JP2000140082A - 脱臭装置及び空気清浄機 - Google Patents

脱臭装置及び空気清浄機

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JP2000140082A
JP2000140082A JP10312912A JP31291298A JP2000140082A JP 2000140082 A JP2000140082 A JP 2000140082A JP 10312912 A JP10312912 A JP 10312912A JP 31291298 A JP31291298 A JP 31291298A JP 2000140082 A JP2000140082 A JP 2000140082A
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activated carbon
heating
filter
time
heating means
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Seiichi Ueno
聖一 上野
Nobuhiro Hayashi
信弘 林
Seizo Hayashi
精造 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルターの脱臭性能を長期に渡って維持出
来る脱臭装置並びに空気清浄機を提供する事を目的とす
る。 【解決手段】 活性炭13aを吸着剤とするフィルター
13と、このフィルター13にあり、前記活性炭13a
を加熱する加熱手段13bと、加熱して臭いを分解する
触媒16を備え、前記加熱手段13bで活性炭13aを
加熱して、吸着された臭い成分を放出させて、活性炭1
3aをリフレッシュするとともに、放出された臭い成分
を、触媒2によって分解・脱臭して、快適に使用できる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭用あるい
は業務用に用いられる脱臭装置及び空気清浄機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気中の臭いをとる装置として脱
臭装置、空気清浄機等が広く使用されており、高能力、
長寿命、高品質等が要望されている。又製品自体の小型
化も進んできている。
【0003】以下、従来の脱臭装置としての空気清浄機
について、図16,17を用いて説明する。
【0004】1は、空気清浄機本体で、前方に外気を取
り入れる空気取入口3が配され、その後段に順に、臭い
を脱臭するフイルター2,前記空気取入口3から外気を
吸引するためのファンモータ4,吸引された空気を外気
に排気するための排気口5が配されている。
【0005】フイルター2には、主に、粒状の活性炭6
が内蔵され、それで脱臭するようにしたものが一般的で
ある。
【0006】次にこの活性炭6の性能について図17を
参照しながら説明する。活性炭6による脱臭は、活性炭
に臭いの粒子が吸着することで、行われるが、この活性
炭の吸着量と吸着能力の関係を示したのが、図17で、
吸着量が多くなると、次第に活性炭の脱臭性能は低下
し、当初の脱臭性能を維持することができなくなる。そ
こで活性炭6を多く含んだ方が少ない場合よりは脱臭性
能は長寿命の方向に向かうが、製品が大型化する問題が
ある。
【0007】このため、寿命に関していえば、長寿命の
活性炭を用いた脱臭ができていないのである。
【0008】また、近年では活性炭を用いているフィル
ターにおいて、ヒータ等を用いて活性炭のリフレッシュ
(臭い成分の吸着能力の再生化)を行うといった提案も
なされているが、特開平5−23534号公報にも示さ
れるように、リフレッシュ時に発生する臭い(今まで活
性炭に吸着されていた臭い)が本体周囲に放出される状
態となり、活性炭はリフレッシュできるが、周囲に蓄積
された臭いを放出し、使用実感が良くないといった状態
であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の脱臭装置にあっ
ては、高寿命の脱臭能力を維持することは活性炭の量と
製品の小型化という相反するニーズを同時に満足させな
ければならず、非常に難しかった。
