JP2000143066A - 互いに重なり合うシ―ト特に用紙を移送するための装置 - Google Patents
互いに重なり合うシ―ト特に用紙を移送するための装置Info
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- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 広い範囲の使用に渡って最適且つ信頼性のあ
るより経済的な作動が可能となる用紙移送装置を提供す
る。 【解決手段】 互いに重なり合う用紙を移送する装置
は、用紙20を個々に給送する第1移送手段2と、個々
に供給された用紙20を移転領域Cで受け取り、重なり
合わせて用紙18を移送する第2移送手段8と、用紙2
0に対して角度を付けて横方向の作用力で用紙18に作
用する作用手段22とを備えている。用紙18,20を
重なり合わせるために、移転領域C内で先行用紙18の
後縁部18rが後続用紙20の前縁部20vの給送面か
ら逸らされる。重なり合わす用紙の移送速度や数などの
装置の作動パラメータと、用紙の厚みや比重量や縁部長
さのような用紙の特性と、湿度や温度のような周囲条件
とに依って、作用力を制御するための制御手段40が設
けられている。
るより経済的な作動が可能となる用紙移送装置を提供す
る。 【解決手段】 互いに重なり合う用紙を移送する装置
は、用紙20を個々に給送する第1移送手段2と、個々
に供給された用紙20を移転領域Cで受け取り、重なり
合わせて用紙18を移送する第2移送手段8と、用紙2
0に対して角度を付けて横方向の作用力で用紙18に作
用する作用手段22とを備えている。用紙18,20を
重なり合わせるために、移転領域C内で先行用紙18の
後縁部18rが後続用紙20の前縁部20vの給送面か
ら逸らされる。重なり合わす用紙の移送速度や数などの
装置の作動パラメータと、用紙の厚みや比重量や縁部長
さのような用紙の特性と、湿度や温度のような周囲条件
とに依って、作用力を制御するための制御手段40が設
けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移転領域にシー
トを個々に給送するための第1移送手段と、上記第1移
送手段によって個々に供給された上記シートを上記移転
領域において受け取ると共に、次に上記移転領域から重
なり合った関係において上記シートを更に移送するため
の第2移送手段と、上記各シートの後縁部が上記移転領
域においてそれぞれ後続のシートの前縁部の給送平面か
ら逸らされるように、個々のシートに対して角度関係で
且つ好ましくは横向きに方向付けられた作用力を持って
上記個々のシートに作用する作用手段とを備えている互
いに重なり合う上記シート、特に紙のシートを移送する
ための装置に関する。
トを個々に給送するための第1移送手段と、上記第1移
送手段によって個々に供給された上記シートを上記移転
領域において受け取ると共に、次に上記移転領域から重
なり合った関係において上記シートを更に移送するため
の第2移送手段と、上記各シートの後縁部が上記移転領
域においてそれぞれ後続のシートの前縁部の給送平面か
ら逸らされるように、個々のシートに対して角度関係で
且つ好ましくは横向きに方向付けられた作用力を持って
上記個々のシートに作用する作用手段とを備えている互
いに重なり合う上記シート、特に紙のシートを移送する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような移送装置は、通常、紙巻が横
方向のカッティングまたは縦と横のカッティングによっ
て切断されて個々の用紙を形成する紙加工処理機に使用
される。次に、個々の用紙はグループにして積み重ねら
れ、このようにして形成された積み重ねられた用紙は、
例えば、剥ぎ取り帳や綴り紙を形成するために、梱包さ
れたり縛られるといった次の処理にかけられる。そのた
め、個々の用紙は移転領域において相互に重なり合うよ
うにしなければならず、また、制動装置によって減速さ
れなければならない。後続の用紙は、それぞれ初期の段
階では、制動装置の領域において、制動の影響を受けな
いで移動し続けるが、その後続用紙の前縁が、既に減速
された先行用紙の後縁を覆って押し進む。これによっ
て、用紙は互いに重なり合い、そして重なり合う流れの
中でさらに移送される。移転領域に存在する用紙が、乱
れを生じたり障害となったりすることなく、先行する用
紙と重なり合って移動するために、この装置は作用手段
を有し、この作用手段によって、先行用紙の後縁が後続
用紙の前縁の供給平面から逸らされる。通常、先行用紙
の後縁は後続用紙の前縁に対して低く下げられて、後者
である後続用紙は先行用紙の上に静かに進むことができ
る。
方向のカッティングまたは縦と横のカッティングによっ
て切断されて個々の用紙を形成する紙加工処理機に使用
される。次に、個々の用紙はグループにして積み重ねら
れ、このようにして形成された積み重ねられた用紙は、
例えば、剥ぎ取り帳や綴り紙を形成するために、梱包さ
れたり縛られるといった次の処理にかけられる。そのた
め、個々の用紙は移転領域において相互に重なり合うよ
うにしなければならず、また、制動装置によって減速さ
れなければならない。後続の用紙は、それぞれ初期の段
階では、制動装置の領域において、制動の影響を受けな
いで移動し続けるが、その後続用紙の前縁が、既に減速
された先行用紙の後縁を覆って押し進む。これによっ
て、用紙は互いに重なり合い、そして重なり合う流れの
中でさらに移送される。移転領域に存在する用紙が、乱
れを生じたり障害となったりすることなく、先行する用
紙と重なり合って移動するために、この装置は作用手段
を有し、この作用手段によって、先行用紙の後縁が後続
用紙の前縁の供給平面から逸らされる。通常、先行用紙
の後縁は後続用紙の前縁に対して低く下げられて、後者
である後続用紙は先行用紙の上に静かに進むことができ
る。
【0003】この明細書の冒頭に記載されていたこの種
の装置は、DE26 01 081A1から既知になって
いる。この公報に記載されているこの種の装置は、多く
の場合、紙加工処理機に使用され、巻紙がこの紙加工処
理機で処理されて個々の用紙または綴り紙を形成する。
この既知の装置では、第1移送手段と第2移送手段とが
各々エンドレスベルトを駆動し、エンドレスベルトの上
で用紙が運搬される。用紙を案内するために、上部ベル
トは用紙の上面を押圧する。第1移送手段のエンドレス
ベルトの移送速度は、上部ベルトの速度に一致し、第2
