JP2000149561A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2000149561A
JP2000149561A JP10322602A JP32260298A JP2000149561A JP 2000149561 A JP2000149561 A JP 2000149561A JP 10322602 A JP10322602 A JP 10322602A JP 32260298 A JP32260298 A JP 32260298A JP 2000149561 A JP2000149561 A JP 2000149561A
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mosfet
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voltage
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Tsugio Takahashi
継雄 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板電圧発生回路を備えるダイナミック型R
AM等の特に高温環境下におけるアクティブ時及びスタ
ンバイ時の低消費電力化を図り、その特に低温環境下に
おける動作の高速化を図る。 【解決手段】 基板電圧を必要とするダイナミック型R
AM等において、MOSFETP1〜P3ならびにN1
〜N3の基板部に供給される基板電圧VPPB,VCL
BならびにVSSBの電位を、高温環境下ではその絶対
値を大きくして深くし、低温環境下ではその絶対値を小
さくして浅くする。また、MOSFETP1〜P3なら
びにN1〜N3の基板部が回路ごとに分離される場合、
温度環境の変化にともなう基板電圧の電位制御を回路ご
とに独立して行い、例えばメモリアレイや入出力回路に
対する基板電圧の電位制御は行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、例えば、基板電圧発生回路を備えるダイナ
ミック型RAM(ランダムアクセスメモリ)ならびにそ
の低消費電力化及び高速化に利用して特に有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報蓄積キャパシタ及びアドレス選択M
OSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジス
タ。この明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの総称とする)からなるダイナミ
ック型メモリセルが格子配列されてなるメモリアレイ
と、Pチャンネル及びNチャンネルMOSFETが組み
合わされてなる論理ゲートを基本素子とする周辺回路と
を備えるダイナミック型RAM等の半導体集積回路装置
がある。また、このようなダイナミック型RAM等にお
いて、MOSFETが形成される半導体基板又はウェル
領域等の基板部に所定の基板電圧を供給することによ
り、MOSFETのしきい値電圧等を制御し、動作の安
定化を図る方法が知られている。この方法とるダイナミ
ック型RAM等では、例えば所定の外部端子を介して供
給される供給される電源電圧VCCをもとに所定電位の
基板電圧を生成する基板電圧発生回路が設けられる。
【0003】一方、半導体集積回路の微細化・高集積化
が進み、ダイナミック型RAM等の大容量化・大規模化
が進む中、MOSFETの耐圧破壊を防止し、消費電力
の低減を図ることを目的として動作電源の低電圧化が進
みつつあり、例えば+2.5V(ボルト)のような比較
的小さな絶対値の電源電圧VCCを主たる動作電源と
し、例えば+1.5Vのような内部電圧VCLをそのセ
ンスアンプ等の動作電源とするダイナミック型RAM等
のメモリ集積回路装置が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基板電圧発生回路を備
える従来のダイナミック型RAM等において、基板電圧
の電位は、電源電圧や周辺温度が変化しても変動するこ
との少ない安定した値とされる。しかし、MOSFET
のしきい値電圧は、図8に示されるように、周辺温度に
ほぼ反比例して変化し、これを受けてMOSFETのサ
ブスレッショルド電流及び動作速度が変化する。このた
め、特に高温環境下では、MOSFETのサブスレッシ
ョルド電流が大きくなってダイナミック型RAM等の低
消費電力性が損なわれ、また低温環境下では、MOSF
ETの動作速度が遅くなってダイナミック型RAM等の
高速性が損なわれる。また、これに対処するため、各回
路を構成するMOSFETの電源供給経路にスイッチM
OSFETを設け、これを選択的にオン又はオフ状態と
することでスタンバイ(待機)時における動作電源の低
減を図りうるいわゆるSCRC(サブスレッショルド低
減回路)方式が用いられるが、これもアクティブ時には
何ら効果がなく、スタンバイ時及びアクティブ時のすべ
ての期間においてダイナミック型RAM等の消費電力を
低減し、その高温環境下及び低温環境下における高速性
を確保するには至らない。
【0005】この発明の目的は、高温環境下及び低温環
境下におけるダイナミック型RAM等の低消費電力化を
図り、その動作の高速化を図ることにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、MOSFETを基本素子とす
るダイナミック型RAM等において、MOSFETの基
板部に供給される基板電圧の電位を、高温環境下では選
択的にその絶対値を大きくして深くし、低温環境下では
選択的にその絶対値を小さくして浅くする。また、MO
SFETの基板部が回路ごとに分離される場合、温度環
境の変化にともなう基板電圧の電位制御を回路ごとに独
立して行い、例えばメモリアレイや入出力回路に対する
電位制御は行わない。
【0008】上記手段によれば、MOSFETの基板電
圧の電位を、周辺温度に応じてしかも回路ごとに最適化
できるため、高温環境下ではMOSFETのしきい値電
圧の低下を抑えてその動作電流を小さくし、低温環境下
ではMOSFETのしきい値電圧の上昇を抑えてその動
作速度が遅くなるのを防止できる。この結果、高温環境
下及び低温環境下における消費電力を安定的に低減し、
ダイナミック型RAM等のアクティブ時及びスタンバイ
時の特に高温時における低消費電力化を図ることができ
るとともに、MOSFETの動作速度を安定的に速め、
ダイナミック型RAM等の特に低温時の動作を高速化す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
ダイナミック型RAM(半導体集積回路装置)の一実施
例のブロック図が示されている。同図をもとに、まずこ
の実施例のダイナミック型RAMの構成及び動作の概要
について説明する。なお、図1の各ブロックを構成する
回路素子は、公知のMOSFET集積回路の製造技術に
より、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に
形成される。
【0010】図1において、この実施例のダイナミック
型RAMは、特に制限されないが、8個のメモリマット
MAT0〜MAT7を備える。また、ダイナミック型R
AMはシェアドセンス方式を採り、メモリマットMAT
0〜MAT7のそれぞれは、メモリマットMAT0に代
表されるように、センスアンプSAをはさむ一対のメモ
リアレイARYL及びARYRと、これらのメモリアレ
イに対応して設けられるそれぞれ一対のワード線駆動回
路WDL及びWDRならびにXアドレスデコーダXDL
及びXDRとを備える。メモリマットMAT0〜MAT
7は、さらに、メモリアレイARYL及びARYRに共
通に設けられるYアドレスデコーダYDと、ライトアン
プWA及びメインアンプMAとを備える。
【0011】メモリマットMAT0〜MAT7を構成す
るメモリアレイARYL及びARYRは、図の垂直方向
に平行して配置される所定数のワード線と、水平方向に
平行して配置される所定数組の相補ビット線とをそれぞ
れ含む。これらのワード線及び相補ビット線の交点に
は、情報蓄積キャパシタ及びアドレス選択MOSFET
からなる多数のダイナミック型メモリセルが格子状に配
置される。
【0012】メモリマットMAT0〜MAT7のメモリ
アレイARYL及びARYRを構成するワード線は、そ
の下方において対応するワード線駆動回路WDL又はW
DRに結合され、それぞれ択一的に選択状態とされる。
ワード線駆動回路WDL及びWDRには、対応するXア
ドレスデコーダXDL又はXDRから図示されない所定
ビットのワード線選択信号が供給されるとともに、内部
電圧発生回路VGからワード線選択レベルとなる内部電
圧VPPが共通に供給される。また、Xアドレスデコー
ダXDL及びXDRには、XアドレスバッファXBから
i+1ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが共通に供
給されるとともに、タイミング発生回路TGから図示さ
れない内部制御信号XGが共通に供給される。さらに、
XアドレスバッファXBには、外部のアクセス装置から
アドレス入力端子A0〜Aiを介してXアドレス信号A
X0〜AXiが時分割的に供給されるとともに、タイミ
ング発生回路TGから内部制御信号XLが供給される。
【0013】XアドレスバッファXBは、ダイナミック
型RAMが選択状態とされるとき、アドレス入力端子A
