JP2000147356A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JP2000147356A
JP2000147356A JP10323863A JP32386398A JP2000147356A JP 2000147356 A JP2000147356 A JP 2000147356A JP 10323863 A JP10323863 A JP 10323863A JP 32386398 A JP32386398 A JP 32386398A JP 2000147356 A JP2000147356 A JP 2000147356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear member
lead screw
regulating
rotation
driving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10323863A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Higuchi
達治 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10323863A priority Critical patent/JP2000147356A/ja
Publication of JP2000147356A publication Critical patent/JP2000147356A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動部材の移動量を規制し高い移動精度を確保
する駆動装置を提供する。 【解決手段】駆動源2と、駆動源により回転するギアー
部材4と、ギアー部材を介して回転するリードスクリュ
ー5と、リードスクリューに螺合するナット部8を有し
リードスクリューの回転に応じその回転軸と略平行方向
に移動可能な移動部材と、リードスクリューを所定回転
量に制限する制限手段とを具備し、この制限手段をギア
ー部材に噛合しその回転に応じて回転する第1の規制ギ
アー部材11と、ギアー部材に噛合しその回転に応じて
回転し回転中心が第1の規制ギアー部材の回転中心と略
同一で第1の規制ギアー部材の歯数と異なる第2の規制
ギアー部材12と、両規制ギアー部材がギアー部材の回
転に応じて回転し生じる両規制ギアー間の相対的な位相
のずれをリードスクリューの所定回転量以内に規制する
位相規制手段とにより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動装置、詳し
くはカメラ等の装置において、駆動モータ等の駆動源に
よる回転駆動力を用いてレンズ鏡枠等の移動部材を所定
の方向に所定の範囲以内で移動させるための駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影用のフイルム等(以
下、銀塩フイルム等という)を使用して写真撮影を行な
う写真撮影装置(以下、銀塩カメラという)や、光電変
換素子等の撮像素子を利用して電気信号からなる画像を
取得する電子スチルカメラ等の電子的撮像装置(以下、
電子カメラという)等、または動画像等を電気的な信号
として取得する、いわゆるビデオカメラ等の各種の装置
(以下、これらを総称してカメラ等という)において
は、撮影光学系等を保持するレンズ鏡枠等の移動部材を
所定の方向(光軸方向)に所定の移動量だけ所定の範囲
内において移動させるようにして、例えば撮影光学系に
よって結像される被写体像の焦点を調節する焦点調節動
作を行なったり、撮影光学系の変倍率を連続的に変更す
るズーム動作等を実現するようにしている。
【0003】そのために従来のカメラ等においては、駆
動モータ等の駆動源の回転駆動力をレンズ鏡枠等の移動
部材に伝達し、これを所定の方向(光軸方向)に所定の
移動量で所定の範囲内を移動させるようにするための駆
動装置が具備されている。
【0004】このような駆動装置においては、移動させ
るべき移動部材の移動量を確実に規制して、同移動部材
の移動範囲を所定の範囲以内とするようにする必要があ
る。このことは、例えば移動部材の所定の移動範囲の両
端部分近傍において、移動部材がこれを支持する支持部
材から脱落したり、他の固定部材等に衝突したり干渉し
てしまう等の事故を防ぐために必要な措置である。
【0005】そこで、所定の移動部材の移動範囲を所定
の範囲以内となるように規制するためには、所定の移動
部材の移動量を確実に規制すると共に、その移動範囲の
両端部近傍において、移動部材の移動を確実に制止させ
るように構成する必要がある。このように駆動装置によ
り移動される移動部材の移動量を規制するための手段に
ついては、従来より種々の提案がなされている。
【0006】例えば本出願人は、先に特願平9−244
375号によって、カメラ等の光学機器等の駆動装置に
おけるレンズ鏡枠等(移動部材)の移動量を規制する技
術手段についての提案を行なっている。
【0007】ここで、上記特願平9−244375号に
よって提案した駆動装置について、図8により簡単に説
明する。図8は、上記特願平9−244375号による
駆動装置を簡単に示す要部断面図である。この駆動装置
は、駆動源としての駆動モータ102と、この駆動モー
タ102の回転軸と同軸に固設したリードスクリュー1
05と、このリードスクリュー105に螺合して同リー
ドスクリュー105の回転に応じてレンズ部107bの
光軸O(図8の矢印X)と略平行な方向に移動するナッ
ト部108と、このナット部108に一体的に形成され
る移動部材としてのレンズ鏡枠等によって構成されてい
る。なお、レンズ鏡枠は、レンズ部107bとこれを支
持する枠部材107aによって構成され、枠部材107
aはナット部108に一体的に形成されている。
【0008】駆動モータ102は、固定部材106に固
設されており、同固定部材106と枠部材107aとの
間には、移動部材の移動を制限する制限手段である緊縮
