JP2000149397A - 回転体の動的吸振装置及びこれを採用したハ―ドディスクドライブ - Google Patents

回転体の動的吸振装置及びこれを採用したハ―ドディスクドライブ

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JP2000149397A
JP2000149397A JP11287287A JP28728799A JP2000149397A JP 2000149397 A JP2000149397 A JP 2000149397A JP 11287287 A JP11287287 A JP 11287287A JP 28728799 A JP28728799 A JP 28728799A JP 2000149397 A JP2000149397 A JP 2000149397A
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Seishin Ri
成 進 李
Shunkyo Ko
舜 教 洪
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の動的吸振装置及びこれを採用したハ
ードディスクドライブを提供する。 【解決手段】 回転体と、回転体周囲に配置される少な
くとも一つの質量体と、質量体が前記回転体の半径方向
に弾力的に移動できるように回転体と質量体を連結する
ための連結手段とを含む。これにより、回転体の不均一
な質量分布に関係なく弾力的に移動可能に回転体に連結
された質量体の動きによって回転体の回転振動が効果的
に吸収できる。また、回転体の回転速度に制約されず回
転振動が吸収できるので、工作機械及びハードディスク
ドライブのような分野にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転時発
生する振動を吸収するための回転体の動的吸振装置及び
これを採用したハードディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にHDD、DVD、CD−ROMの
ような装置またはモータや工作機械に設けられたプーリ
のような回転体は、それ自体の物質的、機構的特性に従
う固有の振動周波数を有する。従って、回転される回転
体がエンジンや風のような加振源により加振されれば、
振動周波数が増幅して激しい振動が発生するので、この
ような振動を吸収するための吸振装置が必要とされる。
【0003】図1は米国特許第4,596,158号に
示された動的吸振装置を具備したジャイロスコープの断
面図である。図面を参照するに、ジャイロスコープは、
ケース1に設けられた固定子2と、この固定子2に回転
自在に設けられた回転軸3に支持されたローター4及び
ローター4の回転時発生する振動を吸収するための動的
吸振装置とを具備する。
【0004】前記動的吸振装置は、回転するローター4
で発生する振動が伝達されるための環状のリング部材5
と、リング部材5をローター4に連結するためのゴム部
材6を具備する。リング部材5は、ローター4と同じ共
振周波数を有するように質量及び剛性が設計され、所定
速度で回転されるローター4で発生する共振周波数を相
殺して振動を吸収する。
【0005】ところが、前記構成の従来の動的吸振装置
は、加工誤差によるローター4とリング部材5の不均一
な質量分布がローター4の回転に影響を与えて吸振効果
が落ちる。また、リング部材5とローター4との間に介
在されるゴム部材6の影響でリング部材5の剛性を正確
に予測し難いため、リング部材5の共振周波数を設計し
難い。だけでなく、リング部材5とゴム部材6はロータ
ー4の共振周波数だけを相殺するように設計されている
ため、回転時発生する加振周波数によりローター4の回
転中心が揺れる回転振動を制御し難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を勘案して案出されたものであって、本発明の目的は回
転体の高速回転時発生する振動を回転体の不均一な質量
分布に関係なく効果的に吸収できるように構造が改善さ
れた回転体の動的吸振装置及びこれを採用したハードデ
ィスクドライブを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る回転体の動的吸振装置は、回転体と、前
記回転体周囲に配置される少なくとも一つの質量体と、
前記質量体が前記回転体の半径方向に弾力的に移動でき
るように前記回転体と前記質量体を連結するための連結
手段とを含むことを特徴とする。
【0008】ここで、前記回転体は前記質量体が受入れ
られるように前記回転体の外周面に対して引込形成され
た少なくとも一つの引込部を含み、前記連結手段は、前
記引込部に受入れられた前記質量体を支持するように前
記引込部に設けられた弾性部材を含むことが望ましい。
前記質量体は前記回転体の回転軸に対して対称に配置さ
れ、前記回転体の円周方向に一定間隔を維持するように
