JP2000143967A - 樹脂複合体、プリント配線板および多層プリント配線板 - Google Patents

樹脂複合体、プリント配線板および多層プリント配線板

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JP2000143967A
JP2000143967A JP31967098A JP31967098A JP2000143967A JP 2000143967 A JP2000143967 A JP 2000143967A JP 31967098 A JP31967098 A JP 31967098A JP 31967098 A JP31967098 A JP 31967098A JP 2000143967 A JP2000143967 A JP 2000143967A
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JP
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resin
thermosetting
ether
insulating layer
resin composite
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JP31967098A
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Touto O
東冬 王
Motoo Asai
元雄 浅井
Kenichi Shimada
憲一 島田
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の樹脂絶縁層に発生するクラ
ックを抑制する。 【解決手段】 熱硬化性ポリアリルエーテルと熱可塑性
樹脂の複合体を配線板の樹脂絶縁層に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂複合体およびプリ
ント配線板に関し、特にヒートサイクル時にクラックが
発生せず、誘電率などの電気的特性に優れた樹脂複合体
とプリント配線板である。
【0002】
【従来技術】近年、電子工業の進歩に伴い、電子機器の
小型化あるいは高速化が進められており、このためプリ
ント配線板やLSIを実装する配線板に対してもファイ
ンパターンによる高密度化および高い信頼性が要求され
ている。
【0003】このために、最近では、配線板に導体を形
成する他の手段として、接着剤を基板表面に塗布して接
着剤層を形成するアディティブ法が注目を浴びている。
この方法によれば、レジスト形成後に無電解めっきを施
して導体を形成するため、エッチングによりパターンを
形成するエッチドフォイル法よりも高密度でパターン精
度の高い配線が得られる。
【0004】このようなアディティブ法では、導体回路
と樹脂絶縁層との境界を起点として、ヒートサイクルに
よりクラックが発生しやすいという問題が見られた。ま
た、アディティブ法を繰り返して多層化する技術(ビル
ドアップ多層化法)では、層間樹脂絶縁層と導体回路側
面の境界を起点としてクラックが発生するという問題が
見られた。このような問題を解決する手段として高強度
樹脂、例えば特開H7−33991号公報に示すよう
な、エポキシ樹脂とPESなどの熱可塑性樹脂との複合
体を使用する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、このよ
うな樹脂は、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂が完全に均一
にならなければ、その破壊強度値、破壊靱性値が高くな
らない。特開H7−33991号公報の樹脂複合体で
は、動的粘弾性測定試験で測定されるTg点のピークが
一つになる程の均一さが要求されている。
【0006】ところが、実際にはこのような完全均一を
実現するためには、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂のスピ
ノーダル分解を防止しながら硬化させなければならず、
量産時の管理が煩雑であった。さらに、特開H7−33
991号公報の熱硬化性樹脂はいずれも誘電率、誘電正
接が高く、高周波数の信号伝搬特性に欠けるという問題
が見られた。本発明の目的は、熱硬化性樹脂と熱可塑性
樹脂がスピノーダル分解していても破壊強度値、破壊靱
性値が高く、また、誘電率、誘電正接が低い樹脂複合体
