JP2000141221A - ワイヤソーの加工液供給装置 - Google Patents

ワイヤソーの加工液供給装置

Info

Publication number
JP2000141221A
JP2000141221A JP31226798A JP31226798A JP2000141221A JP 2000141221 A JP2000141221 A JP 2000141221A JP 31226798 A JP31226798 A JP 31226798A JP 31226798 A JP31226798 A JP 31226798A JP 2000141221 A JP2000141221 A JP 2000141221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply device
working fluid
processing liquid
wire
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31226798A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Shibaoka
伸治 芝岡
Susumu Sawafuji
進 沢藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP31226798A priority Critical patent/JP2000141221A/ja
Publication of JP2000141221A publication Critical patent/JP2000141221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】清掃が容易で、噴射性能の優れた加工液供給装
置を提供する。 【解決手段】加工液供給装置42は、中空棒状の外筒4
6の内部を長手方向に沿って分割し、加工液52の供給
流路64と前記加工液52の整流流路68の2つの流路
に仕切るとともに前記外筒46から脱着可能な平板形状
の仕切板48を備え、流入口から供給された前記加工液
52が前記供給流路64から前記仕切板48に形成され
た流出口62と整流流路68を通ってノズル44から噴
出するようにしたので、加工液を均一に安定してワイヤ
列に噴射することができるとともに、前記加工液供給装
置42の内部に堆積する加工液52中に含まれる砥粒な
どの沈降物の清掃を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤソーの加工液
供給装置に係り、特にシリコン、ガラス、セラミックス
等の脆性材料を切断する時に用いる加工液を噴出させる
ための、ワイヤソーの加工液供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤソーは、一対のワイヤリール間の
ワイヤを複数のグルーブローラに巻き掛けてワイヤ列を
形成し、ワイヤを高速で往復走行させるとともに前記ワ
イヤ列に加工液供給装置から加工液を供給しながら被加
工物を押し付けて、被加工物を一度に多数枚のウェーハ
に切断する装置である。
【0003】ワイヤ列の各ワイヤに加工液を噴射するた
めの加工液供給装置は、特開平7−195358の公報
に示されているような構造が知られている。図10に従
来の加工液供給装置の構造を示す。同図の加工液供給装
置90は、内筒92と、外筒94とから構成されてお
り、加工液52は内筒92の内部を圧送されていて、流
出口96、96…から噴出した加工液52は内筒92の
外壁と外筒94の内壁との隙間をノズル98の方向に向
かって流れた後に、開口部となっているノズル98から
加工液供給装置90の外部へ加工液52を噴出して図示
しないワイヤ列に向かって加工液52を噴射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加工液供給装置では加工液供給装置の内筒内部の圧力損
失のために、加工液流入口から遠くなるほど加工液の噴
出量が減少するので、ワイヤ列の各ワイヤに対して加工
液を均一に噴射できなかった。また、加工液供給装置管
内の整流流路の内部における加工液流の乱れによって加
工液の噴射方向も乱れて定まらないという不具合があっ
た。
【0005】更に、加工液の中に遊離砥粒を含む加工液
を用いて被加工物を切断する遊離砥粒式のワイヤソーの
場合には、加工液の中に含まれる遊離砥粒や被加工物の
切断粉等が加工液供給装置の内筒92の内部に沈降した
場合に、前記内筒92の内部は構造上閉塞されているの
で加工液供給装置の清掃が非常に困難であるという不具
合があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、加工液を均一に安定してワイヤ列に噴射すると
ともに、前記加工液供給装置内部に堆積する加工液中に
含まれる砥粒などの沈降物の清掃を容易に行うことが可