0〜Aiを介して供給されるXアドレス信号AX0〜A
Xiを内部制御信号XLに従って取り込み、保持すると
ともに、これらのXアドレス信号をもとに内部アドレス
信号X0〜Xiを形成し、メモリマットMAT0〜MA
T7のXアドレスデコーダXDL及びXDRに供給す
る。なお、XアドレスバッファXBから出力される最上
位ビットの内部アドレス信号Xiは、各メモリマットの
メモリアレイARYL又はARYRを選択的に活性状態
とするための選択制御信号として、タイミング発生回路
TGにも供給される。
【0014】メモリマットMAT0〜MAT7のXアド
レスデコーダXDL及びXDRは、内部制御信号XGが
ハイレベルとされかつ最上位ビットの内部アドレス信号
Xiがロウレベル又はハイレベルとされることでそれぞ
れ選択的に動作状態となり、内部アドレス信号X0〜X
iをデコードして、ワード線駆動回路WDL及びWDR
に対するワード線選択信号の対応するビットを択一的に
ハイレベルとする。また、各メモリマットのワード線駆
動回路WDL及びWDRは、対応するXアドレスデコー
ダXDL又はXDRから供給されるワード線選択信号の
択一的なハイレベルを受けて、メモリアレイARYL又
はARYRの対応するワード線を択一的に内部電圧VP
Pのような高電圧の選択レベルとする。
【0015】次に、メモリマットMAT0〜MAT7の
メモリアレイARYL及びARYRを構成する相補ビッ
ト線は、その内側において対応するセンスアンプSAに
結合され、このセンスアンプを介して択一的に相補共通
データ線CD*(ここで、例えば非反転共通データ線C
DT及び反転共通データ線CDBを、あわせて相補共通
データ線CD*のように*を付して表す。また、それが
有効とされるとき選択的にハイレベルとされるいわゆる
非反転信号等については、その名称の末尾にTを付して
表し、それが有効とされるとき選択的にロウレベルとさ
れるいわゆる反転信号等については、その名称の末尾に
Bを付して表す。以下同様)つまりはライトアンプWA
及びメインアンプMAに選択的に接続される。
【0016】センスアンプSAには、Yアドレスデコー
ダYDから図示されない所定ビットのビット線選択信号
が供給されるとともに、タイミング発生回路TGからセ
ンスアンプ駆動信号PAと図示されないプリチャージ制
御信号PC,シェアド制御信号SHL及びSHRが供給
される。また、YアドレスデコーダYDには、Yアドレ
スバッファYBからi+1ビットの内部アドレス信号Y
0〜Yiが供給されるとともに、タイミング発生回路T
Gから図示されない内部制御信号YGが供給される。さ
らに、YアドレスバッファYBには、外部のアクセス装
置からアドレス入力端子A0〜Aiを介してYアドレス
信号AY0〜AYiが時分割的に供給され、タイミング
発生回路TGから内部制御信号YLが供給される。
【0017】YアドレスバッファYBは、ダイナミック
型RAMが選択状態とされるとき、アドレス入力端子A
0〜Aiを介して時分割的に供給されるYアドレス信号
AY0〜AYiを内部制御信号YLに従って取り込み、
保持するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内
部アドレス信号Y0〜Yiを形成し、メモリマットMA
T0〜MAT7のYアドレスデコーダYDに供給する。
このとき、各メモリマットのYアドレスデコーダYD
は、内部制御信号YGがハイレベルとされることで選択
的に動作状態となり、YアドレスバッファYBから供給
される内部アドレス信号Y0〜Yiをデコードして、セ
ンスアンプSAに対する上記ビット線選択信号の対応す
るビットを択一的にハイレベルとする。
【0018】メモリマットMAT0〜MAT7のセンス
アンプSAは、メモリアレイARYL及びARYRの各
相補ビット線に対応して設けられる所定数の単位回路を
それぞれ含み、これらの単位回路のそれぞれは、図示さ
れない一対のCMOS(相補型MOS)インバータが交
差結合されてなる単位増幅回路と、Nチャンネル型の3
個のプリチャージMOSFETが直並列結合されてなる
データ線プリチャージ回路と、Nチャンネル型の一対の
スイッチMOSFETとを含む。センスアンプの各単位
増幅回路の相補入出力ノードは、その左側において、図
示されないシェアド制御信号SHLを受けるNチャンネ
ル型のシェアドMOSFETを介してメモリアレイAR
YLの対応する相補ビット線にそれぞれ結合され、その
右側において、シェアド制御信号SHRを受ける他のシ
ェアドMOSFETを介してメモリアレイARYRの対
応する相補ビット線にそれぞれ結合される。
【0019】センスアンプSAの各単位回路のデータ線
プリチャージ回路を構成するプリチャージMOSFET
は、ダイナミック型RAMが非選択状態とされるときプ
リチャージ制御信号PCのハイレベルを受けて選択的に
かつ一斉にオン状態となり、対応する単位回路の非反転
及び反転入出力ノードつまりはメモリアレイARYL及
びARYRの各相補ビット線の非反転及び反転信号線を
電源電圧VDD及び接地電位VSS間の中間電圧HVに
プリチャージする。
【0020】一方、センスアンプSAの各単位回路の単
位増幅回路は、センスアンプ駆動信号PAのハイレベル
を受けて選択的にかつ一斉に動作状態となり、メモリア
レイARYL又はARYRの選択されたワード線に結合
される所定数のメモリセルから対応する相補ビット線を
介して出力される微小読み出し信号をそれぞれ増幅し
て、ハイレベル又はロウレベルの2値読み出し信号とす
る。また、各単位回路のスイッチMOSFETは、Yア
ドレスデコーダYDから供給されるビット線選択信号の
ハイレベルを受けて択一的にオン状態となり、対応する
単位回路の相補入出力ノード、つまりはメモリアレイA
RYL又はARYRの対応する相補ビット線と相補共通
データ線CD*との間を択一的に接続状態とする。
【0021】メモリマットMAT0〜MAT7の相補共
通データ線CD*は、対応するライトアンプWAの出力
端子に結合されるとともに、対応するメインアンプMA
の入力端子に結合される。各メモリマットのライトアン
プWAの入力端子は、対応する書き込みデータバスWD
B0〜WDB7を介してデータ入力バッファIBの対応
する単位回路の出力端子に結合され、各メモリマットの
メインアンプMAの出力端子は、対応する読み出しデー
タバスRDB0〜RDB7を介してデータ出力バッファ
OBの対応する単位回路の入力端子に結合される。デー
タ入力バッファIBの各単位回路の入力端子ならびにデ
ータ出力バッファOBの各単位回路の出力端子は、対応
するデータ入出力端子D0〜D7にそれぞれ共通結合さ
れる。メモリマットMAT0〜MAT7のライトアンプ
WAには、タイミング発生回路TGから内部制御信号W
Pが共通に供給され、データ出力バッファOBの各単位
回路には、タイミング発生回路TGから内部制御信号O
Cが供給される。
【0022】データ入力バッファIBの各単位回路は、
ダイナミック型RAMが書き込みモードで選択状態とさ
れるとき、データ入出力端子D0〜D7を介して入力さ
れる8ビットの書き込みデータを取り込み、保持すると
ともに、書き込みデータバスWDB0〜WDB7を介し
てメモリマットMAT0〜MAT7のライトアンプWA
に伝達する。このとき、メモリマットMAT0〜MAT
7のライトアンプWAは、内部制御信号WPのハイレベ
ルを受けて選択的に動作状態となり、データ入力バッフ
ァIBの対応する単位回路から書き込みデータバスWD
B0〜WDB7を介して伝達される書き込みデータを所
定の相補書き込み信号とした後、相補共通データ線CD
*からセンスアンプSAを介して対応するメモリアレイ
ARYL又はARYRの選択された1個、合計8個のメ
モリセルに書き込む。
【0023】一方、メモリマットMAT0〜MAT7の
メインアンプMAは、ダイナミック型RAMが読み出し
モードとされるとき、対応するメモリアレイARYL又
はARYRの選択された1個、合計8個のメモリセルか
ら相補共通データ線CD*を介して出力される2値読み
出し信号をさらに増幅し、読み出しデータバスRDB0
〜RDB7を介してデータ出力バッファOBの対応する
単位回路に伝達する。このとき、データ出力バッファO
Bの各単位回路は、内部制御信号OCのハイレベルを受
けて選択的に動作状態となり、対応するメインアンプM
Aから伝達される読み出し信号をデータ入出力端子D0
〜D7を介して出力する。
【0024】タイミング発生回路TGは、外部のアクセ
ス装置から起動制御信号として供給されるロウアドレス
ストローブ信号RASB,カラムアドレスストローブ信
号CASBならびにライトイネーブル信号WEBと、X
アドレスバッファXBから供給される最上位ビットの内
部アドレス信号Xiとをもとに、上記各種内部制御信号
を選択的に形成し、ダイナミック型RAMの各部に供給
する。
【0025】この実施例のダイナミック型RAMは、さ
らに、外部端子VCC又はVSSを介して供給される電
源電圧VCC及び接地電位VSSをもとに、内部電圧V
PP及びVCLと基板電圧VPPB,VCLBならびに
VSSBを生成する内部電圧発生回路VGを備える。特
に制限されないが、電源電圧VCCは、例えば+2.5
Vのような正電位とされ、接地電位VSSは0Vとされ
る。また、内部電圧VPPは、+4.0Vのような比較
的絶対値の大きい正電位とされ、内部電圧VCLは、+
1.5Vのような比較的絶対値の小さい正電位とされ
る。内部電圧VPPは、ワード線選択電位として、メモ
リマットMAT0〜MAT7のワード線駆動回路WDL
及びWDRに供給され、内部電圧VCLは、その動作電
