JP2740486B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2740486B2
JP2740486B2 JP7270212A JP27021295A JP2740486B2 JP 2740486 B2 JP2740486 B2 JP 2740486B2 JP 7270212 A JP7270212 A JP 7270212A JP 27021295 A JP27021295 A JP 27021295A JP 2740486 B2 JP2740486 B2 JP 2740486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、詳しくは、ダイナミックRAM(DRAM)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のDRAMの構成を示す
ブロック回路図である。メモリセルアレイ50には、デ
ータを保持するメモリセル50aが多数備えられてい
る。また、各メモリセルアレイ50には、複数のセンス
アンプ51aからなるセンスアンプ列51が設けられて
いる。そして、メモリセルアレイ50内のメモリセル5
0aとセンスアンプ列51内の1つのセンスアンプ51
aとが、ビット線BLによって接続されている。
【0003】このメモリセルアレイ50とセンスアンプ
列51とからなる各アレイブロックが、共通のカラムア
ドレス選択線YSによってカラムデコーダYDに接続されて
いる。また、メモリセルアレイ50には多数のワード線
WLが接続されており、そのワード線WLはワード線ドライ
バWDによって制御される。そして、各センスアンプ列5
1内の各センスアンプ51aはそれぞれ、サブデータバ
ス52を介してメインアンプ53に接続されている。さ
らに、メインアンプ53はデータバス54を介して入出
力回路(図示略)に接続されている。
【0004】尚、図18では図面が煩雑になるのを避け
るため、1本のワード線WL,1本のビット線BL,1個の
メモリセル50a,1個のセンスアンプ51a,1本の
カラムアドレス選択線YSだけを図示している。また、ビ
ット線BLは、レベルが反転した反転ビット線#BL(図示
略)と2本で一対になって構成されている。このように
構成されたDRAMからデータを読み出す場合は、ま
ず、ワード線WL(およびビット線BL)によってデータを
読み出したい所望のメモリセル50aを選択する。
【0005】そして、所望のメモリセル50aに対応す
るカラムアドレス選択線YSを立ち上げることにより、そ
のメモリセル50aに保持されているデータは、センス
アンプ51aによって増幅されてサブデータバス52に
転送される。サブデータバス52からメインアンプ53
に送られたデータはメインアンプ53によってさらに増
幅され、データバス54を介して入出力回路へ出力され
る。このようなDRAMでは、センスアンプ51aの負
荷駆動能力に比べてサブデータバス52の負荷容量が大
きいため、動作が遅いという問題があった。さらに、サ
ブデータバス52の負荷容量はビット線BLの負荷容量よ
り大きいため、データの読み出し時にビット線BLと反転
ビット線#BLとのビット線対の電位差を縮小してしまう
(一般に「データの破壊」と呼ばれる)という問題もあ
った。
【0006】これを改善するため、近年、図19に示す
ような補助アンプ61を備えたDRAMが提案されてい
る。このDRAMではセンスアンプ列51に対して1個
の補助アンプ61を設け、複数個の補助アンプ61に対
して1個のメインアンプ62を設けるようにしている。
例えば、512個のセンスアンプ51aのそれぞれに接
続された512対のビット線対(すなわち、ビット線BL
と反転ビット線#BLとを合計すると1024本)を32
対ずつ16組に分割してサブデータバス63とする。そ
して、各サブデータバス63毎に補助アンプ61を接続
し、16個の補助アンプ61を共通のグローバル入出力
線GI/Oを介して1つのメインアンプ62に接続してい
る。
【0007】このように構成されたDRAMからデータ
を読み出す場合は、まず、ワード線WL(およびビット線
BL)によってデータを読み出したい所望のメモリセル5
0aを選択する。そして、所望のメモリセル50aに対
応するカラムアドレス選択線YSを立ち上げることによ
り、そのメモリセル50aに保持されているデータは、
センスアンプ51aによって増幅されてサブデータバス
63に転送される。
【0008】サブデータバス63から補助アンプ61に
送られたデータは補助アンプ61によって増幅され、グ
ローバル入出力線GI/Oを介してメインアンプ62に転送
される。そして、当該データはメインアンプ62によっ
て増幅され、データバス64を介して入出力回路(図示
略)へ出力される。すなわち、図18に示すDRAMで
はアレイブロック単位のデータ転送が行われているのに
対し、図19に示すDRAMでは複数のセンスアンプ単
位の転送が行われているわけである。
【0009】図20は、図18および図19に示すDR
AMのセンスアンプ51aを示す回路図である。Nチャ
ネルMOSトランジスタN51,N52とPチャネルM
OSトランジスタP53,P54とによりクロスカップ
ルラッチ形のセンスアンプ51aが構成されている。各
トランジスタN51,P53のドレインはビット線BLに
接続され、各トランジスタN52,P54のドレインは
反転ビット線#BLに接続されている。
【0010】また、各トランジスタN51,P53のゲ
ートは反転ビット線#BLに接続され、各トランジスタN
52,P54のゲートはビット線BLに接続されている。
そして、各トランジスタN51,N52のソースは共通
ソース線VSNによって他のセンスアンプ51aに接続さ
れており、各トランジスタP53,P54のソースは共
通ソース線VSPによって他のセンスアンプ51aに接続
されている。
【0011】ビット線BLと入出力線I/O とは、Nチャネ
ルMOSトランジスタN55を介して接続されている。
また、反転ビット線#BLと反転入出力線#I/O とは、N
チャネルMOSトランジスタN56を介して接続されて
いる。そして、各トランジスタN55,N56のゲート
はカラムアドレス選択線YSに接続されている。ここで、
入出力線I/O および反転入出力線#I/O にはそれぞれ途
中にストレーキャパシタCa,Cbが存在している。ま
た、ビット線BLおよび反転ビット線#BLにはそれぞれ途
中にストレーキャパシタC1,C2が存在している。
【0012】このように構成されたセンスアンプ51a
において読み出しを行う場合、カラムアドレス選択線YS
が選択されると、その選択されたカラムアドレス選択線
YSに接続されているトランジスタN55,N56がオン
する。すると、オンしたトランジスタN55(N56)
を介して、ビット線BL(反転ビット線#BL)と入出力線
I/O (反転入出力線#I/O )とが容量結合する。
【0013】入出力線I/O と反転入出力線#I/O との入
出力線対の容量(すなわち、ストレーキャパシタCa,
Cbの容量)がビット線BLと反転ビット線#BLとのビッ
ト線対の容量(すなわち、ストレーキャパシタC1,C
2)より大きい場合、ビット線対に十分な電位差が生じ
ていないと、前記両者の容量結合によってビット線対の
電位差が縮小してしまう(すなわち、ビット線対のデー
タが破壊される)可能性がある。
【0014】ここで、図18に示すサブデータバス52
および図19に示すサブデータバス63は、それぞれ図
20に示す入出力線I/O と反転入出力線#I/O とで構成
されている。しかしながら、前記したように、サブデー
タバス63の方が、接続されているセンスアンプ51a
の数が少ない分だけ、サブデータバス52より配線長が
短くなり、負荷容量も小さくなっている。
【0015】そのため、図18に示すDRAMにおける
入出力線対の容量はビット線対の容量の数倍であるのに
対し、図19に示すDRAMにおける入出力線対の容量
はビット線対の容量と大差ない。従って、図19に示す
DRAMではデータの破壊を防止することができる。ま
た、図18に示すDRAMではデータが破壊されないよ
うにビット線対の電位差が読み出し前に十分大きくなる
のを待つ必要があったのに対して、図19に示すDRA
Mではその必要がなく読み出し動作の高速化が可能であ
