JP2000145175A - 3階建て共同住宅 - Google Patents
3階建て共同住宅Info
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- JP2000145175A JP2000145175A JP10325770A JP32577098A JP2000145175A JP 2000145175 A JP2000145175 A JP 2000145175A JP 10325770 A JP10325770 A JP 10325770A JP 32577098 A JP32577098 A JP 32577098A JP 2000145175 A JP2000145175 A JP 2000145175A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 共用部分の面積を極力少なくするとともに、
廊下や階段等の共用部分を隣地境界線に近接させない形
式の3階建て共同住宅を提供することを課題とする。 【解決手段】 1階から3階までを共同住宅の用途に供
する3階建ての建築物において、1階から3階まで至る
共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配するととも
に、前記共用階段5及びこれとつながる共用廊下2と左
右の敷地境界線との間に住戸を介設したことを特徴とす
る3階建て共同住宅。
廊下や階段等の共用部分を隣地境界線に近接させない形
式の3階建て共同住宅を提供することを課題とする。 【解決手段】 1階から3階までを共同住宅の用途に供
する3階建ての建築物において、1階から3階まで至る
共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配するととも
に、前記共用階段5及びこれとつながる共用廊下2と左
右の敷地境界線との間に住戸を介設したことを特徴とす
る3階建て共同住宅。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3階建て共同住宅
に関するものであり、特に詳述すると、廊下や階段等の
共用部分の面積を小さくして敷地を有効に利用するとと
もに、近隣住戸に住む住人のプライバシーを侵害しない
配慮を施した3階建て共同住宅に関するものである。
に関するものであり、特に詳述すると、廊下や階段等の
共用部分の面積を小さくして敷地を有効に利用するとと
もに、近隣住戸に住む住人のプライバシーを侵害しない
配慮を施した3階建て共同住宅に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部において3階建ての共同住
宅が普及してきている。このような共同住宅では、片廊
下形式が使用されるのが一般的である。しかしながら、
片廊下形式の共同住宅は、共用部分の面積が大きく、敷
地の有効利用や共用部分の管理といった面で問題が生じ
ていた。また、都市部においては狭小な敷地の全体を使
用して共同住宅を構築するため、共用廊下の両端が隣地
境界線に近接し、近隣住戸に住む住人のプライバシーを
侵害するという問題も生じていた。
宅が普及してきている。このような共同住宅では、片廊
下形式が使用されるのが一般的である。しかしながら、
片廊下形式の共同住宅は、共用部分の面積が大きく、敷
地の有効利用や共用部分の管理といった面で問題が生じ
ていた。また、都市部においては狭小な敷地の全体を使
用して共同住宅を構築するため、共用廊下の両端が隣地
境界線に近接し、近隣住戸に住む住人のプライバシーを
侵害するという問題も生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におい
ては、共用部分の面積を極力少なくするとともに、廊下
や階段等の共用部分を隣地境界線に近接させない形式の
3階建て共同住宅を提供することを課題とする。
ては、共用部分の面積を極力少なくするとともに、廊下
や階段等の共用部分を隣地境界線に近接させない形式の
3階建て共同住宅を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、1階
から3階までを共同住宅の用途に供する3階建ての建築
物において、1階から3階まで至る共用階段を挟んで各
住戸を左右対称に配するとともに、前記共用階段及びこ
れとつながる共用廊下と左右の敷地境界線との間に住戸
を介設したことを特徴とする3階建て共同住宅を要旨と
する。このような3階建て共同住宅では、共用階段を挟
んで住戸が左右対称に配されているので、各住戸へ至る
動線を短くすることが可能となり、敷地の有効利用、共
用部分の管理負担の軽減が実現されることになる。ま
た、共用部分と敷地境界線との間に住戸を介設したこと