【0010】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、高寿命の脱臭性能、優れた
使用実感を有した脱臭装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は活性炭を吸着剤とするフィルターと、こ
のフィルターにあり、前記活性炭を加熱する加熱手段
と、加熱して臭いを分解する触媒とを備えたもので、前
記活性炭に吸着された臭い成分を前記加熱手段で放出さ
せ、活性炭の吸着性能をリフレッシュし、脱臭性能を初
期値に復活させ、長寿命を実現できるとともに、放出時
に発生する臭いが触媒で脱臭されるので、快適に使用で
きるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1並びに4記載の
発明は、活性炭を吸着剤とするフィルターと、このフィ
ルターにあり、前記活性炭を加熱する加熱手段と、加熱
して臭いを分解する触媒とを備えたもので、前記活性炭
に吸着された臭い成分を前記加熱手段で放出させ、活性
炭の吸着性能をリフレッシュし、脱臭性能を初期値に復
活させ、長寿命を実現できるとともに、放出時に発生す
る臭いが触媒で脱臭されるので、快適に使用できるもの
である。
【0013】本発明の請求項2記載の発明は、触媒の熱
を活性炭を加熱する加熱手段としたもので、別途加熱手
段を設ける必要がないので、構成が簡単になるものであ
る。
【0014】本発明の請求項3記載の発明は、活性炭を
吸着剤とするフィルターと、このフィルターにあり、前
記活性炭を加熱する加熱手段とを備え、前記フィルター
と加熱手段が一体で本体に着脱できるようにしたもの
で、本体との着脱が容易であると共に、本体より取り外
したフィルターと加熱手段の一体品を、屋外に持ち出し
てフイルターをリフレッシュ出来るので、快適にリフレ
ッシュを完了させることが出来るものである。
【0015】本発明の請求項5記載の発明は、活性炭を
加熱する加熱手段を、フィルターの後に配し、吸引され
る汚れた空気が直接加熱手段に触れないようにしたもの
で、加熱手段の腐食が防止でき、製品としての信頼性向
上が図れるものである。
【0016】本発明の請求項6記載の発明は、加熱手段
をON/OFFさせる操作手段を設けたので、使用者は
いつでも手軽に操作手段を操作して、フィルターをリフ
レッシュすることが出来るものである。
【0017】本発明の請求項7記載の発明は、フィルタ
ーの使用時間を計時する第2タイマーと、所定値を記憶
している記憶手段と、前記第2タイマーの計時時間を入
力し、前記記憶手段から計時時間に応じた所定値を入力
し、加熱手段を動作させる制御手段とを有し、活性炭に
吸着された臭い成分を前記加熱手段の動作で放出時に、
活性炭の使用時間に応じたリフレッシュ時間を設定でき
るようにしたもので、活性炭の吸着能力の低下度に応じ
てリフレッシュ時間が設定されるので、省電力、リフレ
ッシュ時間の短縮が図れるものである。
【0018】本発明の請求項8記載の発明は、所定時間
を計時する第3タイマーと、空気の汚れ度合いを検出す
る汚れ検出手段と、所定値を記憶し、前記第3タイマー
の計時する所定時間毎に前記汚れ検出手段の検出値を入
力し前値に加算し記憶する第2記憶手段と、前記第2記
憶手段から汚れ加算値に応じた所定値を入力し、前記加
熱手段を動作させる制御手段とを有し、活性炭に吸着さ
れた臭い成分を加熱手段の動作で放出時に、活性炭の汚
れ度合いに応じたリフレッシュ時間を設定できるように
したもので、活性炭の汚れ度に応じてリフレッシュ時間
が設定されるので、省電力、リフレッシュ時間の短縮が
図れるものである。
【0019】本発明の請求項9記載の発明は、光量を検
出する光センサを有し、前記光センサの出力に応じて活
性炭を加熱しリフレッシュするようにしたもので、例え
ば、暗いとき即ち、人がその部屋に居ないときに、自動
的にリフレッシュするように設定すると、煩わしさが無
く、さらに、人が居るときに、リフレッシュの為に本体
の運転が中断することもないものである。
【0020】本発明の請求項10記載の発明は、所定時
間を計時する第4タイマーと、第2記憶手段からの所定
値から前記第4タイマーの計時値を減算する減算手段
と、この減算手段の値を表示できる表示手段と備えたの
で、使用者は、リフレッシュ完了までの残り時間を知る
ことが出来るので、時間を有効に活用できるものであ
る。