る。
【0016】さらに、図19に示すDRAMでは、メモ
リセルアレイ50上にデータバス(グローバル入出力線
GI/O)を備えるため、特に内部バスが多く要求される場
合(例えば、多ビットDRAM)においては、バスライ
ンのパターン面積を少なくでき省面積化に有効である。
図21は、データの破壊を防止するために読み出しゲー
トを改良したDRAMにおけるセンスアンプとその周辺
回路を示す回路図である。このDRAMでは、ビット線
BLと反転ビット線#BLとの間に読み出しゲート71およ
び書き込みゲート72を備えている。
【0017】読み出しゲート71は各MOSトランジス
タTR1〜TR4によって構成されている。すなわち、読み
出しデータバスRDB にトランジスタTR1,TR2の直列回
路が接続され、反転読み出しデータバス#RDB にトラン
ジスタTR3,TR4の直列回路が接続されている。そし
て、各トランジスタTR1,TR3のゲートは読み出し補助
アンプ選択線YRに接続されている。また、トランジスタ
TR2のゲートはビット線BLに、トランジスタTR4のゲー
トは反転ビット線#BLにそれぞれ接続され、各トランジ
スタTR2,TR4のソースは接地されている。そして、読
み出し補助アンプ選択線YRからは、読み出し動作に同期
して読み出しゲート71を活性化させるための制御信号
が与えられる。
【0018】一方、書き込みゲート72は従来のゲート
と同じ構成である。すなわち、書き込みデータバスWDB
とビット線BLとの間にMOSトランジスタTW1が接続さ
れ、反転書き込みデータバス#WDB と反転ビット線#BL
との間にMOSトランジスタTW2が接続されている。そ
の各トランジスタTW1,TW2のゲートは書き込み補助ア
ンプ選択線YWに接続されている。そして、書き込み補助
アンプ選択線YWからは、書き込み動作に同期して書き込
みゲート72を活性化させるための制御信号が与えられ
る。
【0019】また、ビット線BLと反転ビット線#BLとの
間には、図20に示したのと同じ構成のセンスアンプ5
1aが接続されている。そして、ワード線WLとビット線
BLには、NチャネルMOSトランジスタN61とキャパ
シタCmとからなるメモリセル50aが接続されてい
る。尚、反転ビット線#BLに接続されているメモリセル
50aについては図示しない。
【0020】このように構成されたDRAMにおいて
は、読み出しゲート71によってビット線対のデータが
一段増幅されるため、データの破壊を防止することがで
きる。すなわち、このDRAMは、ビット線対のデータ
増幅型のデータ非破壊型読み出し方式であるといえる。
ところで、この方式ではセンスアンプ51a毎に読み出
しゲート71と書き込みゲート72とを設ける必要があ
るため、センスアンプ列51のパターン面積が大きくな
り省面積化に不利となる。
【0021】そこで、図21に示す読み出しゲート71
をビット線対毎(すなわち、センスアンプ51a毎)に
ではなく、補助アンプ61毎に設ける方式が種々提案さ
れている。図22は、読み出しゲート73および書き込
みゲート74を補助アンプ61毎に設けた方式の一つで
あって、「VLSI SYMPOSIUM ON CIRCUITS, 1991」に開示
されている方式の要部回路図である。
【0022】読み出しゲート73は各MOSトランジス
タTR11 〜TR15 によって構成されている。すなわち、
ローカル入出力線LI/OにトランジスタTR11,TR12 の直
列回路が接続され、反転ローカル入出力線#LI/Oにトラ
ンジスタTR13,TR14 の直列回路が接続されている。そ
して、各トランジスタTR12,TR14 はトランジスタTR1
5 を介して接地されている。トランジスタTR15 のゲー
トは読み出し補助アンプ選択線YRに接続されている。
【0023】また、各トランジスタTR11,TR13 のゲー
トは読み出しゲート73を選択するためのセクション選
択線SSに接続されている。さらに、トランジスタTR12
のゲートはビット線BLに、トランジスタTR14 のゲート
は反転ビット線#BLにそれぞれ接続されている。そし
て、読み出し補助アンプ選択線YRからは、読み出し動作
に同期して読み出しゲート73を活性化させるための制
御信号が与えられる。
【0024】一方、書き込みゲート74は各MOSトラ
ンジスタTW11,TW12 によって構成されている。すなわ
ち、各トランジスタTR11,TR12 の接続部とビット線BL
との間にトランジスタTW11 が接続され、各トランジス
タTR13,TR14 の接続部と反転ビット線#BLとの間にト
ランジスタTW12 が接続されている。その各トランジス
タTW11,TW12 のゲートは書き込み補助アンプ選択線YW
に接続されている。そして、書き込み補助アンプ選択線
YWからは、書き込み動作に同期して書き込みゲート74
を活性化させるための制御信号が与えられる。
【0025】また、ビット線BLと反転ビット線#BLとの
間には、図20と同様に、各トランジスタN55,N5
6を介してセンスアンプ51aが接続されている。この
ように構成された読み出しゲート73および書き込みゲ
ート74は、センスアンプ51a毎にではなく補助アン
プ61毎に設けられている。例えば、「VLSI SYMPOSIUM
ON CIRCUITS, 1991 」では、8個のセンスアンプ51
aに対して1個の補助アンプ61が設けられている。従
って、図22に示すDRAMは図21に示すDRAMに
比べて、省面積化を図ることができる。
【0026】また、図23も、読み出しゲートおよび書
き込みゲートを補助アンプ61毎に設けた方式の一つで
あって、「1992年電子情報通信学会春季大会C−631
『高速化に適したDRAMのアレイ構成』」に開示され
ている方式の要部回路図である。この場合、センスアン
プ51aと補助アンプ61とは、サブデータバス63を
構成するサブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#
subI/Oによって接続されている。
【0027】また、補助アンプ61は、メモリセルアレ
イ50のワード線裏打ち部(ワード線シャント部)に設
けられている。すなわち、近年、ワード線WLの配線抵抗
を小さくしてDRAMを高速で動作させることが要求さ
れている。ところが、一般にワード線WLはMOSトラン
ジスタのゲートを延長して利用しており、配線抵抗を小
さくするためにワード線WLの線幅を広くするとパターン
面積が大きくなって省面積化に反する。
【0028】そこで、図24に示すように、ワード線WL
の上部にアルミニウム等によるメタル線MLを形成し、そ
のメタル線MLとワード線WLとを所定の間隔に設けたコン
タクトホールCHによって接続している。例えば、64個
のセンスアンプ51aでセンスアンプ列51を構成し、
そのセンスアンプ列51毎にコンタクトホールCHを設け
ている。
【0029】メモリセルアレイ50において、このコン
タクトホールCHが設けられている部分が、一般に「ワー
ド線裏打ち部」または「ワード線シャント部」と呼ばれ
ている部分である。このワード線裏打ち部にはメモリセ
ル50aやビット線BL, 反転ビット線#BLが設けられて
いない。また、この部分のセンスアンプ列51部分には
センスアンプ51が設けられておらず、従来、言わば
「空き地」になっていた。この「空き地」の部分に補助
アンプ61を設けると共に、グローバル入出力線GI/Oお
よび反転グローバル入出力線#GI/Oを設けて、スペース
の有効利用を図ろうというわけである。
【0030】図23に示すように、センスアンプ51a
の構成は図20に示すものと同じである。ワード線WLi
とビット線BL(および、ワード線WLi の隣のワード線WL
i+1 と反転ビット線#BL)にはそれぞれ、トランジスタ
N61とキャパシタCmとからなる各メモリセル50a
が接続されている。そして、各キャパシタCmのトラン
ジスタN61に接続されている側とは反対側の電極は、
電源線VCPに接続されている。この電源線VCPには、常
時、内部電源電圧Vint の1/2の電圧(=Vint/
2)が印加されている。尚、ビット線BLおよび反転ビッ
ト線#BLのプリチャージ電圧VBLP も内部電源電圧Vin
t の1/2の電圧に設定されている(VBLP =VCP=V
int /2)。