源としてセンスアンプSAを含むダイナミック型RAM
の各部に供給される。
【0026】一方、基板電圧VPPBは、内部電圧VP
Pよりさらに絶対値の大きな正電位とされ、その電位
は、基板温度を含む周辺温度に従って、+4.0V〜+
5.0Vの範囲内で変化される。また、基板電圧VCL
Bは、内部電圧VCLより絶対値の大きな正電位とさ
れ、その電位は、同じく周辺温度に従って+1.5V〜
+2.5Vの範囲内で変化される。さらに、基板電圧V
SSBは、接地電位VSSより電位の低い負電位とさ
れ、その電位は、周辺温度に従って−1.0V〜0Vの
範囲内で変化される。基板電圧VPPBは、各メモリマ
ットのワード線駆動回路WDL及びWDRを構成するP
チャンネルMOSFETの基板部に供給され、基板電圧
VCLBは、各メモリマットのセンスアンプSAならび
にXアドレスデコーダXDL及びXDR等を構成するP
チャンネルMOSFETの基板部に供給される。また、
基板電圧VSSBは、ダイナミック型RAMの各部を構
成するNチャンネルMOSFETの基板部に供給され
る。なお、内部電圧発生回路VGの具体的構成及び動作
等については、後で詳細に説明する。
【0027】図2には、図1のダイナミック型RAMに
含まれる内部電圧発生回路VGの一実施例のブロック図
が示されている。同図をもとに、この実施例のダイナミ
ック型RAMの内部電圧発生回路VGの構成及び動作の
概要を説明する。
【0028】図2において、この実施例の内部電圧発生
回路VGは、1個の昇圧回路VPPG及び降圧回路VC
LGと、3個の基板電圧発生回路VPPBG,VCLB
GならびにVSSBGとを含み、これらの昇圧回路,降
圧回路ならびに基板電圧発生回路に対応して設けられる
5個の出力バッファBUF1〜BUF5を含む。このう
ち、昇圧回路VPPGは、+2.5Vのような電源電圧
VCCを昇圧して例えば+4.0Vのような出力電圧V
PPOを生成し、降圧回路VCLGは、電源電圧VCC
を降圧して+1.5Vのような出力電圧VCLOを生成
する。昇圧回路VPPGの出力電圧VPPOは、対応す
る出力バッファBUF1を経た後、内部電圧VPPとし
て、例えばメモリマットMAT0〜MAT7のワード線
駆動回路WDつまりWDR及びWDL等を構成するPチ
ャンネルMOSFETのソースに供給される。また、降
圧回路VCLGの出力電圧VCLOは、対応する出力バ
ッファBUF2を経た後、内部電圧VCLとして、例え
ばメモリマットMAT0〜MAT7のセンスアンプSA
及びXアドレスデコーダXDつまりXDL及びXDR等
を構成するPチャンネルMOSFETのソースに供給さ
れる。
【0029】一方、基板電圧発生回路VPPBG,VC
LBGならびにVSSBGは、電源電圧VCCをもとに
所定の出力電圧VPBO,VCBOならびにVSBOを
それぞれ生成する。このうち、基板電圧発生回路VPP
BGの出力電圧VPBOは、対応する出力バッファBU
F3を経た後、基板電圧VPPBとして、例えばメモリ
マットMAT0〜MAT7のワード線駆動回路WDを構
成するPチャンネルMOSFETの基板部に供給され
る。また、基板電圧発生回路VCLBGの出力電圧VC
BOは、出力バッファBUF4を経た後、基板電圧VC
LBとして例えばセンスアンプSAを構成するPチャン
ネルMOSFETの基板部に供給される。さらに、基板
電圧発生回路VSSBGの出力電圧VSBOは、出力バ
ッファBUF5を経た後、基板電圧VSSBとして、ダ
イナミック型RAMの各ブロックを構成するNチャンネ
ルMOSFETの基板部に供給される。
【0030】この実施例において、基板電圧発生回路V
PPBG,VCLBGならびにVSSBGにより生成さ
れる基板電圧VPPB,VCLBならびにVSSBは、
後述するように、その電位が温度環境に応じて選択的に
変化される。すなわち、正電位とされる基板電圧VPP
B及びVCLBは、基板温度を含む周辺温度が高くなる
に従ってその電位が高くされ、負電位とされる基板電圧
VSSBは、逆に基板温度を含む周辺温度が高くなるに
従ってその電位が低くされる。この結果、その基板部に
これらの基板電圧を受けるPチャンネル又はNチャンネ
ルMOSFETのしきい値電圧が温度環境に応じて変化
され、これによってダイナミック型RAMの動作速度及
び消費電力が温度環境に応じて制御されるものとなる。
基板電圧発生回路VPPBG,VCLBGならびにVS
SBGの具体的構成及び動作ならびに出力電圧の対温度
特性等については、後で詳細に説明する。
【0031】図3には、図2の内部電圧発生回路VGに
含まれる基板電圧発生回路VSSBGの一実施例の回路
図が示され、図4には、その出力電圧つまり基板電圧V
SSBの一実施例の対温度特性図が示されている。両図
をもとに、基板電圧発生回路VSSBGの具体的構成及
び動作ならびにその出力電圧たる基板電圧VSSBの対
温度特性について具体的に説明する。なお、図3では、
基板電圧発生回路VSSBGに関する説明をもって、基
板電圧発生回路VPPBG及びVCLBGを類推された
い。また、以下の回路図及び接続図等において、そのチ
ャネル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFE
TはPチャンネル型であって、矢印の付されないNチャ
ンネルMOSFETと区別して示される。
【0032】図3において、基板電圧発生回路VSSB
Gは、特に制限されないが、発振回路OSC,温度補償
回路TCならびにレベル検出回路LVCと、ポンプ容量
C1を含むチャージポンプ回路CPとを備える。このう
ち、発振回路OSCは、例えばリングオシレータ等から
なり、所定の周期及びデューティを有するパルス信号P
Gを定常的に生成する。また、温度補償回路TCは、周
辺温度に応じた電位の補正制御信号TCSを生成し、レ
ベル検出回路LVCは、基板電圧発生回路VSSBGに
より生成される基板電圧VSSBの電位をモニタして、
その電位が所定値に達しないとき、その出力信号たるレ
ベル制御信号LCを選択的にハイレベルとする。このレ
ベル検出回路LVCによる基板電圧VSSBの識別電位
は、補正制御信号TCSつまり周辺温度に応じて選択的
に変化され、これによって基板電圧発生回路VSSBG
は所望の対温度特性を有するものとされる。
【0033】次に、チャージポンプ回路CPは、その一
方の入力端子に発振回路OSCの出力信号たるパルス信
号PGを受け、その他方の入力端子にレベル検出回路L
VCの出力信号たるレベル制御信号LCを受けるナンド
ゲートNA1を含む。ナンドゲートNA1の出力信号
は、インバータV1によって反転された後、パルス信号
P1としてポンプ容量C1の左部電極に供給される。ポ
ンプ容量C1の右部電極つまり内部ノードn1は、Nチ
ャンネルMOSFETN11を介して接地電位VSSに
結合されるとともに、NチャンネルMOSFETN12
を介してチャージポンプ回路CPつまり基板電圧発生回
路VSSBGの出力端子、すなわち基板電圧供給点VS
SBに結合される。MOSFETN11は、内部ノード
n1側をアノードとする形でダイオード形態とされ、M
OSFETN12は、基板電圧供給点VSSB側をアノ
ードとする形でダイオード形態とされる。
【0034】これにより、チャージポンプ回路CPのナ
ンドゲートNA1の出力信号は、レベル検出回路LVC
の出力信号たるレベル制御信号LCが電源電圧VCCの
ようなハイレベルとされるとき、言い換えるならば基板
電圧VSSBの電位が周辺温度に応じた所定値に達しな
いとき、選択的に発振回路OSCの出力信号たるパルス
信号PGを反転したパルス信号となり、インバータV1
の出力信号つまりパルス信号P1は、ナンドゲートNA
1の出力信号の反転信号となる。
【0035】インバータV1の出力信号たるパルス信号
P1が接地電位VSSのようなロウレベルから電源電圧
VCCのようなハイレベルに変化されるとき、ポンプ容
量C1の右部電極つまり内部ノードn1の電位は、ポン
プ容量C1のチャージポンプ作用によって電源電圧VC
Cの絶対値分だけ押し上げられようとする。しかし、内
部ノードn1と接地電位VSSとの間には、前述のよう
に、ダイオード形態とされるMOSFETN11が設け
られるため、内部ノードn1のハイレベルV1Hは、M
OSFETN11のしきい値電圧をVthnとすると
き、 V1H=Vthn なる電位でクランプされる。このとき、MOSFETN
12は、基板電圧供給点VSSBの電位が所定の負電位
であることからオフ状態となる。
【0036】一方、パルス信号P1がハイレベルからロ
ウレベルに変化されると、内部ノードn1の電位は、ポ
ンプ容量C1のチャージポンプ作用によって電源電圧V
CCの絶対値分だけ引き下げられる。このため、基板電
圧供給点VSSBにおける基板電圧VSSBの電位VS
SBは、ダイオード形態とされるMOSFETN12の
しきい値電圧をやはりVthnとするとき、 なる負電位になろうとするが、この電位VSSBは、ポ
ンプ容量C1と基板電圧供給点VSSBに結合される寄
生容量のチャージシェア分ずつ徐々に低下し、最終的に
はレベル検出回路LVCの識別電位となるべく制御され
る。
【0037】この実施例において、レベル検出回路LV
Cの識別電位つまり基板電圧VSSBの電位は、温度補
償回路TCの出力信号たる補正制御信号TCSに従っ
て、例えば図4に示されるように、0Vから−1Vの範
囲内で周辺温度に反比例して変化される。また、図示さ
れない正電位の基板電圧VPPBの電位は、例えば+
4.0Vから+5.0Vの範囲内で周辺温度に正比例し
て変化され、基板電圧VCLBの電位は、例えば+1.
