JP2000260087A - 回転ドラムの振動制御装置 - Google Patents

回転ドラムの振動制御装置

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JP2000260087A
JP2000260087A JP11059687A JP5968799A JP2000260087A JP 2000260087 A JP2000260087 A JP 2000260087A JP 11059687 A JP11059687 A JP 11059687A JP 5968799 A JP5968799 A JP 5968799A JP 2000260087 A JP2000260087 A JP 2000260087A
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rotary
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Seiji Ooura
誠児 大浦
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムの回転軸の芯振れを抑制するこ
と。 【解決手段】 回転ドラム5に3つの分銅14を周方向
に等間隔状に配置し、これらの分銅14を3つの分銅ガ
イド溝13で案内して回転中心Oからの放射線Pの方向
に移動自在に構成し、これらの分銅14を3つの引張り
コイルバネ15によって回転中心O側へ移動付勢させた
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダのようなヘリカルスキャン方式の回転ヘッド
ドラム装置に適用するのに最適な回転ドラムの振動抑制
装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビデオテープレコーダのよう
なヘリカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装置には、
上ドラム回転方式や中ドラム回転方式の2方式が採用さ
れているが、何れの方式でも、複数の回転磁気ヘッドが
外周に取り付けらけた回転ドラムをスピンドルモータに
よって回転軸と一体に60〜90HZ等の高速で回転駆
動して、回転ドラムの外周の複数の回転磁気ヘッドによ
って磁気テープをヘリカルスキャンしながらデータの記
録、再生を行っている。従って、磁気テープの記録、再
生時に、複数の回転磁気ヘッドが常に同じ回転軌跡を高
精度に通ること(再生時であれば、磁気テープの記録ト
ラックを回転磁気ヘッドが正確にトレースできるように
すること)ができるように回転ドラムの回転精度を高く
することが重要であり、このために、従来から、回転ド
ラムは高精度、高剛性な設計がなされ、回転軸もガタが
ないように高精度な軸受やベアリングで支持されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高剛性の回転
ドラムをガタのない回転軸と一体に高速で回転駆動する
構造は、回転ドラムの回転精度が高い反面、外部振動が
回転軸を通して回転ドラムに直接伝わり易い。そして、
特に、回転軸に伝えられた外部振動が高周波振動である
と、回転軸が芯振れ(軸振れ)等を発生して、複数の回
転磁気ヘッドやその部品を振動させたり、機械的な共振
現象を励起させてしまうために、複数の回転磁気ヘッド
の回転軌跡に狂いが生じて、複数の回転磁気ヘッドが磁
気テープの記録トラックを正確にトレースできなくなっ
たり、磁気テープに対する複数の回転磁気ヘッドの接触
状態が不安定になる等、データの記録、再生の特性を劣
化させてしま高密度の記録、再生を構成度に行うことが
できなくなると言う問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、回転ドラムの高速の回転動作中に
発生する外部振動による回転軸の芯振れ等の振動を効果
的に抑制することができるようにした回転ドラムの振動
抑制装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の回転ドラムの振動抑制装置は、複数の回転
磁気ヘッドが外周に取り付けられて回転軸と一体に回転
される回転ドラムの外周位置に質量が等しい少なくとも
3つの分銅を周方向に等間隔状に配置すると共に、これ
らの分銅を回転ドラムの中心からの放射線の方向に移動
