JP2000141726A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2000141726A
JP2000141726A JP10321600A JP32160098A JP2000141726A JP 2000141726 A JP2000141726 A JP 2000141726A JP 10321600 A JP10321600 A JP 10321600A JP 32160098 A JP32160098 A JP 32160098A JP 2000141726 A JP2000141726 A JP 2000141726A
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Japan
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thermal transfer
thermal
transfer recording
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JP10321600A
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English (en)
Inventor
Naoji Shibazaki
直司 柴崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途毎に新規に装置を開発する必要が無く、
必要となる色や機能を簡単に付加することが可能で、し
かも、製造コスト及び開発期間を低減することを可能と
する。 【解決手段】 イエロー,マゼンタ,シアン用の印字部
20−1,20−2,20−3の他に、3つのユニット
の印字部20−4,20−5,20−6が取り付け、取
り外し可能に配設されている。これらの印字部20−
4,20−5,20−6には、イエロー,マゼンタ,シ
アン以外に要求される色材層や機能層を、熱転写する際
に必要な数だけ印字部を追加搭載することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の画像を形
成するのに適した熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基材シートの一方の面に色材層が
設けられた熱転写シートと、必要に応じて画像受容層が
設けられた被転写体とを、サーマルヘッド等の加熱デバ
イスとプラテンローラとの間に圧接し、画像情報に応じ
て加熱デバイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写
シート上の色材層に含まれる色材を被転写体に移行させ
て、画像を記録する感熱転写方式が種々提案されてい
る。感熱転写方式は、中でも、感熱溶融転写方式と感熱
昇華転写方式が広く用いられている。
【0003】(感熱溶融転写方式)感熱溶融転写方式
は、顔料等の色材を熱溶融性のワックスや樹脂等のバイ
ンダに分散させた熱溶融インキ層を、プラスチックフィ
ルム等の基材シートに形成した熱転写シートを用いて、
サーマルヘッド等の加熱デバイスの画像情報に応じたエ
ネルギーを印加し、紙やプラスチックシート等の被転写
体上に色材をバインダと共に転写する画像形成方法であ
る。感熱溶融転写方式は、形成される画像が鮮鋭性に優
れ、文字、線画等の2値画像の記録に適している。ま
た、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の熱転写
シートを用いて、被転写体上に重ねて記録することによ
り、多色又はカラー画像の形成も可能である。
【0004】(感熱昇華転写方式)感熱昇華転写方式
は、色材として用いる昇華性染料をバインダ樹脂に溶解
又は分散させた染料層を、プラスチックフィルム等の基
材シートに形成した熱転写シートと、紙やプラスチック
シート等の支持体上に画像受容層を設けた被転写体とを
用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイスの画像情報に
応じたエネルギーを印加することにより、熱転写シート
上の染料層中に含まれる昇華性染料を被転写体上の画像
受容層中に移行させて、画像を記録する方法である。
【0005】感熱昇華転写方式は、熱転写シートに印加
するエネルギー量によって、ドット単位で染料の移行量
を制御できるため、濃度階調による階調再現が可能であ
る。また、使用する色材が染料であるため、形成される
画像は透明性があり、複数の染料層を用いて色を重ねた
際の中間色の再現性に優れている。従って、イエロー、
マゼンタ、シアンの3色又はこれにブラックを加えた4
色の熱転写シートを用いて、被転写体上にこれらの3色
又は4色を重ねて記録することにより、高画質なフルカ
ラー画像の形成が可能である。
【0006】(受容層転写方式)これらの熱転写による
画像形成方式のうち、特に、感熱昇華転写方式において
は、被転写体の画像受容面が染料の染着性を持つことが
必要であり、画像受容層が設けられていない被転写体に
画像を形成することは、殆ど不可能であった。画像受容
層を予め設定した専用紙以外の被転写体に感熱昇華転写
方式によって、画像を形成するために、画像受容層を基
