JP2000145280A - 自動ドア装置 - Google Patents

自動ドア装置

Info

Publication number
JP2000145280A
JP2000145280A JP10312832A JP31283298A JP2000145280A JP 2000145280 A JP2000145280 A JP 2000145280A JP 10312832 A JP10312832 A JP 10312832A JP 31283298 A JP31283298 A JP 31283298A JP 2000145280 A JP2000145280 A JP 2000145280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
opening
closing
sensor
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10312832A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Miura
雅範 三浦
Fumiyoshi Tobiyasu
史佳 飛安
Toshihiro Fujiwara
敏廣 藤原
Makoto Izawa
誠 伊澤
Shigemi Matsubara
茂己 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP10312832A priority Critical patent/JP2000145280A/ja
Publication of JP2000145280A publication Critical patent/JP2000145280A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施工(設置工事)が容易であり、保守管理が
従来の同タイプのドア装置よりも容易である自動ドア装
置を提供する。 【解決手段】 ガイド装置2に沿って直線運動して開閉
するドア1と、ドア1を開閉させるためのリニアモータ
3と、ドア1の開閉に関する所定の情報を検出するため
の開閉検出センサ6、測距センサ7、エンコーダ等と、
ドア1の開閉にあたりリニアモータ3を制御する制御部
4とを備えており、制御部4は、リニアモータ3を制御
する制御パラメータが書き込まれた不揮発性メモリEE
PROMを含んでおり、該メモリに書き込まれた制御パ
ラメータをドアの所定動作を得るようにドア1の全開ご
とに書き替えることができ、それにより自己学習機能を
備えている自動ドア装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアを直線運動させ
て開閉する自動ドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅をはじめ、各種建物の出入口に採用
されている一般的なドア装置は、大別して、ドアがヒン
ジを中心に往復回動するヒンジ式のものと、ドアがレー
ル等の案内装置に沿って往復直線運動するスライド式の
ものがある。いずれのタイプのドア装置も、手動式のも
のと、モータによる自動開閉式のものがある。モータは
各種タイプのものが、単独で、又は適当なリンク機構を
併用して採用されている。
【0003】これらのうちスライド式ドア装置は、ヒン
ジ式ドア装置のようにドアの回動開閉のための大きいス
ペースを要しないことから、この利点が要求されるとこ
ろで多用されている。また、スライド式ドア装置で自動
開閉式のものについては、回転モータを利用するより駆
動部の構造が簡素化され、制御が容易である等の理由
で、近年リニアモータ駆動によるスライド式ドア装置も
採用されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案されてきたスライド式ドア装置では、回転モータ
駆動によるもの、リニアモータ駆動によるもののいずれ
であれ、モータを含む駆動部の制御パラメータ、すなわ
ち、ドアが開閉のために直線移動すべき距離、モータの
駆動電圧、ドアを停止させるときの制動開始時点或いは
位置等の制御パラメータは固定されている。
【0005】従って、ドア装置が使用を重ねるうちに経
時変化して構造に歪みが発生するなどして、ドアが開閉
のために移動すべき距離が変動したり、ひいてはドアを
停止させるときの適切な制動開始時点或いは位置が変動
したり、また、構造に歪みが発生したり、動作部分が摩
耗する等して負荷が変動した場合に、ドア動作に異常を
来す前にかかる変動に柔軟に対応してドア動作を制御す
ることはできない。
【0006】その結果、負荷変動等に対応した動作をし
ないままでドア装置の使用を重ねることになり、大きい
誤動作を招いたり、異常が異常を招いて加速度的にドア
装置の構造そのものや、ドア動作が悪化するという問題
がある。また、ドア動作に無視できない異常をきたすよ
うになってから、或いはそれに近い状態になってから、
それに気づくことになる。かくしてかかる異常の点検と
修理に多くの時間と費用を要することになる。
【0007】このような事態を招かないようにするに
は、頻繁に丁寧に点検を行い、駆動部によるドア駆動を
その都度調整する必要があるが、この場合も、結局のと
ころメインテナンスに多くの時間と費用をかけることに
なる。また、回転モータ駆動によるスライド式ドア装置
では、回転モータによる駆動部はモータ回転運動をドア
直線運動に変換する機構を必要とするためそれだけ構造
が複雑になり、ドア設置工事やその後のメインテナンス
に手間を要する。この点、リニアモータ駆動によるスラ
イド式のドア装置は、既述のとおり、回転モータを採用
する場合よりも、駆動部の構造が簡素化され、制御が容
易であるといった利点がある。しかしそれでも、設置工
事の容易性、メインテナンスの容易性の観点からは未だ
満足できるものではない。例えば、ドア装置を新規に設
置する場合、ドアが所定動作をするように、施工現場に
おいて手間のかかるドア駆動部等の初期設定作業が要求
される。また、ドアには通常障害物を検出するセンサを
設置するが、該センサとして一般的な光センサを採用す
るときには、ドアの閉じ位置においてドアに対向する縦
枠部材にも発光素子又は受光素子を設けなければならな
い。特に、一般住宅において既設のドア装置をリニアモ
ータ駆動によるドア装置に改造したり、取り替えるよう
なときには、このような問題が顕著に現れる。
【0008】そこで本発明は、ドアを直線運動させて開
閉する自動ドア装置であって、保守管理が従来の同タイ
プのドア装置よりも容易である自動ドア装置を提供する
ことを課題とする。また本発明は、ドアを直線運動させ
て開閉する自動ドア装置であって、施工(設置工事)が