移送手段のエンドレスベルトのそれよりも大きい。この
関係は、制動装置と共に、個々の用紙を重なり合わせる
ように配慮がなされていて、第1移送手段によって用紙
を移転領域に供給するのが、第2移送手段によって用紙
が搬出されるよりもっと速く起こる。したがって、移送
速度の減少は、既知の装置において互いに用紙が重なり
合うことになる。この既知の装置では、作用手段は吸引
装置または減圧装置の形態をしていて、用紙が第2移送
手段によって移転領域から移されるときに、用紙の後縁
部の下方側において、上記装置は用紙の移動方向と反対
の方向に空気流を発生させる。この装置は減圧を生じさ
せ、この減圧によって、先行用紙の後縁部が、後続用紙
の前縁部に対して下方に引っ張られる。したがって、減
圧が、後続用紙の前縁部の供給面から先行用紙の後縁部
を逸らされる。さらに、その既知の装置では、空気流は
移転領域の上流端において上方に逸らされる。これによ
って、後続用紙の前縁部は僅かに持ち上げられる。こう
して、後続用紙は滑らかにそして静かに先行用紙の上に
進んで重なり合い、用紙の流れを形成する。
の装置は、DE26 01 081A1から既知になって
いる。この公報に記載されているこの種の装置は、多く
の場合、紙加工処理機に使用され、巻紙がこの紙加工処
理機で処理されて個々の用紙または綴り紙を形成する。
この既知の装置では、第1移送手段と第2移送手段とが
各々エンドレスベルトを駆動し、エンドレスベルトの上
で用紙が運搬される。用紙を案内するために、上部ベル
トは用紙の上面を押圧する。第1移送手段のエンドレス
ベルトの移送速度は、上部ベルトの速度に一致し、第2
移送手段のエンドレスベルトのそれよりも大きい。この
関係は、制動装置と共に、個々の用紙を重なり合わせる
ように配慮がなされていて、第1移送手段によって用紙
を移転領域に供給するのが、第2移送手段によって用紙
が搬出されるよりもっと速く起こる。したがって、移送
速度の減少は、既知の装置において互いに用紙が重なり
合うことになる。この既知の装置では、作用手段は吸引
装置または減圧装置の形態をしていて、用紙が第2移送
手段によって移転領域から移されるときに、用紙の後縁
部の下方側において、上記装置は用紙の移動方向と反対
の方向に空気流を発生させる。この装置は減圧を生じさ
せ、この減圧によって、先行用紙の後縁部が、後続用紙
の前縁部に対して下方に引っ張られる。したがって、減
圧が、後続用紙の前縁部の供給面から先行用紙の後縁部
を逸らされる。さらに、その既知の装置では、空気流は
移転領域の上流端において上方に逸らされる。これによ
って、後続用紙の前縁部は僅かに持ち上げられる。こう
して、後続用紙は滑らかにそして静かに先行用紙の上に
進んで重なり合い、用紙の流れを形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際問
題として、上記既知の装置は、本質的に或る作動条件に
おいてのみ、最適の形態で信頼性高く従って経済的に作
動するということが分かった。
題として、上記既知の装置は、本質的に或る作動条件に
おいてのみ、最適の形態で信頼性高く従って経済的に作
動するということが分かった。
【0005】したがって、本発明の目的は、この明細書
の冒頭部分に記載した類の装置を、最適且つ信頼性があ
り、より経済的に作動できるように、広い使用範囲に渡
って改善することである。
の冒頭部分に記載した類の装置を、最適且つ信頼性があ
り、より経済的に作動できるように、広い使用範囲に渡
って改善することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この明細書の冒頭部分に
記載した類の装置では、その目的は、作用力を制御する
ための制御手段を設けることによって達成される。上記
作用力は、例えば移送速度および/または重なり合わさ
れる用紙の数などの装置の作動パラメータと、例えば厚
みや比重量(グラム)および/または用紙の縁部の長さ
などの用紙の特性と、例えば湿度および/または温度な
どの周囲条件とに依る。
記載した類の装置では、その目的は、作用力を制御する
ための制御手段を設けることによって達成される。上記
作用力は、例えば移送速度および/または重なり合わさ
れる用紙の数などの装置の作動パラメータと、例えば厚
みや比重量(グラム)および/または用紙の縁部の長さ
などの用紙の特性と、例えば湿度および/または温度な
どの周囲条件とに依る。
【0007】本発明によって、それぞれの作動条件に対
して作用手段の最適な設定に備えることができ、これに
よって装置の最適且つ信頼性のあるより経済的な作動を
常に保証することができる。より具体的には、作用力の
正しい設定は、最適且つ信頼性があってより経済的に作
動させるために本質的に重要である。
して作用手段の最適な設定に備えることができ、これに
よって装置の最適且つ信頼性のあるより経済的な作動を
常に保証することができる。より具体的には、作用力の
正しい設定は、最適且つ信頼性があってより経済的に作
動させるために本質的に重要である。
【0008】作用力の大きさは、好ましくは、制御手段
によって設定される。
によって設定される。
【0009】本発明の現在特に好ましい実施形態は、制
御手段が貯蔵手段すなわちメモリを有しているというこ
とが特徴である。メモリの中には、装置の作動パラメー
タや処理される用紙の特性および/または周囲条件に依
って、作用力に対する所定の値を特定する特性曲線およ
び/または関数が貯蔵されている。特性曲線および関数
は自由に選択される。例えば、複数の不連続性を与える
ことができる。特性曲線の形状は跳躍(ジャンプ)を有
してもよい。しかしながら、特性曲線と関数は線形であ
ってもよく、しかし、必ずしもそうでなければならない
というわけではない。
御手段が貯蔵手段すなわちメモリを有しているというこ
とが特徴である。メモリの中には、装置の作動パラメー
タや処理される用紙の特性および/または周囲条件に依
って、作用力に対する所定の値を特定する特性曲線およ
び/または関数が貯蔵されている。特性曲線および関数
は自由に選択される。例えば、複数の不連続性を与える
ことができる。特性曲線の形状は跳躍(ジャンプ)を有
してもよい。しかしながら、特性曲線と関数は線形であ
ってもよく、しかし、必ずしもそうでなければならない
というわけではない。
【0010】さらに、制御装置は作用力を下限値および
/または上限値に限定する。これらの限界値は、それぞ
れの使用状況によって自由に選択され得る。
/または上限値に限定する。これらの限界値は、それぞ
れの使用状況によって自由に選択され得る。
