JP2000147822A - プリント用及び複写用紙積層フイルム - Google Patents
プリント用及び複写用紙積層フイルムInfo
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- JP2000147822A JP2000147822A JP10315232A JP31523298A JP2000147822A JP 2000147822 A JP2000147822 A JP 2000147822A JP 10315232 A JP10315232 A JP 10315232A JP 31523298 A JP31523298 A JP 31523298A JP 2000147822 A JP2000147822 A JP 2000147822A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリント又は複写後も合成樹脂フイルムの平
面性を維持でき、また、透明合成樹脂フイルムのプリン
ト又は複写もできる、安価で量産できるプリント用及び
複写用紙積層フイルムを提供する。 【解決手段】 薄合成樹脂フイルム10と、のり薄膜2
0を、30ミリメートル乃至150ミリメートルの間隔
をあけて、点状に薄紙30に塗布したものとを重ね合わ
せて接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹
脂フイルム10から前記のり薄膜20及び薄紙30を剥
離して使用するもの。
面性を維持でき、また、透明合成樹脂フイルムのプリン
ト又は複写もできる、安価で量産できるプリント用及び
複写用紙積層フイルムを提供する。 【解決手段】 薄合成樹脂フイルム10と、のり薄膜2
0を、30ミリメートル乃至150ミリメートルの間隔
をあけて、点状に薄紙30に塗布したものとを重ね合わ
せて接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹
脂フイルム10から前記のり薄膜20及び薄紙30を剥
離して使用するもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント用又は複
写用に使用される合成樹脂フイルムに関する。
写用に使用される合成樹脂フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント用又は複写用合成樹脂フイルム
のうち、特に透明フイルムは、オーバーヘッドプロジエ
クター用(以下、OHP用と略す。)等に多量に消費さ
れているが、透明フイルムのため、プリント又は複写し
ようとしても、プリンターや複写機のセンサーが働かな
い。このため、透明フイルムの前端に着色細巾ラインの
加工を施したり、特公平4−20182号公報記載のよ
うに、透明フイルムの前端と薄紙前端とを糊付けして重
ね合わせたりして透明フイルムのプリント又は複写を行
つていたが、前者はフイルム加工代が高くつき、後者は
量産が困難であった。また、透明フイルムだけではなく
不透明又は着色フイルムの場合を含めて、合成樹脂フイ
ルムは、プリンターの印刷温度又は複写機の転写温度が
約160℃〜約250℃となるため、合成樹脂フイルム
の耐熱使用温度約70℃〜約150℃を越える場合が多
く、そのため、合成樹脂フイルムは伸びて、プリント後
又は複写後湾曲し、OHP用その他の使用に支障を来す
場合が多い。本発明者は、一般に、合成樹脂フイルム
は、熱収縮性フイルムを除いて、加熱により伸びて湾曲
し、また、紙は、水分の除去により縮んで湾曲する物性
を合わせることにより、プリント又は複写後も平面性を
維持できるプリント用又は複写用の合成樹脂フイルムを
見出して本発明を完成した。
のうち、特に透明フイルムは、オーバーヘッドプロジエ
クター用(以下、OHP用と略す。)等に多量に消費さ
れているが、透明フイルムのため、プリント又は複写し
ようとしても、プリンターや複写機のセンサーが働かな
い。このため、透明フイルムの前端に着色細巾ラインの
加工を施したり、特公平4−20182号公報記載のよ
うに、透明フイルムの前端と薄紙前端とを糊付けして重
ね合わせたりして透明フイルムのプリント又は複写を行
つていたが、前者はフイルム加工代が高くつき、後者は
量産が困難であった。また、透明フイルムだけではなく
不透明又は着色フイルムの場合を含めて、合成樹脂フイ
ルムは、プリンターの印刷温度又は複写機の転写温度が
約160℃〜約250℃となるため、合成樹脂フイルム
の耐熱使用温度約70℃〜約150℃を越える場合が多
く、そのため、合成樹脂フイルムは伸びて、プリント後
又は複写後湾曲し、OHP用その他の使用に支障を来す
場合が多い。本発明者は、一般に、合成樹脂フイルム
は、熱収縮性フイルムを除いて、加熱により伸びて湾曲
し、また、紙は、水分の除去により縮んで湾曲する物性
を合わせることにより、プリント又は複写後も平面性を
維持できるプリント用又は複写用の合成樹脂フイルムを
見出して本発明を完成した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プリント又
は複写後も合成樹脂フイルムの平面性を維持できるプリ
ント用及び複写用紙積層フイルムを提供するものであ
る。また、本発明は、透明合成樹脂フイルムをプリント
又は複写できるようにしたプリント用及び複写用紙積層
