JP2000145793A - 玉軸受及びこれを備えたモータ - Google Patents
玉軸受及びこれを備えたモータInfo
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 グリスから遊離したオイルの流出を防止する
ことができる玉軸受及びこれを備えたモータを提供する
こと。 【解決手段】 リング状の内輪4と、この内輪4の半径
方向外側に配設されたリング状の外輪6と、内輪4及び
外輪6の間に介在された複数個の転動体12とを具備す
る玉軸受。外輪の内周面の研磨面の両端部(及び/又は
内輪4の内周面の研磨面の両端部)には、グリスから遊
離したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部24,2
6が設けられ、外側に流動するオイルはこれらトラップ
用凹部24,26に捕捉される。また、このような構成
の玉軸受2を備えたモータ。
ことができる玉軸受及びこれを備えたモータを提供する
こと。 【解決手段】 リング状の内輪4と、この内輪4の半径
方向外側に配設されたリング状の外輪6と、内輪4及び
外輪6の間に介在された複数個の転動体12とを具備す
る玉軸受。外輪の内周面の研磨面の両端部(及び/又は
内輪4の内周面の研磨面の両端部)には、グリスから遊
離したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部24,2
6が設けられ、外側に流動するオイルはこれらトラップ
用凹部24,26に捕捉される。また、このような構成
の玉軸受2を備えたモータ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転部材を回転自
在にするための玉軸受及びこれを備えたモータに関す
る。
在にするための玉軸受及びこれを備えたモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転軸等の回転部材を回転自在に支持す
る玉軸受は、リング状の内輪と、この内輪の半径方向外
方に配設されたリング状の外輪と、これら内輪及び外輪
との間に介在された複数個の転動体とを備えている。複
数個の転動体はリテーナに回転自在に保持され、リテー
ナはこれら転動体を周方向に所定間隔に保持する。
る玉軸受は、リング状の内輪と、この内輪の半径方向外
方に配設されたリング状の外輪と、これら内輪及び外輪
との間に介在された複数個の転動体とを備えている。複
数個の転動体はリテーナに回転自在に保持され、リテー
ナはこれら転動体を周方向に所定間隔に保持する。
【0003】このような玉軸受では、転動体の回転をス
ムースにするとともに、転動体の焼付きを防止するため
に、複数個の転動体とリテーナとの間に潤滑剤としての
グリスが充填される。
ムースにするとともに、転動体の焼付きを防止するため
に、複数個の転動体とリテーナとの間に潤滑剤としての
グリスが充填される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この玉軸受を例えばモ
ータに適用して高速回転下で使用すると、次の通りの問
題が発生することがある。一般に、グリスは、潤滑用オ
イルとこのオイルを保持する石鹸基とから構成されてい
るが、モータを高速回転下で使用する、換言すると内輪
に対して外輪が相対的に高速度で回転すると、グリスか
らオイルが遊離する。遊離したオイルは遠心力で外輪の
内周面に到達し、拡散現象により、この内周面に沿って
軸線方向外方に少しずつ移動し、玉軸受の外部に滲み出
るようになる。従って、モータを長時間使用すると、オ
イル成分が玉軸受から流出してグリスが消耗され、転動
体の潤滑不良により回転抵抗が大きくなったり、回転に
よる騒音が発生するようになる。また、グリス中のいる
の流出がが更に多くなると、転動体の焼付きが発生する
ようになる。このように、グリスから遊離したオイルが
外部に流出すると、グリスの消耗が早くなり、玉軸受の
寿命もグリスの影響を受けて短くなる。
ータに適用して高速回転下で使用すると、次の通りの問
題が発生することがある。一般に、グリスは、潤滑用オ
イルとこのオイルを保持する石鹸基とから構成されてい
るが、モータを高速回転下で使用する、換言すると内輪
に対して外輪が相対的に高速度で回転すると、グリスか
らオイルが遊離する。遊離したオイルは遠心力で外輪の
内周面に到達し、拡散現象により、この内周面に沿って
軸線方向外方に少しずつ移動し、玉軸受の外部に滲み出
るようになる。従って、モータを長時間使用すると、オ
イル成分が玉軸受から流出してグリスが消耗され、転動
体の潤滑不良により回転抵抗が大きくなったり、回転に
よる騒音が発生するようになる。また、グリス中のいる
の流出がが更に多くなると、転動体の焼付きが発生する
ようになる。このように、グリスから遊離したオイルが
外部に流出すると、グリスの消耗が早くなり、玉軸受の
寿命もグリスの影響を受けて短くなる。
【0005】グリスから遊離したオイルは、また、拡散
現象により、内輪の外周面に沿って軸線方向外方に少し
ずつ移動し、玉軸受の外側に滲み出るようになり、この
ことに起因してもグリスが消耗される。本発明の目的
は、グリスから遊離したオイルの流出を防止し、これに
よってその寿命を長く維持することができる玉軸受を提
供することである。
現象により、内輪の外周面に沿って軸線方向外方に少し
ずつ移動し、玉軸受の外側に滲み出るようになり、この
ことに起因してもグリスが消耗される。本発明の目的
は、グリスから遊離したオイルの流出を防止し、これに
よってその寿命を長く維持することができる玉軸受を提
供することである。
【0006】また、本発明の目的は、玉軸受に関連して
寿命を長く維持することができるモータを提供すること
である。
寿命を長く維持することができるモータを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、リング状の
内輪と、この内輪の半径方向外側に配設されたリング状
の外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に介在された複数
個の転動体とを具備する玉軸受において、前記内輪の外
周面の研磨面の両端部及び前記外輪の内周面の研磨面の
両端部の四部位のうち少なくとも一部位には、グリスか
ら遊離したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部が設
けられていることを特徴とする。
内輪と、この内輪の半径方向外側に配設されたリング状
の外輪と、前記内輪及び前記外輪の間に介在された複数