材シート上に剥離可能に形成した受容層転写シートから
画像受容層を被転写体に転写し、その上に染料熱転写シ
ートから色材を転写して画像を設ける技術が提案されて
いる(特開昭62−264994号公報参照)。
【0007】この方法では、被転写体上の画像受容層
は、被転写体の画質の影響を強く受け、被転写体の凹部
には画像受容層の転写抜けが発生したり、被転写体表面
の凹凸によって画像受容層が凹凸になり、形成される画
像にムラが発生したりすることがある。従って、良好な
画像形成物を得るためには表面が平滑な被転写体を選択
する必要があった。
【0008】(中間転写記録媒体)そこで、任意の被転
写体上に画像を形成可能とし、被転写体の表面凹凸や地
合により画像品質が影響を受けることを防止するため
に、まず、画像受容層が基材シート上に剥離可能に設け
られた中間転写記録媒体の画像受容層上に、染料層が基
材シート上に形成された熱転写シートから昇華染料を転
写して画像を形成し、そののちに、中間転写記録媒体を
加熱して、画像が形成された画像受容層を被転写体上に
転写する方法も提案されている(特開昭62−2387
91号公報参照)。
【0009】この方法では、被転写体の表面状態に依存
しない高品質な画像が得られる。更に、被転写体上に形
成された受容層は、色材転写面が被転写体側になり、耐
久性が良好になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の昇華転
写記録方式では、フルカラーの画像を形成するために、
イエロー、マゼンタ、シアンの各色を重ね合わせて印字
している。熱転写フィルムは、イエロー、マゼンタ、シ
アンの各色が同一平面上に順番に構成されており、被熱
転写シートは、サーマルヘッドとプラテンローラの間を
3回往復する。しかし、この工程は、印字の速度を上げ
るには、印字中の搬送速度を上げるより方法がない。
【0011】本件出願人は、複数のサーマルヘッドを備
えた熱転写記録装置(以下、マルチヘッド方式という)
をすでに提案している。この熱転写記録装置は、1つの
画像のシアン印字を行っている間に、次の画像のマゼン
タ印字を行い、更に次の画像のイエロー印字を行う、と
いう具合に、各プロセスを同時に進行させる。このよう
に処理することにより、連続して複数枚印字する場合
に、出力時間を大幅に短縮することが可能になる。
【0012】図5は、マルチヘッド方式の熱転写記録装
置の第1構成例を示す図である。第1構成例では、熱転
写シート52を供給ロール52aから搬送し、被熱転写
シート54と共にサーマルヘッド51とプラテン53で
圧接し、サーマルヘッド51により画像情報に応じたエ
ネルギーを印加することによって、被熱転写シート54
の受容層に、熱転写シート52の色材を転写して画像を
形成する。この場合に、第1のサーマルヘッド51−1
でイエロー画像を、第2のサーマルヘッド51−2でマ
ゼンタ画像を、第3のサーマルヘッド51−3でシアン
画像を、同一の被熱転写シート54上に形成する。
【0013】図6は、中間転写記録媒体を用いたマルチ
ヘッド方式の熱転写記録装置の第2構成例を示す図であ
る。第2構成例では、熱転写シート52と中間転写記録
媒体56とをそれぞれの供給ロール52a,56aから
搬送し、サーマルヘッド51とプラテン53で圧接し、
サーマルヘッド51により画像情報に応じたエネルギー
を印加することによって、中間転写記録媒体56の受容
層に熱転写シート52の色材を転写して画像を形成す
る。この場合も、第1のサーマルヘッド51−1でイエ
ロー画像を、第2のサーマルヘッド51−2でマゼンタ
画像を、第3のサーマルヘッド51−3でシアン画像
を、それぞれ中間転写記録媒体56の受容層の同じ位置
に形成する。
【0014】次に、画像が形成された中間転写記録媒体
56−1を搬送し、被転写体54と共に、加熱ローラ5
7と加圧ローラ58間に圧接し、加熱及び加圧すること
によって、中間転写記録媒体56−1上の画像が形成さ
れた受容層を、被転写体54に転写する。
【0015】前記各構成例では、イエロー、マゼンタ、
シアン以外の色や特定の機能を有した層を転写するに
は、使用する熱転写シートの数だけ印字部(熱転写シー
ト搬送手段、プラテンローラ、サーマルヘッド等)を備
えるように、用途等に合わせて装置を製作しなければな
らない。または、熱転写シートを交換して再度転写を行
えるようにしなければならない。一方、被転写体の両方
の面に画像を形成するのは、不可能であった。
【0016】本発明は、上記課題を解決して、用途毎に
新規に装置を開発する必要が無く、必要となる色や機能
を簡単に付加することが可能で、しかも、製造コスト及
び開発期間を低減することができる熱転写記録装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、熱移行性の色材層を有する熱転
写シートによって、被転写体に画像を転写する熱転写記
録装置において,前記熱転写シートを搬送する搬送機構
部を有する熱転写シート搬送手段と,前記被転写体を搬
送する被転写体搬送手段と,前記熱転写シートの色材層
と前記被転写体とが重なるように圧接し、画像データに
応じて前記被転写体に画像を転写する熱転写部を有する
熱転写手段と,を備え,少なくとも前記搬送機構部と前