フイルムを提供するものである。更に、本発明は、量産
して安く製造できるプリント用及び複写用紙積層フイル
ムを提供するものである。
は複写後も合成樹脂フイルムの平面性を維持できるプリ
ント用及び複写用紙積層フイルムを提供するものであ
る。また、本発明は、透明合成樹脂フイルムをプリント
又は複写できるようにしたプリント用及び複写用紙積層
フイルムを提供するものである。更に、本発明は、量産
して安く製造できるプリント用及び複写用紙積層フイル
ムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明プリント用及び複
写用紙積層フイルムは、上記課題を達成するため、図示
すように、薄合成樹脂フイルム10と、のり薄膜20
を、30ミリメートル乃至150ミリメートルの間隔を
あけて、点状に薄紙30に塗布したものとを重ね合わせ
接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹脂フ
イルム10から前記のり薄膜20及び前記薄紙30を剥
離して使用するものである。また、本発明プリント用及
び複写用紙積層フイルムは、上記課題を達成するため、
図示するように、裏面にシリコン等の剥離剤塗布面40
Bを設けた薄合成樹脂フイルム10Bと、表面にのり薄
膜20Bを、30ミリメートル乃至150ミリメートル
の間隔をあけて、点状に塗布した薄紙30Bとを重ね合
わせ接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹
脂フイルム10Bから前記のり薄膜20B及び前記薄紙
30Bを剥離して使用するものである。
写用紙積層フイルムは、上記課題を達成するため、図示
すように、薄合成樹脂フイルム10と、のり薄膜20
を、30ミリメートル乃至150ミリメートルの間隔を
あけて、点状に薄紙30に塗布したものとを重ね合わせ
接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹脂フ
イルム10から前記のり薄膜20及び前記薄紙30を剥
離して使用するものである。また、本発明プリント用及
び複写用紙積層フイルムは、上記課題を達成するため、
図示するように、裏面にシリコン等の剥離剤塗布面40
Bを設けた薄合成樹脂フイルム10Bと、表面にのり薄
膜20Bを、30ミリメートル乃至150ミリメートル
の間隔をあけて、点状に塗布した薄紙30Bとを重ね合
わせ接着してなり、プリント又は複写後、前記薄合成樹
脂フイルム10Bから前記のり薄膜20B及び前記薄紙
30Bを剥離して使用するものである。
【0005】本発明において、薄合成樹脂フイルムは、
通常厚み50ミクロン〜150ミクロンの間から選ばれ
る、ポリエステル、ポリプロピレン、アセテートセルロ
ース、ポリ塩化ビニル等の公知のフイルムである。薄紙
は、通常の紙質の洋紙又は和紙で、その厚みは、14g
/平方メートル〜80g/平方メートル のものが好ま
しい。のりは、公知のものがすべて使用でき、その膜厚
は、2〜5ミクロンが好ましい。また、のりの塗布面積
は直径1〜5ミリメートルが好ましい。のりの塗布は通
常グラビアロールが使用される。のり薄膜の間隔が30
ミリメートル以下の場合は、薄合成樹脂フイルムに凸面
が生じやすく、150ミリメートル以上の場合は、印刷
中又は複写中に薄合成樹脂フイルムと薄紙とが剥離しや
すい。のり剥離剤塗布面は、シリコン等の公知の剥離剤
が使用される。
通常厚み50ミクロン〜150ミクロンの間から選ばれ
る、ポリエステル、ポリプロピレン、アセテートセルロ
ース、ポリ塩化ビニル等の公知のフイルムである。薄紙
は、通常の紙質の洋紙又は和紙で、その厚みは、14g
/平方メートル〜80g/平方メートル のものが好ま
しい。のりは、公知のものがすべて使用でき、その膜厚
は、2〜5ミクロンが好ましい。また、のりの塗布面積
は直径1〜5ミリメートルが好ましい。のりの塗布は通
常グラビアロールが使用される。のり薄膜の間隔が30
ミリメートル以下の場合は、薄合成樹脂フイルムに凸面
が生じやすく、150ミリメートル以上の場合は、印刷
中又は複写中に薄合成樹脂フイルムと薄紙とが剥離しや
すい。のり剥離剤塗布面は、シリコン等の公知の剥離剤
が使用される。
【0006】
【発明の実施の形態1】本発明の実施の形態が図1及び
図2に示されている。本実施例のプリント用及び複写用
紙積層フイルムは、厚み75ミクロンの透明ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム(以下、PETフイルムとい
う。)10と、厚み80g/平方メートル の上質紙3
0の表面に40ミリメートル間隔で、厚み約3ミクロ
ン、直径約2ミリメートルののり薄膜20を塗布したも
のとを重ね合わせて接着したものである。従つて、本発
明フイルムをプリンター又は複写機に入れてプリント又
は複写したのち、PETフイルム10を、のり20及び
紙30から剥離すると、平面性を維持したフイルム10
が得られる。
図2に示されている。本実施例のプリント用及び複写用
紙積層フイルムは、厚み75ミクロンの透明ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム(以下、PETフイルムとい
う。)10と、厚み80g/平方メートル の上質紙3
0の表面に40ミリメートル間隔で、厚み約3ミクロ
