JPH1021687A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1021687A
JPH1021687A JP8173907A JP17390796A JPH1021687A JP H1021687 A JPH1021687 A JP H1021687A JP 8173907 A JP8173907 A JP 8173907A JP 17390796 A JP17390796 A JP 17390796A JP H1021687 A JPH1021687 A JP H1021687A
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JP8173907A
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Koichi Konuma
弘一 小沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多ポート・メモリセルに対し、データの読出
要求が重複してかけられた場合に、データの読出速度の
低下や誤動作を防止する。 【解決手段】 ビット線対とワード線とを複数有する多
ポート・メモリセル6を行列状に多数配列して構成され
たメモリアレイ22と、アドレス信号により、前記ワー
ド線のうち少なくとも2本のワード線について選択が指
示されたときは、アドレス一致信号Sを出力するアドレ
ス比較手段(例えば、比較器34)と、アドレス一致信
号Sを受けて、前記ワード線の何れか一のワード線のみ
を選択する選択制御手段(例えば、36,38)と、ア
ドレス一致信号Sを受けて、前記ビット線対の何れか一
のビット線対から読み出して出力されるデータD1 を、
他のビット線対側から出力させる出力制御手段(例え
ば、セレクタ40)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各メモリセルに複
数の入出力ポートを備え、メモリセルへの複数、同時ア
クセスを可能にして高速化を図った多ポート・メモリセ
ルを有する半導体記憶装置に係わり、特に同一メモリセ
ルに対し読出要求が重複してかけられた場合のデータ出
力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、マイクロコンピュータにおい
て、CPUがある処理命令を実行するには、RAMに格
納されている変数(データ)を順次読み出し、演算後の
結果を再びRAMにストアするといった手続きがとられ
る。そして、通常、この手続きが何度も繰り返され、最
終的な処理結果を得ている。もし、複数のRAMアドレ
スに対し同時にアクセスできれば、CPU内に設けられ
た複数の演算器が用いるデータを一度に読み出すことが
可能となり、RAMへのアクセス回数を減らして処理効
率を高め、高速化を図ることができる。そこで、従来か
ら、各メモリセルに複数の入出力ポートを備えた多ポー
ト・メモリセルが提案され、これを用いた各種半導体記
憶装置が実現されている。
【0003】図2には、この従来の半導体記憶装置の一
例として、2ポート・メモリセルを有するSRAMのブ
ロック図を示し、図3には2ポート・メモリセルの回路
図を示す。図2に示すSRAM2において、そのメモリ
アレイ4は、2ポート・メモリセル6を行方向にm個、
列方向にn個配列して構成されている。各メモリセル6
は、第1のワード線Wi1及び第2のワード線Wi2(以
下、i=1,2,…,m)、第1のビット線対Bj1,B
j1b 及び第2のビット線対Bj2,Bj2b (以下、j=
1,2,…,n)により互いに接続されている。
【0004】各メモリセル6内には、図3に示すよう
に、2つの記憶ノードND1 ,ND2を有し、その間に
2つのインバータINV1 ,INV2 が接続されてい
る。記憶ノードND1 は、アクセス用トランジスタTN
11,TN21を介して、それぞれ一方側のビット線Bj1,
Bj2に接続され、記憶ノードND2 は、他のアクセス用
トランジスタTN12,TN22を介して、それぞれ他方側
のビット線Bj1b ,Bj2b に接続されている。そして、
第1のワード線Wi1が、アクセス用トランジスタTN1
1,TN12のゲートに、第2のワード線Wi2がアクセス
用トランジスタTN21,TN22のゲートに、それぞれ接
続されている。
【0005】この各ワード線Wi1,Wi2は、図2に示す
ように、各アドレス信号ADR1 ,ADR2 にもとづい
て、メモリアレイ6のワード線Wi1,Wi2をそれぞれ選
択するローデコーダ8,10に接続されている。他方、
第1のビット線対Bj1,Bj1b と第2のビット線対Bj
2,Bj2b は、データD1 ,D2 をメモリセルアレイ6