を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、〜であ
る。 熱硬化性ポリアリルエーテルおよび熱可塑性樹脂から
なる樹脂複合体。 基板上に樹脂絶縁層が形成され、該樹脂絶縁層上に導
体回路が形成されたプリント配線板において、前記樹脂
絶縁層は、熱硬化性ポリアリルエーテルおよび熱可塑性
樹脂からなる樹脂複合体で構成されてなることを特徴と
するプリント配線板。 導体回路形成基板上に層間樹脂絶縁層が形成され、該
層間樹脂絶縁層上に導体回路が形成された多層プリント
配線板において、前記層間樹脂絶縁層は、熱硬化性ポリ
アリルエーテルおよび熱可塑性樹脂からなる樹脂複合体
で構成されてなることを特徴とする多層プリント配線
板。前記熱硬化性ポリアリルエーテルは、基本的に低誘
電率、低誘電正接を持ち、また、ポリアリルエーエル自
体は熱可塑性樹脂であり、熱硬化変性しても基本骨格は
熱可塑性樹脂のそれと近似しているため、混合した場合
に破壊強度、破壊靱性値改善の効果が発現しやすく、ス
ピノーダル分解しても充分な破壊強度、破壊靱性値を確
保でき、また、スピノーダル分解しない場合には、さら
に高い破壊強度および破壊靱性値が得られるのである。
【0008】従って、本発明の樹脂複合体は、均一構
造、共連続2相構造、球状ドメイン構造のいずれの複合
構造でもよい。また、このような樹脂複合体をプリント
配線板の樹脂絶縁層や多層プリント配線板の層間樹脂絶
縁層として使用した場合、ヒートサイクル時に導体回路
とこれら樹脂絶縁層との間の界面境界を起点として発生
するクラックを抑制できる。破壊強度、破壊靱性値が高
いため、導体回路と樹脂絶縁層あるいは導体回路と層間
樹脂絶縁層との間の界面境界に発生する応力によっても
樹脂破壊が生じないからである。
【0009】本発明で使用される熱硬化性ポリアリルエ
ーテルとしては、熱硬化性ポリフェニレンエーテルが望
ましい。熱可塑性樹脂であるエンジニアリングプラスチ
ックと複合化させやすいからである。熱硬化性ポリフェ
ニレンエーテルとしては、アリル化ポリフェニレンエー
テルが望ましい。アリル化ポリフェニレンエーテルの製
造方法としては、「ポリファイル Vol.30、N
o.3、p55〜57、1993年」や「高分子論文集
Vol.54、No.4、p171〜182、1997
年」に開示されているように、ポリフェニレンエーテル
をブチルリチウムでリチウム化した後、ハロゲン化アリ
ルと反応させてアリル基を導入する。
【0010】このような熱硬化ポリフェニレンエーテル
の市販品としては、旭化成工業株式会社製の商品名「A
−PPE」(化学式1を参照)がある。
【0011】
【化1】
【0012】nは50〜500が望ましい。熱可塑性樹
脂と混合しやすいからである。前記熱硬化性ポリフェニ
レンエーテルの重量平均分子量は、10000〜800
00であることが望ましい。耐熱性を確保し、熱可塑性
樹脂との複合化しやすい範囲だからである。また、前記
アリル化ポリフェニレンエーテルでは、アリル基が導入
されているため、アリル基の熱硬化用触媒、例えば、チ
タン・リン酸塩トリエチルアルミニウム触媒、LiAl
4 触媒、各種過酸化物、例えば2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3-ヘキセン−3
(日本油脂株式会社製 パーヘキシン25B)などを反
応触媒として使用することができる。反応触媒は熱可塑
性樹脂と混合後添加する。
【0013】本発明において熱可塑性樹脂としては、ポ
リフェニレンエーテル(熱可塑性市販品としては、旭化
成工業株式会社製の商品名「ザイロン」)、ポリエーテ
ルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリ
アリレート、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフ
ィド、ポリエーテルエーテルケトンなどのエンジニアリ
ングプラスチックを使用できる。
【0014】本発明における熱硬化性ポリアリルエーテ
ルと熱可塑性樹脂の複合比率は、重量比で10/90〜
60/40であることが望ましい。この範囲は、破壊強
度が極大値となる範囲だからである。この範囲で極大と
なる理由は不明であるが、熱硬化性ポリアリルエーテル
が少ない場合は、編目構造が形成されないため強度を確
保できず、熱硬化性ポリアリルエーテルが多くなりすぎ
ると、もろくクラックが発生しやすくなり、わずかなク
