JP2000149311A - 光半導体装置及び光ピックアップ装置 - Google Patents
光半導体装置及び光ピックアップ装置Info
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- JP2000149311A JP2000149311A JP10317830A JP31783098A JP2000149311A JP 2000149311 A JP2000149311 A JP 2000149311A JP 10317830 A JP10317830 A JP 10317830A JP 31783098 A JP31783098 A JP 31783098A JP 2000149311 A JP2000149311 A JP 2000149311A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】組立を容易に行うことができるとともに、小型
化できる光半導体装置を提供すること。 【解決手段】ベース基板51上に設けられ、ベース基板
51に対し平行に、かつ、互いに異なる方向への第1出
射光L及び第2出射光L′を出射する発光素子52と、
第2出射光L′を受光する出力検出用受光素子54と、
その光検知領域53aがベース基板51と平行に配置さ
れた信号検出用受光素子53と、入射する入射光Rを信
号検出用受光素子53の光検知領域53aに反射させる
マイクロミラー55とを備えるようにした。
化できる光半導体装置を提供すること。 【解決手段】ベース基板51上に設けられ、ベース基板
51に対し平行に、かつ、互いに異なる方向への第1出
射光L及び第2出射光L′を出射する発光素子52と、
第2出射光L′を受光する出力検出用受光素子54と、
その光検知領域53aがベース基板51と平行に配置さ
れた信号検出用受光素子53と、入射する入射光Rを信
号検出用受光素子53の光検知領域53aに反射させる
マイクロミラー55とを備えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、DVD(ディジタルビデオディスク)等の
光記録媒体に光を照射・受光する発光受光モジュール等
の光半導体装置及びこの光半導体装置が組込まれた光ビ
ックアップ装置に関し、小型化・薄型化できるものに関
する。
ディスク)、DVD(ディジタルビデオディスク)等の
光記録媒体に光を照射・受光する発光受光モジュール等
の光半導体装置及びこの光半導体装置が組込まれた光ビ
ックアップ装置に関し、小型化・薄型化できるものに関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のCDプレーヤー(光ピック
アップ装置)10の構成の一例を示す図である。CDプ
レーヤ10は、筐体10aを備え、その内部にディスク
部11と、ピックアップ部12とを備えている。ピック
アップ部12は、発光受光モジュール(光半導体装置)
20と、ホログラム素子13と、コリメートレンズ14
と、平面ミラー15と、対物レンズ16とを備えてい
る。なお、図6中11aはCD、17は光路を示してい
る。
アップ装置)10の構成の一例を示す図である。CDプ
レーヤ10は、筐体10aを備え、その内部にディスク
部11と、ピックアップ部12とを備えている。ピック
アップ部12は、発光受光モジュール(光半導体装置)
20と、ホログラム素子13と、コリメートレンズ14
と、平面ミラー15と、対物レンズ16とを備えてい
る。なお、図6中11aはCD、17は光路を示してい
る。
【0003】このようなCDプレーヤ10では、発光受
光モジュール20からのレーザ光Lが光路17に沿って
ホログラム素子13、コリメートレンズ14、平面ミラ
ー15,対物レンズ16を通り記録媒体であるCD11
aに入射する。CD11a表面で入射したレーザ光Lは
反射して記録情報を取り込む。その後、光路17を逆に
進んでホログラム素子13で回折され、発光受光モジュ
ール20内の信号検出用受光素子(フォトダイオード)
に入射する。
光モジュール20からのレーザ光Lが光路17に沿って
ホログラム素子13、コリメートレンズ14、平面ミラ
ー15,対物レンズ16を通り記録媒体であるCD11
aに入射する。CD11a表面で入射したレーザ光Lは
反射して記録情報を取り込む。その後、光路17を逆に
進んでホログラム素子13で回折され、発光受光モジュ
ール20内の信号検出用受光素子(フォトダイオード)
に入射する。
【0004】図7は発光受光モジュール20を示す図で
ある。発光受光モジュール20は、ベース基板21上に
金属製のポスト22が設けられており、ポスト22の測
面にはレーザダイオード等の発光素子24をその主面が
ベース基板21に垂直になるように発光素子固定台23
を介して取り付けられている。また、ポスト22の上面
には入射光Rの強度を検出するための信号検出用受光素