記熱転写部とを1つのユニットとした着脱可能な転写ユ
ニットを備えること,を特徴とする熱転写記録装置であ
る。
【0018】請求項2の発明は、熱移行性の色材層を有
する熱転写シートによって、中間転写記録媒体上に形成
された受容層に画像を転写し、その画像を被転写体に再
転写する熱転写記録装置において,前記熱転写シートを
搬送する搬送機構部を有する熱転写シート搬送手段と,
前記中間転写記録媒体を搬送する中間転写記録媒体搬送
手段と,前記被転写体を搬送する被転写体搬送手段と,
前記熱転写シートの色材層と前記中間転写記録媒体の受
容層とが重なるように圧接し、画像データに応じて前記
受容層に画像を転写する熱転写部を有する熱転写手段
と,前記中間転写記録媒体上に形成された画像を前記受
容層と共に前記被転写体上へ再転写する再転写手段と,
を備え,少なくとも前記搬送機構部と前記熱転写部とを
1つのユニットとした着脱可能な転写ユニットを備える
こと,を特徴とする熱転写記録装置である。
【0019】請求項3の発明は、請求項1に記載の熱転
写記録装置において,前記転写ユニットは、少なくとも
1つが前記被転写体の裏面に画像形成可能に配置されて
いること,を特徴とする熱転写記録装置である。
【0020】請求項4の発明は、請求項2に記載の熱転
写記録装置において,前記転写ユニットは、少なくとも
1つが前記中間転写記録媒体の受容層が転写された前記
被転写体の裏面に画像形成可能に配置されていること,
を特徴とする熱転写記録装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照しながら、
本発明の実施の形態をあげて、さらに詳細に説明する。 [熱転写記録装置の第1実施形態]図1は、本発明によ
る熱転写記録装置の第1実施形態を示す構成図である。
第1実施形態の熱転写記録装置は、イエロー,マゼン
タ,シアン用の印字部(転写ユニット)20−1,20
−2,20−3が設けられており、更に、3つのユニッ
トの印字部20−4,20−5,20−6が取り付け、
取り外し可能に配設されている。これらの印字部20−
4,20−5,20−6には、イエロー,マゼンタ,シ
アン以外に要求される色材層や機能層を、熱転写する際
に必要な数だけ印字部を追加搭載できるようになってい
る。
【0022】各印字部20は、熱転写シート22と、そ
れを供給する供給ロール22a及び巻き取る巻取ロール
22bを含む搬送機構部と、サーマルヘッド21と、プ
ラテンローラ23などとが、1つのユニットにしたもの
である。搬送機構部、サーマルヘッド21、プラテンロ
ーラ23等は、装着時に、本体装置側の不図示の駆動部
と機械的又は電気的に接続される。また、この実施形態
では、各印字部20−1〜20−3と、各印字部20−
4〜20−6とは、2列に配置されているので、それら
の間には、被転写シート22を反転する被熱転写シート
反転搬送部12が設けられている。なお、この実施形態
では、各印字部20−1〜20−6間の連結部の搬送時
間(搬送距離)を、印字部20−1〜20−6の搬送時
間(搬送距離)の整数倍にしたり、各印字部20−1〜
20−6のリボン−プラテンの駆動を同一のモータによ
って駆動することにより、各印字部20−1〜20−6
間の駆動ムラ等を防止することができる。
【0023】第1実施形態によれば、イエロー、マゼン
タ、シアン以外の色や特定の機能を有した層を転写する
にも、搬送機構部、サーマルヘッド21及びプラテンロ
ーラ23を備えた印字部20−4〜20−6を、必要に
応じて、取り替えることができるので、用途等に合わせ
て装置を製作したり、熱転写シートを交換して再度作業
をし直す必要がなくなった。
【0024】図1(b)は、第1実施形態に係る熱転写
記録装置の変形形態を示す構成図である。この変形形態
は、図1(a)の6ユニット目の印字部20−6を、被
転写シート22の裏面から印字できるように、逆向きに
配置して印字部20−6’としたものである。このため
に、被転写体40の両方の面に画像を形成することが可
能となる。
【0025】[熱転写記録装置の第2実施形態]図2
は、本発明による熱転写記録装置の第2実施形態(中間
転写記録媒体を用いる形態)を示す構成図である。な
お、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分に
は、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略す
る。第2実施形態の熱転写記録装置は、イエロー,マゼ
ンタ,シアンなどの熱移行性の色材層や接着層を有する
インクリボン21−1〜22−6(熱転写シート)によ
って、中間転写記録媒体30上に形成された受容層に画
像や接着層を転写し、その画像や接着層を被転写体40
に再転写する装置である。この熱転写記録装置10は、
プラテンローラ11と、印字部(転写ユニット)20−
1〜20−6と、リボン送り駆動機構13と、中間転写
記録媒体送り駆動機構14と、加熱ローラ16と,加圧
ローラ17と、排紙トレイ19等とを備えている。プラ
テンローラ11は、中間転写記録媒体30が巻き付けら
れる圧胴である。このプラテンローラ11は、供給ロー
ル30aから繰り出され、巻取りロール30bへに巻き
取られる中間転写記録媒体30を巻き付けて搬送する。