性の引張ばね110が張架されている。また、駆動モー
タ102の回転軸と同軸に固設されたリードスクリュー
105の基部近傍には、移動部材の移動を制限する制限
手段である押しばね109の一端が固設されており、同
押しばね109は、リードスクリュー105に巻回され
ている。
【0009】そして、ナット部108は、リードスクリ
ュー105と略平行であってレンズ部107bの光軸O
と略平行となるように固定部材106に対して固設され
たガイド部111によって、同方向(矢印X方向)のみ
に移動するようガイドされている。
【0010】このように構成された上記特願平9−24
4375号における駆動装置では、駆動モータ102の
回転駆動力がリードスクリュー105に伝達されると、
これに螺合するナット部108が矢印X方向に移動し、
これによりレンズ鏡枠も同方向に移動するようになって
いる。
【0011】この場合においてナット部108及びレン
ズ鏡枠は、駆動モータ102の基部寄りの端部近傍まで
移動したときには、押しばね109によってその移動量
が規制され、またリードスクリュー105の先端部寄り
の端部近傍まで移動したときには、引張ばね110によ
ってその移動量が規制されるようになっている。これに
よって、ナット部108がリードスクリュー105の両
端部近傍まで移動したときに、ナット部108及びレン
ズ鏡枠からなる移動部材が固定部材106等に衝突した
り干渉してしまったり、またナット部108がリードス
クリュー105の先端部から脱落してしまったりする等
の事故を防止している。
【0012】一方、これとは別に従来の駆動装置におい
て、移動部材の移動量を規制する手段としては、図9・
図10に示すような技術手段も考えられている。図9・
図10は、従来の駆動装置の構成を簡単に示し、図9は
要部側断面図、図10は図9の矢印B方向から見た正面
図である。なお、図10においては、図面の繁雑化を避
けるため、固定部材106b・106aの図示を省略し
ている。
【0013】この例の駆動装置は、駆動源である駆動モ
ータ102と、この駆動モータ102の回転軸と同軸に
固設されたリードスクリュー105と、このリードスク
リュー105に螺合してリードスクリュー105の回転
に応じて図9に示す矢印X方向に移動するナット部10
8等によって構成されている。
【0014】駆動モータ102は、固定部材106aに
固設されている。この駆動モータ102の回転軸と同軸
に固設されたリードスクリュー105の一端部は、固定
部材106aに対向する固定部材106bに回転自在に
軸支されている。
【0015】そして、リードスクリュー105の両端部
近傍の周面上には、このリードスクリュー105の回転
を規制する規制部材であるストッパー105a・105
bが設けられている。また、ナット部108には、スト
ッパー105a・105bに当接することでリードスク
リュー105の回転を規制し、これによってナット部1
08の移動量を規制する被規制部材108aが一体的に
形成されている。
【0016】このように構成されたこの駆動装置では、
駆動モータ102を駆動させると、その回転駆動力は回
転軸を介してリードスクリュー105が移動し、これに
よりナット部108がX方向に移動する。このナット部
108には、例えばレンズ鏡枠等の所定の移動部材が配
置される。
【0017】そして、リードスクリュー105の回転に
伴ってナット部108が所定の方向に移動し、同ナット
部108がリードスクリュー105の一方の端部に到達
すると、ストッパー105a又はストッパー105b
は、ナット部108の被規制部材108aに当接する。
これによってナット部108の移動量が規制されるよう
になる。したがって、リードスクリュー105の両端部
近傍において、ナット部108及びこれに配設される移
動部材等が固定部材106a・106b等に衝突したり
干渉してしまう等の事故を防いでいる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特願平
9−244375号による手段によれば、ナット部10
8の移動量の規制をばね部材、即ち押しばね109及び
引張ばね110によって行なうようにしていることか
ら、ナット部108の固定部材106への衝突や干渉等
や、ナット部108の脱落等の事故を有効に防ぐことが
できるという利点はあるが、その一方で、ナット部10
8の停止位置等を高精度に規制することは困難であるも
のと考えられる。
【0019】一方、図9・図10によって上述した従来
の手段では、リードスクリュー105の回転によってス
トッパー105a・105bを回転させるようにしてい
るために、例えば図11に示すようにナット部108の
被規制部材108aが規制部材105bに対して確実に
当接し、リードスクリュー105の回転が規制されてい
る状態から、ナット部108が図11の矢印X1方向に
移動する方向にリードスクリュー105を一回転させ、
図9に示す状態とした場合において、規制部材105b
と被規制部材108aとが当接していない状態であっ
て、両者が充分離れた状態となっている必要がある。
【0020】つまり、図11の状態からリードスクリュ
ー105を一回転させて移動部材を移動させる際の移動
ピッチ、即ち図9の符号aと図11の符号bとを加算し
た距離(a+b)を充分に大きくとる必要がある。
【0021】このように、図9〜図11によって示す従
来の手段によれば、リードスクリュー105の回転によ
るナット部108の移動ピッチをある程度大きく設定す
る必要があることから、移動部材の移動ピッチをより精
細に設定することができないという問題点がある。
【0022】近年において、カメラ等の小型化への要求
は著しく、また特に電子カメラ等におけるレンズ鏡枠等
では、合焦動作やズーム動作を行なう場合にその移動範
囲がより狭く設定されている上に、高精度な動作が要求
されるので、そのためには、より精細な移動ピッチによ
ってレンズ鏡枠等の移動部材を移動させる必要がある。
上述した従来の手段を用いた場合には、このような種々
の要求に対して充分に対応することができなかった。
