,5−Bのカラム、RCL0,RCL1…
は冗長メモリセル部5−Rのカラム、WL0,WL1,
…WLnはワードラインである。
【0006】図36において、例えばブロックAのカラ
ムCL0、ワードラインWL1のメモリセルが不良であ
れば、ブロックAのカラムCL0およびCL1、ワード
ラインWL0〜WLnのメモリセルが、冗長メモリセル
部5−Rの例えばカラムCL0およびCL1、ワードラ
インWL0〜WLnのメモリセルで冗長置換される。図
36の冗長置換では、Yアドレスの最下位ビットを縮退
させ、Yアドレス=#000に不良メモリセルがある場
合に、2つのYアドレス=#000および#001を冗
長置換している。
【0007】このように、不良メモリセルの冗長置換
は、不良メモリセルと同じカラムに属するブロック内の
全てのメモリセルを冗長置換するものであり、カラム冗
長置換方式と称する。また、上記のカラム冗長置換は、
2つのYアドレス(2つのカラム)に属するメモリセル
を冗長置換するので、Yアドレス縮退の冗長置換であ
る。
【0008】なお、半導体記憶装置は、Yアドレスデー
タをデコードするYアドレスデコード回路に複数のデコ
ード回路を備えており、これらのデコード回路のそれぞ
れにおいて、ブロックセレクトビットおよびY縮退制御
のための他の1ビットを除いたYアドレスデータをもと
にデコード信号を生成し、これらのデコード信号によっ
ていずれか2つのYアドレス(いずれか1ビットが縮退
されたYアドレス)が選択され、Y縮退制御回路におい
て上記他の1ビットをもとに生成された信号に従って上
記2つのYアドレスの内のいずれか1つが選択される構
成である。冗長置換手段が2つのYアドレスを縮退して
冗長置換する構成になっているのは、入力されたYアド
レスデータが冗長置換したYアドレスのものか否かが、
Yアドレスデータの内の上記のデコード回路に入力され
るビットまたは上記のデコード信号をもとに判別される
ためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体記憶装置では、不良メモリセルの冗長置換を
含む試験では、上記Xアドレス縮退の並列試験ができな
いという問題があった。なぜならば、上記Xアドレス縮
退の並列試験では、不良メモリセルがいずれのブロック
のメモリセルであるかを判別できず、上記のカラム冗長
置換は、ブロック内の縮退された2つのYアドレスを冗
長置換するものであるため、異なるブロックの同時救済
が困難であるからである。
【0010】また、例えば読み書きデータ単位が8ビッ
トの半導体記憶装置では、上記のようにブロックAまた
はブロックBのいずれかに8ビットの単位データを読み
書きする構成が主流であるが、例えば読み書きデータ単
位が16ビットの半導体記憶装置では、Yアドレスデー
タにブロックセレクトビットを設けず、16ビットの単
位データをブロックAおよびブロックBに8ビットずつ
読み書きする構成が主流である。このようにブロックセ
レクトを設けない構成の半導体記憶装置では、Xアドレ
ス縮退の並列試験ができないという問題があった。なぜ
ならば、同じデータバス対に異なるブロックの2つのデ
ータを同時に読み出すことができないからである。読み
書きデータ単位の多ビット化の要望は強く、将来的には
上記のようなブロックセレクトを設けない構成が主流に
なると考えられる。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであり、冗長置換を含む試験やブロック
セレクトを設けない構成の半導体記憶装置の試験などに
おいても並列試験が可能なように並列試験の適用範囲を
広げ、試験にかかる時間を短縮することができる半導体
記憶装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1記載の半導体記憶装置は、カラム
冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同時に
活性化するカラム制御手段と、上記複数のカラムによっ
て選択される複数のメモリセルから同時にデータを読み
出すデータ読み出し手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項
1において、EVENサブデータバスおよびODDサブ
データバスを設けたEVEN/ODD方式の半導体記憶
装置であって、上記EVENサブデータバスに読み出さ
れたデータおよび上記ODDサブデータバスに読み出さ
れたデータを判定する判定手段をさらに備え、上記デー
タ読み出し手段は、同時に活性化された第1のアドレス
のカラムおよび第2のアドレスのカラムについて、第1
のアドレスのメモリセルのデータを上記EVENサブデ
ータバスに読み出すとともに、第2のアドレスのメモリ
セルのデータを上記ODDサブデータバスに読み出すこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項
2において、上記EVENサブデータバスおよび上記O
DDサブデータバスを同じタイミングでイコライズする
手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項
2において、正しい読み出しデータの期待値を生成する
期待値手段をさらに備え、上記判定手段は、同時に読み
出された複数のデータの正誤を上記期待値に従って判定
することを特徴とする。
【0016】請求項5記載の半導体記憶装置は、請求項
2において、上記EVENサブデータバスに読み出され
たデータを増幅して上記判定手段に出力するEVENリ
ードセンスアンプ手段と、上記ODDサブデータバスに
読み出されたデータを増幅して上記判定手段に出力する
ODDリードセンスアンプ手段とをさらに備え、上記E
VENリードセンスアンプ手段または上記ODDリード
センスアンプ手段のいずれかは、上記判定手段から転送
された上記判定データをデータバスに出力することを特
徴とする。
【0017】請求項6記載の半導体記憶装置は、請求項
5において、判定データが転送されないリードセンスア
ンプ手段を非活性に固定する手段をさらに備えたことを
特徴とする。
【0018】請求項7記載の半導体記憶装置は、請求項
5において、上記EVENリードセンスアンプ手段また
は上記ODDリードセンスアンプ手段のいずれかのいず
れかに、そのリードセンスアンプ手段の構成を他のリー
ドセンスアンプ手段に整合させるための回路を設けたこ
とを特徴とする。
【0019】請求項8記載の半導体記憶装置は、請求項
4において、上記期待値手段は、隣り合うビットライン
対について、第1の設定では同じ期待値を生成し、第2
の設定では異なる期待値を生成することを特徴とする。
【0020】請求項9記載の半導体記憶装置は、カラム
冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同時に
活性化するカラム制御手段と、上記複数のカラムによっ
て選択される複数のメモリセルに同時にデータを書き込
むデータ書き込み手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項10記載の半導体記憶装置は、請求
項9において、EVENサブデータバスおよびODDサ
ブデータバスを設けたEVEN/ODD方式の半導体記
憶装置であって、上記データ書き込み手段は、同時に活
性化された第1のアドレスのカラムおよび第2のアドレ
スのカラムについて、上記EVENサブデータバスおよ
び上記ODDサブデータバスに同時にデータを転送し、
上記EVENサブデータバスを介して第1のアドレスの
メモリセルにデータを書き込むとともに、上記ODDサ
ブデータバスを介して第2のアドレスのメモリセルに書
き込むことを特徴とする。
【0022】請求項11記載の半導体記憶装置は、請求
項1において、上記活性化した複数のカラムによって選
択される複数のメモリセルに同時にデータを書き込むデ
ータ書き込み手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0023】請求項12記載の半導体記憶装置は、請求
項2ないし8のいずれかにおいて、上記活性化した複数
のカラムによって選択される複数のメモリセルに同時に
データを書き込むデータ書き込み手段をさらに備え、上
記データ書き込み手段は、同時に活性化された第1のア
ドレスのカラムおよび第2のアドレスのカラムについ
て、上記EVENサブデータバスおよび上記ODDサブ
データバスに同時にデータを転送し、上記EVENサブ
データバスを介して第1のアドレスのメモリセルにデー
タを書き込むとともに、上記ODDサブデータバスを介
して第2のアドレスのメモリセルに書き込むことを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の構成図
である。図1の半導体記憶装置は、Yプリデコード(YP
REDEC)回路1と、Y縮退制御(YSG)回路2と、バスド
ライブ(BUS DRV)回路3と、Yデコード(YDEC)回路
4と、メモリセル部5−A,5−Bと、センスアンプ回
路部6−A(6<0>−A〜6<3>−A),6−B
(6<0>−B〜6<3>−B)と、スイッチ回路7<
0>〜7<3>と、期待値回路8と、リードセンスアン
プ(RSAMP)回路部9<0>〜9<3>と、イコライズ
回路10<0>〜10<3>と、リードアンプ(Read A
mp)回路11<0>〜11<3>と、出力バッファ(Do
ut Buffer)回路12<0>〜12<3>と、EVEN
サブデータバス対SDBP−B0<0>〜SDBP−B
0<3>と、ODDサブデータバス対SDBP−B1<
0>〜SDBP−B1<3>と、データバス対DBP<
0>〜DBP<3>と、データ入出力ピンDQ<0>〜
DQ<3>とを備える。なお、図1においては、データ
ライトのための回路、ブロックセレクトのための回路、
冗長置換のための回路、およびXアドレスをデコードし
てワードラインを制御するための回路は、省略してあ
る。
【0025】図1の半導体記憶装置においての不良メモ
リセルの冗長置換は、図36において説明したように、
Yアドレスの最下位ビットを縮退させたカラム冗長置換
とする。例えば、Yアドレス=#000に不良メモリセ
ルがある場合に、2つのYアドレス=#000および#
001を冗長置換する。また、図1の半導体記憶装置の
読み書きデータ単位は、4ビットとする。
【0026】この実施の形態1の半導体記憶装置は、カ
ラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同
時に活性化し、これらのカラムによって選択される複数
のメモリセルから同時にデータを読み出すことによっ
て、縮退置換される複数のYアドレスを縮退させたYア
ドレス縮退の並列試験をすることを主たる特徴とするも
のである。
【0027】図2は図1の半導体記憶装置の簡略構成図
である。図2において、EVENサブデータバスSDB
−B0<i>(iは0,1,2,3のいずれか),SD
Bb−B0<i>はEVENサブデータバス対SDBP
−B0<i>を構成し、ODDサブデータバスSDB−
B1<i>,SDBb−B1<i>はODDサブデータ
バス対SDBP−B1<i>を構成し、データバスDB
<i>,DBb<i>はデータバス対DBP<i>を構
成している。
【0028】[Yプリデコード回路1]Yプリデコード
回路1には、(k+2)ビットのYアドレスデータAY
<0:k+1>(kは正の整数)が入力される。このY
プリデコード回路1は、YアドレスデータAY<1:k
>をもとに、(m+1)ビットの信号PY1k<0:m
>(mは正の整数)を生成し、Yデコード回路4に出力
する。また、YアドレスデータAY<0>(Yアドレス
データAYの最下位ビット)をもとに、Y縮退制御のた
めの信号PY0<0:1>を生成し、Y縮退制御回路2
に出力する。また、YアドレスデータAY<k+1>
(YアドレスデータAYの最上位ビット、ブロックセレ
クトビット)をもとに、ブロックセレクトのための信号
を生成し、ブロックセレクトのための回路に出力する。
上記のYアドレスデータAY<1:k>は、外部から図
1の半導体記憶装置に入力される信号である。
【0029】[Y縮退制御回路2]Y縮退制御回路2
は、入力された信号PY0<0,1>および信号TES
T1に従ってそれぞれ2ビットの信号E<0:1>,F
<0:1>を生成し、Yデコード回路4に出力する。上
記の信号TEST1は、外部から図1の半導体記憶装置
に入力される信号であって、半導体記憶装置のノーマル
モード(製品になったときの通常のデータ読み書き動作
時)とテストモード(並列試験時のデータ読み書き動作
時)の切り換えを制御するための信号である。
【0030】[バスドライブ回路3]バスドライブ回路
3は、入力された信号BUSおよびTEST1に従って
2ビットの信号D<0:1>を生成し、Yデコード回路
4に出力する。上記の信号BUSは、外部から図1の半
導体記憶装置に入力されるか、あるいは外部から図1の
半導体記憶装置に入力されるクロック信号に従って図1
の半導体記憶装置において生成される信号である。
【0031】[Yデコード回路4]Yデコード回路4
は、入力された信号PY1k<0:m>,D<0:1
>,E<0:1>,F<0:1>に従ってカラムを選択
し、ビットライン対とサブデータバス対との接続(EV
ENサブデータバス対とODDサブデータバス対のいず
れにデータを出力するか)を制御する。
【0032】図3はYデコード回路4の構成図である。
図3において、Yデコード回路4は、(m+1)個のデ
コード(DEC)回路41<0>,41<1>,…41
<3>,…41<m>と、(2m+2)個のYドライバ
回路42<0>,42<1>,…42<7>,…42<
2m>とを備える。
【0033】デコード回路41<0>〜41<m>は、
入力された信号PY1k<0:m>に従って、それぞれ
デコード信号C0,C1,…C3,…Cmを生成し、出
力する。Yドライバ回路42<0>〜42<2m>に
は、信号D<0:1>,E<0:1>,F<0:1>が
入力される。また、Yドライバ回路42<0>および4
2<1>,42<2>および42<3>,…42<2m
−1>および42<2m>には、それぞれ信号C0,C
1,…Cmが入力される。Yドライバ回路42<0>〜
42<2m>は、入力された信号に従って、カラム信号
CL0−B0,CL0−B1,CL1−B0,CL1−
B1,…CL7−B0,CL7−B1,…CLm−B
0,CLm−B1を生成する。
【0034】カラム信号CL0−B0とCL0−B1の
Yアドレスは同じであり、カラム信号CL0−B0はE
VENサブデータバス対SDBP−B0<i>を選択
し、カラム信号CL0−B1はODDサブデータバス対
SDBP−B1<i>を選択するものである。カラム信
号CL1−B0とCL1−B1などについても同様であ
る。Yドライバ回路42<0>および42<1>はカラ
ム信号CL0およびCL1を生成し、Yドライバ回路4
2<0>はカラム信号CL0−B0およびCL1−B1
を、Yドライバ回路42<1>はカラム信号CL0−B
0およびCL1−B1をそれぞれ生成する。Yドライバ
回路42<2>および42<3>などについても同様で
ある。
【0035】[ブロックA(メモリセル部5−Aおよび
センスアンプ回路部6−A)]図4はメモリセル部5−
Aおよびセンスアンプ回路部6−Aの構成図である。な
お、ブロックB(メモリセル部5−Bおよびセンスアン
プ回路部6−B)の構成も、ブロックAと同様である。
【0036】メモリセル部5−Aには、m×n個のメモ
リセルMCLと、m本のワードラインWL0,WL1,
WL2,WL3,…WLn−3,WLn−2,WLn−
1,WLnと、m本のビットライン対(ビットラインB
LおよびBLb)とが配置されている。それぞれのメモ
リセルMCLには、データが記憶される。メモリセルM
CLは、ワードラインWL0,WL1,WL4,WL
5,…WLn−3,WLn−2のいずれかおよびビット
ラインBLのいずれかに接続される位置、ならびにワー
ドラインWL2,WL3,WL6,WL7,…WLn−
1,WLnのいずれかおよびビットラインBLbのいず
れかに接続される位置に配置されている。
【0037】センスアンプ回路部6−Aは、センスアン
プ回路SA0<0>,SA0<1>,SA0<2>,S
A0<3>,SA1<0>,SA1<1>,SA1<2
>,SA1<3>,…SAm<0>,SAm<1>,S
Am<2>,SAm<3>を備える。これらのセンスア
ンプの内、SA0<0>,SA1<0>,…SAm<0
>は、センスアンプ部6<0>−Aを構成し、SA0<
1>,SA1<1>,…SAm<1>は、センスアンプ
部6<1>−Aを構成し、SA0<2>,SA1<2
>,…SAm<2>は、センスアンプ部6<2>−Aを
構成し、SA0<3>,SA1<3>,…SAm<3>
は、センスアンプ部6<3>−Aを構成している。セン
スアンプ回路部6<0>−Aおよび6<2>−Aは、図
4においてメモリセル部5−Aの左側に配置され、セン
スアンプ回路部6<1>−Aおよび6<3>−Aは、図
4においてメモリセル部5−Aの右側に配置されてい
る。
【0038】m本のビットライン対を図4において上か
ら順に、BLP0<0>,BLP0<1>,BLP0<
2>,BLP0<3>,BLP1<0>,BLP1<1
>,BLP1<2>,BLP1<3>,…BLPm<0
>,BLPm<1>,BLPm<2>,BLPm<3>
とすると、ビットライン対BLP0<0>,BLP0<
1>,BLP0<2>,BLP0<3>は、それぞれセ
ンスアンプ回路SA0<0>,SA0<1>,SA0<
2>,SA0<3>の入力(データ書き込み時は出力)
に接続されている。BLP1<0>,BLP1<1>,
BLP1<2>,BLP1<3>,…BLPm<0>,
BLPm<1>,BLPm<2>,BLPm<3>と、
センスアンプ回路SA0<0>,SA0<1>,SA0
<2>,SA0<3>,SA1<0>,SA1<1>,
SA1<2>,SA1<3>,…SAm<0>,SAm
<1>,SAm<2>,SAm<3>についても同様で
ある。
【0039】また、センスアンプ回路SA0<i>,S
A1<i>,…SAm<i>の1つの出力(データ書き
込み時は入力)は、EVENサブデータバス対SDBP
−B0<i>(SDB−B0<i>,SDBb−B0<
i>)、およびODDサブデータバス対SDBP−B1
<i>(SDB−B1<i>,SDBb−B1<i>)
に接続されている。
【0040】また、センスアンプ回路SA0<i>に
は、カラム信号CL0−B0およびCL0−B1が入力
され、センスアンプ回路SA1<i>には、カラム信号
CL1−B0およびCL1−B1が入力される。同じよ
うに、センスアンプ回路SA2<i>,SA3<i>,
…SAm<i>にも、それぞれカラム信号CL2−B0
およびCL2−B1,…CLm−B0およびCLm−B
1が入力される。
【0041】そして、センスアンプ回路SA0<i>
は、カラム信号CL0−B0が活性化されたときには、
ビットライン対BLP0<i>のデータを増幅して、E
VENサブデータバス対SDBP−B0<i>に出力
し、カラム信号CL0−B1が活性化されたときには、
ビットライン対BLP0<i>のデータを増幅して、O
DDサブデータバス対SDBP−B1<i>に出力す
る。センスアンプ回路SA1<i>,SA2<i>,…
SAm<i>についても同様である。
【0042】図5はセンスアンプ回路SA0<i>の回
路図である。図5において、センスアンプ回路SA0<
i>は、センスアンプ60と、トランジスタ61,6
2,63,64とを備える。なお、センスアンプ回路S
A1<i>〜SAm<i>についても、接続されるビッ
トライン対および入力されるカラム信号は異なるが、構
成は同じである。
【0043】センスアンプ60は、ビットライン対BL
P0<i>のデータを増幅し、ノードNS,NSbに出
力する。トランジスタ61はノードNSとEVENサブ
データバスSDB−B0<i>の間に挿入され、トラン
ジスタ62はノードNSbとEVENサブデータバスS
DBb−B0<i>の間に挿入され、トランジスタ63
はノードNSとODDサブデータバスSDB−B1<i
>の間に挿入され、トランジスタ62はノードNSbと