内に書き込み、或いは読み出す入出力回路12,14に
接続されている。そして、これらのローデコーダ8,1
0及び入出力回路12,14を制御するコントロール回
路16が設けられている。
【0006】このような構成のSRAM2のデータ読出
動作を、以下に簡単に説明する。いま、例えばローデコ
ーダ8に、アドレス信号ADR1 が入力され、コントロ
ール回路16にリード信号が入力されたとする。する
と、ローデコーダ8内でアドレス信号ADR1 がデコー
ドされ、コントロール回路16からワードイネーブル信
号WOI1 がアドレスデコーダ8に出力され、その結
果、出力側に接続されたワード線W11,…,Wm1の何れ
かが選択される。一方、コントロール回路16からは、
リードイネーブル信号REI1 がコントロール信号CN
Tにより制御されて出力され、これを受けた入出力回路
12では、内蔵のセンスアンプが起動されてデータの読
出しが行われる。
【0007】具体的に、図3において、第1のワード線
Wi1の活性化によりアクセス用トランジスタTN11,T
N12が導通した状態でセンスアンプが起動されると、記
憶ノードND1 ,ND2 の保持データが、それぞれTN
11,TN12を介して第1のビット線対Bj1,Bj1b の電
位変動として読み出される。そして、この記憶データD
1 が、入出力回路12からデータ線上に出力される。
【0008】前記したように、このSRAM2において
は、各2ポート・メモリセル6にもう一組、第2のワー
ド線Wi2と第2のビット線対Bj2,Bj2b とが接続さ
れ、これに対応してローデコーダ10及び入出力回路1
4が用意され、しかも、これらが独立に動作できるよう
に、コントロール回路16により制御されている。した
がって、以上のようなメモリセル6へのアクセス,デー
タの読出し動作は、互いに独立した2つのチャネルで同
時に行なうことができ、これによりSRAM2のアクセ
ス回数を減らして、CPUが行なう演算処理等の効率化
が図られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の半
導体記憶装置では、同じアドレスの多ポート・メモリセ
ルに対し、重複してデータの読出要求がかけられ、複数
の出力ポートから同じデータを同時期に読み出そうとす
ると、一の出力ポートから読み出す場合に比べ、データ
読出しに時間がかかり、またノイズや電源電圧の変動な
どに対する動作マージンが低下するといった課題があっ
た。
【0010】たとえば、図3で、ワード線Wi1,Wi2が
ともに活性化され、全てのアクセス用トランジスタTN
11,TN12,TN21,TN22が導通状態に遷移すると、
このセル6内のインバータINV1 ,INV1 からみた
出力負荷容量が通常時の2倍になることから、データの
読出しが大幅に遅れてしまう。
【0011】また、動作マージンに関しては、その大小
を見積もる目安として、いわゆるRAMレシオが用いら
れることが多い。このRAMレシオは、アクセス用トラ
ンジスタに対するインバータINV1 ,INV1 を構成
するnチャネルトランジスタのサイズの比で表される。
したがって、この全てのアクセス用トランジスタTN1
1,TN12,TN21,TN22が導通状態に遷移し、その
サイズが通常時の2倍になった状態では、RAMレシオ
が半減し、それだけ誤動作する可能性が高くなってしま
う。
【0012】かといって、誤動作しないように、同一ア
ドレスの同時アクセスを禁止したり、これが起った場合
はアクセスタイミングを数サイクル遅らすこと等により
対処すると、余分な時間を要し、多ポートとしてデータ
入出力の効率化を図った趣旨が生かせないことになる。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、データ入出力の効率化のため複数の入出力ポートを
備えた多ポート・メモリセルに対し、データの読出要求
が重複してかけられた場合でも、データの読出速度の低
下や誤動作を防止できる半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明の半導
体記憶装置では、データの読出要求が重複する場合、多
ポート・メモリセルの一つのポート側でデータの読出し
を行なわせ、同じ読出データを他のポート側のデータ線
からも出力させるようにした。
【0015】すなわち、この半導体記憶装置は、ビット
線対とワード線とを複数有する多ポート・メモリセル
を、行列状に多数配列して構成されたメモリアレイと、
アドレス信号により、前記ワード線のうち少なくとも2
本のワード線について選択が指示されたときは、アドレ
ス一致信号を出力するアドレス比較手段と、前記アドレ
ス一致信号を受けて、前記ワード線の何れか一のワード
線を選択し他のワード線のみを選択する選択制御手段