により、共用部分を利用する入居者によって近隣住戸に
住む住人のプライバシーが侵害されるのを防ぐことがで
きる。
から3階までを共同住宅の用途に供する3階建ての建築
物において、1階から3階まで至る共用階段を挟んで各
住戸を左右対称に配するとともに、前記共用階段及びこ
れとつながる共用廊下と左右の敷地境界線との間に住戸
を介設したことを特徴とする3階建て共同住宅を要旨と
する。このような3階建て共同住宅では、共用階段を挟
んで住戸が左右対称に配されているので、各住戸へ至る
動線を短くすることが可能となり、敷地の有効利用、共
用部分の管理負担の軽減が実現されることになる。ま
た、共用部分と敷地境界線との間に住戸を介設したこと
により、共用部分を利用する入居者によって近隣住戸に
住む住人のプライバシーが侵害されるのを防ぐことがで
きる。
【0005】また、本発明においては、上記共同住宅の
3階部分の北側をセットバックさせたことも要旨とす
る。このような3階建て共同住宅においては、建築物を
北側の敷地境界線に近接させることができるので、敷地
を有効に利用した配置計画が可能となる。
3階部分の北側をセットバックさせたことも要旨とす
る。このような3階建て共同住宅においては、建築物を
北側の敷地境界線に近接させることができるので、敷地
を有効に利用した配置計画が可能となる。
【0006】また、本発明においては、上記3階建て共
同住宅の共用入口に防犯設備を備えた防犯ゾーンを設け
ることも要旨とする。このような3階建て共同住宅にお
いては、各住戸の防犯性を高めることが可能となる。
同住宅の共用入口に防犯設備を備えた防犯ゾーンを設け
ることも要旨とする。このような3階建て共同住宅にお
いては、各住戸の防犯性を高めることが可能となる。
【0007】さらに、本発明においては、上記3階建て
共同住宅の共用入口と各住戸のバルコニーを前面道路に
面して設けることも要旨とする。このような3階建て共
同住宅においては、共用入口と各住戸のバルコニーが前
面道路に面しているので、避難関係の法規制が緩和さ
れ、敷地を有効に活用することができる。
共同住宅の共用入口と各住戸のバルコニーを前面道路に
面して設けることも要旨とする。このような3階建て共
同住宅においては、共用入口と各住戸のバルコニーが前
面道路に面しているので、避難関係の法規制が緩和さ
れ、敷地を有効に活用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて本発
明の実施の形態を詳述する。図1は、本発明の第1実施
形態に係る3階建て共同住宅を示す平面図で、(a)乃
至(c)は、それぞれ1階乃至3階の平面図を示す。図
1(a)に示すように、本実施形態の共同住宅は、南側
が道路Dに面した敷地に建てられている。同図に示すよ
うに、入居者は1階に設けられた共用入口1から入り、
東西に延びる共用廊下2を通って各住戸の入口3から入
室する。本実施形態の共同住宅では、共用入口1と共用
廊下2とを通路2aで結んでいる。1階には、1Kの間
取りを有する住戸が4戸配されており、それぞれ前面道
路Dに面した位置にバルコニー4が設けられている。
明の実施の形態を詳述する。図1は、本発明の第1実施
形態に係る3階建て共同住宅を示す平面図で、(a)乃
至(c)は、それぞれ1階乃至3階の平面図を示す。図
1(a)に示すように、本実施形態の共同住宅は、南側
が道路Dに面した敷地に建てられている。同図に示すよ
うに、入居者は1階に設けられた共用入口1から入り、
東西に延びる共用廊下2を通って各住戸の入口3から入
室する。本実施形態の共同住宅では、共用入口1と共用
廊下2とを通路2aで結んでいる。1階には、1Kの間
取りを有する住戸が4戸配されており、それぞれ前面道
路Dに面した位置にバルコニー4が設けられている。
【0009】2階及び3階へ至る共用階段5は、上述し
た通路2aに重なって配されている。従って、共用入口
1を通った入居者は、共用階段5の下に設けられた通路
2aを抜けて、共用廊下2に至ることになる。共用階段
5は平面的に建築物のほぼ中央に配置され、各住戸が共
用階段5を挟んで左右対称に配されている。また、東西
の隣地境界線R側に位置する2つの住戸は、他の2つの
住戸に比べて北側が延設された間取りを有している。従
って、東西に延びる共用廊下2の端部は、住戸が介設す
ることにより、東西の隣地境界線Rと近接しないことに
なる。
た通路2aに重なって配されている。従って、共用入口
1を通った入居者は、共用階段5の下に設けられた通路
2aを抜けて、共用廊下2に至ることになる。共用階段
5は平面的に建築物のほぼ中央に配置され、各住戸が共
用階段5を挟んで左右対称に配されている。また、東西
の隣地境界線R側に位置する2つの住戸は、他の2つの
