JP2000142499A - 板材の補強構造および該補強構造を用いた作業用走行機体におけるメインフレーム構造 - Google Patents

板材の補強構造および該補強構造を用いた作業用走行機体におけるメインフレーム構造

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JP2000142499A
JP2000142499A JP10328137A JP32813798A JP2000142499A JP 2000142499 A JP2000142499 A JP 2000142499A JP 10328137 A JP10328137 A JP 10328137A JP 32813798 A JP32813798 A JP 32813798A JP 2000142499 A JP2000142499 A JP 2000142499A
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JP
Japan
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plate
frame
welded
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main frame
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JP10328137A
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English (en)
Inventor
Kunitomo Shimizu
邦友 清水
Yasunori Komatsubara
靖則 小松原
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインフレームに立設したサイドフレームの
上端縁にトッププレートを溶着するにあたり、トッププ
レートを必要な長さだけでよいようにしながら、溶着前
端部分のグラインダ処理をしないでもよいようにするこ
とを目的とする。 【解決手段】 サイドフレーム8の前後中間部に突起部
11を設け、トッププレート12の前端縁を該突起部1
1までの長さにして溶着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材を溶接して補
強する技術分野のもので、その具体例としては土木や建
設作業に用いられる油圧ショベル等の作業用走行機体に
おけるメインフレーム構造の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一般に、板材の一端縁に平板状の板材を突
当て溶接して補強する技術が知られており、この技術
が、例えば油圧ショベルにおいて採用されている。つま
り油圧ショベルは、下部走行体に、フロントアタッチメ
ントを備えた上部旋回体を旋回自在に支持して構成され
るが、該上部旋回体を構成するメインフレームは、鋼鈑
や鋳鋼を溶接して組付けられ、前部にあらゆる形のフロ
ントアタッチメントを上下揺動自在に支持し、後部にカ
ウンタウエイトを装着して前後バランスをとっている。
さらにメインフレームには、エンジン、油圧装置、旋回
駆動装置等が搭載されている。このようにして構成され
るメインフレームは、フロントアタッチメントからの負
荷とカウンタウエイト、その他部材装置の重量とを受け
るため、複雑な応力が作用し、このため強度的にも強い
ものにしなければならず、そこでフロントアタッチメン
トを支持すべく前端部に背高のブームタワー部が形成さ
れ、そして上端縁が後側ほど低くなるよう前高後低状に
傾斜した左右サイドフレーム(第一板材)をベースフレ
ームから立設させ、しかもサイドフレームの上端縁に平
板長尺状のトッププレート(第二板材)の板面に突当て
た状態で溶着して強度アップを計っていた。そしてこの
トッププレートは、サイドフレームの後端部から前後端
中途部位まで溶着したもので強度的には充分であるが、
その場合、トッププレート前端部のサイドフレームへの
溶接部位に凹凸が残ってここに応力が集中しやすく、そ
のため、該溶接部位をグラインダ処理する等して凹凸が
ない状態に仕上げる必要がある。しかしながらこの仕上
げ処理が面倒かつ煩雑であるうえ、手仕事になるためバ
ラツキが生じ、品質確保が難しいという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来、図5に示
す如く、トッププレート12を、サイドフレーム8のブ
ームタワー部9の頂部より前方に突出するまで延長する
状態で溶着して、前記溶接部位への応力集中を回避する