ラックを起点として破断が生じるためと推定されてい
る。
【0015】さらに、本発明では、熱硬化性ポリアリル
エーテルおよび熱可塑性樹脂を必要に応じて溶剤に溶解
することにより均一に混合される。このような溶剤(相
溶媒)としては、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF
)や塩化メチレン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、
N−メチルピロリドン(NMP )、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル(DMDG) などが使用できる。溶剤に樹
脂を溶解させることにより粘度調整ができ、フィルム化
する場合には有利である。
【0016】これら樹脂には、着色剤、レベリング剤、
消泡剤、紫外線吸収剤、難燃化剤などの添加剤、耐熱性
微粉末あるいはその他の充填剤を適宜配合してもよい。
本発明の樹脂複合体の製造方法としては、熱硬化性ポリ
アリルエーテルの未硬化液と熱可塑性樹脂の粉末、触媒
を上記の溶剤に溶解させて攪拌混合し、所望の形状に成
形した後、乾燥して溶剤を除去し、その後加熱硬化す
る。
【0017】本発明の樹脂複合体の加熱硬化温度は、1
50〜250℃が望ましい。熱硬化性ポリアリルエーテ
ルの硬化温度だからである。本発明の樹脂複合体は、プ
リント配線板の絶縁樹脂、層間絶縁樹脂、めっきレジス
ト、エッチングレジスト、ソルダーレジストなどの各種
レジスト、ガラスクロスやアラミド繊維布に含浸させて
プリプレグとしたり、このプリプレグを銅箔と積層して
一体化した銅張積層板に使用することができる。
【0018】また、本発明の樹脂複合体は、無電解めっ
き用接着剤の樹脂マトリックスに使用されていてもよ
い。通常無電解めっき用接着剤は、樹脂マトリックス中
に酸、アリカリ、酸化剤などに溶解する粒子や樹脂ドメ
インを設けておき、粒子や樹脂ドメインを選択的に溶解
して表面を粗化するのである。この粗化面に無電解めっ
き処理を施すと、粗化面にめっきがアンカーとして食い
込み、めっき膜が無電解めっき用接着剤に密着するので
ある。
【0019】本発明の樹脂複合体は、耐薬品性に優れた
熱硬化性ポリアリルエーテルを使用するため、明確な粗
化面が形成できる。前記粒子は、平均粒径10μm以下の
粒子が望ましく、金属粒子、耐熱性樹脂粒子、無機粒子
が選ばれる。
【0020】以下、本願発明のプリント配線板の製造方
法について説明する。 (1)まず、樹脂基板の表面に内層銅パターンを形成し
た基板を作製する。樹脂基板としては、無機繊維を有す
る樹脂基板が望ましく、具体的にはガラス布エポキシ基
板、ガラス布ポリイミド基板、ガラス布ビスマレイミド
−トリアジン樹脂基板、ガラス布フッ素樹脂基板、から
選ばれる少なくとも1種以上がよい。この樹脂基板への
銅パターンの形成は、樹脂基板両面に銅箔を張った銅張
積層板をエッチングして行う。
【0021】この基板にドリルで貫通孔を明け、貫通孔
の壁面および銅箔表面に無電解めっきを施してスルーホ
ールを形成する。無電解めっきとしては銅めっきがよ
い。フッ素樹脂基板のように、めっきのつきまわりが悪
い基板の場合は、有機酸などからなる前処理液(潤工社
製 商品名 テトラエッチ)、プラズマ処理などの表面
改質を行う。
【0022】次に厚付けのために電解めっきを行う。電
解めっきは銅めっきがよい。また、スルーホール内壁お
よび電解めっき膜表面を粗化処理してもよい。粗化処理
は、黒化(酸化)−還元処理、有機酸と第二銅錯体の混
合水溶液をスプレー処理して形成したもの、あるいは銅
−ニッケル−リン針状合金めっきによる粗化層を設け
る。なお、必要に応じてスルーホール内に導電ペースト
を充填し、この導電ペーストを覆う導体層を電解めっき
にて形成することもできる。
【0023】(2)この(1)の処理を終えた基板上に
本発明の樹脂複合体からなる樹脂絶縁層を形成する。こ
の樹脂絶縁層は、多層プリント配線板の層間樹脂絶縁層
として機能する。この樹脂絶縁層は、未硬化液を塗布し
たり、フィルム状の樹脂複合体を熱圧してラミネートす
ることにより形成される。未硬化液は、熱硬化性ポリア
リルエーテルの未硬化液と熱可塑性樹脂の粉末、および
触媒を上記の溶剤に溶解させて攪拌混合して調整する。
【0024】(3)次にこの樹脂絶縁層に、下層の導体
回路との電気的接続を確保するために開口を設ける。こ
の開口の穿設は、レーザ光にて行う。このとき、使用さ