【0026】熱転写記録装置は、1つのプラテンローラ
11の周囲に、イエロー,マゼンタ,シアン用の印字部
20−1,20−2,20−3と、更に2ユニットの印
字部20−4,20−5が取り付け、取り外し可能に配
置されている。この他に、被転写体40の中間転写記録
媒体30の受容層が転写されない面40Bに印字可能
に、1ユニットの印字部20−6が取り付け、取り外し
可能に配置されている。印字部20−4〜20−6に
は、イエロー,マゼンタ,シアン以外に要求される色材
層や機能層を熱転写する際に、必要な数だけ印字部を追
加して搭載できるようになっている。中間転写記録媒体
30は、供給ロール30aから繰り出され、プラテンロ
ーラ11Bに巻き付けて搬送され、巻取りロール30b
に巻き取られる。中間転写記録媒体30は、プラテンロ
ーラ11に大きく巻き付けて搬送するので、中間転写記
録媒体30の基材に薄いフィルムを用いても、印字時の
熱収縮を低減することができる。ここで、中間転写記録
媒体30の供給ロール32a、各印字部20−1〜20
−6等を取り替える場合に、取り外し、取り付けの方向
を、側面(図示の面の垂直方向)からにすると、それら
の作業がしやすい。
【0027】第1のサーマルヘッド21−1は、中間転
写記録媒体30の受容層上に、例えば、イエロー画像を
形成し、第2のサーマルヘッド21−2は、マゼンタ画
像を形成し、第3のサーマルヘッド21−3は、シアン
画像をそれぞれ形成し、第4のサーマルヘッド12−4
は、溶融熱転写方式のブラックインキによって文字の印
字を行い、第5のサーマルヘッド12−5は、画像の全
面に接着層(ヒートシール層)を転写するためのもので
ある。また、第6のサーマルヘッド12−6は、中間転
写記録媒体30の受容層の内面Bに、例えば、溶融熱転
写方式のブラックインキなどのによって、文字を印字す
る。
【0028】プラテンローラ11と第1〜第5のサーマ
ルヘッド21−1〜21−5とは、インクリボン22−
1〜22−4,転写フィルム22−5の色材層や接着層
と、中間転写記録媒体30の受容層とが重なるように圧
接し、画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる
熱移行性の色材などを受容層に移行させることにより画
像を形成する熱転写部A,B,C,D,Eを有する熱転
写手段を構成する。
【0029】リボン送り駆動機構13−1〜13−6
は、インクリボン21−1〜21−4,21−6又は転
写フィルム21−5を送る駆動機構(熱転写シート搬送
手段)である。中間転写記録媒体送り駆動機構14は、
中間転写記録媒体30を供給し,巻取り、プラテンロー
ラ11やガイドローラR1,R2,R3,R4等と共
に、中間転写記録媒体搬送手段を構成するものである。
この他にも、、被転写体40を送り出す、不図示の被転
写体送り機構(被転写体搬送手段)が設けられている。
加熱ローラ16,加圧ローラ17は、画像の形成された
中間転写記録媒体30の受容層を、被転写体40へ熱転
写するローラ(再転写手段)である。排紙トレイ19
は、転写された後の被転写体40を収容するためのもの
である。
【0030】図3は、第2実施形態による熱転写記録装
置の動作を説明するタイムチャートである。この熱転写
記録装置10は、例えば、1枚目の画像のブラック印字
(Bk)を行っている間に、2枚目の画像のシアン印字
(C)、3枚目の画像のマゼンタ印字(M)、4枚目の
画像のイエロー印字(Y)を行うという具合に、各プロ
セス(給紙、イエロー印字、マゼンタ印字、シアン印
字、ブラック印字、接着層転写、再転写)が、各枚目で
1工程ずつずれて、同時に進行する。このように処理す
ることにより、連続して複数枚印字する場合に、出力時
間を大幅に短縮することが可能になる。
【0031】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、それぞれユニット化された複数の単色,単機能のリ
ボン22−1〜22−6と、それに対応するサーマルヘ
ッド21−1〜21−5とによって転写するので、転写
時間を大幅に短縮することが可能になる。また、複数の
サーマルヘッド21−1〜21−5が1つのプラテンロ
ーラ11の周囲に配置されているので、各リボン22−
1〜22−5と中間転写記録媒体30との同期が取りや
すい。さらに、印字部20−4〜20−6を、必要に応
じて、取り替えることができるので、用途等に合わせて
装置を製作したり、熱転写シートを交換して再度作業を
し直す必要がなくなった。
【0032】[変形形態]以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1)被転写体40との接着性を良好にするために接着
層が有効である。イエロー、マゼンタ、シアンの画像を
形成した後に、全面に接着層を転写してから中間転写記
録媒体の受容層を被転写体に転写することにより接着が
強固になる。 (2)上記実施形態では、再転写のデバイスとして、加
熱ローラ16を用いたが、サーマルヘッドでも、ホット
スタンパでもよい。 (3)被転写体40をカット紙としたが、ロール紙でも
よいし、両方装填できるようにしてもよい。
【0033】(4)上記各実施形態では、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの印字部の他に3ユニットの印字部20
