JPH08207329A - 熱転写記録方法及び装置 - Google Patents

熱転写記録方法及び装置

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JPH08207329A
JPH08207329A JP7037744A JP3774495A JPH08207329A JP H08207329 A JPH08207329 A JP H08207329A JP 7037744 A JP7037744 A JP 7037744A JP 3774495 A JP3774495 A JP 3774495A JP H08207329 A JPH08207329 A JP H08207329A
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JP7037744A
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Inventor
Tatsuya Kita
達哉 北
Takashi Ueno
剛史 上野
Naoji Shibazaki
直司 柴崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写記録媒体の画像受容層に印字画像を
形成したのち、該画像受容層を被転写体に転写する装置
の小型化、機構を単純化する。 【構成】中間転写記録媒体の画像受容層に、画像印字部
81において熱転写シート1より印字して中間転写記録
媒体2の画像受容層に画像を形成した後、中間転写記録
媒体ロール28とその供給ロール28及び巻取りロール
29からなる搬送系を目的の受容層転写部82に移動し
印字画像を有する画像受容層を被転写体3上に転写す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写画像の形成方法
に係わり、更に詳しくは被転写体の材質の影響を受けず
に昇華転写によるフルカラー画像及び/又は熱溶融転写
による高濃度で鮮明な画像を任意の被写体上に形成する
画像印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基材シートの一方の面に設けられ
た熱転写シートと、必要に応じて画像受容層が設けられ
た被転写体とを、サーマルヘッドなどの加熱デバイスと
プラテンローラーとの間に圧接し、画像情報に応じて加
熱デバイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写シー
ト上の色材層に含まれる色材を被転写体に移行させるこ
とにより、画像を記録する感熱転写方式は種々提案され
ている。中でも感熱溶融転写方式と感熱昇華転写方式と
が広く用いられている。
【0003】感熱溶融転写方式は、顔料等の色材を熱溶
融性のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた熱溶
融インキ層を、プラスチックフィルム等の基材シートに
担持させた熱転写シートを用いて、サーマルヘッド等の
加熱デバイスの画像情報に応じたエネルギーを印加し、
紙やプラスチックシート等の被転写体上に色材をバイン
ダーと共に転写する画像印字方法である。感熱溶融転写
方式によって形成される画像は、高濃度で鮮鋭性に優れ
た文字、線画等の2値画像の記録に適している。また、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の熱転写シー
トを用いて、被転写体上に重ねて記録することにより、
多色或いはカラー画像の形成も可能である。
【0004】感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇
華性染料をバインダー樹脂に溶解或いは分散させた染料
層を、プラスチックフィルム等の基材シートに担持させ
た熱転写シートと、紙やプラスチックシート等の支持体
上に画像受容層を設けた被転写体とを用いて、サーマル
ヘッド等の加熱デバイスの画像情報に応じたエネルギー
を印加することにより、熱転写シート上の染料層中に含
まれる昇華性染料を被転写体上の画像受容層中に移行さ
せて、画像を記録する方法である。感熱昇華転写方式
は、熱転写シートに印加するエネルギー量によって、ド
ット単位で染料の移行量を制御できるため、濃度階調に
よる階調再現が可能である。また、使用する色材が染料
であるため、形成される画像は透明性があり、複数の染
料層を用いて色を重ねた際の中間色の再現性に優れてい
る。従って、イエロー、マゼンタ、シアンの3色或いは
これにブラックを加えた4色の熱転写シートを用いて、
被転写体上にこれらの3色或いは4色を重ねて記録する
ことにより、高画質なフルカラー画像の形成が可能であ
る。
【0005】これらの熱転写による画像印字方式のう
ち、特に感熱昇華転写方式においては、被転写体の画像
受容面が染料の染着性を持つことが必要であり、画像受
容層が設けられていない被転写体に画像を形成すること
は、殆ど不可能であった。画像受容層を予め設定した専