【0011】他の現在特に好ましい実施形態では、第1
移送手段および/または第2移送手段の移送速度に依っ
て、制御手段が作用力を制御することを特徴としてお
り、比較的遅い移送速度では作用力を比較的低く、比較
的速い移送速度では作用力を比較的高くしている。作用
力は移送速度に直線的に比例し得る。しかしながら、必
ずしもそうでなくてもよい。特に、それぞれの使用状況
に依って、他の関数を考えることも可能である。関数は
間断のない連続的なものであっても或いは不連続性を持
つものでもよい。後者の場合、例えば、作用力を一定に
保持することができ、予め決められた最小速度以下で予
め選択された下限値たとえば零に作用力を保ったり、予
め決められた速度値以上で予め選択された上限値に作用
力を保つことができる。予め決められた最小速度以下で
作用力を下限値に好ましくは零に限定したり、予め決め
られた速度値以上で作用力を上限値に限定することは、
以下の事実を考慮したものである。すなわち、低い移送
速度では、一般に先行用紙の後縁と後続用紙の前縁との
間に衝突の恐れがなく、高い移送速度では、急動もなく
高い信頼性で滑らかに相互に重なり合うのを保証するた
めに作用力の更なる増加は最早必要とされていない。予
め決められた最小速度以下で制御手段が作用力を零に維
持する場合には、最小速度に達したとき、作用力は突然
最小値に持ち上げられる。これによって、とりわけ摩擦
の影響と用紙材料の硬さのために、所定の最小レベルの
作用力でのみ、供給平面から用紙の後縁部を顕著に逸ら
せることができるという事実を考慮している。
移送手段および/または第2移送手段の移送速度に依っ
て、制御手段が作用力を制御することを特徴としてお
り、比較的遅い移送速度では作用力を比較的低く、比較
的速い移送速度では作用力を比較的高くしている。作用
力は移送速度に直線的に比例し得る。しかしながら、必
ずしもそうでなくてもよい。特に、それぞれの使用状況
に依って、他の関数を考えることも可能である。関数は
間断のない連続的なものであっても或いは不連続性を持
つものでもよい。後者の場合、例えば、作用力を一定に
保持することができ、予め決められた最小速度以下で予
め選択された下限値たとえば零に作用力を保ったり、予
め決められた速度値以上で予め選択された上限値に作用
力を保つことができる。予め決められた最小速度以下で
作用力を下限値に好ましくは零に限定したり、予め決め
られた速度値以上で作用力を上限値に限定することは、
以下の事実を考慮したものである。すなわち、低い移送
速度では、一般に先行用紙の後縁と後続用紙の前縁との
間に衝突の恐れがなく、高い移送速度では、急動もなく
高い信頼性で滑らかに相互に重なり合うのを保証するた
めに作用力の更なる増加は最早必要とされていない。予
め決められた最小速度以下で制御手段が作用力を零に維
持する場合には、最小速度に達したとき、作用力は突然
最小値に持ち上げられる。これによって、とりわけ摩擦
の影響と用紙材料の硬さのために、所定の最小レベルの
作用力でのみ、供給平面から用紙の後縁部を顕著に逸ら
せることができるという事実を考慮している。
【0012】通常、第1移送手段の移送速度は第2移送
手段のそれよりも大きいが、これは用紙が相互に重なり
合うように配置されるために、とりわけ、適当に制動手
段によって移転領域で制動されるからである。その場
合、少なくとも第2移送手段の移送速度が第1移送手段
の移送速度と一定の関係に無いならば、制御手段は、第
1移送手段の移送速度に依って、作用力を制御しなけれ
ばならない。一般に、紙加工処理機における第1移送手
段の移送速度が、引出し速度と一定の関係にあるとき、
作用力は引出し速度に依って択一的に制御され得る。上
記引出し速度は巻紙が紙のロールから引き出される速度
であって機械速度とも呼ばれている。
手段のそれよりも大きいが、これは用紙が相互に重なり
合うように配置されるために、とりわけ、適当に制動手
段によって移転領域で制動されるからである。その場
合、少なくとも第2移送手段の移送速度が第1移送手段
の移送速度と一定の関係に無いならば、制御手段は、第
1移送手段の移送速度に依って、作用力を制御しなけれ
ばならない。一般に、紙加工処理機における第1移送手
段の移送速度が、引出し速度と一定の関係にあるとき、
作用力は引出し速度に依って択一的に制御され得る。上
記引出し速度は巻紙が紙のロールから引き出される速度
であって機械速度とも呼ばれている。
【0013】望ましくは、作用手段は、用紙に作用する
吸引力を発生する吸引手段を有し、結果的には、上記制
御手段によって設定される作用力を伴う。通常、上記吸
引手段が、空気流を発生させるためのブロアーまたはエ
ジェクタと、用紙の片方の側の縁部に沿って空気流を案
内する手段とを有する限りにおいて、上記吸引手段は
「エーロフォイル」の原理に基づいて作動して、圧力降
下したがって減圧を生じさせ、この減圧がそれぞれの後
続用紙の前縁部の供給面から先行用紙の後縁部を逸らせ
る。
吸引力を発生する吸引手段を有し、結果的には、上記制
御手段によって設定される作用力を伴う。通常、上記吸
引手段が、空気流を発生させるためのブロアーまたはエ
ジェクタと、用紙の片方の側の縁部に沿って空気流を案
内する手段とを有する限りにおいて、上記吸引手段は
「エーロフォイル」の原理に基づいて作動して、圧力降
下したがって減圧を生じさせ、この減圧がそれぞれの後
続用紙の前縁部の供給面から先行用紙の後縁部を逸らせ
る。
【0014】この装置の形態では、制御手段は空気の容
積流の強さすなわち空気流の圧力を制御する。
積流の強さすなわち空気流の圧力を制御する。
【0015】それは、例えばブロアーの出力を制御する
制御手段によって行なわれる。そのために、好ましく
は、周波数制御されるブロアーが設けられて、予め決め
られた基準値によってブロアーの回転速度したがって容
積流を変化させ、このブロアーによって空気の容積流が
調整される。しかしながら、周波数制御されたブロアー
は零に減少させることができないので、空気の供給を完
全に遮断するためにフラップが設けられる。それにも拘
わらず、この構造の利点は、制御手段からの予め決めら
れた基準値に従って、ブロアーがその回転速度を変化さ
せ、したがって、所望の空気流を提供することである。
制御手段によって行なわれる。そのために、好ましく
は、周波数制御されるブロアーが設けられて、予め決め
られた基準値によってブロアーの回転速度したがって容
積流を変化させ、このブロアーによって空気の容積流が
調整される。しかしながら、周波数制御されたブロアー