個の転動体とを具備する玉軸受において、前記内輪の外
周面の研磨面の両端部及び前記外輪の内周面の研磨面の
両端部の四部位のうち少なくとも一部位には、グリスか
ら遊離したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部が設
けられていることを特徴とする。
【0008】ここで、内輪の外周面の研磨面の両端部及
び外輪の内周面の研磨面の両端部の四部位とは、内輪の
外周面において、転動体と研磨面との当接部の両側の部
位で二部位存在し、また外輪の内周面において、同様
に、転動体と研磨面との当接部の両側に二部位存在し、
これら四部位のうち少なくとも一部位とは、これら四つ
の研磨面の任意の1個、2個又は3個或いは4個全てで
よい。
び外輪の内周面の研磨面の両端部の四部位とは、内輪の
外周面において、転動体と研磨面との当接部の両側の部
位で二部位存在し、また外輪の内周面において、同様
に、転動体と研磨面との当接部の両側に二部位存在し、
これら四部位のうち少なくとも一部位とは、これら四つ
の研磨面の任意の1個、2個又は3個或いは4個全てで
よい。
【0009】本発明に従えば、内輪の外周面の研磨面の
両端部及び外輪の内周面の研磨面の両端部の四部位のう
ち少なくとも一部位にトラップ用凹部が設けられている
ので、回転中にグリスから遊離して外輪の内周面或いは
内輪の外周面に沿って外側に移動するオイルは、このト
ラップ用凹部に捕捉され、オイルの玉軸受外部への流出
が防止される。このトラップ用凹部に捕捉されたオイル
は、その後、玉軸受の低速回転時又は停止時に再び玉軸
受の内側に移動し、グリスの石鹸基に吸収され、かくし
て玉軸受の寿命を長く維持することができる。尚、トラ
ップ用凹部は研磨面の一端部に設けた場合、この一端部
からのオイルの流出を防止することができ、またその両
端部に設けた場合、これら両端部からのオイルの流出を
防止することができる。この研磨面とは、超研磨仕上げ
が施された面であって、転動体の当接面である。
両端部及び外輪の内周面の研磨面の両端部の四部位のう
ち少なくとも一部位にトラップ用凹部が設けられている
ので、回転中にグリスから遊離して外輪の内周面或いは
内輪の外周面に沿って外側に移動するオイルは、このト
ラップ用凹部に捕捉され、オイルの玉軸受外部への流出
が防止される。このトラップ用凹部に捕捉されたオイル
は、その後、玉軸受の低速回転時又は停止時に再び玉軸
受の内側に移動し、グリスの石鹸基に吸収され、かくし
て玉軸受の寿命を長く維持することができる。尚、トラ
ップ用凹部は研磨面の一端部に設けた場合、この一端部
からのオイルの流出を防止することができ、またその両
端部に設けた場合、これら両端部からのオイルの流出を
防止することができる。この研磨面とは、超研磨仕上げ
が施された面であって、転動体の当接面である。
【0010】また、本発明では、リング状の内輪と、こ
の内輪の半径方向外側に配設されたリング状の外輪と、
前記内輪及び前記外輪の間に介在された複数個の転動体
とを具備する玉軸受において、前記内輪の外周面の両端
部の非研磨面及び前記外輪の内周面の両端部の非研磨面
の四部位のうち少なくとも一部位には、グリスから遊離
したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部が設けられ
ていることを特徴とする。
の内輪の半径方向外側に配設されたリング状の外輪と、
前記内輪及び前記外輪の間に介在された複数個の転動体
とを具備する玉軸受において、前記内輪の外周面の両端
部の非研磨面及び前記外輪の内周面の両端部の非研磨面
の四部位のうち少なくとも一部位には、グリスから遊離
したオイルを捕捉するためのトラップ用凹部が設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】ここで、内輪の外周面の両端部の非研磨面
及び外輪の内周面の両端部の非研磨面とは、内輪の外周
面においては、その研磨面の両側に二部位存在し、ま
た、外輪の内周面において、同様に、その研磨面の両側
に二部位存在し、これら四部位のうち少なくとも一部位
とは、これら4つの非研磨面の任意の1個、2個又は3
個或いは4個全ての部位をいう。
及び外輪の内周面の両端部の非研磨面とは、内輪の外周
面においては、その研磨面の両側に二部位存在し、ま
た、外輪の内周面において、同様に、その研磨面の両側
に二部位存在し、これら四部位のうち少なくとも一部位
とは、これら4つの非研磨面の任意の1個、2個又は3
個或いは4個全ての部位をいう。
【0012】本発明に従えば、トラップ用凹部を設ける
という基本的構成が上述した発明と同じであるので、上
述した発明と同様の作用が達成される。尚、この非研磨
面とは、研磨面の両側に存在する面であって、超研磨仕
上げが施されていない面をいう。
という基本的構成が上述した発明と同じであるので、上
述した発明と同様の作用が達成される。尚、この非研磨
面とは、研磨面の両側に存在する面であって、超研磨仕
上げが施されていない面をいう。
【0013】また、本発明では、前記内輪の外周面と前
記外輪の内周面との間の両端部に形成される開口には、
少なくとも一方の開口を封じるためのシール部材が設け
られ、前記トラップ用凹部は前記シール部材の装着部位
よりも軸線方向内側に設けられていることを特徴とす
る。
記外輪の内周面との間の両端部に形成される開口には、
少なくとも一方の開口を封じるためのシール部材が設け
られ、前記トラップ用凹部は前記シール部材の装着部位
よりも軸線方向内側に設けられていることを特徴とす
る。
【0014】ここで、シール部材は、薄肉のリング状で
外輪の内周面における非研磨面に取付けられ、内輪の外
周面に向けて延びている。或いは、これとは反対に取付
けられ、内輪と外輪との間の開口を封じている。シール
部材は、玉軸受の両端部に設けられる場合もあれば、そ
のいずれか一方の端部に設けられる場合がある。
外輪の内周面における非研磨面に取付けられ、内輪の外
周面に向けて延びている。或いは、これとは反対に取付
けられ、内輪と外輪との間の開口を封じている。シール
部材は、玉軸受の両端部に設けられる場合もあれば、そ
のいずれか一方の端部に設けられる場合がある。
【0015】本発明に従えば、内輪の外周面と外輪の内
周面との間の両端部に形成される開口の少なくとも一方
にシール部材が配設されているので、遊離したオイルが
仮にトラップ用凹部にて捕捉されず外側に流出したとし
てもシール部材を越えて外側に流動することを防止する
ことができる。
周面との間の両端部に形成される開口の少なくとも一方
にシール部材が配設されているので、遊離したオイルが
仮にトラップ用凹部にて捕捉されず外側に流出したとし