能な、ワイヤソーの加工液供給装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ワイヤを複数個のグルーブローラに巻き掛
けてワイヤ列を形成し、前記ワイヤを走行させるととも
に加工液を加工液供給装置から前記ワイヤ列に噴出しな
がら被加工物を前記ワイヤ列に押しつけることにより、
多数のウェーハに切断するワイヤソーの加工液供給装置
において、前記加工液供給装置は中空棒状の外筒と、前
記加工液を流入する流入口と、前記中空棒状の前記外筒
の内部を長手方向に沿って分割し前記外筒の内部を前記
加工液の供給流路と前記加工液の整流流路の2つの流路
に仕切るとともに、前記外筒から脱着可能な平板形状の
仕切板と、前記仕切板に形成され前記流入口から供給さ
れた前記加工液が前記供給流路から前記整流流路に流出
させるための前記流出口と、前記流出口から前記整流流
路に流れ出た前記加工液を、前記整流流路から前記加工
液供給装置の外部へ噴出させるための開口部であるノズ
ルと、を備えたことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、前記加工液供給装置は中
空棒状の外筒の内部を長手方向に沿って分割し、前記加
工液の供給流路と前記加工液の整流流路の2つの流路に
仕切るとともに前記外筒から脱着可能な平板形状の仕切
板を備え、前記流入口から供給された前記加工液が前記
供給流路から前記仕切板に形成された流出口と整流流路
を通ってノズルから噴出するようにしたので、加工液を
均一に安定してワイヤ列に噴射することができるととも
に、前記加工液供給装置内部に堆積する加工液中に含ま
れる砥粒などの沈降物の清掃を容易に行うことができ
る。
【0009】また前記目的を達成するために請求項2に
記載の発明は、前記流出口の大きさ又は前記流出口の間
隔を、前記加工液の供給流路内を流れる前記加工液の圧
力損失に応じて異なるように配置したことを特徴として
いる。本発明によれば、前記流出口の大きさ又は前記流
出口の間隔を、前記加工液の供給流路内を流れる前記加
工液の圧力損失に応じて異なるように配置したので、加
工液を均一に安定してワイヤ列に噴射することができ
る。
【0010】また前記目的を達成するために請求項3に
記載の発明は、前記加工液の供給流路内を流れる前記加
工液の圧力損失に応じて、前記流出口の大きさを調節可
能な調整部材を設けたことを特徴としている。本発明に
よれば、前記加工液の供給流路内を流れる前記加工液の
圧力損失に応じて、前記流出口の大きさを調節可能な調
整部材を設けたので、ノズルの位置によらず噴出する加
工液の量を自在に調節できるとともに、加工液の噴射を
安定させることができる。
【0011】また前記目的を達成するために請求項4に
記載の発明は、前記整流流路内部に、前記ノズルの方向
に向かって整流板を備えたことを特徴としている。本発
明によれば、前記整流流路内部に、前記ノズルの方向に
向かって整流板を備えたので、ノズルから噴出する加工
液の乱れや暴れを防ぎ、加工液の安定した供給を行うこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るワイヤソーの加工液供給装置の実施の形態について詳
説する。図1は、本発明に係る加工液供給装置を適用し
たワイヤソーの全体構成を示す斜視図である。
【0013】同図に示すように、ワイヤリール12に巻
かれたワイヤ14は、多数のガイドローラ16、16、
…で形成されるワイヤ走行路を経て3本のグルーブロー
ラ18A、18B、18Cに巻き掛けられ、平行なワイ
ヤ列20を形成する。ワイヤ列20を形成したワイヤ1
4は、ワイヤ列20を挟んで左右対称に形成された他方
側のワイヤ走行路を経て図示しないワイヤリールに巻き
取られる。
【0014】前記ワイヤ列20の両側に形成されるワイ
ヤ走行路には、それぞれワイヤ案内装置22、ダンサロ
ーラ24及びワイヤ洗浄装置26が配設されており(一
方側のみ図示)、ワイヤ案内装置22は、ワイヤリール
12からワイヤ14を一定ピッチでガイドする。また、
ダンサローラ24は、所定重量のウェイト(図示せず)
が架設されていて、走行するワイヤ14にこのウェイト
で一定の張力を付与する。ワイヤ洗浄装置26は、走行
するワイヤ14に洗浄液を噴射してワイヤ14に付着し
た加工液52をワイヤ14から除去する。
【0015】前記一対のワイヤリール12及びグルーブ
ローラ18Cには正逆回転可能なモータ(図示せず)が
連結されており、前記ワイヤ14は、これらモータを駆
動することにより、一対のワイヤリール12間を高速で
往復走行する。前記ワイヤ列20の上方には、ワイヤ列
20に対して垂直に昇降移動するワークフィードテーブ
ル28が設置されている。ワークフィードテーブル28
には保持部30が備えられており、インゴット32は、
この保持部30の下部に結晶方位合わせして保持され
る。
【0016】ワイヤソー10の下部には、加工液タンク
34が設置され、内部に加工液52が貯留されている。
加工液タンク34内の加工液52は、図示しないポンプ