【0023】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、所定の方向に所
定の移動範囲内で移動部材を移動させ得る駆動装置にお
いて、所定の範囲内のみで移動するようにその移動量を
確実に規制し、より精細な移動ピッチによって移動部材
を移動させることで、高い移動精度を容易に確保するこ
とのできる駆動装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による駆動装置は、駆動源と、この駆動
源による駆動力で回転するギアー部材と、このギアー部
材を介して回転するリードスクリューと、このリードス
クリューに螺合するナット部を有し、上記リードスクリ
ューの回転に応じて、同リードスクリューの回転軸に対
して略平行となる方向にのみ移動可能に配設される移動
部材と、上記リードスクリューの回転量を所定の回転量
に制限する制限手段とを具備し、上記制限手段は、上記
ギアー部材に噛合し同ギアー部材の回転に応じて回転可
能に配設された第1の規制ギアー部材と、上記ギアー部
材に噛合し同ギアー部材の回転に応じて回転可能に配設
されると共にその回転中心が上記第1の規制ギアー部材
の回転中心と略同一でありかつ上記第1の規制ギアー部
材の歯数とは異なる歯数を有して形成された第2の規制
ギアー部材と、上記第1の規制ギアー部材と上記第2の
規制ギアー部材とが上記ギアー部材の回転に応じて回転
することにより生じる両規制ギアー部材の間の相対的な
位相のずれを、上記リードスクリューの所定の回転量に
相当する範囲以内となるように規制する位相規制手段と
によって構成されていることを特徴とする。
【0025】したがって第1の発明による駆動装置は、
駆動源による駆動力によってギアー部材を回転させる
と、このギアー部材を介してリードスクリューが回転
し、このリードスクリューの回転に応じて、このリード
スクリューの回転軸に対して略平行となる方向に移動部
材が移動する。このとき、第1の規制ギアー部材と第2
の規制ギアー部材と位相規制手段とからなる制限手段
は、第1の規制ギアー部材と第2の規制ギアー部材とが
ギアー部材の回転に応じて回転することにより生じる両
規制ギアー部材の間の相対的な位相のずれをリードスク
リューの所定の回転量に相当する範囲以内となるように
規制して、リードスクリューの回転量を所定の回転量に
制限する。
【0026】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る駆動装置において、上記位相規制手段が、上記第1の
規制ギアー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材のい
ずれか一方に設けられたピン部と、上記第1の規制ギア
ー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材のうち他方に
設けられ、上記ピン部が嵌合すると共に、このピン部の
変位を許容する溝部とによって構成されており、上記溝
部は、上記リードスクリューの所定の回転量に相当する
位相のずれに応じた角度の範囲に形成されていることを
特徴とする。
【0027】したがって、第2の発明による駆動装置に
おける上記位相規制手段は、上記第1の規制ギアー部材
若しくは上記第2の規制ギアー部材のいずれか一方に設
けられたピン部が、上記第1の規制ギアー部材若しくは
上記第2の規制ギアー部材のうち他方に設けられ、この
ピン部の変位を許容する溝部に嵌合し、上記リードスク
リューの所定の回転量に相当する位相のずれに応じた角
度の範囲を移動することにより、上記リードスクリュー
の回転を規制する。
【0028】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よる駆動装置において、上記位相規制手段が、上記第1
の規制ギアー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材の
いずれか一方に設けられたピン部と、このピン部の移動
範囲を制限するように上記第1の規制ギアー部材若しく
は上記第2の規制ギアー部材のうち他方の規制ギアー部
材に設けられた二つのストッパ一部とによって構成され
ており、上記二つのストッパー部は、上記リードスクリ
ューの所定の回転量に相当する位相のずれに応じた角度
の間隔を有して配設されていることを特徴とする。
【0029】したがって、第3の発明による駆動装置に
おける上記位相規制手段は、上記第1の規制ギアー部材
若しくは上記第2の規制ギアー部材のいずれか一方に設
けられたピン部が、このピン部の移動範囲を制限するよ
うに上記第1の規制ギアー部材若しくは上記第2の規制
ギアー部材のうち他方の規制ギアー部材に設けられ、上
記リードスクリューの所定の回転量に相当する位相のず
れに応じた角度の間隔を有して配設された二つのストッ
パ一部の間を移動することにより、上記リードスクリュ
ーの回転を規制する。
【0030】第4の発明は、上記第1の発明又は第2・
第3の発明のいずれかの発明による駆動装置において、
上記ギアー部材が、上記リードスクリューと一体的に形
成されていることを特徴とする。
【0031】したがって、第4の発明による駆動装置
は、上記ギアー部材が、上記リードスクリューと一体的
に回転することにより、上記リードスクリューの回転を
規制する。
【0032】第5の発明は、上記第1の発明又は第2・
第3の発明のいずれかの発明による駆動装置において、
上記第1の規制ギアー部材及び上記第2の規制ギアー部
材は、上記リードスクリューと同軸上に設けられている
と共に、上記第1の規制ギアー部材若しくは上記第2の
規制ギアー部材のいずれか一方が上記リードスクリュー
と一体的に回転するようになされ、上記第1の規制ギア
ー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材のうち他方の
規制ギアー部材は、上記リードスクリューに対して回転
自在となるように構成されていることを特徴とする。
【0033】したがって、第5の発明による駆動装置