ン、直径約2ミリメートルののり薄膜20を塗布したも
のとを重ね合わせて接着したものである。従つて、本発
明フイルムをプリンター又は複写機に入れてプリント又
は複写したのち、PETフイルム10を、のり20及び
紙30から剥離すると、平面性を維持したフイルム10
が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態2】本発明の別の実施の形態が図3
に示されている。本発明実施例のプリント用及び複写用
紙積層フイルムは、裏面にシリコン剥離剤塗布面40B
を設けた厚み100ミクロンの透明ポリ塩化ビニルフイ
ルム10Bと、厚み60g/平方メートル の上質紙3
0Bに、60ミリメートル間隔で、厚み約4ミクロン、
直径約4ミリメートルののり薄膜20Bを塗布して、フ
イルム10Bと紙30Bとを重ね合わせて接着したもの
である。従つて、本発明フイルムをプリンター又は複写
機に入れてプリント又は複写したのち、フイルム10B
を、のり20B及び紙30Bから剥離すると、平面性を
維持したフイルム10Bが得られる。
に示されている。本発明実施例のプリント用及び複写用
紙積層フイルムは、裏面にシリコン剥離剤塗布面40B
を設けた厚み100ミクロンの透明ポリ塩化ビニルフイ
ルム10Bと、厚み60g/平方メートル の上質紙3
0Bに、60ミリメートル間隔で、厚み約4ミクロン、
直径約4ミリメートルののり薄膜20Bを塗布して、フ
イルム10Bと紙30Bとを重ね合わせて接着したもの
である。従つて、本発明フイルムをプリンター又は複写
機に入れてプリント又は複写したのち、フイルム10B
を、のり20B及び紙30Bから剥離すると、平面性を
維持したフイルム10Bが得られる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、プリンター又は複写機
を通しても、湾曲しない合成樹脂フイルムが得られ、ま
た、透明合成樹脂フイルムは、プリンター又は複写機で
プリント又は複写できる。更に、本発明品は、量産して
安価に提供できる紙積層フイルムが得られることになっ
た。
を通しても、湾曲しない合成樹脂フイルムが得られ、ま
た、透明合成樹脂フイルムは、プリンター又は複写機で
プリント又は複写できる。更に、本発明品は、量産して
安価に提供できる紙積層フイルムが得られることになっ
た。
【図1】本発明の実施の形態を示す拡大断面説明図であ
る。
る。
【図2】図1を平面的にみた説明図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す拡大断面説明図
である。
である。
10、10B 薄合成樹脂フイルム 20、20B のり薄膜 30、30B 薄紙 40B のり剥離剤塗布面
Claims (2)
- 【請求項1】 薄合成樹脂フイルムと、のり薄膜を、3
0ミリメートル乃至150ミリメートルの間隔をあけ
て、点状に薄紙に塗布したものとを重ね合わせ接着して
なり、プリント又は複写後、前記薄合成樹脂フイルムか
ら前記のり薄膜及び前記薄紙を剥離して使用することを
特徴としたプリント用及び複写用紙積層フイルム。 - 【請求項2】 裏面にシリコン等の剥離剤塗布面を設け
た薄合成樹脂フイルムと、表面にのり薄膜を、30ミリ
メートル乃至150ミリメートルの間隔をあけて、点状
に塗布した薄紙とを重ね合わせ接着してなり、プリント
又は複写後、前記薄合成樹脂フイルムから前記のり薄膜
及び前記薄紙を剥離して使用することを特徴としたプリ
ント用及び複写用紙積層フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315232A JP2000147822A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | プリント用及び複写用紙積層フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315232A JP2000147822A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | プリント用及び複写用紙積層フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000147822A true JP2000147822A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18062985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10315232A Pending JP2000147822A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | プリント用及び複写用紙積層フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000147822A (ja) |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP10315232A patent/JP2000147822A/ja active Pending
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