【0031】ビット線BLとサブ入出力線subI/Oとはトラ
ンジスタN55を介して接続されており、反転ビット線
#BLと反転サブ入出力線#sub I/O とはトランジスタN
56を介して接続されている。補助アンプ61は6個の
NチャネルMOSトランジスタN71〜76から構成さ
れている。すなわち、サブ入出力線subI/Oとグランドと
の間には各トランジスタN71,N72、N73が直列
に接続され、反転サブ入出力線#sub I/O とグランドと
の間には各トランジスタN74,N75、N76が直列
に接続されている。また、ソースが接地されているトラ
ンジスタN73のゲートはサブ入出力線subI/Oに接続さ
れ、ソースが接地されているトランジスタN76のゲー
トは反転サブ入出力線#sub I/O に接続されている。各
トランジスタN71,N74のゲートは書き込み補助ア
ンプ選択線YWに接続され、各トランジスタN72,N7
5のゲートは読み出し補助アンプ選択線YRに接続されて
いる。そして、読み出し補助アンプ選択線YRからは、読
み出し動作に同期してHレベルの制御信号が与えられ
る。一方、書き込み補助アンプ選択線YWからは、書き込
み動作に同期してHレベルの制御信号が与えられる。さ
らに、各トランジスタN71,N72の接続部はグロー
バル入出力線GI/Oに接続され、各トランジスタN74,
N75の接続部は反転グローバル入出力線#GI/Oに接続
されている。
【0032】次に、このように構成されたDRAMの読
み出し動作を、図25に示すタイムチャートに従って説
明する。尚、メモリセル50aやセンスアンプ51aの
動作については公知であるのでその詳細な説明は省略す
る。読み出し動作を行う前において、サブ入出力線subI
/O,反転サブ入出力線#sub I/O ,グローバル入出力線
GI/O,反転グローバル入出力線#GI/Oは全てHレベルに
プリチャージしておく。
【0033】そして、所望のワード線WLi をHレベルに
立ち上げると、そのワード線WLi に接続されているメモ
リセル50aの状態に応じて、ビット線BLと反転ビット
線#BLとのビット線対の電圧が変化する。センスアンプ
51aはそのビット線対の電圧の変化を増幅し、内部電
源電圧Vint とグランドレベル(=0V)との間でビッ
ト線対をフルスイングさせる。
【0034】ここで例えば、ビット線BLがLレベルで反
転ビット線#BLがHレベルになっているとする。そし
て、所望のカラムアドレス選択線YSをHレベルに立ち上
げると、そのカラムアドレス選択線YSに接続されている
トランジスタN55,N56はオンする。すると、サブ
入出力線subI/OはHレベルからLレベルにディスチャー
ジされ、反転サブ入出力線#subI/OはHレベルのまま保
持される。
【0035】サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力
線#sub I/O のレベルが確定したら、読み出し補助アン
プ選択線YRからHレベルの制御信号が与えられ各トラン
ジスタN72,N75はオンする。すると、トランジス
タN76はオンし、トランジスタN73はオフしたまま
となる。従って、オンした各トランジスタN75,N7
6を介して、反転グローバル入出力線#GI/OはHレベル
からLレベルにディスチャージされる。一方、グローバ
ル入出力線GI/OはHレベルのまま保持される。
【0036】このように、ディスチャージされたサブ入
出力線subI/O(反転サブ入出力線#sub I/O )に対し
て、グローバル入出力線GI/O(反転グローバル入出力線
#GI/O)には変化がなく、プリチャージ状態のHレベル
が保持される。一方、ディスチャージされたサブ入出力
線subI/O(反転サブ入出力線#sub I/O )に対して、反
転グローバル入出力線#GI/O(グローバル入出力線GI/
O )はディスチャージされてLレベルになる。
【0037】その結果、補助アンプ61は、サブ入出力
線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O からのデー
タを増幅して、グローバル入出力線GI/Oおよび反転グロ
ーバル入出力線#GI/Oに転送することができる。また、
図23に示す従来技術に類似する技術として、複数のメ
モリセルに対し、読み出し補助アンプの一部分のみを共
有化したものが特開平1−185896号公報に記載さ
れている。
【0038】図26はこの公開公報に示されている図を
簡易的に記述したものである。すなわち、読み出し補助
アンプはトランジスタQ14,Q15,Q16,Q1
7,Q18,Q19で構成され、この内、トランジスタ
Q14,Q15が、複数のビット線対BL,#BLに対し共
通化されている。センスアンプが駆動すると、ビット線
BL及び反転ビット線#BLが活性化し、このビット線対の
信号が、トランジスタQ16,Q17に入力する。更
に、制御信号によってトランジスタQ18,Q19が選
択される。こうして、読み出し補助アンプとしてのトラ
ンジスタQ14〜Q19が活性化する。
【0039】すなわち、ビット線対BL,#BLの信号が、
読み出し補助アンプとしてのトランジスタQ14〜Q1
9により増幅され、デ−タ線対OLs,#OLsを介して、デ
−タ線対OLm,#OLmに転送される。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】図23に示す従来例に
おいて、プリチャージ状態のときに各トランジスタN7
2,N75がオンしたとき各トランジスタN73,N7
6は既にオンしているため、オンした各トランジスタN
72,N73および各トランジスタN75,N76によ
ってそれぞれ導通パスが構成される。すると、グローバ
ル入出力線GI/O,反転グローバル入出力線#GI/Oは共に
Lレベルになってしまい、Hレベルにプリチャージする
ことができなくなる。
【0041】また、同様の理由により、サブ入出力線su
bI/Oおよび反転サブ入出力線#subI/Oのレベルが十分に
確定しないうちに各トランジスタN72,N75がオン
した場合、誤動作が起こる可能性がある。従って、読み
出し補助アンプ選択線YRからの制御信号は、カラムアド
レス選択線YSと正確に同期をとっておかなければならな
い。
【0042】さらに、グローバル入出力線GI/Oおよび反
転グローバル入出力線#GI/Oは、複数の補助アンプ61
に共用されている。そのため、非活性なメモリセルアレ
イ50の補助アンプ61をグローバル入出力線GI/Oおよ
び反転グローバル入出力線#GI/Oから切り離さないと、
前記したプリチャージ状態のときに各トランジスタN7
2,N75がオンしてしまい、導通パスが構成された場
合と同様の問題が生じる。従って、非活性なメモリセル
アレイ50の補助アンプ61をグローバル入出力線GI/O
および反転グローバル入出力線#GI/Oから切り離す必要
があり、読み出し補助アンプ選択線YRからの制御信号
は、それを留意してコントロールする必要がある。
【0043】その結果、読み出し補助アンプ選択線YRを
制御するための回路が複雑になると共に、上記した様々
なタイミングで動作させるための動作マージンが必要と
なり高速性が妨げられる。また、各補助アンプ61毎に
読み出し補助アンプ選択線YRを設けなければならず、全
ての読み出し補助アンプ選択線YRの占めるパターン面積
は相当大きなものになる。結局、図23に示す方式のD
RAMにおいて、読み出し補助アンプ選択線YRを設けて
補助アンプ61を制御する場合には、省面積化が阻害さ
れる上に十分な高速化を実現できなくなる。
【0044】ところで、図23に示す方式のDRAMに
おいては、読み出し補助アンプ選択線YRに関する問題だ
けでなく、書き込み補助アンプ選択線YWについても同様
の問題がある。すなわち、書き込み補助アンプ選択線YW
を制御するための回路が複雑になると共に、書き込み動
作においても様々なタイミングを最適に合わせる必要が
ある。また、各補助アンプ61毎に書き込み補助アンプ
選択線YWを設けなければならず、全ての書き込み補助ア
ンプ選択線YWの占めるパターン面積は相当大きなものに
なる。従って、書き込み補助アンプ選択線YWを設けて補
助アンプ61を制御する場合にも、省面積化が阻害され
る上に高速化を十分に実現できなくなる。
【0045】また、図22に示す方式のDRAMにおい