は零に減少させることができないので、空気の供給を完
全に遮断するためにフラップが設けられる。それにも拘
わらず、この構造の利点は、制御手段からの予め決めら
れた基準値に従って、ブロアーがその回転速度を変化さ
せ、したがって、所望の空気流を提供することである。
【0016】二者選択的に或いはそれに加えて、移動可
能なスライダーが、ブロアーの出口と空気流を案内する
ための手段との間の空気通路の中に配置される。この移
動可能なスライダーは、制御手段によって適切に制御さ
れる駆動装置によって開口または閉塞される。このよう
にして、容積流は調整可能なスライダーによって調節さ
れる。このスライダーの駆動装置は、例えば電気式や空
気圧式である。
能なスライダーが、ブロアーの出口と空気流を案内する
ための手段との間の空気通路の中に配置される。この移
動可能なスライダーは、制御手段によって適切に制御さ
れる駆動装置によって開口または閉塞される。このよう
にして、容積流は調整可能なスライダーによって調節さ
れる。このスライダーの駆動装置は、例えば電気式や空
気圧式である。
【0017】ブロアーを過負荷や過熱から守るために、
圧力逃がし弁が設けられねばならない。
圧力逃がし弁が設けられねばならない。
【0018】エジェクタでは、圧縮された空気が周りの
空気を引き込み、これによって空気の容積流が増加す
る。この設計形態の利点は、圧縮空気供給ラインにおい
て吹出し空気が単純な比例値によって制御され得る限
り、低レベルな騒音放出と単純な制御可能性にある。
空気を引き込み、これによって空気の容積流が増加す
る。この設計形態の利点は、圧縮空気供給ラインにおい
て吹出し空気が単純な比例値によって制御され得る限
り、低レベルな騒音放出と単純な制御可能性にある。
【0019】別の好ましい実施形態では、少なくとも1
つのコンベアベルトを有し、一方においてその内側と第
1移送手段と第2移送手段との間に、他方においてその
内側と作用手段との間に用紙が案内され、上記装置は移
転領域において作用手段からのコンベアベルトの間隔を
セットあるいは調整する設置手段を有している。作用手
段を覆うコンベアベルトの移動経路は、設置手段によっ
て調整または固定される。この構造は、特に「エーロフ
ォイル」の原理に基づいて作動する作用手段に適してい
る。このような作用手段が高い信頼性で作動するために
は、一方の側のコンベアベルトと他方の側の作用手段と
の間の空間すなわち間隙が、また、コンベアベルトの進
む角度が、この点に関して非常に重要になる。この点に
おいて注目すべきことは、この実施形態はまた本発明の
独立した概念を形成し、この概念では作用力の制御がな
んらかの役目を果たすことなく、したがって基本的に必
要とされず、そのために上述の制御手段を省略すること
も可能であり、作用力は一定の値に設定され得るという
ことである。
つのコンベアベルトを有し、一方においてその内側と第
1移送手段と第2移送手段との間に、他方においてその
内側と作用手段との間に用紙が案内され、上記装置は移
転領域において作用手段からのコンベアベルトの間隔を
セットあるいは調整する設置手段を有している。作用手
段を覆うコンベアベルトの移動経路は、設置手段によっ
て調整または固定される。この構造は、特に「エーロフ
ォイル」の原理に基づいて作動する作用手段に適してい
る。このような作用手段が高い信頼性で作動するために
は、一方の側のコンベアベルトと他方の側の作用手段と
の間の空間すなわち間隙が、また、コンベアベルトの進
む角度が、この点に関して非常に重要になる。この点に
おいて注目すべきことは、この実施形態はまた本発明の
独立した概念を形成し、この概念では作用力の制御がな
んらかの役目を果たすことなく、したがって基本的に必
要とされず、そのために上述の制御手段を省略すること
も可能であり、作用力は一定の値に設定され得るという
ことである。
【0020】この形態の更なる発展において、設定手段
は少なくとも1つの変位可能なローラまたはドラムを有
し、上記ドラムではその外側にコンベアベルトが案内さ
れる。このようなローラまたはドラムによって案内され
る一方、例えば金属の板または棒または小さな個々のロ
ーラによっても案内され得る。
は少なくとも1つの変位可能なローラまたはドラムを有
し、上記ドラムではその外側にコンベアベルトが案内さ
れる。このようなローラまたはドラムによって案内され
る一方、例えば金属の板または棒または小さな個々のロ
ーラによっても案内され得る。
【0021】この接続部において、注目すべきことは、
上述のコンベアベルトは通常上部ベルトであって、上部
ベルトは第1移送手段と第2移送手段によって案内され
る用紙を覆うと共に、上記第1移送手段と第2移送手段
の上で案内される。このコンベアベルトを形成する上部
ベルトの移動速度は、第1移送手段の移送速度に適合し
ている。
上述のコンベアベルトは通常上部ベルトであって、上部
ベルトは第1移送手段と第2移送手段によって案内され
る用紙を覆うと共に、上記第1移送手段と第2移送手段
の上で案内される。このコンベアベルトを形成する上部
ベルトの移動速度は、第1移送手段の移送速度に適合し
ている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
態により詳細に説明する。
【0023】図1に示す装置は好ましくは紙加工処理機
に使用され、この紙加工処理機においては巻紙が処理さ
れて個々の用紙または綴り紙を形成する。そのために、
巻紙は紙のロール(巻物)から引き出され、切断装置に
通される。切断装置では巻紙が横のカッティングまたは
縦横のカッティングによって切断されて個々の用紙を形
成する。次に、個々の用紙は図1に示される装置に連続
的に移送される。切断された用紙を切断装置の下流側に
分離するために、すなわち、それらを互いに分離するた
めに、個々の用紙は、上述の引出し速度よりも高速度で
切断装置から離れる。上記引出し速度は、巻紙が紙のロ
ールから切断装置に移送される速度であり、通常、機械
速度とも呼ばれている。
に使用され、この紙加工処理機においては巻紙が処理さ
れて個々の用紙または綴り紙を形成する。そのために、
巻紙は紙のロール(巻物)から引き出され、切断装置に
通される。切断装置では巻紙が横のカッティングまたは
縦横のカッティングによって切断されて個々の用紙を形
成する。次に、個々の用紙は図1に示される装置に連続
的に移送される。切断された用紙を切断装置の下流側に
分離するために、すなわち、それらを互いに分離するた
めに、個々の用紙は、上述の引出し速度よりも高速度で