容易である自動ドア装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、次の第1及び第2のタイプのドア装置を提供
する。 (1)第1タイプのドア装置 ドアを直線運動させて開閉する自動ドア装置であり、ガ
イド装置に沿って直線運動して開閉するドアと、前記ド
アを開閉させるためのモータを含むドア駆動部と、前記
ドアの開閉に関する所定の情報を検出する開閉情報検出
手段と、前記ドアの開閉にあたり前記開閉情報検出手段
による検出情報に基づいて前記ドア駆動部を制御する制
御部とを備えており、前記制御部は、前記ドア駆動部を
制御する制御パラメータが書き込まれた不揮発性メモリ
を含んでおり、該メモリに書き込まれた制御パラメータ
を前記ドアの所定動作を得るように該ドアの開閉ごとに
書き換えることができ、それにより自己学習機能を備え
ていることを特徴とする自動ドア装置。
【0010】この自動ドア装置によると、従来のスライ
ド式自動ドア装置と同様に、駆動部によるドア駆動によ
りドアが開閉する。この自動ドア装置では、ドア駆動部
は制御部の指示に従って動作し、それによりドアが所定
の動作をする。制御部における不揮発性メモリには、当
初から、すなわち、所定位置に設置する前から、さらに
言えば、例えばドア装置製造工場からの出荷に先立っ
て、所定のドア動作を得るための制御パラメータが所定
の初期値として書き込まれており、従って、ドア装置設
置現場での面倒な制御パラメータの初期設定が不要であ
り、それだけドア装置の設置工事が簡単、容易である。
【0011】しかもこの自動ドア装置では、不揮発性メ
モリに書き込まれた制御パラメータがドアの開閉ごとに
所定のドア動作を得るように自動的に書き換えられて自
己学習機能を発揮することができ、それにより、ドア装
置が使用を重ねるうちに経時変化しても、その変動に柔
軟に対応してドア動作を制御することができる。そのた
め誤動作等の異常な動作が十分抑制されるとともに保守
管理が容易になる。 (2)第2タイプのドア装置 ドアを直線運動させて開閉する自動ドア装置であり、ガ
イド装置に沿って直線運動して開閉するドアと、前記ド
アを開閉させるためのリニアモータとを備えており、前
記ガイド装置はドア開閉方向に延びるガイドレールと、
該ガイドレールに装着され、該ガイドレールに沿って移
動できる少なくとも二つのドア吊り車とを含んでおり、
該各吊り車は前記ドアに着脱可能で、該ドアは該吊り車
に取り外し可能に連結され、前記リニアモータは、固定
子が前記ガイドレールにドア開閉方向に延在するように
固定されており、可動子が該ガイドレールにドア開閉方
向に可動に支持され、前記吊り車の一つに連動可能に接
続されることを特徴とする自動ドア装置。
【0012】この自動ドア装置は、従来のリニアモータ
駆動によるスライド式自動ドア装置と同様に、リニアモ
ータ駆動によりドアが開閉する。この自動ドア装置によ
ると、リニアモータ固定子が取り付けられたガイドレー
ルを住宅等のドア装置設置位置に直接に又は他の部材を
介するなどして間接的に取り付けるとともに該ガイドレ
ールに少なくとも二つの吊り車及びリニアモータ可動子
をそれぞれドア開閉方向に可動に装着し、また、一つの
吊り車とリニアモータ可動子とを連動可能に接続し、各
吊り車をドアに取り付け接続することで、簡単、容易に
設置できる。
【0013】また、点検保守にあたっては、必要とあれ
ば、ドアを各吊り車からは外すだけで、該ドアを簡単に
取り外すことができ、その後さらに必要に応じ、残りの
部分も分解や取り外しでき、それだけ保守管理が簡単、
容易である。次に前記第1タイプ、第2タイプのドア装
置についてさらに説明する。第1タイプのドア装置につ
いてみると、前記モータとして回転モータを採用しても
よいが、リニアモータを採用すると、一層構造が簡素化
され、設置工事及びその後のメイテナンスが容易にな
る。
【0014】前記開閉情報検出手段は、前記ドアの閉じ
方向前端に搭載される障害物検出センサを含むことがで
きる。また、該開閉情報検出手段は、ドア開指示の有無
を検出するための開閉センサや、前記ドアの動作状態を
検出するエンコーダも含むことができる。障害物検出セ
ンサを採用する場合、該センサを測距センサとすること
ができる。
【0015】測距センサを採用する場合、前記制御部
は、前記ドアの閉じ動作において、該測距センサから出
力される測距データを該ドアの前端からドア全閉時に該
ドアに対向する縦枠部材までの残り距離と比較し、該測
距データが該残り距離より短い距離を示すときは、ドア
閉じ動作を開き動作に反転させるものに構成することが
できる。
【0016】前記不揮発性メモリに書き込まれる制御パ
ラメータとしては、代表例として、前記ドアの開閉スト
ローク長、前記ドアの閉じ方向への前進を障害物に対し
てその手前位置で停止させるためのドア全開位置から該
手前位置に至る距離データ、前記ドアを閉じるときドア
移動に対して制動を開始する制動開始位置に至るドア全
開位置からの距離データ及び前記ドアを開くときドア移
動に対して制動を開始する制動開始位置に至るドア全閉
位置からの距離データ、並びに前記モータの駆動電圧を
挙げることができる。
【0017】いずれにしても、前記不揮発性メモリの制
御パラメータ(制御データ)書き換えは、前記ドアの停
止状態(全開又は全閉)で行う場合を例示できる。停止
状態、すなわちドアの移動終了後に書き換え制御を行う
ことで、複雑な制御を行うことなく確実にデータを書き
換えることができる。またドア全開位置で書き換えを行
うときは、ドアを全開位置に、少なくとも書き換えに要
する時間停止させることができる。こうすることで、ド
アの全開停止時間(数秒)を利用してデータを書き換え
し、書き換えのための余分な時間を要さずに一連のドア
開閉作業を行うことができる。
【0018】前記開閉センサ及び障害物検出センサを採
用する場合、該開閉センサ、前記制御部及び該障害物検
出センサは、この順序に上から下へ配列して前記ドアに
取り付けてもよい。このように取り付けることで、開閉
センサを操作し易い適切な位置に配置できるとともに障
害物検出センサを障害物検出を行い易い位置に配置で
き、且つ、制御部をこれに接続されるべき開閉センサ及
び障害物検出センサの近くに配置してこれら3者をコン
パクトな配置とし、これら3者を取り付け易く、且つ、
メイテナンスし易くできる。
【0019】さらに、開閉センサ、制御部及び障害物検
出センサは一つのフレームに搭載して一体化し、該フレ
ームごと前記ドアに取り付けてもよい。これにより一
層、取り付けが容易になる。また、これら部分のメイン
テナンスも容易になる。本発明に係る前記第2タイプの
ドア装置構造は、この第1タイプのドア装置にも適用す
ることができる。
【0020】すなわち、第1タイプのドア装置におい
て、前記ガイド装置はドア開閉方向に延びるガイドレー
ルと、該ガイドレールに装着され、該ガイドレールに沿
って移動できる少なくとも二つのドア吊り車とを備えて