てもシール部材を越えて外側に流動することを防止する
ことができる。
【0016】また、本発明では、前記内輪の外周面の非
研磨面及び前記外輪の非研磨面の少なくとも一方には、
撥油剤が塗布されていることを特徴とする。本発明に従
えば、内輪の外周面の非研磨面及び外輪の内周面の非研
磨面の少なくとも一方に撥油剤が塗布されているので、
グリスから遊離したオイルが研磨面から非研磨面を越え
て玉軸受の外部へ流出することを防止することができ、
玉軸受の寿命を一層長く維持することができる。
研磨面及び前記外輪の非研磨面の少なくとも一方には、
撥油剤が塗布されていることを特徴とする。本発明に従
えば、内輪の外周面の非研磨面及び外輪の内周面の非研
磨面の少なくとも一方に撥油剤が塗布されているので、
グリスから遊離したオイルが研磨面から非研磨面を越え
て玉軸受の外部へ流出することを防止することができ、
玉軸受の寿命を一層長く維持することができる。
【0017】また、本発明では、前記内輪の外周面の両
端部の非研磨面及び前記外輪の内周面の両端部の非研磨
面の少なくとも一つには、前記トラップ用凹部よりも軸
線方向外側の部位に撥油剤が塗布されていることを特徴
とする。本発明に従えば、トラップ用凹部よりも軸線方
向外側の非研磨面に撥油剤が塗布されているので、グリ
スから遊離したオイルが研磨面から非研磨面を越えて玉
軸受の外部へ流出することを防止することができ、玉軸
受の寿命を一層長く維持するできる。尚、非研磨面にト
ラップ用凹部が設けられている場合、その軸線方向内側
の非研磨面に撥油剤を塗布すると、オイルが撥油剤によ
りトラップ用凹部の手前で飛び越してしまう恐れがあ
り、オイルの流出防止効果が低下する。
端部の非研磨面及び前記外輪の内周面の両端部の非研磨
面の少なくとも一つには、前記トラップ用凹部よりも軸
線方向外側の部位に撥油剤が塗布されていることを特徴
とする。本発明に従えば、トラップ用凹部よりも軸線方
向外側の非研磨面に撥油剤が塗布されているので、グリ
スから遊離したオイルが研磨面から非研磨面を越えて玉
軸受の外部へ流出することを防止することができ、玉軸
受の寿命を一層長く維持するできる。尚、非研磨面にト
ラップ用凹部が設けられている場合、その軸線方向内側
の非研磨面に撥油剤を塗布すると、オイルが撥油剤によ
りトラップ用凹部の手前で飛び越してしまう恐れがあ
り、オイルの流出防止効果が低下する。
【0018】また、本発明では、前記トラップ用凹部は
リング状であって、その外側側面が、軸線方向に対して
直交する半径方向面に平行である、又はオイルが玉軸受
の外側へ移動しないように傾斜していることを特徴とす
る。本発明に従えば、トラップ用凹部がリング状である
ため、この凹部の手前に移動してくるオイルは必ず凹部
を通るようになり、それより先に移動し難く、このトラ
ップ用凹部に確実に捕捉される。加えて、トラップ用凹
部の外側側面が、軸線方向に対して直交する半径方向面
に平行である、又はオイルが玉軸受の外側へ移動しない
ように傾斜しているので、オイルがこのトラップ用凹部
よりも先に移動し難く、この凹部に確実に捕捉される。
また、捕捉されたオイルは、それに作用する遠心力が小
さくなると、玉軸受の内側に移動し、グリスの石鹸基に
吸収されるようになる。
リング状であって、その外側側面が、軸線方向に対して
直交する半径方向面に平行である、又はオイルが玉軸受
の外側へ移動しないように傾斜していることを特徴とす
る。本発明に従えば、トラップ用凹部がリング状である
ため、この凹部の手前に移動してくるオイルは必ず凹部
を通るようになり、それより先に移動し難く、このトラ
ップ用凹部に確実に捕捉される。加えて、トラップ用凹
部の外側側面が、軸線方向に対して直交する半径方向面
に平行である、又はオイルが玉軸受の外側へ移動しない
ように傾斜しているので、オイルがこのトラップ用凹部
よりも先に移動し難く、この凹部に確実に捕捉される。
また、捕捉されたオイルは、それに作用する遠心力が小
さくなると、玉軸受の内側に移動し、グリスの石鹸基に
吸収されるようになる。
【0019】更に、本発明では、請求項1〜6のいずか
に記載の玉軸受を備えたことを特徴とするモータであ
る。このモータとしては、玉軸受外部、特にモータ外部
にオイル等の微粒子が飛散すると不具合が生じるような
場合に好適で、例えば、ハードディスク等の記録ディス
クを回転駆動するための記録ディスク駆動用モータであ
る。
に記載の玉軸受を備えたことを特徴とするモータであ
る。このモータとしては、玉軸受外部、特にモータ外部
にオイル等の微粒子が飛散すると不具合が生じるような
場合に好適で、例えば、ハードディスク等の記録ディス
クを回転駆動するための記録ディスク駆動用モータであ
る。
【0020】本発明に従えば、モータが上述した特徴の
玉軸受を備えているので、グリスから飛散したオイルは
玉軸受のトラップ用凹部に捕捉され、遊離したオイルの
モータ内部及び/又はモータ外部への流出を防止するこ
とができ、玉軸受に関連してのモータの寿命を長く維持
することができる。
玉軸受を備えているので、グリスから飛散したオイルは
玉軸受のトラップ用凹部に捕捉され、遊離したオイルの
モータ内部及び/又はモータ外部への流出を防止するこ
とができ、玉軸受に関連してのモータの寿命を長く維持
することができる。
【0021】尚、上述における玉軸受外部へのオイルの
流出防止とは、玉軸受が装着される被装着側においてそ
のオイルに起因する不具合の回避につながる。
流出防止とは、玉軸受が装着される被装着側においてそ
のオイルに起因する不具合の回避につながる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う玉軸受及びこれを備えたモータの一実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明に従う玉軸受の一実施
形態を一部切欠いて示す斜視図であり、図2は、図1の
玉軸受を示す断面図であり、図3は、玉軸受のトラップ
用凹部を拡大して示す部分拡大断面図であり、図4は、
図1の玉軸受を備えたモータの左半分を示す断面図であ
る。
明に従う玉軸受及びこれを備えたモータの一実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明に従う玉軸受の一実施
形態を一部切欠いて示す斜視図であり、図2は、図1の
玉軸受を示す断面図であり、図3は、玉軸受のトラップ
用凹部を拡大して示す部分拡大断面図であり、図4は、
図1の玉軸受を備えたモータの左半分を示す断面図であ
る。
【0023】図1及び図2を参照して、図示の玉軸受2
は、リング状の内輪4と、このリング状の内輪4の半径