と、前記アドレス一致信号を受けて、前記ビット線対の
何れか一のビット線対から読み出して出力されるデータ
を、他のビット線対側から出力させる出力制御手段とを
有することを特徴とする。
【0016】具体的に、前記アドレス比較手段は、前記
ワード線ごとに入力される複数のアドレス信号を比較す
る比較器により構成させるとよい。また、前記出力制御
手段は、前記他のビット線対側のデータ線に設けられ、
当該他のビット線対からのデータと前記一のビット線対
からのデータとを入力でき、前記アドレス一致信号を入
力している間は、出力するデータの入力方向を他のビッ
ト線対側から一のビット線対側に切り換えるセレクタに
より構成させるとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる半導体記憶
装置を、2ポート・メモリセルを有するSRAMを例と
して、図面にもとづいて詳細に説明する。図1は、本実
施形態に係わるSRAMの概略構成を示すブロック図を
示す。このSRAM20は、大まかには、メモリアレイ
22と、第1のローデコーダ24と、第2のローデコー
ダ26と、第1の入出力回路28と、第2の入出力回路
30と、コントロール回路32とから構成されている。
【0018】メモリアレイ22は、従来と同様に、2ポ
ート・メモリセル6を行方向にm個、列方向にn個配列
して構成されている。各メモリセル6は、第1のワード
線Wi1及び第2のワード線Wi2(以下、i=1,2,
…,m)、第1のビット線対Bj1,Bj1b 及び第2のビ
ット線対Bj2,Bj2b (以下、j=1,2,…,n)に
より互いに接続されている。
【0019】各メモリセル6は、従来と同様に構成され
ている。すなわち、図3に示したように、2つの記憶ノ
ードND1 ,ND2 を有し、その記憶ノード間に2つの
インバータINV1 ,INV2 が、互いに逆向きに接続
されている。記憶ノードND1 は、アクセス用トランジ
スタTN11,TN21を介して、両ビット線対の一方側の
ビット線Bj1,Bj2に接続されている。同様に、記憶ノ
ードND2 は、他のアクセス用トランジスタTN12,T
N22を介して、他方側のビット線Bj1b ,Bj2b に接続
されている。そして、前記した第1のワード線Wi1が、
アクセス用トランジスタTN11,TN12のゲートに、第
2のワード線Wi2がアクセス用トランジスタTN21,T
N22のゲートに、それぞれ接続されている。
【0020】第1のローデコーダ24には、アドレス信
号ADR1 が入力され、メモリアレイ22の第1のワー
ド線Wi1が出力側に接続されている。第1のローデコー
ダ24内の第1のワード線Wi1の出力段には、前記コン
トロール回路32から出力されるワードイネーブル信号
WOIとデコード後のアドレス信号adriを入力とするA
NDゲートがm個設けられている。同様に、第2のロー
デコーダ26には、アドレス信号ADR2 が入力され、
メモリアレイ22の第2のワード線Wi2が出力側に接続
され、これがコントロール回路32から出力されるワー
ドイネーブル信号WOIにより出力制御されている。
【0021】第1の入出力回路28は、メモリアレイ2
2の第1のビット線対Bj1,Bj1bに接続され、第2の
入出力回路30は、メモリアレイ22の第2のビット線
対Bj2,Bj2b に接続されている。
【0022】コントロール回路32には、リード信号,
ライト信号,コントロール信号CNTが入力される。コ
ントロール回路32内に入力されたリード信号は、コン
トロール信号CNTに制御され、リードイネーブル信号
REI1 ,REI2 として入出力回路28,30に出力
される。同様に、ライト信号もコントロール信号CNT
に制御され、ライトイネーブル信号WRI1 ,WRI2
として入出力回路28,30に出力される。また、リー
ド信号とライト信号とから、ORゲートを介して前記ワ
ードイネーブル信号WOI1 ,WOI2 が生成される。
【0023】本発明では、アドレス比較手段(比較器3
4)が新たに設けられている。比較器34は、アドレス
信号ADR1 ,ADR2 を入力して比較し、2ポート・
メモリセル6のワード線Wi1,Wi2双方を選択すること
が重複して指示されたときは、アドレス一致信号Sを出
力する。また、コントロール回路32内には、一方のワ
ードイネーブル信号WOIの出力経路途中に接続された
ANDゲート36と、このANDゲート36にアドレス
一致信号Sを反転入力させるインバータ38とが設けら
れている。これらANDゲート36とインバータ38に
は、アドレス一致信号Sが出力されているときは、一方
の第1のワード線Wi1を選択し、他方の第2のワード線
Wi2を選択させない選択制御手段としての働きがある。
【0024】一方、前記第2の入出力回路30のデータ