【0021】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図
1〜3を参照しながら説明する。
【0022】図に於いて、11は脱臭装置本体で、一側
に外気を取り入れる吸引口12が、他側に吸引され、後
述のフィルター13で浄化された空気を排出する排気口
14が設けられている。15は、上記フィルター13
と、臭い成分を分解する触媒16を収納する収納部で、
後方に吸引口12と排気口14を連通する連通孔17が
設けられている。18は、モータ19によって回転駆動
され、外気を吸引するためのファンである。
【0023】フィルター13は、臭いの吸着剤である活
性炭13aと、前記活性炭13aを加熱する加熱手段1
3bを備え、前記触媒16は、前記フィルター13の下
流側に配されている。
【0024】次に、上記構成による動作について説明す
る。まず、活性炭13aの特性について図3を参照しな
がら説明すると、活性炭13aは温度によって臭い成分
を活性炭13a表面に吸着させる能力が異なる。図3の
ように活性炭13aの温度が高いときには活性炭13a
の臭い成分の吸着能力は低下し、温度が低いときには吸
着能力はUPするわけである。言い換えると、温度を高
くすると、吸着能力が低下するため、今までに吸着して
いた臭い成分が放出され、活性炭13aに吸着されてい
た臭い成分が活性炭13aの表面に無くなるため、吸着
できる表面積は上昇することになる。(以下リフレッシ
ュと称する)
【0025】この特性を利用し、本動作は前記フィルタ
ー13の中に配された加熱手段13bで活性炭13aを
加熱して、リフレッシュさせることによって活性炭13
aに吸着された臭い成分を放出させ、活性炭13aの吸
着性能を復活させ、維持させることができる。
【0026】ファン18によって吸引された空気に含ま
れた臭気は、フィルター13を通過する際に活性炭13
aに吸着し、脱臭された状態で触媒16に到達する。こ
こで触媒16に自己加熱型のものを使用すると、フィル
ター13の活性炭13aを通過した空気に残っている臭
気は、触媒16を通過する時に更に分解され、より脱臭
された後、脱臭装置本体11の外へ放出される。(フィ
ルター13の脱臭能力が低下していくにつれて、前記触
媒16の効果が出てくる)
【0027】このダブルの異なった方法による脱臭によ
って通常の脱臭動作において、非常に優れた脱臭効果を
持ち、快適空間を得ることができる。
【0028】次に、リフレッシュ時の動作について説明
する。加熱手段13bで活性炭13aを加熱すると、活
性炭13aに吸着されていた臭気が放出されるが、前記
触媒16が無い場合には、室内に直接しれまで吸着され
た臭い成分が放出され、室内の環境を損ねることになる
が、リフレッシュ時にも前記触媒16を動作させる事に
より、活性炭13aから離脱した臭気が触媒16で分解
され、脱臭装置11から外部への臭気の放出が防止で
き、臭気を抑えた快適なリフレッシュ動作を行うことが
出来るものである。
【0029】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について図4を参照しながら説明する。なお、上記第1
の実施例と同一部分については、同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0030】第1の実施例では、フィルター13に、加
熱手段13bが設けられていたが、本実施例では、フィ
ルター13に活性炭13aのみを備え、これに加熱によ
って臭いを分解する触媒16を当接させたものである。
【0031】フィルター13のリフレッシュを行う場合
には、フィルター13に存在する活性炭13aの温度を
上げて行う。そこで自らの発熱によって臭いを分解する
前記触媒16の発熱を利用する。
【0032】触媒16の発熱をフィルター13内の活性
炭13aに伝えるために、前記触媒16とフィルター1
3を接触させて温度を伝達させる。接しなくても、近接
させる等して温度が伝わるようにしても同じ効果が得ら
れるものである。
【0033】これによってリフレッシュ時の熱源を、現
存する触媒16の熱でまかなうことができるため、簡単
な構成で省電力化を図ることができる。
【0034】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
について図5を参照しながら説明する。なお、上記実施