で汲み上げられて、ワイヤ列20の上方に設置した加工
液供給装置42(図2参照)に供給され、該加工液供給
装置42からワイヤ列20に噴射される。また、ワイヤ
列20の下方には、オイルパン36が設置されており、
前記ワイヤ列20に噴射した加工液52を回収して前記
加工液タンク34に送液する。
【0017】インゴット32を切断した際には、切断加
工による加工熱が発生し、加工液52の温度は上昇す
る。そのためワイヤソー10には加工液52の熱交換器
38が設置されていて、加工液52の温度を安定させて
いる。前記加工液タンク34内の加工液52は、この熱
交換器38に循環供給されて熱交換される。上記の如く
構成されたワイヤソー10は、図示しないモータを駆動
してワイヤリール12及びグルーブローラ18Cを高速
回転させ、ワイヤ14を高速で往復走行させる。そし
て、ワイヤ14の走行が安定したところで、走行するワ
イヤ列20に加工液供給装置42(図2参照)のノズル
44から加工液52を噴射しながら、ワークフィードテ
ーブル28を下降させてワイヤ列20にインゴット32
を押し付ける。このとき、加工液52は走行するワイヤ
14に十分に付着し、インゴット32は、この加工液中
に含有されている砥粒のラッピング作用で多数枚のウェ
ーハに切断される。
【0018】図2は、本発明に係る加工液供給装置の実
施の形態を示す斜視図である。同図に示すように、ワイ
ヤ列20の上方には、一対の加工液供給装置42、42
が設置されている。一対の加工液供給装置42、42は
それぞれ、グルーブローラ18A、18Bの近傍で且つ
グルーブローラ18A、18Bと同軸方向に設置され
る。加工液供給装置42、42の一端は、図示しないポ
ンプから接続されているチューブ60、60を介して加
工液タンク34に連結され、前記ポンプを駆動すること
により加工液タンク34内の加工液52がチューブ6
0、60を介して加工液供給装置42、42に供給され
る。また、前記加工液供給装置42、42には、ノズル
44、44が形成されていて、加工液供給装置42、4
2に供給された加工液52をワイヤ列20の幅全体にわ
たって噴出する。また、加工液供給装置42と加工液タ
ンク34とを連結するチューブ60には、加工液52の
流量を調節する流量調節器(図示せず)が設けられ、加
工液供給装置42に供給される加工液52の流量が一定
になるように調節される。
【0019】図3は本発明に係る加工液供給装置の実施
の形態による加工液供給装置42の構成を示す斜視図
で、一部断面を取って内部の構造を説明してある。図3
に示すように、前記加工液供給装置42には外筒46が
仕切板48に対して取り外し可能に外嵌されている。外
筒46には仕切板48を固定するためのボルト54、5
4が取り付き、外筒46にはこのボルト54、54が螺
合するためのタップ穴が2か所設けられている。図3に
よれば、前記仕切板48を固定するためのボルト54を
2箇所設けてあるが、1箇所以上あれば本発明の目的は
達成される。外筒46と仕切板48とのかん合部にはパ
ッキン50が備えられており、外筒46と仕切板48の
隙間から加工液52が漏れ出さないように構成されてい
る。仕切板48には継手56が取付けられていて、継手
56には加工液52を供給するためのチューブ60が接
続されている。
【0020】図4(A)は前記図3に示す加工液供給装
置の正面の断面を示している。図4(B)は前記図4
(A)に示す加工液供給装置のB−B断面を示してい
る。図4(C)は前記図4(B)に示す整流板66の他
の実施の形態を示す断面図である。
【0021】図4(A)、(B)、(C)に示すよう
に、チューブ60から供給される加工液52は、継手5
6、仕切板48の片端にある流路を通って供給流路64
に達する。供給流路64の内部では圧力損失のため場所
によって加工液52の圧力が異なるので、仕切板48に
流出口62、62…を多数設けてノズル44の位置によ
らず加工液52が均一な流量となるようにしている。流
出口62、62を通過した加工液52は、整流流路68
に入り、整流板66の作用によってノズル44から加工
液52が噴出する方向を定められた後にノズル44から
噴出され、ワイヤ列20や被加工物であるインゴット3
2の切断部に向けて確実に噴射する。
【0022】図5(A)は前記図4に示す加工液供給装
置の他の実施の形態の正面の断面を示している。図5
(B)は前記図5(A)に示す加工液供給装置のB−B
断面を示している。上述の図3、図4(A)、(B)、
(C)に示す加工液供給装置は、整流板66を設けてノ
ズル44から噴出する加工液52の乱れや暴れを防ぐ構
造になっているが、加工液52の種類や、加工液52の
噴出量や、要求されるウェーハの精度によっては図5
(A)、(B)に示すように整流板66が無い構造であ
ってもよい。
【0023】図3に示す仕切板48の形状は、加工液5
2をノズル44の全面にわたって均一に噴出させるため
に、重要な役割を果している。以下に本発明に係る仕切
板48の実施の形態について説明する。図6(A)は、