ても、読み出し補助アンプ選択線YRおよび書き込み補助
アンプ選択線YWを設けるため、図23に示す方式のDR
AMと同様の問題を生じることになる。また、図26に
示す従来例にあっては、ビット線対BL,#BLごとに読み
出し補助アンプの一部であるトランジスタQ16〜Q1
9を必要とするので、そのぶん回路素子数が増大し、上
述の従来例と同様に省面積化が阻害される問題がある。
【0046】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、省面積化および高速化
を実現できると共に、読み出し動作時にデータの破壊を
起こさない半導体記憶装置を、極めて簡単な構成によっ
て提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数個のメモリセルアレイと、その各メモリセルアレイ
が共有するカラムアドレス選択線と、前記各メモリセル
アレイ内の複数個のセンスアンプ毎に設けられ、当該各
センスアンプと一対のサブ入出力線によって接続される
補助リードアンプと、その各補助リードアンプが共有す
る一対のグローバル入出力線と、そのグローバル入出力
線に接続されるメインリードアンプとを備え、前記サブ
入出力線に読みだされたデータを前記補助リードアンプ
によって増幅し、その増幅したデータを、前記グローバ
ル入出力線を介して前記メインリードアンプに転送する
ようにした半導体記憶装置において、前記補助リードア
ンプは前記サブ入出力線から与えられるデータのみに基
づいて駆動制御されることをその要旨とする。
【0048】請求項2記載の発明は、請求項1の半導体
記憶装置において、前記補助リードアンプは、前記一対
のグローバル入出力線のそれぞれとドレインが接続され
ると共に、前記一対のサブ入出力線のそれぞれとゲート
が接続される一対のIGFETからなり、その一対のI
GFETのソース電圧を前記一対のサブ入出力線のプリ
チャージ電圧と等しくしたことをその要旨とする。
【0049】請求項3記載の発明は、請求項2の半導体
記憶装置において、活性した前記メモリセルアレイ内の
前記補助リードアンプのIGFETのソース電圧を、非
活性の前記メモリセルアレイ内の前記センスアンプに接
続されるビット線のプリチャージ電圧と等しくしたこと
をその要旨とする。請求項4記載の発明は、請求項2の
半導体記憶装置において、活性した前記メモリセルアレ
イ内のサブ入出力線のプリチャージ電圧を、非活性の前
記メモリセルアレイ内のサブ入出力線のプリチャージ電
圧と異なる電圧値に設定し、活性した前記メモリセルア
レイ内の前記補助リードアンプのIGFETのソース電
圧だけを、そのIGFETが接続されている前記サブ入
出力線のプリチャージ電圧に追従するように変化させる
ことをその要旨とする。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項2の半導体
記憶装置において、活性した前記メモリセルアレイ内の
サブ入出力線のプリチャージ電圧を、非活性の前記メモ
リセルアレイ内のサブ入出力線のプリチャージ電圧と異
なる電圧値に設定すると共に、全ての前記補助リードア
ンプのIGFETのソース電圧を、活性した前記メモリ
セルアレイ内のサブ入出力線のプリチャージ電圧と等し
い電圧値に設定し、活性した前記メモリセルアレイ内の
補助リードアンプだけを活性化させることをその要旨と
する。
【0051】すなわち、サブ入出力線に生じたデータの
みに基づいて補助リードアンプが活性化される。そのた
め、補助リードアンプを制御するための複雑で動作マー
ジンが必要な制御信号を省くことができる。その結果、
補助リードアンプの制御信号の動作マージン分だけ高速
化することができる。また、当該制御信号の信号線や制
御信号を生成する回路が専有する面積分だけ、省面積化
することができる。さらに、サブ入出力線に読みだされ
たデータは、補助リードアンプによって一旦増幅されて
からグローバル入出力線に転送されるため、読み出し動
作時にデータの破壊が起こることはない。
【0052】特に、請求項2の発明にあっては、特別な
制御手段を用いない簡単な構成で、上述のことが実現可
能である。また、請求項3〜5の発明にあっては、請求
項2の作用効果に加え、特別なソ−ス電圧を必要としな
いので、別途ソ−ス電圧発生回路を設ける必要がなく、
回路構成が簡単で、省面積化に寄与するものである。
【0053】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図1〜図6に従って説明する。尚、本実施形態にお
いて、図18〜図25に示した従来例と同じ構成につい
ては符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。本実
施形態のDRAMのブロック回路図は、図19に示す従
来例と同じである。
【0054】図6は、図19に示す本実施形態の16メ
ガビットDRAMの実際の半導体チップ1上における配
置例を示した平面図である。半導体チップ1には4メガ
ビットのメモリブロック2が4個配置されている。ま
た、半導体チップ1の外周上下には、ロウ選択信号#RA
S,カラム選択信号#CAS,書き込み信号#WE,出力信号
#OE,入出力信号I/O ,アドレスAddress, および電源
VCC, VSS用等の各種パッド3が配置されている。
【0055】さらに、半導体チップ1の中央部にはメイ
ンクロック4が配置されている。上下のメモリブロック
2の間にはワード線ドライバWDを含むロウデコーダ5が
配置され、各メモリブロック2とメインクロック4との
間にはカラムデコーダYDが配置されている。また、各カ
ラムデコーダYDとメインクロック4との間には、複数の
メインアンプ62からなるメインアンプ列62aが配置
されている。
【0056】ところで、図6に示したように、各カラム
デコーダYDはメインクロック4を挟んで半導体チップ1
の中央部に配置されている。そして、カラムアドレス選
択線YSに第2メタル線を使用することにより、異なるメ
モリセルアレイ50間で1本のカラムアドレス選択線YS
を共用している。この場合、カラムアドレス選択線YS
を、そのまま各トランジスタN55,N56からなるI
/Oゲートに接続する方法(以下、方法1という)があ
る。また、各メモリセルアレイ50を選択するための信
号線とカラムアドレス選択線YSとで論理をとり、活性化
したメモリセルアレイ50のカラムアドレス選択線YS
(図1,図2,図4においてはGYS と表記して区別して
いる)に対応するI/Oゲート(すなわち、各トランジ
スタN55,N56)だけをオンさせる方法(以下、方
法2という)もある。
【0057】本第1実施形態では方法2である。すなわ
ち、第1実施形態では、活性化したメモリセルアレイ5
0のサブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#subI
/Oだけが、カラムアドレス選択線YSに従って対応するビ
ット線BLおよび反転ビット線#BLに接続される。従っ
て、読み出し動作においては、選択するべき補助リード
アンプ11に接続されているサブ入出力線subI/Oおよび
反転サブ入出力線#sub I/O だけが、プリチャージ電圧
VPとは異なる電圧になる。
【0058】その他のサブ入出力線subI/Oおよび反転サ
ブ入出力線#sub I/O については、プリチャージ電圧V
P のままである。そのため、各トランジスタP1,P2
のゲート電圧(=プリチャージ電圧VP)とソース電圧
VSとが等しければ(VP=VS)、その電圧は内部電源
電圧Vintでも電圧Vint/2(=VCP=VBLP)でも構
わない。
【0059】図1は、本実施形態のDRAMの要部回路
図である。尚、図1において、図23に示した従来例と
異なるのは補助アンプ61の構成についてだけである。
但し、各トランジスタN51,N52のソースは共通ソ
ース線VSNに接続されていると共に、NチャネルMOS
トランジスタN62のドレインに接続されている。その
トランジスタN62のソースは接地されており、ゲート
は制御信号線SNに接続されている。
【0060】これは、センスアンプ51aのセンス動作
時において共通ソース線VSNにかかる負担を軽減するこ
とにより、センス動作の高速化を図るためである。すな