用紙以外の被転写体に感熱昇華転写方式によって、画像
を形成するために、画像受容層を基材シート上に剥離可
能に形成した受容層転写シートから画像受容層を被転写
体に転写し、その上に染料熱転写シートから色材を転写
して画像を設ける技術が提案されている(特開昭62−
264994号公報参照)。この方法では被転写体上の
画像受容層は被転写体の面質の影響を強く受け、被転写
体の凹部には画像受容層の転写抜けが発生したり、被転
写体表面の凹凸によって画像受容層が凹凸になり、形成
される画像にムラが発生したりすることがある。従っ
て、良好な画像印字物を得るためには表面が平滑な被転
写体を選択する必要があった。
【0006】そこで任意の被転写体上に画像を形成可能
とし、被転写体の表面凹凸や地合により画像品質が影響
を受けることを防止するために、まず画像受容層が基材
シート上に剥離可能に設けられた中間転写記録媒体の画
像受容層上に、染料層が基材シート上に形成された熱転
写シートより昇華染料を転写して画像を形成し、しかる
後に中間転写記録媒体を加熱して、画像が形成された画
像受容層を被転写体上に転写する方法も提案されている
(特開昭62−238791号公報参照)。
【0007】色材を中間転写記録媒体の画像受容層に転
写するときに、熱エネルギーを与える手段は、従来から
公知の方法はいずれも使用出来る。尚、本発明で最終的
に得られる画像は、中間転写記録媒体の画像受容層に形
成した画像と鏡像関係となるので、中間転写記録媒体上
に形成する画像は予め逆転像として形成しておく必要が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3に従来技術の中間
転写記録媒体を用いて被転写体に画像を印字する装置の
構成例を示す。中間転写記録媒体2と熱転写シート1と
をそれぞれの供給ロールから、画像印字部81に搬送
し、第1のサーマルヘッド(A)61と第1のプラテン
ローラー(A)71で圧接し、サーマルヘッド(A)に
より画像情報に応じたエネルギーを印加することによっ
て中間転写記録媒体の画像受容層25に熱転写シートの
染料を移行した画像16を形成する。次に、該画像が形
成された中間転写記録媒体21を受容層転写部82に搬
送し、被転写体3とともに受容層転写部82に設けられ
た第2のサーマルヘッド(B)62と第2のプラテンロ
ーラー(B)72間に圧接し、サーマルヘッド(B)6
2により加熱することによって中間転写記録媒体上の画
像を形成した画像受容層を被転写体に転写する。この装
置構成ではサーマルヘッドとプラテンローラーが2つ必
要であるため、装置が高価になり、また小型化するのが
困難であるという問題点があった。更に中間転写記録媒
体を搬送する距離が長くなるので、皺の防止やテンショ
ンのコントローラのために多くの部品が必要で機構が複
雑になるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材シートの一方の面に、少なくと熱移
行性の色材層が設けられた熱転写シートと、基材シート
の一方の面に少なくとも画像受容層が設けられた中間転
写記録媒体とが、サーマルヘッドとプラテンローラー間
に色材層と画像受容層とが重なるように圧接され、サー
マルヘッドが画像データに応じて発熱し、色材層中に含
まれる熱移行性の色材が受容層に移行することにより画
像が形成され、その後、中間転写記録媒体上の印字画像
を画像受容層と共に、普通紙等の被転写体上へ転写する
熱転写記録方法において、中間転写記録媒体とその搬送
系、あるいは中間転写記録媒体とその搬送系、及びサー
マルヘッド、あるいは中間転写記録媒体とその搬送系、
及びサーマルヘッド及びプラテンローラーを移動可能に
して装置を構成し、中間転写記録媒体の画像受容層上へ
の画像を印字後、それらを目的の受容層転写部へ移動
し、印字画像を有する画像受容層を被転写体上へ転写す
ることを特徴とする。
【0010】本発明に用いる熱転写シートは、公知の染
料熱転写シートや熱溶融インキ転写シートが使用出来
る。染料熱転写シートにおいては、熱により昇華・移行
する染料が画像を印字する色材とよりなり、熱溶融イン
キ転写シートを使用した場合には溶融・移行するインキ
自体が色材となる。そして、基材シートの一方の面に色
材層が設けられた熱転写シートと、必要に応じて画像受
容層が設けられた被転写体とを、サーマルヘッド等の加
熱デバイスとプラテンローラーとの間に圧接し、画像情
報に応じて加熱デバイスの発熱部分を選択的に発熱さ
せ、熱転写シート上の色材層に含まれる色材を被転写体
に移行させて、画像を記録する感熱転写方式が種々提案
されている。中でも感熱溶融転写方式と感熱昇華転写方
式が広く用いられている。
【0011】本発明に用いる中間転写記録媒体は、図4
(a) 〜(d) に示すとおりのものより構成されるものであ
る。すなわち、中間転写記録媒体の基材シート20は、
ポリオレフィン系やポリスチレン系の合成紙のようなミ
クロヴォイド層を有する材料に限定されず、従来の熱転
写シートに使用されているものと同じ基材シートをその