5Vから+2・5Vの範囲内で周辺温度に正比例して変
化される。このため、ダイナミック型RAMの各部で
は、その基板部に基板電圧VSSBを受けるNチャンネ
ルMOSFET、あるいはその基板部に基板電圧VPP
B又はVCLBを受けるPチャンネルMOSFETのし
きい値電圧が、周辺温度が低いときは小さくされ、高い
ときには大きくされる。この結果、特に低温時における
ダイナミック型RAMの動作が高速化され、高温時には
MOSFETのスタンバイ電流が低減されてその低消費
電力化が図られる。このことについては、MOSFET
の一般的な特性を含め、後で詳細に説明する。
【0038】図5には、図1のダイナミック型RAMの
内部電圧及び基板電圧の供給経路を説明するための一実
施例の接続図が示されている。また、図6には、図1の
ダイナミック型RAMの各部を構成するMOSFETの
第1の実施例を示す部分的な平面配置図が示され、図7
には、その一実施例の部分的なA−B断面構造図が示さ
れている。さらに、図8には、NチャンネルMOSFE
Tのしきい値電圧の一般的な対温度特性図が示され、図
9には、その一般的な対基板電圧特性図が示されてい
る。これらの図をもとに、この実施例のダイナミック型
RAMの内部電圧及び基板電圧の供給経路と各部を構成
するMOSFETのレイアウト及び断面構造ならびにそ
のしきい値電圧の特性について説明する。
【0039】なお、図5ないし図7ならびに以降の平面
配置図及び断面構造図では、PチャンネルMOSFET
P1〜P4ならびにNチャンネルMOSFETN1〜N
5をもって、メモリマットMAT0〜MAT7のワード
線駆動回路WDつまりWDL及びWDR,Xアドレスデ
コーダXDつまりXDL及びXDR,センスアンプS
A,メモリアレイARYつまりARYL及びARYRな
らびにデータ入力バッファIB及びデータ出力バッファ
OBを説明するが、ダイナミック型RAMの各部が他に
多くのMOSFETを含むものであることは言うまでも
ない。
【0040】まず図5において、ダイナミック型RAM
のメモリマットMAT0〜MAT7のワード線駆動回路
WDつまりWDL及びWDRは、例えばPチャンネルM
OSFETP1及びNチャンネルMOSFETN1を含
む。このうち、MOSFETP1のソースには、内部電
圧発生回路VGの昇圧回路VPPGから内部電圧VPP
が供給され、その基板部には、内部電圧発生回路VGの
基板電圧発生回路VPPBGから基板電圧VPPBが供
給される。また、MOSFETN1のソースには、接地
電位VSSが供給され、その基板部には、内部電圧発生
回路VGの基板電圧発生回路VSSBGから基板電圧V
SSBが供給される。MOSFETP1及びN1のゲー
ト及びドレインならびに図示されないその他のMOSF
ETのゲート,ソース,ドレインは、これらのMOSF
ETが構成する論理ゲートの論理機能に応じて、所定の
組み合わせで選択的に結合される。
【0041】前記のように、内部電圧VPPは、例えば
+4.0Vのような比較的大きな絶対値の正電位とさ
れ、基板電圧VPPBは、その絶対値が内部電圧VPP
より大きくしかもその電位が周辺温度に応じて例えば+
4.0Vから+5.0Vの範囲内で変化される所定の正
電位とされる。また、接地電位VSSは、言うまでもな
く0Vとされ、基板電圧VSSBは、その電位が例えば
0Vから−1.0Vの範囲内で周辺温度に反比例して変
化される所定の負電位とされる。
【0042】次に、ダイナミック型RAMのメモリマッ
トMAT0〜MAT7のセンスアンプSAならびにXア
ドレスデコーダXDつまりXDL及びXDRは、Pチャ
ンネルMOSFETP2及びNチャンネルMOSFET
N2を含む。このうち、MOSFETP2のソースに
は、内部電圧発生回路VGの降圧回路VCLGから内部
電圧VCLが供給され、その基板部には、内部電圧発生
回路VGの基板電圧発生回路VCLBGから基板電圧V
CLBが供給される。また、MOSFETN2のソース
には、接地電位VSSが供給され、その基板部には、内
部電圧発生回路VGの基板電圧発生回路VSSBGから
基板電圧VSSBが供給される。MOSFETP2及び
N2のゲート及びドレインならびに図示されないその他
のMOSFETのゲート,ソース,ドレインは、これら
のMOSFETからなる論理ゲートの論理機能に応じ
て、所定の組み合わせで選択的に結合される。
【0043】前記のように、内部電圧VCLは、例えば
+1.5Vのような比較的小さな絶対値の正電位とさ
れ、基板電圧VCLBは、その絶対値が内部電圧VCL
より大きくしかもその電位が例えば+1.5Vから+
2.5Vの範囲内で周辺温度に正比例して変化される所
定の正電位とされる。
【0044】一方、ダイナミック型RAMのメモリマッ
トMAT0〜MAT7のデータ入力バッファIB及びデ
ータ出力バッファOBは、PチャンネルMOSFETP
3及びNチャンネルMOSFETN3を含む。このう
ち、MOSFETP3のソース及び基板部には、電源電
圧VCCが供給される。また、MOSFETN3のソー
スには、接地電位VSSが供給され、その基板部には、
内部電圧発生回路VGの基板電圧発生回路VSSBGか
ら基板電圧VSSBが供給される。MOSFETP3及
びN3のゲート及びドレインならびに図示されないその
他のMOSFETのゲート,ソース,ドレインは、これ
らのMOSFETからなる論理ゲートの論理機能に応じ
て、所定の組み合わせで選択的に結合される。前記のよ
うに、内部電圧VCCは、例えば+2.5Vのような正
電位とされる。
【0045】ここで、ワード線駆動回路WDつまりWD
L及びWDRを構成するPチャンネルMOSFETP1
は、図6及び図7に示されるように、P型半導体基板P
SUBのN型ウェル領域NWELL1内に形成された一
対のP型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。
これらのP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所
定厚の酸化膜をはさんでMOSFETP1のゲートたる
ゲート層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL1
内には、さらにMOSFETP1の基板部となるN型ウ
ェル領域NWELL1に対して基板電圧VPPBを供給
するためのN型拡散層N+ が形成される。MOSFET
P1のソースとなる一方のP型拡散層P + には、内部電
圧発生回路VGから内部電圧VPPが供給される。
【0046】一方、ワード線駆動回路WDつまりWDL
及びWDRを構成するNチャンネルMOSFETN1
は、P型ウェル領域PWELL1内に形成された一対の
N型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。これ
らのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚
の酸化膜をはさんでMOSFETN1のゲートとなるゲ
ート層FGが形成される。また、P型ウェル領域PWE
LL1内には、さらにMOSFETN1の基板部となる
P型ウェル領域PWELL1に基板電圧VSSBを供給
するためのP型拡散層P+ が形成される。MOSFET
N1のソースとなる一方のN型拡散層N+ には、接地電
位VSSが供給される。
【0047】次に、センスアンプSAならびにXアドレ
スデコーダXDつまりXDL及びXDRを構成するPチ
ャンネルMOSFETP2は、P型半導体基板PSUB
のN型ウェル領域NWELL2内に形成された一対のP
型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。これら
のP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚の
酸化膜をはさんでMOSFETP2のゲートたるゲート
層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL2内に
は、さらにMOSFETP2の基板部となるN型ウェル
領域NWELL2に基板電圧VCLBを供給するための
N型拡散層N+ が形成される。MOSFETP2のソー
スとなる一方のP型拡散層P+ には、内部電圧発生回路
VGから内部電圧VCLが供給される。
【0048】一方、センスアンプSA及びXアドレスデ
コーダXDを構成するNチャンネルMOSFETN2
は、P型ウェル領域PWELL2内に形成された一対の
N型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。これ
らのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚
の酸化膜をはさんでMOSFETN2のゲートとなるゲ
ート層FGが形成される。また、P型ウェル領域PWE
LL2内には、さらにMOSFETN2の基板部となる
P型ウェル領域PWELL2に基板電圧VSSBを供給
するためのP型拡散層P+ が形成される。MOSFET
N2のソースとなる一方のN型拡散層N+ には、接地電
位VSSが供給される。
【0049】同様に、データ入力バッファIB及びデー
タ出力バッファOBを構成するPチャンネルMOSFE
TP3は、P型半導体基板PSUBのN型ウェル領域N
WELL3内に形成された一対のP型拡散層P+ をその
ソース及びドレインとする。これらのP型拡散層の間つ
まりチャネルの上層には、MOSFETP3のゲートた