は、上記第1の規制ギアー部材若しくは上記第2の規制
ギアー部材のいずれか一方が上記リードスクリューと同
軸上で一体的に回転し、上記第1の規制ギアー部材若し
くは上記第2の規制ギアー部材のうち他方の規制ギアー
部材が、上記リードスクリューと同軸上で同リードスク
リューに対して回転自在に回転する。これにより第1の
規制ギアー部材と第2の規制ギアー部材とが回転する際
に両規制ギアーの間に相対的に位相のずれが生じる。こ
れによりリードスクリューと同軸上に一体的に回転する
一方の規制ギアーがリードスクリューの回転を規制す
る。
【0034】第6の発明は、上記第1の発明又は第2・
第3・第4・第5の発明のいずれかの発明による駆動装
置において、同駆動装置は、カメラの内部に搭載される
ものであって、上記移動部材は、上記カメラのレンズ鏡
枠を移動させるように構成されていることを特徴とす
る。
【0035】したがって、第6の発明による駆動装置
は、位相規制手段がリードスクリューの回転を規制する
ことで、カメラの移動部材であるレンズ鏡枠を所定の方
向に所定の範囲内でのみ移動させる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2は、本発明の第1の実施
形態の駆動装置の概略構成を示し、図1は側断面図、図
2は図1の矢印A方向から見た正面図である。
【0037】本実施形態の駆動装置1は、駆動源として
の駆動モータ2と、この駆動モータ2の回転軸3と、こ
の回転軸3に同軸上に固設されたリードスクリュー5
と、このリードスクリュー5の一端部に一体的に形成さ
れた幅広の平歯車からなるギアー部材4と、このリード
スクリュー5に螺合するナット部8と一体的に形成さ
れ、リードスクリュー5の回転に応じて回転軸3に対し
て略平行となる方向(図1の矢印X方向)にのみ移動す
るよう配設された移動部材であるレンズ鏡枠9と、ギア
ー部材4に噛合する二つの平歯車等からなり、リードス
クリュー5を所定の回転量以内に制限する制限手段の一
部を構成する位相規制手段等によって構成されている。
【0038】駆動モータ2は、固定部材(図示せず)に
固設されており、この駆動モータ2の回転軸3の同軸上
に固設されているリードスクリュー5の一端部7は、固
定部材6に対して回転自在に軸支されている。なお、図
面の繁雑化を避けるために、図2では、固定部材6の図
示を省略している。
【0039】また、レンズ鏡枠9は、レンズ部10とこ
れを支持する枠部材及びこの枠部材と一体的に形成され
るナット部8によって構成された移動部材であって、ナ
ット部8は、上述したようにリードスクリュー5に螺合
している。
【0040】位相規制手段は、制限手段の一部を構成す
るギアー部材4に噛合して、ギアー部材4の回転に応じ
て回転する二つの平歯車からなる二つの規制ギアー部
材、即ち第1の規制ギアー11及び第2の規制ギアー1
2と、両規制ギアー11・12を軸支する軸部材13等
によって構成されている。両規制ギアー11・12は、
それぞれの回転中心が略同一となるように軸部材13に
よって軸支されており、また両規制ギアー11・12の
間には、若干の隙間が設けられて、互いに重なり合うよ
うな形態で配置されている。
【0041】軸部材13は、固定部材(図示せず)に対
して回動自在に軸支されており、第1の規制ギアー11
は、軸部材13の一端部近傍に回動自在(?)に軸支さ
れている。また、第1の規制ギアー11とギアー部材4
とは、互いに同一の回転数で回転するように両者の歯数
を同一に設定されている。そして、第2の規制ギアー1
2は、軸部材13に対して回動自在(?)に軸支されて
おり、第1の規制ギアー11に対してわずかに異なる歯
数に設定されている。
【0042】また、第1の規制ギアー11には、図2・
図3に示すように第2の規制ギアー12と対向する面の
所定の位置にピン部11a(以下、ピン11aと略記す
る)が突設されている。第2の規制ギアー12側には、
所定の位置にピン11aが嵌合し、このピン11aの変
位を許容する溝部12aが穿設されている。この溝部1
2aは、後述するようにリードスクリュー5の所定の回
転量に相当する範囲となるように設定されている。
【0043】つまり、第1の規制ギアー11に設けられ
たピン11a及び第2の規制ギアー12に設けられた溝
部12aは、リードスクリュー5の回転量を規制する位
相規制手段の役目をするものである。なお、図3は第1
の規制ギアー11及び第2の規制ギアー12のみを取り
出して示す要部拡大斜視図であって、ピン11aを図示
するために、第1の規制ギアー11の一部を破砕して示
すものである。
【0044】このように構成された本実施形態の駆動装
置1による作用は、以下に示す通りである。まず駆動モ
ータ2を駆動させると、その回転駆動力は、回転軸3を
介してギアー部材4及びリードスクリュー5に伝達され
る。これにより、リードスクリュー5に螺合するナット
部8が図1の矢印X方向に移動する。なお、駆動モータ
2は正逆方向に回転し得るものであるので、リードスク
リュー5上を往復することができるようになっている。
【0045】また、図1において二点鎖線で示されるナ
ット部8は、同ナット部8がリードスクリュー5の一方
の端部8aにある状態及び同リードスクリュー5の他方
の端部8bにある状態をそれぞれ示している。
【0046】このようにナット部8が図1の矢印X方向
に移動することによって、同ナット部8に一体的に形成
されたレンズ鏡枠9は、同様に矢印X方向に移動する。
なお、この矢印X方向は、レンズ部10の光軸Oに略平
行となるように設定されている。
【0047】一方、上述したように駆動モータ2を駆動
させると、ギアー部材4及びリードスクリュー5が回転
することになるが、これによりギアー部材4の回転に応
じて第1の規制ギアー11及び第2の規制ギアー12も
回転する。
【0048】このとき、第1の規制ギアー11及び第2
の規制ギアー12の間には、歯数の相違によって相対的
な位相のずれが生じる。つまり、リードスクリュー5及
びギアー部材4の回転に応じて第1の規制ギアー11及
び第2の規制ギアー12が回転すると、両規制ギアー1