ODDサブデータバスSDBb−B1<i>の間に挿入
されている。また、トランジスタ61,62のゲートに
は、カラム信号CL0−B0が入力され、トランジスタ
63,64のゲートには、カラム信号CL0−B1が入
力される。
【0044】そして、カラム信号CL0−B0が活性化
されると、トランジスタ61,62がONし、センスア
ンプ60で増幅されたビットライン対BLP0<i>の
データが、EVENサブデータバス対SDBP−B0<
i>に出力され、カラム信号CL0−B1が活性化され
ると、トランジスタ63,64がONし、センスアンプ
60で増幅されたビットライン対BLP0<i>のデー
タが、ODDサブデータバス対SDBP−B1<i>に
出力される。
【0045】[スイッチ回路7<i>]スイッチ回路7
<i>は、入力された信号BSLに従って、ブロックA
に配置されたEVENサブデータバス対SDBP−B0
<i>およびODDサブデータバス対SDBP−B1<
i>と、ブロックBに配置されたEVENサブデータバ
ス対SDBP−B0<i>およびODDサブデータバス
対SDBP−B1<i>のいずれかを、RSAMP回路
部9<i>に接続する。上記の信号BSLは、例えば上
記のブロックセレクトビット(YアドレスデータAYの
最上位ビット)をもとに図1の半導体記憶装置において
生成され信号であり、ブロックセレクトを制御するため
の信号である。
【0046】[期待値回路8]期待値回路8は、入力さ
れたYアドレスデータAYの最下位ビットAY<0>お
よび信号TEST1に従って、期待値信号EXPを生成
し、RSAMP回路部9<0>〜9<3>に出力する。
メモリセルに書き込んだデータ(メモリセルにデータを
書き込んだときに書き込みデータとして設定されたも
の)と同じ値の読み出しデータであって正常な読み書き
がなされたときの読み出しデータを正しい読み出しデー
タとし、メモリセルに書き込んだデータと異なる値の読
み出しデータを誤った読み出しデータとし、メモリセル
に書き込んだデータの値を正しい読み出しデータの期待
値とし、メモリセルに書き込んだデータの値と異なる値
を誤った読み出しデータの期待値とすると、上記の期待
値信号EXPは、Yアドレス縮退の並列試験のときに
は、正しい読み出しデータの期待値である。上記の正し
い読み出しデータの期待値(以下、単に期待値とも称す
る)は、データ”1”をメモリセルに書き込んだ並列試
験では”1”であり、データ”0”をメモリセルに書き
込んだ並列試験では”0”である。この実施の形態1の
Yアドレス縮退の並列試験では、YアドレスデータAY
の最下位ビットAY<0>によって、書き込んだデータ
の値(=正しい読み出しデータの期待値)を半導体記憶
回路に入力することができる。
【0047】図6は期待値回路8の回路図である。図6
において、期待値回路8は、2入力NAND回路NAN
D5と、インバータ回路inv10とを備える。NAN
D5には、YアドレスデータAYの最下位ビットAY<
0>および信号TEST1が入力され、NAND5の出
力はinv10に入力され、inv10の出力が期待値
信号EXPとなる。この期待値回路8は、信号TEST
1=”L”(ローレベル)のときには、期待値信号EX
P=”L”を出力し、信号TEST1=”H”(ハイレ
ベル)のときには、YアドレスデータAYの最下位ビッ
トAY<0>を期待値信号EXPとして出力する。
【0048】[RSAMP回路部9<i>]図7はRS
AMP回路部9<i>の構成図である。この図7および
図2において、RSAMP回路部9<i>は、EVEN
リードセンスアンプ回路90−B0<i>と、ODDリ
ードセンスアンプ回路90−B1<i>と、判定回路9
1<i>とを備える。このRSAMP回路部9<i>
は、ノーマルモードのデータ読み出しでは、ブロックA
またはBにおいてメモリセル部からEVENサブデータ
バス対SDBP−B0<i>またはODDサブデータバ
ス対SDBP−B1<i>に読み出されたデータを増幅
してデータバス対DBP<i>に出力し、テストモード
(並列試験)のデータ読み出しでは、両サブデータバス
対に読み出された2つのデータを判定し、判定結果のデ
ータ(判定データ)C,Cbをデータバス対DBP<i
>に出力する。
【0049】EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>には、EVENサブデータバスSDB−B0<
i>,SDBb−B0<i>のデータ、および信号EN
−B0,TEST1が入力され、ODDリードセンスア
ンプ回路90−B1<i>には、ODDサブデータバス
SDB−B1<i>,SDBb−B1<i>のデータ、
および信号EN−B1,TEST1が入力される。上記
の信号EN−B0,EN−B1は、例えば上記の信号B
USをもとに図1の半導体記憶装置において生成される
信号である。信号EN−B0は、EVENリードセンス
アンプ回路90−B0<i>と、データバスDB<i
>,DBb<i>間のデータ転送タイミングを制御する
ための信号であり、信号EN−B1は、ODDリードセ
ンスアンプ回路90−B1<i>と、データバスDB<
i>,DBb<i>間のデータ転送タイミングを制御す
るための信号である。
【0050】EVENリードセンスアンプ回路90−B
1<i>は、EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>のデータを増幅し、増幅した
データA,Abを判定回路91<i>に出力する。ま
た、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<i>
は、ODDサブデータバスSDB−B1<i>,SDB
b−B1<i>のデータを増幅し、増幅したデータB,
Bbを判定回路91<i>に出力する。
【0051】判定回路91<i>は、テストモードのと
きに、期待値回路8からの期待値信号EXPに従って、
EVENリードセンスアンプ回路90−B0<i>から
のデータA,Ab、およびODDリードセンスアンプ回
路90−B1<i>からのデータB,Bbについての並
列試験を判定し、判定データC,CbをEVENリード
センスアンプ回路90−B1<i>に出力する。
【0052】EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>は、信号EN−B0が活性化されたときに、ノ
ーマルモードでは、読み出しデータA,Abをデータバ
ス対DBP<i>に出力し、テストモードでは、判定デ
ータC,Cbをデータバス対DBP<i>に出力する。
また、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<i>
は、ノーマルモードでは、信号EN−B1が活性化され
たときに、読み出しデータB,Bbをデータバス対DB
P<i>に出力し、テストモードでは、不活性(データ
バス対DBP<i>にデータを出力しない設定)に固定
される。
【0053】なお、テストモードにおいて、判定データ
C,CbをODDリードセンスアンプ回路90−B1<
i>を介してデータバス対DBP<i>に出力する構成
も可能である。このような構成においては、テストモー
ドのときに、EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>は不活性に固定される。
【0054】図8はRSAMP回路部9<i>のEVE
Nリードセンスアンプ回路90−B0<i>、ODDリ
ードセンスアンプ回路90−B1<i>、および判定回
路91<i>の回路図である。図8において、EVEN
リードセンスアンプ回路90−B0<i>は、リードセ
ンスアンプAMP1と、インバータ回路inv1,in
v2,inv3と、トランスファーゲートtrans
1,trans2と、2入力NOR回路NOR1と、N
チャネルトランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4
とを備える。
【0055】EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>のデータは、リードセンスア
ンプAMP1において増幅され、増幅されたデータA,
Abが出力される。データAはtrans1に入力さ
れ、データAbはtrans2に入力される。また、デ
ータA,Abは判定回路91にも出力される。tran
s1の出力はノードN−B0に接続され、trans2
の出力はノードNb−B0に接続されている。ノードN
−B0はTr2のゲートに接続され、ノードNb−B0
はTr4のゲートに接続されている。
【0056】信号TEST1はinv1に入力され、i
nv1の出力はinv2に入力される。inv1の出力
およびinv2の出力は、trans1,trans2
の制御端子にそれぞれ入力される。inv3にはEVE
N転送制御信号EN−B0が入力され、NOR1にはi
nv3の出力およびグランドレベルの信号VSSが入力
され、NOR1の出力はTr1およびTr3のゲートに
入力される。Tr1のドレインはデータバスDBb<i
>に接続され、Tr1のソースはTr2のドレインに接
続され、Tr2のソースは接地されている。また、Tr
3のドレインはデータバスDB<i>に接続され、Tr
3のソースはTr4のドレインに接続され、Tr4のソ
ースは接地されている。
【0057】ノーマルモード時には、trans1,t
rans2はともにゲートを開き、増幅されたEVEN
サブデータバスのデータA,AbがノードN−B0,N
b−B0に出力される。また、テストモード時には、t
rans1,trans2はともにゲートを閉じ、判定
回路91からの判定データC,CbがノードN−B0,
Nb−B0に出力される。Tr1およびTr3は、EV
EN転送制御信号EN−B0から生成された信号(NO
R1の出力信号)に従ってON/OFFし、増幅された
EVENサブデータバスのデータA,Abまたは判定デ
ータC,CbがデータバスDBb<i>,DB<i>に
出力される。
【0058】また、図8において、ODDリードセンス
アンプ回路90−B1<i>は、リードセンスアンプA
MP2と、インバータ回路inv4,inv5,inv
6と、トランスファーゲートtrans3,trans
4と、2入力NOR回路NOR2と、Nチャネルトラン
ジスタTr5,Tr6,Tr7,Tr8とを備える。
【0059】ODDサブデータバスSDB−B1<i
>,SDBb−B1<i>のデータは、リードセンスア
ンプAMP2において増幅され、増幅されたデータB,
Bbが出力される。データBはtrans3に入力さ
れ、データBbはtrans4に入力される。また、デ
ータB,Bbは判定回路91にも出力される。tran
s3の出力はノードN−B1に接続され、trans4
の出力はノードNb−B1に接続されている。ノードN
−B1はTr6のゲートに接続され、ノードNb−B1
はTr8のゲートに接続されている。
【0060】信号TEST1はinv4に入力され、i
nv4の出力はinv5に入力される。inv4の出力
およびinv5の出力は、trans3,trans4
の制御端子にそれぞれ入力される。inv6にはODD
転送制御信号EN−B1が入力され、NOR2にはin
v6の出力および信号TEST1が入力され、NOR2
の出力はTr5およびTr7のゲートに入力される。T
r5のドレインはデータバスDBb<i>に接続され、
Tr5のソースはTr6のドレインに接続され、Tr6
のソースは接地されている。また、Tr7のドレインは
データバスDB<i>に接続され、Tr7のソースはT
r8のドレインに接続され、Tr8のソースは接地され
ている。
【0061】ノーマルモード時には、trans3,t
rans4はともにゲートを開き、増幅されたODDサ
ブデータバスのデータB,BbがノードN−B1,Nb
−B1に出力される。また、テストモード時には、tr
ans1,trans2はともにゲートを閉じ、ノード
N−B1,Nb−B1には信号が供給されない。Tr5
およびTr7は、ODD転送制御信号EN−B1とTE
ST1信号から論理された信号(NOR2の出力信号)
に従ってON/OFFし、増幅されたODDサブデータ
バスのデータB,BbがデータバスDB<i>,DBb
<i>に出力される。
【0062】また、図8において、判定回路91<i>
は、インバータ回路inv7,inv8,inv9と、
2入力NAND回路NAND1,NAND2,NAND
3,NAND4と、2入力NOR回路NOR1,NOR
2と、クロックドゲート回路cinv1,cinv2,
cinv3,cinv4とを備える。
【0063】EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>で増幅されたEVENサブデータバスのデータ
A,Ab、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<
i>で増幅されたODDサブデータバスのデータB,B
bの内、AおよびBがそれぞれNAND2,NOR2に
入力され、AbおよびBbがそれぞれNAND1,NO
R1に入力される。NOR1,NAND1,NAND
2,NOR2の出力は、それぞれクロックドゲートci
nv1,cinv2,cinv3,cinv4に入力さ
れる。
【0064】期待値回路8からの期待値信号EXPがi
nv9に入力され、inv9の出力およびテスト信号T
EST1がNAND3に入力される。また、期待値信号
EXPおよびテスト信号TEST1がNAND4に入力
される。NAND3の出力である信号EXP0bはin
v7に入力され、inv7からはその反転信号EXP0
が出力される。また、NAND4の出力である信号EX
P1bはinv8に入力され、inv8からはその反転
信号EXP1が出力される。
【0065】クロックドゲートcinv1,cinv3
の制御端子には、それぞれ信号EXP1および信号EX
P1bが入力され、クロックドゲートcinv2,ci
nv4の制御端子には、それぞれ信号EXP0,EXP
0bが入力される。クロックドゲートcinv1,ci
nv2の出力端子はともにEVENリードセンスアンプ
回路90−B0のノードNb−B0に接続され、クロッ
クドゲートcinv3,cinv4の出力端子はともに
EVENリードセンスアンプ回路90−B0のノードN
−B0に接続されている。
【0066】期待値信号EXPおよび信号TEST1か
らinv7,inv8,inv9およびNAND3,N
AND4において生成された信号EXP0,EXP0
b,EXP1,EXP1bによって、クロックドゲート
cinv1〜cinv4の開閉の制御がなされる。
【0067】そして、テストモードでは、cinv1が
閉じたときにはcinv2が開き、cinv1が開いた
ときにはcinv2が閉じる。また、cinv3が閉じ
たときにはcinv4が開き、cinv3が開いたとき
にはcinv4が閉じる。このため、NOR1の出力信
号またはNAND1の出力信号のいずれかが判定データ
Cbとなり、NOR2の出力信号またはNAND2の出
力信号のいずれかが判定データCとなり、これらの判定
データC,CbがそれぞれEVENリードセンスアンプ
回路90−B0<i>のノードN−B0,Nb−B0に
出力される。なお、ノーマルモードでは、cinv1〜
cinv4は全て閉じる。
【0068】[イコライズ回路10<i>]図9はイコ
ライズ回路10<i>の構成図である。図9において、
イコライズ回路10<i>は、イコライズ信号生成回路
EQ−GENと、EVENイコライザEQ−B0と、O
DDイコライザEQ−B1とを備える。
【0069】イコライズ信号生成回路EQ−GENは、
入力された信号TEST1およびEQINに従って、イ
コライズ信号EA,EBを生成し、イコライズ信号EA
をEVENイコライザEQ−B0に出力し、イコライズ
信号EBをODDイコライザEQ−B1に出力する。上
記の信号EQINは、例えば上記の信号BUSをもとに
図1の半導体記憶装置において生成される信号である。
【0070】EVENイコライザEQ−B0は、入力さ
れたイコライズ信号EAに従って、EVENサブデータ
バスSDB−B0<i>,SDBb−B0<i>をイコ
ライズし、ODDイコライザEQ−B1は、入力された
イコライズ信号EBに従って、ODDサブデータバスS
DB−B1<i>,SDBb−B1<i>をイコライズ
する。このイコライズは、サブデータバス対の2本のサ
ブデータバスをともに(内部電圧−Vt)のレベルにす
るものである。なお、上記の(内部電圧−Vt)は”
H”のデータに相当し、上記のVtはイコライザEQ−
B0,EQ−B1の出力段を構成するMOSトランジス
タのしきい値電圧である。
【0071】[リードアンプ回路11<i>]リードア
ンプ回路11<i>は、RSAMP回路部9<i>から
データバスDB<i>,DBb<i>に出力されたデー
タを増幅し、さらにグランドまたは内部電圧をリファレ
ンスレベルとした出力データDoutに変換し、出力バ
ッファ回路12<i>に出力する。
【0072】[出力バッファ回路12<i>]出力バッ
ファ回路12<i>は、リードアンプ回路11<i>か
ら入力されたデータを、データ入出力ピンDQ<i>に
出力する。
【0073】実施の形態1の半導体記憶装置のデータ読
み出し動作について以下に説明する。図10は実施の形
態1の半導体記憶装置においてのカラム選択のタイミン
グチャートであり、(a)はノーマルモード動作時、
(b)はテストモード動作時(並列試験時)である。こ
の図10は、Yアドレス=#000をアクセスするYア
ドレスデータAYが入力されたときのタイミングチャー
トであり、Yアドレス=#000はブロックAのYアド
レスであるとする。図10において、CLKは、外部か
ら半導体記憶装置に入力されるクロック信号である。ま
た、図11はイコライズ回路10<i>のタイミングチ
ャートであり、(a)はノーマルモード時、(b)はテ
ストモード時である。また、図12は期待値回路8およ
びRSAMP回路部9<i>の並列試験においての動作
を説明する真理値表の図である。
【0074】[ノーマルモード時の動作]まず、信号T
EST1=”L”(ローレベル)のときには、ノーマル
モードの動作になる。Yアドレス=#000のYアドレ
スデータAYが入力されると、図10(a)のように、
Yデコード回路4(図3参照)において、デコード信号
C0〜Cmの内、デコード信号C0がデコード回路41
<0>によって”H”になる(活性化される)。
【0075】また、信号E<0>,E<1>,F<0
>,F<1>の内、信号E<0>およびF<0>がY縮
退制御回路2によって”H”になる。ここで、信号E<
0>はカラム信号CL0−B0を活性化するための信
号、信号E<1>はカラム信号CL0−B1を活性化す
るための信号、信号F<0>はカラム信号CL1−B0
を活性化するための信号、信号F<1>はカラム信号C
L1−B1を活性化するための信号である。
【0076】また、信号D<0>,D<1>の内、信号
D<0>がBUSDRV回路3によって”H”になる。
信号D<0>は、カラム信号CL0−B0,CL1−B
1を活性化するための信号であり、信号D<1>は、カ
ラム信号CL0−B1,CL1−B0を活性化するため
の信号である。
【0077】このようにデコード信号C0および信号D
<0>が”H”になり、信号E<0>が”H”、信号F
<1>が”L”になると、Yデコード回路4において、
Yドライバ回路42<0>によってカラム信号CL0−
B0のみが”H”になる。
【0078】カラム信号CL0−B0が”H”になる
と、センスアンプ回路部6−A(図4参照)において、
Yアドレス=#000のセンスアンプ回路SA0<i>
(図5参照)は、ワードラインWL0〜WLnのメモリ
セルの内、Xアドレスデータのワードラインによって選
択されたYアドレス=#000のメモリセルMCLから
ビットラインBL0<i>,BLb0<i>に出力され
たデータを、EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>に転送する。
【0079】このように信号TEST1=”L”のノー
マルモードにおいては、YアドレスデータAYに従って
1つのYアドレスの1つのカラムのみが選択され、その