まま用いることが出来、特に制限するものではない。好
ましい基材シートの具体例は、グラシン紙、コンデンサ
紙、パラフィン紙等の薄紙、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の耐熱性の高い
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、酢
酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、
ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等プラ
スチックの延伸或いは未延伸フィルムや、これらの材料
を積層したもの等が挙げられる。該基材シートの厚さ
は、強度、熱伝導性、耐熱性等が適切になるように材料
に応じて適宜選択することが出来るが、通常は1〜10
0μm程度のものが好ましく用いられる。
【0012】中間転写記録媒体の画像受容層25は、少
なくともバインダー樹脂から成り、必要に応じて離型剤
等の各種添加剤を添加してもよい。バインダー樹脂は昇
華染料が染着し易いものを用いることが好ましく、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸
ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと
他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマーセル
ロース誘導体等を用いることが出来、これらの中でもビ
ニル系樹脂及びポリエステル系樹脂が特に好ましく用い
られる。
【0013】画像受容層は熱転写シートとの熱融着を防
止するために、前記の樹脂に離型剤を配合することが好
ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エ
ステル系界面活性剤、フッ素系化合物等を用いることが
出来るが、この中でも特にシリコーンオイルが好ましく
用いられる。該離型剤の添加量は、画像受容層を形成す
るバインダー樹脂100 重量部に対し0.2 〜30重量部が好
ましい。画像受容層は、前記の基材シート上に、前記の
樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加え、水または有機溶
剤等の溶媒に溶解または分散させたインキを、バーコー
ター、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版
を用いたリバースローラーコーティング法等の通常の方
法で塗布を行うことが出来る。その塗布量は、塗布乾燥
後の膜厚が0.1 〜10μm になるようにするのが望まし
い。
【0014】中間転写記録媒体とサーマルヘッドのよう
な加熱デバイスとの熱融着を防止し、摺動性を向上させ
る目的で、中間転写記録媒体の基材シートの画像受容層
が設けられた側の他方の面に図4(b) に示す背面層2A
を設定してもよい。該背面層に用いる樹脂としては、例
えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セ
ルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロース系
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセタート、ポリビニルピ
ロリドン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、
ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロ
ニトリル・スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリ
アミド樹脂、ビニルトルエン樹脂、クマロンインデン樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコー
ン変性ウレタン、フッ素変性ウレタン等を用いることが
出来る。また、これらの樹脂は混合して用いてもよい。
背面層の耐熱性をより高めるために前記の樹脂のうち、
水酸基等の反応性基を有している樹脂を使用し、架橋剤
としてポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層と
してもよい。
【0015】更に、サーマルヘッドのような加熱デバイ
スとの摺動性を付与するために、背面層に固形或いは液
状の離型剤または滑剤を加えて耐熱滑性を持たせてもよ
い。離型剤または滑剤としては、例えば、ポリエチレン
ワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、高
級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオ
ン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性
剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、、有
機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シリコー
ン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等を
用いることが出来る。背面層への滑剤の好ましい添加量
は背面層の全固形分に対し5〜50重量%であり、特に好
ましくは10〜30重量%である。該背面層は、上記の画像
受容層と同様の方法で形成することが出来、その厚みは
0.1〜10μm程度のものが好ましい。
【0016】画像受容層の基材シートからの剥離性能を
制御するために、基材シートと画像受容層との間に離型
層2Bを設けてもよく、画像受容層25は、該画像受容
層と該離型層との間で剥離し、離型層は基材シート側に
残る。離型層は、バインダー樹脂に必要に応じて離型性
材料を添加した組成物、または離型性を有する樹脂から
構成される。離型層をバインダー樹脂に必要に応じて離
型性材料を添加して構成する場合、使用可能なバインダ
ー樹脂としては、熱可塑性樹脂であるポリメタクリル酸
メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル等のアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルブチラール等のビニル系樹脂、エチルセルロース、ニ
トロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導
体、或いは熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アミノ
アルキッド樹脂等が挙げられ、離型層は上記の樹脂の1
種或いは2種以上から成る組成物から構成することが出
来る。また、離型性材料としては、ワックス類、シリコ
ーンワックス、シリコーンオイル、シリコーン系樹脂、
メラミン樹脂、フッ素系樹脂等の離型性を有する樹脂、
タルク、シリカの微粉末、界面活性剤や金属セッケン等
の滑剤等が使用出来る。
【0017】離型層を離型性を有する樹脂から構成する
場合、シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、フッ素系樹脂
等が使用出来、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等の樹脂分子中にポリシロキサンセグメン
ト、フッ化炭素セグメント等の離型性セグメントがグラ
フトしたグラフトポリマーを使用してもよく、上記の樹
脂の1種または2種以上から成る組成物から構成するこ
とが出来る。離型層は、上記の画像受容層と同様な方法
で形成することが出来、その厚みは、0.1〜5μmが
好ましい。
【0018】被転写体上に画像と共に転写される画像受
容層を保護する目的で、基材シート20と画像受容層2
5との間に画像保護層2Cを設けてもよい。この画像保
護層は画像受容層と共に被転写体上に転写されると、被
転写体上の画像受容層の最表面に位置し、画像の耐候性
能や指紋や薬品に対する耐汚染性、耐久性を向上させ
る。画像保護層は少なくともバインダー樹脂から構成さ
れ、基材シートと適当な剥離性を持ち、画像受容層と共
に被転写体に転写された後は画像の表面保護層として所
望の物性を持つ樹脂組成を選定する。一般的には、エチ
ルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース等の
セルロース誘導体、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系
樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール等のビニル重合体の熱可塑性
樹脂や、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、アミノアルキッド樹脂等の熱硬化型樹脂を画像保護
層の樹脂として用いることが出来る。
【0019】画像受容層が転写された画像印字物に対し
て、耐摩擦性、耐薬品性、耐汚染性が特に要求される場
合は、画像保護層樹脂として電離放射線硬化型樹脂を用
いることも出来る。また前記の樹脂に、画像の耐擦過性
を向上させるための滑剤、汚染防止のための界面活性
剤、耐候性能を向上させるための紫外線吸収剤、酸化防
止剤等を加えてもよい。画像保護層は上記の画像受容層
と同様の方法で形成することが出来、厚みは0.1〜2
0μmが好ましい。
【0020】中間転写記録媒体に設ける接着層に用いる
材料としては、被転写体との接着性が良好である熱可塑
性樹脂、天然樹脂、ゴム、ワックス等を用いることが出
来る。例えば、エチルセルロース、酢酪酸セルロース等
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルス
チレン等のスチレン共重合体、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレー
ト等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラール等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロ
ン、エポキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂、アイオノマ
ー、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エステル共重合体等の樹脂や、粘着付与剤としての
ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルゴム、ポ
リイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエン
ゴム、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ポリアミド
系樹脂、ポリ塩素化オレフィン等が挙げられ、前記の材
料の1種または2種以上より成る組成物から接着層を構
成することが出来る。
【0021】本発明における、画像を設けた中間転写記
録媒体の画像受容層を被転写体に転写する方法や、色材
を中間転写記録媒体の画像受容層に移行するときに、熱
エネルギーを与える手段は、従来から公知の方法はいず
れも使用出来る。尚、本発明で最終的に得られる画像
は、中間転写記録媒体の画像受容層に形成した画像と鏡
像関係となるので、中間転写記録媒体上に印字する画像
は予め逆転像として形成しておく必要がある。
【0022】本発明における、画像を設けた中間転写記
録媒体の画像受容層を被転写体に転写する方法は、図1
に示すように、画像印字部81において、中間転写記録
媒体供給ロール26から供給した、図4に示す中間転写
記録媒体2の画像受容層25と、熱転写シート1の色材
層とが相接するようにしてプラテンローラー(A)71
と、サーマルヘッド(A)61との間に載置し、サーマ
ルヘッド(A)より印字情報に対応する加熱を図3と同
様に行い、画像16を画像受容層に設けて巻き取った中
間転写記録媒体の巻取りロール27を形成する。次い
で、画像を印字の開始した位置に、画像を設けた中間転
写記録媒体21を巻き戻してロール28とし、被転写体
3を載置した目的の受容層転写部82に該巻取りを主走
行方向と平行に移動し、被転写体と中間転写記録媒体の
画像受容層25に設けた画像16とを、受容層転写部8
2に設けられている第2のサーマルヘッド(B)62と
プラテンローラー(B)72との間おいて加熱圧着し
て、該画像を被転写体に転写して所望の画像を構成する
ものである。
【0023】本発明は、被転写体に画像印字された画像
受容層を転写するに先立って、中間転写記録媒体を巻戻
しておく必要はあるが、このタイミングは、画像印字部
から、受容層転写部へ移動する前後のどちらでもよい
し、移動と同時に行うこともできる。中間転写記録媒体
を移動可能とすることにより、搬送する距離が短くなる
ので、皺の防止やテンションのコントローラのために機
構が単純になる。この例では熱転写シートの背面側から
サーマルヘッドによる加熱を行っているが、中間転写記
録媒体の背面側から加熱を行うようにしてもよい。また
印字した画像受容層の転写デバイスとしてにサーマルヘ
ッドを使用しているが、ヒートローラやラインヒータを
用いることもできる。また、一つの画像を中間転写記録
媒体の画像受容層に形成した後、中間転写記録媒体の巻
戻し、移動、被転写体への印字画像の転写を行ってもよ
いし、連続して複数の画像を画像受容層に形成した後、
中間転写記録媒体の複数の画像分を巻戻して、移動を行
い連続的に被転写体への印字画像の転写を行ってもよ
い。
【0024】中間転写記録媒体とその搬送系、あるいは
それに加えてサーマルヘッド、あるいは更にプラテンロ
ーラーの移動は、印字時の主走査方向もしくは副走査方
向と平行であるので、例えばレールを設けて、ずれない
ようにし、それに沿って移動させるようにすればよい。
図2に示すように、画像を印字した中間転写記録媒体の
巻取りロール28とその搬送系、サーマルヘッド6とそ
の支持体66及び図示はしないが上下の駆動関係を固定
して、サーマルヘッド支持体66の上に移動用歯車91
とその駆動源92を設けてモジュールとすることができ
る。図2(b) に示すように、モジュールを移動用歯車が
Aの方向に回転するとモジュールを搬送レール93に沿
ってBの方向に移動できる。モジュール移動用歯車とそ
の駆動源とからなるモジュールの移動手段は、サーマル
ヘッドの支持体でなくても、モジュールと他の部品群と
を固定できればどの位置でも構わない。また、歯車を用
いなくても、レール等に沿って移動可能ならばどのよう
な手段をも使用できる。上記の例は、モジュールの移動
手段をモジュール自体に設けたが、もちろんモジュール