1・12のうち一方の規制ギアーは、他方の規制ギアー
よりも若干少ない回転数で回転することになる。これに
より両規制ギアー11・12が所定量だけ回転すると、
両規制ギアー11・12の間には位相のずれが生じる。
【0049】ここで、第2の規制ギアー12には、溝部
12aが設けられているので、リードスクリュー5及び
ギアー部材4が回転すると、ある時点においてピン11
aが溝部12aの一端部に当接する。すると、これによ
ってリードスクリュー5及びギアー部材4の回転は規制
されることになる。
【0050】このときの作用について、さらに詳しく説
明する。図4は、本駆動装置1における第1の規制ギア
ー11及び第2の規制ギアー12とこれらに配設される
位相規制手段のみ取り出して示す要部拡大図であって、
第1の規制ギアー11と第2の規制ギアー12との間に
生じる位相のずれを利用して、ギアー部材4及びリード
スクリュー5の回転量を規制する際の作用を説明する図
である。
【0051】まず、第1の規制ギアー11及び第2の規
制ギアー12が、例えば図4に示す矢印R1方向に回転
すると、両規制ギアー11・12の間には相対的に位相
のずれが生じ、ある時点でピン11aが溝部12aの一
端部12bに当接する(図4において二点鎖線で示すピ
ン11a参照)。このときナット部8は、リードスクリ
ュー5の端部(例えば図1の符号8aの位置)にある。
これによりリードスクリュー5の回転が規制されると共
に、ナット部8の移動が制限される。
【0052】同様に、第1及び第2の規制ギアー11・
12が、例えば図4に示す矢印R2方向に回転した場合
において、ピン11aが溝部12aの他端部12cに当
接すると、ナット部8は、リードスクリュー5の他方の
端部(例えば図1の符号8bの位置)で、その移動が制
限される。
【0053】このように溝部12aの設定を、リードス
クリュー5及びギアー部材4の所定の回転量に相当する
範囲となるように設定することによって、ナット部8の
移動範囲を任意に設定することができることから、ナッ
ト部8を所定の範囲内のみで移動させるように制限する
ことができる。
【0054】そして、本実施形態の駆動装置1における
溝部12aの設定としては、上述したようにリードスク
リュー5及びギアー部材4の所定の回転量、即ちナット
部8が図1の符号8aで示す位置から符号8bで示す位
置に移動する移動量に相当する範囲となるように設定し
ている。
【0055】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、二つの規制ギアー11・12に配設したピン1
1a及び溝部12a等によって構成される位相規制手段
を設けることによって、リードスクリュー5及びギアー
部材4の回転量を所定量だけ許容することでその回転量
を規制するように構成している。したがって、ナット部
8を所定の範囲内でのみ移動させ、その移動範囲を容易
に所望の移動範囲となるように制限することができ、よ
ってナット部8及びレンズ鏡枠9等からなる移動部材
が、固定部材6等に衝突したり干渉してしまう等の事故
を確実に防ぐことができると共に、同移動部材を所定の
位置に確実に制止させることができる。これにより、高
い移動精度を確保することが容易に可能となる。
【0056】また、位相規制手段(ピン部と溝部)及び
ギアー部材4等からなる制限手段によってリードスクリ
ュー5の回転量を規制することによって、移動部材(ナ
ット部8及びレンズ鏡枠9等)の移動範囲を制限するよ
うにしたので、リードスクリュー5の単位回転当たりの
移動ピッチに関わらず移動部材の移動範囲を任意に設定
することができる。したがって、リードスクリュー5を
所望する任意の移動ピッチで設計することができること
から、移動部材の移動ピッチをより精細な動作を行なう
ように設計することが容易に可能となる。
【0057】上述の第1の実施形態においては、第1の
規制ギアー11及び第2の規制ギアー12にピン11a
及び溝部12aを設けることによって位相規制手段を構
成しているが、これとは異なる形態も考えられる。図5
は、上述の第1の実施形態の駆動装置における位相規制
手段の変形例を示し、第1の規制ギアー11及び第2の
規制ギアー12等からなる位相規制手段の構成部材のみ
を取り出して示す要部拡大斜視図である。なお、本図は
図1と同様にピン11aを図示するために、第1の規制
ギアー11の一部を破砕して示している。
【0058】この変形例においては、上述の第1の実施
形態における第2の規制ギアー12の溝部12aに代え
て、第1の規制ギアー11のピン11aに対向する第2
の規制ギアー12Aの面上に、ピン11aの変位を規制
する二つのストッパー部12Abを設けてなるものであ
る。この二つのストッパー部12Abは、リードスクリ
ュー5の(図1参照)の所定の回転量に相当する位相の
ずれに応じた角度分のの間隔で配設されている。その他
の構成については、上述の第1の実施形態と全く同様で
ある。このように構成することによっても上述の第1の
実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施形態の駆動装置
について、以下に説明する。図6は、本実施形態の駆動
装置の概略構成を示す側断面図である。本実施形態は、
基本的には上述の第1の実施形態と略同様の構成からな
り、駆動モータ2の回転駆動力を伝達する駆動力伝達系
の構成が若干異なるのみである。したがって、上述の第
1の実施形態と同様の構成部材については同じ符号を付
して、その詳細な説明は省略する。
【0060】本実施形態における駆動装置1Aでは、第
1の規制ギアー11及び第2の規制ギアー12が、リー
ドスクリュー5Aの一端部において同リードスクリュー
5Aと同軸上に配設されている。
【0061】ここで、第1の規制ギアー11又は第2の
規制ギアー12のうち一方の規制ギアーは、リードスク
リュー5Aと一体的に回転するように形成されており、
また両規制ギアー11・12のうち他方の規制ギアー
は、リードスクリュー5Aに対して回動自在となるよう
に構成されている。