自在に構成し、これらの分銅をそれぞれ回転ドラムの回
転中心側へ移動付勢する付勢力が等しい少なくとも3つ
の付勢手段を備えたものである。
【0006】上記のように構成された本発明の回転ドラ
ムの振動抑制装置は、回転ドラムが回転駆動されると、
その遠心力によって少なくとも3つの分銅が少なくとも
3つの付勢手段に抗して回転ドラムの回転中心から放射
線の方向に沿って回転ドラムの外周側へ移動しながら回
転ドラムと一緒に回転して、回転ドラムに大きな慣性力
が発生する。そして、この状態で、回転ドラムに外部振
動による回転軸の芯振れ等の振動が発生した場合、分銅
が引張りコイルバネに抗してその振動をキャンセルする
方向に移動して、その振動を抑制することになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビデオテープレコ
ーダ等のヘリカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装置
に適用した回転ドラムの振動抑制装置の実施の形態を図
を参照して説明する。
【0008】「第1の実施の形態」初めに、図1〜図3
によって、回転ドラムの振動抑制装置の第1の実施の形
態を説明するが、まず、図3に示すように、ヘリカルス
キャン方式の回転ヘッドドラム装置1として、ここでは
上ドラム回転方式が採用されている。従って、この回転
ヘッドドラム装置1は、アルミニウム合金等にて高剛性
に構成されて、下ドラムに構成されている固定ドラム2
の回転中心Oに垂直状の回転軸3の下端側が上下一対の
ベアリング4によって垂直状で、回転自在に高剛性に支
持され、その回転軸3の上端にアルミニウム合金等高剛
性に構成されて、上ドラムに構成されている回転ドラム
5が圧入等にて同心状で、高剛性に固着され、その回転
ドラム5の下端縁の外周に複数個の回転磁気ヘッド6が
ビス止め等にて高剛性に固着されている。そして、固定
ドラム2の内部で、回転軸3の外周位置に同心状に組み
込まれたスピンドルモータ7によって回転軸3を高速で
回転駆動することによって、回転ドラム2と一体に複数
の回転磁気ヘッド6をガタのない状態で、高精度に回転
できるように構成されている。なお、回転ドラム5の内
部には円板状等に形成されたドラム内基板8が複数のス
ペーサ9及びネジ10によって同心状に取り付けられて
いる。
【0009】そして、図1〜図3に示すように、この回
転ドラムの振動抑制装置11の第1の実施形態では、回
転ドラム5の内部でドラム内基板8の上部又は下部にア
ルミニウム合金等の軽金属板で円板状に構成された回転
体である回転円板12を回転軸3の上端に同心状で、水
平状(回転ドラム5の回転中心Oに対して直角状である
こと)に固嵌合すると共に、複数のスペーサ9及びネジ
10によって取り付けている。そして、この回転円板1
2の上部に3つ以上、例えば3つの分銅ガイドである分
銅ガイド溝13を周方向に等間隔状で、かつ、回転ドラ
ム5の回転中心Oからの放射線Pに沿った方向に形成
し、質量が等しい3つの分銅14をこれらの分銅ガイド
溝13で案内して放射線Pに沿った方向である矢印a、
b方向に移動自在に取り付け、付勢手段であって、付勢
力であるバネ力が等しい3つの引張りコイルバネ15に
よって3つの分銅14を回転ドラム5の回転中心O側で
ある矢印a方向に移動付勢したものである。従って、分
銅ガイド溝13、分銅14及び引張りコイルバネ15の
隣り合う角度は、これらが3つづつであれば120°と
なり、これらが4つづつであれば90°となり、その隣
り合う角度は180°未満になる。
【0010】なお、図1のA−A断面に示すように、3
つの分銅ガイド溝13及び分銅14は剪断面形状がほぼ
凸型に形成されていて、3つの分銅14は3つの分銅ガ
イド溝13から上方に飛び出すことなく、回転円板12
上で矢印a、b方向にスライドできるように構成されて
いる。また、3つの引張りコイルバネ15の長さ方向の
両端は回転円板12の内周側と3つの分銅14の内周側
とにそれぞれ形成されている各一対のバネ係止部16、
17に係止されている。
【0011】ここで、以上のように構成された回転ドラ
ムの振動抑制装置11の第1の実施形態による振動抑制
動作の原理について説明する。まず、図1によって、回
転ドラム5の高速の回転中における定常状態について説
明する。即ち、回転軸3と一体に回転ドラム5及び回転
円板12が高速で回転開始されると、3つの分銅14に
矢印b方向の遠心力が働き、3つの引張りコイルバネ1