おり、該各吊り車は前記ドアに着脱可能で、該ドアは該
吊り車に取り外し可能に連結され、前記モータはリニア
モータであり、該リニアモータの固定子は前記ガイドレ
ールにドア開閉方向に延在するように固定されており、
可動子は該ガイドレールにドア開閉方向に可動に支持さ
れ、前記吊り車の一つに連動可能に接続されるドア装置
であってもよい。
【0021】また、前記第2タイプのドア装置において
も、ドア開指示の有無を検出するための開閉センサ、前
記ドアの閉じ方向前端に搭載される障害物検出センサ及
び前記ドアの所定動作を得るように該ドア駆動部を制御
する制御部とを備えることができ、該開閉センサ、制御
部及び障害物検出センサがこの順序に上から下へ配列さ
れて前記ドアに取り付けられてもよい。
【0022】さらには、前記開閉センサ、制御部及び障
害物検出センサは一つのフレームに搭載されてて一体化
され、該フレームごと前記ドアに取り付けられてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る自動ドア装置の
1例の分解斜視図である。但し、ドア枠体10は他の部
分に対して縮小して示してある。図2は図1に示すドア
装置におけるドア上端部、リニアモータ及びガイド装置
の分解斜視図である。図3は図1に示すドア装置の制御
回路の概略を示すブロック図である。
【0024】図1及び図2に示すドア装置は、ドア1、
ドア1のガイド装置2、リニアモータ3からなるドア駆
動部30、及びこれらを住宅等における所定位置に設定
するためのドア枠体10を含んでいる。さらに、図3に
示すように、リニアモータ動作を制御する制御部4、こ
の制御部に接続された、ドア1の開閉に関する情報を検
出する手段としてのエンコーダ5、ドア開指示の有無を
検出するための開閉センサ6、ドア1に搭載された測距
センサ7(障害物検出センサ、換言すれば安全センサの
1例)等を備えている。
【0025】ドア1は後述するようにガイド装置2の一
部に連結される。ガイド装置2はガイドレール21を有
しており、レール21は、ドア枠体10の鴨居部分10
1内に取り付けられている。鴨居部分101は、下端面
に沿って開口したガイド装置設置空間Sを有しており、
ガイドレール21はその空間内に、ドア開閉方向Xに延
在するように配置され、固定される。
【0026】そしてガイドレール21に2個の吊り車2
2がそれぞれドア開閉方向Xに移動自在に装着される。
各吊り車22はドア1の上端部のドア開閉方向における
各端部に設けた吊り車取り付け凹所11に下端部を嵌合
させることができ、その状態でドア1に連結することが
できる。また、その連結状態から分離することもでき
る。
【0027】かくして各吊り車22をドア1の上端部に
嵌合取り付けすることで、ドア1は吊り車22に吊り下
げ支持され、ガイドレール21に沿って開閉方向に移動
することができる。リニアモータ3は3相駆動方式のリ
ニアモータで、固定子31と可動子32を含んでいる。
これらについて図4及び図5、さらには図1及び図2を
参照して説明する。
【0028】図4(A)は固定子31の下面を示してお
り、図4(B)は該固定子の一部の拡大下面を示してい
る。また、図5は可動子32の、一部を省略して示す平
面図(上面図)である。固定子31は、図4(A)及び
(B)に示すように、直線的に長尺に延びる帯板状の基
板311上に重ねて帯状の界磁マグネット312を設け
たものである。界磁マグネット312は着磁可能の母材
に所定のピッチでN極の磁極とS極の磁極を交互に着磁
して形成したものである。基板311は鉄製のもので固
定子ヨークを兼ねている。これにより別途固定子ヨーク
を設ける必要がなくなっている。
【0029】なお、界磁マグネット312の長さ方向に
おける一部には、後述するリニアエンコーダスケール5
1及び帯状のマーク500が重ねて形成されている。固
定子31は、界磁マグネット312を下方に向けて、前
記のガイドレール21に該レールと平行に取り付け固定
されている。可動子32は、図5、図1及び図2に示す
ように、直線的に延びる帯板状の基板321上に合計2
1箇の電機子コイル322を順次基板長手方向に接着し
たコイル基板ユニット320を、同じく直線的にのびる
帯板状のフレームF(図1、図2参照)上に搭載したも
のである。基板321は鉄製のもので可動子ヨークを兼
ねている。これにより別途可動子ヨークを設ける必要が
なくなっている。
【0030】21箇の電機子コイルはU相、V相、W相
の3相のコイルを一組として、これを7組設けたもので
ある。図5に示すように、各電機子コイル322は平面
視(平面から見ると)四角形状の空芯コイルで、その開
口面を基板321に平行にして該基板に接着されてい
る。一番端の組のU相、V相、W相の各コイル322の
開口には、電機子コイル322群への通電を制御するた
めに固定子31における界磁マグネット312の磁極を
検出するセンサが配置されている。磁極検出センサとし
て本例では、U相コイル用ホール素子hu、V相コイル
用ホール素子hv、W相コイル用ホール素子hwがそれ
ぞれ配置され、基板321に接着されている。各ホール
素子による検出情報は制御部4に入力される(図3参
照)。
【0031】可動子32の支持フレームFには、図1及
び図2に示すように、各端部に近い位置でそれぞれ一対
の車輪付きアーム323が上方へ向け突設されており、
可動子32はこの2対のアーム323でガイドレール2
1にドア開閉方向に移動可能にぶら下がり、該レールに
支持されている。かくして可動子32は固定子31に対
し平行に移動できるようになっており、固定子界磁マグ
ネット312に対しコイル群322が所定の間隔をおい
て対向している。
【0032】また、可動子32の支持フレームFのドア
閉じ方向における前端部には吊り車連結部f1が設けら
れており、ここに前記の2個の吊り車22のうちドア閉
じ方向における前側の吊り車22が取り付けられる。該
吊り車22は該連結部f1から取り外すこともできる。
かくして、リニアモータ3の可動子32が動くことでド
ア1が開閉方向に駆動される。
【0033】この自動ドア装置によると、例えば、リニ
アモータ固定子31が取り付けられたガイドレール21
を、住宅等のドア装置設置位置に取り付けられたドア枠
体10の鴨居部分101の空間Sに取り付けるとともに
該ガイドレール21に2個の吊り車22及びリニアモー
タ可動子32をそれぞれドア開閉方向に可動に装着し、
また、片方の吊り車22とリニアモータ可動子32とを
接続し、次いで各吊り車22をドア1の上端部凹所11
にそれぞれ嵌合して取り付けることで、簡単、容易に設
置できる。
【0034】また、点検保守にあたっては、必要とあれ
ば、ドア1を各吊り車22からは外すだけで、ドア1を
簡単に取り外すことができ、その後さらに必要に応じ、
残りの部分も分解や取り外しでき、それだけ保守管理が