前記各々の引込部内に位置し、前記弾性部材に対称に結
合される一対のピースを含むことが望ましい。
【0009】また前記回転体は、本体と、前記本体に結
合されるカバーを含み、前記質量体を受入れるために前
記本体及びカバーの外周面に対して各々引込形成された
引込部を含み、前記連結手段は、前記本体と前記カバー
との間に介在され、前記引込部内で前記質量体を弾性変
形可能に支持する弾性リングを含むことが望ましい。ま
た前記回転体は、本体と、前記本体に結合されるカバー
を含み、前記質量体が移動可能に受入れられるように前
記本体と前記カバーとの間に形成された受入部を含み、
前記連結手段は、前記受入部内で前記質量体を弾性変形
可能に保持するスプリングを含むことが望ましい。
【0010】さらに前記受入部は、前記質量体が前記回
転体の半径方向に移動可能に前記回転体の外周面に開放
される場合もある。また前記回転体は、前記質量体を受
入れるように前記回転体の外側面に対して引込形成され
た少なくとも一つの引込部を含み、前記連結手段は、前
記回転体の外側面にその両端が設けられ、弾力的に動き
ながら前記質量体を支持するビームを含み、前記ビーム
を前記回転体の外周面に締結する締結部材をさらに含む
ことが望ましい。
【0011】また前記連結手段は、前記回転体に放射状
で設けられたリブに形成されたロッキング溝と、弾性変
形しながら前記質量体を支持するように前記ロッキング
溝に設けられた弾性ピンとを含むことが望ましい。前記
目的を達成するための本発明に係る回転体の動的吸振装
置が採用されたハードディスクドライブは、ベースと、
前記ベースに設けられるスピンドルモータと、前記スピ
ンドルモータのシャフトに回転自在に設けられたロータ
ーに支持された複数のハードディスクと、前記ハードデ
ィスク間に介在されるスペーサと、前記ハードディスク
をクランピングするために前記ローターに結合されるク
ランパと、前記ハードディスクの半径方向に弾力的に移
動しながらハードディスクの回転時発生する回転振動を
吸収する動的吸振装置とを含むことを特徴とする。
【0012】ここで、前記動的吸振装置は、前記ハード
ディスク周囲に配置される少なくとも一つの質量体と、
前記質量体が前記スペーサ及び/または前記クランパの
半径方向に弾力的に移動できるように、前記質量体を前
記スペーサ及び/または前記クランパに連結するための
連結手段とを含むことが望ましい。また前記スペーサ及
び/または前記クランパは、前記質量体が受入できるよ
うにその外周面に対して引込形成された少なくとも一つ
の引込部を具備し、前記連結手段は、弾性変形しながら
前記質量体が支持できるように前記引込部に設けられた
弾性部材を含むことが望ましい。
【0013】前記スペーサ及び/または前記クランパ
は、本体と、前記本体に結合されるカバーを備え、前記
弾性部材は、前記本体と前記カバーとの間に介在される
環状の弾性リングであることが望ましい。また前記スペ
ーサ及び/または前記クランパは、前記質量体が移動可
能に受入れられる少なくとも一つの受入孔を備え、前記
連結手段は、弾性変形しながら前記質量体が支持できる
ように前記受入孔内に設けられた弾性部材を含むことが
望ましい。
【0014】また、前記スペーサ及び/または前記クラ
ンパは、本体と、前記本体に結合されるカバーと、前記
本体と前記カバーを貫通して形成され、前記質量体が受
入れられた少なくとも一つの受入孔を備え、前記連結手
段は、弾性変形しながら前記質量体が支持できるように
前記本体と前記カバーとの間に介在された環状の弾性リ
ングを含むことが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の望ましい実施例に関して詳細に説明する。図2
(A)及び(B)に示した本発明の第1実施例に係る回
転体の動的吸振装置は、コイル11とマグネット13と
の相互電磁気力により動作されるモータ10の駆動時発
生する振動を減衰するためのものである。
【0016】図面を参照するに、回転体の動的吸振装置
は、コイル11が設けられた固定子15に支持されたシ
ャフト17に回転自在に設けられた回転体20と、前記
回転体20の周囲に配置された複数の質量体30と、質
量体30が回転体20の半径方向に弾力的に移動可能に
回転体20と質量体30を連結するための連結手段を具
備する。
【0017】前記回転体20は、マグネット13が付着
されシャフト17に回転可能に支持される本体21と、
本体21に結合されるカバー23とを具備する。前記本
体21とカバー23はスクリューSや接着剤のような締
結手段により結合される。また、前記回転体20は、質
量体30が受入れられるようにその外周面20aに対し
て引込形成された複数の引込部20bを有する。
【0018】前記質量体30は、回転体20の回転軸に
対して対称に配置され、回転体20の円周方向に同一間
隔を維持するように前記各々の引込部20bに位置され
る。また、質量体30は後述する弾性リング40に対称
に結合されるように金属よりなる一対のピースを具備す