方向外側に配設されたリング状の外輪6とを備えてい
る。内輪4の外周面の軸線方向(図1及び図2において
左右方向)略中央部には、断面形状が略半円形である内
収容凹部8が設けられ、この内収容凹部8は内輪4の外
周面の全周に渡って設けられている。内収容凹部8の表
面には、後述する球状の転動体10がスムースに回転す
るように超研磨仕上げが施されており、従って内収容凹
部8の表面は内輪4の外周面の研磨面を構成する。内輪
4の外周面の内収容凹部8の両側の領域、即ち内輪4の
両端部の外周面には超研磨仕上げが施されておらず、従
って内輪4の内収容凹部8の両側の領域は内輪4の外周
面の非研磨面を構成する。
は、リング状の内輪4と、このリング状の内輪4の半径
方向外側に配設されたリング状の外輪6とを備えてい
る。内輪4の外周面の軸線方向(図1及び図2において
左右方向)略中央部には、断面形状が略半円形である内
収容凹部8が設けられ、この内収容凹部8は内輪4の外
周面の全周に渡って設けられている。内収容凹部8の表
面には、後述する球状の転動体10がスムースに回転す
るように超研磨仕上げが施されており、従って内収容凹
部8の表面は内輪4の外周面の研磨面を構成する。内輪
4の外周面の内収容凹部8の両側の領域、即ち内輪4の
両端部の外周面には超研磨仕上げが施されておらず、従
って内輪4の内収容凹部8の両側の領域は内輪4の外周
面の非研磨面を構成する。
【0024】外輪6の内周面の軸線方向略中央部には、
内輪4の内収容凹部8に対応して、断面形状が略半円形
である外収容凹部10が設けられ、この外収容凹部10
は外輪6の内周面の全周に渡って設けられている。外収
容凹部10の表面には、内収容凹部8の表面と同様に、
超研磨仕上げが施されており、従って外収容凹部10の
表面は外輪4の内周面の研磨面を構成する。外輪6の内
周面の外収容凹部10の両側の領域、即ち外輪6の両端
部の内周面には超研磨仕上げが施されておらず、従って
外輪6の外収容凹部10の両側の領域は外輪6の内周面
の非研磨面を構成する。
内輪4の内収容凹部8に対応して、断面形状が略半円形
である外収容凹部10が設けられ、この外収容凹部10
は外輪6の内周面の全周に渡って設けられている。外収
容凹部10の表面には、内収容凹部8の表面と同様に、
超研磨仕上げが施されており、従って外収容凹部10の
表面は外輪4の内周面の研磨面を構成する。外輪6の内
周面の外収容凹部10の両側の領域、即ち外輪6の両端
部の内周面には超研磨仕上げが施されておらず、従って
外輪6の外収容凹部10の両側の領域は外輪6の内周面
の非研磨面を構成する。
【0025】内輪4の内収容凹部8と外輪6の外収容凹
部10とは、相互に協働して断面が略円形である玉収容
凹部を規定し、この玉収容凹部に複数個の転動体12が
回転自在に収容されている。内輪4と外輪6との間の空
間にはリング状のリテーナ14が配設され、このリテー
ナ14は複数個の転動体12を周方向に実質上等間隔を
置いて回転自在に保持する。そして、リテーナ12と複
数個の転動体12との間に潤滑剤としてのグリスが充填
される。グリスは、主として転動体12の回転をスムー
スにする等のための潤滑用オイルと、このオイルを保持
するための石鹸基から構成さている。このように転動体
12が介在されているので、内輪4と外輪6とは複数個
の転動体12を介して相対的に回転自在である。
部10とは、相互に協働して断面が略円形である玉収容
凹部を規定し、この玉収容凹部に複数個の転動体12が
回転自在に収容されている。内輪4と外輪6との間の空
間にはリング状のリテーナ14が配設され、このリテー
ナ14は複数個の転動体12を周方向に実質上等間隔を
置いて回転自在に保持する。そして、リテーナ12と複
数個の転動体12との間に潤滑剤としてのグリスが充填
される。グリスは、主として転動体12の回転をスムー
スにする等のための潤滑用オイルと、このオイルを保持
するための石鹸基から構成さている。このように転動体
12が介在されているので、内輪4と外輪6とは複数個
の転動体12を介して相対的に回転自在である。
【0026】この実施形態では、外輪6の内周面の両端
部(非研磨面)にはリング状の取付凹部16,18が形
成され、これら取付凹部16,18にシール部材20,
22の外周端部が装着されている。シール部材20,2
2はゴム材料から形成され、その内周端部は半径方向内
方に内輪4の外周面近傍まで延びている。シール部材2
0,22の先端部は2つに分岐され、これら分岐部20
a,20b,22a,22bが内輪4の外周面に向けて
延びている。このようにシール部材20,22の先端部
を2つに分岐することによって、シール部材20,22
によるシールが2段階となり、グリスの外部への飛散を
効果的に抑えることができる。尚、シール部材20,2
2として、先端部が分岐していないものを用いることも
でき、また外輪6に代えて内輪4に設けることもでき
る。
部(非研磨面)にはリング状の取付凹部16,18が形
成され、これら取付凹部16,18にシール部材20,
22の外周端部が装着されている。シール部材20,2
2はゴム材料から形成され、その内周端部は半径方向内
方に内輪4の外周面近傍まで延びている。シール部材2
0,22の先端部は2つに分岐され、これら分岐部20
a,20b,22a,22bが内輪4の外周面に向けて
延びている。このようにシール部材20,22の先端部
を2つに分岐することによって、シール部材20,22
によるシールが2段階となり、グリスの外部への飛散を
効果的に抑えることができる。尚、シール部材20,2
2として、先端部が分岐していないものを用いることも
でき、また外輪6に代えて内輪4に設けることもでき
る。
【0027】この玉軸受2では、外輪6の研磨面10の
両端部にオイルを捕捉するためのトラップ用凹部24,
26が設けられている。トラップ用凹部24,26は外
輪6の内周面の全周に設けられ、それらの断面形状は略
V字状に形成されている。このトラップ凹部24,26
の形状については、後に詳述する。
両端部にオイルを捕捉するためのトラップ用凹部24,
26が設けられている。トラップ用凹部24,26は外
輪6の内周面の全周に設けられ、それらの断面形状は略
V字状に形成されている。このトラップ凹部24,26
の形状については、後に詳述する。
【0028】この実施形態では、トラップ用凹部24,
26を外収容凹部10の両端部に設けているが、この構
成に代えて、これらトラップ用凹部24,26を外周用
凹部10の中央寄りに設けてもよく、換言すると転動体
12と外収容凹部10との当接部は、玉軸受2の使用中
においてその当接部が軸線方向に大きくずれることはな
いので、その当接部を除く両側であればよく、この明細