切断装置から離れる。上記引出し速度は、巻紙が紙のロ
ールから切断装置に移送される速度であり、通常、機械
速度とも呼ばれている。
【0024】個々の用紙を切断装置(図示せず)から図
1に示す装置に移送する移送手段は、図1では参照番号
2で概略的に示され、以後第1移送手段と呼ぶ。第1移
送手段2は複数の循環エンドレスベルト4を有し、上記
エンドレスベルト4は図1に示される装置に平行に並置
され、エンドローラの周囲を通る。
1に示す装置に移送する移送手段は、図1では参照番号
2で概略的に示され、以後第1移送手段と呼ぶ。第1移
送手段2は複数の循環エンドレスベルト4を有し、上記
エンドレスベルト4は図1に示される装置に平行に並置
され、エンドローラの周囲を通る。
【0025】図1に示される装置では、第2移送手段8
が下流側の位置に配置され、上記第2移送手段8は複数
の循環エンドレスベルト10を同様に有する。上記循環
エンドレスベルト10は平行に並置され、図1ではエン
ドローラ12の周囲に案内されている。いわゆる移転領
域Cは、2つの移送手段2,8の2つのローラ6,12の
間に形成される。
が下流側の位置に配置され、上記第2移送手段8は複数
の循環エンドレスベルト10を同様に有する。上記循環
エンドレスベルト10は平行に並置され、図1ではエン
ドローラ12の周囲に案内されている。いわゆる移転領
域Cは、2つの移送手段2,8の2つのローラ6,12の
間に形成される。
【0026】複数の平行に並置された上部ベルト14
は、第1移送手段2のエンドレスベルト4の頂部走路の
外側すなわちに頂部側に沿って、適切に延在している。
上部ベルト14は、エンドローラ6の所でエンドレスベ
ルト4と離れ、移転領域Cを通って案内され、次に第2
移送手段2のエンドレスベルト10の頂部走路の外側す
なわちに頂部側に沿って、僅かに間隔をあけて走り続け
る。上記上部ベルト14もエンドレスベルトの形態をし
ている。
は、第1移送手段2のエンドレスベルト4の頂部走路の
外側すなわちに頂部側に沿って、適切に延在している。
上部ベルト14は、エンドローラ6の所でエンドレスベ
ルト4と離れ、移転領域Cを通って案内され、次に第2
移送手段2のエンドレスベルト10の頂部走路の外側す
なわちに頂部側に沿って、僅かに間隔をあけて走り続け
る。上記上部ベルト14もエンドレスベルトの形態をし
ている。
【0027】図1から分かるように、ドラムまたはロー
ラ16が移転領域Cの中に配置されていて、上記上部ベ
ルト14と軽く接触し、その方向を第2移送手段8の方
向に僅かに変化させている。上記ローラ16は、上部ベ
ルト14の略縦方向とそれと略垂直な方向の両方の方向
に調整可能に取り付けられている。図示されているロー
ラ16の代わりに、上部ベルト14は、例えば金属板ま
たは金属棒または小さな個々のローラによって案内され
得る。
ラ16が移転領域Cの中に配置されていて、上記上部ベ
ルト14と軽く接触し、その方向を第2移送手段8の方
向に僅かに変化させている。上記ローラ16は、上部ベ
ルト14の略縦方向とそれと略垂直な方向の両方の方向
に調整可能に取り付けられている。図示されているロー
ラ16の代わりに、上部ベルト14は、例えば金属板ま
たは金属棒または小さな個々のローラによって案内され
得る。
【0028】上部ベルト14の走路は、図1に示すよう
に、矢印Aによって示される用紙の移動方向と同じく、
左から右に延びている。エンドレスベルト4と10は、
それらの頂部走路が上部ベルト14に隣接して延在する
と共に矢印Aによって示されるように用紙の移動方向に
延びていくように駆動され、したがって上部ベルト14
と同じ方向に駆動される。
に、矢印Aによって示される用紙の移動方向と同じく、
左から右に延びている。エンドレスベルト4と10は、
それらの頂部走路が上部ベルト14に隣接して延在する
と共に矢印Aによって示されるように用紙の移動方向に
延びていくように駆動され、したがって上部ベルト14
と同じ方向に駆動される。
【0029】第1移送手段2のエンドレスベルト4は比
較的高速度で動き、その速度は上記上部ベルト14の速
度に適合している。したがって、エンドレスベルト4の
頂部走路の移送速度は、上部ベルト14の移送速度に等
しい。比較では、第2移送手段8のエンドレスベルト1
0は比較的低い速度で回転し、その結果、上記第2移送
手段8の移送速度が第1移送手段2の移送速度よりも遅
くなり、これによって、第2移送手段8のエンドレスベ
ルト10の頂部走路の速度と上部ベルト14の間に差が
存在する。
較的高速度で動き、その速度は上記上部ベルト14の速
度に適合している。したがって、エンドレスベルト4の
頂部走路の移送速度は、上部ベルト14の移送速度に等
しい。比較では、第2移送手段8のエンドレスベルト1
0は比較的低い速度で回転し、その結果、上記第2移送
手段8の移送速度が第1移送手段2の移送速度よりも遅
くなり、これによって、第2移送手段8のエンドレスベ
ルト10の頂部走路の速度と上部ベルト14の間に差が
存在する。
【0030】それらが切断装置(図示せず)から図1に示
す上記装置*に移送される間、個々の用紙は、第1移送
手段2のエンドレスベルト4の走路頂部側と上方ベルト
14の下側との間に存在し、それらによってそれらと一
致して案内される。次に、図1に示された装置*の移転
領域Cでは、個々の用紙が、第1移送手段2のエンドレ
スベルト4から第2移送手段8のエンドレスベルト10
に連続的に移転され、そこで上記用紙はエンドレスベル
ト10の頂部走路の外側すなわち頂部側に載置される。
同時に、用紙は、制動手段(図示せず)によって第2移
送手段8の低い移動速度に減速され、これによって互い
に重なり合い、さらに、連続的に重なり合った状態で第
2移送手段8によって運ばれる。図1は、1つの例とし
て、第2移送手段8によって既に受け取られた先行用紙
18と、第1移送手段2によってなおも移送されている
追従用紙すなわち後続用紙20とを示す。
す上記装置*に移送される間、個々の用紙は、第1移送
手段2のエンドレスベルト4の走路頂部側と上方ベルト
14の下側との間に存在し、それらによってそれらと一
致して案内される。次に、図1に示された装置*の移転
領域Cでは、個々の用紙が、第1移送手段2のエンドレ
スベルト4から第2移送手段8のエンドレスベルト10
に連続的に移転され、そこで上記用紙はエンドレスベル
ト10の頂部走路の外側すなわち頂部側に載置される。
同時に、用紙は、制動手段(図示せず)によって第2移
送手段8の低い移動速度に減速され、これによって互い