る。前記連結手段は、前記引込部20b内で弾性変形可
能に本体21とカバー23との間に介在され、質量体3
0を支持する弾性リング40を具備する。
【0019】以下、図2(A),(B)を参照して本発
明の第1実施例に係る回転体の動的吸振装置の動作を説
明する。コイル11との相互電磁気力により作動するマ
グネット13と共に回転体20が回転すると、引込部2
0bに位置した弾性リング40の弾性変形により質量体
30は回転体20の半径方向に一定変位に各々独立して
動く。質量体30の動きは回転体20の偏心質量を補償
して回転体20の回転振動を吸収する。従って、回転体
20は左右に振動せず一定の回転中心を有しながら安定
した状態で回転できる。このような動的吸振装置は、特
に精度及び安全性が要求される回転体に有用に使われう
る。
【0020】図3は、本発明の第1実施例に係る回転体
の動的吸振装置の動作を理論的に説明するための動的自
由図系である。図3の自由図系を参照して回転体20と
質量体30のx軸方向に対する運動方程式を示すと次の
通りである。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、MR 、Mm =回転体と質量体各々
の質量、kR 、km =スプリング定数、c=ダンピング
定数、xR 、x1 、x2 =回転体及び質量体各々のx軸
への変位、
【0023】
【数2】
【0024】そして、回転体20と質量体30のy軸方
向に対する運動方程式も前記数式(1)と同一である。
一方、数式(1)はrR =xR +iyR (r1 =x1
iy1 、r2 =x2 +iy2 )に置換て複素数形態に変
換した後、
【0025】
【数3】
【0026】を代入すれば、次に示されるメトリックス
式で表現される。
【0027】
【数4】
【0028】ここで、yR 、y1 、y2 =回転体及び質
量体各々のy軸への変位、ω=回転体の回転周波数であ
る。一方、前記数式(2)でダンピング定数値をc=0
として単純化した後、
【0029】
【数5】
【0030】に置換て回転体20の変位AR 関数で示す
と次のように表現される。
【0031】
【数6】
【0032】ここで、MR R ω2 =回転体に加わる外
力(回転力)、AR 、A1 、A2 =回転体及び質量体各
々の変位である。一方、回転体20の回転時発生する振
動は回転体20のx軸とy軸への変位A R であるので、
振動が発生しない時はAR =0になるべきである。従っ
て、AR=0を満たすためには数式(3)を通して次に
示される結果を得ることができる。
【0033】
【数7】
【0034】ここで、ωm は質量体の固有周波数であ
る。前記数式(4)から分かるように回転体20の回転
周波数ωと質量体30の固有周波数ωm の値が一致する
時、回転体20はx軸及びy軸に移動せずに、結局振動
が発生しないということが理論的に分かる。図4(A)
及び(B)は、本発明の第2実施例に係る動的吸振装置
を示す図である。図2で説明した構成要素と同じ参照符
号は、同一機能を有する同一部材を示す。
【0035】図4(A)及び(B)を参照するに、前記
動的吸振装置は、シャフト17に回転自在に設けられた
回転体50と、前記回転体50の周囲に配置された複数
の質量体60及び回転体50と質量体60を連結するた
めの連結手段とを具備する。前記回転体50は、シャフ
ト17に回転自在に支持された本体51と、この本体5
1に結合されるカバー53とを具備する。前記本体51
とカバー53との間には、回転体50の半径方向に質量
体60が動けるように複数の受入部50aが形成され
る。前記質量体60は回転体50の回転軸に対して対称
に配置され、回転体50の円周方向に同一間隔で各々の
受入部50a内に位置される。
【0036】前記連結手段は、前記受入部50a内で弾
性変形可能に設けられたスプリング70を具備する。前
記スプリング70の一端は質量体60に連結され、その
他端は本体51とカバー53との間に介在されて固定さ
れる。図5(A)及び(B)は、本発明の第3実施例に
係る動的吸振装置を示す図である。図4(A)で説明し
た構成要素と同じ参照符号は同一機能を有する同一部材
を示す。
【0037】図5(A)及び(B)を参照するに、前記
動的吸振装置は、シャフト17に設けられた回転体12
0と、回転体120に設けられた受入部120bに質量
体130及び前記受入部120bに弾性変形可能に設け
られたスプリング140とを具備する。回転体120の
本体121とカバー123との間に形成される前記受入
部120bは、回転体120の外周面120aに開放さ
れている。
【0038】前記スプリング140は回転体120と質
量体130を連結するための連結手段であって、一端が
質量体130に連結され、その他端は本体121とカバ
ー123との間に介在されて固定される。図6(A)及
び(B)は、本発明の第4実施例に係る動的吸振装置を
概略的に示す図である。
【0039】図6(A)及び(B)を参照するに、前記
動的吸振装置はシャフト17に回転自在に設けられ、複