わち、センス動作時において共通ソース線VSNはLレベ
ルに立ち下がるが、その時、制御信号線SNをHレベルに
立ち上げることによってトランジスタN62をオンさせ
る。これにより、オンしたトランジスタN62を介して
各トランジスタN51,N52のソースが接地されるた
め、共通ソース線VSNの負担が軽減するわけである。
【0061】図1に示すように、本実施形態の補助アン
プ61は補助リードアンプ11と補助ライトアンプ12
とから構成される。その補助リードアンプ11はIGF
ET(Insulated Gate FET)としてのPチャネルMOS
トランジスタP1,P2から構成されている。すなわ
ち、トランジスタP1のゲートはサブ入出力線subI/Oに
接続され、トランジスタP2のゲートは反転サブ入出力
線#subI/Oに接続されている。また、トランジスタP1
のドレインはグローバル入出力線GI/Oに接続され、トラ
ンジスタP2のドレインは反転グローバル入出力線#GI
/Oに接続されている。そして、各トランジスタP1,P
2のソースには内部電源電圧Vint が印加されている。
【0062】一方、補助ライトアンプ12はIGFET
としてのNチャネルMOSトランジスタN1,N2から
構成されている。すなわち、トランジスタN1のゲート
はグローバル入出力線GI/Oに接続され、トランジスタN
2のゲートは反転グローバル入出力線#GI/Oに接続され
ている。また、トランジスタN1のドレインはサブ入出
力線subI/Oに接続され、トランジスタN2のドレインは
反転サブ入出力線#subI/Oに接続されている。そして、
各トランジスタN1,N2のソースは接地されている。
【0063】次に、このように構成されたDRAMの読
み出し動作を、図2に示すタイムチャートに従って説明
する。尚、メモリセル50aやセンスアンプ51aの動
作については公知であるのでその詳細な説明は省略す
る。読み出し動作を行う前において、サブ入出力線subI
/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O はHレベルにプリ
チャージしておき、グローバル入出力線GI/Oおよび反転
グローバル入出力線#GI/OはLレベルにプリチャージし
ておく。すると、各トランジスタP1,P2のゲート電
圧(すなわち、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出
力線#sub I/O のプリチャージ電圧VP )とソース電圧
VS (すなわち、内部電源電圧Vint )は等しくなる。
このとき、各トランジスタP1,P2はオフしているた
め、補助リードアンプ11は非活性になる。
【0064】そして、所望のワード線WLi をHレベルに
立ち上げると、そのワード線WLi に接続されているメモ
リセル50aの状態に応じて、ビット線BLと反転ビット
線#BLとのビット線対の電圧が変化する。センスアンプ
51aはそのビット線対の電圧の変化を増幅し、内部電
源電圧Vint とグランドレベル(=0V)との間でビッ
ト線対をフルスイングさせる。
【0065】ここで例えば、ビット線BLがLレベルで反
転ビット線#BLがHレベルになっているとする。そし
て、所望のカラムアドレス選択線GYS をHレベルに立ち
上げると、そのカラムアドレス選択線GYS に接続されて
いるトランジスタN55,N56はオンする。すると、
サブ入出力線subI/OはHレベルからLレベルにディスチ
ャージされ、反転サブ入出力線#sub I/O はHレベルの
まま保持される。
【0066】そのため、補助リードアンプ11のトラン
ジスタP1はオンし、トランジスタP2はオフしたまま
となる。すると、グローバル入出力線GI/Oには、オンし
たトランジスタP1を介して内部電源電圧Vint が印加
されてLレベルからHレベルにチャージされる。一方、
反転グローバル入出力線#GI/OはLレベルのまま保持さ
れる。
【0067】このように、ディスチャージされないサブ
入出力線subI/O(反転サブ入出力線#sub I/O )に対し
て、グローバル入出力線GI/O(反転グローバル入出力線
#GI/O)には変化がなく、プリチャージ状態のLレベル
が保持される。一方、ディスチャージされたサブ入出力
線subI/O(反転サブ入出力線#sub I/O )に対して、反
転グローバル入出力線#GI/O(グローバル入出力線GI/
O )はチャージされてHレベルになる。
【0068】その結果、補助リードアンプ11は、サブ
入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O から
のデータを増幅して、グローバル入出力線GI/Oおよび反
転グローバル入出力線#GI/Oに転送することができる。
ここで、同じメモリセルアレイ50内の別のサブ入出力
線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O はプリチャ
ージ状態のままなので、接続されている補助リードアン
プ11は全て非活性になっている。また、非活性な別の
メモリセルアレイ50内の補助リードアンプ11も同様
に非活性になっている。すなわち、プリチャージ状態に
おいて、同じグローバル入出力線GI/Oおよび反転グロー
バル入出力線#GI/Oに接続されている補助リードアンプ
11は全て非活性になっている。
【0069】そして、読み出し動作時には、所望のカラ
ムアドレス選択線GYS によって選択された補助リードア
ンプ11のみが活性化し、同じグローバル入出力線GI/O
および反転グローバル入出力線#GI/Oに接続されている
他の補助リードアンプ11は全て非活性のまま作動しな
い。図3は、非活性な別のメモリセルアレイ50におけ
る読み出し動作時のタイムチャートである。
【0070】従って、本実施形態の補助リードアンプ1
1においては、図22および図23に示した従来例の補
助アンプ61のように読み出し補助アンプ選択線YRを設
ける必要がない。そのため、読み出し補助アンプ選択線
YRからの制御信号をコントロールする必要もなく、読み
出し補助アンプ選択線YRを制御するための回路も必要な
くなる。
【0071】尚、メモリセルアレイ50が活性化すると
は、そのメモリセルアレイ50内のセンスアンプ51a
が全て活性化し、メモリセルアレイ50内の全てのビッ
ト線対毎にワード線WLで選択されたメモリセル50aが
充放電することである。また、補助アンプ61が設けら
れているワード線裏打ち部にはもともとnウェルが存在
しており、図23に示した従来例では未使用であったそ
のnウェルを使用すれば、PチャネルMOSトランジス
タP1,P2を形成することは容易である。
【0072】次に、このように構成されたDRAMの書
き込み動作を、図4に示すタイムチャートに従って説明
する。尚、メモリセル50aやセンスアンプ51aの動
作については公知であるのでその詳細な説明は省略す
る。書き込み動作を行う前においても、読み出し動作を
行う前と同様に、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入
出力線#sub I/O はHレベルにプリチャージしておき、
グローバル入出力線GI/Oおよび反転グローバル入出力線
#GI/OはLレベルにプリチャージしておく。
【0073】このとき、各トランジスタN1,N2はオ
フしているため、補助ライトアンプ12は非活性にな
る。そして、所望のワード線WLi をHレベルに立ち上げ
ると、そのワード線WLi に接続されているメモリセル5
0aの状態に応じて、ビット線BLと反転ビット線#BLと
のビット線対の電圧が変化する。センスアンプ51aは
そのビット線対の電圧の変化を増幅し、内部電源電圧V
int とグランドレベル(=0V)との間でビット線対を
フルスイングさせる。
【0074】ここで例えば、グローバル入出力線GI/Oに
はHレベル,反転グローバル入出力線#GI/OにはLレベ
ルのデータが書き込まれたとする。すると、補助ライト
アンプ12のトランジスタN1はオンし、トランジスタ
N2はオフしたままとなる。そのため、サブ入出力線su
bI/OはHレベルからLレベルにディスチャージされ、反
転サブ入出力線#sub I/O はHレベルのまま保持され
る。
【0075】そして、所望のカラムアドレス選択線GYS