−4〜20−6を搭載可能としたが、これは3つに限定
されるものではなく、目的に合わせて自由に設計するこ
とができる。ブラックや文字を印字するための溶融イン
クを配置してもよいし、各色の他に金色、銀色などの特
色を配置してもよい。また、特定の機能を有する層を転
写するフィルムを配置することもできる。これには、例
えば、中間転写記録媒体を用いる場合に、上記接着層
や、被転写体40の地色を隠蔽するための白色層、中間
転写記録媒体30を用いず直接受像紙に記録する場合
に、画像に耐久性を付与するための保護層や、意匠性・
偽造防止性を持たせるためのホログラム層などがある。
【0034】(5)上記の何れの実施形態でも、1つの
プラテンローラに複数の印字部を配置してもよいし、1
つの印字部に1つのプラテンローラを対応させてもよ
い。また、それぞれの印字部は、円形に配置してもよい
し、直線的に配置してもよい。 (6)上記の何れの実施形態でも、イエロー、マゼン
タ、シアン用の印字部を装置に固定としたが、これらも
取り外し可能に構成してもよい。
【0035】[中間転写記録媒体]図4は、本実施形態
の熱転写記録装置に用いる中間転写記録媒体の好ましい
層構成を示す模試図である。 (層構成)中間転写記録媒体30は、図3(a)に示す
ように、基材31と、画像受容層32とを備える媒体3
0A、図3(b)に示すように、基材31と、画像受容
層32と、背面層33とを備える媒体30B、図3
(c)に示すように、基材31と、離型層34と、画像
受容層32とを備える媒体30C、又は、図3(d)に
示すように、基材31と、画像保護層35と、画像受容
層32とを備える媒体30D等が好適に用いられる。
【0036】(基材31)中間転写記録媒体の基材31
は、ポリオレフィン系やポリスチレン系の合成紙のよう
なミクロヴォイド層を有する材料が好適に使用される。
しかし、これに限定されず、従来の熱転写シートに使用
されているものと同じ基材シートをそのまま用いること
ができ、特に、制限するものではない。
【0037】好ましい基材の具体例は、ダラシン紙、コ
ンデンサ紙、パラフィン紙等の薄紙、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の耐熱
性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネ
イト、酢酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー
等プラスチックの延伸又は未延伸フィルムや、これらの
材料を積層したもの等が挙げられる。この基材の厚さ
は、強度、熱伝導性、耐熱性等が適切になるように材料
に応じて適宜選択することができるが、通常は、1〜1
00μm程度のものが好ましく用いられる。
【0038】(画像受容層32)画像受容層32は、少
なくともバインダ樹脂から成り、必要に応じて離型剤等
の各種添加剤を添加してもよい。バインダ樹脂は、昇華
染料が染着しやすいものを用いることが好ましく、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸
ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他
のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマーセルロ
ース誘導体等を用いることができ、これらの中でも、ビ
ニル系樹脂及びポリエステル系樹脂が特に好ましく用い
られる。
【0039】画像受容層32は、熱転写シートとの熱融
着を防止するために、前記の樹脂に離型剤を配合するこ
とが好ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リ
ン酸エステル系界面活性剤、フッ素系化合物等を用いる
ことができるが、この中でも特にシリコーンオイルが好
ましく用いられる。離型剤の添加量は、画像受容層32
を形成するバインダ樹脂100重量部に対して、0.2
〜30重量部が好ましい。
【0040】画像受容層32は、基材31上に、前記樹
脂に離型剤等の必要な添加剤を加え、水又は有機溶剤等
の溶媒に溶解又は分散させたインキを、バーコーター、
グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用い
たリバースロールコーティング法等の通常の方法で塗布
を行うことができる。その塗布量は、塗布乾燥後の膜厚
が0.1〜10μmになるようにするのが望ましい。
【0041】(背面層33)背面層33は、中間転写記
録媒体30とサーマルヘッドのような加熱デバイスとの
熱融着を防止し、摺動性を向上させる目的で設けられた
層であって、中間転写記録媒体の基材31の画像受容層
32が設けられた側の他方の面に形成されている。この
背面層33に用いる樹脂としては、例えば、エチルセル
ロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸
セルロース、硝化綿等のセルロース系樹脂、ポリビニル
アルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアセタート、ポリビニルピロリドン等のビニ