るゲート層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL
3内には、さらにMOSFETP3の基板部となるN型
ウェル領域NWELL3に電源電圧VCCを供給するた
めのN型拡散層N+ が形成される。MOSFETP3の
ソースとなる一方のP型拡散層P+ には、電源電圧VC
Cが供給される。
【0050】一方、データ入力バッファIB及びデータ
出力バッファOBを構成するNチャンネルMOSFET
N3は、P型ウェル領域PWELL3内に形成された一
対のN型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。
これらのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、M
OSFETN3のゲートとなるゲート層FGが形成され
る。また、P型ウェル領域PWELL3内には、さらに
MOSFETN3の基板部となるP型ウェル領域PWE
LL3に対して基板電圧VSSBを供給するためのP型
拡散層P+ が形成される。MOSFETN3のソースと
なる一方のN型拡散層N+ には、接地電位VSSが供給
される。P型ウェル領域PWELL3の外側には、さら
にP型拡散層P+ が形成され、内部電圧発生回路VGの
基板電圧発生回路VSSBGから基板電圧VSSBが供
給される。
【0051】このように、本実施例のダイナミック型R
AMでは、各部を構成するPチャンネルMOSFETP
1〜P3の基板部が、N型ウェル領域NWELL1〜N
WELL3として独立して形成され、それぞれに適した
基板電圧VPPB,VCLBあるいはVSSBがそれぞ
れ独立に供給される。また、各部を構成するNチャンネ
ルMOSFETN1〜N3の基板部は、P型ウェル領域
PWELL1〜PWELL3として独立に形成されるも
のの、実際にはP型半導体基板PSUBと一体化され、
その電位も同電位とされる。したがって、この基板電圧
VSSBを供給するためにP型ウェル領域PWELL1
〜PWELL3にそれぞれ設けられるP型拡散層P
+ は、必ずしも必要とされるものではない。
【0052】ところで、ダイナミック型RAMの各部を
構成するNチャンネルMOSFETN1〜N3等のしき
い値電圧Vthは、図8に示されるように、周辺温度が
上昇するに従って小さくなり、図9に示されるように、
基板電圧VSSBが低くなるに従って、言い換えるなら
ば基板電圧VSSBが深くなるに従って逆に大きくなる
傾向を示す。同様に、ダイナミック型RAMの各部を構
成する図示されないPチャンネルMOSFETP1〜P
3等のしきい値電圧は、周辺温度が上昇するに従って小
さくなり、基板電圧VPPB又はVCLBが高くなるに
従って、言い換えるならば対応する基板電圧が深くなる
に従って逆に大きくなる。
【0053】周知のように、MOSFETのしきい値電
圧Vthは、MOSFETひいてはこれを含む回路の動
作速度及び消費電力に重大な影響を与える。すなわち、
MOSFETのしきい値電圧Vthが大きいとき、MO
SFETのソース・ドレイン電流は小さくなり、これを
含む回路の動作速度が遅くなる。しかし、しきい値電圧
Vthが大きいことでMOSFETのサブスレッショル
ド電流は小さくなり、これを含む回路のスタンバイ時に
おける消費電力が小さくなる。一方、MOSFETのし
きい値電圧Vthが小さいと、MOSFETのソース・
ドレイン電流は大きくなり、これを含む回路の動作速度
が高速化される。しかし、しきい値電圧Vthが小さい
ことでMOSFETのサブスレッショルド電流は大きく
なり、これを含む回路の特にスタンバイ時における消費
電力が大きくなる。
【0054】これらのことから、温度補償機能を持たな
い従来のダイナミック型RAMの場合、周辺温度が低い
状態では、MOSFETのしきい値電圧Vthが大きく
なってスタンバイ時の消費電力は小さくなるものの、M
OSFETのソース・ドレイン電流が小さくなってその
動作が遅くなり、ダイナミック型RAMの高速化が制約
を受ける。また、周辺温度が高い状態では、MOSFE
Tのしきい値電圧Vthが小さくなってその動作は高速
化されるものの、MOSFETのサブスレッショルド電
流は大きくなってその動作電流が大きくなり、ダイナミ
ック型RAMの特にスタンバイ時の低消費電力化が制約
を受ける。この結果、低温時の高速性を重視してデバイ
ス設計を行った場合、高温時のMOSFETのサブスレ
ッショルド電流が大きくなってダイナミック型RAMの
低消費電力性が阻害され、また、高温時の低消費電力性
を重視してデバイス設計を行った場合、低温時のMOS
FETの動作が遅くなってダイナミック型RAMの高速
性が阻害される。
【0055】これに対処するため、本実施例のダイナミ
ック型RAMでは、前記図4で示したように、基板電圧
VSSBに代表される基板電圧VPPB,VCLBなら
びにVSSBの絶対値が周辺温度に正比例して大きくさ
れる。このため、周辺温度が低い状態では、基板電圧が
浅くされて各MOSFETのしきい値電圧が小さくさ
れ、MOSFETの動作が速くなって、ダイナミック型
RAMの高速性が確保されるとともに、周辺温度が高い
状態では、基板電圧が深くされて各MOSFETのしき
い値電圧が大きくなり、MOSFETのサブスレッショ
ルド電流が小さくなって、ダイナミック型RAMの低消
費電力性が確保される。なお、このような基板電圧の電
位制御による消費電力の低減は、ダイナミック型RAM
が動作状態つまりアクティブ状態とされる場合でも同様
に効果として得られる。
【0056】図10には、この発明が適用されたダイナ
ミック型RAMの各部を構成するMOSFETの第2の
実施例の部分的な平面配置図が示され、図11には、そ
の一実施例の部分的なC−D断面構造図が示されてい
る。なお、この実施例のダイナミック型RAMは、前記
図1ないし図9の実施例を基本的に踏襲するものである
ため、これと異なる部分についてのみ説明を追加する。
また、以下の平面配置図及び断面構造図では、メモリマ
ットMAT0〜MAT7のワード線駆動回路WDつまり
WDL及びWDRに関する記述が割愛されているが、各
実施例のダイナミック型RAMは前記図1ないし図9の
実施例と同様なワード線駆動回路WDを含み、MOSF
ETP1及びN1等に対する同様な処置が施される。
【0057】図10及び図11において、ダイナミック
型RAMのメモリマットMAT0〜MAT7のXアドレ
スデコーダXDつまりXDL及びXDRを構成するPチ
ャンネルMOSFETP4は、P型半導体基板PSUB
のN型ウェル領域NWELL4内に形成された一対のP
型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。これら
のP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚の
酸化膜をはさんでMOSFETP4のゲートたるゲート
層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL4内に
は、さらにMOSFETP4の基板部となるN型ウェル
領域NWELL4に基板電圧VCLB1を供給するため
のN型拡散層N+ が形成される。MOSFETP4のソ
ースとなる一方のP型拡散層P+ には、内部電圧発生回
路VGの降圧回路VCL1Gから内部電圧VCL1が供
給される。
【0058】一方、XアドレスデコーダXDつまりXD
L及びXDRを構成するNチャンネルMOSFETN4
は、P型ウェル領域PWELL4内に形成された一対の
N型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。これ
らのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚
の酸化膜をはさんでMOSFETN4のゲートとなるゲ
ート層FGが形成される。また、P型ウェル領域PWE
LL4内には、さらにMOSFETN4の基板部となる
P型ウェル領域PWELL4に基板電圧VSSB1を供
給するためのP型拡散層P+ が形成される。MOSFE
TN4のソースとなる一方のN型拡散層N+ には、接地
電位VSSが供給される。内部電圧発生回路VGには、
基板電圧発生回路VSSB1Gが設けられ、この基板電
圧発生回路VSSB1Gによって上記基板電圧VSSB
1が形成される。
【0059】この実施例において、MOSFETP4の
基板部となるN型ウェル領域NWELL4の下層ならび
にMOSFETN4の基板部となるP型ウェル領域PW
ELL4の下層及び周辺には、比較的高濃度のウェル分
離層DWELL1が形成される。このため、P型ウェル
領域PWELL4は、N型ウェル領域NWELL4と同
様にP型半導体基板PSUBから電気的に分離され、こ
れによって独立した電位を有する基板電圧VSSB1を
供給しうるものとされる。
【0060】同様に、ダイナミック型RAMのメモリマ
ットMAT0〜MAT7のセンスアンプSAを構成する
PチャンネルMOSFETP2は、P型半導体基板PS
UBのN型ウェル領域NWELL2内に形成された一対
のP型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。こ
れらのP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、MO
SFETP2のゲートたるゲート層FGが形成され、N
型ウェル領域NWELL2内には、さらにMOSFET
P2の基板部となるN型ウェル領域NWELL2に基板