に重なり合い、さらに、連続的に重なり合った状態で第
2移送手段8によって運ばれる。図1は、1つの例とし
て、第2移送手段8によって既に受け取られた先行用紙
18と、第1移送手段2によってなおも移送されている
追従用紙すなわち後続用紙20とを示す。
【0031】図1が示すように、上記装置は作用手段2
2を有し、上記作用手段22は圧縮空気源によって供給
されるブースター24と、ブーズター24に接続された
エジェクタ28を有する。上記エジェクタ28において
は、ブースターから受け取られた圧縮空気が、外部から
侵入する周囲の空気Lを引きずり込み、これによって比
較的大きな容積流を生じさせる。この容積流はブースタ
ー24によって入手できる倍量の容積流である。このよ
うにして作り出された空気流は、出口29を経て移転領
域Cに配置されているハウジング30へと通される。ハ
ウジング30は移転領域Cに向かってその側部に開口部
31を有し、 開口部31は、2つの案内板34,36に
よって形成される間隙32の中に開口している。上記2
つの案内板34,36は互いに変位して、互いに重なり
合っている。第1案内板34は、第2移送手段8のエン
ドローラ12に隣接して配置され、実質的にハウジング
30の開口部31を覆っている。第2案内板36はハウ
ジング30の側に配置され、移転領域Cに向かって存在
し、第1移送手段2のエンドローラ6に向かって延在す
る。第2案内板36の自由端部36aは第1移送手段2
のエンドローラ6に隣接し、上部ベルト14の方に曲が
っている。
2を有し、上記作用手段22は圧縮空気源によって供給
されるブースター24と、ブーズター24に接続された
エジェクタ28を有する。上記エジェクタ28において
は、ブースターから受け取られた圧縮空気が、外部から
侵入する周囲の空気Lを引きずり込み、これによって比
較的大きな容積流を生じさせる。この容積流はブースタ
ー24によって入手できる倍量の容積流である。このよ
うにして作り出された空気流は、出口29を経て移転領
域Cに配置されているハウジング30へと通される。ハ
ウジング30は移転領域Cに向かってその側部に開口部
31を有し、 開口部31は、2つの案内板34,36に
よって形成される間隙32の中に開口している。上記2
つの案内板34,36は互いに変位して、互いに重なり
合っている。第1案内板34は、第2移送手段8のエン
ドローラ12に隣接して配置され、実質的にハウジング
30の開口部31を覆っている。第2案内板36はハウ
ジング30の側に配置され、移転領域Cに向かって存在
し、第1移送手段2のエンドローラ6に向かって延在す
る。第2案内板36の自由端部36aは第1移送手段2
のエンドローラ6に隣接し、上部ベルト14の方に曲が
っている。
【0032】図示された作用手段22は、「エーロフォ
イル」原理として知られたものに基づいて作動する。間
隙32から流出する空気流は、案内板34,36によっ
て用紙の移動方向Aと反対に案内され、これによってベ
ルヌーイの原理に基づいて圧力低下が生じる。この圧力
降下は、先行用紙18の後縁部18rをハウジング30
に向かって、すなわち、図1の下方に吸引する。こうし
て、後続用紙20の前縁部20vの供給移動面から先行
用紙18の後縁部18rを逸らす。次に、第2案内板3
6の湾曲した自由端36aでは、空気流が上部ベルト1
4に向かう方向すなわち図1の上方に逸らされる。これ
によって、前縁部20vはさらに上部ベルト14の方に
付勢される。このことは、後続用紙20の前縁部20r
が先行用紙18の後縁部18rの上に滑らかに且つ静か
に進むことを保証する。これによって、所望の重なり合
った配置が生じる。
イル」原理として知られたものに基づいて作動する。間
隙32から流出する空気流は、案内板34,36によっ
て用紙の移動方向Aと反対に案内され、これによってベ
ルヌーイの原理に基づいて圧力低下が生じる。この圧力
降下は、先行用紙18の後縁部18rをハウジング30
に向かって、すなわち、図1の下方に吸引する。こうし
て、後続用紙20の前縁部20vの供給移動面から先行
用紙18の後縁部18rを逸らす。次に、第2案内板3
6の湾曲した自由端36aでは、空気流が上部ベルト1
4に向かう方向すなわち図1の上方に逸らされる。これ
によって、前縁部20vはさらに上部ベルト14の方に
付勢される。このことは、後続用紙20の前縁部20r
が先行用紙18の後縁部18rの上に滑らかに且つ静か
に進むことを保証する。これによって、所望の重なり合
った配置が生じる。
【0033】上部ベルト14間の間隙と、エーロフォイ
ルを形成する間隙32と、上部ベルト14が進む角度の
正確な寸法取りは、非常に重要である。上に既に述べた
調整可能なローラ16は、そのために設けられたもので
ある。上記ローラ16によって、上記間隙32によって
形成されるエーロフォイルのノズルに対して、上部ベル
ト14の経路を調整あるいは固定することが可能となっ
ている。さらに、ローラ16の適切な変位によって、転
移領域Cにおける上部ベルト14と2枚の案内板34,
36との間に形成される略三角形の断面積の空間は、一
般に幾何学的に動き得る。既に述べたように、エーロフ
ォイルの上の上部ベルト14の正しい経路は、高い信頼
性を持って機能させるために非常に重要な事柄である。
ルを形成する間隙32と、上部ベルト14が進む角度の
正確な寸法取りは、非常に重要である。上に既に述べた
調整可能なローラ16は、そのために設けられたもので
ある。上記ローラ16によって、上記間隙32によって
形成されるエーロフォイルのノズルに対して、上部ベル
ト14の経路を調整あるいは固定することが可能となっ
ている。さらに、ローラ16の適切な変位によって、転
移領域Cにおける上部ベルト14と2枚の案内板34,
36との間に形成される略三角形の断面積の空間は、一
般に幾何学的に動き得る。既に述べたように、エーロフ
ォイルの上の上部ベルト14の正しい経路は、高い信頼
性を持って機能させるために非常に重要な事柄である。
【0034】作用力は、図示された実施例では、作用手
段22によって生み出され、吸引力の形をとって用紙1
8の後縁部18rに加えられ、そして制御手段40によ
って制御される。これに関して、図示された実施例で
は、上記制御手段40が吸引力すなわち減圧の大きさを
制御している。
段22によって生み出され、吸引力の形をとって用紙1
8の後縁部18rに加えられ、そして制御手段40によ
って制御される。これに関して、図示された実施例で
は、上記制御手段40が吸引力すなわち減圧の大きさを
制御している。
【0035】そのために、図示された実施例では、上記