数の引込部220bが形成された回転体220と、回転
体220の外側面220aに配置された複数の質量体2
30及び回転体220と質量体230を連結するための
連結手段とを具備する。前記連結手段は、引込部220
bに位置した質量体230がその外側面220aに相互
対称に結合され、質量体230を移動可能に支持する複
数のビーム240と、このビーム240の両端を回転体
220の外側面220aに固定するための締結部材25
0とを具備する。前記ビーム240の長さ、厚さ及び高
さは回転体220の回転速度と質量体230の質量を考
慮して設計される。前記締結部材250はスクリューS
により外側面220aに結合される。
【0040】図7は、本発明の第5実施例に係る回転体
の動的吸振装置が採用された工作機械300を概略的に
示す斜視図である。図7に示した工作機械300は、シ
ャフト317が設けられた駆動部310と、駆動部31
0に動力を提供する駆動源313と、駆動源313の動
力をシャフト317に伝達するためにプーリのような回
転体320に設けられた動力伝達ベルト315及び回転
体の動的吸振装置を具備する。
【0041】前記動的吸振装置は、前記動力伝達ベルト
315に巻回状態でシャフト317と共に回転される回
転体320の周囲に配置された複数の質量体330及
び、質量体330が回転体320の半径方向に弾力的に
移動可能に回転体320と質量体330を連結するため
の連結手段を具備する。前記質量体330は回転体32
0の回転軸に対して対称に配置され、回転体320の円
周方向に一定間隔を維持するように放射状のリブ321
間に位置される。また、この質量体330は一対のピー
スが対称に結合される構造である。
【0042】図8を参照するに、前記連結手段は、各々
のリブ321側面に形成されたロッキング溝321a
と、弾性変形可能に前記ロッキング溝321aに結合さ
れ、一対のピースがその外周に結合される弾性ピン34
0とを具備する。また、質量体330は弾性ピン340
の中心部に結合されることが望ましい。図9は本発明の
望ましい実施例に係る回転体の動的吸振装置が採用され
たハードディスクドライブの概略的な断面図である。図
9を参照するに、ハードディスクドライブは、ベース4
01に設けられるスピンドルモータ410と、スピンド
ルモータ410の回転軸411に回転自在に設けられた
ローター413に支持された複数のハードディスク42
0と、このハードディスク420間に介在され、本体4
31と、この本体431に結合されるカバー433を具
備するスペーサ430と、ハードディスク420をクラ
ンピングするためにスクリューSによりローター413
に結合されるクランパ440及びハードディスク420
の回転時発生する振動を吸収するための動的吸振装置を
備える。
【0043】図10に示したように、吸振装置はスペー
サ430に複数の受入孔430aを形成し、その受入孔
430a内で弾性部材460によりスペーサ430の半
径方向に弾力的に移動可能に設けられた質量体450を
具備する。前記質量体450はスペーサ430の回転軸
に対称に配置され、スペーサ430の円周方向に同一間
隔で形成された受入孔430a内に位置される。
【0044】前記受入孔430aは図9の本体431と
カバー433を貫通して形成される。前記弾性部材46
0は本体431とカバー433との間に介在される弾性
リングであって、質量体450とスペーサ430との間
を連結する連結手段の機能を有する。前記のような構成
を有するハードディスクドライブの動的吸振装置動作を
調べると次の通りである。
【0045】ハードディスク420に情報を記録したり
記録された情報を再生するためにハードディスク420
を回転させれば、ハードディスク420、ローター41
3、スペーサ430及びクランパ440が共に回転され
る。この際、スペーサ430内の質量体450は弾性リ
ングを媒介としてスペーサ430の半径方向に各々独立
的に所定変位で動く。このような質量体450の動きは
スペーサ430だけでなく共に回転する前記部品の偏心
質量を補償する。従って、ハードディスク420は半径
方向への振動なく安定した回転状態を維持できるように
なっていて記録/再生される情報の信頼性が向上する。
【0046】図11(A)及び(B)は、本発明の他の
実施例に係る動的吸振装置が採用されたハードディスク
ドライブの要部を抜すいした図面である。本実施例は動
的吸振装置をクランパ540に設置した点でスペーサに
動的吸振装置が備わった図9の実施例と区別される。図
11(A)及び(B)を参照するに、クランパ540は
本体541と、この本体541に結合カバー543とを
具備する。前記動的吸振装置は、クランパ540の周囲
に設けられた複数の質量体550と、この質量体550
がクランパ540の半径方向に弾力的に移動可能に質量
体550とクランパ540を連結するための連結手段と
を具備する。
【0047】前記質量体550はクランパ540の回転
軸に対して対称に配置され、クランパ540の円周方向