5をそのバネ力に抗して矢印b方向に引き伸ばしなが
ら、3つの分銅14が3つの分銅ガイド溝3に沿って矢
印b方向に移動する。そして、3つの分銅14の質量と
3つの引張りコイルバネ15のバネ力が均衡する半径r
の位置で、3つの分銅14が安定して回転円板12と一
体に高速で回転されることになる。ここで、 引張りコイルバネ15にかかる力Fs=kx(k:バネ定
数、x:バネの伸び量) 分銅15に働く遠心力Fr=mrω2(m:質量、r:半
径、ω:角周波数) となり、Fs=Frとなる半径rの位置で3つの分銅5が
3つの引張りコイルバネ15のバネ力と均衡し、この状
態で3つの引張りコイルバネ15が引っ張られた状態で
安定することになる。
【0012】次に、回転軸3を介して回転ドラム5に外
部振動が加えられた場合、回転軸3に芯振れ等の振動が
発生し、その振動は回転ドラム5に直接伝わることにな
る。この時、回転ドラム5が高剛性であればあるほど、
高周波成分の振動が回転軸3から回転ドラム5に伝わり
易い。
【0013】しかし、回転ドラム5に高周波成分の振動
が伝わっても、3つの引張りコイルバネ15に接続され
ている3つの分銅14はそのバネ性と慣性のために振動
には容易に追従せず、3つの引張りコイルバネ15の各
々の伸縮作用によって振動を吸収、即ちキャンセルする
ことができる。
【0014】この説明を簡素化するめに、回転軸3の回
転中心Oに対して直角な平面内に振動に起因する力が働
いた場合を想定すると、図1に示す構造では、3つの分
銅14及び引張りコイルバネ15は回転中心Oからの放
射線Pの方向にしか移動することができないので、各々
の引張りコイルバネ15に働く力はバネの伸縮方向成分
のみとなる。
【0015】この時、各々の引張りコイルバネ15にか
かる分銅14の慣性が十分に大きく(つまり分銅14が
重いこと)、かつ、振動の周波数成分が高周波であった
場合の3つの分銅14及び引張りコイルバネ15に働く
ベクトルは、図2に示す状態になり、Fは回転軸3に芯
振れを発生する力(振動)、f1、f2、f3はFの芯
振れによって3つの引張りコイルバネ15にそれぞれ新
たに働く力(分力)である。そして、f1方向に対向し
ている引っ張りコイルバネ15には伸び方向のが働き、
f2、f3方向に対向している残りの2つの引張りコイ
ルバネ15には共に縮み方向の力が働くことになる。
【0016】そこで、この図2によって、外部振動が1
つの分銅14を矢印a、b方向に移動するベクトルにつ
いて考察すると、回転軸3に引張りコイルバネ15の伸
び方向成分の加速度a1がΔtの時間加わった場合、こ
の時の回転軸3の移動量x1は、 x1=(1/2)a1(Δt)2 ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) であり、 x1=1/2a1×Δt2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) となる。 そして、この時に引張りコイルバネ15にかかるバネ力の変化量(差分)は、 バネ力の変化量Δf=k×1=k(1/2)a1(Δt)2 ・・・・(3) (但し、k:バネ定数) となり、 Δf=kx1=k×1/2a1×Δt2 ・・・・・・・・・・・・(4) であり、 Δf=1/2ka1×Δt2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) となる。
【0017】ここで、分銅14の質量をm1とし、分銅
14に加わる加速度をa2とすると、 a2=Δf/m1={k(1/2)a1(Δt)2}/m1 ・・・・(6) となり、 a2=Δf/m1=(k×1/2a1×Δt2)/m1 ・・・・・・(7) であり、 a2=(1/2ka1×Δt2)/m1 ・・・・・・・・・・・・・(8) となる。 従って、加速度a2によって分銅14が移動する量x2は、 x2=(1/2)a2(Δt)2 ={k(1/4)a1(Δt)4 }/m1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (9) となり、 x2=1/2a2×Δt2 =(k×1/4a1×Δt4 )/m1・・(10) であり、 x2=(1/4ka1×Δt4 )m1 ・・・・・・・・・・・・・(11) となる。この時、 k(1/4)a1(Δt)4 ≪m1 ・・・・・・・・・・・・・・(12) であるならば、 k×1/4a1×Δt4 ≪m1 ・・・・・・・・・・・・・・・・(13) であり、 1/4ka1×Δt4 ≪m1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(14) となり、 x2≒0 となる。