子25が設けられている。さらに、ポスト22の下部の
斜面上には発光素子24から出射されるレーザ光L′の
強度をモニタするための出力検出用受光素子26が設け
られている。一般に発光素子24ではレーザ光Lはチッ
プ端面から出射され、信号検出用受光素子25ではチッ
プ主面で入射光Rを受光する。このために発光素子24
と信号検出用受光素子25の主面が互いに垂直になるよ
うにポスト22を設け、発光素子24をその側面に、信
号検出用受光素子25を上面に配置する。
ある。発光受光モジュール20は、ベース基板21上に
金属製のポスト22が設けられており、ポスト22の測
面にはレーザダイオード等の発光素子24をその主面が
ベース基板21に垂直になるように発光素子固定台23
を介して取り付けられている。また、ポスト22の上面
には入射光Rの強度を検出するための信号検出用受光素
子25が設けられている。さらに、ポスト22の下部の
斜面上には発光素子24から出射されるレーザ光L′の
強度をモニタするための出力検出用受光素子26が設け
られている。一般に発光素子24ではレーザ光Lはチッ
プ端面から出射され、信号検出用受光素子25ではチッ
プ主面で入射光Rを受光する。このために発光素子24
と信号検出用受光素子25の主面が互いに垂直になるよ
うにポスト22を設け、発光素子24をその側面に、信
号検出用受光素子25を上面に配置する。
【0005】図8は、別の発光受光モジュール30を示
す図である。発光受光モジュール30は、ベース基板3
1上にシリコン基板32が設けられている。シリコン基
板32には後述する発光素子34から出射されるレーザ
光Lを反射させ光路を90度変化させる45度マイクロ
ミラー33と発光素子34が設けられている。また、発
光素子34は発光素子34からの出射レーザ光Lがマイ
クロミラー33に到達する前に、シリコン基板32に遮
られないように、凸状の発光素子搭載部32a上に設け
られている。
す図である。発光受光モジュール30は、ベース基板3
1上にシリコン基板32が設けられている。シリコン基
板32には後述する発光素子34から出射されるレーザ
光Lを反射させ光路を90度変化させる45度マイクロ
ミラー33と発光素子34が設けられている。また、発
光素子34は発光素子34からの出射レーザ光Lがマイ
クロミラー33に到達する前に、シリコン基板32に遮
られないように、凸状の発光素子搭載部32a上に設け
られている。
【0006】また、シリコン基板32の上面には信号検
出用受光素子35が設けられ、発光素子34の後方には
出力検出用受光素子36が設けられている。なお、この
発光受光モジュール30では、発光素子34からの出射
光Lがマイクロミラー33で90度方向を変化させるた
め、発光素子34は主面が信号検出用受光素子35およ
びベース基板31と平行になるように取り付けられてい
る。
出用受光素子35が設けられ、発光素子34の後方には
出力検出用受光素子36が設けられている。なお、この
発光受光モジュール30では、発光素子34からの出射
光Lがマイクロミラー33で90度方向を変化させるた
め、発光素子34は主面が信号検出用受光素子35およ
びベース基板31と平行になるように取り付けられてい
る。
【0007】なお、ピックアップ部12は、信号検出用
受光素子35によって検出されたフォーカス・ズレ信
号、位置ズレ信号等に基づいて、フォーカス合わせ、ト
ラッキング等を行うために、CD11aに対して高速で
正確に移動させる必要がある。このため、発光受光モジ
ュール20,30の軽量小型化が求められている。一
方、製品全体の小型化・薄型化も要求されている。
受光素子35によって検出されたフォーカス・ズレ信
号、位置ズレ信号等に基づいて、フォーカス合わせ、ト
ラッキング等を行うために、CD11aに対して高速で
正確に移動させる必要がある。このため、発光受光モジ
ュール20,30の軽量小型化が求められている。一
方、製品全体の小型化・薄型化も要求されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光半導
体装置である発光受光モジュール20,30にあって
は、次のような問題があった。すなわち、図7に示した
発光受光モジュール20では、発光素子24からのレー
ザ光Lの出射方向を信号検出用受光素子25の主面25
aに垂直にするために、ポスト22を設け、更にその側
面に発光素子24を固定するようにしている。このた
め、発光受光モジュール20の構造が複雑になり、組立
工程もベース基板21を水平に保持して信号検出用受光
素子25を固定、配線し、続いてベース基板21を垂直
に保持して発光素子24を固定し、配線する等大変複雑
になる。したがって、組立コストが高い、歩留まりが悪
い等の原因になる。
体装置である発光受光モジュール20,30にあって
は、次のような問題があった。すなわち、図7に示した
発光受光モジュール20では、発光素子24からのレー