図3に示した仕切板48の部材の形状を説明した正面図
を示しており、図6(B)は、側面図を示している。図
6(A)、(B)によれば、流出口62…を仕切板48
側面の両側一面に設けたのでノズル44から均一に加工
液52を噴出させることができる。また、加工液供給装
置42の加工液52の流入口である継手56の方向か
ら、図6(A)のZ方向に加工液52が流れるにしたが
って加工液52の粘性により加工液52の圧力が低下す
るので、図6(A)のZ方向に向かうにしたがいノズル
44から噴出する加工液52の噴出量が少なくなる。こ
の、Z方向の加工液52の噴出むらを解消するために、
本発明は流出口62…の間隔P1…PnをZ方向に向か
うにしたがって変化させている。この間隔をP1>Pn
とすることによって、加工液52が図中Z方向に流れる
にしたがい加工液52の圧力が低下しても、ノズル44
から噴出する加工液52の量を図中Z方向に関して一定
とすることができる。また、前記間隔を図中Z方向に向
かうにしたがって変化させる代わりに、流出口62の半
径をR1<Rnとすることによっても前述の効果と同等
の効果が得られるし、流出口62の深さD1<Dnとす
ることによっても同等の効果が得られる。
【0024】図7(A)は、図3に示した仕切板48の
部材の形状に対する他の実施の形態を説明した正面図を
示しており、図7(B)は、側面図を示している。図6
(A)、(B)によれば流出口62…は、図6のX列と
Y列で同じ位置に加工してあるが、図7(A)ではX列
とY列で千鳥に流出口62…を加工することによりノズ
ル44からの加工液52の噴出を安定させることができ
る。また、図6(A)に示した方法と同様に図中Zの方
向に向かうにしたがって、流出口62…の間隔Pnを変
化させたり、流出口62…の半径Rnを変化させたり、
流出口62の加工深さDnを変化させてノズル44から
噴出する加工液52の量を安定させることができる。
【0025】図8(A)は、図3に示した仕切板48の
部材の形状に対する他の実施の形態を説明した正面図を
示しており、図8(B)は、側面図を示している。図6
(A)、(B)によれば流出口62…は半円形状の溝が
多数加工してあるが、図8(A)では一対の台形形状の
切りかきとしている。この切りかきを流出口62とする
ことにより加工が容易になるとともに、図中の切りかき
深さをD1<Dnとすることで図中Zの方向にかかわら
ずノズル44から噴出する加工液52の量を安定させる
ことができる。
【0026】図9(A)、(B)は、図8(A)、
(B)に示した仕切板48の部材の形状に対する他の実
施の形態を説明した正面図を示しており、図8(B)
は、側面図を示している。図9(A)、(B)によれば
流出口62、62の切りかき深さD1、Dnを加工液5
2の物性や、加工液52の噴出量に応じて可変すること
ができる構造となっている。同図において流量調節板7
0、70は、該流量調節板70、70に開けられた長穴
に固定ボルト72、72…を通して仕切板48と固定す
ることにより、仕切板48に対して取付け位置を調節可
能に固定される。このような構造にすることによって図
中Zの方向にかかわらずノズル44から噴出する加工液
52の量を自在に調節するとともに、安定させることが
できる。
【0027】上述の説明では、ノズル44の形状を溝状
のスリットとした例を示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、ワイヤ列20のワイヤ間隔に応じて
円形の穴を複数配置した構成としても、本発明の目的は
達成される。なお、図6(A)及び図7(A)では、流
出口62の形状を半円形状で示してるが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、矩形形状の流出口を多数設
けても本発明の目的は達成される。
【0028】また、図3において、継手56は加工液供
給装置42の片端にのみ設けた例で示してあるが、本発
明はこれに限定されるものではなく、継手56を加工液
供給装置の両端に設けてもよいし、外筒46に複数設け
ても本発明の目的は達成される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記加工液供給装置は中空棒状の外筒の内部を長手方向に
沿って分割し、前記加工液の供給流路と前記加工液の整
流流路の2つの流路に仕切るとともに前記外筒から脱着
可能な平板形状の仕切板を備え、前記流入口から供給さ
れた前記加工液が前記供給流路から前記仕切板に形成さ
れた流出口と整流流路を通ってノズルから噴出するよう
にしたので、加工液を均一に安定してワイヤ列に噴射す
ることができるとともに、前記加工液供給装置内部に堆
積する加工液中に含まれる砥粒などの沈降物の清掃を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工液供給装置を適用したワイヤ
ソーの全体構成を示す斜視図
【図2】本発明に係る加工液供給装置の斜視図
【図3】本発明に係る加工液供給装置の構成を示す一部