書では、この両側を両端部と表現している。或いは、こ
れらに代えて、外収容凹部10の軸線方向外側の部位、
即ち外輪6の内周面の非研磨面に設けてもよい。この場
合、トラップ用凹部24,26をシール部材20,22
の取付部位よりも軸線方向内側の部位に設けるのが望ま
しく、かく構成することによって、遊離したオイルが仮
にトラップ用凹部24,26にて捕捉しきれずに外側へ
流出することがあっても、シール部材24,26がオイ
ルの流出を阻止し、オイルの玉軸受2外への流出を防止
することができる。
26を外収容凹部10の両端部に設けているが、この構
成に代えて、これらトラップ用凹部24,26を外周用
凹部10の中央寄りに設けてもよく、換言すると転動体
12と外収容凹部10との当接部は、玉軸受2の使用中
においてその当接部が軸線方向に大きくずれることはな
いので、その当接部を除く両側であればよく、この明細
書では、この両側を両端部と表現している。或いは、こ
れらに代えて、外収容凹部10の軸線方向外側の部位、
即ち外輪6の内周面の非研磨面に設けてもよい。この場
合、トラップ用凹部24,26をシール部材20,22
の取付部位よりも軸線方向内側の部位に設けるのが望ま
しく、かく構成することによって、遊離したオイルが仮
にトラップ用凹部24,26にて捕捉しきれずに外側へ
流出することがあっても、シール部材24,26がオイ
ルの流出を阻止し、オイルの玉軸受2外への流出を防止
することができる。
【0029】主として図2及び図3を参照して、トラッ
プ用凹部24,26の形状は、次の通りに形成するのが
好ましい。即ち、トラップ用凹部24(26)の略V字
状断面における中心線Lに着目し、この中心線Lが軸線
方向に直交する半径方向面Pに対して半径方向外方に向
けて外側に延びている、即ちこのトラップ用凹部24
(26)の外側側面(玉軸受の外側に近い面)25が、
オイルが外側へ移動しないように傾斜しているのが好ま
しい。この外側側面25は、軸線方向に対して直交する
半径方向面Pに平行に延びていてもオイルの外側への移
動を抑えることができる。この中心線Lとは、略V字状
断面においてトラップ用凹部24(26)の外側側面2
5とその内側側面27(玉軸受の内側に近い面)27と
の中心を通る線である。このように構成することによっ
て、トラップ用凹部24(26)に捕捉されたオイル
は、これより先に移動し難くなり、このトラップ用凹部
24(26)に確実に捕捉される。
プ用凹部24,26の形状は、次の通りに形成するのが
好ましい。即ち、トラップ用凹部24(26)の略V字
状断面における中心線Lに着目し、この中心線Lが軸線
方向に直交する半径方向面Pに対して半径方向外方に向
けて外側に延びている、即ちこのトラップ用凹部24
(26)の外側側面(玉軸受の外側に近い面)25が、
オイルが外側へ移動しないように傾斜しているのが好ま
しい。この外側側面25は、軸線方向に対して直交する
半径方向面Pに平行に延びていてもオイルの外側への移
動を抑えることができる。この中心線Lとは、略V字状
断面においてトラップ用凹部24(26)の外側側面2
5とその内側側面27(玉軸受の内側に近い面)27と
の中心を通る線である。このように構成することによっ
て、トラップ用凹部24(26)に捕捉されたオイル
は、これより先に移動し難くなり、このトラップ用凹部
24(26)に確実に捕捉される。
【0030】トラップ用凹部24(26)は、その外側
側面25に着目した場合、この外側側面25が上記半径
方向軸線Pに実質上平行に、又はこの半径方向軸線Pに
対して半径方向外方に向けて外側に延びているのが好ま
しい。かく形成することによって、トラップ用凹部24
(26)に捕捉されたオイルは、この外側側壁25を越
えて流出し難くなり、トラップ用凹部24(26)を越
える移動を阻止することができる。
側面25に着目した場合、この外側側面25が上記半径
方向軸線Pに実質上平行に、又はこの半径方向軸線Pに
対して半径方向外方に向けて外側に延びているのが好ま
しい。かく形成することによって、トラップ用凹部24
(26)に捕捉されたオイルは、この外側側壁25を越
えて流出し難くなり、トラップ用凹部24(26)を越
える移動を阻止することができる。
【0031】このような玉軸受2は、例えばモータの一
例としての図4に示すスピンドルモータに適用すること
ができる。図示のスピンドルモータは、例えばハードデ
ィスク駆動装置のベース部材(図示せず)に取付けられ
るハウジング32と、このハウジング32に対して回転
自在であるロータハブ34(ロータを構成する)とを備
え、ハウジング32とロータハブ34との間には、モー
タの軸線方向(図3において上下方向)に間隔を置いて
一対の玉軸受2が配設されている。この玉軸受2は、図
1及び図2に示す通りの構成のものである。この形態で
は、ハウジング32には軸部材36の下端部が固定さ
れ、この軸部材36に一対の玉軸受2の内輪4が装着さ
れている。また、ロータハブ34は、略円筒状のハブ本
体38を有し、このハブ本体38の内周部にはスリーブ
部材40が固定され、一方(上側)の玉軸受2の外輪6
はハブ本体38に装着され、他方(下側)の玉軸受2の
外輪6はスリーブ部材40に装着されている。尚、スリ
ーブ部材40はハブ本体38と別体となっているが、ハ
ブ本体38と一体に形成してもよい。
例としての図4に示すスピンドルモータに適用すること
ができる。図示のスピンドルモータは、例えばハードデ
ィスク駆動装置のベース部材(図示せず)に取付けられ
るハウジング32と、このハウジング32に対して回転
自在であるロータハブ34(ロータを構成する)とを備
え、ハウジング32とロータハブ34との間には、モー
タの軸線方向(図3において上下方向)に間隔を置いて
一対の玉軸受2が配設されている。この玉軸受2は、図
1及び図2に示す通りの構成のものである。この形態で
は、ハウジング32には軸部材36の下端部が固定さ
れ、この軸部材36に一対の玉軸受2の内輪4が装着さ
れている。また、ロータハブ34は、略円筒状のハブ本
体38を有し、このハブ本体38の内周部にはスリーブ
部材40が固定され、一方(上側)の玉軸受2の外輪6
はハブ本体38に装着され、他方(下側)の玉軸受2の
外輪6はスリーブ部材40に装着されている。尚、スリ
ーブ部材40はハブ本体38と別体となっているが、ハ
ブ本体38と一体に形成してもよい。
【0032】ハブ本体38の下端部には半径方向外方に
突出する環状フランジ42が設けられ、かかる環状フラ
ンジ42に記録ディスクとしてのハードディスク(図示
せず)が載置される。環状フランジ42の下端部には環
状のヨーク44が固定され、このヨーク42の先端部は