住戸に比べて北側が延設された間取りを有している。従
って、東西に延びる共用廊下2の端部は、住戸が介設す
ることにより、東西の隣地境界線Rと近接しないことに
なる。
【0010】図1(a)に示すように、共用入口1に連
続する通路2aには扉が設けられており、この扉と共用
入口1との間にエントランスホール1aが形成される。
防犯目的のため、エントランスホール1aにはインター
ホンが備え付けられ、訪問者はインターホンにより入居
者の許可を得た場合にのみ、解放された内側の扉を通っ
て内部に入ることができる。宅配ボックスは、エントラ
ンスホール1aに備え付けられる。従って、エントラン
スホール1aは、入居者と関係のない者の立ち入りを防
ぐ防犯ゾーンとしても機能することになる。
続する通路2aには扉が設けられており、この扉と共用
入口1との間にエントランスホール1aが形成される。
防犯目的のため、エントランスホール1aにはインター
ホンが備え付けられ、訪問者はインターホンにより入居
者の許可を得た場合にのみ、解放された内側の扉を通っ
て内部に入ることができる。宅配ボックスは、エントラ
ンスホール1aに備え付けられる。従って、エントラン
スホール1aは、入居者と関係のない者の立ち入りを防
ぐ防犯ゾーンとしても機能することになる。
【0011】図1(b)に示すように、共同住宅の2階
部分は1階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかし
ながら、1階の共用入口1及びエントランスホール1a
に対応する部分は、住戸が占めている。同様に、共同住
宅の3階部分は2階部分とほぼ同じ間取りを有してい
る。しかしながら、図1(c)に示すように、東西の隣
地境界線R側に位置する2つの住戸においては、北側部
分がセットバックした間取りとなっている。これは北側
斜線制限に対処したものであるが、本実施形態の共同住
宅では、3階部分の北側を予めセットバックさせて建築
物の設計を行い、その後、設計した建築物を敷地に配置
することによって全体の配置計画を行う。従って、総3
階建ての建築物に比べて、建築物全体を北側の敷地境界
線に寄せて配置することが可能となり、敷地の有効利用
を図ることができる。
部分は1階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかし
ながら、1階の共用入口1及びエントランスホール1a
に対応する部分は、住戸が占めている。同様に、共同住
宅の3階部分は2階部分とほぼ同じ間取りを有してい
る。しかしながら、図1(c)に示すように、東西の隣
地境界線R側に位置する2つの住戸においては、北側部
分がセットバックした間取りとなっている。これは北側
斜線制限に対処したものであるが、本実施形態の共同住
宅では、3階部分の北側を予めセットバックさせて建築
物の設計を行い、その後、設計した建築物を敷地に配置
することによって全体の配置計画を行う。従って、総3
階建ての建築物に比べて、建築物全体を北側の敷地境界
線に寄せて配置することが可能となり、敷地の有効利用
を図ることができる。
【0012】上述したように、本実施形態の共同住宅に
おいては、共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配し
てあるので、入居者の各住戸へ至る動線が短くなり、共
用部分の面積を少なくすることができる。従って、敷地
を有効に利用することが可能となり、共用部分の管理負
担も軽減されることになる。また、共用廊下2の両端が
隣地境界線Rと近接していないので、左右の隣地境界線
Rに近接する住戸Kに住む住人のプライバシーが侵害さ
れるのを防ぐことができる。
おいては、共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配し
てあるので、入居者の各住戸へ至る動線が短くなり、共
用部分の面積を少なくすることができる。従って、敷地
を有効に利用することが可能となり、共用部分の管理負
担も軽減されることになる。また、共用廊下2の両端が
隣地境界線Rと近接していないので、左右の隣地境界線
Rに近接する住戸Kに住む住人のプライバシーが侵害さ
れるのを防ぐことができる。
【0013】また、本実施形態の共同住宅は、3階部分
の北側をセットバックさせているので、建築物を北側の
敷地境界線に近接させることができ、敷地の有効利用を
図ることができる。
の北側をセットバックさせているので、建築物を北側の
敷地境界線に近接させることができ、敷地の有効利用を
図ることができる。
【0014】また、防犯設備を備えた防犯ゾーンを共用
入口1に設けているので、入居者と関係のない者の立ち
入りを防ぐことが可能となり、各住戸の防犯性が高まる
ことになる。
入口1に設けているので、入居者と関係のない者の立ち