ようにしていたが、この場合には長いトッププレートが
必要になって材料が無駄に使用されるばかりでなく、長
い距離の溶接作業が必要になって作業性に劣るという問
題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、平板状の第一板材の一端縁に、該
第一板材を補強するための平板状の第二板材を、第一板
材に対して屈曲するように突当てて溶接するにあたり、
前記第一板材の一端縁の中途部に突起部を形成し、第二
板材の突当て溶接を突起部までとしたことを特徴とする
ものである。そしてこの様に構成することによって、溶
接端を荷重がかかる領域から外して溶接端部を後処理し
ないでよいようにしたものである。この発明を油圧ショ
ベルに実施した場合、前側にフロントアタッチメントが
装着され、後側にカウンタウエイトが装着される作業用
走行機体において、該作業用走行機体のメインフレーム
に、前端部にフロントアタッチメントを支持すべく背高
のブームタワー部を備え、上端縁が前高後低状に傾斜し
てリアフレーム部に至るサイドフレームを立設し、該サ
イドフレームの上端縁にトッププレートを溶着するにあ
たり、サイドフレームのブームタワー部からリアフレー
ム部に至るまでの中間部上端縁に上方に突出する突起部
を形成し、該突起部からリアフレーム部に至る上端縁に
前記トッププレートを溶着したことを特徴とするもので
ある。そして本発明は、これによって、トッププレート
前端部のサイドフレームに対する溶着部を、前後から働
く荷重伝達領域から外し、これによって溶着しっぱなし
で凹凸のある状態のままであっても応力集中しないよう
にすることができる。また、このものにおいて、突起部
は、ブームタワー部側が凹溝状の段差を有し、リアフレ
ーム部側が前高後低状に傾斜していることを特徴とする
こともできる。そしてこのようにした場合には、トップ
プレート前端部の溶着部に応力集中を避けながら、トッ
ププレートの溶着が無理なく簡単にできることになる。
【0005】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図中、1は油圧ショベ
ルの走行機体であって、該走行機体1は、クローラ型の
下部走行体2に上部旋回体3を旋回自在に設けて構成さ
れている。上部旋回体3は、前部にブーム型のフロント
アタッチメント4を上下揺動自在に支持し、後部にカウ
ンタウエイト5を装着して前後バランスをとると共に、
後述するメインフレーム(ベースフレーム)6には、エ
ンジン、油圧装置、旋回ベアリングを備えて構成される
旋回駆動装置、運転操縦席等が搭載されて構成されるこ
と等は何れも従来通りである。
【0006】前記メインフレーム6は、適宜の形状、大
きさ、長さに設定されたフレーム材、プレート材等の部
材を溶着して矩形状に形成されると共に、その後端部に
は前記カウンタウエイト5を装着するため左右一対のカ
ウンタウエイト用フレーム材7が後方に向けて突設され
ている。
【0007】8は前記メインフレーム6に溶着される左
右一対のサイドフレーム(第一板材)であって、該サイ
ドフレーム8は、前記カウンタウエイト用フレーム材7
と左右方向同位置に位置する状態で、メインフレーム6
の前端部から後端部に至るまで起立状に設けられるもの
であり、そして前端部には、フロントアタッチメント4
を支持するための背高のブームタワー部9が形成され、
そして該ブームタワー部9を頂部として上端縁が後側ほ
ど低くなるよう前高後低状に傾斜するようにして後部の
リアフレーム部10に至るよう構成されている。そして
この傾斜上端縁は、ブームタワー部9側が急傾斜でリア
フレーム部10側が緩傾斜の傾斜になっている。
【0008】前記サイドフレーム8のブームタワー部9
とリアフレーム部10とのあいだの中間部上端縁(前記
急傾斜部の終わり部位)には、ブームタワー部9側が凹
溝11aを存するようにして段差状に突出し、リアフレ
ーム部10側は前高後低状に傾斜する傾斜縁11b(該
傾斜縁11bは、リアフレーム部10に続く状態で前記
ブームタワー部9の上端縁の急傾斜よりも急傾斜になっ
ている)を有する状態でリアフレーム部10に連続する
突起部11が形成され、これによって、突起部11は、
ブームタワー部9の上端縁からリアフレーム部10の上
端縁に至る仮想ラインLに対して上側に突出したものと
なり、そしてサイドフレーム8の後端から該突起部11
に至るまでの上端縁に長尺平板状のトッププレート(第
二板材)12の板面に突当てて略直角状に屈曲する断面
略T字形の状態で溶着されている。
【0009】叙述の如く構成されたものにおいて、サイ
ドフレーム8には、フロントアタッチメント4からの荷