れるレーザ光は、炭酸ガスレーザ、紫外線レーザ、エキ
シマレーザなどがある。レーザ光にて孔明けした場合
は、デスミア処理を行う。デスミア処理は、クロム酸、
過マンガン酸塩などの水溶液からなる酸化剤を使用して
行うことができ、また酸素プラズマ、CF4 と酸素の混
合プラズマやコロナ放電などで処理してもよい。また、
低圧水銀ランプを用いて紫外線を照射することにより、
表面改質することもできる。
【0025】特にCF4 と酸素の混合プラズマは、樹脂
表面に、水酸基、カルボニル基、などの親水性基を導入
することができ、後のCVDやPVD処理がしやすいた
め、有利である。
【0026】(4)開口を形成した樹脂絶縁層の表面
に、第4A族から第1B族で第4〜第7周期の金属から
選ばれる少なくとも1種以上の薄い金属層をめっき法、
物理的蒸着法(PVD)法あるいは化学的蒸着法(CV
D)法で形成する。PVD法としては、スパッタリン
グ、イオンビームスパタリングなどの蒸着法が具体的に
挙げられる。
【0027】また、CVD法としては、アリルシクロペ
ンタジフェニルパラジウム、ジメチルゴールドアセチル
アセテート、スズテトラメチルアクリロニトリル、ジコ
バルトオクタカルボニルアクリロニトリルなどの有機金
属(MO)を供給材料とするPE−CVD(Plasma Enh
anced CVD)などが具体的に挙げられる。
【0028】(5)ついで、金属層上に次工程の無電解
めっき膜と同種の金属層をスパッタリングなどで形成す
る。具体的には銅を用いる。次に無電解めっきを行う。
無電解めっきは、銅めっきが最適である。無電解めっき
は、0.1〜5μmがよい。後に行う電解めっきの導電
層としての機能を損なうことなく、エッチング除去でき
るようにするためである。
【0029】(6)つぎに、無電解めっき膜上にめっき
レジストを形成する。めっきレジストは、感光性ドライ
フィルムをラミネートして露光、現像処理して行う。さ
らに電解めっきを行い、導体回路を厚付けする。電解め
っき膜は、5〜30μmがよい。
【0030】ついで、めっきレジストを剥離した後、そ
のめっきレジスト下の無電解めっき膜をエッチング除去
して独立した導体回路とする。エッチング液としては、
硫酸−過酸化水素水溶液、過硫酸アンモニウム、過硫酸
ナトリウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸塩水溶液、塩
化第二鉄、塩化第二銅の水溶液、塩酸、硝酸、熱希硫酸
がよい。
【0031】さらに、必要に応じて導体回路表面に第4
A族から第1B族で第4〜第7周期の金属から選ばれる
少なくとも1種以上の薄い金属層をめっき法、PVD法
あるいはCVD法で形成し、さらに前記(2)〜(6)
の工程を繰り返すことにより多層化したプリント配線板
を得る。
【0032】以上の説明は、導体回路をセミアディティ
ブ法で形成したが、フルアディティブ法を採用すること
もできる。以下、実施例をもとに説明する。
【0033】
【実施例】(実施例1) (1) アリル基変性ポリフェニレンエーテル(旭化成工業
株式会社製 A−PPE)70重量部、ポリエーテルス
ルフォン30重量部、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)−3-ヘキセン−3(日本油脂
株式会社製 パーヘキシン25B)触媒3.0重量部を
塩化メチレン溶媒中に加えて、攪拌混合し、未硬化樹脂
液を得た。
【0034】(2) ステンレス板に、フッ素樹脂(デユポ
ン製 商品名 テフロン)シートを張りつけた台に、短
冊状にくり抜いて形成された開口を持つポリエチレンテ
レフタレートフィルム(厚さ0.5mm)を張りつけて
型枠とし、この型枠に樹脂液をドクターブレードで流し
込み、70℃で3時間乾燥させ、200℃で1時間熱硬
化させた。
【0035】(3) 型枠を外して、樹脂フィルムを取出
し、樹脂フィルムを塩化メチレンに3分間浸漬した後、
表面を電子顕微鏡で観察した。表面はPESが溶解して
アリル化ポリフェニレンエーテルの球状体が連なった共
連続構造が確認された。また、この樹脂フィルムの引っ
張り強度、伸び率、誘電率、誘電正接を測定した。引っ
張り強度は850kg/cm2 、伸び率は5.5%、誘
電率3.0、誘電正接0.003であった。
【0036】なお測定装置、測定条件は、以下に示す。
引っ張り強度および伸び率:測定装置は、Rheome
frics製 Solid Analyer RSAII
を使用した。サンプルは、長さ3cm、幅5mm、厚さ