ハウジング32に向けて下方に延びている。ヨーク44
の内周面には環状のロータマグネット46が装着されて
いる。また、このロータマグネット46に対向してステ
ータ48が配設されている。ステータ48はステータコ
ア50を有し、このステータコア50がハウジング32
に設けられた環状支持壁52に固定されている。ステー
タコア50にはコイル54が所要の通りに巻かれ、この
コイルにモータの駆動電流が供給される。
突出する環状フランジ42が設けられ、かかる環状フラ
ンジ42に記録ディスクとしてのハードディスク(図示
せず)が載置される。環状フランジ42の下端部には環
状のヨーク44が固定され、このヨーク42の先端部は
ハウジング32に向けて下方に延びている。ヨーク44
の内周面には環状のロータマグネット46が装着されて
いる。また、このロータマグネット46に対向してステ
ータ48が配設されている。ステータ48はステータコ
ア50を有し、このステータコア50がハウジング32
に設けられた環状支持壁52に固定されている。ステー
タコア50にはコイル54が所要の通りに巻かれ、この
コイルにモータの駆動電流が供給される。
【0033】玉軸受2を備えたモータでは、ロータハブ
34が所定方向に高速度で回転すると、グリスからオイ
ルが遊離する、換言するとグリスの石鹸基成分からオイ
ル成分が離脱することがある。グリスからオイルが遊離
すると、遊離したオイルが遠心力の作用によって玉軸受
2の外輪6の内周面に到達し、拡散現象により外輪6の
外収容凹部10の表面に沿って軸線方向外側に少しずつ
移動し、このように移動したオイルはトラップ用凹部2
4,26に捕捉される。従って、遊離したオイルの玉軸
受2からの流出を防止することで、オイルに起因する玉
軸受の外部での不具合を低下させることができるととも
に、オイルの消耗を抑えて玉軸受2の寿命、更にはモー
タの寿命を長く維持することができる。この実施形態で
は、トラップ用凹部24,26の形状が上述したように
形成されているので、半径方向外方に向けて軸線方向外
方に延びているので、捕捉されたオイルの凹部24,2
6からの流出が防止され、オイルを確実に捕捉すること
ができる。
34が所定方向に高速度で回転すると、グリスからオイ
ルが遊離する、換言するとグリスの石鹸基成分からオイ
ル成分が離脱することがある。グリスからオイルが遊離
すると、遊離したオイルが遠心力の作用によって玉軸受
2の外輪6の内周面に到達し、拡散現象により外輪6の
外収容凹部10の表面に沿って軸線方向外側に少しずつ
移動し、このように移動したオイルはトラップ用凹部2
4,26に捕捉される。従って、遊離したオイルの玉軸
受2からの流出を防止することで、オイルに起因する玉
軸受の外部での不具合を低下させることができるととも
に、オイルの消耗を抑えて玉軸受2の寿命、更にはモー
タの寿命を長く維持することができる。この実施形態で
は、トラップ用凹部24,26の形状が上述したように
形成されているので、半径方向外方に向けて軸線方向外
方に延びているので、捕捉されたオイルの凹部24,2
6からの流出が防止され、オイルを確実に捕捉すること
ができる。
【0034】トラップ用凹部24,26に捕捉されたオ
イルは、作用する遠心力が小さくなるにつれて玉軸受2
の内側へ移動して再び潤滑作用に寄与し、このようにオ
イルが戻るので玉軸受2の寿命を長く維持することがで
きる。そして、モータの回転が停止すると、このオイル
はグリスの石鹸基に吸収されるようになる。また、オイ
ルは薄い層を形成して拡がろうとする性質もあるため、
トラップ用凹部24、26が上側又は下側に或いは内輪
側に位置しても玉軸受2の内側へも移動する。
イルは、作用する遠心力が小さくなるにつれて玉軸受2
の内側へ移動して再び潤滑作用に寄与し、このようにオ
イルが戻るので玉軸受2の寿命を長く維持することがで
きる。そして、モータの回転が停止すると、このオイル
はグリスの石鹸基に吸収されるようになる。また、オイ
ルは薄い層を形成して拡がろうとする性質もあるため、
トラップ用凹部24、26が上側又は下側に或いは内輪
側に位置しても玉軸受2の内側へも移動する。
【0035】上述した実施形態では、玉軸受2の外輪6
の外収容凹部10の両端部(又は外輪6の外収容凹部1
0の両側)にトラップ用凹部24,26を設けている
が、いずれか一方に設けるのみでも所望の効果が達成さ
れる。例えば図4に示すモータに適用する場合、一方
(上側)の玉軸受2にあっては、外輪6の外収容凹部1
0の上側端部(又は外収容凹部10の上側)に設け、他
方(下側)の玉軸受2にあっては、外輪6の外収容部1
0の下側端部(又は外収容凹部10の下側)に設けるの
が好ましく、このように設けることによって、各玉軸受
2のトラップ用凹部は一つであるが、遊離したオイルの
モータ内部及び外部への流出を防止することができる。
の外収容凹部10の両端部(又は外輪6の外収容凹部1
0の両側)にトラップ用凹部24,26を設けている
が、いずれか一方に設けるのみでも所望の効果が達成さ
れる。例えば図4に示すモータに適用する場合、一方
(上側)の玉軸受2にあっては、外輪6の外収容凹部1
0の上側端部(又は外収容凹部10の上側)に設け、他
方(下側)の玉軸受2にあっては、外輪6の外収容部1
0の下側端部(又は外収容凹部10の下側)に設けるの
が好ましく、このように設けることによって、各玉軸受
2のトラップ用凹部は一つであるが、遊離したオイルの
モータ内部及び外部への流出を防止することができる。
【0036】オイルの流出をより確実に防止するために
は、トラップ用凹部24,26を設けるとともに、撥油
剤を塗布するのが望ましい。即ち、この場合、外輪6の
外収容凹部10の両端部にトラップ用凹部24,26が
設けられ、このトラップ用凹部24,26の軸線方向外
側の領域、換言すると外輪6の内周面の非研磨面に撥油
剤が塗布される。尚、この撥油剤は、内輪4の内収容凹
部8の軸線方向両側の領域、換言すると内輪4の外周面
の非研磨面にも塗布することができる。撥油剤として
は、例えばフッ素樹脂等を用いることができる。このよ
うな撥油剤層を形成した場合、外輪6においては遊離し
たオイルがトラップ用凹部24,26を越えて撥油剤層
まで拡散する、また内輪4においてはオイルが内収容凹
部8を越えて撥油剤層まで拡散すると、これら撥油剤に
よってオイルがはじかれ、更なる外側への拡散が阻止さ
れ、オイルの外部への流出を一層確実に防止することが
できる。
は、トラップ用凹部24,26を設けるとともに、撥油
剤を塗布するのが望ましい。即ち、この場合、外輪6の
外収容凹部10の両端部にトラップ用凹部24,26が
設けられ、このトラップ用凹部24,26の軸線方向外