例と同一部分については、同一符号を付して、その説明
を省略する。
【0035】最初にリフレッシュ時の動作について説明
する。通常の脱臭時に於いては、吸引された臭いを含ん
だ空気がフィルター13を通過することで脱臭され、排
気にいたる。この通常の状態を継続することで、脱臭が
行われた結果として、図2にも示したように、フィルタ
ー13の活性炭13aに臭いの成分が吸着され、脱臭能
力が低下してくる。この状態を上記に示したようにリフ
レッシュによって脱臭性能を復活させるに当たって、通
常と同じ状態でリフレッシュを行ってしまうと、今まで
吸着した臭いの成分が一気に活性炭13aから離脱し、
脱臭装置3の外部へ放出されてしまうことになる。
【0036】そこで、本実施例では、前記フィルター1
3と加熱手段13bを一体にしてフィルターユニット2
0を形成し、このフィルターユニット20を脱臭装置1
1に対し着脱自在にしたものである。そして、フィルタ
ー13のリフレッシュ時に、このフィルターユニット2
0を脱臭装置本体11より外して、屋外等でリフレッシ
ュ動作を行うことで、脱臭装置本体11を設置した部屋
内にいやな臭いを放出することがないので、快適にフィ
ルター13のリフレッシュを完了させることができる。
【0037】ここで、フィルターユニット20に触媒1
6を搭載することで、リフレッシュ時においてそれを動
作させることで、臭い成分を外部に放出することなく前
記触媒16で分解できるため、周囲の環境を損なわずに
リフレッシュ動作できることは言うまでもない。
【0038】(実施例4)以下に本発明の第4の実施例
について図6を参照しながら説明する。
【0039】図6は空気清浄機21の外観図であり、こ
の空気清浄機21には、外気を吸引するモータ19,吸
引された空気に含まれる臭いをとるフィルター13が内
蔵され、前記フィルター13は、活性炭13a、前記活
性炭13aを加熱する加熱手段13bを備えている。
【0040】空気清浄機21は、製品の性質として運転
させっぱなしで、使用者にとって存在感の小さい製品と
いった面があり、従来の構成のフィルターでは交換され
ず、活性炭の脱臭能力が低下していても、それを知らず
に使用する場合が多かったわけである。しかしながら本
願発明の空気清浄機3においては、活性炭13aの脱臭
能力を維持させ、快適な空間を得ることができる。
【0041】(実施例5)以下に本発明の第5の実施例
について図7を参照しながら説明する。なお、上記実施
例と同一部分については、同一符号を付して、その説明
を省略する。
【0042】22は、活性炭13aを加熱する加熱手段
であり、下流側となるフィルター13の後に配し、吸引
された汚れた空気が、直接加熱手段22に触れないよう
にしたものである。
【0043】上記構成により、吸引された空気は、前記
フィルター13を通過する際に、活性炭13aによって
脱臭され、その後加熱手段22に触れながら放出される
ものである。
【0044】このため、前記加熱手段22が動作してい
る、していないにかかわらず活性炭13aを通過した
(脱臭された)空気のみが加熱手段22に達することに
なる。加熱手段22が、例えばヒーター等の電熱線22
aで形成され、それに汚れた空気が触れ続けると、電熱
線22aが腐食する可能性があり、加熱効果においても
電熱線22aの表面に汚れた空気を付着させないほうが
抵抗体とならず効果がある。よって吸引される空気がフ
ィルター13を通過した後に、前記加熱手段22に流れ
ることにより、加熱効果・信頼性ともに向上するもので
ある。
【0045】(実施例6)以下に本発明の第6の実施例
について図8を参照しながら説明する。なお、上記実施
例と同一部分については、同一符号を付して、その説明
を省略する。
【0046】22は、活性炭13aを加熱する加熱手
段、24は、この加熱手段22をON/OFFさせる操
作手段である。
【0047】この操作手段24の効果について説明する
と、使用者が例えば掃除を行う場合において、室内の窓
等をあけて行う。このときに、使用者が任意に前記活性
炭13aのクリーニングということで、リフレッシュ動
作を行えるものである。
【0048】動作としては、操作手段24を使用者が任
意でONさせると、この信号を受けたタイマー23が計
時開始信号を前記加熱手段22に出力し、計時を開始す
る。この計時開始信号を受けた加熱手段22は、動作を