ザ光Lの出射方向を信号検出用受光素子25の主面25
aに垂直にするために、ポスト22を設け、更にその側
面に発光素子24を固定するようにしている。このた
め、発光受光モジュール20の構造が複雑になり、組立
工程もベース基板21を水平に保持して信号検出用受光
素子25を固定、配線し、続いてベース基板21を垂直
に保持して発光素子24を固定し、配線する等大変複雑
になる。したがって、組立コストが高い、歩留まりが悪
い等の原因になる。
【0009】一方、図8に示した発光受光モジュール3
0では、発光素子34からのレーザ光Lをマイクロミラ
ー33で反射、方向変換するので組み立て工程は単純に
なる。しかし、発光素子34、信号検出用受光素子3
5、出力検出用受光素子36、マイクロミラー33を平
面に並べたために、レーザ光Lの出射入射方向、すなわ
ち図6中上方に向いた面積が大きくなり小型化に限度が
ある等の問題がある。
0では、発光素子34からのレーザ光Lをマイクロミラ
ー33で反射、方向変換するので組み立て工程は単純に
なる。しかし、発光素子34、信号検出用受光素子3
5、出力検出用受光素子36、マイクロミラー33を平
面に並べたために、レーザ光Lの出射入射方向、すなわ
ち図6中上方に向いた面積が大きくなり小型化に限度が
ある等の問題がある。
【0010】そこで本発明は、組立を容易に行うことが
できるとともに、小型化できる光半導体装置及び薄型化
できる光ピックアップ装置を提供することを目的として
いる。
できるとともに、小型化できる光半導体装置及び薄型化
できる光ピックアップ装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、ベース
基板と、このベース基板上に設けられ、前記ベース基板
に対し平行に、かつ、互いに異なる方向への第1出射光
及び第2出射光を出射する発光素子と、前記ベース基板
上に設けられ、前記第2出射光を受光する出力検出用受
光素子と、前記ベース基板上に設けられ、その受光面が
前記ベース基板と平行に配置された信号検出用受光素子
と、前記ベース基板上に設けられ、入射する入射光を前
記信号検出用受光素子の受光面に反射させるミラーとを
備えるようにした。
達成するために、請求項1に記載された発明は、ベース
基板と、このベース基板上に設けられ、前記ベース基板
に対し平行に、かつ、互いに異なる方向への第1出射光
及び第2出射光を出射する発光素子と、前記ベース基板
上に設けられ、前記第2出射光を受光する出力検出用受
光素子と、前記ベース基板上に設けられ、その受光面が
前記ベース基板と平行に配置された信号検出用受光素子
と、前記ベース基板上に設けられ、入射する入射光を前
記信号検出用受光素子の受光面に反射させるミラーとを
備えるようにした。
【0012】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記入射光は前記ベース基板
に対し平行に入射する。
記載された発明において、前記入射光は前記ベース基板
に対し平行に入射する。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記信号検出用受光素子は、
前記ベース基板の表面側に設けられ、前記発光素子及び
前記出力検出用受光素子は、前記ベース基板の裏面側に
設けられている。
記載された発明において、前記信号検出用受光素子は、
前記ベース基板の表面側に設けられ、前記発光素子及び
前記出力検出用受光素子は、前記ベース基板の裏面側に
設けられている。
【0014】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記ミラーは前記受光素子の
上に設けられている。
記載された発明において、前記ミラーは前記受光素子の
上に設けられている。
【0015】請求項5に記載された発明は、光半導体装
置から出射された第1の出射光を光記録媒体に照射し、
その反射光を前記光半導体装置で検知し、前記光記録媒
体に情報を記録、読み出しを行う光ピックアップ装置に
おいて、前記光半導体装置は、ベース基板と、このベー
ス基板上に設けられ、前記ベース基板に対し平行な前記
第1出射光及び前記ベース基板に対し平行、かつ、前記
第1の出射光に対し異なる方向への第2出射光を出射す
る発光素子と、前記ベース基板上に設けられ、前記第2
出射光を受光する出力検出用受光素子と、前記ベース基
板上に設けられ、その受光面が前記ベース基板と平行に
配置された信号検出用受光素子と、前記ベース基板上に
設けられ、前記反射光を前記信号検出用受光素子の受光
面に反射させるミラーとを備えるようにした。
置から出射された第1の出射光を光記録媒体に照射し、
その反射光を前記光半導体装置で検知し、前記光記録媒
体に情報を記録、読み出しを行う光ピックアップ装置に
おいて、前記光半導体装置は、ベース基板と、このベー
ス基板上に設けられ、前記ベース基板に対し平行な前記