をHレベルに立ち上げると、そのカラムアドレス選択線
YSに接続されているトランジスタN55,N56はオン
する。すると、ビット線BLはLレベルになると共に反転
ビット線#BLはHレベルになり、メモリセル50aには
ビット線BLおよび反転ビット線#BLのレベルに対応した
データが書き込まれる。
【0076】このように、Lレベルのグローバル入出力
線GI/O(反転グローバル入出力線#GI/O)に対して、サ
ブ入出力線subI/O(反転サブ入出力線#sub I/O )には
変化がなく、プリチャージ状態のHレベルが保持され
る。一方、Hレベルのグローバル入出力線GI/O(反転グ
ローバル入出力線#GI/O)に対して、反転サブ入出力線
#subI/O(サブ入出力線sub I/O )はディスチャージさ
れてLレベルになる。
【0077】その結果、補助ライトアンプ12は、グロ
ーバル入出力線GI/Oおよび反転グローバル入出力線#GI
/Oからのデータを増幅して、サブ入出力線subI/Oおよび
反転サブ入出力線#sub I/O に転送することができる。
ここで、プリチャージ状態において、同じメモリセルア
レイ50内の別のサブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入
出力線#sub I/O に接続されている補助ライトアンプ1
2は全て非活性になっている。また、非活性な別のメモ
リセルアレイ50内の補助ライトアンプ12も同様に非
活性になっている。すなわち、プリチャージ状態におい
て、同じグローバル入出力線GI/Oおよび反転グローバル
入出力線#GI/Oに接続されている補助ライトアンプ12
は全て非活性になっている。
【0078】そして、書き込み動作時には、所望のカラ
ムアドレス選択線GYS によって選択された補助ライトア
ンプ12のみが活性化し、同じグローバル入出力線GI/O
および反転グローバル入出力線#GI/Oに接続されている
他の補助ライトアンプ12は全て非活性のまま作動しな
い。図5は、非活性な別のメモリセルアレイ50におけ
る書き込み動作時のタイムチャートである。
【0079】従って、本実施形態の補助ライトアンプ1
2においては、図22および図23に示した従来例の補
助アンプ61のように書き込み補助アンプ選択線YWを設
ける必要がない。そのため、書き込み補助アンプ選択線
YWからの制御信号をコントロールする必要もなく、書き
込み補助アンプ選択線YWを制御するための回路も必要な
くなる。
【0080】このように本実施形態において、補助リー
ドアンプ11は、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入
出力線#subI/Oからの読み出しデータによって駆動制御
される。また、補助ライトアンプ12は、グローバル入
出力線GI/Oおよび反転グローバル入出力線#GI/Oからの
書き込みデータによって駆動制御される。つまり、本実
施形態の補助アンプ61は、読み出し動作または書き込
み動作のいずれの場合においても、完全にデータ駆動型
のデータ転送が可能となる。そのため、本実施形態で
は、補助アンプ61を制御するための複雑で動作マージ
ンが必要な制御信号(読み出し補助アンプ選択線YRおよ
び書き込み補助アンプ選択線YWからの制御信号)を省く
ことができる。
【0081】また、本実施形態の補助アンプ61は、図
22および図23に示した従来例の補助アンプ61に比
べて簡単な構成であるため具体化するのが容易である。
さらに、本実施形態では、図6に示したように、余分な
データバス(および、図18におけるメインアンプ53
を制御するためのコントロール信号線)を半導体チップ
1上に引き回す必要がない。すなわち、図19に示した
データバス64はメインクロック4の部分に配置すれば
よく、半導体チップ1の周辺部にデータバスがないため
省面積化を図ることができる。
【0082】従って、本実施形態では、図23に示した
従来例のDRAMの利点を全て備えた上で、従来の問題
点を全て解決することができる。 (第2実施形態)一方、方法1の場合、非活性のメモリ
セルアレイ50のカラムアドレス選択線YSに対応するI
/Oゲートもオンする。そのため、非活性な(すなわ
ち、プリチャージ状態の)ビット線BLおよび反転ビット
線#BLと、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線
#sub I/O とが接続される。
【0083】従って、方法1の場合は、ビット線BLおよ
び反転ビット線#BLのプリチャージ電圧VBLP と、サブ
入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O のプ
リチャージ電圧VP とを等しくする必要がある。この場
合も、当然、各トランジスタP1,P2のゲート電圧
(=プリチャージ電圧VP )とソース電圧VS とは等し
くなければならない(VBLP =VP =VS)。
【0084】しかしながら、方法1では、方法2のよう
に各メモリセルアレイ50を選択するための信号線とカ
ラムアドレス選択線YSとで論理をとる必要がない。その
ため、方法1では、各メモリセルアレイ50を選択する
ための信号線や、論理をとる回路を設ける必要がなく、
方法2より省面積化を図ることができる。図7は、方法
1を具体化した第2実施形態のDRAMの要部回路図で
ある。尚、図7において、図1に示した第1実施形態と
異なるのは、以下の,だけである。そこで、本実施
形態において、第1実施形態と同じ構成については符号
を等しくしてその詳細な説明を省略する。また、本実施
形態において、第1実施形態と同じ動作についても説明
を省略する。
【0085】補助リードアンプ11の各トランジスタ
P1,P2のソース電圧VS を、内部電源電圧Vint で
はなく、ビット線BLおよび反転ビット線#BLのプリチャ
ージ電圧VBLP にしている。 サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/
O に、クランパ(プリチャージ)13を設けている。
【0086】クランパ13はPチャネルMOSトランジ
スタP3,P4から構成されている。すなわち、各トラ
ンジスタP3,P4のソースはそれぞれサブ入出力線su
bI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O に接続され、ゲ
ートは接地されている。また、各トランジスタP3,P
4のドレインには、ビット線BLおよび反転ビット線#BL
のプリチャージ電圧VBLP が印加されている。
【0087】従って、オンした各トランジスタP3,P
4によって、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力
線#sub I/O にビット線BLおよび反転ビット線#BLのプ
リチャージ電圧VBLP が印加される。そのため、サブ入
出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O のプリ
チャージ電圧VP とビット線BLおよび反転ビット線#BL
のプリチャージ電圧VBLP とが等しくなる。
【0088】尚、書き込み動作において、サブ入出力線
subI/Oまたは反転サブ入出力線#sub I/O にHレベルの
データを書き込むために、各トランジスタP3,P4は
ノーマリオン型でなければならない。すなわち、本実施
形態において、クランパ13は書き込み動作時のプルア
ップ回路であり、補助ライトアンプ12は書き込み動作
時のプルダウン回路であると見なすことができる。
【0089】また、各トランジスタP3,P4のゲート
に制御信号を与え、読み出し及び書き込みの各動作にお
いて制御することも可能である。しかしながら、この場
合は、各トランジスタP3,P4のゲートに与える制御
信号とその制御信号線を設ける必要があるため、前記し
たような完全にデータ駆動型のデータ転送ができなくな
る。
【0090】図2は、活性化しているメモリセルアレイ
50における読み出し動作時のタイムチャートである。
図8は、非活性な別のメモリセルアレイ50における読
み出し動作時のタイムチャートである。図4は、活性化
しているメモリセルアレイ50における書き込み動作時
のタイムチャートである。図9は、非活性な別のメモリ