に同一間隔で本体541とカバー543を通過して形成
された複数の受入孔540a内に各々位置される。ま
た、質量体550は一対のピースが対称に結合された構
造である。前記連結手段は、前記受入孔540a内で弾
性変形可能に設けられた弾性リング560を具備する。
この弾性リング560は本体541とカバー543との
間に介在され、受入孔540a内に位置された質量体5
50を支持する。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る回転体の動
的吸振装置は、回転体の不均一な質量分布に関係なく弾
力的に移動可能に回転体に連結された質量体の動きによ
って回転体の回転振動が効果的に吸収できる。また、本
発明に係る動的吸振装置は回転体の回転速度に制約され
ず回転振動が吸収できるので、工作機械及びハードディ
スクドライブのような分野にも適用できる。
【0049】本発明は、添付された図面を参照して限定
された実施例に関してのみ説明したが、当該技術分野で
通常の知識を有する者であれば本発明の技術的思想の範
囲内で多様な変形例がありうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回転体の動的吸振装置を示す概略的な断
面図である。
【図2】(A)は、本発明の第1実施例に係る回転体の
動的吸振装置を示す断面図、(B)は、(A)の平面図
である。
【図3】本発明の第1実施例に係る回転体の動的吸振装
置の動作を説明するための動的自由図系である。
【図4】(A)は、本発明の第2実施例に係る回転体の
動的吸振装置を分離して概略的に示す断面図、(B)
は、(A)に示した本体部位の平面図である。
【図5】(A)は、本発明の第3実施例に係る回転体の
動的吸振装置を分離して概略的に示す断面図、(B)
は、(A)に示した本体部位の平面図である。
【図6】(A)は、本発明の第4実施例に係る回転体の
動的吸振装置の概略的な断面図、(B)は、(A)のI
−I線断面図である。
【図7】本発明の第5実施例に係る回転体の動的吸振装
置が採用された工作機械の概略的な斜視図である。
【図8】図7に示した回転体の平面図である。
【図9】本発明の望ましい実施例に係る回転体の動的吸
振装置が採用されたハードディスクドライブの概略的な
断面図である。
【図10】図9に示したスペーサの概略的な平面図であ
る。
【図11】(A)は、図9に示したクランパの他の実施
例を示す断面図、(B)は、(A)の平面図である。
【符号の説明】
10 モータ 11 コイル 13 マグネット 15 固定子 17,317 シャフト 20,50,120,220,320 回転体 20a,120a 外周面 20b,220b 引込部 21,51,121,431,541 本体 23,53,123,433 カバー 30,60,130,230,330,450,550
質量体 40,560 弾性リング 70,140 スプリング 240 ビーム 250 締結部材 300 工作機械 310 駆動部 313 駆動源 315 動力伝達ベルト 321 リブ 340 弾性ピン 401 ベース 410 スピンドルモータ 411 回転軸 413 ローター 420 ハードディスク 430 スペーサ 440,540 クランパ 460 弾性部材 543 結合カバー S スクリュー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、 前記回転体周囲に配置される少なくとも一つの質量体
    と、 前記質量体が前記回転体の半径方向に弾力的に移動でき
    るように前記回転体と前記質量体を連結するための連結
    手段とを含むことを特徴とする回転体の動的吸振装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は前記質量体が受入れられる
    ように前記回転体の外周面に対して引込形成された少な
    くとも一つの引込部を含み、 前記連結手段は、 前記引込部に受入れられた前記質量体を支持するように
    前記引込部に設けられた弾性部材を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の回転体の動的吸振装置。
  3. 【請求項3】 前記質量体は前記回転体の回転軸に対し
    て対称に配置され、前記回転体の円周方向に一定間隔を
    維持するように前記各々の引込部内に位置することを特
    徴とする請求項2に記載の回転体の動的吸振装置。
  4. 【請求項4】 前記質量体は、前記弾性部材に対称に結
    合される一対のピースを含むことを特徴とする請求項2
    に記載の回転体の動的吸振装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体は、本体と、前記本体に結合
    されるカバーを含み、前記質量体を受入れるために前記
    本体及びカバーの外周面に対して各々引込形成された引
    込部を含み、 前記連結手段は、 前記本体と前記カバーとの間に介在され、前記引込部内