出力線の途中には、出力制御手段(セレクタ40)が接
続されている。このセレクタ40には、比較器34から
のアドレス一致信号Sの入力があったときは、第1のビ
ット線対Bj1,Bj1b から読み出されて出力されるデー
タを、他の第2のビット線対Bj2,Bj2b 側からも出力
させる働きがある。
【0025】つぎに、このような構成のSRAM20の
データ読出動作について説明する。最初に、2つの読出
要求がかけられた2ポート・メモリセルのアドレスが異
なる場合について述べ、次に、このアドレスが同じ場合
について述べる。いま、第1のローデコーダ24にアド
レス信号ADR1 が入力され、第2のローデコーダ26
にアドレス信号ADR2 が入力され、コントロール回路
32にリード信号が入力されたとする。各ローデコーダ
24,26では、入力したアドレス信号ADR1 ,AD
R2 が各々デコードされ、デコード後のアドレス信号a
dr1 ,…,adrm は、その何れかがハイレベルにな
る。また、このアドレス信号ADR1 ,ADR2 は、比
較器34にも入力されるが、両信号ADR1 ,ADR2
のアドレスが異なるため、この比較器34からは、アド
レス一致信号Sは出力されない。すなわち、比較器34
の出力は、ローレベルで維持される。
【0026】一方、リード信号を受けたコントロール回
路32内では、ORゲートからワードイネーブル信号W
OIが出力され、コントロール回路32内のANDゲー
ト36と外部の第1のローデコーダ24に入力される。
上記したように、比較器34の出力はローレベルなの
で、インバータ38を介してANDゲート36にハイレ
ベルの信号が入力され、この結果、ANDゲート36か
らはワードイネーブル信号WOIが第2のローデコーダ
26に向けて出力されている。また、入力したリード信
号が、コントロール信号CNTによりタイミング制御さ
れて、リードイネーブル信号REI1 ,REI2 とし
て、それぞれ第1の入出力回路28,第2の入出力回路
30に出力される。
【0027】ローデコーダ24,26内では、デコード
後のアドレス信号adr1 ,…,adrm は、それぞれ
出力段でANDゲートがかけられているが、その各AN
Dゲートは上記ワードイネーブル信号WOIが既に入力
されていることで開いている。このため、第1のローデ
コーダ24により、出力側に接続された第1のワード線
W11,…,Wm1の何れかが選択されされ、第2のローデ
コーダ26により、第2ワード線W12,…,Wm2の何れ
かが選択される。ただし、この場合、同じメモリセル6
内において、両ワード線Wi1,Wi2が選択されることは
ない。
【0028】ワード線Wi1が選択されたメモリセル6で
は、図3において、アクセス用トランジスタTN11,T
N12が導通状態に遷移し、これを介してノードND1 ,
ND2 がビット線対Bj1,Bj1b に接続される。ライト
イネーブル信号WRI1 を受けた第1の入出力回路28
が、その内蔵のセンスアンプを起動し、これがノードN
D1 ,ND2 の保持データをビット線対Bj1,Bj1b の
電位変動として検出する。そして、記憶データD1 が、
第1の入出力回路28のデータ出力線から外部に出力さ
れる。同様にして、ワード線Wi2が選択されたメモリセ
ル6からも、その記憶データD2 が第2の入出力回路3
0のデータ出力線に出力される。このデータ出力線途中
に設けられたセレクタ40は、前述したように、比較器
34の出力からアドレス一致信号Sが出力されていない
ので、入力した記憶データD2 をそのまま外部に出力さ
せる。
【0029】つぎのデータ読出サイクルで、同じメモリ
セル6内でのワード線Wi1,Wi2の選択が、アドレス信
号ADR1 ,ADR2 により重複して指示されたとす
る。すると、比較器34からアドレス一致信号Sが出力
され、比較器34の出力がローレベルからハイレベルに
立ち上がる。これにより、ANDゲート36からのワー
ドイネーブル信号WOIの出力が停止され、第2のロー
デコーダ26からの第2のワード線Wi2が、全て非選択
となる。
【0030】一方、第1のローデコーダ24には、ワー
ドイネーブル信号WOIが入力されるので、第1のワー
ド線Wi1の何れかが選択され、上述したと同様にして、
選択されたメモリセル6から、その記憶データD1 が第
1の入出力回路28のデータ出力線を介して外部に出力
される。これに対し、上記した第2のローデコーダ26
が全てのワード線Wi2を非選択とているので、第2の入
出力回路30からはデータは何ら出力されない。しか
し、そのデータ出力線に接続されている前記セレクタ4
0に対し、比較器34からのアドレス一致信号Sが入力
されるので、当該セレクタ40が、出力するデータの入
力方向を第2の入出力回路30側から、第1の入出力回