50μmのものを使用した。伸び率は引っ張り試験のチ
ャートから測定した。
【0037】誘電率および誘電正接:日本ヒューレット
パッカード社製 インピーダンスアナライザーを使用
し、周波数100MHz〜1GHzで測定した。
【0038】(実施例2)実施例1と同様であるが、ア
リル化ポリフェニレンエーテル(旭化成工業株式会社製
A−PPE)70重量部、ポリスチレン変性の熱可塑
性ポリフェニレンエーテル(旭化成工業株式会社製 ザ
イロン)30重量部、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)−3-ヘキセン−3(日本油脂
株式会社製パーヘキシン25B)触媒3.0重量部を8
0℃に加熱したN−メチルピロリドン(NMP)溶媒中
に加えて、攪拌混合し、未硬化樹脂液を得た。得られた
樹脂フィルムは、相分離しておらず、その引っ張り強
度、伸び率、誘電率、誘電正接を測定した。引っ張り強
度は800kg/cm2 、伸び率は6.2%、誘電率
2.8、誘電正接0.002であった。
【0039】(比較例1) (1) ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル製
エピコート828)70重量部、PES30重量部、イ
ミダゾール硬化剤(四国化成製 商品名:2E4MZ−
CN)をジメチルフォルムアミドに溶解させ、実施例1
と同様にしてフィルム状に成形し、70℃で3時間乾燥
させた後、100℃で1時間熱硬化させた。得られた樹
脂フィルムを塩化メチレンに3分間浸漬した後、表面を
電子顕微鏡で観察したが、相分離はみられず完全に均一
であった。得られた樹脂フィルムについて引っ張り強
度、伸び率、誘電率、誘電正接を測定した。引っ張り強
度は840kg/cm2 、伸び率は5.2%、誘電率
4.0、誘電正接0.03であった。
【0040】実施例および比較例から理解されるよう
に、本発明では、相分離していても時実用的な引っ張り
強度、伸び率を確保できる。引っ張り強度は、破壊強
度、伸び率は破壊靱性値を反映するので、高破壊強度、
破壊靱性値を持つと考えられる。また電気的特性は、エ
ポキシ−PESの複合系よりも優れている。
【0041】(実施例3) (1)BT(ビスマレイミドトリアジン樹脂)からなる厚
さ 0.8mmの基板1の両面に18μmの銅箔2がラミネー
トされているBTレジン銅張積層板(三菱ガス化学製、
商品名:HL830-0.8T12D )を出発材料とした(図1(a)
参照)。まず、この銅張積層板をドリル削孔し(図1
(b) 参照)、次いでパラジウム−スズコロイドを付着さ
せ、下記組成の無電解めっき水溶液で下記条件にて無電
解めっきを施し、基板全面に 0.7μmの無電解めっき膜
を形成した。 〔無電解めっき水溶液〕 EDTA 150 g/l 硫酸銅 20 g/l HCHO 30 ml/l NaOH 40 g/l α、α’−ビピリジル 80 mg/l PEG 0.1 g/l 〔無電解めっき条件〕70℃の液温度で30分
【0042】さらに、下記組成の電解めっき水溶液で下
記条件にて電解銅めっきを施し、厚さ15μmの電解銅め
っき膜を形成した(図1(c) 参照)。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製、商品名:カパラシドGL) 1 ml/l 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0043】(2)こうして内層銅パターン(スルーホー
ル3を含む)を形成した基板を、水洗いし、乾燥した
後、酸化浴(黒化浴)として、NaOH(20g/l)、NaCl
O2(50g/l)、Na3PO4(15.0g/l)の水溶液を用
い、還元浴として、NaOH( 2.7g/l)、NaBH4 ( 1.0
g/l)の水溶液を用いた酸化還元処理に供し、導体回
路、スルーホール全表面に粗化層4を設けた(図1(d)
参照)。
【0044】(3)銅粒子を含む導電ペースト5をスクリ
ーン印刷により、スルーホール3内に充填し、乾燥、硬
化させた。そして、導体上面の粗化層4およびスルーホ
ール3からはみ出した導電ペースト5を、#400 のベル
ト研磨紙(三共理化学製)を用いたベルトサンダー研磨
により除去し、さらにこのベルトサンダー研磨による傷
を取り除くためのバフ研磨を行い、基板表面を平坦化し
た(図1(e) 参照)。
【0045】(4)前記(3) で平坦化した基板表面に、常
法に従ってパラジウムコロイド触媒を付与してから無電