側の領域、換言すると外輪6の内周面の非研磨面に撥油
剤が塗布される。尚、この撥油剤は、内輪4の内収容凹
部8の軸線方向両側の領域、換言すると内輪4の外周面
の非研磨面にも塗布することができる。撥油剤として
は、例えばフッ素樹脂等を用いることができる。このよ
うな撥油剤層を形成した場合、外輪6においては遊離し
たオイルがトラップ用凹部24,26を越えて撥油剤層
まで拡散する、また内輪4においてはオイルが内収容凹
部8を越えて撥油剤層まで拡散すると、これら撥油剤に
よってオイルがはじかれ、更なる外側への拡散が阻止さ
れ、オイルの外部への流出を一層確実に防止することが
できる。
【0037】内輪4の外周面(又は外輪6の内周面)の
所定領域への撥油剤の塗布は、例えば次の通りにして行
うことができる。内輪4(又は外輪6)の所定領域に塗
布する場合、例えば、内輪4の外周面(又は外輪6の内
周面)の実質上全域に撥油剤を塗布し、しかる後に内輪
4の内収容凹部8(又は外輪6の外収容凹部10)に超
研磨仕上げを施せばよく、このようにすることによっ
て、内収容凹部8(又は外収容凹部10)の表面に存在
する撥油剤を除去することができ、かくして内輪4の外
周面(又は外輪6の内周面)の非研磨面に撥油剤層を比
較的簡単に形成することができる。
所定領域への撥油剤の塗布は、例えば次の通りにして行
うことができる。内輪4(又は外輪6)の所定領域に塗
布する場合、例えば、内輪4の外周面(又は外輪6の内
周面)の実質上全域に撥油剤を塗布し、しかる後に内輪
4の内収容凹部8(又は外輪6の外収容凹部10)に超
研磨仕上げを施せばよく、このようにすることによっ
て、内収容凹部8(又は外収容凹部10)の表面に存在
する撥油剤を除去することができ、かくして内輪4の外
周面(又は外輪6の内周面)の非研磨面に撥油剤層を比
較的簡単に形成することができる。
【0038】また、内輪4に撥油剤を塗布する場合、上
述した方法に代えて、例えば、内収容凹部8の表面に超
研磨仕上げを施し、その後この内輪4を薄い撥油剤層上
を転がすようにしてもよい。この場合、内収容凹部8は
内輪4の外周面から窪んでいるために撥油剤は付着せ
ず、超研磨仕上げが施されていない非研磨面(内輪4の
両端部に存在する)にのみ撥油剤が付着し、このように
しても内輪5の外周面の非研磨面に撥油剤層を比較的簡
単に形成することができる。
述した方法に代えて、例えば、内収容凹部8の表面に超
研磨仕上げを施し、その後この内輪4を薄い撥油剤層上
を転がすようにしてもよい。この場合、内収容凹部8は
内輪4の外周面から窪んでいるために撥油剤は付着せ
ず、超研磨仕上げが施されていない非研磨面(内輪4の
両端部に存在する)にのみ撥油剤が付着し、このように
しても内輪5の外周面の非研磨面に撥油剤層を比較的簡
単に形成することができる。
【0039】以上、本発明に従う玉軸受及びこれを用い
たモータの実施形態について説明したが、本発明はこれ
ら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を
逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例
えば、図示の実施形態では、玉軸受2の外輪6の内周面
の研磨面の両端部にトラップ用凹部24,26を設けて
いるが、内輪4の外周面の内収容凹部8(即ち、内周面
の研磨面)の両端部の少なくとも一方にも、外輪6と同
様のトラップ用凹部を設けてもよい。また、その研磨面
に代えて、内輪4の外周面の両端部の少なくとも一方の
非研磨面にトラップ用凹部を設けるようにしてもよい。
たモータの実施形態について説明したが、本発明はこれ
ら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を
逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例
えば、図示の実施形態では、玉軸受2の外輪6の内周面
の研磨面の両端部にトラップ用凹部24,26を設けて
いるが、内輪4の外周面の内収容凹部8(即ち、内周面
の研磨面)の両端部の少なくとも一方にも、外輪6と同
様のトラップ用凹部を設けてもよい。また、その研磨面
に代えて、内輪4の外周面の両端部の少なくとも一方の
非研磨面にトラップ用凹部を設けるようにしてもよい。
【0040】また、例えば、図示の実施形態では、玉軸
受2をハードディスク駆動装置用スピンドルモータに適
用して説明したが、CD−ROM駆動装置用スピンドル
モータ、DVD駆動装置用スピンドルモータ、冷却用フ
ァンモータ等の各種モータにも同様に適用することがで
き、特に高速回転するモータに用いることによって遊離
したオイルの流出を防止することができる。
受2をハードディスク駆動装置用スピンドルモータに適
用して説明したが、CD−ROM駆動装置用スピンドル
モータ、DVD駆動装置用スピンドルモータ、冷却用フ
ァンモータ等の各種モータにも同様に適用することがで
き、特に高速回転するモータに用いることによって遊離
したオイルの流出を防止することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1及び2の玉軸受によれ
ば、回転中にグリスから遊離して外輪の内周面に沿って
外側に移動するオイルは、このトラップ用凹部に捕捉さ
れ、オイルの外部への流出を防止することができるとと
もに、玉軸受の寿命を長く維持することができる。更
に、オイルに起因する玉軸受外部の不具合を低減するこ
とができる。特に、外輪が高速回転する場合、オイルの
遊離も多くなり、特に有効である。
ば、回転中にグリスから遊離して外輪の内周面に沿って
外側に移動するオイルは、このトラップ用凹部に捕捉さ
れ、オイルの外部への流出を防止することができるとと
もに、玉軸受の寿命を長く維持することができる。更
に、オイルに起因する玉軸受外部の不具合を低減するこ
とができる。特に、外輪が高速回転する場合、オイルの
遊離も多くなり、特に有効である。
【0042】また、本発明の請求項3の玉軸受によれ
ば、グリスから遊離したオイルがシール部材を越えて玉
軸受の外側へ移動することを防止することができる。ま
た、本発明の請求項4及び5の玉軸受によれば、グリス
から遊離したオイルが、撥油剤を塗布した部位を越えて
拡散することを防止することができる。
ば、グリスから遊離したオイルがシール部材を越えて玉
軸受の外側へ移動することを防止することができる。ま
た、本発明の請求項4及び5の玉軸受によれば、グリス
から遊離したオイルが、撥油剤を塗布した部位を越えて
拡散することを防止することができる。
【0043】また、本発明の請求項6の玉軸受によれ