制御手段40は制御ユニット42と下流に配置された比
例バルブ44とを有する。制御ユニット42は、電気的
に作動し、電気制御信号Usteuerを比例バルブに出力す
る。比例バルブは、圧縮空気供給源26に接続されてい
て、電気制御信号Usteuerを空気圧信号に略直線的に変
換し、その信号でブースター24を適切に作動させる。
制御手段40は制御ユニット42と下流に配置された比
例バルブ44とを有する。制御ユニット42は、電気的
に作動し、電気制御信号Usteuerを比例バルブに出力す
る。比例バルブは、圧縮空気供給源26に接続されてい
て、電気制御信号Usteuerを空気圧信号に略直線的に変
換し、その信号でブースター24を適切に作動させる。
【0036】制御ユニット42によって発り出される制
御電圧Usteuerは、機械の作動パラメータや処理される
用紙の特性および/または周囲の条件に依存している。
それらは、とりわけ、巻紙数と用紙の厚みと移送速度と
湿度と重量と部分長さとを含んでいる。制御ユニット4
2は、特性曲線および/または関数を貯蔵するための貯
蔵手段すなわちメモリを含んでいて、上記特性曲線およ
び/または関数は、上述のパラメータに依って制御電圧
Usteuerに対する値を特定する。
御電圧Usteuerは、機械の作動パラメータや処理される
用紙の特性および/または周囲の条件に依存している。
それらは、とりわけ、巻紙数と用紙の厚みと移送速度と
湿度と重量と部分長さとを含んでいる。制御ユニット4
2は、特性曲線および/または関数を貯蔵するための貯
蔵手段すなわちメモリを含んでいて、上記特性曲線およ
び/または関数は、上述のパラメータに依って制御電圧
Usteuerに対する値を特定する。
【0037】図2(a)と図2(b)は、例として様々な
特性曲線を示し、上記特性曲線において制御電圧Usteu
erが移送速度vに依って特定される。移送速度vは一般
に第1移送手段2の移送速度あるいは引出し速度であ
り、引出し速度は巻紙が紙のロールから引出しされる速
度(機械速度)で、これらの2つの速度は互いに一定の
関係にある。しかし、それにも拘わらず、特に第2移送
手段8の移送速度が第1移送手段2の移送速度と一定の
関係にあるならば、第2移送手段8の移送速度を使用す
ることも可能である。
特性曲線を示し、上記特性曲線において制御電圧Usteu
erが移送速度vに依って特定される。移送速度vは一般
に第1移送手段2の移送速度あるいは引出し速度であ
り、引出し速度は巻紙が紙のロールから引出しされる速
度(機械速度)で、これらの2つの速度は互いに一定の
関係にある。しかし、それにも拘わらず、特に第2移送
手段8の移送速度が第1移送手段2の移送速度と一定の
関係にあるならば、第2移送手段8の移送速度を使用す
ることも可能である。
【0038】図2(a)に示す特性曲線は、直線形状を
伴って、移送速度の増加とともに制御電圧Usteuerした
がって減圧も増加する。図2(a)に示すように、制御
電圧Usteuerしたがって減圧が停止状態と低速度限界値
の間で作り出されない限り、特性曲線は低速範囲内で不
連続となる。
伴って、移送速度の増加とともに制御電圧Usteuerした
がって減圧も増加する。図2(a)に示すように、制御
電圧Usteuerしたがって減圧が停止状態と低速度限界値
の間で作り出されない限り、特性曲線は低速範囲内で不
連続となる。
【0039】しかしながら、図2(a)に示す特性曲線
の形状が必須ではないことがわかる。複数の不連続や跳
躍や上下限値を持つ特性曲線を採用することを考えるこ
ともできる。特性曲線の形態すなわち形状は関連する各
使用条件に依って自由に選択され得る。例えば、放物線
状の形状を考えることも可能である。この点において、
例として図2(b)に注意が向けられる。
の形状が必須ではないことがわかる。複数の不連続や跳
躍や上下限値を持つ特性曲線を採用することを考えるこ
ともできる。特性曲線の形態すなわち形状は関連する各
使用条件に依って自由に選択され得る。例えば、放物線
状の形状を考えることも可能である。この点において、
例として図2(b)に注意が向けられる。
【0040】制御電圧Usteuerしたがって減圧に対し
て、或る値以下では減圧が零である初期値が与えられ、
および/または、圧力を限定するための上限値が与えら
れるならば、これらの値はそれぞれの使用状況に依って
自由に選択され得る。
て、或る値以下では減圧が零である初期値が与えられ、
および/または、圧力を限定するための上限値が与えら
れるならば、これらの値はそれぞれの使用状況に依って
自由に選択され得る。
【0041】したがって、間隙37から生じる空気の容
積流は制御手段40によって調整される。
積流は制御手段40によって調整される。
【0042】しかしながら、エジェクタ28の代わり
に、制御されたブロワー好ましくは周波数制御されたブ
ロワーを提供することも可能であり、ブロワーの回転速
度は制御手段40によって適切に制御されて容積流を変
える。さらに、駆動スライダーを提供することも可能で
あり、その開口部の幅は制御手段40によって適切に制
御される。いずれにせよ、これらの場合、装置はブロア
ーが過負荷にならないように圧力逃がし弁を備えなけれ
ばならない。
に、制御されたブロワー好ましくは周波数制御されたブ
ロワーを提供することも可能であり、ブロワーの回転速
度は制御手段40によって適切に制御されて容積流を変
える。さらに、駆動スライダーを提供することも可能で
あり、その開口部の幅は制御手段40によって適切に制
御される。いずれにせよ、これらの場合、装置はブロア
ーが過負荷にならないように圧力逃がし弁を備えなけれ
ばならない。
【0043】最後に注目すべきことは、認識されるであ
ろうが、制御手段40は、機械作動パラメータと処理す
べき用紙の特性と周囲条件とを測定するためのセンサお
よび/またはこれらの値を入力するための入力ユニット
をも有していることであり、それらが図面には詳細に示
されていなくとも、また、他の点でそれら自体が既知で
あるといえども、そうである。
ろうが、制御手段40は、機械作動パラメータと処理す
べき用紙の特性と周囲条件とを測定するためのセンサお
よび/またはこれらの値を入力するための入力ユニット
をも有していることであり、それらが図面には詳細に示
されていなくとも、また、他の点でそれら自体が既知で
あるといえども、そうである。
【図1】 本発明の好ましい実施形態の外略図である。
【図2】 (a)と(b)は、紙加工処理機の移送速度
に依る減圧制御のための特性曲線形態の様々な例を示