YアドレスのデータがEVENサブデータバスまたはO
DDサブデータバスに読み出される。
【0080】上記のデータがブロックAのEVENサブ
データバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<i>
に転送されるとき、スイッチ回路7<i>は、信号BS
Lに従って、ブロックAのEVENサブデータバスSD
B−B0<i>,SDBb−B0<i>をRSAMP回
路部9<i>のEVENリードセンスアンプ回路90−
B0<i>に接続するとともに、ブロックAのODDサ
ブデータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i
>をRSAMP回路部9<i>のODDリードセンスア
ンプ回路90−B0<i>に接続する。これによって、
EVENサブデータバスSDB−B0<i>,SDBb
−B0<i>に転送された上記のデータは、EVENリ
ードセンスアンプ回路90−B0<i>に入力される。
【0081】このノーマルモードにおいては、イコライ
ズ回路10<i>(図9参照)は、図11(a)のよう
に、イコライズ信号生成回路EQ−GENによって互い
に逆相になるイコライズ信号EA,EBを生成してお
り、上記のデータがEVENサブデータバスSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>に転送されるときに
は、イコライズ信号EAは”L”になり、イコライズ信
号EBは”H”になる。そして、ODDイコライザEQ
−B1によってODDサブデータバスSDB−B1<i
>,SDBb−B1<i>が(内部電圧−Vt)にイコ
ライズされる。
【0082】EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>(図8参照)において、上記のデータはリード
センスアンプAMP1によって増幅され、増幅されたデ
ータA,Abは、トランスファーゲートtrans1,
trans2およびノードN−B0,Nb−B0を介
し、トランジスタTr2,Tr4のゲートに入力され
る。このとき、信号EN−B0が”H”になると、2入
力NOR回路NOR1の出力は”H”になるので、トラ
ンジスタTr1,Tr3がONし、上記のデータA,A
bがデータバスDB<i>,DBb<i>に伝達され
る。
【0083】なお、信号EN−B0が”H”のときに
は、信号EN−B1は”L”になる。ODDリードセン
スアンプ回路90−B1<i>において、信号EN−B
1が”L”になると、信号TEST1=”L”なので、
2入力NOR回路NOR2の出力は”L”になり、トラ
ンジスタTr5,Tr7はOFFする。また、このと
き、信号TEST1=”L”なので、判定回路91<i
>において、信号EXP0b,EXP1bはともに”
H”、信号EXP0,EXP1はともに”L”になり、
クロックドゲートcinv1〜cinv4は全て閉じて
いる。
【0084】データバスDB<i>,DBb<i>に伝
達された読み出しデータは、リードアンプ回路11<i
>において増幅されるとともに出力データDoutに変
換され、出力バッファ12<i>を介して、データ入出
力ピンDQ<i>に出力される。
【0085】[テストモード時の動作]次に、信号TE
ST1=”H”(ハイレベル)のときには、テストモー
ド(並列試験)の動作になる。信号TEST1=”H”
のテストモードにおいては、図10(b)のように、信
号E<0>およびF<1>はY縮退制御回路2によっ
て”H”に固定され、信号E<1>およびF<0>はY
縮退制御回路2によって”L”に固定される。このよう
に信号E<0>およびF<1>を”H”に固定すると、
テストモードにおいてYアドレス=#000または#0
01のYアドレスデータが入力されたときに、Yアドレ
ス=#000のデータがEVENサブデータバスに読み
出され、Yアドレス=#001のデータがODDサブデ
ータバスに読み出される。逆に、信号E<1>およびF
<0>を”H”に固定すれば、テストモードにおいてY
アドレス=#000または#001のYアドレスデータ
AYが入力されたときに、Yアドレス=#000のデー
タがODDサブデータバスに読み出され、Yアドレス=
#001のデータがEVENサブデータバスに読み出さ
れる。また、信号TEST1=”H”のテストモードに
おいては、信号D<0>はBUSDRV回路3によっ
て”H”に固定され、信号D<1>はBUSDRV回路
3によって”L”に固定される。
【0086】Yアドレス=#000または#001のY
アドレスデータAYが入力されると、Yデコード回路4
(図3参照)において、デコード信号C0〜Cmの内、
デコード信号C0がデコード回路41<0>によって”
H”になる。なお、Yアドレス=#000とYアドレス
=#001のYアドレスデータAY<0:k+1>は、
最下位ビットAY<0>のみが異なり、他のビットAY
<1:k+1>は同じである。
【0087】このようにデコード信号C0および信号D
<0>が”H”になり、信号E<0>およびF<1>が
ともに”H”になると、Yデコード回路4において、Y
ドライバ回路42<0>によってカラム信号CL0−B
0およびCL1−B1が同時に”H”になる。
【0088】カラム信号CL0−B0およびCL1−B
1が”H”になると、センスアンプ回路部6−A(図4
参照)において、Yアドレス=#000のセンスアンプ
回路SA0<i>は、ワードラインによって選択された
Yアドレス=#000のメモリセルMCLからビットラ
インBL0<i>,BL0b<i>に出力されたデータ
を、EVENサブデータバスSDB−B0<i>,SD
Bb−B0<i>に転送し、Yアドレス=#001のセ
ンスアンプ回路SA1<i>は、上記のワードラインに
よって選択されたYアドレス=#001のメモリセルM
CLからビットラインBL1<i>,BLb1<i>に
出力されたデータを、ODDサブデータバスSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>に転送する。
【0089】このように信号TEST1=”H”のテス
トモードにおいては、YアドレスデータAYのYアドレ
スのカラム、およびカラム冗長置換においてこのYアド
レスとともに縮退置換されるYアドレスのカラムが同時
に選択され、これら2つのYアドレスの2つのデータ
が、それぞれEVENサブデータバスおよびODDサブ
データバスに同時に読み出される。
【0090】Yアドレス=#000のデータがブロック
AのEVENサブデータバスSDB−B0<i>,SD
Bb−B0<i>に転送され、同時にYアドレス=#0
01のデータがブロックAのODDサブデータバスSD
B−B1<i>,SDBb−B1<i>に転送されると
き、スイッチ回路7<i>は、信号BSLに従って、ブ
ロックAのEVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>をRSAMP回路部9<i>
のEVENリードセンスアンプ回路90−B0<i>に
接続するとともに、ブロックAのODDサブデータバス
SDB−B1<i>,SDBb−B1<i>をRSAM
P回路部9<i>のODDリードセンスアンプ回路90
−B1<i>に接続する。これによって、ブロックAの
EVENサブデータバスSDB−B0<i>,SDBb
−B0<i>に転送されたYアドレス=#000のデー
タは、EVENリードセンスアンプ回路90−B0<i
>に入力され、ブロックAのODDサブデータバスSD
B−B1<i>,SDBb−B1<i>に転送されたY
アドレス=#001のデータは、ODDリードセンスア
ンプ回路90−B1<i>に入力される。
【0091】このテストモードにおいては、イコライズ
回路10<i>(図9参照)は、図11(b)のよう
に、イコライズ信号生成回路EQ−GENによって同相
になるイコライズ信号EA,EBを生成しており、Yア
ドレス=#000のデータがEVENサブデータバスS
DB−B0<i>,SDBb−B0<i>に転送され、
同時にYアドレス=#001のデータがODDサブデー
タバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>に転
送されるときには、イコライズ信号EA,EBはとも
に”L”になる。これによって、EVENサブデータバ
スおよびODDサブデータバスは、いずれもイコライズ
されずに、Yアドレス=#000および#001のデー
タを、それぞれEVENリードセンスアンプ回路90−
B0<i>およびODDリードセンスアンプ回路90−
B1<i>に転送することができる。
【0092】EVENリードセンスアンプ回路90−B
0<i>(図8参照)において、上記Yアドレス=#0
00のデータはリードセンスアンプAMP1によって増
幅され、増幅されたデータA,Abは、判定回路90<
i>の2入力NAND回路NAND1,NAND2、お
よび2入力NOR回路NOR1,NOR2に入力され
る。このとき、トランスファーゲートtrans1,t
rans2は閉じており、データB,BbがノードN−
B1,Nb−B1に伝達されないようになっている。
【0093】また、ODDリードセンスアンプ回路90
−B1<i>において、上記Yアドレス=#001のデ
ータはリードセンスアンプAMP2によって増幅され、
増幅されたデータB,Bbは、判定回路90<i>の2
入力NAND回路NAND1,NAND2、および2入
力NOR回路NOR1,NOR2に入力される。このと
き、トランスファーゲートtrans3,trans4
は閉じており、データB,BbがノードN−B1,Nb
−B1に伝達されないようになっている。また、信号T
EST1=”H”なので、2入力NOR回路NOR2の
出力は”L”に固定され、トランジスタTr5,Tr7
はOFFのまま保持され、ODDリードセンスアンプ回
路90−B1<i>はデータバスDB<i>,DBb<
i>から切り離されたままになり、ノードN−B1,N
b−B1のデータがデータバスDB<i>,DBb<i
>に伝達されないようになっている。
【0094】Yアドレス縮退の並列試験では、メモリセ
ルに書き込まれたデータの値(=正しい読み出しデータ
の期待値)がYアドレスデータAYの最下位ビットAY
<0>によって半導体記憶装置に入力され、期待値回路
8(図6参照)において、信号TEST1=”H”なの
で、期待値信号EXP=A<0>が生成され、判定回路
90<i>に転送される。
【0095】図12においては、書き込まれたデータ
が”1”のとき、AY<0>=”H”、書き込まれたデ
ータが”0”のとき、AY<0>=”L”としており、
期待値”1”の並列試験のとき、期待値信号EXP=”
H”になり、期待値”0”の並列試験のとき、期待値信
号EXP=”L”になる。また、メモリセルに書き込ま
れたデータ”1”が正しく読み出されたとき、サブデー
タバスSDB−B0<i>またはSDB−B1<i>
=”H”、サブデータバスSDBb−B0<i>または
SDBb−B1<i>=”L”、データAまたはB=”
H”、データAbまたはBb=”L”としている。ま
た、メモリセルに書き込まれたデータ”0”が正しく読
み出されたとき、サブデータバスSDB−B0<i>ま
たはSDB−B1<i>=”L”、サブデータバスSD
Bb−B0<i>またはSDBb−B1<i>=”
H”、データAまたはB=”L”、データAbまたはB
b=”H”としている。
【0096】判定回路90<i>(図8参照)において
は、期待値回路8から入力される期待値信号EXPに従
って、Yアドレス=#000のメモリセルから読み出さ
れたデータA,Ab、およびYアドレス=#001のメ
モリセルから読み出されたデータB,Bbの正誤が判定
される。
【0097】図12のように、期待値”1”(AY<0
>=EXP=”H”)のときには、判定回路90<i>
において、信号EXP0=EXP1b=”L”、信号E
XP0b=EXP1=”H”になり、クロックドゲート
cinv1およびcinv3が開き、クロックドゲート
cinv2およびcinv4は閉じたままとなる。これ
により、Yアドレス=#000の読み出しデータが”
1”(データA=”H”,Ab=”L”)であり、かつ
Yアドレス=#001の読み出しデータが”1”(デー
タB=”H”,Bb=”L”)のときにのみ、判定デー
タC=”H”,Cb=”L”となる。そして、Yアドレ
ス=#000の読み出しデータが”0”(データA=”
L”,Ab=”H”)であって、Yアドレス=#001
の読み出しデータが”1”(データB=”H”,Bb
=”L”)のとき、Yアドレス=#000の読み出しデ
ータが”1”(データA=”H”,Ab=”L”)であ
って、Yアドレス=#001の読み出しデータが”0”
(データB=”L”,Bb=”H”)のとき、およびY
アドレス=#000および#001の読み出しデータが
ともに”0”のときには、判定データC=”L”,Cb
=”H”となる。
【0098】また、図12のように、期待値”0”(A
Y<0>=EXP=”L”)のときには、判定回路90
<i>において、信号EXP0=EXP1b=”H”、
信号EXP0b=EXP1=”L”になり、クロックド
ゲートcinv2およびcinv4が開き、クロックド
ゲートcinv1およびcinv3は閉じたままとな
る。これにより、Yアドレス=#000の読み出しデー
タが”0”(データA=”L”,Ab=”H”)であ
り、かつYアドレス=#001の読み出しデータが”
0”(データB=”L”,Bb=”H”)のときにの
み、判定データC=”L”,Cb=”H”となる。そし
て、Yアドレス=#000の読み出しデータが”1”
(データA=”H”,Ab=”L”)であって、Yアド
レス=#001の読み出しデータが”0”(データB
=”L”,Bb=”H”)のとき、Yアドレス=#00
0の読み出しデータが”0”(データA=”L”,Ab
=”H”)であって、Yアドレス=#001の読み出し
データが”1”(データB=”H”,Bb=”L”)の
とき、およびYアドレス=#000および#001の読
み出しデータがともに”1”のときには、判定データC
=”H”,Cb=”L”となる。
【0099】このように判定回路90<i>では、読み
出された2つのデータがともに期待値と同じであるとき
にのみ、上記2つのデータがともに正しく、並列試験の
結果が正常であると判定され、判定データC=EXP,
Cb=rEXP(EXPの反転データ)が出力され、読
み出された2つのデータがともに期待値と異なるとき、
および読み出された2つのデータが互いに異なるときに
は、上記2つのデータに誤りが含まれており、並列試験
の結果が異常であると判定され、判定データC=rEX
P,Cb=EXPが出力される。
【0100】判定回路90<i>において生成された判
定データC,Cbは、EVENリードセンスアンプ回路
90−B0<i>に転送され、ノードN−B0,Nb−
B0を介し、トランジスタTr2,Tr4のゲートに入
力される。そして、信号EN−B0が”H”になると、
2入力NOR回路NOR1の出力は”H”になるので、
トランジスタTr1,Tr3がONし、上記の判定デー
タC,CbがデータバスDBb<i>,DB<i>に伝
達される。
【0101】なお、判定データC,Cbが判定回路90
<i>からEVENリードセンスアンプ回路90−B0
<i>のノードN−B0,Nb−B0に転送されると
き、トランスファーゲートtrans1,trans2
は閉じており、ノードN−B1,Nb−B1において、
リードセンスアンプAMP1から出力された読み出しデ
ータA,Abが判定データC,Cbに衝突しないように
なっている。また、判定データC,CbがEVENリー
ドセンスアンプ回路90−B0<i>からデータバスD
Bb<i>,DB<i>に伝達されるとき、ODDリー
ドセンスアンプ回路90−B1<i>のトランスファー
ゲートtrans3,trans4は閉じており、トラ
ンジスタTr5,Tr7はOFFに固定されている。こ
れによって、ODDリードセンスアンプ回路90−B1
<i>は不活性に固定され、リードセンスアンプAMP
2から出力された読み出しデータB,Bbがデータバス
DBb<i>,DB<i>に伝達されないようになって
いる。
【0102】データバスDB<i>,DBb<i>に伝
達された判定データは、リードアンプ回路11<i>に
おいて増幅されるとともに出力データDoutに変換さ
れ、出力バッファ12<i>を介して、データ入出力ピ
ンDQ<i>に出力される。
【0103】図12では、期待値信号EXP=”H”に
おいて、並列試験の結果が正常であり、判定データC
=”H”,Cb=”L”のときには、データバスDB<
i>=”H”,DBb<i>=”L”になり、データ入
出力ピンDQ<i>には、データDout=”H”が出
力される。また、並列試験の結果が異常であり、判定デ
ータC=”L”,Cb=”H”のときには、データバス
DB<i>=”L”,DBb<i>=”H”になり、デ
ータ入出力ピンDQ<i>には、データDout=”
L”が出力される。
【0104】また、図12では、期待値信号EXP=”
L”において、並列試験の結果が正常であり、判定デー
タC=”L”,Cb=”H”のときには、データバスD
B<i>=”L”,DBb<i>=”H”になり、デー
タ入出力ピンDQ<i>には、データDout=”L”
が出力される。また、並列試験の結果が異常であり、判
定データC=”H”,Cb=”L”のときには、データ
バスDB<i>=”H”,DBb<i>=”L”にな
り、データ入出力ピンDQ<i>には、データDout
=”H”が出力される。
【0105】このように、並列試験の結果が正常の場合
には、データバスDB<i>=EXP,DBb<i>=
rEXP(EXPの反転データ)になり、データ入出力
ピンDQ<i>には期待値と同じデータ(AY<0>お
よびEXPと同じデータ)が出力される。また、並列試
験の結果が異常の場合には、データバスDB<i>=r
EXP,DBb<i>=EXPになり、データ入出力ピ
ンDQ<i>には期待値と逆のデータ(AY<0>およ
びEXPと逆のデータ)が出力される。
【0106】なお、テストモードにおいて、判定データ
C,CbをODDリードセンスアンプ回路90−B1<
i>を介してデータバス対DBP<i>に出力する構成
も可能であるが、このような構成においては、図12の
真理値表のEN−B0とEN−B1の論理が反転すると
ともに、図8において、EVENリードセンスアンプ回
路90−B0<i>のNOR1に信号TEST1が入力
され、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<i>
のNOR2に信号VSS(グランドレベルの信号)が入
力される。
【0107】この実施の形態1のYアドレス縮退の並列
試験は、カラム冗長置換を含む並列試験にも適用可能で
あり、カラム冗長置換を含む並列試験においては、異常
と判定された縮退されたYアドレスのメモリセルが、図
36で説明した手順によってそのまま冗長メモリセル部
に置換される。なぜならば、並列試験において縮退され
る複数のYアドレスは、カラム冗長置換において縮退置
換される同じブロック内の複数のYアドレス(複数のカ
ラム)だからである。
【0108】このような実施の形態1の半導体記憶装置
には、以下に説明する第1〜第7の特徴がある。
【0109】[第1の特徴 Yアドレス縮退の並列試
験]実施の形態1の半導体記憶装置の第1の特徴は、カ
ラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同
時に活性化し、これらのカラムによって選択される複数
のメモリから同時にデータを読み出すことによって、縮
退置換される複数のYアドレスを縮退させたYアドレス
縮退の並列試験をすることである。
【0110】図13は上記第1の特徴を説明するための
半導体記憶装置の構成図である。なお、図13におい
て、図1〜図9と同じものには同じ符号を付してある。
図13の半導体記憶装置は、図2の実施の形態1の半導
体記憶装置において、バスドライバ回路3、期待値回路
8、イコライザ10<i>を設けず、Y縮退制御回路
2、Yデコード回路4、センスアンプ回路部6<i>−
A,6<i>−B、スイッチ回路7<i>、RSAMP