簡単、容易である。エンコーダ5は、図4に示すよう
に、リニアエンコーダスケール51と該スケール情報を
読み取るエンコーダセンサ511、512を含んでい
る。
【0035】リニアエンコーダスケール51は図4
(A)及び(B)に示すように、界磁マグネット312
上に重ねて形成されている。エンコーダスケール51は
透磁性のフィルムに光反射性良好な部分Rとそれよりず
っと光反射能の少ない部分(ここでは黒色部分)NRが
所定のピッチで交互に形成されたものである。エンコー
ダセンサ511、512は光センサであり、図4(C)
及び図1に示すように、支持基板50に搭載されてスケ
ール51に臨んでいる。支持基板50は図1等に示すよ
うに、可動子32のフレームFのドア閉じ方向における
前端部上に搭載されている。
【0036】センサ511、512はドア開閉方向に沿
って、且つ、90度の位相のずれをもってエンコーダス
ケール情報を検出するように間隔をおいて配置されてい
る。このような配置により、センサ511から発せられ
る信号と、センサ512から発せられる信号とは、ドア
1の移動方向により位相のずれる方向が変わり、これに
より制御部4でドア1の移動方向を判定できるようにな
っている。
【0037】エンコーダセンサ511、512で検出さ
れるスケール情報は、ドア1の位置、移動距離、速度の
検出に供される。また、エンコーダ5にはドア移動の終
端を検出する手段が含まれている。すなわち、界磁マグ
ネット312上には、リニアエンコーダスケール51と
平行にドア1の閉じ方向移動の終端及び開方向移動の終
端を示すための帯状のマーク500も設けられている。
このマーク500は透磁性のフィルムの両端部を光反射
性良好な部分501、502とし、該両端部の間はそれ
よりずっと光反射能の少ない部分(ここでは黒色部分)
503としたものである。各端部501、502がドア
閉じ方向移動及びドア開方向移動の終端を示している。
そして図4(C)に示すように、この終端を検出するた
めの終端検出センサ(光センサ)504が前記エンコー
ダセンサを搭載した同じ支持基板50上に搭載されてい
る。
【0038】なお、以上説明したエンコーダ5は光学式
エンコーダであるが、エンコーダは光学式のものに限定
されることはなく、磁気式等の他の方式のエンコーダも
採用できる。制御部4は、ドア開指示の有無を検出する
ための開閉センサ6、障害物を検出するための測距セン
サ7とともにドア1に搭載される。開閉センサ6は人が
手を近づけたり、物体を近づけたりするとこれを検出し
てドア開指令を制御部4へ入力するものである。測距セ
ンサ7は、発光素子と受光素子とを含み、三角測量法に
より物体までの距離を測定するセンサである。
【0039】これら制御部4、センサ6、7は、図1及
び図6に示すように、一つのフレーム400上に、開閉
センサ6、制御部4、測距センサ7の順に上から下へ順
次配置搭載されて一体化され、制御ユニットの形態にさ
れている。そして該フレーム400とともにドア1の閉
じ方向における前端に取り外し可能に組み込まれる。測
距センサ7をドア前端に設けることで、ドア移動方向前
方の物体までの距離を正確に検出できる。このようにド
ア1に組み込まれたとき、開閉センサ6は、ドア1の両
面に予め設けてある窓12から外部に臨む。窓12は凹
部を有しており、ドア把手としても機能する。
【0040】かくして開閉センサ6を操作し易い適切な
位置に配置できるとともに測距センサ7を障害物検出を
行い易い位置に配置でき、且つ、制御部4をこれに接続
されるべき開閉センサ6及び測距センサ7の近くに配置
でき、これら3者はコンパクト化されて取り付け易くな
っている。また、これらのメインテナンスも容易であ
る。
【0041】ここでは、開閉センサ6はドア装置下の床
面9から高さ略900mm、測距センサ7は同高さ略5
00mmの位置に設けられる。このように測距センサ7
を開閉センサ6より低い位置に設けることにより、障害
物の位置を確実に検出することができる。なお、図1に
おいて床面9に設けられた突起91は振れ止め部材であ
り、ドア1の下端面にドア開閉方向に沿って形成した溝
13に相対的に摺動可能に嵌合してドア1の振れを抑制
するものである。
【0042】制御部4は図3に示すように、制御基板4
1上にシングルチップマイコン、リニアモータ3のため
のドライバIC、不揮発性メモリ(EEPROM)を搭
載してなるもので、開閉センサ6、測距センサ7、エン
コーダセンサ511、512はマイコンの入出力ポート
(I/Oポート)に接続され、リニアモータ3はドライ
バICから通電されるようになっている。
【0043】不揮発性メモリ(EEPROM)は、この
ドア装置製造工場からの出荷前に、制御パラメータの初
期値が書き込まれているが、該制御パラメータは、ここ
では次の〜である。 ドア1の開閉ストローク長。 ドア1の閉じ方向への前進を障害物に対してその手
前位置で停止させるためのドア全開位置から該手前位置
に至る距離データ ドア1を閉じるときドア移動に対して制動を開始す
る制動開始位置に至るドア全開位置からの距離データ及
びドア1を開くときドア移動に対して制動を開始する制
動開始位置に至るドア全閉位置からの距離データ。 リニアモータ3の駆動電圧 なお、前記の距離データについては、ここでは、ドア
1を閉じるときは、ドア1が閉じ方向前方におけるドア
枠体10の縦枠部材102(図1参照)から100mm
手前でリニアモータ可動子の電機子コイルに逆通電する
ことで制動をかけて一旦停止させ、その後再び閉じ動作
させ、縦枠部材102の手前12mmで再び同様に制動
をかけて一旦停止させ、再び閉じ動作させ、リニアモー
タ可動子32上の終端検出センサ504がリニアモータ
固定子31に重ねて形成された終端検出用マーク500
における閉じ動作終端501を検出すると、電機子コイ
ル322への通電を停止する。このようにしてドア1を
衝撃少なく閉じるようにしている。また、ドア1を開く
ときは、ドア1が開き方向前方におけるドア枠体10の
縦枠部材103(図1参照)からドア1の幅(ドア開閉
方向におけるドア寸法)の4分の1手前で制動をかけて
一旦停止させ、その後再び開き動作させ、リニアモータ
可動子32上の終端検出センサ504がリニアモータ固
定子31に重ねて形成された終端検出用マーク500に
おける開き動作終端502を検出すると、電機子コイル
322への通電を停止する。このようにしてドア1を衝
撃少なく開くようにしている。
【0044】従って、初期値データは、ドア1の閉じ動
作については、ドア1がドア1の全開位置から縦枠部材
102の100mm手前の位置に達するまで移動すべき
距離(すなわち、ドア開閉ストローク長から100mm
減じた距離)及び縦枠部材102の12mm手前の位置
に達するまで移動すべき距離(すなわち、ドア開閉スト
ローク長から12m減じた距離)である。