【0062】また、駆動モータ2の回転軸3には、制限
手段の一部を構成するギアー部材4が固設され、回転軸
3と一体的に回転自在となっている。そして、このギア
ー部材4には、第1の規制ギアー11及び第2の規制ギ
アー12が噛合して、リードスクリュー5Aの回転量を
制限する制限手段を構成している。なお、リードスクリ
ュー5Aは、その両端部を固定部材6a・6bによって
回転時材に軸支されている。その他の構成については上
述の第1の実施形態と同様である。
【0063】このように構成された本実施形態の駆動装
置1Aによる作用及び効果は、上述の第1の実施形態と
略同様である。なお、本実施形態の駆動装置1Aにおい
ても、上述の第1の実施形態と同様に図5に示す変形例
の位相規制手段を適用し得る。
【0064】図7は、本発明の第3の実施形態の駆動装
置の概略構成を示す側断面図である。本実施形態も、基
本的には上述の第1・第2の実施形態と略同様の構成か
らなるものであって、駆動モータ2の回転駆動力を伝達
する駆動力伝達系の構成が若干異なるのみである。した
がって、上述の第1の実施形態と同様の構成部材につい
ては同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0065】本実施形態における駆動装置1Bでは、駆
動モータ2の両端面から回転軸3が外部に向けてそれぞ
れ突出するように配設されている。この回転軸3の一端
部には、リードスクリュー5が回転軸3と一体的に回転
するように配設されており、また回転軸3の他端部に
は、回転軸3を回転中心軸として同軸上にギアー部材4
が固設され、このギアー部材4は回転軸3によって回転
するようになっている。
【0066】そして、一端が固定部材(図示せず)に固
設された軸部材13と同軸上に第1の規制ギアー11及
び第2の規制ギアー12が回動自在に軸支されていて、
両規制ギアー11・12は、ギアー部材4の回転に応じ
て回動するようにギアー部材4に噛合して、リードスク
リュー5の回転量を制限する制限手段を構成している。
その他の構成については上述の第1の実施形態と同様で
ある。
【0067】このように構成された本実施形態の駆動装
置1Aによる作用及び効果は、上述の第1の実施形態と
略同様である。なお、本実施形態の駆動装置1Aにおい
ても、上述の第1・第2の実施形態と同様に図5に示す
変形例の位相規制手段を適用し得る。
【0068】
【実施例】以下のような条件に基づいて本発明による駆
動装置を設計することによって、本発明を容易に実現す
ることができる。なお、以下に具体的に示す設計値は、
上述した本発明の第1の実施形態による構成例に基づく
各構成部材について算出した例示である。即ち、 [1]移動部材(ナット部8及びレンズ鏡枠9)の全移
動ストローク量:3mm [2]リードスクリュー5の仕様 ネジピッチ:0.3mm 有効回転数:10回転 [3]ギアー部材4の仕様 モジュール:0.2 歯数:40 ピッチ円著系:φ8 [4]第1の規制ギアー(標準歯車)11の仕様 モジュール:0.2 歯数:40 ピッチ円直径:φ8 [5]第2の規制ギアー(転移歯車)12の仕様 モジュール:0.2 歯数:41 ピッチ円直径:φ8.2 とする。
【0069】このような仕様によって本発明の第1の実
施形態に示す駆動装置を設計すると、この場合における
リードスクリュー5の有効回転数は、上記[1]項によ
って10回転に規定されていることから、 第1の規制ギアー11の総回転角度:360×10(de
g.) 第2の規制ギアー12の総回転角度:360×(10×
40/41)(deg.) となる。
【0070】これによりギアー部材4及びリードスクリ
ュー5が所定の回転量(即ちこの場合には10回転)だ
け回転したときの第1及び第2の規制ギアー11・12
の位相差は、 360×10−360×(10×40/41)=88(d
eg.) である。
【0071】したがって、第2の規制ギアー12の溝部
12aは、略88deg.の範囲となるように設定すれ
ば、移動部材(ナット部8及びレンズ鏡枠9等)の移動
範囲を所定の範囲(即ちこの場合には移動量3mmの範
囲)に規定して、移動部材が固定部材6等に衝突したり
干渉したりする等の事故を確実に防ぐことができると共
に、0.3mmという精細な移動ピッチによって移動部
材を確実に移動させ得る駆動装置を提供することができ
る。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
の方向に所定の移動範囲内で移動部材を移動させ得る駆
動装置において、所定の範囲内のみで移動するようにそ
の移動量を確実に規制し、より精細な移動ピッチによっ
て移動部材を移動させることができ、高い移動精度を容
易に確保することのできる駆動装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の駆動装置の概略構成
を示す側断面図。
【図2】図1の矢印A方向から見た正面図。
【図3】本実施形態における第1の規制ギアー及び第2
の規制ギアーのみを取り出して示す要部拡大斜視図。
【図4】図1の駆動装置における第1の規制ギアー及び
第2の規制ギアーとこれらに配設される位相規制手段の
み取り出して示す要部拡大図。
【図5】本発明の第1の実施形態の駆動装置における位
相規制手段の変形例を示し、第1の規制ギアー及び第2
の規制ギアーのみを取り出して示す要部拡大斜視図。
【図6】本発明の第2の実施形態の駆動装置の概略構成
を示す側断面図。
【図7】本発明の第3の実施形態の駆動装置の概略構成
を示す側断面図。
【図8】従来における駆動装置の概略構成を示す要部側
断面図。
【図9】従来の駆動装置における移動部材の移動量を規
制する技術手段を示し、移動部材がその移動範囲の一方
の最端部に到達する直前(一回転前)の状態を示す図。
移動部材が要部側断面図。
【図10】図9の矢印B方向から見た正面図。
【図11】図9の駆動装置における移動部材の移動量を
規制する技術手段を示し、移動部材がその移動範囲の一
方の最端部に到達した際の状態を示す図。
【符号の説明】