回路部9<i>、イコライズ回路10<i>を、それぞ
れY縮退制御(YSG)回路102、Yデコード(YDEC)
回路104、センスアンプ回路部106<i>−A,1
06<i>−B、スイッチ回路107<i>、RSAM
P回路部109<i>に変更し、さらにODDサブデー
タバス対SDBP−B1<i>を削除し、EVENサブ
データバス対SDBP−B0<i>をサブデータバス対
SDBP<i>とした構成である。なお、図13の半導
体記憶装置においての並列試験では、全てのメモリセル
に同じデータが書き込まれるものとする。
【0111】図14は図13の半導体記憶装置のYデコ
ード回路104およびその周辺回路の構成図である。な
お、図14において、図1〜図3と同じものには同じ符
号を付してある。図14において、Y縮退制御回路10
2は、入力された信号PY0<0,1>および信号TE
ST1に従って信号E,Fを生成し、Yデコード回路1
04に出力する。また、Yデコード回路104は、デコ
ード(DEC)回路41<0>,41<1>,41<2
>,41<3>,…41<m>と、Yドライバ回路14
2<0>,142<1>,141<2>,411<3
>,…142<m>とを備える。
【0112】Yドライバ回路142<0>〜142<m
>には、Y縮退制御回路102で生成された信号E,F
が入力される。また、Yドライバ回路142<0>,1
42<1>,142<2>,142<3>,…142<
m>には、それぞれデコード回路41<0>,41<1
>,41<2>,41<3>,…41<n>で生成され
た信号C0,C1,C2,C3,…Cmが入力される。
Yドライバ回路142<0>〜142<m>は、入力さ
れた信号に従って、カラム信号CL0,CL1,…CL
7,…CLmを生成する。
【0113】図15は図13の半導体記憶装置のセンス
アンプ回路部106−Aの構成図であり、図4と同じも
のには同じ符号を付してある。なお、ブロックBのセン
スアンプ回路部106−Bの構成も同様である。図15
のセンスアンプ回路部106−Aは、図4のセンスアン
プ回路部6−Aにおいて、センスアンプ回路SA0<i
>,SA1<i>…SAm<i>をセンスアンプ回路S
AS0<i>,SAS1<i>…SASm<i>に変更
し、これらのセンスアンプ回路SAS0<i>〜SAS
m<i>をサブデータバス対SDBP<i>に接続した
ものである。センスアンプ回路SAS0<i>,SAS
1<i>…SASm<i>には、それぞれカラム信号C
L0,CL1,…CLmが入力される。
【0114】図16は図15のセンスアンプ回路SAS
0<i>の回路図であり、図5と同じものには同じ符号
を付してある。図16のセンスアンプ回路SAS0<i
>は、図5のセンスアンプ回路SA0<i>において、
トランジスタ63,64を削除し、トランジスタ61,
62をノードNS,NSbとサブデータバスSDB<i
>,SDBb<i>の間に挿入し、トランジスタ61,
62のゲートにカラム信号CL0を入力するようにした
ものである。
【0115】スイッチ回路107<i>は、入力された
信号BSLに従って、ブロックAに配置されたサブデー
タバス対SDBP−B0<i>と、ブロックBに配置さ
れたサブデータバス対SDBP−B0<i>のいずれか
を、RSAMP回路部109<i>に接続する。
【0116】図13において、RSAMP回路部109
<i>は、リードセンスアンプ回路190<i>と、判
定回路191<i>とを備える。リードセンスアンプ回
路190<i>と、データバスDB<i>,DBb<i
>間のデータの転送は、信号EN−nによって制御さ
れ、判定回路191<i>と、データバスDB<i>,
DBb<i>間のデータの転送は、信号EN−test
によって制御される。上記の信号EN−n,EN−te
stは、例えば上記の信号BUSおよびTEST1をも
とに図13の半導体記憶装置において生成される信号で
ある。信号EN−nは、ノーマルモードのときに、リー
ドセンスアンプ回路190−B1<i>と、データバス
DB<i>,DBb<i>間のデータ転送タイミングを
制御し、テストモードのときに、リードセンスアンプ回
路190−B1<i>を不活性に固定するための信号で
ある。また、信号EN−testは、ノーマルモードの
ときに、判定回路191<i>を不活性に固定し、テス
トモードのときに、判定回路191<i>と、データバ
スDB<i>,DBb<i>の間のデータ転送タイミン
グを制御するための信号である。
【0117】リードセンスアンプ回路190<i>は、
ノーマルモードでは、メモリセルからサブデータバス対
SDBP<i>に読み出されたデータを増幅してデータ
バス対DBP<i>に出力し、並列試験のテストモード
では、サブデータバス対SDBP<i>に読み出された
データを増幅して判定回路191に出力する。判定回路
191<i>は、リードセンスアンプ回路190<i>
から入力された読み出しデータを判定し、判定データを
データバス対DBP<i>に出力する。
【0118】図13の半導体記憶装置においてのYアド
レス縮退の並列試験では、従来の半導体記憶装置のXア
ドレス縮退の並列試験において、縮退された2つのXア
ドレスの2つのメモリセルのデータが同じデータバスD
B<i>,DBb<i>に同時に読み出されるのと同じ
ように、縮退された2つのYアドレスの2つのメモリセ
ルのデータがサブデータバスSDB<i>,SDBb<
i>に同時に読み出される。このため、全てのメモリセ
ルに同じデータが書き込まれており、サブデータバスS
DB<i>,SDBb<i>を”H”にプリチャージす
るときには、同時に読み出された2つのデータがともに
正しければ、SDB<i>=”H”,SDBb<i>
=”L”、またはSDB<i>=”L”,SDBb<i
>=”H”になる。また、同時に読み出された2つのデ
ータのいずれかが誤っていれば、SDB<i>=SDB
b<i>=”L”になる。
【0119】従来の半導体記憶装置においては、Xアド
レス縮退の並列試験において、データバスDB<i>,
DBb<i>に読み出されたデータの正誤をデータバス
DB<i>とDBb<i>のデータが同じか否かによっ
て判定し、Xアドレス縮退の並列試験の判定回路は、例
えばデータバスDB<i>に読み出されたデータおよび
データバスDBb<i>に読み出されたデータを2入力
とする排他的NOR回路によって構成されている。図1
3の半導体記憶装置においても、Yアドレス縮退の並列
試験において、サブデータバスSDB<i>,SDBb
<i>に読み出されたデータの正誤をサブデータバスS
DB<i>とSDBb<i>のデータが同じか否かによ
って判定し、Yアドレス縮退の並列試験の判定回路19
0<i>は、例えばサブデータバスSDB<i>に読み
出されたデータおよびサブデータバスSDBb<i>に
読み出されたデータを2入力とする排他的NOR回路に
よって構成されている。
【0120】図13の半導体記憶装置のデータ読み出し
動作について以下に説明する。図17は図13のYデコ
ード回路104の動作を説明するタイミングチャートで
あり、(a)はノーマルモード動作時、(b)はテスト
モード動作時である。この図17は、Yアドレス=#0
00をアクセスするYアドレスデータAYが入力された
ときのタイミングチャートであり、Yアドレス=#00
0はブロックAのYアドレスであるとする。
【0121】まず、信号TEST1=”L”のときに
は、ノーマルモード動作になる。Yアドレス=#000
のYアドレスデータAYが入力されると、図17(a)
のように、Yデコード回路104(図14参照)におい
て、デコード信号C0〜Cmの内、デコード信号C0が
デコード回路41<0>によって”H”になる。また、
信号E,Fの内、信号EがY縮退制御回路2によって”
H”になる。このようにデコード信号C0および信号E
が”H”になると、Yデコード回路4において、Yドラ
イバ回路142<0>によってカラム信号CL0のみ
が”H”になる。
【0122】カラム信号CL0が”H”になると、セン
スアンプ回路部106−A(図15参照)において、Y
アドレス=#000のセンスアンプ回路SAS0<i>
(図16参照)は、ワードラインによって選択されたY
アドレス=#000のメモリセルMCLからビットライ
ンBL0<i>,BLb<i>に出力されたデータを、
サブデータバスSDB<i>,SDBb<i>に転送す
る。
【0123】このように信号TEST1=”L”のノー
マルモードにおいては、YアドレスデータAYに従って
1つのYアドレスの1つのカラムのみが選択され、その
Yアドレスのデータがサブデータバスに読み出される。
【0124】上記のデータがブロックAのサブデータバ
スSDB<i>,SDBb<i>に転送されるとき、ス
イッチ回路107<i>は、信号BSLに従って、ブロ
ックAのサブデータバスSDB<i>,SDBb<i>
をRSAMP回路部109<i>のリードセンスアンプ
回路190<i>に接続する。これによって、サブデー
タバスSDB<i>,SDBb<i>に転送された上記
のデータは、リードセンスアンプ回路190<i>に入
力され、このリードセンスアンプ回路190<i>にお
いて増幅され、この増幅された読み出しデータがデータ
バスDB<i>,DBb<i>に伝達される。
【0125】データバスDB<i>,DBb<i>に伝
達された読み出しデータは、リードアンプ回路11<i
>において増幅されるとともに出力データDoutに変
換され、出力バッファ12<i>を介して、データ入出
力ピンDQ<i>に出力される。
【0126】次に、信号TEST1=”H”のときに
は、テストモード(並列試験)動作になる。このテスト
モードにおいては、Yアドレス=#000のYアドレス
データAYが入力されると、図17(b)のように、Y
デコード回路104(図14参照)において、デコード
信号C0〜Cmの内、デコード信号C0がデコード回路
41<0>によって”H”になる。また、信号E,Fが
Y縮退制御回路2によってともに”H”になる。このよ
うにデコード信号C0および信号E,Fが”H”になる
と、Yデコード回路4において、Yドライバ回路142
<0>によってカラム信号CL0およびCL1が同時
に”H”になる。
【0127】カラム信号CL0およびCL1が”H”に
なると、センスアンプ回路部106−A(図15参照)
において、Yアドレス=#000のセンスアンプ回路S
AS0<i>は、ワードラインによって選択されたYア
ドレス=#000のメモリセルMCLからビットライン
BL0<i>,BLb0<i>に出力されたデータを、
サブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<
i>に転送し、Yアドレス=#001のセンスアンプ回
路SAS1<i>は、上記のワードラインによって選択
されたYアドレス=#001のメモリセルMCLからビ
ットラインBL1<i>,BLb<i>に出力されたデ
ータを、同じサブデータバスSDB<i>,SDBb<
i>に転送する。
【0128】このように信号TEST1=”H”のテス
トモードにおいては、YアドレスデータAYのYアドレ
スのカラム、およびカラム冗長置換においてこのYアド
レスとともに縮退置換されるYアドレスのカラムが同時
に選択され、これら2つのYアドレスの2つのデータが
サブデータバスに同時に読み出される。
【0129】Yアドレス=#000および#001のデ
ータがサブデータバスSDB<i>,SDBb<i>に
転送されるとき、スイッチ回路107<i>は、信号B
SLに従って、ブロックAのサブデータバスSDB<i
>,SDBb<i>をRSAMP回路部109<i>の
リードセンスアンプ回路190<i>に接続する。これ
によって、ブロックAのサブデータバスSDB<i>,
SDBb<i>に同時に読み出されたYアドレス=#0
00および#001のデータは、リードセンスアンプ回
路190−B0<i>に入力され、リードセンスアンプ
回路190<i>において増幅され、判定回路191<
i>に転送される。<i>に出力される。
【0130】判定回路191<i>は、入力されたYア
ドレス=#000および#001の読み出しデータの正
誤を判定し、判定データをデータバスDB<i>,DB
b<i>に伝達する。全てのメモリセルに同じデータが
書き込まれており、サブデータバスSDB<i>,SD
Bb<i>を”H”にプリチャージするとき、同時に読
み出された2つのデータがともに正しければ、SDB<
i>=”H”,SDBb<i>=”L”、またはSDB
<i>=”L”,SDBb<i>=”H”になり、同時
に読み出された2つのデータのいずれかが誤っていれ
ば、SDB<i>=SDBb<i>=”L”になる。こ
のため、判定回路191<i>は、SDB<i>=”
H”,SDBb<i>=”L”、またはSDB<i>
=”L”,SDBb<i>=”H”のとき、並列試験の
結果は正常であると判定し、SDB<i>=SDBb<
i>=”L”のとき、並列試験の結果は異常であると判
定する。
【0131】データバスDB<i>,DBb<i>に伝
達された判定データは、リードアンプ回路11<i>に
おいて増幅されるとともに出力データDoutに変換さ
れ、出力バッファ12<i>を介して、データ入出力ピ
ンDQ<i>に出力される。
【0132】図13の半導体記憶装置においてのYアド
レス縮退の並列試験は、カラム冗長置換を含む並列試験
にも適用でき、カラム冗長置換を含む並列試験において
は、異常と判定された縮退されたYアドレスのメモリセ
ルが、そのまま冗長メモリセル部に置換される。なぜな
らば、並列試験において縮退される複数のYアドレス
は、カラム冗長置換において縮退置換される同じブロッ
ク内の複数のYアドレス(複数のカラム)だからであ
る。
【0133】このように、カラム冗長置換において縮退
置換される同じブロック内の複数のYアドレス(複数の
カラム)を同時に選択し、これらのYアドレスの複数の
メモリセルから同時にデータを読み出すことにより、縮
退置換される複数のYアドレスを縮退させたYアドレス
縮退の並列試験ができる。このYアドレス縮退の並列試
験によれば、カラム冗長置換を含む試験においても、並
列試験が可能になり、試験にかかる時間を短縮すること
ができる。
【0134】また、従来のXアドレス縮退の並列試験を
実施するには、ブロックごとに個別にRSAMP回路部
を設ける必要があったが、上記のYアドレス縮退の並列
試験では、スイッチ回路107<i>を設けることによ
って、ブロック間でRSAMP回路部109<i>を共
有することができる。図13の半導体記憶装置には、4
個のRSAMP回路部109<0>〜RSAMP回路部
109<3>が設けられているが、図13の半導体記憶
装置において、従来のXアドレス縮退の並列試験を実施
するには、倍の8個のRSAMP回路部が必要である。
上記のYアドレス縮退の並列試験によれば、RSAMP
回路部の個数を削減することができるので、半導体記憶
装置のサイズをコンパクトにすることができる。
【0135】[第2の特徴 EVEN/ODD方式の採
用]実施の形態1の半導体記憶装置の第2の特徴は、E
VENサブデータバス対およびEVENセンスアンプ回
路によるEVENデータ転送経路と、ODDサブデータ
バス対およびODDセンスアンプ回路によるODD転送
経路の2つのデータ転送経路を備えたEVEN/ODD
方式を採用し、Yアドレス縮退の並列試験において、第
1のYアドレスのデータをEVENデータバス対に読み
出しと同時に、第1のYアドレスとともに縮退置換され
る第2のYアドレスのデータをODDデータバス対に読
み出し、EVENデータバス対に読み出された第1のY
アドレスのデータおよびODDデータバス対に読み出さ
れた第2Yアドレスのデータによって、並列試験の結果
を判定することである。
【0136】図18は上記第2の特徴を説明するための
半導体記憶装置の構成図である。なお、図18におい
て、図2または図13と同じものには同じ符号を付して
ある。図18の半導体記憶装置は、図2の実施の形態1
の半導体記憶装置において、期待値回路8を設けず、R
SAMP回路部9<i>、イコライズ回路10<i>
を、それぞれRSAMP回路部209<i>、イコライ
ズ回路310<i>とした構成である。なお、イコライ
ズ回路310<i>については、次の第3の特徴におい
て説明する。
【0137】図18の半導体記憶装置では、Yアドレス
縮退の並列試験のときに、縮退された第1、第2のYア
ドレスの内、第1のYアドレスのメモリセルのデータが
EVENサブデータバス対SDBP−B0<i>に読み
出されると同時に、第2のYアドレスのメモリセルのデ
ータがODDサブデータバス対SDBP−B1<i>に
読み出される。図18において、RSAMP回路部20
9<i>は、EVENリードセンスアンプ回路290−
B0<i>と、ODDリードセンスアンプ回路290−
B1<i>と、判定回路291<i>とを備える。
【0138】EVENリードセンスアンプ回路290−
B0<i>、ODDリードセンスアンプ回路290−B
1<i>、および判定回路291<i>と、データバス
DB<i>,DBb<i>間のデータの転送は、それぞ
れ信号EN−B0,EN−B1,EN−testによっ
て制御される。上記の信号EN−B0,EN−B1,E
N−testは、例えば上記の信号BUSおよびTES
T1をもとに図18の半導体記憶装置において生成され
る信号である。上記の信号EN−B0は、実施の形態1
の信号EN−B0とは異なり、ノーマルモードのとき
に、EVENリードセンスアンプ回路290−B0<i
>とデータバスDB<i>,DBb<i>間のデータ転
送タイミングを制御し、テストモードのときに、EVE
Nリードセンスアンプ回路290−B0<i>を不活性
に固定するための信号である。また、上記の信号EN−
B1は、実施の形態1の信号EN−B1とは異なり、ノ
ーマルモードのときに、ODDリードセンスアンプ回路
290−B1<i>とデータバスDB<i>,DBb<
i>間のデータ転送タイミングを制御し、テストモード
のときに、ODDリードセンスアンプ回路290−B1
<i>を不活性に固定するための信号である。また、上
記の信号EN−testは、ノーマルモードのときに、
判定回路291<i>を不活性に固定し、テストモード
のときに、判定回路291<i>とデータバスDB<i
>,DBb<i>の間のデータ転送タイミングを制御す
るための信号である。ノーマルモードにおいては、EV
ENリードセンスアンプ回路290−B1<i>および
ODDリードセンスアンプ回路290−B1<i>は、
同時にデータバスDB<i>,DBb<i>に接続しな
いように、信号EN−B0,EN−B1によって制御さ
れる。
【0139】EVENリードセンスアンプ回路290−
B0<i>は、EVENサブデータバス対SDBP−B
0<i>に読み出されたデータを増幅し、ノーマルモー
ドではデータバス対DBP<i>に出力し、並列試験の
テストモードでは判定回路291<i>に出力する。ま
た、ODDリードセンスアンプ回路290−B1<i>
は、ODDサブデータバス対SDBP−B1<i>に読
み出されたデータを増幅し、ノーマルモードではデータ
バス対DBP<i>に出力し、並列試験のテストモード
では判定回路291<i>に出力する。
【0140】判定回路291<i>は、EVENリード
センスアンプ回路290−B0<i>から入力された読
み出しデータ、およびODDリードセンスアンプ回路2
90−B1<i>から入力された読み出しデータを判定
し、判定データをデータバス対DBP<i>に出力す
る。この判定回路291<i>は、例えば、EVENサ
ブデータバスSDB−B0<i>から転送されたデータ
およびODDサブデータバスSDB−B1<i>から転
送されたデータを2入力とする排他的OR回路、ならび
にEVENサブデータバスSDBb−B0<i>から転
送されたデータおよびODDサブデータバスSDBb−
B1<i>から転送されたデータを2入力とする排他的
NOR回路によって構成されている。
【0141】図13の半導体記憶装置のように、縮退さ
れた2つのYアドレスのメモリセルから2つのデータを
同じサブデータバスSDB<i>,SDBb<i>に同
時に読み出す構成であると、いずれかのデータが誤りで
あるときには、異なるデータがサブデータバスSDB<