【0045】また、ドア1の開き動作については、ドア
1がドア1の全閉位置から縦枠部材103の4分の1ド
ア幅手前の位置に達するまで移動すべき距離(すなわ
ち、ドア開閉ストローク長からドア幅の4分の1を減じ
た距離)である。ドア装置設置後は、前記のドア1の
ストローク長はドア1が全開するごとにエンコーダ5に
より計測されたストローク長に書き換えられ、の障害
物に対してその手前の所定の位置でドア1を停止させる
ための距離データはストローク長の変動に対応できるよ
うにドア1の全開ごとに書き換えられ、の制動開始の
ための距離データもストローク長の変動に対応できるよ
うにドア1の全開ごとに書き換えられ、のリニアモー
タ駆動電圧は負荷変動(ドア動作に対する抵抗等による
負荷変動)に対応できるようにドア1の全開ごとに書き
換えられる。
【0046】図1に示すように、ドア枠体10のドア開
側の上面に電源ボックスBXが搭載されており、この中
には電源があり、この電源にACアダプタ81及び中継
基板82を介して可撓性のある給電線83が接続され、
この給電線83は途中でリニアモータ可動子32のフレ
ームF上の支持基板50に連結支持され、さらにドア1
の中を通って制御部4に接続される。また、制御部4か
らはドア1中を通ってリニアモータ3へ通電するための
通電線84が延び、これは途中で可動子32の前記基板
50に連結支持され、そこからリニアモータ可動子32
に接続される。
【0047】以上説明したドア装置は制御部4の指示の
もとに動作するが、以下にそのドア動作を、制御部4の
動作を示すフローチャート(図7から図11)を参照し
つつ説明する。このドア装置は、住宅等の所定位置に設
置されたとき、当初はドア全閉状態に設定される。ここ
で人がドア1 の把手兼用の窓12から覗いている開閉セ
ンサ6に手を近づけることで該センサから開指令が発せ
られると、或いはドア1の窓12に手をかけてドア1を
開き方向に若干動かすことで、換言すれば自然開放操作
することで、エンコーダ5が所定パルスをカウントして
開指令が発せられると、ドア1は開き動作する(図7
中、ステップS1、S2)。そしてドア1が全開する
と、その状態が所定時間(ここでは所定の数秒の間)継
続する。その間に、制御部4の不揮発性メモリEEPR
OMに書き込まれていた制御パラメータが学習された制
御パラメータに書き換えられる(図7中、ステップS
3)。次いでドア1が閉じ動作する(図7中、ステップ
S4)。また、ドア1の開き動作、閉じ動作の間、エン
コーダ5によるカウント割り込み処理がなされる。
【0048】開き動作(ステップS2)においては、図
8に示すように、先ず、速度制御処理がなされてドア移
動速度を所定速度に設定するリニアモータ駆動電圧補正
値が求められ、続いてリニアモータ駆動のための基準電
圧値の学習処理がなされる(図8中、ステップS21、
S22)。さらに、障害物検出の有無が判断される(ス
テップ23)。
【0049】この障害物の検出は、ドア1が障害物に衝
突して停止させられ、それによりエンコーダ5によるパ
ルスカウントが停止することでなされる。障害物がない
ときにおいて、ドア1が制動(ブレーキ)をかける位
置、すなわちエンコーダ5が、ドア全閉位置から、ドア
開閉ストローク長よりドア幅の4分の1を減じた距離分
をカウントした位置に達すると、リニアモータ3の電機
コイル322に逆通電され、それによりドア1が制動さ
れ、一旦停止される。その後再び開き動作し、リニアモ
ータ可動子32に搭載された終端検出センサ504が固
定子31上のドア開側の終端マーク502を検出する
と、モータへの通電が停止され、ドア1は全開位置に停
止する(図8中、ステップS23、S24、S25、S
26)。
【0050】また、引き続き距離データの学習を行う
(図8中、ステップS30)。このようにしてドア全閉
位置からドア全開位置に達すると、その間のドア開き方
向の移動によるエンコーダ5のカウント値がドア開閉ス
トローク長とされ、これが、前記のメインルーチンにお
けるステップS3において、不揮発性メモリ(EEPR
OM)に書き換えられ、また、この更新された開閉スト
ローク長に応じて、障害物に対してその手前の安全な位
置でドア1を制御停止させるための距離データ、及び制
動開始のための各距離データも書き換えられる。
【0051】ステップS23において障害物が検出され
たときは、ドア1は一旦停止され、その後繰り返し障害
物の有無が判断され、障害物検出によるドア一時停止回
数が指定回数に達する前に障害物が除去されると、ドア
1はその後通常の開き動作に戻るが、障害物による一時
停止回数が指定回数に達すると、ドア1はフリー状態、
すなわちドア1を自動操作状態から手動で自由に動かせ
る状態にされる(図8中、ステップS23、S27、S
28、S29)。
【0052】図8中、ステップ21の速度制御処理で
は、図9に示すように、エンコーダ5によりカウントさ
れるパルス幅からドア1の移動速度が求められ(図9
中、ステップS211)、その速度が目標速度上限より
高速であったり、目標速度下限より低速であったりする
と(図9中、ステップS212、S212で「NO」の
とき)、取得したエンコーダパルス幅と目標速度に対応
するエンコーダパルス幅との差分に基づいて、リニアモ
ータ駆動電圧補正値が計算される(図9中、ステップS
214)。
【0053】図8中、ステップ22の基準電圧値の学習
においては、図10に示すように、通電しているにもか
かわらずドア1が移動していないとき、又はドア1が移
動しているが目標速度下限より低速であるときは、ステ
ップ21で求めた電圧補正値分、リニアモータ駆動電圧
を上げ(図9中、ステップS221、S222、S22
3、S224)、ドア1が移動しているが、目標速度上
限より高速であるときは、ステップ21で求めた電圧補
正値分、リニアモータ駆動電圧を下げ(図9中、ステッ
プ225、S226)、これらのいずれでもないか、い
ずれでもなくなって、リニアモータ可動子32に搭載さ
れた終端検出センサ504が固定子31上のドア開側の
終端マーク502を検出すると、そのときの駆動電圧を
基準電圧とする(図10中、ステップS222、S22
7)。図7に示すメインルーチン中のステップS3にお
いては、不揮発性メモリに書き込まれていたリニアモー
タ駆動電圧が、この基準電圧に書き換えられる。それに
より、負荷変動に対応できる。
【0054】図8中、ステップS30の距離データの学
習は、図11に示すように、まず、ドア1の全閉から全
開までのエンコーダ5のカウント値を最新のストローク
長として読み込む(ステップS311)。次に読み込ん
だ最新ストローク長と、前回のドア移動時のストローク
長との差分を求める(ステップS312)。演算した差
分に基づき障害物までの停止距離を補正する(ステップ
S313)。さらに演算した差分に基づき、ドアの制動
開始位置の距離データを補正する(ステップS31