【0018】従って、分銅14が十分に重い場合、回転
軸に加わった加速度によって引張りコイルバネ15に加
わったバネ力を引き伸ばすことになり、その引張りコイ
ルバネ15が伸びたことによって発生した力Δfは、回
転軸3の加速度をキャンセルする方向に働くことにな
る。そして、このような分銅14と引張りコイルバネ1
5の働きによって回転軸3に加えられた外部振動の高周
波成分が抑制されることになる。なお、分銅14の質量
がk(1/4)a1(Δt)4 ≪m1でなかった場合で
も、効果はやや減少するが、振動を抑制することには変
わりがない。
【0019】そして、3つ以上の分銅14及び引張りコ
イルバネ15を周方向に等間隔に配置することによっ
て、回転軸3の回転中心Oに対して直角な平面内のあら
ゆる方向の芯振れに対して、伸び方向と縮み方向の両方
に作用する引張りコイルバネ15が存在することにな
り、3つ以上の引張りコイルバネ15が同時に伸び縮み
の方向に応答する。そして、各引張りコイルバネ15の
伸び方向の力は回転軸3を回転中心O側へ引き寄せ、縮
み方向の力は同様にリリースすることになるので、回転
軸3の芯振れ等の振動を効果的に抑制することができ
る。
【0020】以上の結果、本発明の回転ドラムの振動抑
制装置11が適用された回転ヘッドドラム装置1は、回
転軸3の芯振れ等の振動が抑制されて、回転ドラム5及
び複数の回転磁気ヘッド6が一定の回転軌跡に沿って安
定良く回転することができるため、これら複数の回転磁
気ヘッド6と磁気テープとの接触状態が安定し、複数の
回転磁気ヘッド3は磁気テープの記録トラックを正確に
トレースすることができるので、データの記録、再生の
特性が飛躍的に向上し、高密度の記録、再生を高精度に
行うことができる。
【0021】次に、図4は回転ドラムの振動抑制装置1
1の第2の実施形態を示したものであって、この場合は
回転円板12の分銅ガイド溝13をなくして、3つ以
上、例えば、4つの分銅14をバネ力が等しい4つの第
1引張りコイルバネ15によって回転ドラム5の回転中
心O側へ移動付勢すると共に、4つの分銅14間をバネ
力が等しい4つの第2引張りコイルバネ18によって周
方向に連結したものである。従って、この回転ドラムの
振動抑制装置11の第2の実施形態によれば、回転円板
12の分銅ガイドである分銅ガイド溝13を除去するこ
とができて、構造の簡素化、低コスト化を実現できる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上記した実施の形態では、回転ドラム5
に回転体である回転円板12を同心状に取り付けて、そ
の回転円板12上に3つの分銅14及び引張りコイルバ
ネ15を取り付けたが、これらを回転ドラム5上に直接
取り付けることも可能である。また、分銅14及び引張
りコイルバネ15は3〜4以上であっても良い。また、
分銅14を回転ドラム5の回転中心側へ移動付勢する付
勢手段は引張りコイルバネ15でなくても、分銅14を
その外周側から回転中心0側へ移動付勢するような圧縮
コイルバネでも良いし、エアシリンダーやオイルシリン
ダー等の空気圧や流体圧を利用するものであっても良
い。更に、分銅ガイドは分銅ガイド溝13の他にもガイ
ドレール等の各種の構造を採用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の回転ド
ラムの振動抑制装置は、次のような効果を奏することが
できる。
【0024】請求項1は、回転ドラムが回転駆動される
と、その遠心力によって少なくとも3つの分銅が少なく
とも3つの付勢手段に抗して回転ドラムの回転中心から
放射線の方向に沿って回転ドラムの外周側へ移動しなが
ら回転ドラムと一緒に回転して、回転ドラムに大きな慣
性力が発生するようにし、この状態で、回転ドラムに外
部振動による回転軸の芯振れ等の振動が発生した場合
に、分銅が引張りコイルバネに抗してその振動をキャン
セルする方向に移動して、その振動を抑制することがで
きるようにしたので、回転軸の芯振れを効果的に抑制す
ることができる。従って、回転ドラムの外周に取り付け
られた複数の回転磁気ヘッドを一定の回転軌跡に沿って
安定して回転することができ、これらの回転磁気ヘッド
と磁気テープの接触状態が安定し、これらの回転磁気ヘ