セルアレイ50における書き込み動作時のタイムチャー
トである。
【0091】(第3実施形態)方法1において(すなわ
ち、非活性なメモリセルアレイ50のサブ入出力線subI
/Oおよび反転サブ入出力線#sub I/O のプリチャージ電
圧VP を、ビット線BLおよび反転ビット線#BLのプリチ
ャージ電圧VBLP と等しくする)、活性化したメモリセ
ルアレイ50のサブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出
力線#sub I/Oの電圧だけを、プリチャージ電圧VBLP
以上にするという方法(以下、方法3という)がある。
【0092】すなわち、方法3では、補助リードアンプ
11のゲインが見かけ上大きくなるため、読み出し動作
をより高速化することができる。図10は、方法3を具
体化した第3実施形態のDRAMの要部回路図である。
尚、図10において、図7に示した第2実施形態と異な
るのは、以下の,だけである。そこで、本実施形態
において、第2実施形態と同じ構成については符号を等
しくしてその詳細な説明を省略する。また、本実施形態
において、第2実施形態と同じ動作についても説明を省
略する。
【0093】補助リードアンプ11の各トランジスタ
P1,P2のソースを共通ソース線VSPに接続してい
る。 クランパ13の各トランジスタP3,P4のドレイン
を共通ソース線VSPに接続している。非活性なメモリセ
ルアレイ50において、共通ソース線VSPの電圧はビッ
ト線BLおよび反転ビット線#BLのプリチャージ電圧VBL
P と等しくなっており、センスアンプ51aを非活性に
している(VS =VP =VSP=VBLP )。
【0094】一方、活性化したメモリセルアレイ50に
おいて、共通ソース線VSPの電圧は内部電源電圧Vint
になるが、やはり、(VS =VP =VSP)の条件は保た
れることになり、動作に不都合は生じない。図11は、
活性化しているメモリセルアレイ50における読み出し
動作時のタイムチャートである。図8は、非活性な別の
メモリセルアレイ50における読み出し動作時のタイム
チャートである。図12は、活性化しているメモリセル
アレイ50における書き込み動作時のタイムチャートで
ある。図9は、非活性な別のメモリセルアレイ50にお
ける書き込み動作時のタイムチャートである。
【0095】(第4実施形態)図13は、方法3を具体
化した第4実施形態のDRAMの要部回路図である。
尚、図13において、図10に示した第3実施形態と異
なるのは、補助ライトアンプ12の各トランジスタN
1,N2のソースを共通ソース線VSNに接続しているこ
とだけである。そこで、本実施形態において、第3実施
形態と同じ構成については符号を等しくしてその詳細な
説明を省略する。また、本実施形態において、第3実施
形態と同じ動作についても説明を省略する。
【0096】非活性なメモリセルアレイ50において、
共通ソース線VSPの電圧はビット線BLおよび反転ビット
線#BLのプリチャージ電圧VBLP と等しくなっており、
センスアンプ51aを非活性にしている(VS =VP =
VSN=VBLP )。従って、補助ライトアンプ12も作動
しなくなる。そして、非活性なメモリセルアレイ50で
は、サブ入出力線subI/Oまたは反転サブ入出力線#sub
I/O にデータが書き込まれない。そのため、たとえ、ビ
ット線BLまたは反転ビット線#BLとサブ入出力線subI/O
または反転サブ入出力線#sub I/O が接続された場合で
も、不要なデータをビット線BLおよび反転ビット線#BL
に書き込むという無用な動作を行わなくなる。
【0097】図11は、活性化しているメモリセルアレ
イ50における読み出し動作時のタイムチャートであ
る。図8は、非活性な別のメモリセルアレイ50におけ
る読み出し動作時のタイムチャートである。図14は、
活性化しているメモリセルアレイ50における書き込み
動作時のタイムチャートである。尚、「VrS」は補助リ
ードアンプ11の各トランジスタP1,P2のソース電
圧VrS、「VwS」は補助ライトアンプ11の各トランジ
スタN1,N2のソース電圧VwSを示している。図15
は、非活性な別のメモリセルアレイ50における書き込
み動作時のタイムチャートである。
【0098】(第5実施形態)図16は、方法3を具体
化した第5実施形態のDRAMの要部回路図である。
尚、図16において、図13に示した第4実施形態と異
なるのは、補助リードアンプ11の各トランジスタP
1,P2のソースに、NチャネルMOSトランジスタN
3を介して内部電源電圧Vint等の適当な電圧(但し、
ビット線BLおよび反転ビット線#BLのプリチャージ電圧
VBLPより高い電圧)を印加していることだけである。
そして、トランジスタN3のゲートは制御信号線SNに接
続している。そこで、本実施形態において、第4実施形
態と同じ構成については符号を等しくしてその詳細な説
明を省略する。また、本実施形態において、第3実施形
態と同じ動作についても説明を省略する。
【0099】活性化したメモリセルアレイ50において
のみ、制御信号線SNの電圧はHレベルになっている。そ
のため、活性化したメモリセルアレイ50のトランジス
タN3だけがオンし、その活性化したメモリセルアレイ
50の補助リードアンプ11だけが活性化する(VS =
VP =Vint )。従って、本実施形態では第3実施形態
に比べて、共通ソース線VSPにかかる負担を軽減するこ
とができ、センス動作の高速化を阻害することがない。
【0100】図11は、活性化しているメモリセルアレ
イ50における読み出し動作時のタイムチャートであ
る。図8は、非活性な別のメモリセルアレイ50におけ
る読み出し動作時のタイムチャートである。図14は、
活性化しているメモリセルアレイ50における書き込み
動作時のタイムチャートである。図15は、非活性な別
のメモリセルアレイ50における書き込み動作時のタイ
ムチャートである。
【0101】(第6実施形態)図17は、第6実施形態
のDRAMの要部回路図である。尚、図17において、
図7に示した第2実施形態と異なるのは、クランパ13
(すなわち、プルアップ回路)の各トランジスタP3,
P4のゲートをそれぞれ、グローバル入出力線GI/Oおよ
び反転グローバル入出力線#GI/Oに接続したことだけで
ある。
【0102】本実施形態では、書き込み動作において、
クランパ13も補助ライトアンプ12(すなわち、プル
ダウン回路)と同様に、グローバル入出力線GI/Oおよび
反転グローバル入出力線#GI/Oによってデータ駆動され
ることになる。その他の動作について、本実施形態と第
2実施形態とは全て同じであるので説明を省略する。
【0103】図2は、活性化しているメモリセルアレイ
50における読み出し動作時のタイムチャートである。
図8は、非活性な別のメモリセルアレイ50における読
み出し動作時のタイムチャートである。図4は、活性化
しているメモリセルアレイ50における書き込み動作時
のタイムチャートである。図9は、非活性な別のメモリ
セルアレイ50における書き込み動作時のタイムチャー
トである。
【0104】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、以下のように実施してもよい。 1)補助リードアンプ11の各PチャネルMOSトラン
ジスタP1,P2をNチャネルMOSトランジスタに置
き換えると共に、補助ライトアンプ12の各Nチャネル
MOSトランジスタN1,N2をPチャネルMOSトラ
ンジスタに置き換える。
【0105】この場合は、プリチャージ状態における各
入出力線のレベルを上記各実施例と反対にする。すなわ
ち、サブ入出力線subI/Oおよび反転サブ入出力線#sub
I/OはLレベルにプリチャージしておき、グローバル入
出力線GI/Oおよび反転グローバル入出力線#GI/OはHレ
ベルにプリチャージしておく。 2)クランパ13の各PチャネルMOSトランジスタP
3,P4をNチャネルMOSトランジスタに置き換え
る。
【0106】3)補助リードアンプ11の各トランジス
タP1,P2のドレインをそれぞれ、グローバル入出力
線GI/Oおよび反転グローバル入出力線#GI/Oに接続する
のではなく、反転グローバル入出力線#GI/Oおよびグロ
ーバル入出力線GI/Oに接続する。それと同時に、補助ラ