4)。
【0055】ドア全開状態において不揮発性メモリ(E
EPROM)に対する制御パラメータの書き換えが終了
し、ドア1が全開位置にあることが測距センサ6により
確認され(換言すれば障害物が無いことが確認され)、
ドア全開状態を維持すべき所定時間が経過すると、これ
が閉じ指令となり、ドア1は閉じ動作し始める(図12
中、ステップS41、S42)。
【0056】ドア1が閉じ動作しているときに、ドア1
の前に障害物があり、これにドア1が衝突するようなこ
とがあると、ドア1は直ちに開き動作に反転する(図1
2中、ステップS43、S2)。障害物があっても、図
13に示すように、障害物Yの手前所定距離αで測距セ
ンサ7がその障害物Yを検出すると、衝突するまで前進
することなく、ドア1は停止し直ちに開き動作に反転す
る(図12中、ステップS44、S2)。ステップS4
4では、測距データαとドア前端から縦枠部材102ま
での残り距離Lとを比較し、測距データαが残り距離よ
り短いと、障害物検出と判断している。
【0057】また、ドア閉じ動作中に、開閉センサ6に
人が近づいたり、物が近づく等して、開閉センサ6が反
応し、開指令を発するときも、ドア1は直ちに停止し開
き動作に反転する(図12中、ステップS45、S
2)。このような障害物がなく、開閉センサ6からの開
指令も発生しないでドア1が閉じ動作を続けて、ドア全
閉位置の手前100mmに達すると、ドア1は一旦停止
され、その後再び閉じ動作し、ドア全閉位置の手前12
mmに達すると、再びドア1は一旦停止され、その後再
び閉じ動作し、リニアモータ可動子32に搭載された終
端検出センサ504が固定子31上のドア閉側の終端マ
ーク501を検出すると、通電が停止され、ドア1は全
閉位置に停止する(図12中、ステップS46、S4
7、S48、S49、S50)。かくしてドア1は衝撃
少なく、緩やかに全閉することができる。
【0058】このように以上説明したドア装置では、制
御部4における不揮発性メモリEEPROMには、ドア
装置製造工場からの出荷に先立って、所定のドア動作を
得るための制御パラメータが所定の初期値として書き込
まれており、従って、ドア装置設置現場での面倒な制御
パラメータの初期設定が不要であり、それだけドア装置
の設置工事が簡単、容易である。
【0059】しかもこの自動ドア装置では、不揮発性メ
モリEEPROMに書き込まれた制御パラメータがドア
1が全開するごとに、所定のドア動作を得るように自動
的に書き換えられて自己学習機能を発揮することがで
き、それにより、ドア装置が使用を重ねるうちに経時変
化しても、その変動に柔軟に対応してドア動作を制御す
ることができる。そのため誤動作等の異常動作が十分抑
制されるとともに保守管理が容易になる。
【0060】なお、ここでは不揮発性メモリとしてEE
PROMを採用したが、これに限定されるものではな
く、メモリカード、ハードディスクメモリ等その他の書
き換え可能な媒体を使用することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、ド
アを直線運動させて開閉する自動ドア装置であって、保
守管理が従来の同タイプのドア装置よりも容易である自
動ドア装置を提供することができる。また本発明による
と、ドアを直線運動させて開閉する自動ドア装置であっ
て、施工(設置工事)が容易である自動ドア装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア装置の1例の分解斜視図であ
り、ドア枠体を他の部分に対して縮小して示した図あ
る。
【図2】図1に示すドア装置におけるドア上端部、リニ
アモータ及びガイド装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示すドア装置における制御回路の概略を
示すブロック図である。
【図4】図4(A)はリニアモータ固定子の下面図であ
り、同時にリニアエンコーダスケール等を示す図であ
り、図4(B)は該固定子の一部の拡大下面図であり、
同時にリニアエンコーダスケール等の一部を示す図であ
り、図4(C)はエンコーダセンサ及び終端検出センサ
等の平面図である。
【図5】リニアモータ可動子の、一部を省略して示す平
面図である。
【図6】一体化された開閉センサ、制御部及び測距セン
サの斜視図である。
【図7】制御部の動作のメインルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図8】図7におけるドア開き動作ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図8における速度制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図10】図8における基準電圧値学習ルーチンを示す
フローチャートである。
【図11】図8における距離データ学習ルーチンを示す
フローチャートである。
【図12】図7におけるドア閉じ動作ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図13】測距センサによる障害物検出例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ドア 11 吊り車取り付け凹所 12 ドアにおける把手兼用窓 13 ドア下面の溝 2 ガイド装置 21 ガイドレール 22 吊り車 30 ドア駆動部 3 リニアモータ 31 固定子 311 固定子基板 312 界磁マグネット 32 可動子 321 基板(電機コイル搭載の基板) 322 電機子コイル 320 コイル基板ユニット F コイル基板ユニットを支持するフレーム hu、hv、hw ホール素子 f1 吊り車連結部 323 車輪付きアーム 4 制御部 EEPROM 不揮発性メモリ 5 エンコーダ 51 リニアエンコーダスケール 511、512 エンコーダセンサ 50 支持基板 500 終端検出用マーク 501、502 マーク50における端部 503 マーク50の両端部の間部分 504 終端検出センサ(光センサ) 6 開閉センサ 7 測距センサ(障害物検出センサの1例) 400 フレーム BX 電源ボックス 81 ACアダプタ 82 中継基板 83 給電線 84 通電線 9 床面 91 ドア振れ止め突起 10 ドア枠体 101 枠体10の鴨居部分 102 ドア閉じ側の縦枠部材 103 ドア開き側の縦枠部材 S ガイド装置設置空間 W 壁体