断面を取った斜視図
【図4】(A)は図3に示す加工液供給装置の正面の断
面を示す図 (B)は図4(A)に示す加工液供給装置のB−B断面
を示す図 (C)は図4(B)の整流板の他の実施の形態を示す断
面図
【図5】(A)は図4に示す加工液供給装置の他の実施
の形態の正面の断面を示す図 (B)は図5(A)に示す加工液供給装置のB−B断面
を示す図
【図6】(A)は本発明に係る図3に示した仕切板の部
材の形状を説明した正面図 (B)は図6(A)の側面図
【図7】(A)は本発明に係る図3に示した仕切板の部
材の他の実施の形態による形状を説明した正面図 (B)は図7(A)の側面図
【図8】(A)は本発明に係る図3に示した仕切板の部
材の他の実施の形態による形状を説明した正面図 (B)は図8(A)の側面図
【図9】(A)は本発明に係る図3に示した仕切板の部
材の他の実施の形態による形状を説明した正面図 (B)は図9(A)の側面図
【図10】従来の加工液供給装置の構造を示す斜視図
【符号の説明】
10…ワイヤソー 14…ワイヤ 18A〜18C…グルーブローラ 20…ワイヤ列 32…インゴット 42…加工液供給装置 44…ノズル 46…外筒 48…仕切板 52…加工液 62…流出口 64…供給流路 66…整流板 68…整流流路 70…流量調節板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C047 FF06 FF09 GG03 3C058 AA05 AA18 AC01 AC04 AC05 CA04 CA05 CA06 CB04 DA03 3C069 AA01 BA06 BB04 CA04 DA06 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを複数個のグルーブローラに巻き
    掛けてワイヤ列を形成し、前記ワイヤを走行させるとと
    もに加工液を加工液供給装置から前記ワイヤ列に噴出し
    ながら被加工物を前記ワイヤ列に押しつけることによ
    り、多数のウェーハに切断するワイヤソーの加工液供給
    装置において、 前記加工液供給装置は中空棒状の外筒と、 前記加工液を流入する流入口と、 前記中空棒状の前記外筒の内部を長手方向に沿って分割
    し、前記外筒の内部を前記加工液の供給流路と前記加工
    液の整流流路の2つの流路に仕切り、前記外筒から脱着
    可能な平板形状の仕切板と、 前記仕切板に形成され、前記流入口から供給された前記
    加工液が、前記供給流路から前記整流流路に流出させる
    ための前記流出口と、 前記流出口から前記整流流路に流れ出た前記加工液を、
    前記整流流路から前記加工液供給装置の外部へ噴出させ
    るための開口部であるノズルと、 を備えたことを特徴とするワイヤソーの加工供給装置。
  2. 【請求項2】 前記流出口の大きさ、又は前記流出口の
    間隔は、前記加工液の供給流路内を流れる前記加工液の
    圧力損失に応じて異なっていることを特徴とする請求項
    1のワイヤソーの加工液供給装置。
  3. 【請求項3】 前記加工液の供給流路内を流れる前記加
    工液の圧力損失に応じて、前記流出口の大きさを調節可
    能な調整部材を設けたことを特徴とする請求項1のワイ
    ヤソーの加工液供給装置。
  4. 【請求項4】 前記整流流路内部に、前記ノズルの方向
    に向かって整流板を備えたことを特徴とする請求項1の
    ワイヤソーの加工液供給装置。
JP31226798A 1998-11-02 1998-11-02 ワイヤソーの加工液供給装置 Pending JP2000141221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31226798A JP2000141221A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 ワイヤソーの加工液供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31226798A JP2000141221A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 ワイヤソーの加工液供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000141221A true JP2000141221A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18027196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31226798A Pending JP2000141221A (ja) 1998-11-02 1998-11-02 ワイヤソーの加工液供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000141221A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010152A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Komatsu Ntc Ltd ワイヤソーの加工液ノズル