イトアンプ12の各トランジスタN1,N2のゲートを
それぞれ、グローバル入出力線GI/Oおよび反転グローバ
ル入出力線#GI/Oに接続するのではなく、反転グローバ
ル入出力線#GI/Oおよびグローバル入出力線GI/Oに接続
する。
【0107】この場合、サブ入出力線subI/Oおよび反転
サブ入出力線#subI/Oとグローバル入出力線GI/Oおよび
反転グローバル入出力線#GI/Oとの間で相互に転送され
るデータは、それぞれ同じレベルになる。すなわち、サ
ブ入出力線subI/OがHレベル(反転サブ入出力線#subI
/OがLレベル)なら、グローバル入出力線GI/OもHレベ
ル(反転グローバル入出力線#GI/OもLレベル)にな
る。
【0108】4)内部電源電圧Vint を外部電源電圧V
CCに置き換える。 5)補助リードアンプ11または補助ライトアンプ12
をそれぞれ単独で実施する。また、上記各実施形態の補
助リードアンプ11または補助ライトアンプ12の接続
方法を、それぞれ上記とは異なる組み合わせで実施す
る。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項5記載の発明によれば、読み出し動作において完全に
データ駆動型のデータ転送が可能となり、従来必要であ
った読み出し補助アンプ選択線が不要となる。従って、
本発明によれば、省面積化および高速化が実現可能であ
ると共に、読み出し動作時にデータの破壊を起こさない
半導体記憶装置を、極めて簡単な構成によって提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のDRAMの要部回路図である。
【図2】第1,2,6実施形態において、活性化してい
るメモリセルアレイ50における読み出し動作時のタイ
ムチャートである。
【図3】第1実施形態において、非活性な別のメモリセ
ルアレイ50における読み出し動作時のタイムチャート
である。
【図4】第1,2,6実施形態において、活性化してい
るメモリセルアレイ50における書き込み動作時のタイ
ムチャートである。
【図5】第1実施形態において、非活性な別のメモリセ
ルアレイ50における書き込み動作時のタイムチャート
である。
【図6】各実施形態のDRAMの実際の半導体チップ上
における配置を示す平面図である。
【図7】第2実施形態のDRAMの要部回路図である。
【図8】第2〜6実施形態において、非活性な別のメモ
リセルアレイ50における読み出し動作時のタイムチャ
ートである。
【図9】第2,3,6実施形態において、非活性な別の
メモリセルアレイ50における書き込み動作時のタイム
チャートである。
【図10】第3実施形態のDRAMの要部回路図であ
る。
【図11】第3,4,5実施形態において、活性化して
いるメモリセルアレイ50における読み出し動作時のタ
イムチャートである。
【図12】第3実施形態において、活性化しているメモ
リセルアレイ50における書き込み動作時のタイムチャ
ートである。
【図13】第4実施形態のDRAMの要部回路図であ
る。
【図14】第4,5実施形態において、活性化している
メモリセルアレイ50における書き込み動作時のタイム
チャートである。
【図15】第4,5,15実施形態において、非活性な
別のメモリセルアレイ50における書き込み動作時のタ
イムチャートである。
【図16】第5実施形態のDRAMの要部回路図であ
る。
【図17】第6実施形態のDRAMの要部回路図であ
る。
【図18】従来例のDRAMの構成を示すブロック回路
図である。
【図19】従来例のDRAMの構成を示すブロック回路
図である。
【図20】図18および図19に示すDRAMのセンス
アンプ51aを示す回路図である。
【図21】従来例のDRAMにおけるセンスアンプとそ
の周辺回路を示す回路図である。
【図22】従来例のDRAMの要部回路図である。
【図23】従来例のDRAMの要部回路図である。
【図24】ワード線裏打ち部を説明するための半導体チ
ップ平面図である。
【図25】図23に示すDRAMの読み出し動作時のタ
イムチャートである。
【図26】他の従来例のDRAMの要部回路図である。
【符号の説明】
11…補助リードアンプ 12…補助ライトアンプ 50…メモリセルアレイ 51a…センスアンプ 61…補助アンプ 62…メインアンプ YS,GYS…カラムアドレス選択選択線 subI/O…サブ入出力線 #subI/O…反転サブ入出力線 GI/O…グローバル入出力線 #GI/O…反転グローバル入出力線 P1,P2…IGFETとしてのPチャネルMOSトラ
ンジスタ N1,N2…IGFETとしてのNチャネルMOSトラ
ンジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 邦之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 高野 洋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−234362(JP,A) 特開 平5−54634(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のメモリセルアレイと、 その各メモリセルアレイが共有するカラムアドレス選択
    線と、 前記各メモリセルアレイ内の複数個のセンスアンプ毎に
    設けられ、当該各センスアンプと一対のサブ入出力線に
    よって接続される補助リードアンプと、 その各補助リードアンプが共有する一対のグローバル入
    出力線と、 そのグローバル入出力線に接続されるメインリードアン
    プとを備え、前記サブ入出力線に読みだされたデータを
    前記補助リードアンプによって増幅し、その増幅したデ
    ータを、前記グローバル入出力線を介して前記メインリ
    ードアンプに転送するようにした半導体記憶装置におい
    て、 前記補助リードアンプは前記サブ入出力線から与えられ
    るデータのみに基づいて駆動制御されることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の半導体記憶装置において、前
    記補助リードアンプは、前記一対のグローバル入出力線
    のそれぞれとドレインが接続されると共に、前記一対の
    サブ入出力線のそれぞれとゲートが接続される一対のI
    GFETからなり、その一対のIGFETのソース電圧
    を前記一対のサブ入出力線のプリチャージ電圧と等しく
    したことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の半導体記憶装置において、活
    性した前記メモリセルアレイ内の前記補助リードアンプ
    のIGFETのソース電圧を、非活性の前記メモリセル
    アレイ内の前記センスアンプに接続されるビット線のプ
    リチャージ電圧と等しくしたことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の半導体記憶装置において、活
    性した前記メモリセルアレイ内のサブ入出力線のプリチ
    ャージ電圧を、非活性の前記メモリセルアレイ内のサブ
    入出力線のプリチャージ電圧と異なる電圧値に設定し、
    活性した前記メモリセルアレイ内の前記補助リードアン
    プのIGFETのソース電圧だけを、そのIGFETが
    接続されている前記サブ入出力線のプリチャージ電圧に
    追従するように変化させることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の半導体記憶装置において、活
    性した前記メモリセルアレイ内のサブ入出力線のプリチ
    ャージ電圧を、非活性の前記メモリセルアレイ内のサブ
    入出力線のプリチャージ電圧と異なる電圧値に設定する
    と共に、全ての前記補助リードアンプのIGFETのソ
    ース電圧を、活性した前記メモリセルアレイ内のサブ入
    出力線のプリチャージ電圧と等しい電圧値に設定し、活
    性した前記メモリセルアレイ内の補助リードアンプだけ
    を活性化させることを特徴とする半導体記憶装置。
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