JP2504747Y2 - 高圧水噴射ノズルカ―トリッジ - Google Patents

高圧水噴射ノズルカ―トリッジ

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JP2504747Y2
JP2504747Y2 JP3488893U JP3488893U JP2504747Y2 JP 2504747 Y2 JP2504747 Y2 JP 2504747Y2 JP 3488893 U JP3488893 U JP 3488893U JP 3488893 U JP3488893 U JP 3488893U JP 2504747 Y2 JP2504747 Y2 JP 2504747Y2
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JP
Japan
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pressure water
cartridge
water jet
nozzle
nozzles
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JP3488893U
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秀雄 佐藤
忠治 萩原
春夫 星野
正 早川
栄吉 品川
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多数個の高圧水噴射ノズ
ルを複数列配置して取付け、かつ円軌道を画いて揺動す
る矩形断面のカートリッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧水を噴射してコンクリート壁面の塗
膜や付着物を剥離洗浄したり、石材表面を研磨したりす
る場合、高圧水を対象物表面へできるだけ均等に噴射す
ることが必要である。一方、高圧水を供給する高圧ポン
プには噴射水量に限度があるので、細径の噴射ノズル複
数個をカートリッジに取付け、かつカートリッジが円軌
動を画いて高速に揺動することによってある面積内にで
きるだけ隙間なく高圧水を噴射する方法が実用されてい
る。そして、ノズルカートリッジが円軌動を画いて高速
に揺動する機構については、実願昭56−126163
号、特願昭62−313170号等が提案されている。
【0003】図3は円形断面のカートリッジ、図4は矩
形断面のカートリッジの例である。図3は手持式噴射ガ
ンの先端に取付けるカートリッジで、7ケのノズルが円
の中心に関して対称な位置20に取付けられている。こ
のカートリッジが図5のように、半径rの円軌動を画い
て高速に揺動しながら矢印方向へ移動すると、幅Wの帯
状領域の全面に隙間なく高圧ウォータージェットが噴射
される。しかし、ウォータージェットの噴射密度は均一
でなく加工結果に線状のむらを生ずる。移動方向によっ
ては全くウォータージェットが噴射されない帯域が生じ
てしまう。したがって、このカートリッジを手持式ガン
に取付け、作業者は目視で加工結果が均等になるよう自
在にガンを移動させるのである。
【0004】図4は自走式噴射ガンの先端に取付けるカ
ートリッジで、24ケのノズルが4列で等間隔かつ列ご
とに少しずつ位置20をずらして千鳥形に配置されてい
る。すなわち、列方向にみた全体のノズル配置密度は均
等であるから、このカートリッジが図6のように、半径
rの円軌動を画いて高速に揺動しながら矢印方向へ等速
で移動すると、幅Wの帯状領域の全面に隙間なく高圧ウ
ォータージェットが噴射され、しかも全領域において噴
射密度がほぼ均一である。
【0005】図4のノズル配置とするため、従来は図7
及び図8のような構造のカートリッジを使用していた。
このカートリッジはねじ17で噴射ガンの先端へ取付け
られ、細径の噴射口を有する24ケのノズルがねじ10
によって取付けられる。高圧水は入口流路16から矢印
で示すように上流側流路13へ流入し、さらに分岐流路
12へ流入して24ケの吐出口11へ分配され、ねじ1
0によって取付けられたノズルの噴射口からウォーター
ジェットとなって噴射されるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする問題点】ところが、図7及び
図8のカートリッジでは、図6に示す帯状加工領域の中
央部に加工不足域を生じやすい傾向がある。そして、図
7において上流側流路13と分岐流路12が交差する流
路屈曲部の近傍に位置するノズル、すなわち符号Aで示
した吐出口に取付けたノズルから噴射するウォータージ
ェットの噴射圧力が低下しているのが観察され、それが
加工不足の原因であることが認められた。このような圧
力低下は、流路屈曲部における乱流に伴う圧力損失によ
るものと推定できる。
【0007】
【問題を解決するための手段】本考案は、多数個のノズ
ルのすべてについてウォータージェットの噴射圧力を均
等にするため、高圧水を噴射する多数個のノズルを複数
列に配置し、かつ列方向におけるノズル配置密度を均等
にしたノズルカートリッジにおいて、高圧水を供給する
上流側流路と分岐流路の交差部から少くとも分岐流路直
径の2倍以上離れた位置にすべてのノズルを設けるよう
にした。
【0008】
【実施例】本考案によるノズルカートリッジの一例を図
1及び図2に示す。カートリッジをねじ17により噴射
ガンの先端へ取付け、細径の噴射口を有する24ケのノ
ズルをねじ10によって取付けるのは図7及び図8と同
様であるが、高圧水の供給流路の構造が異なる。すなわ
ち、高圧水は入口流路16から矢印のように幹線流路1
5へ流入したのち上流側流路13を経てさらに分岐流路
12は流入し、24ケの吐出口11へ分配され、ねじ1
0によって取付けられたノズルの噴射口からウォーター
ジェットとなって噴射される。ここで、上流側流路13
と分岐流路12との交差部14から最も近い吹出口Aの
断面中心までの距離を分岐流路12の断面直径の2倍以
上としている。そして、この距離は交差部14を通過す
る高圧水の流速が大きいほど分岐流路12の断面直径に
対する倍率を大きくするのである。
【0009】このカートリッジによれば、流路交差部1
4における乱流の影響が吐出口Aに及ばず、圧力損失も
生じないので吐出口Aに取付けたノズルから噴射するウ
ォータージェットの噴射圧力も低下しない。したがっ
て、図6に示す帯状加工領域の全面が均等に加工できる
のである。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカートリッジの平面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】円形断面のカートリッジにおけるノズル配置
図。
【図4】矩形断面のカートリッジにおけるノズル配置
図。
【図5】図3におけるウォータージェット噴射軌跡
【図6】図4によるウォータージェット噴射軌動
【図7】従来構造のカートリッジの平面図。
【図8】同上の側面図。
【符号の説明】
11 吐出口 12,13,15,16 流路 14 流路交差部 20 ノズル位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 萩原 忠治 東京都江東区南砂二丁目15番14号 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)考案者 星野 春夫 東京都江東区南砂二丁目15番14号 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)考案者 早川 正 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)考案者 品川 栄吉 東京都品川区北品川5丁目3番20号 愛 晃エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水を噴射する多数個のノズルを複数
    列に配置し、かつ列方向におけるノズル配置密度を均等
    にしたノズルカートリッジであって、高圧水を供給する
    上流側流路と分岐流路の交差部から少くとも分岐流路直
    径の2倍以上離れた位置にすべてのノズルを設けるよう
    にした高圧水噴射ノズルカートリッジ。
JP3488893U 1993-06-03 1993-06-03 高圧水噴射ノズルカ―トリッジ Expired - Lifetime JP2504747Y2 (ja)

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JP2003170086A (ja) * 2001-12-11 2003-06-17 Sumitomo Precision Prod Co Ltd ノズル装置及びこれを備えた基板処理装置
JP4807184B2 (ja) * 2006-08-29 2011-11-02 凸版印刷株式会社 インク吐出装置
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JP7129717B2 (ja) * 2020-10-08 2022-09-02 株式会社フタミ ウォータージェットノズル及びそれを用いた表面処理装置

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