i>,SDBb<i>に同時に読み出されることになる
ので、サブデータバスSDB<i>,SDBb<i>に
おいてデータの衝突が発生することになるが、このデー
タの衝突によって判定回路において誤判定してしまうこ
とがある。
【0142】そこで、この実施の形態1では、EVEN
/ODD方式を採用し、縮退された2つのYアドレスの
内、第1のYアドレスのメモリセルのデータをEVEN
サブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<
i>に読み出し、第2のYアドレスのメモリセルのデー
タをODDサブデータバスSDB−B1<i>,SDB
b−B1<i>に読み出すようにした。これにより、第
1、第2のYアドレスのデータを異なるサブデータバス
に読み出すことができるので、Yアドレス縮退の並列試
験においてデータの衝突が発生せず、誤判定を低減する
ことができる。
【0143】[第3の特徴 並列試験時のイコライズタ
イミングの変更]実施の形態1の半導体記憶装置の第3
の特徴は、Yアドレス縮退の並列試験においてのEVE
NサブデータバスとODDサブデータバスのイコライズ
タイミングを同じタイミングにしたことである。
【0144】図19は図18のイコライズ回路310<
i>の構成図であって、テストモードのときにノーマル
モードと同じタイミングでサブデータバスをイコライズ
する従来のイコライズ回路である。なお、図19におい
て、図9と同じものには同じ符号を付してある。また、
図20は図19のイコライズ回路310<i>のタイミ
ングタイミングチャートであり、(a)はノーマルモー
ド動作時、(b)はテストモード動作時である。
【0145】図19のイコライズ回路310<i>は、
図9のイコライズ回路<i>において、イコライズ信号
生成回路EQ−GENをイコライズ信号生成回路EQS
−GENとしたものである。図19のイコライズ信号生
成回路EQS−GENは、入力された信号EQINに従
って、イコライズ信号EA,EBを生成し、イコライズ
信号EAをEVENイコライザEQ−B0に出力し、イ
コライズ信号EBをODDイコライザEQ−B1に出力
する。
【0146】図20のように、イコライズ回路310<
i>は、ノーマルモードおよびテストモードのいずれに
おいても、EVENサブデータバスのイコライズタイミ
ングと、ODDサブデータバスのイコライズタイミング
とが、互いに逆相になるように、サブデータバスをイコ
ライズする。
【0147】ノーマルモードにおいては、EVENサブ
データバスまたはODDサブデータバスのいずれかを使
用して1つのデータを転送するので、両サブデータバス
のイコライズタイミングを図20(a)のように逆相に
設定しておき、使用されなかったサブデータバスのみを
イコライズすることによって、使用されたサブデータバ
スの電位が変化しても、使用されなかったサブデータバ
スの電位が変化しないようにしている。
【0148】しかし、Yアドレス縮退の並列試験のとき
には、両サブデータバスを同時に使用して2つのデータ
を転送するので、図20(b)のように、ノーマルモー
ドと同じ逆相のタイミングでサブデータバスをイコライ
ズすると、データ転送時に両サブデータバスの内、いず
れか1つのサブデータバスがイコライズされてしまい、
EVENサブデータバス対とODDサブデータバス対の
開きが異なるものになってしまうことがある。イコライ
ズの強さによっては、イコライズされたサブデータバス
対がほとんど開かず、両サブデータバスに読み出された
データがともに正しくても、判定回路において異常と判
定されてしまうことがある。
【0149】そこで、この実施の形態1では、図9およ
び図11のように、信号EQINおよび信号TEST1
に従ってイコライズタイミングを制御し、ノーマルモー
ドにおいては、両サブデータバスを逆相のタイミングで
イコライズし、並列試験のテストモードにおいては、両
サブデータバスを同じタイミングでイコライズするイコ
ライズ回路10<i>を設け、並列試験において両サブ
データバスに同時のデータが読み出されたときに、両サ
ブデータバスがいずれもイコライズされないようにし
た。これにより、EVENサブデータバスに読み出され
たデータと、ODDサブデータバスに読み出されたデー
タとを、判定回路まで同じ条件でかつ正確に転送するこ
とができるので、判定回路の誤動作を低減することがで
きる。
【0150】[第4の特徴 期待値の論理の導入]実施
の形態1の半導体記憶装置の第4の特徴は、Yアドレス
縮退の並列試験においての読み出しデータの判定に期待
値の論理を導入し、正しい読み出しデータの期待値を生
成し、読み出されたデータの正誤を上記の期待値に従っ
て判定することである。
【0151】図21は上記第4の特徴を説明するための
期待値回路およびRSAMP回路部の構成図である。図
21において、図7または図18と同じものには同じ符
号を付してある。ただし、図21の信号EN−B0,E
N−B1は、図18と同じものであり、実施の形態1の
信号EN−B0,EN−B1とは異なる。読み出しデー
タの判定に期待値の論理を導入した半導体記憶装置は、
図18の半導体記憶装置において、図21の期待値回路
408を設け、RSAMP回路部209<i>を図21
のRSAMP回路部409<i>に変更したものであ
る。
【0152】図21において、期待値回路408は、Y
アドレスデータAYの最下位ビットAY<0>および信
号TEST1に従って、期待値信号EXP0,EXP1
を生成し、RSAMP回路部409<i>の判定回路4
91<i>に出力する。Yアドレス縮退の並列試験のと
きには、上記の期待値信号EXP1は、正しい読み出し
データの期待値であり、上記の期待値信号EXP0は、
誤った読み出しデータの期待値である。Yアドレス縮退
の並列試験では、YアドレスデータAYの最下位ビット
AY<0>によって、書き込んだデータの値(=正しい
読み出しデータの期待値)を半導体記憶回路に入力する
ことができる。この期待値回路408は、信号TEST
1=”L”のときには、期待値信号EXP0=”L”,
EXP1=”L”を出力し、信号TEST1=”H”の
ときには、期待値信号EXP0=rAY<0>(AY<
0>の反転データ),EXP1=AY<0>を出力す
る。
【0153】RSAMP回路部409<i>は、EVE
Nリードセンスアンプ回路490−B0<i>と、OD
Dリードセンスアンプ回路490−B1<i>と、判定
回路491<i>とを備える。EVENリードセンスア
ンプ回路490−B0<i>、ODDリードセンスアン
プ回路490−B1<i>、および判定回路491<i
>と、データバスDB<i>,DBb<i>間のデータ
の転送は、それぞれ信号EN−B0,EN−B1,EN
−testによって制御される。
【0154】EVENリードセンスアンプ回路490−
B0<i>で増幅されたEVENサブデータSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>の読み出しデータA,
Abは、ノーマルモードのときには、データバスDB<
i>,DBb<i>に出力され、テストモードのときに
は、判定回路491<i>に入力される。また、ODD
リードセンスアンプ回路490−B1で増幅されたOD
DサブデータSDB−B1<i>,SDBb−B1<i
>の読み出しデータB,Bbは、ノーマルモードのとき
には、データバスDB<i>,DBb<i>に出力さ
れ、テストモードのときには、判定回路491<i>に
入力される。
【0155】判定回路491<i>は、テストモードの
ときに、期待値回路408からの期待値信号EXP0,
EXP1に従って、EVENリードセンスアンプ回路9
0−B0<i>からのデータA,Ab、およびODDリ
ードセンスアンプ回路90−B1<i>からのデータ
B,Bbについての並列試験を判定し、判定データC,
CbをデータバスDB<i>,DBb<i>に出力す
る。
【0156】図22は図21のRSAMP回路部409
<i>の回路図であり、図8と同じものには同じ符号を
付してある。ただし、図22の信号EN−B0,EN−
B1は、図18と同じものであり、図8の信号EN−B
0,EN−B1とは異なる。図22のEVENリードセ
ンスアンプ回路490−B0<i>は、図8のEVEN
リードセンスアンプ回路90−B0<i>において、イ
ンバータ回路inv1,inv2,inv3と、トラン
スファーゲートtrans1,trans2と、2入力
NOR回路NOR1とを設けず、トランジスタTr1,
Tr3のゲートに信号EN−B0を入力し、トランジス
タTr2,Tr4のゲートにそれぞれ増幅されたEVE
NサブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−B1
<i>の読み出しデータA,Abを入力する構成とした
ものである。
【0157】また、図22のODDリードセンスアンプ
回路490−B1<i>は、図8のODDリードセンス
アンプ回路90−B1<i>において、インバータ回路
inv4,inv5,inv6と、トランスファーゲー
トtrans3,trans4と、2入力NOR回路N
OR2とを設けず、トランジスタTr5,Tr7のゲー
トに制御信号EN−B1を入力し、トランジスタTr
6,Tr8のゲートにそれぞれ増幅されたODDサブデ
ータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>の
読み出しデータB,Bbを入力する構成としたものであ
る。
【0158】また、図22の判定回路491<i>は、
図8の判定回路91<i>において、インバータ回路i
nv9と、2入力NAND回路NAND1,NAND2
とを設けず、インバータ回路inv7,inv8にそれ
ぞれ期待値回路408からの信号EXP0,EXP1を
入力し、NチャネルトランジスタTr9,Tr10,T
r11,Tr12を設けた構成としたものである。
【0159】Tr9のドレインはデータバスDB<i>
に接続され、Tr9のソースはTr10のドレインに接
続され、Tr10のソースは接地されている(VSSに
接続されている)。また、Tr11のドレインはデータ
バスDBb<i>に接続され、Tr11のソースはTr
12のドレインに接続され、Tr4のソースは接地され
ている(VSSに接続されている)。トランジスタTr
9,Tr11のゲートには信号EN−testが入力さ
れる。
【0160】クロックドゲートcinv1およびcin
v2の出力はともにトランジスタTr10のゲートに接
続され、判定データCbがトランジスタTr10のゲー
トに入力される。また、クロックドゲートcinv3お
よびcinv4の出力はともにトランジスタTr12の
ゲートに接続され、判定データCがトランジスタTr1
2のゲートに入力される。
【0161】並列試験においての図21の期待値回路4
08およびRSAMP回路部409<i>の動作につい
て以下に説明する。図23は並列試験においての期待値
回路408およびRSAMP回路部409<i>の動作
を説明する真理値表の図である。この図23および図1
1から判るように、図21の期待値回路408および図
22の判定回路491<i>のinv7,inv8から
構成される回路は、YアドレスデータAYの最下位ビッ
トAY<0>および信号TEST1に従って信号EXP
0,EXP0b,EXP1,EXP1bを生成すること
について、実施の形態1の期待値回路8および判定回路
91<i>のinv7,inv8,inv9,NAND
1,NAND2から構成される回路と等価である。
【0162】Yアドレス縮退の並列試験では、メモリセ
ルに書き込まれたデータの値(=正しい読み出しデータ
の期待値)がYアドレスデータAYの最下位ビットAY
<0>によって半導体記憶装置に入力され、期待値回路
408において、信号TEST1=”H”なので、Yア
ドレスデータAYの最下位ビットAY<0>に応じて正
しい読み出しデータの期待値信号EXP1=AY<0
>、および誤った読み出しデータの期待値信号EXP0
=rAY<0>が生成され、これらの期待値信号EXP
0,EXP1が判定回路491<i>に転送される。
【0163】図23においては、データ”1”がメモリ
セルに書き込まれた並列試験のとき、AY<0>=”
H”、データ”0”がメモリセルに書き込まれた並列試
験のとき、AY<0>=”L”としており、データ”
1”が書き込まれた並列試験であって正しい読み出しデ
ータの期待値が”1”の並列試験のとき、期待値信号E
XP1=”H”になり、データ”0”が書き込まれた並
列試験であって正しい読み出しデータの期待値が”0”
の並列試験のとき、期待値信号EXP1=”L”にな
る。また、メモリセルに書き込まれたデータ”1”が正
しく読み出されたとき、サブデータバスSDB−B0<
i>またはSDB−B1<i>=”H”、サブデータバ
スSDBb−B0<i>またはSDBb−B1<i>
=”L”、データAまたはB=”H”、データAbまた
はBb=”L”としている。また、メモリセルに書き込
まれたデータ”0”が正しく読み出されたとき、サブデ
ータバスSDB−B0<i>またはSDB−B1<i>
=”L”、サブデータバスSDBb−B0<i>または
SDBb−B1<i>=”H”、データAまたはB=”
L”、データAbまたはBb=”H”としている。
【0164】判定回路490<i>(図22参照)にお
いては、期待値回路408から入力される期待値信号E
XP0,EXP1に従って、EVENサブデータバスS
DB−B0<i>,SDBb−B0<i>に読み出され
たデータA,Ab、およびODDサブデータバスSDB
−B1<i>,SDBb−B1<i>に読み出されたデ
ータB,Bbの正誤が判定される。
【0165】図23のように、正しい読み出しデータの
期待値”1”(AY<0>=EXP1=”H”)のとき
には、判定回路490<i>において、クロックドゲー
トcinv1およびcinv3が開き、クロックドゲー
トcinv2およびcinv4は閉じたままとなる。こ
れにより、EVENサブデータバスに読み出されたデー
タが”1”(データA=”H”,Ab=”L”)であ
り、かつODDサブデータバスに読み出されたデータ
が”1”(データB=”H”,Bb=”L”)のときに
のみ、判定データC=”H”,Cb=”L”となる。そ
して、EVENサブデータバスの読み出しデータが”
0”(データA=”L”,Ab=”H”)であって、O
DDサブデータバスの読み出しデータが”1”(データ
B=”H”,Bb=”L”)のとき、EVENサブデー
タバスの読み出しデータが”1”(データA=”H”,
Ab=”L”)であって、ODDサブデータバスの読み
出しデータが”0”(データB=”L”,Bb=”
H”)のとき、および両サブデータバスの読み出しデー
タがともに”0”のときには、判定データC=”L”,
Cb=”H”となる。
【0166】また、図23のように、正しい読み出しデ
ータの期待値”0”(AY<0>=EXP1=”L”)
のときには、判定回路490<i>において、クロック
ドゲートcinv2およびcinv4が開き、クロック
ドゲートcinv1およびcinv3は閉じたままとな
る。これにより、EVENサブデータバスの読み出しデ
ータが”0”(データA=”L”,Ab=”H”)であ
り、かつODDサブデータバスの読み出しデータが”
0”(データB=”L”,Bb=”H”)のときにの
み、判定データC=”L”,Cb=”H”となる。そし
て、EVENサブデータバスの読み出しデータが”1”
(データA=”H”,Ab=”L”)であって、ODD
サブデータバスの読み出しデータが”0”(データB
=”L”,Bb=”H”)のとき、EVENサブデータ
バスの読み出しデータが”0”(データA=”L”,A
b=”H”)であって、ODDサブデータバスの読み出
しデータが”1”(データB=”H”,Bb=”L”)
のとき、および両サブデータバスの読み出しデータがと
もに”1”のときには、判定データC=”H”,Cb
=”L”となる。
【0167】このように判定回路490<i>では、読
み出された2つのデータがともに正しい読み出しデータ
の期待値と同じであるときにのみ、上記2つのデータが
ともに正しく、並列試験の結果が正常であると判定さ
れ、判定データC=EXP1,Cb=EXP0が生成さ
れ、読み出された2つのデータがともに正しい読み出し
データの期待値と異なるとき(誤った読み出しデータの
期待値と同じであるとき)、および読み出された2つの
データが互いに異なるときには、上記2つのデータに誤
りが含まれており、並列試験の結果が異常であると判定
され、判定データC=EXP0,Cb=EXP1が生成
される。
【0168】判定回路490<i>において、生成され
た判定データC,Cbは、トランジスタTr12,Tr
10のゲートにそれぞれ入力される。そして、信号EN
−testが”H”になると、トランジスタTr11,
Tr9がONし、上記の判定データC,Cbがデータバ
スDBb<i>,DB<i>に伝達される。
【0169】データバスDB<i>,DBb<i>に伝
達された判定データは、リードアンプ回路11<i>に
おいて増幅されるとともに出力データDoutに変換さ
れ、出力バッファ12<i>を介して、データ入出力ピ
ンDQ<i>に出力される。
【0170】図23では、期待値信号EXP1=”H”
において、並列試験の結果が正常であり、判定データC
=”H”,Cb=”L”のときには、データバスDB<
i>=”H”,DBb<i>=”L”になり、データ入
出力ピンDQ<i>には、データDout=”H”が出
力される。また、並列試験の結果が異常であり、判定デ
ータC=”L”,Cb=”H”のときには、データバス
DB<i>=”L”,DBb<i>=”H”になり、デ
ータ入出力ピンDQ<i>には、データDout=”
L”が出力される。
【0171】また、図23では、期待値信号EXP1
=”L”において、並列試験の結果が正常であり、判定
データC=”L”,Cb=”H”のときには、データバ
スDB<i>=”L”,DBb<i>=”H”になり、
データ入出力ピンDQ<i>には、データDout=”
L”が出力される。また、並列試験の結果が異常であ
り、判定データC=”H”,Cb=”L”のときには、
データバスDB<i>=”H”,DBb<i>=”L”
になり、データ入出力ピンDQ<i>には、データDo
ut=”H”が出力される。
【0172】このように、並列試験の結果が正常の場合
には、データバスDB<i>=EXP1,DBb<i>
=EXP0になり、データ入出力ピンDQ<i>には正
しい読み出しデータの期待値と同じデータ(AY<0>
およびEXP1と同じデータ)が出力される。また、並
列試験の結果が異常の場合には、データバスDB<i>
=EXP0,DBb<i>=EXP1になり、データ入
出力ピンDQ<i>には誤った読み出しデータの期待値
と同じデータ(rAY<0>およびEXP0と同じデー
タ)が出力される。
【0173】図18の判定回路290<i>では、全て
のメモリセルに同じデータが書き込まれたYアドレス縮
退の並列試験において、同時に読み出された2つのデー
タが同じであるか否かによって並列試験の正誤を判定し
ているので、読み出されたデータがともに正しいときの
他に、読み出されたデータがともに誤っているときに
も、正常と判定してしまう。読み出された2つのデータ
がともに誤ったものとなる不良の発生確率は、いずれか
のデータのみが誤ったものである不良の発生確率よりも
非常に低いが、皆無ではない。
【0174】そこで、この実施の形態1では、並列試験
の判定に期待値の論理を導入し、正しい読み出しデータ
の期待値を生成する期待値回路を設け、同時に読み出さ
れた2つの読み出しデータの正誤を上記の期待値に従っ
て判定することにより、2つの読み出しデータがともに
誤ったものであるときに、異常と判定できるようにして
いる。このように、読み出しデータの判定に期待値の論
理を導入することよって、2つの読み出しデータがとも
に誤ったものであるときに異常と判定することができる
ので、誤判定を低減することができる。
【0175】[第5の特徴 データバスの負荷容量の低
減]実施の形態1の半導体記憶装置の第5の特徴は、判
定回路をデータバスに接続せず、判定データをリードセ
ンスアンプ回路を経由してデータバスに出力する構成と