の外に設けることもできる。モジュールが移動するとき
のズレを防止するため、レールの他にガイドバーを設け
てモジュールを沿わすようにすることもできる。所望の
位置に停止させるためには、駆動源のモータの回転数か
らその位置を設定することもできるし、更に正確には光
学的、磁気的などの検出手段を設けて、所望の位置に達
したか否かを検知して設定することもできる。
【0025】
【作用】本発明は、中間転写記録媒体の受容層上への画
像を印字の後、中間転写記録媒体とその供給ロール及び
巻取りロールからなる搬送系、あるいは、中間転写記録
媒体とその供給ロール、巻取りロールからなる搬送系及
びサーマルヘッド、更には、前記搬送系、サーマルヘッ
ド及びプラテンローラを、目的の受容層転写部へ移動す
ることにより、装置の小型化、機構の単純化ができる。
【0026】
【実施例】以下本発明において用いる中間転写記録媒体
の構成について、図を参照しながら説明する。 (実施例1)図1に装置の構成例を示す。この例では、
中間転写記録媒体をその搬送系とともに移動可能として
いる。画像印字部81で、それぞれの供給ロールから搬
送された中間転写記録媒体2と熱転写シート1とをサー
マルヘッド(A)61とプラテンローラー(B)71で
圧接し、サーマルヘッド(A)により画像情報に応じた
エネルギーを印加することによって中間転写記録媒体2
の画像受容層に熱転写シートの染料を移行し画像16を
設けて巻取りロール27を作成する。次に、画像が印字
された中間転写記録媒体27を巻き戻し画像の開始位置
にもどした中間転写記録媒体巻取りロール28とし搬送
系とともに、目的の受容層転写部82に、主走査方向と
平行に移動し、被転写体と中間転写記録媒体とを第2の
サーマルヘッド(B)62とプラテンローラー(B)7
2との間に圧接し、サーマルヘッド(B)62により加
熱することによって中間転写記録媒体上の印字画像16
を被転写体3に転写し、該画像の転写を終えた中間転写
記録媒体29を巻き上げるものである。
【0027】
【実施例2】図5に他の好ましい装置の構成例を示す。
この例では、サーマルヘッド(A)61と中間転写記録
媒体とその搬送系とを移動可能とし、1つのサーマルヘ
ッドを画像印字のため及び受容層転写のための加熱手段
として用いている。それぞれの供給ロールから搬送され
た中間転写記録媒体2と熱転写シート1とを第1のサー
マルヘッド(A)61とプラテンローラー(A)71で
圧接し、サーマルヘッドにより画像情報に応じたエネル
ギーを印加することによって中間転写記録媒体2の画像
受容層25に熱転写シート1の染料を移行し画像16を
設ける。尚、この例では中間転写記録媒体の背面側より
加熱している(図5a)。次に、画像が印字された中間
転写記録媒体21を巻き戻して画像の開始位置にもどし
た中間転写記録媒体巻取りロール28として、サーマル
ヘッド(A)と中間転写記録媒体28及びその搬送系と
を主走査方向と平行に移動して目的の受容層転写部82
に載置し、被転写体3と中間転写記録媒体28とを移動
したサーマルヘッド(A)6Mと第2のプラテンローラ
ー(B)72間に圧接し、そのサーマルヘッド(A)6
Mにより加熱することによって中間転写記録媒体上に画
像を形成した画像受容層17を被転写体3に転写する
(図5b)。中間転写記録媒体を巻き戻すタイミング
は、移動の前後どちらでもよいし、移動しながらでもよ
い。1つのサーマルヘッドで画像印字及び受容層転写を
行うことにより、装置のコストダウン、小型化が可能に
なる。
【0028】
【実施例3】図6に他の好ましい装置の構成例を示す。
この例では、サーマルヘッド(A)とプラテンローラー
(A)と中間転写記録媒体とその搬送系とを移動可能と
し、1組のサーマルヘッドとプラテンローラーを画像印
字部及び受容層転写部に用いている。それぞれの供給ロ
ールから搬送された中間転写記録媒体26と熱転写シー
ト1とをサーマルヘッド(A)61とプラテンローラー
(A)71とで圧接し、サーマルヘッド(A)により画
像情報に応じたエネルギーを印加することによって中間
転写記録媒体の画像受容層に熱転写シート1の染料を移
行し画像17を形成して巻取りロール27とする。尚、
この例では中間転写記録媒体の背面側より加熱している
(図6a)。次に、画像が印字された中間転写記録媒体
27を画像の開始位置に巻き戻して、中間転写記録媒体
ロール28とし、サーマルヘッド(A)とプラテンロー
ラー(A)と中間転写記録媒体28とその搬送系とを主
走査方向と平行に移動し、被転写体3と中間転写記録媒
体28とを移動したサーマルヘッド(A)6Mとプラテ
ンローラー(A)7M間に圧接し、そのサーマルヘッド
(A)6Mにより加熱することによって中間転写記録媒
体上の画像が印字された画像受容層を被転写体3に転写
する(図6b)。中間転写記録媒体を巻き戻すタイミン
グは、移動の前後どちらでもよいし、移動しながらでも
よい。サーマルヘッドに加え、プラテンローラーも移動
可能とすることにより、更に装置のコストダウン、小型
化を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、中間転写記録媒体の受