ッドが磁気テープの記録トラックを正確にトレースする
ことができるので、データの記録、再生の特性が飛躍的
に向上し、高密度の記録、再生を高精度に行うことがで
きる。
【0025】請求項2は、少なくとも3つの分銅を少な
くとも3つの付勢手段によって少なくとも3つの分銅ガ
イドに沿って回転ドラムの回転中心側へ移動付勢するよ
うにしたので、回転軸に加えられるあらゆる方向の外部
振動を効果的に抑制することができる上に、各分銅を各
分銅ガイドで案内して回転中心からの放射線の方向に移
動するので、各分銅をガタがなくスムーズに移動するこ
とができて、外部振動の抑制効果をより一層高めること
ができる。
【0026】請求項3は、分銅の付勢手段を引張りコイ
ルバネ又は圧縮コイルバネで構成したので、構造の簡素
化及び低コスト化を実現できる。
【0027】請求項4は、少なくとも3つの分銅を少な
くとも3つの第1引張りコイルバネによって回転中心側
へ移動付勢すると共に、これらの分銅間を少なくとも3
つの第2引張りコイルバネによって周方向に連結したの
で、分銅ガイドが不要になり、構造の簡素化及び低コス
ト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転ドラムの振動抑制装置の
第1の実施形態を説明する平面図である。
【図2】外部振動によって分銅に働くベクトルを説明す
る平面図及びA−A断面図である。
【図3】回転ドラムの振動抑制装置の第1の実施形態が
適用された回転ヘッドドラム装置を説明する一部を展開
して示した断面図である。
【図4】本発明を適用した回転ドラムの振動抑制装置の
第2の実施形態を説明する平面図である。
【符号の説明】
3は回転軸、5は回転ドラム、6は回転磁気ヘッド、1
1は回転ドラムの振動抑制装置、12は回転体である回
転円板、13は分銅ガイドである分銅ガイド溝、14は
分銅、15は付勢手段である第1引張りコイルバネ、1
8は第2引張りコイルバネである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の回転磁気ヘッドが外周に取り付けら
    れて、回転軸と一体に回転される回転ドラムと、 上記回転ドラムの回転中心の外周位置に、周方向に等間
    隔状に配置され、少なくともその回転中心からの放射線
    の方向に移動自在に構成された質量が等しい少なくとも
    3つの分銅と、 上記分銅をそれぞれ上記回転ドラムの中心側へ移動付勢
    する付勢力が等しい少なくとも3つの付勢手段を備えた
    ことを特徴とする回転ドラムの振動抑制装置。
  2. 【請求項2】複数の回転磁気ヘッドが外周に取り付けら
    れて、回転軸と一体に回転される回転ドラムと、 上記回転ドラム又はその回転ドラムと一体に回転される
    回転体に形成され、その回転ドラムの回転中心から放射
    線の方向に伸び、周方向に等間隔状に配置された少なく
    とも3つの分銅ガイドと、 上記分銅ガイドに沿って移動自在に構成された質量が等
    しい少なくとも3つの分銅と、 上記分銅を上記回転ドラムの中心側へ移動付勢する付勢
    力が等しい少なくとも3つの付勢手段を備えたことを特
    徴とする回転ドラムの振動抑制装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の回転ドラム
    の振動抑制装置において、 上記少なくとも3つの付勢手段を引張りコイルバネ又は
    圧縮コイルバネで構成したことを特徴とする回転ドラム
    の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】複数の回転磁気ヘッドが外周に取り付けら
    れて、回転軸と一体に回転される回転ドラムと、 上記回転ドラムの回転中心の外周位置に、周方向に等間
    隔状に配置され、少なくともその回転中心からの放射線
    方向に移動自在に構成された質量が等しい少なくとも3
    つの分銅と、 上記分銅を上記回転ドラムの回転中心側へ移動付勢する
    バネ力が等しい少なくとも3つの第1引張りコイルバネ
    と、 上記少なくとも3つの分銅を周方向に連結するバネ力が
    等しい少なくとも3つの第2引張りコイルバネを備えた
    ことを特徴とする回転ドラムの振動抑制装置。
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