    で前記質量体を弾性変形可能に支持する弾性リングを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の回転体の動的吸振
    装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体は、本体と、前記本体に結合
    されるカバーを含み、前記質量体が移動可能に受入れら
    れるように前記本体と前記カバーとの間に形成された受
    入部を含み、 前記連結手段は、 前記受入部内で前記質量体を弾性変形可能に支持するス
    プリングを含むことを特徴とする請求項1に記載の回転
    体の動的吸振装置。
  7. 【請求項7】 前記受入部は、前記質量体が前記回転体
    の半径方向に移動可能に前記回転体の外周面に開放され
    たことを特徴とする請求項6に記載の回転体の動的吸振
    装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体は、前記質量体を受入れるよ
    うに前記回転体の外側面に対して引込形成された少なく
    とも一つの引込部を含み、 前記連結手段は、 前記回転体の外側面にその両端が設けられ、弾力的に動
    きながら前記質量体を支持するビームを含むことを特徴
    とする請求項1に記載の回転体の動的吸振装置。
  9. 【請求項9】 前記連結手段は、 前記ビームを前記回転体の外側面に締結する締結部材を
    さらに含むことを特徴とする請求項8に記載の回転体の
    動的吸振装置。
  10. 【請求項10】 前記連結手段は、 前記回転体に放射状に設けられたリブに形成されたロッ
    キング溝と、 弾性変形しながら前記質量体を支持するように前記ロッ
    キング溝に設けられた弾性ピンとを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の回転体の動的吸振装置。
  11. 【請求項11】 ベースと、 前記ベースに設けられるスピンドルモータと、 前記スピンドルモータのシャフトに回転自在に設けられ
    たローターに支持された複数のハードディスクと、 前記ハードディスク間に介在されるスペーサと、 前記ハードディスクをクランピングするために前記ロー
    ターに結合されるクランパと、 前記ハードディスクの半径方向に弾力的に移動しながら
    ハードディスクの回転時発生する回転振動を吸収する動
    的吸振装置とを含むことを特徴とするハードディスクド
    ライブ。
  12. 【請求項12】 前記動的吸振装置は、 前記ハードディスクの周囲に配置される少なくとも一つ
    の質量体と、 前記質量体が前記スペーサ及び/または前記クランパの
    半径方向に弾力的に移動できるように、前記質量体を前
    記スペーサ及び/または前記クランパに連結するための
    連結手段とを含むことを特徴とする請求項11に記載の
    ハードディスクドライブ。
  13. 【請求項13】 前記スペーサ及び/または前記クラン
    パは、前記質量体が受入できるようにその外周面に対し
    て引込形成された少なくとも一つの引込部を具備し、 前記連結手段は、 弾性変形しながら前記質量体が支持できるように前記引
    込部に設けられた弾性部材を含むことを特徴とする請求
    項12に記載のハードディスクドライブ。
  14. 【請求項14】 前記スペーサ及び/または前記クラン
    パは、本体と、前記本体に結合されるカバーを備え、 前記弾性部材は、前記本体と前記カバーとの間に介在さ
    れる環状の弾性リングであることを特徴とする請求項1
    3に記載のハードディスクドライブ。
  15. 【請求項15】 前記スペーサ及び/または前記クラン
    パは、前記質量体が移動可能に受入れられる少なくとも
    一つの受入孔を備え、 前記連結手段は、 弾性変形しながら前記質量体が支持できるように前記受
    入孔内に設けられた弾性部材を含むことを特徴とする請
    求項12に記載のハードディスクドライブ。
  16. 【請求項16】 前記スペーサ及び/または前記クラン
    パは、本体と、前記本体に結合されるカバーと、前記本
    体と前記カバーを貫通して形成され、前記質量体が受入
    れられた少なくとも一つの受入孔を備え、 前記連結手段は、 弾性変形しながら前記質量体が支持できるように前記本
    体と前記カバーとの間に介在された環状の弾性リングを
    含むことを特徴とする請求項12に記載のハードディス
    クドライブ。
JP11287287A 1998-10-08 1999-10-07 回転体の動的吸振装置及びこれを採用したハ―ドディスクドライブ Pending JP2000149397A (ja)

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