第1出射光及び前記ベース基板に対し平行、かつ、前記
第1の出射光に対し異なる方向への第2出射光を出射す
る発光素子と、前記ベース基板上に設けられ、前記第2
出射光を受光する出力検出用受光素子と、前記ベース基
板上に設けられ、その受光面が前記ベース基板と平行に
配置された信号検出用受光素子と、前記ベース基板上に
設けられ、前記反射光を前記信号検出用受光素子の受光
面に反射させるミラーとを備えるようにした。
【0016】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、発
光素子、出力検出用受光素子、信号検出用受光素子の各
主面をベース基板に対して平行とすることができるの
で、装置全体を薄型化することができる。
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、発
光素子、出力検出用受光素子、信号検出用受光素子の各
主面をベース基板に対して平行とすることができるの
で、装置全体を薄型化することができる。
【0017】請求項2に記載された発明では、入射光を
ベース基板に平行にすることで、さらに装置全体を薄型
化することができる。
ベース基板に平行にすることで、さらに装置全体を薄型
化することができる。
【0018】請求項3に記載された発明では、信号検出
用受光素子は、ベース基板の表面側に設けられ、発光素
子及び出力検出用受光素子は、ベース基板の裏面側に設
けられているので、設置面積を小さくすることができ
る。
用受光素子は、ベース基板の表面側に設けられ、発光素
子及び出力検出用受光素子は、ベース基板の裏面側に設
けられているので、設置面積を小さくすることができ
る。
【0019】請求項4に記載された発明では、ミラーは
受光素子の上に設けられているので、装置全体を一体化
することができる。
受光素子の上に設けられているので、装置全体を一体化
することができる。
【0020】請求項5に記載された発明では、第1出射
光及び第2出射光をベース基板に平行とすることができ
るので、装置全体を薄型化することができる。
光及び第2出射光をベース基板に平行とすることができ
るので、装置全体を薄型化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係るCDプレーヤ等の光ピックアップ装置40の構成
を示す図、図2は光ピックアップ装置40に組込まれた
発光受光モジュール(光半導体装置)50を示す斜視
図、図3は図2におけるX−X線で示す位置で切断した
発光受光モジュール50の断面図である。
に係るCDプレーヤ等の光ピックアップ装置40の構成
を示す図、図2は光ピックアップ装置40に組込まれた
発光受光モジュール(光半導体装置)50を示す斜視
図、図3は図2におけるX−X線で示す位置で切断した
発光受光モジュール50の断面図である。
【0022】光ピックアップ装置40は、筐体40aを
備え、その内部にディスク部41と、ピックアップ部4
2とを備えている。ピックアップ部42は、発光受光モ
ジュール(光半導体装置)50と、ホログラム素子43
と、コリメートレンズ44と、平面ミラー45と、対物
レンズ46とを備えている。なお、図7中41aはCD
等の記録媒体、47は光路を示している。
備え、その内部にディスク部41と、ピックアップ部4
2とを備えている。ピックアップ部42は、発光受光モ
ジュール(光半導体装置)50と、ホログラム素子43
と、コリメートレンズ44と、平面ミラー45と、対物
レンズ46とを備えている。なお、図7中41aはCD
等の記録媒体、47は光路を示している。
【0023】発光受光モジュール50は、図2に示すよ
うに、シリコン等の単結晶で形成されたベース基板51
上に発光素子52、信号検出用受光素子53および出力
検出用受光素子54が搭載されている。発光素子52の
前端面からレーザ光(第1の出射光)Lが出射され記録
媒体41aに導かれている。発光素子52の後端面から
強度をモニターするレーザ光(第2の出射光)L′が出
射され、発光素子52の後隣りにその上面が発光素子5
2の発光点よりわずかに低くなるように設置された出力
検出用受光素子54の上面に入射している。信号検出用
受光素子53上には、図3に示すように、記録媒体41
aからの反射光Rが信号検出用受光素子53の光検知領
域53aに入射するように位置を調整してマイクロミラ
ー55が固定されている。
うに、シリコン等の単結晶で形成されたベース基板51
上に発光素子52、信号検出用受光素子53および出力
検出用受光素子54が搭載されている。発光素子52の
前端面からレーザ光(第1の出射光)Lが出射され記録
媒体41aに導かれている。発光素子52の後端面から
強度をモニターするレーザ光(第2の出射光)L′が出
射され、発光素子52の後隣りにその上面が発光素子5
2の発光点よりわずかに低くなるように設置された出力
検出用受光素子54の上面に入射している。信号検出用