電圧VCLB2を供給するためのN型拡散層N+ が形成
される。MOSFETP2のソースとなる一方のP型拡
散層P+ には、内部電圧発生回路VGの降圧回路VCL
2Gから内部電圧VCL2が供給される。
【0061】一方、各メモリマットのセンスアンプSA
を構成するNチャンネルMOSFETN2は、P型ウェ
ル領域PWELL2内に形成された一対のN型拡散層N
+ をそのソース及びドレインとする。これらのN型拡散
層の間つまりチャネルの上層には、所定厚の酸化膜をは
さんでMOSFETN2のゲートとなるゲート層FGが
形成される。また、P型ウェル領域PWELL2内に
は、さらにMOSFETN2の基板部となるP型ウェル
領域PWELL2に対して基板電圧VSSB2を供給す
るためのP型拡散層P+ が形成される。MOSFETN
2のソースとなる一方のN型拡散層N+ には、接地電位
VSSが供給される。内部電圧発生回路VGには、基板
電圧発生回路VSSB2Gが設けられ、この基板電圧発
生回路VSSB2Gによって上記基板電圧VSSB2が
形成される。
【0062】この実施例において、MOSFETP2の
基板部となるN型ウェル領域NWELL2の下層ならび
にMOSFETN2の基板部となるP型ウェル領域PW
ELL2の下層及び周辺には、ウェル分離層DWELL
2が形成される。このため、P型ウェル領域PWELL
2は、N型ウェル領域NWELL2と同様にP型半導体
基板PSUBから電気的に分離され、これによって独立
した電位を有する基板電圧VSSB2を供給しうるもの
とされる。
【0063】次に、データ入力バッファIB及びデータ
出力バッファOBを構成するPチャンネルMOSFET
P3は、P型半導体基板PSUBのN型ウェル領域NW
ELL3内に形成された一対のP型拡散層P+ をそのソ
ース及びドレインとする。これらのP型拡散層の間つま
りチャネルの上層には、MOSFETP3のゲートたる
ゲート層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL3
内には、さらにMOSFETP3の基板部となるN型ウ
ェル領域NWELL3に電源電圧VCCを供給するため
のN型拡散層N+ が形成される。MOSFETP3のソ
ースとなる一方のP型拡散層P+ には、電源電圧VCC
が供給される。
【0064】一方、データ入力バッファIB及びデータ
出力バッファOBを構成するNチャンネルMOSFET
N3は、P型ウェル領域PWELL3内に形成された一
対のN型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。
これらのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、M
OSFETN3のゲートとなるゲート層FGが形成され
る。また、P型ウェル領域PWELL3内には、さらに
MOSFETN3の基板部となるP型ウェル領域PWE
LL3に基板電圧VSSB3を供給するためのP型拡散
層P+ が形成される。MOSFETN3のソースとなる
一方のN型拡散層N+ には、接地電位VSSが供給され
る。P型ウェル領域PWELL3の外側には、さらにP
型拡散層P+ が形成され、内部電圧発生回路VGの基板
電圧発生回路VSSB3Gから基板電圧VSSB3が供
給される。
【0065】この実施例において、内部電圧発生回路V
Gは、前述のように、降圧回路VCL1G及びVCL2
Gならびに基板電圧発生回路VCLB1G及びVCLB
2Gに加えて、3個の基板電圧発生回路VSSB1G,
VSSB2GならびにVSSB3Gを備える。また、こ
のうち、基板電圧発生回路VCLB1G及びVCLB2
GならびにVSSB1G及びVSSB2Gにより生成さ
れる基板電圧VCLB1及びVCLB2ならびにVSS
B1及びVSSB2は、その電位が周辺温度に応じて変
化され、これによってXアドレスデコーダXD及びセン
スアンプSAを構成するMOSFETP4及びP2なら
びにN4及びN2のしきい値電圧が制御される。しか
し、基板電圧発生回路VSSB3Gは、温度補償回路を
含まず、基板電圧VSSB3の電位は、周辺温度に関係
なく一定とされる。
【0066】つまり、この実施例のダイナミック型RA
Mでは、各部を構成するMOSFETの基板部となるP
型ウェル領域及びN型ウェル領域が、その下層又は周辺
に比較的高濃度のウェル分離層が形成されることでP型
半導体基板PSUBから電気的に分離され、各基板部に
供給される基板電圧の電位が、各部の動作特性に合わせ
てそれぞれ最適化される。この結果、ダイナミック型R
AMの特に低温環境下における動作をさらに高速化でき
るとともに、その高温環境化におけるアクティブ時及び
スタンバイ時の消費電力をさらに低減できるものとな
る。
【0067】なお、この実施例では、データ入力バッフ
ァIB及びデータ出力バッファOBを構成するMOSF
ETP3の基板部つまりP型ウェル領域PWELL3に
供給される基板電圧VSSB3の電位が周辺温度に関係
なく一定とされることで、インタフェース回路たるデー
タ入力バッファIB及びデータ出力バッファOBの動作
特性が温度補償作用の影響を受けるのを防止し、ダイナ
ミック型RAMの特に外部装置との間のインタフェース
動作を安定化することができる。
【0068】図12には、この発明が適用されたダイナ
ミック型RAMの各部を構成するMOSFETの第3の
実施例の部分的な平面配置図が示され、図13には、そ
の一実施例の部分的なE−F断面構造図が示されてい
る。なお、この実施例のダイナミック型RAMは、前記
図10及び図11の実施例のダイナミック型RAMを基
本的に踏襲するものであるため、これと異なる部分、つ
まりデータ入力バッファIB及びデータ出力バッファO
Bに関する部分について説明を追加する。
【0069】図12及び図13において、ダイナミック
型RAMのデータ入力バッファIB及びデータ出力バッ
ファOBを構成するPチャンネルMOSFETP3は、
P型半導体基板PSUBのN型ウェル領域NWELL3
内に形成された一対のP型拡散層P+ をそのソース及び
ドレインとする。これらのP型拡散層の間つまりチャネ
ルの上層には、所定厚の酸化膜をはさんでMOSFET
P3のゲートたるゲート層FGが形成され、N型ウェル
領域NWELL3内には、さらにMOSFETP3の基
板部となるN型ウェル領域NWELL3に対して電源電
圧VCCを供給するためのN型拡散層N+ が形成され
る。MOSFETP3のソースとなる一方のP型拡散層
+ には、電源電圧VCCが供給される。
【0070】一方、データ入力バッファIB及びデータ
出力バッファOBを構成するNチャンネルMOSFET
N3は、P型ウェル領域PWELL3内に形成された一
対のN型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。
これらのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所
定厚の酸化膜をはさんでMOSFETN3のゲートとな
るゲート層FGが形成される。また、P型ウェル領域P
WELL3内には、さらにMOSFETN3の基板部と
なるP型ウェル領域PWELL3に接地電位VSSを基
板電圧として供給するためのP型拡散層P+ が形成され
る。MOSFETN3のソースとなる一方のN型拡散層
+ には、やはり接地電位VSSが供給される。P型ウ
ェル領域PWELL3の外側には、さらにP型拡散層P
+ が形成され、やはり接地電位VSSが基板電圧として
供給される。
【0071】つまり、この実施例では、インタフェース
回路たるデータ入力バッファIB及びデータ出力バッフ
ァOBを構成するMOSFETP3の基板部となるP型
ウェル領域PWELL3に、外部の電源装置から供給さ
れ充分に安定した電位の接地電位VSSが直接供給され
ることで、ダイナミック型RAMの特に外部装置との間
のインタフェース動作がさらに安定化されるものとな
る。
【0072】図14には、この発明が適用されたダイナ
ミック型RAMの各部を構成するMOSFETの第4の
実施例の部分的な平面配置図が示され、図15には、そ
の一実施例の部分的なG−H断面構造図が示されてい
る。なお、この実施例のダイナミック型RAMは前記図
10及び図11のダイナミック型RAMを基本的に踏襲
するものであるため、これと異なる部分についてのみ説
明を追加する。
【0073】図14及び図15において、ダイナミック
型RAMのメモリマットMAT0〜MAT7のXアドレ
スデコーダXDつまりXDL及びXDRを構成するPチ
ャンネルMOSFETP4は、P型半導体基板PSUB
のN型ウェル領域NWELL4内に形成された一対のP
型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。これら
のP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚の
酸化膜をはさんでMOSFETP4のゲートとなるゲー
ト層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL4内に
は、さらにMOSFETP4の基板部となるN型ウェル
領域NWELL4に電源電圧VCCを基板電圧として供
給するためのN型拡散層N+ が形成される。MOSFE
TP4のソースとなる一方のP型拡散層P+ には、内部
電圧発生回路VGの降圧回路VCLGから内部電圧VC
Lが供給される。
【0074】一方、XアドレスデコーダXDを構成する