することによって、データバスの負荷容量の低減を図っ
たことである。
【0176】図24は上記第5の特徴を説明するための
RSAMP回路部の回路図であって、データバスの負荷
容量を低減できるRSAMP回路部である。図24にお
いて、図8または図22と同じものには同じ符号を付し
てある。図24のRSAMP回路部509<i>は、図
22のRSAMP回路部409<i>において、EVE
Nリードセンスアンプ回路490−B0<i>、判定回
路491<i>を、それぞれEVENリードセンスアン
プ回路590−B0<i>、判定回路591<i>に変
更したものである。
【0177】図24のEVENリードセンスアンプ回路
590−B0<i>は、図22のEVENリードセンス
アンプ回路490−B0<i>において、インバータ回
路inv1,inv2と、トランスファーゲートtra
ns1,trans2を設けたものであるとともに、図
8のEVENリードセンスアンプ回路90−B0<i>
において、インバータ回路inv3と、2入力NOR回
路NOR1とを設けず、トランジスタTr1,Tr3の
ゲートに制御信号EN−B0を入力するものである。
【0178】また、図24の判定回路591<i>は、
図22の判定回路491<i>において、トランジスタ
Tr9〜Tr12を設けず、判定データC,CbをEV
ENリードセンスアンプ回路590−B0<i>のノー
ドN−B0,Nb−b0に出力するようにしたものであ
り、データバスDB<i>,DBb<i>には接続され
ていない。この判定回路591<i>は、信号EXP
0,EXP0b,EXP1,EXP1bを生成する回路
の構成を除き、図8の判定回路91<i>と同じであ
る。
【0179】並列試験のテストモードのときに、判定回
路591<i>は、判定データC,CbをEVENリー
ドセンスアンプ回路590−B0<i>のノードN−B
0,Nb−B0に出力し、EVENリードセンスアンプ
回路590−B0<i>は、信号TEST1によってト
ランスファーゲートtrans1,trans2を閉じ
るとともに、信号EN−B0によってトランジスタTr
1,Tr3をONし、判定データC,Cbをデータバス
DBb<i>,DB<i>に出力する。
【0180】図22のRSAMP回路部409<i>で
は、EVENセンスアンプ回路490−B0<i>がト
ランジスタTr1,Tr3によってデータバスDBb<
i>,DB<i>に接続され、ODDセンスアンプ回路
490−B1<i>がトランジスタTr5,Tr7によ
ってデータバスDBb<i>,DB<i>に接続されて
いる他、並列試験の判定データをデータバスに出力する
ために判定回路491<i>がトランジスタTr9,T
r11によってデータバスDB<i>,DBb<i>に
接続されている。
【0181】このように、1つのRSAMP回路部にお
いて、EVENセンスアンプ回路、ODDセンスアンプ
回路、および判定回路がデータバスに接続する構成で
は、RSAMP回路部によるデータバスDB<i>,D
Bb<i>の負荷容量は、それぞれ(1つのトランジス
タによる負荷容量)×3×(RSAMP回路部の個数)
になり、RSAMP回路部内に、EVENセンスアンプ
回路、ODDセンスアンプ回路、および判定回路を設け
たことによってデータバスの負荷容量は増加する。しか
し、データバスの負荷容量が増加すると、データバスの
データ転送能力が低下してしまうことがある。
【0182】そこで、実施の形態1では、判定回路をデ
ータバスに接続せず、判定データを判定回路からEVE
Nリードセンスアンプ回路(またはODDリードセンス
アンプ回路)に転送し、そのリードセンスアンプ回路か
らデータバスに出力することにより、データバスの負荷
容量の低減を図り、データバスのデータ転送能力が低下
するのを回避している。また、これにより、判定回路を
制御するための信号EN−testを生成する必要がな
くなる。
【0183】[第6の特徴 並列試験時のリードセンス
アンプ回路の非活性固定]実施の形態1の半導体記憶装
置の第6の特徴は、Yアドレス縮退の並列試験において
判定データが転送されないリードセンスアンプ回路を非
活性(リードセンスアンプから出力されたデータをデー
タバスに出力しない設定)に固定し、このリードセンス
アンプ回路からデータバスにデータが出力されないよう
にすることである。
【0184】ノーマルモードでは、EVENリードセン
スアンプ回路およびODDリードセンスアンプ回路は、
信号EN−B0およびEN−B1によって、EVENリ
ードセンスアンプ回路で増幅されたデータと、ODDリ
ードセンスアンプ回路で増幅されたデータとが、異なる
タイミングでデータバスに出力されるように制御され
る。これらの信号EN−B0,EN−B1は、回路の簡
略化や、パターン面積の縮小化による半導体記憶装置の
コンパクト化を図るために、Y縮退制御回路2から出力
される信号E<0:1>,F<0:1>を用いて生成さ
れることがある。
【0185】しかし、並列試験のテストモードのときに
は、図10(b)のように、信号E<0:1>,F<
0:1>は”H”または”L”に固定されるので、これ
らの信号を用いて生成された信号EN−B0,EN−B
1によって、テストモードのときに、リードセンスアン
プ回路の出力を制御すると、両リードセンスアンプ回路
が同時に活性化され、判定回路から判定データが転送さ
れないリードセンスアンプ回路(実施の形態1ではOD
Dリードセンスアンプ回路)からデータバスにデータが
出力されてしまうことがある。
【0186】そこで、実施の形態1では、判定データが
転送されないリードセンスアンプ回路(ODDリードセ
ンスアンプ回路90−B1)に、inv6およびNOR
2からなり、信号EN−B1およびTEST1に従って
トランジスタTr5,Tr7のON/OFFを制御する
信号を生成する回路を設け、ノーマルモード時には信号
EN−B1に従ってトランジスタTr5,Tr7をON
/OFFさせ、テストモード時にはトランジスタTr
5,Tr7をOFFに固定することによって、判定デー
タが転送されないリードセンスアンプ回路を不活性に固
定している。
【0187】また、実施の形態1では、判定データが転
送されないリードセンスアンプ回路(ODDリードセン
スアンプ回路90−B1)に、インバータ回路inv
4,inv5およびトランスファーゲートtrans
3,trans4からなり、信号TEST1に従ってリ
ードセンスアンプAMP2の出力とノードN−B1,N
b−B1の間のデータ転送を制御するトランスファーゲ
ート回路を設け、ノーマルモード時にはリードセンスア
ンプAMP2から出力されたデータB,BbをノードN
−B1,Nb−B1に転送する設定とし、テストモード
時にはデータB,BbをノードN−B1,Nb−B1に
転送しない設定に固定することによって、判定データが
転送されないリードセンスアンプ回路を不活性に固定し
ている。
【0188】このように、Yアドレス縮退の並列試験の
ときに、判定回路から判定データが転送されないリード
センスアンプ回路を非活性に固定する回路を設けること
によって、そのリードセンスアンプ回路からデータバス
にデータが出力されてしまうのを回避し、判定データの
みを確実にデータバスに出力することができる。
【0189】[第7の特徴 両リードセンスアンプ回路
の構成の整合]実施の形態1の半導体記憶装置の第7の
特徴は、EVENリードセンスアンプ回路とODDリー
ドセンスアンプ回路をほぼ同じ回路構成で実現すること
によって、両リードセンスアンプ回路のデータ転送条件
を同じにしたことである。
【0190】EVENリードセンスアンプ回路からデー
タバスにデータを転送するときと、ODDリードセンス
アンプ回路からデータバスにデータを転送するときの条
件は、同じである(整合している)ことが望ましい。そ
のためには、両リードセンスアンプ回路の回路構成が整
合していることが望ましい。
【0191】しかし、図24のRSAMP回路部509
<i>では、EVENリードセンスアンプ回路590−
B0<i>にのみ、インバータ回路inv1,inv2
およびトランスファーゲートtrans1,trans
2を設けているので、EVENリードセンスアンプ回路
590−B0<i>とODDリードセンスアンプ回路4
90−B1<i>では、リードセンスアンプから出力さ
れたデータが伝達するノードの負荷が異なり、両リード
センスアンプ回路のデータ転送条件(データバスの負荷
として整合性も含む)は同じではない。
【0192】そこで、この実施の形態1では、図8のよ
うに、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<i>
のノードN−B1,Nb−B1に、インバータ回路in
v4,inv5およびトランスファーゲートtrans
3,trans4からなり、ODDリードセンスアンプ
回路90−B1<i>の回路構成をEVENリードセン
スアンプ回路90−B0<i>に整合させるための回路
を設け、ODDリードセンスアンプ回路90−B1<i
>のノードN−B1,Nb−B1と、EVENリードセ
ンスアンプ回路590−B0<i>のノードN−B0,
Nb−B0の負荷条件とを整合させている。
【0193】また、この実施の形態1では、図8のよう
に、EVENリードセンスアンプ回路90−B0<i>
に、インバータ回路inv3および2入力NOR回路N
OR1からなり、EVENリードセンスアンプ回路90
−B0<i>の回路構成をODDリードセンスアンプ回
路90−B1<i>に整合させるための回路を設け、E
VENリードセンスアンプ回路90−B0<i>のトラ
ンジスタTr1,Tr3のゲートの負荷条件と、ODD
リードセンスアンプ回路90−B1<i>のトランジス
タTr5,Tr7のゲートの負荷条件とを整合させてい
る。
【0194】このように両リードセンスアンプ回路のい
ずれかに、そのリードセンスアンプ回路の構成を他のリ
ードセンスアンプ回路に整合させる回路を設けることに
よって、両リードセンスアンプ回路のデータ転送条件を
整合させている。
【0195】以上のように実施の形態1によれば、カラ
ム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同時
に活性化し、これらのカラムによって選択される複数の
メモリセルから同時にデータを読み出すことにより、縮
退置換される複数のYアドレスを縮退させたYアドレス
縮退の並列試験をすることできるので、カラム冗長置換
を含む試験においても並列試験が可能になり、試験にか
かる時間を短縮することができる。
【0196】実施の形態2 図25は本発明の実施の形態2の半導体記憶装置のデー
タ出力部の構成図である。実施の形態2の半導体記憶装
置は、上記実施の形態1の半導体記憶装置(図1参照)
において、期待値回路8を図25の期待値回路21に変
更したものである。上記実施の形態1の半導体記憶装置
には信号TEST1が入力されたが、この実施の形態2
の半導体記憶装置には信号TEST0,TESTAが入
力され、信号TEST1は、期待値回路21において生
成され、RSAMP回路部9<0>,9<1>,9<2
>,9<3>、Y縮退制御回路2、およびバスドライブ
回路3に供給される。
【0197】図26は半導体記憶装置においての同相試
験時および逆相試験時のビットライン対の動作を説明す
るタイミングチャートであり、(a)は同相試験時の動
作、(b)は逆相試験時の動作である。
【0198】メモリセル部5−A,5−Bには、図4の
ようにメモリセルMCLおよびビットライン対(ビット
ラインBLおよびBLb)が配設されており、図26の
タイミングチャートは、同じYアドレスの4つのセンス
アンプ回路(例えばセンスアンプ回路SA0<0>〜S
A0<3>)にそれぞれ接続されており、出力ピンDQ
<0>〜DQ<3>に出力されるデータをそれぞれ読み
書きする4対のビットライン対についてのものである。
【0199】半導体記憶装置の試験においては、ビット
ライン間の干渉などを考慮するために、図26(a)の
ように隣り合うビットライン対が同じ方向に開くように
設定した試験(同相試験)の他に、図26(b)のよう
に隣り合うビットライン対が反対方向に開くように設定
した試験(逆相試験)がなされる。図26(a)の同相
動作では、隣り合うビットライン対のビットラインBL
の電位はともに上昇し、隣り合うビットライン対のビッ
トラインBLbの電位はともに下降する。また、図26
(b)の逆相動作では、ビットラインBLの電位が上昇
し、ビットラインBLbの電位が下降するビットライン
対に隣り合うビットライン対においては、ビットライン
BLの電位が降下し、ビットラインBLbの電位が上昇
する。
【0200】しかしながら、上記実施の形態1では、Y
アドレス縮退の並列試験において全てに読み出しデータ
について期待値信号EXPの値を同じにしているため、
全てのメモリセルに同じデータを書き込む必要があり、
Yアドレス縮退の並列同相試験は可能であるが、Yアド
レス縮退の並列逆相試験ができなかった。
【0201】そこで、この実施の形態2では、期待値回
路21を設け、隣り合うビットライン対について異なる
値の期待値信号を生成できるようにすることによって、
Yアドレス縮退の並列同相試験のみならず、Yアドレス
縮退の並列逆相試験を可能にしている。
【0202】期待値回路21は、入力されたYアドレス
データAYの最下位ビットAY<0>および信号TES
T0,TESTAに従って、信号TEST1,TEST
−TPH0,TEST−TPHAを生成する。信号TE
ST1は、RSAMP回路部9<1>〜9<3>に入力
され、信号TEST−TPH0は、期待値信号EXPと
してRSAMP回路部9<0>および9<2>に入力さ
れ、信号TEST−TPHAは期待値信号EXPとし
て、RSAMP回路部9<1>および9<3>に入力さ
れる。
【0203】図27は期待値回路21の回路図である。
図27において、期待値回路21は2入力NOR回路N
OR21,NOR22と、2入力NAND回路NAND
21〜NAND24と、インバータ回路inv21〜i
nv25とを備える。
【0204】NOR21には、信号TEST0およびT
ESTAが入力され、NOR21の出力はinv21に
入力され、inv21の出力は、信号TEST1として
出力されるとともに、NAND21に入力される。Yア
ドレスの最下位ビットAY<0>は、inv22および
NAND23に入力され、inv22の出力はNAND
21およびNAND21に入力される。信号TEST0
はNAND22に入力され、信号TESTAはNAND
23に入力される。NAND21の出力はinv23に
入力され、inv23の出力はinv24に入力され、
inv24の出力は信号TEST−TPH0として出力
される。NAND22およびNAND23の出力はNA
ND24に入力され、NAND24の出力はinv24
に入力され、inv24の出力は信号TEST−TPH
Aとして出力される。
【0205】この期待値回路21では、入力信号TES
T0=”H”,TESTA=”L”のとき(同相試験の
テストモードのとき)、TEST1=”H”,TEST
−TPH0=AY<0>,TEST−TPHA=AY<
0>を出力する。また、入力信号TEST0=”L”、
TESTA=”H”のとき(逆相試験のテストモードの
とき)、TEST1=”H”,TEST−TPH0=A
Y<0>,TEST−TPHA=rAY<0>(AY<
0>の反転データ)を出力する。また、入力信号TES
T0=TESTA=”L”のとき(ノーマルモードのと
き)、TEST1=”L”,TEST−TPH0=”
L”,TEST−TPHA=”L”を出力する。
【0206】実施の形態2の半導体記憶装置の動作につ
いて以下に説明する。図28は実施の形態2においての
期待値回路21およびRSAMP回路部9<0>〜9<
3>の動作を説明する真理値表の図であり、(a)は入
力信号TEST0=”H”,TESTA=”L”の場
合、(b)は入力信号TEST0=”L”,TESTA
=”H”の場合である。RSAMP回路部9<i>は、
データ入出力ピンDQ<0>〜DQ<3>の出力データ
についてのRSAMP回路部であり、図28において、
DQiはRSAMP回路部9<i>およびデータ入出力
ピンDQ<i>の出力データについての真理値表であ
る。
【0207】モードセットにおいて、信号TEST0
=”L”,TESTA=”L”が入力されたときには、
期待値回路21は、信号TEST1=”L”,TEST
−TPH0=”L”,TEST−TPHA=”L”を出
力し、判定回路91<0>〜91<3>には、信号TE
ST1=”L”、および期待値信号EXP=”L”(判
定回路91<0>,91<2>にはTEST−TPH
0、判定回路91<1>,91<3>にはTEST−T
PHA)が入力され、ノーマルモードの動作になる。こ
のノーマルモードの動作は、上記実施の形態1のノーマ
ルモードと同じである。
【0208】また、モードセットにおいて、信号TES
T0=”H”,TESTA=”L”が入力されたときに
は、期待値回路21は、信号TEST1=”H”,TE
ST−TPH0=AY<0>,TEST−TPHA=A
Y<0>を出力し、判定回路91<0>〜91<3>に
は、信号TEST1=”H”、および期待値信号EXP
=AY<0>(判定回路91<0>,91<2>にはT
EST−TPH0、判定回路91<1>,91<3>に
はTEST−TPHA)が入力され、Yアドレス縮退の
同相並列試験のテストモードの動作になる。この同相並
列試験の動作は、上記実施の形態1においてのYアドレ
ス縮退の並列試験と同じである。
【0209】図28において、YアドレスデータAYの
最下位ビットAY<0>=”H”、EVENサブデータ
バスSDB−B0<i>=”H”,SDBb−B0<i
>=”L”、ODDサブデータバスSDB−B1<i>
=”H”,SDBb−B1<i>=”L”、読み出しデ
ータA=”H”,Ab=”L”、読み出しデータB=”
H”,Bb=”L”は、いずれもデータ”1”に相当
し、YアドレスデータAYの最下位ビットAY<0>
=”L”、EVENサブデータバスSDB−B0<i>
=”L”,SDBb−B0<i>=”H”、ODDサブ
データバスSDB−B1<i>=”L”,SDBb−B
1<i>=”H”、読み出しデータA=”L”,Ab
=”H”、読み出しデータB=”L”,Bb=”H”
は、いずれもデータ”0”に相当する。また、データ”
1”を書き込んだ(データ”1”の書き込みを設定し
た)並列試験の判定結果が正常であるとき、判定データ
C=”H”,Cb=”L”、データバスDB<i>=”
H”,DBb<i>=”L”となり、データ”0”を書
き込んだ(データ”0”の書き込みを設定した)並列試
験の判定結果が正常であるとき、判定データC=”
L”,Cb=”H”、データバスDB<i>=”L”,
DBb<i>=”H”となる。
【0210】図28(a)の同相並列試験では、AY<
0>=”H”なので、rAY<0>=”L”となり、判
定回路91<0>〜91<3>(図8参照)には、期待
値信号EXP=”H”が入力され、判定回路91<0>
〜91<3>において生成される信号EXP0=”
L”,EXP0b=”H”,EXP1=”H”,EXP
1b=”L”となる。
【0211】また、図28(a)の同相並列試験では、
メモリセル部の全てのメモリセルMCL(図4参照)に
データ”1”が書き込まれており、これらのデータが上
記実施の形態1と同じようにEVENサブデータバスS
DB−B0<i>,SDBb−B0<i>およびODD
サブデータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<
i>に同時に読み出され、EVENサブデータバスに読
み出されたデータはEVENリードセンスアンプ回路9
0−B0<i>に入力され、ODDサブデータバスに読
み出されたデータはODDリードセンスアンプ回路90
−B1<i>に入力される。
【0212】そして、EVENサブデータバスSDB−
B0<i>,SDBb−B0<i>の読み出しデータA
=”H”,Ab=”L”、かつODDサブデータバスS
DB−B1<i>,SDBb−B1<i>の読み出しデ
ータB=”H”,Bb=”L”であって、これらの読み
出しデータが正常であるときには、判定回路91<i>