重がブームタワー部9を経て旋回ベアリングの各支点
X、Yに向けて矢印群Aの如く働き、またカウンターウ
エイト5からの荷重がリアフレーム部10を経て同じく
旋回ベアリングの支点X、Yに向けて矢印群Bの如く働
くが、トッププレート12の前端部は、前記荷重が働く
領域から上方に外れた部位にある突起部11の上端縁に
溶着されている。この結果、トッププレート12の前端
部について、溶接しっぱなしの凹凸のある状態であって
も、ここに応力が集中してしまうことを回避できること
になって、トッププレート12をブームタワー部9を越
えて長くする必要がなく、強度的に必要な長さまでにし
て無駄な材料消費を抑制できながら、その前端側の溶接
部位について、面倒なグラインダ仕上げするような手間
が不要になり、作業性が向上するとともに品質確保がで
き、必要において左右非対称のサイドフレームとするこ
ともできる。
【0010】しかも突起部11は、前側が凹溝11aと
なってブームタワー部9の上端縁とは段差状に突出し、
後側がリアフレーム部10の上端縁と続く状態の急傾斜
縁11bとなってサイドフレーム8の上端縁の荷重が働
く領域境界となる仮想ラインLから外れるから、トップ
プレート12は、従来のものに対して曲げ角度を少し大
きく確保するだけで、リアフレーム部10側にも凹溝を
設けて突起部を形成した場合のように、トッププレート
を該凹溝に沿わせて曲げる必要がないうえ、サイドフレ
ームに対する溶接作業も殊更複雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】メインフレームの斜視図である。
【図3】サイドフレームの側面図である。
【図4】サイドフレームの要部拡大斜視図である。
【図5】従来のメインフレームの斜視図である。
【符号の説明】
1 走行機体 4 フロントアタッチメント 5 カウンタウエイト 6 メインフレーム 8 サイドフレーム 9 ブームタワー部 10 リアフレーム部 11 突起部 12 トッププレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の第一板材の一端縁に、該第一板
    材を補強するための平板状の第二板材を、第一板材に対
    して屈曲するように突当てて溶接するにあたり、前記第
    一板材の一端縁の中途部に突起部を形成し、第二板材の
    突当て溶接を突起部までとしたことを特徴とする板材の
    補強構造。
  2. 【請求項2】 前側にフロントアタッチメントが装着さ
    れ、後側にカウンタウエイトが装着される作業用走行機
    体において、該作業用走行機体のメインフレームに、前
    端部にフロントアタッチメントを支持すべく背高のブー
    ムタワー部を備え、上端縁が前高後低状に傾斜してリア
    フレーム部に至るサイドフレームを立設し、該サイドフ
    レームの上端縁にトッププレートを溶着するにあたり、
    サイドフレームのブームタワー部からリアフレーム部に
    至るまでの中間部上端縁に上方に突出する突起部を形成
    し、該突起部からリアフレーム部に至る上端縁に前記ト
    ッププレートを溶着したことを特徴とする作業用走行機
    体におけるメインフレーム構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、突起部は、ブームタ
    ワー部側が凹溝状の段差を有し、リアフレーム部側が前
    高後低状に傾斜していることを特徴とする作業用走行機
    体におけるメインフレーム構造。
JP10328137A 1998-11-18 1998-11-18 板材の補強構造および該補強構造を用いた作業用走行機体におけるメインフレーム構造 Withdrawn JP2000142499A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127889A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Komatsu Ltd カウンタウェイトの取付け構造およびこれを備えた建設機械
JP2015113621A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 キャタピラー エス エー アール エル 旋回作業機の旋回フレーム
JP2015121056A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のエンジンサポート

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Effective date: 20060207