す。
に依る減圧制御のための特性曲線形態の様々な例を示
す。
2…第1移送手段、 8…第2移送手段、 14…コン
ベアベルト、16…ローラ、 18,20…用紙、 1
8r…後縁部、 20v…前縁部、22…作用手段、
28…エジェクタ、 30,32…吸引手段、34,36
…案内手段、 40…制御手段、 42…メモリ、 C
…移転領域。
ベアベルト、16…ローラ、 18,20…用紙、 1
8r…後縁部、 20v…前縁部、22…作用手段、
28…エジェクタ、 30,32…吸引手段、34,36
…案内手段、 40…制御手段、 42…メモリ、 C
…移転領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント・ヘープナー ドイツ連邦共和国25469ハルシュテンベク、 ボーゲンヴェーク10番
Claims (15)
- 【請求項1】 移転領域(C)にシート(20)を個々
に給送するための第1移送手段(2)と、 上記第1移送手段(2)によって個々に供給されたシー
ト(18)を上記移転領域(C)において受け取ると共
に、次に上記移転領域(C)から重なり合った関係にお
いて上記シート(18)を更に移送するための第2移送
手段(8)と、 上記各シート(18)の後縁部(18r)が上記移転領
域(C)においてそれぞれ後続のシート(20)の前縁
部(20v)の給送平面から逸らされるように、個々の
シートに対して角度関係で且つ好ましくは横向きに方向
付けられた作用力を持って上記個々のシート(18)に
作用する作用手段(22)とを備えている互いに重なり
合う上記シート(18,20)、特に紙のシート(18,
20)を移送するための装置において、 例えば重ね合わされる上記シート(18,20)の移送
速度および/または数のような作動パラメータと、例え
ば上記シート(18,20)の厚みおよび/または比重量
および/または縁部(18r,20v)のような上記シー
ト(18,20)の特性と、例えば湿度および/または温
度のような周囲状件とに依って、上記作用力を制御する
ための制御手段(40)を特徴とする装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、上記制
御手段(40)は上記作用力の強さを制御することを特
徴とする装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
て、上記制御手段(40)は、上記装置の上記作動パラ
メータおよび/または上記シート(18,20)の特性
および/または上記周囲条件に依って、上記作用力の所
定値を特定する特性曲線および/または関数を貯蔵する
ためのメモリ(42)を有していることを特徴とする装
置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、上記特
性曲線は不連続性を有していることを特徴とする装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の少なくとも1つに記載
の装置において、上記制御手段(40)は上記作用力を
下限値および/または上限値に限定していることを特徴
とする装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の少なくとも1つに記載
の装置において、上記制御手段(40)は、上記作用力
が比較的低い移送速度で比較的低く比較的高い移送速度
で比較的高くなる処置によって、上記第1および/また
は上記第2移送手段(2,8)の上記移送速度に依存し
て、上記作用力を制御していることを特徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の装置において、上記制
御手段(40)は予め決められた最小速度以下で上記作
用力を零に保っていることを特徴とする装置。 - 【請求項8】 請求項6または7に記載の装置におい
て、上記制御手段(40)は予め決められた速度値以上
で記作用力を上限値に一定に保っていることを特徴とす
る装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8の少なくとも1つに記載
の装置において、上記作用手段(22)は上記シート
(18)に作用する吸引力を発生させるための吸引手段
(30,32)を有していることを特徴とする装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、上記
後続のシート(20)の上記前縁部(20v)の給送移
動平面から上記シート(18)の上記後縁部(18r)
を逸らさせる圧力降下したがって減圧を生じさせるため
に、上記吸引手段は、空気流を生じさせるためのブロア
ーまたはエジェクタ(28)と、上記空気流を上記シー
ト(18)の上記後縁部(18r)の側に沿って案内す
るための手段(30,34,36)とを有していることを
特徴とする装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、上
記制御手段(40)は上記ブロアーまたは上記エジェク
タ(28)の出力を制御することを特徴とする装置。 - 【請求項12】 請求項10または11に記載の装置に
おいて、上記制御手段によって適切に制御される駆動装
置によって開放されると共に閉塞される移動可能なスラ
イダーが、上記ブロアーの上記出口と上記空気流を案内
するための上記手段との間の空気通路の中に配置されて
いることを特徴とする装置。 - 【請求項13】 請求項11たは12に記載の装置にお
いて、上記ブロアーを救済するための圧力逃がし弁を特
徴とする装置。 - 【請求項14】 請求項1乃至13の少なくとも1つに
記載の装置において、少なくとも1つのコンベアベルト
(14)を備え、一方においてその内側と第1移送手段
および第2移送手段との間に、他方においてその内側と
作用手段との間に上記シート(18,20)が案内され
る装置において、 上記移転領域(C)において上記作用手段(22)から
の上記コンベアベルト(14)の間隔を設定するための
設定手段(16)を特徴とする装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の装置において、上
記設定手段は少なくとも1つの変位可能なローラ(1
6)を有し、上記コンベアベルト(14)はその外側で
案内されることを特徴とする装置。
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