解めっきを施すことにより、厚さ 0.6μmの無電解銅め
っき膜6を形成した(図1(f) 参照)。
【0046】(5)ついで、以下の条件で電解銅めっきを
施し、厚さ15μmの電解銅めっき膜7を形成し、導体回
路9となる部分の厚付け、およびスルーホール3に充填
された導電ペースト5を覆う導体層(ふためっき層)10
となる部分を形成した。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製、商品名:カパラシドGL) 1 ml/l 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0047】(6)導体回路9および導体層10となる部分
を形成した基板の両面に、市販の感光性ドライフィルム
を張りつけ、マスクを載置して、 100mJ/cm2 で露光、
0.8%炭酸水素ナトリウムで現像処理し、厚さ15μmの
エッチングレジスト8を形成した(図2(a) 参照)。
【0048】(7)そして、エッチングレジスト8を形成
していない部分のめっき膜を、硫酸と過酸化水素の混合
液を用いるエッチングにて溶解除去し、さらに、めっき
レジスト8を5%KOHで剥離除去して、独立した導体
回路9および導電ぺースト5を覆う導体層(以下、この
導体層のことを単に「ふためっき層」という。)10を形
成した(図2(b) 参照)。
【0049】(8)アリル基変性ポリフェニレンエーテル
(旭化成工業株式会社製 A−PPE)70重量部、ポ
リエーテルスルフォン30重量部、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3-ヘキセン−3
(日本油脂株式会社製 パーヘキシン25B)触媒3.
0重量部を80℃に加熱したN−メチルピロリドン(N
MP)溶媒中に加えて、攪拌混合し、未硬化樹脂液を得
た。この樹脂液をポリエチレンテレフタレートフィルム
に塗布し、70℃で乾燥して樹脂フィルムとした。この
樹脂複合体からなる樹脂フィルム表面を日本真空技術株
式会社製のSV−4540を用いてプラズマ処理を行
い、表面改質層11を設けた。不活性ガスとしてはアル
ゴンガスを用いた。条件は、電力200W、ガス圧0.
6Pa、温度70℃の条件で、2分間プラズマ処理し
た。(図3(a) 、(b) 参照)
【0050】(9)基板の両面に、この樹脂複合体からな
るフィルムを温度50〜200 ℃まで昇温しながら圧力10kg
/cm2 で加熱プレスして積層し、樹脂複合体からなる層
間樹脂絶縁層12を設けた(図3(c) 、図4(a) 参照)。
【0051】(10)波長10.4μmのCO2 ガスレーザに
て、樹脂絶縁層12に直径80μmのバイアホール用開口13
を設けた。さらに、CF4 および酸素混合気体のプラズ
マ処理により、デスミアおよび層間樹脂絶縁層表面の改
質を行った(図4(b) 参照)。なお、酸素プラズマ処理
条件は、電力 800W、 500mTorr、20分間である。
【0052】(11)Niをターゲットにしたスパッタリン
グを、気圧 0.6Pa、温度80℃、電力200W、時間5分
間の条件で行い、Ni薄膜を層間樹脂絶縁層12の表面に
形成した。このとき、形成されたNi金属層の厚さは
0.1μmであった。さらに、Ni金属層上に、同様の条
件にて厚さ 0.1μmの銅層をスパッタリングで形成し
た。なお、スパッタリングのための装置は、日本真空技
術株式会社製のSV−4540を使用した。
【0053】(12)前記(11)の処理を終えた基板に対し
て、前記(1) の 無電解めっきを施し、厚さ 0.7μmの
無電解めっき膜14を形成した(図5(a) 参照)。
【0054】(13)前記(12)で無電解めっき膜14を形成し
た基板の両面に、市販の感光性ドライフィルムを張りつ
け、フォトマスクフィルムを載置して、 100mJ/cm2
露光、0.8%炭酸ナトリウムで現像処理し、厚さ15μm
のめっきレジスト16を設けた(図5(b) 参照)。
【0055】(14)さらに、前記(1) の電解めっきを施し
て、厚さ15μmの電解めっき膜15を形成し、導体回路9
部分の厚付け、およびバイアホール17部分のめっき充填
を行った(図5(c) 参照)。
【0056】(15)そしてさらに、めっきレジスト16を5
%KOHで剥離除去した後、そのめっきレジスト16下の
Ni膜および無電解めっき膜14を硝酸および硫酸/過酸
化水素混合液を用いるエッチングにて溶解除去し、Ni
膜、無電解銅めっき膜14および電解銅めっき膜15からな