ル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エ
チル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル/スチレ
ン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ビニ
ルトルエン樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性ウレタン、
フッ素変性ウレタン等を用いることができる。また、こ
れらの樹脂は混合して用いてもよい。耐熱滑性層は、そ
の耐熱性をより高めるために、前記樹脂のうち、水酸基
等の反応性基を有している樹脂を使用し、架橋剤として
ポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層としても
よい。
【0042】更に、この背面層33は、サーマルヘッド
のような加熱デバイスとの摺動性を付与するために、固
形又は液状の離型剤又は滑剤を加えて耐熱滑性をもたせ
てもよい。離型剤又は滑剤としては、例えば、ポリエチ
レンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス
類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、
アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界
面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性
剤、有機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シ
リコーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒
子等を用いることができる。背面層33への滑剤の好ま
しい添加量は、背面層33の全固形分に対して5〜50
重量%であり、特に好ましくは、10〜30重量%であ
る。背面層33は、上記の画像受容層と同様の方法で形
成することができ、その厚みは、0.1〜10μm程度
が好ましい。
【0043】(離型層34)離型層34は、画像受容層
32の基材31からの剥離性能を制御するために、基材
31と画像受容層32との間に設けられる層である。画
像受容層32は、画像受容層32と離型層34との間で
剥離し、離型層34は、基材31側に残る。離型層34
は、バインダ樹脂に必要に応じて離型性材料を添加した
組成物又は離型性を有する樹脂から構成される。
【0044】この離型層34は、バインダ樹脂に必要に
応じて離型性材料を添加して構成する場合、使用可能な
バインダ樹脂としては、熱可塑性樹脂であるポリメタク
リル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビ
ニル/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール等のビニル系樹脂、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、酢酸セルロースのセルロース誘
導体、又は熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン系樹脂、アミノア
ルキッド樹脂等が挙げられ、離型層は、上記の樹脂の1
種又は2種以上から成る組成物から構成することができ
る。また、離型性材料としては、ワックス類、シリコー
ンワックス、シルコーンオイル、シリコーン系樹脂、メ
ラミン樹脂、フッ素系樹脂等の離型性を有する樹脂、タ
ルク、シリカの微粉末、界面活性剤や金属セッケン等の
滑剤等が使用することができる。
【0045】この離型層34は、離型性を有する樹脂か
ら構成する場合に、シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、
フッ素系樹脂等が使用することができ、アクリル系樹
脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の樹脂分子中
にポリシロキサンセグメント、フッ化炭素セグメント等
の離型性セグメントがグラフトしたグラフトポリマーを
使用してもよく、上記の樹脂の1種または2種以上から
成る組成物から構成することができる。離型層34は、
上記の画像受容層と同様な方法で形成することができ、
その厚みは、0.1〜5μmが好ましい。
【0046】(画像保護層35)画像保護層35は、被
転写体上に画像と共に転写される画像受容層32を保護
する目的で、基材31と画像受容層32との間に設けら
れる層である。この画像保護層35は、画像受容層32
と共に被転写体上に転写されると、被転写体上の画像受
容層32の最表面に位置し、画像の耐候性能や指紋や薬
品に対する耐久性を向上させる。
【0047】画像保護層35は、少なくともバインダ樹
脂から構成され、基材31と適当な剥離性を持ち、画像
受容層32と共に被転写体に転写された後は、画像受容
層32の表面保護層として所望の物性を持つ樹脂組成を
選定する。例えば、エチルセルロース、ニトロセルロー