CN103481388A (zh) * 2012-06-11 2014-01-01 苏州赫瑞特电子专用设备科技有限公司 一种金刚线多线切割机布液管机构
CN103481385A (zh) * 2012-06-11 2014-01-01 苏州赫瑞特电子专用设备科技有限公司 一种油砂型多线切割机布液管结构
JP2015030082A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社Sumco ワイヤーソー用加工液供給ノズルおよびワイヤーソーへの加工液供給方法
JP2016163925A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 晨星興産株式会社 ワイヤソー装置
JP2020082348A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 環球晶圓股▲ふん▼有限公司Global Wafers Co.,Ltd. スラリーチューブ構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010152A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Komatsu Ntc Ltd ワイヤソーの加工液ノズル
CN103481388A (zh) * 2012-06-11 2014-01-01 苏州赫瑞特电子专用设备科技有限公司 一种金刚线多线切割机布液管机构
CN103481385A (zh) * 2012-06-11 2014-01-01 苏州赫瑞特电子专用设备科技有限公司 一种油砂型多线切割机布液管结构
CN103481388B (zh) * 2012-06-11 2015-09-02 苏州赫瑞特电子专用设备科技有限公司 一种金刚线多线切割机布液管机构
JP2015030082A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社Sumco ワイヤーソー用加工液供給ノズルおよびワイヤーソーへの加工液供給方法
JP2016163925A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 晨星興産株式会社 ワイヤソー装置
JP2020082348A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 環球晶圓股▲ふん▼有限公司Global Wafers Co.,Ltd. スラリーチューブ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104302483B (zh) 流体喷射设备
CN101361167A (zh) 清洗物体,特别是薄圆片的装置和方法
JP6361658B2 (ja) 塗布装置及び塗布装置の制御方法
EP0888194B1 (en) Apparatus and method for applying a fluid to a moving web of material
JP2000141221A (ja) ワイヤソーの加工液供給装置
JP4057555B2 (ja) 平板ディスプレイ表面処理用流体噴射装置
JP2007061733A (ja) 超音波洗浄用ノズルおよびその設計方法並びに超音波洗浄方法
JPH1170456A (ja) 固定砥粒ワイヤソーのワイヤクリーニング装置
JP2005169605A (ja) ワイヤソー
JP2006326756A (ja) マルチワイヤソーのスラリ供給機構
JP3075143B2 (ja) ワイヤソー
JP2009107202A (ja) フィラメントワインディング成形における樹脂付着方法と樹脂付着装置
JP2008213103A (ja) ワイヤソーの加工液供給装置
JP2000153460A (ja) 液体供給装置
CN219768743U (zh) 喷淋装置、切割液系统及线切割机
JP2001522309A (ja) 融解ロウ分配システム
KR101505748B1 (ko) 쿨란트 분사장치
JP2504747Y2 (ja) 高圧水噴射ノズルカ―トリッジ
JP2000084824A (ja) ワイヤソーのスラリ供給方法及び装置
KR101406412B1 (ko) 분사각도 조절이 가능한 코팅용액 분사노즐장치
JP2000288900A (ja) ワイヤソーの加工液供給装置
JP2006334935A (ja) 液体吐出ヘッド
JP2004017222A (ja) ワイヤソー切断装置及びワーク切断方法
JP5505835B2 (ja) ワイヤソー
JP2000167760A (ja) ワイヤソーのガイドローラカバー