る厚さ16μmの導体回路(バイアホール17を含む)とし
た(図5(d) 参照)。
【0057】得られた配線板について、−55℃で30
分、125℃で30分の条件で500回のヒートサイク
ル試験を行った後、断面を光学顕微鏡で観察して導体回
路と樹脂絶縁層(層間樹脂絶縁層含む)との界面を起点
とするクラックの有無を確認した。その結果、クラック
は見られなかった。
【0058】
【発明の効果】本願発明の樹脂複合体は、スピノーダル
分解に起因する相分離の有無に関わらず、高破壊強度、
高破壊靱性値を示す。また、プリント配線板の樹脂絶縁
層に使用することにより、ヒートサイクルにより生じる
導体回路と樹脂絶縁層との界面を起点とするクラックを
防止し、さらに低誘電率、低誘電正接であるため、信号
のノイズを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)〜(f)は、本願プリント配線板
の製造工程図である。
【図2】図2の(a)、(b)は、本願プリント配線板
の製造工程図である。
【図3】図3の(a)〜(c)は、本願プリント配線板
の製造工程図である。
【図4】図4の(a)、(b)は、本願プリント配線板
の製造工程図である。
【図5】図5の(a)〜(d)は、本願プリント配線板
の製造工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 銅箔 3 スルーホール 4 粗化層 5 金属ペースト 6,14 無電解めっき膜 7,15 電解めっき膜 8 エッチングレジスト 9 導体回路 10 導体層(ふためっき層) 11 表面改質層 12 層間樹脂絶縁層(樹脂複合体) 13 バイアホール用開口 16 めっきレジスト 17 バイアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 79/08 C08L 79/08 B C 81/02 81/02 81/06 81/06 H05K 3/46 H05K 3/46 T Fターム(参考) 4F100 AB33C AK43B AK50B AK54B AK55B AK56B AK57B AL05B AT00A GB43 JB13B JG04 JG05 JK01 4J002 CF16X CH07W CH07X CH09X CM04X CN01X CN03X FD050 FD090 FD130 FD150 GF00 GQ01 5E346 AA43 CC08 CC37 DD22 FF10 FF13 GG15 GG28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性ポリアリルエーテルおよび熱可
    塑性樹脂からなる樹脂複合体。
  2. 【請求項2】 前記熱硬化性ポリアリルエーテルは、熱
    硬化性ポリフェニレンエーテルである請求項1に記載の
    樹脂複合体。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂は、ポリエーテルスル
    ホン、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリレ
    ート、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、
    ポリエーテルエーテルケトンから選ばれる少なくとも1
    種以上のエンジニアリングプラスチックである請求項1
    に記載の樹脂複合体。
  4. 【請求項4】 前記熱硬化性ポリアリルエーテルと熱硬
    化性ポリフェニレンエーテルの配合比は重量比で10/
    90〜60/40である請求項1に記載の樹脂複合体。
  5. 【請求項5】 基板上に樹脂絶縁層が形成され、該樹脂
    絶縁層上に導体回路が形成されたプリント配線板におい
    て、 前記樹脂絶縁層は、熱硬化性ポリアリルエーテルおよび
    熱可塑性樹脂からなる樹脂複合体で構成されてなること
    を特徴とするプリント配線板。
  6. 【請求項6】 導体回路形成基板上に層間樹脂絶縁層が
    形成され、該層間樹脂絶縁層上に導体回路が形成された
    多層プリント配線板において、 前記層間樹脂絶縁層は、熱硬化性ポリアリルエーテルお
    よび熱可塑性樹脂からなる樹脂複合体で構成されてなる
    ことを特徴とする多層プリント配線板。
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