ス、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリメタク
リル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビ
ニル重合体の熱可塑性樹脂や、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂等の熱硬
化型樹脂を画像保護層樹脂として用いることができる。
【0048】画像受容層32が転写された画像形成物に
対して、耐摩擦性、耐薬品性、耐汚染性が特に要求され
る場合は、画像保護層35の樹脂として、電離放射線硬
化型樹脂を用いることもできる。また、前記樹脂に、画
像形成物の耐擦過性を向上させるための滑剤、汚染防止
のための界面活性剤、耐候性能を向上させるための紫外
線吸収剤、酸化防止剤等を加えてもよい。この画像保護
層35は、上記の画像受容層32と同様の方法で形成す
ることができ、厚みは、0.1〜20μmが好ましい。
【0049】[熱転写シート(インクリボン,ヒートシ
ール転写フィルム)]本発明に用いる熱転写シートは、
染料熱転写シートや熱溶融インキ転写シートが使用する
ことができる。染料熱転写シートにおいては、熱により
昇華・移行する染料が画像を形成する色材となり、熱溶
融インキ転写シートを使用した場合には溶融・移行する
インキ自体が色材となる。
【0050】[画像形成方法]熱転写シートを中間転写
記録媒体の画像受容層に転写するときに、熱エネルギー
を与える手段は、従来から公知の方法はいずれも使用で
きる。なお、本発明で最終的に得られる画像は、中間転
写記録媒体の画像受容層に形成した画像と鏡像関係とな
るので、中間転写記録媒体上に形成する画像は、予め逆
転像として形成しておく必要がある。
【0051】[接着層]ヒートシール転写フィルム24
の接着層に用いる材料としては、基材との接着層が良好
である熱可塑性樹脂、天然樹脂、ゴム、ワックス等を用
いることができる。例えば、エチルセルロース、酢酪酸
セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリ
a−メチルスチレン等のスチレン共重合体、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチ
ルアクリレート等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、
折り酢酸ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリ
ビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹
脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
アイオノマー、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン
アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂や、粘着付与
剤としてのロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステ
ルゴム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ブタジエンアクリルニトリルゴム、ポ
リアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン等が挙げられ、前
記の材料の1種または2種以上より成る組成物から接着
層を構成することができる。
【0052】
【実施例】(実施例)図2に示した中間転写記録媒体を
用いる熱転写記録装置を用いて、ポストカードサイズの
印字物を出力した。解像度300dpi、印字幅106
mm、印字長156mmとし、印字周期8ms/lin
eで印字した。プラテン11の周囲の印字部20−1〜
20−5にイエロー、マゼンタ、シアン、溶融ブラッ
ク、装着層の各フィルムをこの順に配置した。印字部2
0−6には、溶融ブラックを搭載した。イエロー、マゼ
ンタ、シアンを印字した後に、溶融ブラックを用いて文
字を印字し、更に、印字面全体に接着層を転写した。こ
の間に、官製はがきに宛名等の文字を印字しておく。ヒ
ートローラの表面温度を120℃として、中間転写記録
媒体の受容層を官製はがきに再転写した。一連の動作に
よって、官製はがきの片面全面に、高精細な画像を形成
すると共に、反対側の面に、宛名の印字を行うことがで
きた。
【0053】(比較例)図6に示した従来の中間転写記
録媒体を用いる熱転写記録装置を用いて同様にポストカ
ードを出力した。解像度300dpi、印字幅106m
m、印字長156mmとし、印字周期8ms/line
で印字した。中間転写記録媒体の受容層上にイエロー、
マゼンタ、シアン以外に溶融ブラック、接着層を転写す
るために、イエロー、マゼンタ、シアン印字後に、中間
転写記録媒体を巻戻し、イエロー熱転写シートに替えて
溶融ブラックフィルム、マゼンタ熱転写シートに替えて
接着層転写フィルムを搭載してイエロー、マゼンタ、シ
アン印字された中間転写記録媒体の受容層上に重ねて印
字した。この後に、ヒートローラの表面温度を120℃