入りを防ぐことが可能となり、各住戸の防犯性が高まる
ことになる。
【0015】さらに、本実施形態の共同住宅において
は、共用入口1と各住戸のバルコニー4が前面道路Dに
面して設けられているので、周囲の敷地境界線との間に
避難用のスペースを設ける必要がなくなり、敷地をより
有効に利用することが可能となる。
は、共用入口1と各住戸のバルコニー4が前面道路Dに
面して設けられているので、周囲の敷地境界線との間に
避難用のスペースを設ける必要がなくなり、敷地をより
有効に利用することが可能となる。
【0016】次に、本発明の第2実施形態について詳述
する。図2は、本発明の第2実施形態に係る3階建て共
同住宅を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ
1階乃至3階の平面図を示す。図2(a)に示すよう
に、本実施形態の共同住宅は、東側が道路Dに面した敷
地に建てられている。同図に示すように、1階に設けら
れた共用入口1には東西に延びる共用廊下2が連続して
おり、入居者はこの共用廊下2を通って各住戸の入口3
から入室する。1階には、1Kの間取りを有する住戸が
4戸配されており、それぞれ南側にバルコニー4が設け
られている。
する。図2は、本発明の第2実施形態に係る3階建て共
同住宅を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ
1階乃至3階の平面図を示す。図2(a)に示すよう
に、本実施形態の共同住宅は、東側が道路Dに面した敷
地に建てられている。同図に示すように、1階に設けら
れた共用入口1には東西に延びる共用廊下2が連続して
おり、入居者はこの共用廊下2を通って各住戸の入口3
から入室する。1階には、1Kの間取りを有する住戸が
4戸配されており、それぞれ南側にバルコニー4が設け
られている。
【0017】2階及び3階へ至る共用階段5は、共用廊
下2に連続して設けられ、平面的に建築物のほぼ中央に
配置される。各住戸は、共用階段5を挟んで左右対称に
配されている。また、西側の隣地境界線Rと近接する住
戸は、北側が延設された間取りを有している。従って、
東西に延びる共用廊下2の端部は、住戸が介設すること
により、西側の隣地境界線Rと近接しないことになる。
下2に連続して設けられ、平面的に建築物のほぼ中央に
配置される。各住戸は、共用階段5を挟んで左右対称に
配されている。また、西側の隣地境界線Rと近接する住
戸は、北側が延設された間取りを有している。従って、
東西に延びる共用廊下2の端部は、住戸が介設すること
により、西側の隣地境界線Rと近接しないことになる。
【0018】図2(a)に示すように、共用入口1に連
続する共用廊下2には扉が設けられており、この扉と共
用入口1との間にエントランスホール1aが形成され
る。防犯目的のため、エントランスホール1aにはイン
ターホンが備え付けられ、訪問者はインターホンにより
入居者の許可を得た場合にのみ、解放された内側の扉を
通って内部に入ることができる。宅配ボックスは、エン
トランスホール1aに備え付けられる。従って、エント
ランスホール1aは、入居者と関係のない者の立ち入り
を防ぐ防犯ゾーンとしても機能することになる。
続する共用廊下2には扉が設けられており、この扉と共
用入口1との間にエントランスホール1aが形成され
る。防犯目的のため、エントランスホール1aにはイン
ターホンが備え付けられ、訪問者はインターホンにより
入居者の許可を得た場合にのみ、解放された内側の扉を
通って内部に入ることができる。宅配ボックスは、エン
トランスホール1aに備え付けられる。従って、エント
ランスホール1aは、入居者と関係のない者の立ち入り
を防ぐ防犯ゾーンとしても機能することになる。
【0019】図2(b)に示すように、共同住宅の2階
部分は1階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかし
ながら、1階の共用入口1及びエントランスホール1a
に対応する部分は、住戸が占めている。従って、共用廊
下2の両端は、住戸が介設することで東西の敷地境界線
と近接しないことになる。このような共用廊下2の配置
により、西側の隣地境界線Rに近接する住戸の住人は、
共用廊下2を使用する居住者または訪問者により見下ろ
されることがなくなる。同様に、共同住宅の3階部分は
2階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかしなが
ら、図2(c)に示すように、東西の敷地境界線側に位
置する2つの住戸においては、北側部分がセットバック
した間取りとなっている。これは北側斜線制限に対処し
たものであるが、本実施形態の共同住宅では、3階部分
の北側を予めセットバックさせて建築物の設計を行い、