受光素子53上には、図3に示すように、記録媒体41
aからの反射光Rが信号検出用受光素子53の光検知領
域53aに入射するように位置を調整してマイクロミラ
ー55が固定されている。
【0024】なお、マイクロミラー55は、図4の
(a)〜(f)に示す工程で形成される。すなわち、図
4の(a)に示すように、シリコンウエハ60上に酸化
膜(SiO2 )61を形成し、さらにその上にレジス
ト62をパターン形成する。次に、図4の(b)に示す
ように、レジスト62をマスクとしてフッ化アンモニウ
ム等で酸化膜61をエッチングする。さらに、図4の
(c)に示すように、酸化膜61をエッチングマスクと
して、水酸化カリウム等でシリコンを異方性エッチング
する。
(a)〜(f)に示す工程で形成される。すなわち、図
4の(a)に示すように、シリコンウエハ60上に酸化
膜(SiO2 )61を形成し、さらにその上にレジス
ト62をパターン形成する。次に、図4の(b)に示す
ように、レジスト62をマスクとしてフッ化アンモニウ
ム等で酸化膜61をエッチングする。さらに、図4の
(c)に示すように、酸化膜61をエッチングマスクと
して、水酸化カリウム等でシリコンを異方性エッチング
する。
【0025】次に、図4の(d)に示すように、ダイシ
ングして必要部分を切り出す。そして、図4の(e)に
示すように、斜面に金等を蒸着して反射膜を形成しミラ
ーにし、図4の(f)に示すように完成させる。
ングして必要部分を切り出す。そして、図4の(e)に
示すように、斜面に金等を蒸着して反射膜を形成しミラ
ーにし、図4の(f)に示すように完成させる。
【0026】このように、マイクロミラー55はシリコ
ンウエハ60を異方性エッチングすることにより高精度
に、かつ、大量に製作することができる。また、ミラー
面55aにはレーザ光Rの反射率を高めるために金、ニ
ッケル、白金等の金属膜を蒸着してある。なお、マイク
ロミラー55の設置角度は45度に限らず、入射光Rが
光検知領域53aに入射するようにマイクロミラー55
の位置が調整できる範囲であれば構わない。しかし、信
号検出用受光素子53の感度を低下させないためには信
号検出用受光素子53への入射角は60度以上が望まし
い。
ンウエハ60を異方性エッチングすることにより高精度
に、かつ、大量に製作することができる。また、ミラー
面55aにはレーザ光Rの反射率を高めるために金、ニ
ッケル、白金等の金属膜を蒸着してある。なお、マイク
ロミラー55の設置角度は45度に限らず、入射光Rが
光検知領域53aに入射するようにマイクロミラー55
の位置が調整できる範囲であれば構わない。しかし、信
号検出用受光素子53の感度を低下させないためには信
号検出用受光素子53への入射角は60度以上が望まし
い。
【0027】このように構成された光ピックアップ装置
40では、次のようにして記録媒体41aへの記録・再
生を行う。すなわち、レーザダイオード53からはレー
ザ光L,L′が出射される。前方出射光Lはホログラム
素子43、コリメータレンズ44、平面ミラー45、対
物レンズ46を介して記録媒体41aに照射される。記
録媒体41a上で反射した反射光は、光路47を逆に進
み、ホログラム素子43で回折され発光受光モジュール
50に入射する。発光受光モジュール50内に入射した
入射光Rは、マイクロミラー55のミラー面55aに反
射し、信号検出用フォトダイオード53に入射し、信号
として検出される。一方、レーザ光L′は直接モニタ用
フォトダイオード54に入射しレーザダイオード52の
出力がモニタされる。
40では、次のようにして記録媒体41aへの記録・再
生を行う。すなわち、レーザダイオード53からはレー
ザ光L,L′が出射される。前方出射光Lはホログラム
素子43、コリメータレンズ44、平面ミラー45、対
物レンズ46を介して記録媒体41aに照射される。記
録媒体41a上で反射した反射光は、光路47を逆に進
み、ホログラム素子43で回折され発光受光モジュール
50に入射する。発光受光モジュール50内に入射した
入射光Rは、マイクロミラー55のミラー面55aに反
射し、信号検出用フォトダイオード53に入射し、信号
として検出される。一方、レーザ光L′は直接モニタ用
フォトダイオード54に入射しレーザダイオード52の
出力がモニタされる。
【0028】上述したように、本実施の形態に係る光ピ
ックアップ装置40では、発光素子52から出射された
レーザ光Lが信号検出用受光素子53に至る直前でマイ
クロミラー55で反射するように配置することで、発光
素子52と信号検出用受光素子53の主面が互いに平行
になるように配置することができる。これに伴い、レー
ザ光L,L′、反射光Rの方向をベース基板51に対し
平行とし、さらに、発光素子52、信号検出用受光素子
53、出力検出用受光素子54のチップの各端面の向き
がベース基板51と平行となるので、発光受光モジュー