開始し、前記フィルター13内の活性炭13aを加熱さ
せる。この加熱によって、活性炭13aはリフレッシュ
動作を行え、脱臭能力が復活できるものである。
【0049】よって、この操作手段24を操作すること
で前記加熱手段22を動作させ、活性炭13aのリフレ
ッシュができ、任意に脱臭能力を維持させることができ
る。
【0050】(実施例7)以下に本発明の第7の実施例
について図9、10を参照しながら説明する。
【0051】なお、上記実施例と同一部分については、
同一符号を付して、その説明を省略する。
【0052】13は、活性炭13aを吸着剤とするフィ
ルター、22は、前記活性炭13aを加熱する加熱手
段、25は、前記フィルター13の使用時間を計時する
第2タイマー、26は、所定値を記憶している記憶手
段、27は、前記第2タイマー25の計時時間を入力
し、前記記憶手段26から計時時間に応じた所定値を入
力し、前記加熱手段22を動作させる制御手段である。
【0053】次に、上記構成による動作について説明す
る。フィルター13を使用し始めた時点で、前記第2タ
イマー25の動作をスタートさせる。この第2タイマー
25は、フィルター13の使用時間を計時させる目的で
ある。つまり、リフレッシュ動作から次のリフレッシュ
動作までの経過時間を計時するものである。
【0054】ここで、あるタイミングでリフレッシュ動
作を開始したとすると、この時点での第2タイマー25
の計時時間を前記制御手段27に入力し、これが記憶手
段26に記憶された所定値(図10)のどの範囲に該当
するか確認する。例えば前記第2タイマー25の計時時
間が、15000時間の場合は,20分のリフレッシュ
時間を前記記憶手段6から制御手段27に入力し、前記
加熱手段22の動作時間を20分とし、動作信号を加熱
手段22に出力する。これによって加熱手段22は、フ
ィルター13内の活性炭13aを20分間加熱すること
でリフレッシュ動作し、脱臭能力を復活させる。
【0055】上記動作によって、前記活性炭13aに吸
着された臭い成分を前記加熱手段22の動作で放出時
に、活性炭13aの使用時間に応じたリフレッシュ時間
を設定でき、最適な時間設定による省電力、短時間のリ
フレッシュ動作ができる。
【0056】(実施例8)以下に本発明の第7の実施例
について図11、12を参照しながら説明する。
【0057】なお、上記実施例と同一部分については、
同一符号を付して、その説明を省略する。
【0058】13は、活性炭13aを吸着剤とするフィ
ルター、22は、前記活性炭13aを加熱する加熱手
段、29は、所定時間を計時する第3タイマー、30
は、空気の汚れ度合いを検出する汚れ検出手段、28
は、所定値を記憶し、前記第3タイマー29の計時する
所定時間毎に前記汚れ検出手段30の検出値を入力し前
値に加算し記憶する第2記憶手段、27は、前記第2記
憶手段28から汚れ加算値に応じた所定値を入力し、前
記加熱手段22を動作させる制御手段とである。
【0059】次に、動作について説明する。汚れ検出手
段30は、その室内における汚れの度合いを検出できる
ものであり、一般的にガスセンサ等が用いられている。
【0060】この汚れ検出手段30を用いて、室内の空
気の汚れを検出するわけであるが、第3タイマー29に
よって所定時間を計時しており、この計時終了毎(例え
ば5分)に計時終了信号を前記第2記憶手段28に出力
する。この信号を受けた第2記憶手段28は、前記汚れ
検出手段30の汚れ度合いを入力する。この入力値を前
回の値(0)に加え(今回が10とすると10)記憶す
る。
【0061】上記動作を再度行うと、第3タイマー29
が再度計時時間を計時すると、第2記憶手段28に計時
終了信号を出力する。これを受けた第2記憶手段28
は、再度前記汚れ検出手段30の汚れ度合いを入力し
(今回は7とすると)、前回値の10に7を加えて17
を記憶する。この動作を継続して行うわけである。
【0062】ここで、あるタイミングでリフレッシュ動
作を開始したとすると、この時点での第2記憶手段28
の加算の記憶値(例えば1200)とすると、この記憶
値がーの計時時間を前記制御手段27が入力し、これを
第2記憶手段28に記憶された所定値(図12)のどの
範囲に該当するか確認し、今回1200カウントの前記
第2記憶手段28の値であれば、20分のリフレッシュ
時間を前記第2記憶手段28から入力する。この入力を