において、判定データC=”H”,Cb=”L”が生成
され、この判定データがEVENリードセンスアンプ回
路90−B0<i>を経由してデータバスに伝達され、
データバスDB<i>=”H”,DBb<i>=”L”
となり、データ入出力ピンDQ<i>に”H”のデータ
が出力される。
【0213】また、モードセットにおいて、信号TES
T0=”L”,TESTA=”H”が入力されたときに
は、期待値回路21は、信号TEST1=”H”,TE
ST−TPH0=AY<0>,TEST−TPHA=r
AY<0>を出力し、判定回路91<0>,91<2>
には信号TEST1=”H”および期待値信号EXP=
AY<0>(TEST−TPH0)が入力され、判定回
路91<1>,91<3>には信号TEST1=”H”
および期待値信号EXP=rAY<0>(TEST−T
PHA)が入力され、Yアドレス縮退の逆相並列試験の
テストモードの動作になる。
【0214】図28(b)の逆相並列試験では、AY<
0>=”H”なので、rAY<0>=”L”となる。判
定回路91<0>,91<2>には、期待値信号EXP
=”L”が入力され、判定回路91<0>,91<2>
において生成される信号EXP0=”L”,EXP0b
=”H”,EXP1=”H”,EXP1b=”L”とな
る。逆に、判定回路91<1>,91<3>には、期待
値信号EXP=”H”が入力され、判定回路91<1
>,91<3>において生成される信号EXP0=”
H”,EXP0b=”L”,EXP1=”L”,EXP
1b=”H”となる。
【0215】また、図28(b)の逆相並列試験では、
センスアンプ回路SA0<0>,SA0<2>,SA1
<0>,SA1<2>,…(図4参照)に接続するメモ
リセルMCLにはデータ”1”が書き込まれ、センスア
ンプ回路SA0<1>,SA0<3>,SA1<1>,
SA1<3>,…(図4参照)に接続するメモリセルM
CLにはデータ”0”が書き込まれており、これらのデ
ータが上記実施の形態1と同じようにEVENサブデー
タバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>およ
びODDサブデータバスSDB−B1<i>,SDBb
−B1<i>に読み出され、EVENサブデータバスに
読み出されたデータはEVENリードセンスアンプ回路
90−B0<i>に入力され、ODDサブデータバスに
読み出されたデータはODDリードセンスアンプ回路9
0−B1<i>に入力される。
【0216】そして、EVENサブデータバスSDB−
B0<0>,SDBb−B0<0>の読み出しデータA
=”H”,Ab=”L”、かつODDサブデータバスS
DB−B1<0>,SDBb−B1<0>の読み出しデ
ータB=”H”,Bb=”L”であって、これらの読み
出しデータが正常であるときには、判定回路91<0>
において、判定データC=”H”,Cb=”L”が生成
され、この判定データがEVENリードセンスアンプ回
路90−B0<0>を経由してデータバスに伝達され、
データバスDB<0>=”H”,DBb<0>=”L”
となり、データ入出力ピンDQ<0>に”H”のデータ
が出力される。同様に、EVENサブデータバスSDB
−B0<2>,SDBb−B0<2>の読み出しデータ
A=”H”,Ab=”L”、かつODDサブデータバス
SDB−B1<2>,SDBb−B1<2>の読み出し
データB=”H”,Bb=”L”であって、これらの読
み出しデータが正常であるときには、判定回路91<2
>において、判定データC=”H”,Cb=”L”が生
成され、この判定データがEVENリードセンスアンプ
回路90−B0<2>を経由してデータバスに伝達さ
れ、データバスDB<2>=”H”,DBb<2>=”
L”となり、データ入出力ピンDQ<2>に”H”のデ
ータが出力される。
【0217】また、EVENサブデータバスSDB−B
0<1>,SDBb−B0<1>の読み出しデータA
=”L”,Ab=”H”、かつODDサブデータバスS
DB−B1<1>,SDBb−B1<1>の読み出しデ
ータB=”L”,Bb=”H”であって、これらの読み
出しデータが正常であるときには、判定回路91<1>
において、判定データC=”L”,Cb=”H”が生成
され、この判定データがEVENリードセンスアンプ回
路90−B0<1>を経由してデータバスに伝達され、
データバスDB<1>=”L”,DBb<0>=”H”
となり、データ入出力ピンDQ<1>に”L”のデータ
が出力される。同様に、EVENサブデータバスSDB
−B0<3>,SDBb−B0<3>の読み出しデータ
A=”L”,Ab=”H”、かつODDサブデータバス
SDB−B1<3>,SDBb−B1<3>の読み出し
データB=”L”,Bb=”H”であって、これらの読
み出しデータが正常であるときには、判定回路91<3
>において、判定データC=”L”,Cb=”H”が生
成され、この判定データがEVENリードセンスアンプ
回路90−B0<3>を経由してデータバスに伝達さ
れ、データバスDB<3>=”L”,DBb<2>=”
H”となり、データ入出力ピンDQ<2>に”L”のデ
ータが出力される。
【0218】このように、図28(b)の逆相並列試験
では、DQ0,DQ2についての期待値は”1”(期待
値信号EXP=”H”)、DQ1,DQ3についての期
待値は”0”(期待値信号EXP=”L”)に設定さ
れ、判定回路90<0>,90<2>においては、期待
値信号EXP=”H”に従って読み出しデータの正誤が
判定され、判定回路90<1>,90<3>において
は、期待値信号EXP=”L”に従って読み出しデータ
の正誤が判定され、2つの読み出しデータの値がともに
期待値と同じであるときにのみ、その期待値に相当する
データがDQ<i>に出力される。
【0219】以上のように実施の形態2によれば、同相
試験の設定では、隣り合うビットライン対について同じ
期待値を生成し、逆相試験の設定では、隣り合うビット
ライン対について異なる期待値を生成することにより、
同相並列試験および逆相並列試験において期待値の論理
を導入した判定が可能になる。
【0220】なお、上記実施の形態1および2において
は、判定回路91<i>(図8参照)をクロックドゲー
トcinv1〜cinv4によって構成していたが、図
29のように、トランスファーゲートtrans31,
trans32,trans33,trans34、お
よびインバータ回路inv31,inv32,inv3
3,inv34によって判定回路91<i>を構成する
ことも可能である。
【0221】実施の形態3 図30は本発明の実施の形態3の半導体記憶装置の構成
図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。
図30の半導体記憶装置は、Yプリデコード(YPREDE
C)回路1と、Y縮退制御(YSG)回路2と、バスドライ
ブ(BUS DRV)回路3と、Yデコード(YDEC)回路4
と、メモリセル部5−A,5−Bと、センスアンプ回路
部6−A(6<0>−A〜6<3>−A),6−B(6
<0>−B〜6<3>−B)と、期待値回路8と、リー
ドセンスアンプ(RSAMP)回路部9<0>〜9<7>
と、イコライズ回路10<0>〜10<7>と、リード
アンプ(Read Amp)回路11<0>〜11<7>と、出
力バッファ(Dout Buffer)回路12<0>〜12<7
>と、EVENサブデータバス対SDBP−B0<0>
〜SDBP−B0<7>と、ODDサブデータバス対S
DBP−B1<0>〜SDBP−B1<7>と、データ
バス対DBP<0>〜DBP<7>と、データ入出力ピ
ンDQ<0>〜DQ<7>とを備える。
【0222】この実施の形態3の半導体記憶装置は、上
記実施の形態1において、出力ビットを倍の8ビットに
した構成である。実施の形態3の半導体記憶装置では、
ブロックBに配設されていたEVENサブデータバス対
SDBP−B0<0>〜SDBP−B0<3>およびO
DDサブデータバス対SDBP−B1<0>〜SDBP
−B1<3>を、ブロックAに配設されているEVEN
サブデータバス対SDBP−B0<0>〜SDBP−B
0<3>およびODDサブデータバス対SDBP−B1
<0>〜SDBP−B1<3>から分離し、それぞれE
VENサブデータバス対SDBP−B0<4>〜SDB
P−B0<7>およびODDサブデータバス対SDBP
−B1<4>〜SDBP−B1<7>としている。
【0223】また、実施の形態3の半導体記憶装置で
は、スイッチ回路7<0>〜7<3>を削除し、ブロッ
クBのEVENサブデータバス対SDBP−B0<4>
〜SDBP−B0<7>およびODDサブデータバス対
SDBP−B1<4>〜SDBP−B1<7>につい
て、ブロックAのEVENサブデータバス対SDBP−
B0<0>〜SDBP−B0<3>およびODDサブデ
ータバス対SDBP−B1<0>〜SDBP−B1<3
>とは個別に、SAMP回路部9<4>〜9<7>と、
イコライズ回路10<4>〜10<7>と、リードアン
プ回路11<4>〜11<7>と、出力バッファ回路1
2<4>〜12<7>と、データバス対DBP<4>〜
DBP<7>と、データ入出力ピンDQ<4>〜DQ<
7>とを設けている。RSAMP回路部9<4>〜9<
7>、イコライズ回路10<4>〜10<7>、リード
アンプ回路11<4>〜11<7>、出力バッファ回路
12<4>〜12<7>、データバス対DBP<4>〜
DBP<7>、およびデータ入出力ピンDQ<4>〜D
Q<7>の構成は、それぞれ上記実施の形態1のRSA
MP回路部9<i>、イコライズ回路10<i>、リー
ドアンプ回路11<i>、出力バッファ回路12<i
>、データバス対DBP<i>、およびデータ入出力ピ
ンDQ<i>と同じである。
【0224】この実施の形態3の半導体記憶装置のノー
マルモード時およびYアドレス縮退の並列試験のテスト
モード時の動作は、上記実施の形態1と同様である。た
だし、この実施の形態3では、同じYアドレスの8ビッ
トデータは、ブロックAおよびBにそれぞれ4ビットず
つ書き込まれ、上記の8ビットデータ(Yアドレス縮退
並列試験のときには、2つのYアドレスの合計16ビッ
トのデータ)がブロックAおよびBから同時に読み出さ
れ、読み出された8ビットデータ(Yアドレス縮退並列
試験のときには、8ビットの判定データ)がデータ入出
力ピンDQ<0>〜DQ<7>に出力される。
【0225】上記実施の形態1の半導体記憶装置では、
YアドレスデータAYの最上位ビットAY<k+1>が
ブロックセレクトビットになっており、同じYアドレス
の4ビットデータは、ブロックAまたはBのいずれかに
書き込まれ、ブロックAまたはBのいずれかから読み出
される。これに対し、この実施の形態3の半導体記憶装
置では、Yアドレスの上記ブロックセレクトビットがな
くなり、同じYアドレスの8ビットデータは、ブロック
AおよびBに4ビットずつ書き込まれ、ブロックAおよ
びBから読み出される。
【0226】実際の製品の8ビット出力の半導体記憶装
置は、上記実施の形態1のように、同じYアドレスの8
ビットデータをブロックAまたはブロックBのいずれか
に書き込み、そのブロックから読み出す構成になってお
り、実際の製品の16ビット出力の半導体記憶装置は、
この実施の形態3のように、同じYアドレスの16ビッ
トデータをブロックAおよびBに8ビットずつ書き込
み、それらのブロックから読み出す構成になっている。
この16ビット出力の半導体記憶装置では、上記実施の
形態1のようにブロックAおよびBでRSAMP回路部
を共有することができないので、16個のRSAMP回
路部が設けられる。
【0227】上記8ビット出力の半導体記憶装置におい
ては、出力ビットの倍の16個のRSAMP回路部をそ
れぞれのブロックに8個ずつ設ければ、Xアドレスを縮
退させることによって、同じデータバスにブロックAの
データとブロックBのデータを同時に読み出すことがで
きるので、従来のXアドレス縮退の並列試験をすること
ができた。
【0228】しかし、上記16ビット出力の半導体記憶
装置のようにブロックセレクト機能がない半導体記憶装
置においては、16本のデータバスの内の8本のデータ
バスにブロックAの8ビットデータが読み出され、他の
8本のデータバスにブロックBの8ビットデータが読み
出されるので、同じデータバスにブロックAのデータと
ブロックBのデータを同時に読み出すことができず、従
来のXアドレス縮退の並列試験をすることができなかっ
た。ただし、さらにブロックC,Dを追加し、Yアドレ
スの最上位にブロックAおよびBとブロックDおよびD
のいずれかをセレクトするブロックビットを追加し、出
力ビットの倍の32個のRSAMP回路部を設ければ、
従来のXアドレス縮退の並列試験をすることが可能であ
る。
【0229】この実施の形態3では、複数のYアドレス
(複数のカラム)を同時に選択し、これらのYアドレス
の複数のメモリセルから同時にデータを読み出すことに
より、複数のYアドレスを縮退させたYアドレス縮退の
並列試験をする。このYアドレス縮退の並列試験では、
複数のデータを同じデータバスに読み出す必要がないの
で、ブロックセレクト機能がない半導体記憶装置におい
ても、並列試験ができる。
【0230】以上のように実施の形態3によれば、複数
のYアドレス(複数のカラム)を同時に選択し、これら
のYアドレスの複数のメモリセルから同時にデータを読
み出すことにより、複数のデータを同じデータバスに読
み出す必要がないYアドレス縮退の並列試験をすること
ができるので、ブロックセレクト機能がない半導体記憶
装置においても並列試験が可能になり、試験にかかる時
間を短縮することができる。
【0231】なお、上記実施の形態3の半導体記憶装置
は、上記実施の形態1において出力ビットを倍にした構
成としたものであるが、上記実施の形態2の半導体記憶
装置に上記実施の形態3の半導体記憶装置を適用し、上
記実施の形態2の半導体記憶装置の出力ビットを倍にし
た構成とすることも可能である。
【0232】実施の形態4 図31は本発明の実施の形態4の半導体記憶装置の構成
図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。
図31の半導体記憶装置は、Yプリデコード(YPREDE
C)回路1と、Y縮退制御(YSG)回路2と、バスドライ
ブ(BUS DRV)回路3と、Yデコード(YDEC)回路4
と、メモリセル部5−A,5−Bと、センスアンプ回路
部6−A,6−Bと、スイッチ回路7<0>〜7<3>
と、EVENサブデータバス対SDBP−B0<0>〜
SDBP−B0<3>と、ODDサブデータバス対SD
BP−B1<0>〜SDBP−B1<3>と、データバ
ス対DBP<0>〜DBP<3>と、データ入出力ピン
DQ<0>〜DQ<3>と、入力バッファ(Din Buffe
r)回路41<0>〜41<3>と、データラッチ/バ
スライト回路42<0>〜42<3>と、ライトドライ
バ(WDRV)回路部43<0>〜43<3>とを備える。
また、図32は図31の半導体記憶装置の簡略構成図で
ある。なお、図31および図32において、データリー
ドのための回路、およびXアドレスをデコードしてワー
ドラインを制御するための回路は、省略してある。
【0233】この実施の形態4の半導体記憶装置は、カ
ラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同
時に活性化し、これらのカラムによって選択される複数
のメモリセルに同時にデータを書き込むことによって、
試験においてYアドレス縮退の並列書き込みをすること
を特徴とするものである。
【0234】[入力バッファ回路41<i>]入力バッ
ファ回路41<i>は、データ入出力ピンDQ<i>に
入力されたデータDinを、データラッチ/バスライト
回路42<i>に送る。
【0235】[データラッチ/バスライト回路42<i
>]データラッチ/バスライト回路42<i>には、デ
ータ入出力ピンDQ<i>に入力された書き込みデータ
Din、バスドライブ回路3で生成された制御信号D<
0>,D<1>、および信号TEST1が入力される。
このデータラッチ/バスライト回路42<i>は、制御
信号WBUS0,WBUS1のタイミングに従って、入
力データDinをデータバスDB<i>,DBb<i>
に書き込む(入力データDinに従ってデータバスDB
<i>,DBb<i>をドライブする)。
【0236】図33はデータラッチ/バスライト回路4
2<i>の回路図である。図33において、データラッ
チ/バスライト回路42<i>は、フリップフロップ回
路ff41,ff42と、インバータ回路inv41
と、2入力NAND回路NAND41,NAND42
と、データバスライト(DB WRITE)回路dbw41とを
備える。
【0237】ff41には、バスドライブ回路3で生成
された信号D<0>および入力データDinが入力さ
れ、ff42には、バスドライブ回路3で生成された信
号D<1>および入力データDinが入力される。ff
41は、データラッチタイミングにおいて、信号D<0
>が活性化されていれば、入力データDinをラッチし
て出力し、信号D<0>が活性化されてなければ、”
H”を出力する。また、ff42は、データラッチタイ
ミングにおいて、信号D<1>が活性化されていれば、
入力データDinをラッチして出力し、信号D<1>が
活性化されてなければ、”H”を出力する。
【0238】ff41でラッチされたDinは、inv
41に入力され、inv41の出力は、ノードNWによ
ってデータバスライト回路dbw41に入力される。N
AND41には、inv41の出力(ノードNWの信
号)および信号TEST1が入力される。NAND42
には、ff41でラッチされたDinおよびNAND4
1の出力が入力され、NAND42の出力は、ノードN
Wbによってデータバスライト回路dbw41に入力さ
れる。
【0239】このデータバスライト回路dbw41は、
ノードNWが”L”のとき、データバスDB<i>を”
H”にドライブし、ノードNWが”H”のとき、データ
バスDB<i>を”L”にドライブする。また、データ
バスライト回路dbw41は、ノードNWbが”L”の
とき、データバスDBb<i>を”H”にドライブし、
ノードNWbが”H”のとき、データバスDBb<i>
を”L”にドライブする。
【0240】[ライトドライバ回路部43<i>]ライ
トドライバ回路部43<i>は、図32のように、EV
ENライトドライバ回路43−B0<i>と、ODDラ
イトドライバ回路43−B1<i>とを備える。EVE
Nライトドライバ回路43−B0<i>は、サブデータ
バスのドライブタイミングにおいて信号D<0>が活性
化されていれば、データバスDB<i>に書き込まれた
データに従ってEVENサブデータバスSDB−B0<
i>,SDBb−B0<i>をドライブする。また、O
DDライトドライバ回路43−B1<i>は、信号TE
ST1=”L”のときには、サブデータバスのドライブ
タイミングにおいて信号D<1>が活性化されていれ
ば、データバスDBb<i>に書き込まれたデータに従
ってODDサブデータバスSDB−B1<i>,SDB
b−B1<i>をドライブし、信号TEST1=”H”
のときには、サブデータバスのドライブタイミングにお
いて信号D<0>が活性化されていれば、データバスD
Bb<i>に書き込まれたデータに従ってODDサブデ
ータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>を
ドライブする。
【0241】実施の形態4の半導体記憶装置のデータ書
き込み動作について以下に説明する。図34はデータラ
ッチ/バスライト回路42<i>およびドライブ回路部
43<i>のタイミングチャートであり、(a)はノー
マルモード動作時、(b)テストモード動作時である。
【0242】[ノーマルモード時の動作]まず、信号T
EST1=”L”のときには、ノーマルモードの動作に
なる。このとき、データラッチ/バスライト回路42<
i>においては、フリップフロップ回路ff41の出力
がinv41を介してノードNWに伝達され、データバ
スライト回路dbw41に入力される。また、NAND
41の出力が”H”になるので、ノードNWのデータは
ノードNWbには伝達されず、フリップフロップ回路f