その後、設計した建築物を敷地に配置することによって
全体の配置計画を行う。従って、総3階建ての建築物に
比べて、建築物全体を北側の敷地境界線に寄せて配置す
ることが可能となり、敷地の有効利用を図ることができ
る。
部分は1階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかし
ながら、1階の共用入口1及びエントランスホール1a
に対応する部分は、住戸が占めている。従って、共用廊
下2の両端は、住戸が介設することで東西の敷地境界線
と近接しないことになる。このような共用廊下2の配置
により、西側の隣地境界線Rに近接する住戸の住人は、
共用廊下2を使用する居住者または訪問者により見下ろ
されることがなくなる。同様に、共同住宅の3階部分は
2階部分とほぼ同じ間取りを有している。しかしなが
ら、図2(c)に示すように、東西の敷地境界線側に位
置する2つの住戸においては、北側部分がセットバック
した間取りとなっている。これは北側斜線制限に対処し
たものであるが、本実施形態の共同住宅では、3階部分
の北側を予めセットバックさせて建築物の設計を行い、
その後、設計した建築物を敷地に配置することによって
全体の配置計画を行う。従って、総3階建ての建築物に
比べて、建築物全体を北側の敷地境界線に寄せて配置す
ることが可能となり、敷地の有効利用を図ることができ
る。
【0020】上述したように、本実施形態の共同住宅に
おいては、共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配し
てあるので、入居者の各住戸へ至る動線が短くなり、共
用部分の面積を少なくすることができる。従って、敷地
を有効に利用することが可能となり、共用部分の管理負
担も軽減されることになる。また、共用廊下2の両端が
東西の敷地境界線と近接していないので、西側の隣地境
界線Rに近接する住戸Kに住む住人のプライバシーが侵
害されるのを防ぐことができる。
おいては、共用階段5を挟んで各住戸を左右対称に配し
てあるので、入居者の各住戸へ至る動線が短くなり、共
用部分の面積を少なくすることができる。従って、敷地
を有効に利用することが可能となり、共用部分の管理負
担も軽減されることになる。また、共用廊下2の両端が
東西の敷地境界線と近接していないので、西側の隣地境
界線Rに近接する住戸Kに住む住人のプライバシーが侵
害されるのを防ぐことができる。
【0021】また、本実施形態の共同住宅は、3階部分
の北側をセットバックさせているので、建築物を北側の
敷地境界線に近接させることができ、敷地の有効利用を
図ることができる。
の北側をセットバックさせているので、建築物を北側の
敷地境界線に近接させることができ、敷地の有効利用を
図ることができる。
【0022】さらに、防犯設備を備えた防犯ゾーンを共
用入口1に設けているので、入居者と関係のない者の立
ち入りを防ぐことが可能となり、各住戸の防犯性が高ま
ることになる。
用入口1に設けているので、入居者と関係のない者の立
ち入りを防ぐことが可能となり、各住戸の防犯性が高ま
ることになる。
【0023】
【発明の効果】本発明の共同住宅においては、1階から
3階まで至る共用階段を挟んで各住戸を左右対称に配す
るとともに、前記共用階段及びこれとつながる共用廊下
と左右の敷地境界線との間に住戸を介設したことによ
り、共用部分の面積を少なくすることが可能となり、敷
地の有効利用と共用部分の管理負担の軽減を図ることが
できる。さらに、近隣住戸に住む住人のプライバシーを
侵害しないための配慮も施されることになる。
3階まで至る共用階段を挟んで各住戸を左右対称に配す
るとともに、前記共用階段及びこれとつながる共用廊下
と左右の敷地境界線との間に住戸を介設したことによ
り、共用部分の面積を少なくすることが可能となり、敷
地の有効利用と共用部分の管理負担の軽減を図ることが
できる。さらに、近隣住戸に住む住人のプライバシーを
侵害しないための配慮も施されることになる。
【0024】また、本発明の共同住宅は、3階部分の北
側をセットバックさせているので、建築物を北側の敷地
境界線に近接させることができる。従って、敷地を有効
に利用した配置計画が可能となる。
側をセットバックさせているので、建築物を北側の敷地
境界線に近接させることができる。従って、敷地を有効
に利用した配置計画が可能となる。
【0025】また、本発明の共同住宅では、防犯設備を
備えた防犯ゾーンを共用入口に設けているので、各住戸
の防犯性を高めることが可能となる。さらに、共用入口
と各住戸のバルコニーを前面道路に面して設けた間取り
とすると、避難関係の法規制が緩和されることになるの
で、より有効に敷地を利用することができる。
備えた防犯ゾーンを共用入口に設けているので、各住戸