容層上への画像印字の後、中間転写記録媒体とその搬送
系あるいは、中間転写記録媒体とその搬送系と共にサー
マルヘッド、プラテンローラーの何れかもしくは両方を
目的の受容層転写部へ移動可能とすることにより、装置
の小型化、機構の単純化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 中間転写記録媒体に熱転写シートより画像
を印字し巻取る装置の概念斜視図である。 (b) 画像を印字した中間転写記録媒体その搬送系とを移
動し、印字画像を被転写体に転写する装置の概念斜視図
である。
【図2】(a) 画像を設けた中間転写記録媒体とサーマル
ヘッドとを移動可能なモジュールとした側面の概念図で
ある。 (b) 画像を設けた中間転写記録媒体とサーマルヘッドと
の移動方法を示したモジュールとした側面の概念図であ
る。
【図3】従来方式の、中間転写記録媒体を用いた画像転
写方式の側面を示す模式図である。
【図4】(a) 中間転写記録媒体の基本構成を示す断面概
略図である。 (b) 背面層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概略図
である。 (c) 離形層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概略図
である。 (d) 画像保護層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概
略図である。
【図5】(a) 中間転写記録媒体に熱転写シートより画像
を印字し巻取る装置の概念斜視図である。 (b) 画像を印字した中間転写記録媒体とその搬送系とサ
ーマルヘッドとを一体で移動して、印字画像を被転写体
に転写する装置の概念斜視図である。
【図6】(a) 中間転写記録媒体に熱転写シートより画像
を印字し巻取る装置の概念斜視図である。 (b) 画像を印字した中間転写記録媒体とその搬送系、サ
ーマルヘッド及びプラテンローラーとを一体で移動し
て、印字画像を被転写体に転写する装置の概念斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 熱転写シート 11 画像を印字し終えた熱転写シート 12 画像を印字し終えた熱転写シートの巻取りロール 16 画像 17 画像を設けた画像受容層 20 基材シート 2 中間転写記録媒体 21 画像を設けた中間転写記録媒体 22 印字画像の転写を終えた中間転写記録媒体 25 画像受容層 26 中間転写記録媒体供給ロール 27 画像を設けた中間転写記録媒体の巻取りロール 28 画像の開始位置にもどした中間転写記録媒体の巻
取りロール 29 印字画像の転写を終えた中間転写記録媒体の巻取
りロール 2A 背面層 2B 離形層 2C 画像保護層 3 被転写体 6 61、62 サーマルヘッド 6M 画像形成部より受容層転写部に移動したサーマル
ヘッド 66 サーマルヘッド支持体 71、72 プラテンローラー 7M 画像印字部より受容層転写部に移動したプラテン
ローラー 81 画像印字部 82 受容層転写部 91 モジュール移動用歯車 92 モジュール移動用歯車駆動源 93 搬送レール M 印字方向 T 転写方向 A モジュール移動用歯車の回転方向 B モジュール移動用歯車の移動方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの一方の面に、少なくとも熱
    移行性の色材層が設けられた熱転写シートと、基材シー
    トの一方の面に少なくとも受容層が設けられた中間転写
    記録媒体とが、サーマルヘッドとプラテンローラー間に
    色材層と受容層とが重なるように圧接され、サーマルヘ
    ッドが画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる
    熱移行性の色材を受容層に移行することにより画像が印
    字され、その後、中間転写記録媒体上に印字された画像
    を受容層と共に、被転写体上へ転写する熱転写記録方法
    において、中間転写記録媒体の受容層への画像印字の
    後、中間転写記録媒体とその供給ロール及び巻取りロー
    ルからなる搬送系を目的の受容層転写部に移動し、その
    受容層を被転写体上へ転写することを特徴とする熱転写
    記録方法。
  2. 【請求項2】 基材シートの一方の面に少なくとも熱移
    行性の色材層が設けられた熱転写シートを搬送する手段
    と、基材シートの一方の面に少なくとも受容層が設けら
    れた中間転写記録媒体を搬送する手段と、搬送された熱
    転写シートと中間転写記録媒体とをプラテンローラーと
    の間に色材層と受容層とが重なるように圧接するととも
    に、画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる熱
    移行性の色材を受容層に移行させることにより画像を印