路28側に切り換える。したがって、第2の入出力回路
30側のデータ出力線にも、第1の入出力回路28のデ
ータ出力線と同一の記憶データD1 が出力される。
【0031】このように、同一メモリセル6内で異なる
入出力ポートからデータの読出要求があった場合、この
SRAM20では、比較器34、インバータ38やAN
Dゲート36、及びセレクタ40が新たに付加されてい
るので、同一メモリセル6内で、アクセス用トランジス
タTN11,TN12と、TN21,TN22とが、共に導通状
態に遷移するようなことがない。このため、従来の課題
として先に指摘したように、同一アドレスでメモリアレ
イ6が重複してアクセスされた場合でも、そのデータ読
出速度が低下したり誤動作し易くなることがない。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る半導体記憶装置によれば、高速化のため複数の入出力
ポートを備えた多ポート・メモリセルに対し同時期のア
クセスがなされ、データの読出要求が重複してかけられ
た場合でも、新たに設けられたアドレス比較手段,選択
制御手段および出力制御手段とにより、必ず一のワード
線しか選択されないようにして、その代わりに、一のビ
ット線対から読み出されるデータを全てのビット線対か
ら出力できるようにして、多ポート・メモリセルのデー
タ読出速度や動作マージンの低下を防止している。
【0033】本発明によって、多ポート・メモリセルか
ら高速で確実にデータ読出しができる半導体記憶装置を
提供することができ、これによりデータ入出力の高効率
化が一層進展するものと期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係わるSRAMの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、従来例として、2ポート・メモリアレ
イを有するSRAMの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図3は、図1及び図2のSRAMにおいて、メ
モリアレイを構成する2ポート・メモリセルの回路図で
ある。
【符号の説明】
6…2ポート・メモリセル(多ポート・メモリセル)、
20…SRAM(半導体記憶装置)、22…メモリアレ
イ、24…第1のローデコーダ、26…第2のローデコ
ーダ、28…第1の入出力回路、30…第2の入出力回
路、32…コントロール回路、34…比較器(アドレス
比較手段)、36…ANDゲート(選択制御手段)、3
8…インバータ(選択制御手段)、40…セレクタ(出
力制御手段)、INV1,INV2 …インバータ、ND1
,ND2 …記憶ノード、TN11〜TN22…アクセス用
トランジスタ、Bj1, Bj1b …第1のビット線対、Bj
2, Bj2b …第2のビット線対、W11〜Wm1…第1のワ
ード線、W12〜Wm2…第2のワード線、ADR1 ,AD
R2 …アドレス信号(adr1 ,adr2 …デコード
後)、CNT…コントロール信号、REI1 ,REI2
…リードイネーブル信号、WRI1 ,WRI2 …ライト
イネーブル信号、WOI…ワードイネーブル信号、S…
アドレス一致信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線対とワード線とを複数有する多
    ポート・メモリセルを、行列状に多数配列して構成され
    たメモリアレイと、 アドレス信号により、前記ワード線のうち少なくとも2
    本のワード線について選択が指示されたときに、アドレ
    ス一致信号を出力するアドレス比較手段と、 前記アドレス一致信号を受けて、前記ワード線の何れか
    一のワード線のみを選択する選択制御手段と、 前記アドレス一致信号を受けて、前記ビット線対の何れ
    か一のビット線対から読み出されて出力されるデータ
    を、他のビット線対側から出力させる出力制御手段と、 を有する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス比較手段は、前記ワード線
    ごとに入力される複数のアドレス信号を比較する比較器
    により構成され、 前記出力制御手段は、前記他のビット線対側のデータ線
    に設けられ、当該他のビット線対からのデータと前記一
    のビット線対からのデータとを入力でき、前記アドレス
    一致信号を入力している間は、出力するデータの入力方
    向を他のビット線対側から一のビット線対側に切り換え
    るセレクタにより構成されている請求項1に記載の半導
    体記憶装置。
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