f42の出力がNAND42を介してノードNWbに伝
達され、データバスライト回路dbw41に入力され
る。
【0243】図34(a)において、Yアドレス=#0
00に書き込むデータDin(この図ではDin=”
L”)がデータ入出力ピンDQ<i>および入力バッフ
ァ回路41<i>を介してデータラッチ/バスライト回
路42<i>に入力され、Yアドレス=#000のYア
ドレスデータAYがYプリデコード回路1に入力され、
信号D<0>=”H”,D<1>=”L”になると、デ
ータラッチ/バスライト回路42<i>において、フリ
ップフロップ回路ff41は入力データDinをラッチ
し、フリップフロップ回路ff42は出力を”H”に保
持し、データバスライト回路dbw41は、データバス
DB<i>を入力データDinに従ってドライブし、デ
ータバスDBb<i>を”H”に保持する。
【0244】また、EVENライトドライバ回路43−
B0<i>は、データバスDB<i>に書き込まれたデ
ータDinに従ってEVENサブデータバスSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>をドライブし、ODD
ライトドライバ回路43−B1<i>は、ODDサブデ
ータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>を
ドライブしない。
【0245】また、Yデコード回路4によってカラム信
号CL0−B0(図4参照)が活性化され、EVENサ
ブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<i
>のデータが、Yアドレス=#000のセンスアンプ回
路SA0<i>によってビットラインBL,BLbに伝
達され、Yアドレス=#000のメモリセルMCLに書
き込まれる。
【0246】次に、図34(a)において、Yアドレス
=#001に書き込むデータDin(この図ではDin
=”L”)がデータ入出力ピンDQ<i>および入力バ
ッファ回路41<i>を介してデータラッチ/バスライ
ト回路42<i>に入力され、Yアドレス=#001の
YアドレスデータAYがYプリデコード回路1に入力さ
れ、信号D<0>=”L”,D<1>=”H”になる
と、データラッチ/バスライト回路42<i>におい
て、フリップフロップ回路ff41は出力を”H”に保
持し、フリップフロップ回路ff42は入力データDi
nをラッチし、データバスライト回路dbw41は、デ
ータバスDB<i>を”H”にドライブし、データバス
DBb<i>を入力データDinに従ってドライブす
る。
【0247】また、EVENライトドライバ回路43−
B0<i>は、EVENサブデータバスSDB−B0<
i>,SDBb−B0<i>をドライブせず、ODDラ
イトドライバ回路43−B1<i>は、データバスDB
<i>に書き込まれたデータDinに従ってODDサブ
データバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<i>
をドライブする。
【0248】また、Yデコード回路4によってカラム信
号CL1−B1(図4参照)が活性化され、ODDサブ
データバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<i>
のデータが、Yアドレス=#001のセンスアンプ回路
SA1<i>によってビットラインBL,BLbに伝達
され、Yアドレス=#001のメモリセルMCLに書き
込まれる。
【0249】このようにノーマルモードのデータ書き込
み動作では、EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>と、ODDサブデータバスS
DB−B1<i>,SDBb−B1<i>のいずれかに
データが転送され、1つのYアドレスごとに順次データ
が書き込まれる。
【0250】[テストモード時の動作]次に、信号TE
ST1=”H”のときには、テストモードの動作にな
る。このテストモードでは、図34(b)のように信号
D<0>=”H”,D<1>=”L”なので、データラ
ッチ/バスライト回路42<i>において、フリップフ
ロップ回路ff42の出力は”H”になり、フリップフ
ロップ回路ff41のみが入力データWinのラッチ動
作をし、フリップフロップ回路ff41の出力が、in
v41を介してノードNWに伝達され、データバスライ
ト回路dbw41に入力されるとともに、NAND4
1,NAND42を介してノードNWbに伝達され、デ
ータバスライト回路dbw41に入力される。
【0251】図34(b)において、書き込みデータD
in(この図ではDin=”L”)がデータ入出力ピン
DQ<i>および入力バッファ回路41<i>を介して
データラッチ/バスライト回路42<i>に入力され、
Yアドレス=#000のYアドレスデータAYがYプリ
デコード回路1に入力されると、データラッチ/バスラ
イト回路42<i>において、フリップフロップ回路f
f41は入力データDinをラッチし、データバスライ
ト回路dbw41は、データバスDB<i>,DBb<
i>をともに入力データDinに従ってドライブする。
【0252】また、EVENライトドライバ回路43−
B0<i>は、データバスDB<i>に書き込まれたデ
ータDinに従ってEVENサブデータバスSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>をドライブし、ODD
ライトドライバ回路43−B1<i>は、データバスD
Bb<i>に書き込まれたデータDinに従ってODD
サブデータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<
i>をドライブする。
【0253】また、Yデコード回路4によってカラム信
号CL0−B0,CL1−B1(図4参照)が同時に活
性化され、EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>のデータが、Yアドレス=#
000のセンスアンプ回路SA0<i>によってビット
ラインBL,BLbに伝達され、Yアドレス=#000
のメモリセルMCLに書き込まれるとともに、ODDサ
ブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−B0<i
>のデータが、Yアドレス=#001のセンスアンプ回
路SA1<i>によってビットラインBL,BLbに伝
達され、Yアドレス=#001のメモリセルMCLに書
き込まれる。
【0254】次に、図34(b)において、Yアドレス
=#010のYアドレスデータAYがYプリデコード回
路1に入力されると、データラッチ/バスライト回路4
2<i>において、フリップフロップ回路ff41は入
力データDin(図34(b)ではDin=”L”)を
ラッチし、データバスライト回路dbw41は、データ
バスDB<i>,DBb<i>をともに入力データDi
nに従ってドライブする。
【0255】また、EVENライトドライバ回路43−
B0<i>は、データバスDB<i>に書き込まれたデ
ータDinに従ってEVENサブデータバスSDB−B
0<i>,SDBb−B0<i>をドライブし、ODD
ライトドライバ回路43−B1<i>は、データバスD
Bb<i>に書き込まれたデータDinに従ってODD
サブデータバスSDB−B1<i>,SDBb−B1<
i>をドライブする。
【0256】また、Yデコード回路4によってカラム信
号CL2−B0,CL3−B1が同時に活性化され、E
VENサブデータバスSDB−B0<i>,SDBb−
B0<i>のデータが、Yアドレス=#010のセンス
アンプ回路SA2<i>によってビットラインBL,B
Lbに伝達され、Yアドレス=#010のメモリセルM
CLに書き込まれるとともに、ODDサブデータバスS
DB−B0<i>,SDBb−B0<i>のデータが、
Yアドレス=#011のセンスアンプ回路SA3<i>
によってビットラインBL,BLbに伝達され、Yアド
レス=#011のメモリセルMCLに書き込まれる。
【0257】このようにテストモードのデータ書き込み
動作では、EVENサブデータバスSDB−B0<i
>,SDBb−B0<i>と、ODDサブデータバスS
DB−B1<i>,SDBb−B1<i>に同時にデー
タが転送され、縮退された2つのYアドレスに同時にデ
ータが書き込まれる(並列書き込みされる)。
【0258】以上のように実施の形態4によれば、カラ
ム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同時
に活性化し、これらのカラムによって選択される複数の
メモリセルに同時にデータを書き込むことにより、試験
においてデータの並列書き込みができるので、試験にか
かる時間を短縮することができる。
【0259】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを同
時に活性化し、これらのカラムによって選択される複数
のメモリセルから同時にデータを読み出し、または上記
複数のメモリセルに同時にデータを書き込むことによっ
て、冗長置換を含む試験やブロックセレクト機能がない
半導体記憶装置においても、並列試験が可能になり、試
験にかかる時間を短縮することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体記憶装置の構成
図である。
【図2】図1の半導体記憶装置の簡略構成図である。
【図3】図1の半導体記憶装置においてのYデコード回
路の構成図である。
【図4】図1の半導体記憶装置においてのメモリセル部
およびセンスアンプ回路部の構成図である。
【図5】図4のセンスアンプ回路部においてのセンスア
ンプ回路の回路図である。
【図6】図1の半導体記憶装置においての期待値回路の
回路図である。
【図7】図1の半導体記憶装置においてのRSAMP回
路部の構成図である。
【図8】図7のRSAMP回路部においてのEVENリ
ードセンスアンプ回路、ODDリードセンスアンプ回
路、および判定回路の回路図である。
【図9】図1の半導体記憶装置においてのイコライズ回
路の構成図である。
【図10】図1の半導体記憶装置においてのカラム選択
のタイミングチャートである。
【図11】図9のイコライズ回路のタイミングチャート
である。
【図12】並列試験においての図6の期待値回路および
図8のRSAMP回路部の動作を説明する真理値表の図
である。
【図13】本発明の実施の形態1の第1の特徴を説明す
るための半導体記憶装置の構成図である。
【図14】図13の半導体記憶装置においてのYデコー
ド回路およびその周辺回路の構成図である。
【図15】図13の半導体記憶装置においてのセンスア
ンプ回路部の構成図である。
【図16】図15のセンスアンプ回路部においてのセン
スアンプ回路の回路図である。
【図17】図13の半導体記憶装置においてのYデコー
ド回路の動作を説明するタイミングチャートである。
【図18】本発明の実施の形態1の第2の特徴を説明す
るための半導体記憶装置の構成図である。
【図19】図18のイコライズ回路の構成図である。
【図20】図19のイコライズ回路のタイミングチャー
トである。
【図21】本発明の実施の形態1の第4の特徴を説明す
るための期待値回路およびRSAMP回路部の構成図で
ある。
【図22】図21のRSAMP回路部の回路図である。
【図23】並列試験においての図21の期待値回路およ
び図22のRSAMP回路部の動作を説明する真理値表
の図である。
【図24】本発明の実施の形態1の第5の特徴を説明す
るためのRSAMP回路部の回路図である。
【図25】本発明の実施の形態2の半導体記憶装置のデ
ータ出力部の構成図である。
【図26】半導体記憶装置においての同相試験時および
逆相試験時のビットライン対の動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図27】図25の半導体記憶装置においての期待値回
路の回路図である。
【図28】本発明の実施の形態2の半導体記憶装置にお
いての期待値回路およびRSAMP回路部の動作を説明
する真理値表の図である。
【図29】本発明の実施の形態1ないし3の半導体記憶
装置においての他の判定回路の構成図である。
【図30】本発明の実施の形態3の半導体記憶装置の構
成図である。
【図31】本発明の実施の形態4の半導体記憶装置の構
成図である。
【図32】図31の半導体記憶装置の簡略構成図であ
る。
【図33】図31の半導体記憶装置においてのデータラ
ッチ/バスライト回路の回路図である。
【図34】図31の半導体記憶装置の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図35】従来の半導体記憶装置においてのデータ読み
出し試験を説明する図である。
【図36】不良メモリセルの冗長置換を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 Yプリデコード回路、 2 Y縮退制御回路2、
3 バスドライブ回路、 4 Yデコード回路、 5−
A,5−B メモリセル部、 6−A,6−Bセンスア
ンプ回路部、 7 スイッチ回路 8,21 期待値回
路、 9 リードセンスアンプ回路部、 10 イコラ
イズ回路、 11 リードアンプ回路、 12 出力バ
ッファ回路、 41 入力バッファ回路、 42 デー
タラッチ/バスライト回路、 43 ライトドライバ回
路部、 43−B0 EVENライトドライバ回路、
43−B1 ODDライトドライバ回路、 90−B0
EVENリードセンスアンプ回路、 90−B1 OD
Dリードセンスアンプ回路、 91 判定回路、 SA
センスアンプ回路、 SDB−B0,SDBb−B0
EVENサブデータバス、 SDB−B1,SDBb
−B1 ODDサブデータバス、 DB,DBP デー
タバス、 DQ データ入出力ピン、MCL メモリセ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5L106 AA01 CC02 CC17 CC21 CC31 DD03 DD04 DD06 DD11 EE02 GG05 5M024 AA90 BB09 BB15 BB28 BB40 CC99 DD14 DD63 JJ02 JJ32 JJ60 KK20 LL01 MM04 MM13 PP01 PP02 PP03 PP07 PP10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの読み書きがなされるメモリセル
    部を備えた半導体記憶装置において、 カラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを
    同時に活性化するカラム制御手段と、 上記複数のカラムによって選択される複数のメモリセル
    から同時にデータを読み出すデータ読み出し手段とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 EVENサブデータバスおよびODDサ
    ブデータバスを設けたEVEN/ODD方式の半導体記
    憶装置であって、 上記EVENサブデータバスに読み出されたデータおよ
    び上記ODDサブデータバスに読み出されたデータを判
    定する判定手段をさらに備え、 上記データ読み出し手段は、同時に活性化された第1の
    アドレスのカラムおよび第2のアドレスのカラムについ
    て、第1のアドレスのメモリセルのデータを上記EVE
    Nサブデータバスに読み出すとともに、第2のアドレス
    のメモリセルのデータを上記ODDサブデータバスに読
    み出すことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記EVENサブデータバスおよび上記
    ODDサブデータバスを同じタイミングでイコライズす
    る手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 正しい読み出しデータの期待値を生成す
    る期待値手段をさらに備え、 上記判定手段は、同時に読み出された複数のデータの正
    誤を上記期待値に従って判定することを特徴とする請求
    項2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記EVENサブデータバスに読み出さ
    れたデータを増幅して上記判定手段に出力するEVEN
    リードセンスアンプ手段と、 上記ODDサブデータバスに読み出されたデータを増幅
    して上記判定手段に出力するODDリードセンスアンプ
    手段とをさらに備え、 上記EVENリードセンスアンプ手段または上記ODD
    リードセンスアンプ手段のいずれかは、上記判定手段か
    ら転送された上記判定データをデータバスに出力するこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 判定データが転送されないリードセンス
    アンプ手段を非活性に固定する手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 上記EVENリードセンスアンプ手段ま
    たは上記ODDリードセンスアンプ手段のいずれかのい
    ずれかに、そのリードセンスアンプ手段の構成を他のリ
    ードセンスアンプ手段に整合させるための回路を設けた
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 上記期待値手段は、隣り合うビットライ
    ン対について、第1の設定では同じ期待値を生成し、第
    2の設定では異なる期待値を生成することを特徴とする
    請求項4記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 データの読み書きがなされるメモリセル
    部を備えた半導体記憶装置において、 カラム冗長置換において縮退置換される複数のカラムを
    同時に活性化するカラム制御手段と、 上記複数のカラムによって選択される複数のメモリセル
    に同時にデータを書き込むデータ書き込み手段とを備え
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 EVENサブデータバスおよびODD
    サブデータバスを設けたEVEN/ODD方式の半導体
    記憶装置であって、 上記データ書き込み手段は、同時に活性化された第1の
    アドレスのカラムおよび第2のアドレスのカラムについ
    て、上記EVENサブデータバスおよび上記ODDサブ
    データバスに同時にデータを転送し、上記EVENサブ
    データバスを介して第1のアドレスのメモリセルにデー
    タを書き込むとともに、上記ODDサブデータバスを介
    して第2のアドレスのメモリセルに書き込むことを特徴
    とする請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記活性化した複数のカラムによって
    選択される複数のメモリセルに同時にデータを書き込む
    データ書き込み手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 上記活性化した複数のカラムによって
    選択される複数のメモリセルに同時にデータを書き込む
    データ書き込み手段をさらに備え、 上記データ書き込み手段は、同時に活性化された第1の
    アドレスのカラムおよび第2のアドレスのカラムについ
    て、上記EVENサブデータバスおよび上記ODDサブ
    データバスに同時にデータを転送し、上記EVENサブ
    データバスを介して第1のアドレスのメモリセルにデー
    タを書き込むとともに、上記ODDサブデータバスを介
    して第2のアドレスのメモリセルに書き込むことを特徴
    とする請求項2ないし8のいずれかに記載の半導体記憶
    装置。
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