ル50の厚さが、ベース基板51、信号検出用受光素子
53、マイクロミラー55の厚さの合計にパッケージを
加えた厚さとなり、小型化、特に薄型化を達成すること
ができる。
ックアップ装置40では、発光素子52から出射された
レーザ光Lが信号検出用受光素子53に至る直前でマイ
クロミラー55で反射するように配置することで、発光
素子52と信号検出用受光素子53の主面が互いに平行
になるように配置することができる。これに伴い、レー
ザ光L,L′、反射光Rの方向をベース基板51に対し
平行とし、さらに、発光素子52、信号検出用受光素子
53、出力検出用受光素子54のチップの各端面の向き
がベース基板51と平行となるので、発光受光モジュー
ル50の厚さが、ベース基板51、信号検出用受光素子
53、マイクロミラー55の厚さの合計にパッケージを
加えた厚さとなり、小型化、特に薄型化を達成すること
ができる。
【0029】また、構造が単純なため、パッケージのコ
ストが安くできるとともに、組立工程が単純で製造性が
良い、歩留まりが高いというメリットもある。さらに、
マイクロミラー55の構造が単純で製造し易い、量産に
適している等の効果がある。
ストが安くできるとともに、組立工程が単純で製造性が
良い、歩留まりが高いというメリットもある。さらに、
マイクロミラー55の構造が単純で製造し易い、量産に
適している等の効果がある。
【0030】図5は本発明の第2の実施の形態に係る発
光受光モジュール70を示す断面図である。なお。この
図において図2及び図3と同一機能部分には同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。
光受光モジュール70を示す断面図である。なお。この
図において図2及び図3と同一機能部分には同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。
【0031】発光受光モジュール70では、ベース基板
51の上面に信号検出用受光素子53およびマイクロミ
ラー55を搭載し、下面に発光素子52および出力検出
用受光素子54を搭載している。これにより設置面積を
小さくすることができ、更に小型化を図ることができ
る。また、信号検出用受光素子53底面をベース基板と
して用い、ベース基板を省略することもできる。
51の上面に信号検出用受光素子53およびマイクロミ
ラー55を搭載し、下面に発光素子52および出力検出
用受光素子54を搭載している。これにより設置面積を
小さくすることができ、更に小型化を図ることができ
る。また、信号検出用受光素子53底面をベース基板と
して用い、ベース基板を省略することもできる。
【0032】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、発光素子、出力検出用
受光素子、信号検出用受光素子の各主面をベース基板に
対して平行とすることができるので、装置全体を薄型化
することができる。
受光素子、信号検出用受光素子の各主面をベース基板に
対して平行とすることができるので、装置全体を薄型化
することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光半導体装置
が組込まれた光ピックアップ装置の構成を示す図。
が組込まれた光ピックアップ装置の構成を示す図。
【図2】同装置に組込まれた発光受光モジュールを示す
斜視図。
斜視図。
【図3】同発光受光モジュールを図2におけるX−X線
で切断し矢印方向に見た断面図。
で切断し矢印方向に見た断面図。
【図4】同発光受光モジュールに組込まれたマイクロミ
ラーの形成工程を示す説明図。
ラーの形成工程を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る光半導体装置
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図6】従来の光半導体装置が組込まれた光ピックアッ
プ装置の構成を示す図。
プ装置の構成を示す図。
【図7】同光ピックアップ装置に組込まれた発光受光モ
ジュールの一例を示す側面図。
ジュールの一例を示す側面図。
【図8】同光ピックアップ装置に組込まれた発光受光モ
ジュールの別の例を示す側面図。
ジュールの別の例を示す側面図。
【符号の説明】 40…光ピックアップ装置 41…ディスク部 41a…記録媒体 42…ピックアップ部 50…発光受光モジュール(光半導体装置) 51…ベース基板 52…発光素子 53…信号検出用受光素子 53a…光検知領域(受光面) 54…出力検出用受光素子 55…マイクロミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA02 AA03 AA38 BA01 CA09 DA01 DA05 EA02 EA03 EC24 FA05 FA28 JA14 JA57 LB07 5F073 BA05 EA29 FA02 FA13 FA30 5F088 BA15 BB10 EA09 JA03 JA11