    字するサーマルヘッドと、その後、中間転写記録媒体上
    に印字された画像を受容層と共に、被転写体上へ転写す
    る手段からなる熱転写記録装置において、中間転写記録
    媒体とその供給ロール及び巻取りロールからなる搬送系
    を目的の被転写体上へ移動する手段を有することを特徴
    とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 基材シートの一方の面に、少なくとも熱
    移行性の色材層が設けられた熱転写シートと、基材シー
    トの一方の面に少なくとも受容層が設けられた中間転写
    記録媒体とが、サーマルヘッドとプラテンローラー間に
    色材層と受容層とが重なるように圧接され、サーマルヘ
    ッドが画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる
    熱移行性の色材を受容層に移行することにより画像が印
    字され、その後、中間転写記録媒体上に印字された画像
    を受容層と共に、被転写体上へ転写する熱転写記録方法
    において、中間転写記録媒体の受容層への画像印字の
    後、前記サーマルヘッド及び中間転写記録媒体とその供
    給ロール及び巻取りロールからなる搬送系を目的の受容
    層転写部に移動しその移動したサーマルヘッドにより中
    間転写記録媒体の受容層を被転写体上へ転写することを
    特徴とする熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】 基材シートの一方の面に少なくとも熱移
    行性の色材層が設けられた熱転写シートを搬送する手段
    と、基材シートの一方の面に少なくとも受容層が設けら
    れた中間転写記録媒体を搬送する手段と、搬送された熱
    転写シートと中間転写記録媒体とをプラテンローラーと
    の間に色材層と受容層とが重なるように圧接するととも
    に、画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる熱
    移行性の色材を受容層に移行させることにより画像を印
    字するサーマルヘッドと、その後、中間転写記録媒体上
    に印字された画像を受容層と共に、被転写体上へ転写す
    る手段からなる熱転写記録装置において、前記サーマル
    ヘッド及び、中間転写記録媒体とその供給ロール及び巻
    取りロールからなる搬送系を目的の被転写体上へ移動す
    る手段を有することを特徴とする熱転写記録装置。
  5. 【請求項5】 基材シートの一方の面に、少なくとも熱
    移行性の色材層が設けられた熱転写シートと、基材シー
    トの一方の面に少なくとも受容層が設けられた中間転写
    記録媒体とが、サーマルヘッドとプラテンローラー間に
    色材層と受容層とが重なるように圧接され、サーマルヘ
    ッドが画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる
    熱移行性の色材を受容層に移行することにより画像が印
    字され、その後、中間転写記録媒体上に印字された画像
    を受容層と共に、被転写体上へ転写する熱転写記録方法
    において、中間転写記録媒体の受容層へ画像を印字の
    後、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラー及び中
    間転写記録媒体とその供給ロール及び巻取りロールから
    なる搬送系を目的の受容層転写部に移動し、その受容層
    を被転写体上へ転写することを特徴とする熱転写記録方
    法。
  6. 【請求項6】 基材シートの一方の面に少なくとも熱移
    行性の色材層が設けられた熱転写シートを搬送する手段
    と、基材シートの一方の面に少なくとも受容層が設けら
    れた中間転写記録媒体を搬送する手段と、搬送された熱
    転写シートと中間転写記録媒体とをプラテンローラーと
    の間に色材層と受容層とが重なるように圧接するととも
    に、画像データに応じて発熱し、色材層中に含まれる熱
    移行性の色材を受容層に移行させることにより画像を印
    字するサーマルヘッドと、その後、中間転写記録媒体上
    に印字された画像を受容層と共に、被転写体上へ転写す
    る手段からなる熱転写記録装置において、前記サーマル
    ヘッドと前記プラテンローラー、及び中間転写記録媒体
    とその供給ロール及び巻取りロールからなる搬送系を目
    的の受容層転写部に移動する手段を有することを特徴と
    する熱転写記録装置。
JP7037744A 1995-02-03 1995-02-03 熱転写記録方法及び装置 Pending JPH08207329A (ja)

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