NチャンネルMOSFETN4は、P型ウェル領域PW
ELL4内に形成された一対のN型拡散層N+ をそのソ
ース及びドレインとする。これらのN型拡散層の間つま
りチャネルの上層には、所定厚の酸化膜をはさんでMO
SFETN4のゲートとなるゲート層FGが形成され
る。また、P型ウェル領域PWELL4内には、さらに
MOSFETN4の基板部となるP型ウェル領域PWE
LL4に接地電位VSSを基板電圧として供給するため
のP型拡散層P+ が形成される。MOSFETN4のソ
ースとなる一方のN型拡散層N+ には、やはり接地電位
VSSが供給される。N型ウェル領域NWELL4の下
層ならびにP型ウェル領域PWELL4の下層及び周辺
には、比較的高濃度のウェル分離層DWELL1が形成
される。
【0075】同様に、ダイナミック型RAMのメモリマ
ットMAT0〜MAT7のセンスアンプSAを構成する
PチャンネルMOSFETP2は、P型半導体基板PS
UBのN型ウェル領域NWELL2内に形成された一対
のP型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。こ
れらのP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、MO
SFETP2のゲートたるゲート層FGが形成され、N
型ウェル領域NWELL2内には、さらにMOSFET
P2の基板部となるN型ウェル領域NWELL2に対し
て基板電圧VCLBを供給するためのN型拡散層N+
形成される。MOSFETP2のソースとなる一方のP
型拡散層P+ には、内部電圧発生回路VGの降圧回路V
CLGから内部電圧VCLが供給される。
【0076】一方、各メモリマットのセンスアンプSA
を構成するNチャンネルMOSFETN2は、P型ウェ
ル領域PWELL2内に形成された一対のN型拡散層N
+ をそのソース及びドレインとする。これらのN型拡散
層の間つまりチャネルの上層には、所定厚の酸化膜をは
さんでMOSFETN2のゲートとなるゲート層FGが
形成される。また、P型ウェル領域PWELL2内に
は、さらにMOSFETN2の基板部となるP型ウェル
領域PWELL2に基板電圧VSSB1を供給するため
のP型拡散層P+ が形成される。MOSFETN2のソ
ースとなる一方のN型拡散層N+ には、接地電位VSS
が供給される。また、N型ウェル領域NWELL2の下
層ならびにP型ウェル領域PWELL2の下層及び周辺
には、比較的高濃度のウェル分離層DWELL2が形成
される。
【0077】次に、ダイナミック型RAMのデータ入力
バッファIB及びデータ出力バッファOBを構成するP
チャンネルMOSFETP3は、P型半導体基板PSU
BのN型ウェル領域NWELL3内に形成された一対の
P型拡散層P+ をそのソース及びドレインとする。これ
らのP型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所定厚
の酸化膜をはさんでMOSFETP3のゲートたるゲー
ト層FGが形成され、N型ウェル領域NWELL3内に
は、さらにMOSFETP3の基板部となるN型ウェル
領域NWELL3に対して電源電圧VCCを基板電圧と
して供給するためのN型拡散層N+ が形成される。MO
SFETP3のソースとなる一方のP型拡散層P+
は、電源電圧VCCが供給される。
【0078】一方、データ入力バッファIB及びデータ
出力バッファOBを構成するNチャンネルMOSFET
N3は、P型ウェル領域PWELL3内に形成された一
対のN型拡散層N+ をそのソース及びドレインとする。
これらのN型拡散層の間つまりチャネルの上層には、所
定厚の酸化膜をはさんでMOSFETN3のゲートとな
るゲート層FGが形成される。また、P型ウェル領域P
WELL3内には、さらにMOSFETN3の基板部た
るP型ウェル領域PWELL3に接地電位VSSを基板
電圧として供給するためのP型拡散層P+ が形成され
る。MOSFETN3のソースとなる一方のN型拡散層
+ には、接地電位VSSが供給される。また、N型ウ
ェル領域NWELL3の下層ならびにP型ウェル領域P
WELL3の下層及び周辺には、ウェル分離層DWEL
L3が形成される。
【0079】この実施例において、メモリアレイARY
つまりARYL及びARYRを構成するダイナミック型
メモリセルのアドレス選択MOSFETとなるNチャン
ネルMOSFETN5は、P型ウェル領域PWELL5
内に形成された一対のN型拡散層N+ をそのソース及び
ドレインとする。これらのN型拡散層の間つまりチャネ
ルの上層には、所定厚の酸化膜をはさんでMOSFET
N5のゲートとなるゲート層FGが形成される。また、
P型ウェル領域PWELL5内には、さらにMOSFE
TN5の基板部たるP型ウェル領域PWELL5に基板
電圧VSSB2を供給するためのP型拡散層P+ が形成
される。MOSFETN5のソースとなる一方のN型拡
散層N+ は、図示されない相補ビット線の非反転又は反
転信号線に結合され、他方のN型拡散層N+ は、図示さ
れない情報蓄積キャパシタの一方の電極に結合される。
また、MOSFETN5のゲートたるゲート層FGは、
対応するワード線WLに結合される。P型ウェル領域P
WELL5の外側にはP型拡散層P+ が形成され、内部
電圧発生回路VGの基板電圧発生回路VSSB2Gから
半導体基板PSUBに対して基板電圧VSSB2が供給
される。
【0080】つまり、この実施例では、データ入力バッ
ファIB及びデータ出力バッファOBのMOSFETP
3及びN3が形成されるN型ウェル領域NWELL3の
下層ならびにP型ウェル領域PWELL3の下層及び周
辺にウェル分離層DWELL3が形成され、これらのウ
ェル領域の基板電圧として電源電圧VCC及び接地電位
VSSがそれぞれ供給されるとともに、メモリアレイA
RYのメモリセルを構成するアドレス選択MOSFET
N5の基板部にP型半導体基板PSUBと同じ基板電圧
VSSB2が供給される。これにより、上記実施例と同
様な効果を得つつ、メモリセルの情報保持特性を安定化
し、ダイナミック型RAMのリフレッシュ特性を安定化
することができるものとなる。
【0081】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)MOSFETを基本素子とするダイナミック型R
AM等において、MOSFETの基板部に供給される基
板電圧の電位を、高温環境下では選択的にその絶対値を
大きくして深くし、低温環境下では選択的にその絶対値
を小さくして浅くすることで、MOSFETの基板電圧
の電位を、周辺温度に応じて最適化することができると
いう効果が得られる。 (2)上記(1)項により、高温環境下ではダイナミッ
ク型RAM等の各部を構成するMOSFETのしきい値
電圧の低下を抑えてその動作電流を小さくし、低温環境
下では各部を構成するMOSFETのしきい値電圧の上
昇を抑えてその動作速度が遅くなるのを防止できるとい
う効果が得られる。
【0082】(3)上記(1)項及び(2)項におい
て、ダイナミック型RAM等の各部を構成するMOSF
ETの基板部を回路ごとに分離し、温度環境の変化にと
もなう基板電圧の電位制御を回路ごとに独立して行い、
あるいは電位制御を行わないことで、MOSFETの基
板電圧の電位を、各回路の動作特性に応じてそれぞれ最
適化することができるという効果が得られる。 (4)上記(1)項ないし(3)項により、高温環境下
及び低温環境下における消費電力を安定的に低減し、ダ
イナミック型RAM等のアクティブ時及びスタンバイ時
の特に高温時における低消費電力化を図ることができる
とともに、MOSFETの動作速度を安定的に速め、ダ
イナミック型RAM等の特に低温時における動作を高速
化することができるという効果が得られる。
【0083】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、ダイナミック型RAMは、任意数の
メモリマットを備えることができるし、各メモリマット
のメモリアレイARYL及びARYRは、その周辺部を
含めて複数のサブメモリアレイに分割することができ
る。ダイナミック型RAMは、×1又は×16ビット
等、任意のビット線構成をとりうるし、特にシェアドセ
ンス方式をとることを必須条件ともしない。Yアドレス
デコーダYDは、すべて又は所定数のメモリマットに共
通に設けてもよい。ダイナミック型RAMは、任意のブ
ロック構成をとりうるし、起動制御信号の組み合わせ及
び名称や電源電圧,内部電圧,基板電圧の種類,極性,
絶対値等は、種々の実施形態をとりうる。
【0084】図2において、内部電圧発生回路VGのブ
ロック構成は、この実施例による制約を受けない。図3
において、基板電圧発生回路VSSBGは、例えば異な
る供給能力を有しその一方のみがレベル検出回路LVC
の出力信号たるレベル制御信号LCに従って選択的に動
作状態とされる2個のチャージポンプ回路を含むことが
できるし、チャージポンプ回路CPの具体的回路構成及
びMOSFETの導電型等も、種々の実施形態をとりう
る。図4において、基板電圧発生回路VSSBGの対温
度特性はほんの一例であり、本発明の主旨に影響を与え
ない。図6及び図7ならびに図10ないし図15におい
て、MOSFET等の具体的な平面配置及び断面構造は
特に限定されないし、基板部となるウェル領域の形状や
基板電圧の組み合わせ等も種々の実施形態をとりうる。
前記したように、ウェル領域と半導体基板との間が電気
的に分離されない場合、このウェル領域に半導体基板と