1,1A,1B……駆動装置 2,102……駆動モータ(駆動源) 3……回転軸 4……ギアー部材(制限手段) 5,5A,105……リードスクリュー 8,108……ナット部(移動部材) 9,107a……枠部材(レンズ鏡枠;移動部材) 10,107b……レンズ部(レンズ鏡枠;移動部材) 11……第1の規制ギアー(制限手段) 11a……ピン(ピン部;位相規制手段) 12,12A……第2の規制ギアー(制限手段) 12a……溝部(位相規制手段) 12Ab……ストッパー部(位相規制手段) 13……軸部材(位相規制手段) 105a,105b……ストッパー(規制部材) 108a……被規制部材 109……押しばね(制限手段) 110……引張ばね(制限手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源と、 この駆動源による駆動力で回転するギアー部材と、 このギアー部材を介して回転するリードスクリューと、 このリードスクリューに螺合するナット部を有し、上記
    リードスクリューの回転に応じて、同リードスクリュー
    の回転軸に対して略平行となる方向にのみ移動可能に配
    設される移動部材と、 上記リードスクリューの回転量を所定の回転量に制限す
    る制限手段と、 を具備し、 上記制限手段は、上記ギアー部材に噛合し同ギアー部材
    の回転に応じて回転可能に配設された第1の規制ギアー
    部材と、上記ギアー部材に噛合し同ギアー部材の回転に
    応じて回転可能に配設されると共にその回転中心が上記
    第1の規制ギアー部材の回転中心と略同一でありかつ上
    記第1の規制ギアー部材の歯数とは異なる歯数を有して
    形成された第2の規制ギアー部材と、上記第1の規制ギ
    アー部材と上記第2の規制ギアー部材とが上記ギアー部
    材の回転に応じて回転することにより生じる両規制ギア
    ー部材の間の相対的な位相のずれを、上記リードスクリ
    ューの所定の回転量に相当する範囲以内となるように規
    制する位相規制手段とによって構成されていることを特
    徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記位相規制手段は、上記第1の規制
    ギアー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材のいずれ
    か一方に設けられたピン部と、上記第1の規制ギアー部
    材若しくは上記第2の規制ギアー部材のうち他方に設け
    られ、上記ピン部が嵌合すると共に、このピン部の変位
    を許容する溝部とによって構成されており、 上記溝部は、上記リードスクリューの所定の回転量に相
    当する位相のずれに応じた角度の範囲に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記位相規制手段は、上記第1の規制
    ギアー部材若しくは上記第2の規制ギアー部材のいずれ
    か一方に設けられたピン部と、このピン部の移動範囲を
    制限するように上記第1の規制ギアー部材若しくは上記
    第2の規制ギアー部材のうち他方の規制ギアー部材に設
    けられた二つのストッパ一部とによって構成されてお
    り、 上記二つのストッパー部は、上記リードスクリューの所
    定の回転量に相当する位相のずれに応じた角度の間隔を
    有して配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記ギアー部材は、上記リードスクリ
    ューと一体的に形成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2、請求項3のいずれか1つに記載の駆動
    装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の規制ギアー部材及び上記第
    2の規制ギアー部材は、上記リードスクリューと同軸上
    に設けられていると共に、上記第1の規制ギアー部材若
    しくは上記第2の規制ギアー部材のいずれか一方が上記
    リードスクリューと一体的に回転するようになされ、上
    記第1の規制ギアー部材若しくは上記第2の規制ギアー
    部材のうち他方の規制ギアー部材は、上記リードスクリ
    ューに対して回転自在となるように構成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2、請求項3のいずれ
    か1つに記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動装置は、カメラの内部に搭載
    されるものであって、上記移動部材は、上記カメラのレ
    ンズ鏡枠を移動させるように構成されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2、3、4、5のいずれか1
    つに記載の駆動装置。
JP10323863A 1998-11-13 1998-11-13 駆動装置 Withdrawn JP2000147356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323863A JP2000147356A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323863A JP2000147356A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000147356A true JP2000147356A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18159439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10323863A Withdrawn JP2000147356A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000147356A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1212975A2 (en) * 2000-08-01 2002-06-12 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Linear transmission member driving unit for endoscope with rotation stopper mechanism