の防犯性を高めることが可能となる。さらに、共用入口
と各住戸のバルコニーを前面道路に面して設けた間取り
とすると、避難関係の法規制が緩和されることになるの
で、より有効に敷地を利用することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る3階建て共同住宅
を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ1階乃
至3階の平面図を示す。
を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ1階乃
至3階の平面図を示す。
【図2】本発明の第2実施形態に係る3階建て共同住宅
を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ1階乃
至3階の平面図を示す。
を示す平面図で、(a)乃至(c)は、それぞれ1階乃
至3階の平面図を示す。
1 ......共用入口 1a......エントランスホール 2 ......共用廊下 2a......通路 3 ......(各住戸の)入口 4 ......バルコニー 5 ......共用階段 D ......(前面)道路 R ......隣地境界線 K ......(近隣)住戸
Claims (4)
- 【請求項1】 1階から3階までを共同住宅の用途に供
する3階建ての建築物において、1階から3階まで至る
共用階段を挟んで各住戸を左右対称に配するとともに、
前記共用階段及びこれとつながる共用廊下と左右の敷地
境界線との間に住戸を介設したことを特徴とする3階建
て共同住宅。 - 【請求項2】 3階部分の北側をセットバックさせたこ
とを特徴とする請求項1記載の3階建て共同住宅。 - 【請求項3】 防犯設備を備えた防犯ゾーンを共用入口
に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の3階建て共同住宅。 - 【請求項4】 共用入口と各住戸のバルコニーを前面道
路に面して設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれか一項に記載の3階建て共同住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10325770A JP2000145175A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 3階建て共同住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10325770A JP2000145175A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 3階建て共同住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145175A true JP2000145175A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18180435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10325770A Pending JP2000145175A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 3階建て共同住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000145175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020159094A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 旭化成ホームズ株式会社 | 共同住宅 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP10325770A patent/JP2000145175A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020159094A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 旭化成ホームズ株式会社 | 共同住宅 |
JP7329346B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-08-18 | 旭化成ホームズ株式会社 | 共同住宅 |
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