同一の基板電圧を供給するための拡散層は形成しなくて
もよい。ダイナミック型RAMは、基板電圧によるMO
SFETのしきい値電圧の制御に加えて、SCRC(サ
ブスレッショルド低減回路)方式をとることができる。
【0085】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、同様な基板電
圧発生回路を備える他の各種メモリ集積回路装置やこれ
を内蔵するマイクロコンピュータ等の論理集積回路装置
にも適用できる。この発明は、少なくとも基板電圧を必
要とする半導体集積回路装置ならびにこれを含む装置又
はシステムに広く適用できる。
【0086】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものにより得られる効果を簡単に説明すれば、下記
の通りである。すなわち、MOSFETを基本素子とす
るダイナミック型RAM等において、MOSFETの基
板部に供給される基板電圧の電位を、高温環境下では選
択的にその絶対値を大きくして深くし、低温環境下では
選択的にその絶対値を小さくして浅くする。また、MO
SFETの基板部が回路ごとに分離される場合、温度環
境の変化にともなう基板電圧の電位制御を回路ごとに独
立して行い、例えばメモリアレイや入出力回路に対する
電位制御は行わない。これにより、MOSFETの基板
電圧の電位を、周辺温度に応じてしかも回路ごとに最適
化することができるため、高温環境下ではMOSFET
のしきい値電圧の低下を抑えてその動作電流を小さく
し、低温環境下ではMOSFETのしきい値電圧の上昇
を抑えてその動作速度が遅くなるのを防止できる。この
結果、高温環境下及び低温環境下における消費電力を安
定的に低減し、ダイナミック型RAM等のアクティブ時
及びスタンバイ時の特に高温時における低消費電力化を
図ることができるとともに、MOSFETの動作速度を
安定的に速め、ダイナミック型RAM等の特に低温時の
動作を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMに含まれる内部電
圧発生回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2の内部電圧発生回路に含まれる基板電圧発
生回路VSSBGの一実施例を示す回路図である。
【図4】図3の基板電圧発生回路VSSBGの一実施例
を示す対温度特性図である。
【図5】図1のダイナミック型RAMの内部電圧及び基
板電圧供給経路の一実施例を示す接続図である。
【図6】図1のダイナミック型RAMの各部を構成する
MOSFETの第1の実施例を示す部分的な平面配置図
である。
【図7】図1のダイナミック型RAMの各部を構成する
MOSFETの第1の実施例を示す部分的なA−B断面
構造図である。
【図8】MOSFETのしきい値電圧の一般的な対温度
特性図である。
【図9】MOSFETのしきい値電圧の一般的な対基板
電圧特性図である。
【図10】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第2の実施例を示す部
分的な平面配置図である。
【図11】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第2の実施例を示す部
分的なC−D断面構造図である。
【図12】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第3の実施例を示す部
分的な平面配置図である。
【図13】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第3の実施例を示す部
分的なE−F断面構造図である。
【図14】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第4の実施例を示す部
分的な平面配置図である。
【図15】この発明が適用されたダイナミック型RAM
の各部を構成するMOSFETの第4の実施例を示す部
分的なG−H断面構造図である。
【符号の説明】
MAT0〜MAT7……メモリマット、ARY,ARY
L,ARYR……メモリアレイ、WD,WDL,WDR
……ワード線駆動回路、XD,XDL,XDR……Xア
ドレスデコーダ、XB……Xアドレスバッファ、SA…
…センスアンプ、YD……Yアドレスデコーダ、YB…
…Yアドレスバッファ、CD*……相補共通データ線、
WA……ライトアンプ、MA……メインアンプ、WDB
0〜WDB7……書き込みデータバス、RDB0〜RD
B7……読み出しデータバス、IB……データ入力バッ
ファ、OB……データ出力バッファ、TG……タイミン
グ発生回路、VG……内部電圧発生回路、D0〜D7…
…入力又は出力データあるいはその入出力端子、RAS
B……ロウアドレスストローブ信号又はその入力端子、
CASB……カラムアドレスストローブ信号又はその入
力端子、WEB……ライトイネーブル信号又はその入力
端子、A0〜Ai……アドレス入力端子、VCC……電
源電圧又はその供給端子、VSS……接地電位又はその
供給端子、VPP,VCL,VCL1〜VCL2……内
部電圧、VPPB,VCLB,VCLB1〜VCLB
2,VSSB,VSSB1〜VSSB2……基板電圧。
VPPG……昇圧回路、VCLG,VCL1G〜VCL
2G……降圧回路、VPPBG,VCLBG,VSSB
G,VCL1BG〜VCL2BG,VSSB1G〜VS
SB3G……基板電圧発生回路、BUF0〜BUF5…
…出力回路。OSC……発振回路、LVC……レベル検
出回路、TC……温度補償回路、CP……チャージポン
プ回路、C1……ポンプ容量、V1……インバータ、N
A1……ナンド(NAND)ゲート。P1〜P4……P
チャンネルMOSFET、N1〜N5,N11〜N12
……NチャンネルMOSFET。PSUB……P型半導
体基板、PWELL1〜PWELL5……P型ウェル領
域、NWELL1〜NWELL4……N型ウェル領域、
+ ……P型拡散層、N + ……N型拡散層、FG……ゲ
ート層。Vth……MOSFETのしきい値電圧。……
基板電圧、……基板電圧発生回路。DWELL1〜DW
ELL3……N型ウェル分離層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSFETを含む内部回路を具備し、
    かつ、所定の内部回路を構成する上記MOSFETの基
    板部に供給される基板電圧が、比較的低い温度環境では
    選択的に浅くされ、比較的高い温度環境では選択的に深
    くされることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記内部回路は、Pチャンネル型又はNチャンネル型の
    上記MOSFETを含むものであって、 上記基板電圧は、 Pチャンネル型の上記MOSFETの実質的なソース電
    位より所定値だけ高い電位とされる正電位の基板電圧、
    又は、 Nチャンネル型の上記MOSFETの実質的なソース電
    位より所定値だけ低い電位とされる負電位の基板電圧を
    含むものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記基板部は、 上記半導体集積回路装置の形成基体となる半導体基板
    と、 上記半導体基板面上に形成されかつ所定のウェル分離層
    により実質独立して形成される複数のウェル領域とを含
    むものであって、 上記半導体基板又はウェル領域に供給される基板電圧の
    電位は、所定の組み合わせで異なる値とされるものであ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記半導体基板又はウェル領域に供給される基板電圧の
    電位は、 その一部が上記温度環境の変化による制御を受けるもの
    とされ、 その他の一部が上記温度環境の変化による制御を受けな
    いものとされることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記半導体集積回路装置は、ダイナミック型RAMであ
    って、 その電位が上記温度環境の変化による制御を受ける基板
    電圧は、上記ダイナミック型RAMのセンスアンプ又は
    アドレスデコーダを含む周辺回路に対するものであり、
    その電位が上記温度環境の変化による制御を受けない基
    板電圧は、上記ダイナミック型RAMのメモリアレイあ
    るいは入力バッファ又は出力バッファに対するものであ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052903A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Qimonda Ag 半導体メモリデバイス
US9310878B2 (en) 2012-09-06 2016-04-12 Fujitsu Limited Power gated and voltage biased memory circuit for reducing power
JP7389276B2 (ja) 2020-08-27 2023-11-29 チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド メモリの調整方法、調整システム及び半導体デバイス

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