Claims (5)
- 【請求項1】ベース基板と、 このベース基板上に設けられ、前記ベース基板に対し平
行に、かつ、互いに異なる方向への第1出射光及び第2
出射光を出射する発光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、前記第2出射光を受光す
る出力検出用受光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、その受光面が前記ベース
基板と平行に配置された信号検出用受光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、入射する入射光を前記信
号検出用受光素子の受光面に反射させるミラーとを備え
ていることを特徴とする光半導体装置。 - 【請求項2】前記入射光は前記ベース基板に対し平行に
入射することを特徴とする請求項1に記載の光半導体装
置。 - 【請求項3】前記信号検出用受光素子は、前記ベース基
板の表面側に設けられ、 前記発光素子及び前記出力検出用受光素子は、前記ベー
ス基板の裏面側に設けられていることを特徴とする請求
項1に記載の光半導体装置。 - 【請求項4】前記ミラーは前記受光素子の上に設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装
置。 - 【請求項5】光半導体装置から出射された第1の出射光
を光記録媒体に照射し、その反射光を前記光半導体装置
で検知し、前記光記録媒体に情報を記録、読み出しを行
う光ピックアップ装置において、 前記光半導体装置は、ベース基板と、 このベース基板上に設けられ、前記ベース基板に対し平
行な前記第1出射光及び前記ベース基板に対し平行、か
つ、前記第1の出射光に対し異なる方向への第2出射光
を出射する発光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、前記第2出射光を受光す
る出力検出用受光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、その受光面が前記ベース
基板と平行に配置された信号検出用受光素子と、 前記ベース基板上に設けられ、前記反射光を前記信号検
出用受光素子の受光面に反射させるミラーとを備えてい
ることを特徴とする光半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317830A JP2000149311A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 光半導体装置及び光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317830A JP2000149311A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 光半導体装置及び光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149311A true JP2000149311A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18092533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10317830A Pending JP2000149311A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 光半導体装置及び光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000149311A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003303975A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-24 | Opnext Japan Inc | モニタ用フォトダイオード付光モジュール。 |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP10317830A patent/JP2000149311A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003303975A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-24 | Opnext Japan Inc | モニタ用フォトダイオード付光モジュール。 |
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