JP2006139076A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ駆動装置
JP2007199498A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Seiko Precision Inc レンズ駆動装置及びこれを備えた撮像装置
CN102262276A (zh) * 2010-05-31 2011-11-30 中强光电股份有限公司 投影镜头模组及其调整方法
EP4327719A1 (en) * 2022-08-25 2024-02-28 FUJI-FILM Corporation Endoscope

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1212975A2 (en) * 2000-08-01 2002-06-12 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Linear transmission member driving unit for endoscope with rotation stopper mechanism
EP1212975A3 (en) * 2000-08-01 2003-01-29 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Linear transmission member driving unit for endoscope with rotation stopper mechanism
JP2006139076A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ駆動装置
JP2007199498A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Seiko Precision Inc レンズ駆動装置及びこれを備えた撮像装置
CN102262276A (zh) * 2010-05-31 2011-11-30 中强光电股份有限公司 投影镜头模组及其调整方法
EP4327719A1 (en) * 2022-08-25 2024-02-28 FUJI-FILM Corporation Endoscope

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7630618B2 (en) Imaging device having an optical image stabilizer
US6997079B2 (en) Gear mechanism with an idler gear, a gear mechanism with a device for eliminating backlash between gears, and a motor driving mechanism
US7435016B2 (en) Imaging device containing flexible printed wiring board
US7412162B2 (en) Imaging device having an angle adjusting device for an image sensor
US7450832B2 (en) Imaging device having an optical image stabilizer
US7389040B2 (en) Lens barrel
JP4998898B2 (ja) 組み合わせ歯車、及びレンズ調整機構、電子機器
US7307803B2 (en) Zoom lens device
US7574121B2 (en) Imaging device having an optical image stabilizer
JP2000147356A (ja) 駆動装置
JP2013238659A (ja) 撮像装置のレンズ枠駆動装置
JP2000047089A (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH0534563A (ja) ズームレンズ鏡胴
EP1821142B1 (en) Linear drive with lead screw and driven nut and camera with such a drive
JPH1026785A (ja) 像振れ防止装置及び駆動装置
JP3086229B2 (ja) ブレ補正鏡胴
JP2002267918A (ja) レンズ装置
JPH07159834A (ja) 振れ防止装置
JPH09281380A (ja) 停止位置制御装置および光学機器
US5765047A (en) Lens shutter camera having a zoom viewfinder mechanism and an adjustable strobe light generating unit
JPH0772368A (ja) ねじ送り機構
JPH0193712A (ja) ズームレンズのズーム機構
JP2556060B2 (ja) ズームレンズ
JP2535027B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2001223919A (ja) ビデオカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207