として、中間転写記録媒体の受容層を官製はがきに再転
写したが、この熱転写記録装置だけでは官製はがきに宛
名を印字することはできなかった。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用途毎に新規に装置を開発する必要がなく、必要となる
色や機能を簡単に付加することが可能であり、製造コス
ト及び開発期間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱転写記録装置の第1実施形態を
示す構成図である。
【図2】本発明による熱転写記録装置(中間転写記録媒
体を用いた形態)の第2実施形態を示す構成図である。
【図3】第2実施形態による熱転写記録装置の動作を説
明するタイムチャートである。
【図4】本実施形態の熱転写記録装置に用いられる中間
転写記録媒体の層構成を示す模試図である。
【図5】マルチヘッド方式の熱転写記録装置の一例を示
す構成図である。
【図6】マルチヘッド方式の熱転写記録装置の他の例
(中間転写記録媒体を用いた形態)を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 プラテンローラ 12 被熱転写シート反転搬送部 14 中間転写記録媒体送り機構 16 加熱ローラ 17 加圧ローラ 19 排紙トレイ 20−1〜20−6 転写ユニット 21−1〜21−6 サーマルヘッド 22−1〜22−6 インクリボン 23 プラテンローラ 30(30A〜30D) 中間転写記録媒体 31 基材 32 画像受容層 33 背面層 34 離型層 35 画像保護層 40 被転写体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱移行性の色材層を有する熱転写シート
    によって、被転写体に画像を転写する熱転写記録装置に
    おいて,前記熱転写シートを搬送する搬送機構部を有す
    る熱転写シート搬送手段と,前記被転写体を搬送する被
    転写体搬送手段と,前記熱転写シートの色材層と前記被
    転写体とが重なるように圧接し、画像データに応じて前
    記被転写体に画像を転写する熱転写部を有する熱転写手
    段と,を備え,少なくとも前記搬送機構部と前記熱転写
    部とを1つのユニットとした着脱可能な転写ユニットを
    備えること,を特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 熱移行性の色材層を有する熱転写シート
    によって、中間転写記録媒体上に形成された受容層に画
    像を転写し、その画像を被転写体に再転写する熱転写記
    録装置において,前記熱転写シートを搬送する搬送機構
    部を有する熱転写シート搬送手段と,前記中間転写記録
    媒体を搬送する中間転写記録媒体搬送手段と、前記被転
    写体を搬送する被転写体搬送手段と,前記熱転写シート
    の色材層と前記中間転写記録媒体の受容層とが重なるよ
    うに圧接し、画像データに応じて前記受容層に画像を転
    写する熱転写部を有する熱転写手段と,前記中間転写記
    録媒体上に形成された画像を前記受容層と共に前記被転
    写体上へ再転写する再転写手段と,を備え,少なくとも
    前記搬送機構部と前記熱転写部とを1つのユニットとし
    た着脱可能な転写ユニットを備えること,を特徴とする
    熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱転写記録装置におい
    て,前記転写ユニットは、少なくとも1つが前記被転写
    体の裏面に画像形成可能に配置されていること,を特徴
    とする熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の熱転写記録装置におい
    て,前記転写ユニットは、少なくとも1つが前記中間転
    写記録媒体の受容層が転写された前記被転写体の裏面に
    画像形成可能に配置されていること,を特徴とする熱転
    写記録装置。
JP10321600A 1998-11-12 1998-11-12 熱転写記録装置 Pending JP2000141726A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221503A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 印刷ユニットおよび印刷システム
US20220105740A1 (en) * 2020-10-02 2022-04-07 Illinois Tool Works Inc. Multi-Color Retransfer Single Stamping System And Method

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JP2010221503A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 印刷ユニットおよび印刷システム
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