フロントページの続き (72)発明者 藤原 敏廣 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 伊澤 誠 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松原 茂己 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA02 BA04 CA06 CA07 DA01 DA02 DB01 DB02 EA16 EB01 EC01 GA06 GA08 GA10 GB01 GB06 GB12 GB13 GC03 GC06 GC07 GD00 GD03 GD08 GD09 HA01 KA06 KA13 KA14 KA15 KA16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアを直線運動させて開閉する自動ドア装
    置であり、 ガイド装置に沿って直線運動して開閉するドアと、 前記ドアを開閉させるためのモータを含むドア駆動部
    と、 前記ドアの開閉に関する所定の情報を検出する開閉情報
    検出手段と、 前記ドアの開閉にあたり前記開閉情報検出手段による検
    出情報に基づいて前記ドア駆動部を制御する制御部とを
    備えており、 前記制御部は、前記ドア駆動部を制御する制御パラメー
    タが書き込まれた不揮発性メモリを含んでおり、該メモ
    リに書き込まれた制御パラメータを前記ドアの所定動作
    を得るように該ドアの開閉ごとに書き換えることがで
    き、それにより自己学習機能を備えていることを特徴と
    する自動ドア装置。
  2. 【請求項2】前記開閉情報検出手段は前記ドアの閉じ方
    向前端に搭載される測距センサを含んでおり、前記制御
    部は、前記ドアの閉じ動作において、該測距センサから
    出力される測距データを該ドアの前端からドア全閉時に
    該ドアに対向する縦枠部材までの残り距離と比較し、該
    測距データが該残り距離より短い距離を示すときは、ド
    ア閉じ動作を開き動作に反転させる請求項1記載の自動
    ドア装置。
  3. 【請求項3】前記開閉情報検出手段は、ドア開指示の有
    無を検出するための開閉センサと、前記ドアの動作状態
    を検出するエンコーダと、前記ドアの閉じ方向前端に搭
    載される障害物検出センサとを含んでいる請求項1記載
    の自動ドア装置。
  4. 【請求項4】前記障害物検出センサは測距センサであ
    り、前記制御部は、前記ドアの閉じ動作において、該測
    距センサから出力される測距データを該ドアの前端から
    ドア全閉時に該ドアに対向する縦枠部材までの残り距離
    と比較し、該測距データが該残り距離より短い距離を示
    すときは、ドア閉じ動作を開き動作に反転させる請求項
    3記載の自動ドア装置
  5. 【請求項5】前記制御パラメータは、前記ドアの開閉ス
    トローク長、前記ドアの閉じ方向への前進を障害物に対
    してその手前位置で停止させるためのドア全開位置から
    該手前位置に至る距離データ、前記ドアを閉じるときド
    ア移動に対して制動を開始する制動開始位置に至るドア
    全開位置からの距離データ及び前記ドアを開くときドア
    移動に対して制動を開始する制動開始位置に至るドア全
    閉位置からの距離データ、並びに前記モータの駆動電圧
    である請求項1から4のいずれかに記載の自動ドア装
    置。
  6. 【請求項6】前記不揮発性メモリの制御パラメータ書き
    換えは、前記ドアの全開状態で行われる請求項1から5
    のいずれかに記載の自動ドア装置。
  7. 【請求項7】前記開閉センサ、制御部及び障害物検出セ
    ンサがこの順序に上から下へ配列されて前記ドアに取り
    付けられる請求項3又は4記載の自動ドア装置。
  8. 【請求項8】前記開閉センサ、制御部及び障害物検出セ
    ンサは一つのフレームに搭載されてて一体化されてお
    り、該フレームごと前記ドアに取り付けられる請求項7
    記載の自動ドア装置。
  9. 【請求項9】前記モータはリニアモータである請求項1
    から8のいずれかに記載の自動ドア装置。
  10. 【請求項10】前記ガイド装置はドア開閉方向に延びる
    ガイドレールと、該ガイドレールに装着され、該ガイド
    レールに沿って移動できる少なくとも二つのドア吊り車
    とを備えており、該各吊り車は前記ドアに着脱可能で、
    該ドアは該吊り車に取り外し可能に連結され、前記リニ
    アモータの固定子は前記ガイドレールにドア開閉方向に
    延在するように固定され、可動子は該ガイドレールにド
    ア開閉方向に可動に支持されるとともに前記吊り車の一
    つに連動可能に接続される請求項9記載の自動ドア装
    置。
  11. 【請求項11】ドアを直線運動させて開閉する自動ドア
    装置であり、ガイド装置に沿って直線運動して開閉する
    ドアと、前記ドアを開閉させるためのリニアモータとを
    備えており、前記ガイド装置はドア開閉方向に延びるガ
    イドレールと、該ガイドレールに装着され、該ガイドレ
    ールに沿って移動できる少なくとも二つのドア吊り車と
    を含んでおり、該各吊り車は前記ドアに着脱可能で、該
    ドアは該吊り車に取り外し可能に連結され、前記リニア
    モータは、固定子が前記ガイドレールにドア開閉方向に
    延在するように固定され、可動子が該ガイドレールにド
    ア開閉方向に可動に支持され、前記吊り車の一つに連動
    可能に接続されることを特徴とする自動ドア装置。
  12. 【請求項12】ドア開指示の有無を検出するための開閉
    センサ、前記ドアの閉じ方向前端に搭載される障害物検
    出センサ及び前記ドアの所定動作を得るように該ドア駆
    動部を制御する制御部とを備えており、該開閉センサ、
    制御部及び障害物検出センサがこの順序に上から下へ配
    列されて前記ドアに取り付けられる請求項11記載の自
    動ドア装置。
  13. 【請求項13】前記開閉センサ、制御部及び障害物検出
    センサは一つのフレームに搭載されてて一体化されてお
    り、該フレームごと前記ドアに取り付けられる請求項1
    2記載の自動ドア装置。