ば、グリスから遊離したオイルをトラップ用凹部にて確
実に捕捉することができる。更に、本発明の請求項7の
モータによれば、玉軸受から流出したオイルに起因する
不具合がほとんどなく、その寿命を長く維持することが
できる。
ば、グリスから遊離したオイルをトラップ用凹部にて確
実に捕捉することができる。更に、本発明の請求項7の
モータによれば、玉軸受から流出したオイルに起因する
不具合がほとんどなく、その寿命を長く維持することが
できる。
【図1】本発明に従う玉軸受の一実施形態を一部切欠い
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【図2】図1の玉軸受を示す断面図である。
【図3】図1の玉軸受の外輪に形成されたトラップ用凹
部を拡大して示す部分拡大断面図である。
部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図4】図1の玉軸受を備えたモータの一例としてのス
ピンドルモータの左半分を示す断面図である。
ピンドルモータの左半分を示す断面図である。
2 玉軸受 4 内輪 6 外輪 8 内収容凹部 10 外収容凹部 12 転動体 14 リテーナ 20,22 シール部材 24,26 トラップ用凹部 32 ハウジング 34 ロータハブ 46 ロータマグネット 48 ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J016 AA02 BB03 BB18 3J101 AA02 AA32 AA42 AA52 AA62 BA53 BA54 BA56 BA73 CA13 CA14 EA63 EA78 FA13 GA53 5H605 BB05 BB15 BB19 CC04 EB10 EB28
Claims (7)
- 【請求項1】 リング状の内輪と、この内輪の半径方向
外側に配設されたリング状の外輪と、前記内輪及び前記
外輪の間に介在された複数個の転動体とを具備する玉軸
受において、 前記内輪の外周面の研磨面の両端部及び前記外輪の内周
面の研磨面の両端部の四部位のうち少なくとも一部位に
は、グリスから遊離したオイルを捕捉するためのトラッ
プ用凹部が設けられていることを特徴とする玉軸受。 - 【請求項2】 リング状の内輪と、この内輪の半径方向
外側に配設されたリング状の外輪と、前記内輪及び前記
外輪の間に介在された複数個の転動体とを具備する玉軸
受において、 前記内輪の外周面の両端部の非研磨面及び前記外輪の内
周面の両端部の非研磨面の四部位のうち少なくとも一部
位には、グリスから遊離したオイルを捕捉するためのト
ラップ用凹部が設けられていることを特徴とする玉軸
受。 - 【請求項3】 前記内輪の外周面と前記外輪の内周面と
の間の両端部に形成される開口には、少なくとも一方の
開口を封じるためのシール部材が設けられ、前記トラッ
プ用凹部は前記シール部材の装着部位よりも軸線方向内
側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記
載の玉軸受。 - 【請求項4】 前記内輪の外周面の非研磨面及び前記外
輪の非研磨面の少なくなくとも一方には、撥油剤が塗布
されていることを特徴とする請求項1記載の玉軸受。 - 【請求項5】 前記内輪の外周面の両端部の非研磨面及
び前記外輪の内周面の両端部の非研磨面の少なくとも一
つには、前記トラップ用凹部よりも軸線方向外側の部位
に撥油剤が塗布されていることを特徴とする請求項2記
載の玉軸受。 - 【請求項6】 前記トラップ用凹部はリング状であっ
て、その外側側面が、軸線方向に対して直交する半径方
向面に平行である、又はオイルが玉軸受の外側へ移動し
ないように傾斜していることを特徴とする請求項1〜5
のいずれかに記載の玉軸受。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずかに記載の玉軸受を
備えたことを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31520798A JP2000145793A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 玉軸受及びこれを備えたモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31520798A JP2000145793A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 玉軸受及びこれを備えたモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145793A true JP2000145793A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18062701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31520798A Withdrawn JP2000145793A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 玉軸受及びこれを備えたモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000145793A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103270328A (zh) * | 2010-12-21 | 2013-08-28 | Skf公司 | 球轴承保持架和具有该保持架的深沟球轴承 |
CN110098689A (zh) * | 2019-06-22 | 2019-08-06 | 陈路阳 | 一种电机端盖总成和电机 |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31520798A patent/JP2000145793A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2743527A1 (en) * | 2010-12-21 | 2014-06-18 | Aktiebolaget SKF | Deep groove ball bearing with a two part cage with integrated seals |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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