JP10312832A 1998-11-04 1998-11-04 自動ドア装置 Withdrawn JP2000145280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10312832A JP2000145280A (ja) 1998-11-04 1998-11-04 自動ドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10312832A JP2000145280A (ja) 1998-11-04 1998-11-04 自動ドア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000145280A true JP2000145280A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18033971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10312832A Withdrawn JP2000145280A (ja) 1998-11-04 1998-11-04 自動ドア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000145280A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051537A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Novoferm Tormatic Gmbh ドアまたはゲートの駆動ユニット、ドアまたはゲートの開放方向および閉鎖方向の学習方法、およびドアまたはゲートのメインエッジおよび/またはサイドエッジにかかる駆動力を測定および/または調整する方法
JP2007138631A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Nippon Jido Door Kk ドア装置
JP2009250024A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Yuki Ando 強制押込み手段を有する自動引き戸
WO2020230381A1 (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 Ihi運搬機械株式会社 扉閉制御システムと扉閉制御方法
WO2023159825A1 (zh) * 2022-02-23 2023-08-31 南京工程学院 一种具有行程精确自学习功能的管状电机及行程学习方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051537A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Novoferm Tormatic Gmbh ドアまたはゲートの駆動ユニット、ドアまたはゲートの開放方向および閉鎖方向の学習方法、およびドアまたはゲートのメインエッジおよび/またはサイドエッジにかかる駆動力を測定および/または調整する方法
JP4518411B2 (ja) * 2005-08-18 2010-08-04 ノヴォフェルム トルマティック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ドアまたはゲートの駆動ユニットおよびドアまたはゲートの駆動ユニットの制御方法
JP2007138631A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Nippon Jido Door Kk ドア装置
JP2009250024A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Yuki Ando 強制押込み手段を有する自動引き戸
WO2020230381A1 (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 Ihi運搬機械株式会社 扉閉制御システムと扉閉制御方法
JP2020186562A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 Ihi運搬機械株式会社 扉閉制御システムと扉閉制御方法
WO2023159825A1 (zh) * 2022-02-23 2023-08-31 南京工程学院 一种具有行程精确自学习功能的管状电机及行程学习方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7770327B2 (en) Power window system and method for controlling power-operated window
CN100584727C (zh) 门控制器基准位置的输入或调整
US8113263B2 (en) Barrier operator with magnetic position sensor
US7402971B2 (en) Movable partition monitoring systems and methods
KR101186641B1 (ko) 출입문 이중 제어 장치 및 그 방법
JPH09165984A (ja) 一または複数の作動可能なドア本体の運動を監視する方法および手段
JP2000145280A (ja) 自動ドア装置
CN110230455A (zh) 升降安全门、站台安全防护系统及其控制方法
CN101558363B (zh) 用于跟踪由电动机驱动的部件的位置的方法和装置
CN105293231A (zh) 电梯控制装置
JP7304685B2 (ja) 自動ドア保守支援システム、自動ドア保守支援装置、自動ドア保守支援方法
JPH0730654B2 (ja) 自動ドアの制御装置
EP2551440B1 (en) Motorised awning unit
JP3198441B2 (ja) 自動ドア開閉装置
JPH11324486A (ja) ドア及びドア装置
US20240034370A1 (en) Device and method for detecting and controlling an arm position of a railroad crossing gate mechanism
US20240034376A1 (en) Device and method for responding to loss-of-brake on a railroad crossing gate mechanism
BR102018003458A2 (pt) método e dispositivo de anti-aprisionamento e posicionamento em portões, portas, cancelas automáticas e congêneres.
JP3757764B2 (ja) 扉開閉装置
JP2016056548A (ja) 自動ドア装置
JPH10102913A (ja) 自動ドア制御装置
CN209429831U (zh) 障碍物检测启动系统及屏蔽门
JPH09159484A (ja) 被駆動物の位置検出装置
JP2003025855A (ja) サンルーフ制御装置及びサンルーフ制御方法
JP4228517B2 (ja) 扉開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110