受けた制御手段27は、前記加熱手段22の動作時間を
20分とし、動作信号を加熱手段22に出力する。これ
によって加熱手段22は20分の動作を行い、フィルタ
ー13内の活性炭13aを加熱することでリフレッシュ
動作し、脱臭能力を復活させる。
【0063】上記動作によって、前記活性炭13aに吸
着された臭い成分を前記加熱手段22の動作で放出時
に、活性炭13aの汚れ度合いに応じたリフレッシュ時
間を設定でき、最適な時間設定による省電力、短時間の
リフレッシュ動作ができる。
【0064】(実施例9)以下に本発明の第9の実施例
について図13、14を参照しながら説明する。
【0065】なお、上記実施例と同一部分については、
同一符号を付して、その説明を省略する。
【0066】31は、空気清浄機21の設置された部屋
の明るさ(照度)を検出する光センサである。
【0067】次にこの動作について説明すると、リフレ
ッシュ動作を行う場合において、空気清浄機21が設置
された場所は、基本として人のいる場所であり、その室
内の空気を清浄する目的である。よって、人のいる可能
性の高い昼間等にはできるだけ通常の動作を行い、人の
いない状態の時にリフレッシュ動作を行うことが望ま
れ、また使用実感にあった動作といえる。
【0068】第8の実施例に示したように、制御手段2
7がリフレッシュ動作を行う信号を加熱手段22に出力
する際に、前記光センサ31の出力を確認する。
【0069】図14に示すように前記光センサ31は、
所定の照度(例えば100ルクス)未満になったときに
出力を前記制御手段27に出力する。その照度以上であ
れば出力はしない。
【0070】よって、所定の照度未満になった場合は、
空気清浄機本体11が設置されたその部屋が使用されて
いないと判断し、前記光センサ31からの出力を前記制
御手段27が検出して前記加熱手段22にリフレッシュ
動作を開始させるよう信号を出力する。
【0071】この動作によって、人のいない状態で、使
用実感を損なうことなく部屋の空気の清浄ができる。
【0072】(実施例10)以下に本発明の第10の実
施例について図15を参照しながら説明する。
【0073】なお、上記実施例と同一部分については、
同一符号を付して、その説明を省略する。
【0074】34は、所定時間を計時する第4タイマ
ー、32は、第2記憶手段28からの所定値から前記第
4タイマー34の計時値を減算する減算手段、33は、
この減算手段32の値を表示できる表示手段である。
【0075】次にこの動作について説明する。リフレッ
シュ時の動作についてであるが、リフレッシュの動作に
なった場合に、第2記憶手段28が20分の動作時間を
制御手段27に出力したとすると、この入力を受けた制
御手段27が例えば20分の動作を加熱手段22に出力
し、加熱手段22の動作が開始されるわけであるが、第
2記憶手段28は、前記減算手段32にも同時に20分
の信号を出力する。これを受けた減算手段32は、この
信号を受けたと同時に前記第4タイマー34に計時開始
信号を出力する。
【0076】第4タイマー34は計時開始信号を受け、
計時を開始する。前記第2記憶手段28は、20分の値
から前記第4タイマー34の計時値を減算した値を前記
表示手段33に出力する。この信号を受けた表示手段3
3は、その値を表示する。
【0077】例えば第4タイマー34が5分を計時した
とすると、前記減算手段32は20−5の計算を行い、
表示手段33には15を出力することになる。
【0078】この動作によって、この表示手段33に表
示される数値は、リフレッシュ動作の残り時間の表示と
なる。
【0079】リフレッシュ時間の残り時間が使用者に一
目で認識されるので、使用者にとって、動作を不安な状
態で待つことが無く、活性炭1aのリフレッシュができ
る。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1並びに4記載の発明に
よれば、活性炭を吸着剤とするフィルターと、このフィ
ルターにあり、前記活性炭を加熱する加熱手段と、加熱
して臭いを分解する触媒とを備えたもので、前記活性炭
に吸着された臭い成分を前記加熱手段で放出させ、活性
炭の吸着性能をリフレッシュし、脱臭性能を初期値に復
活させ、長寿命を実現できるとともに、放出時に発生す
る臭いが触媒で脱臭されるので、快適に使用できるもの
である。
【0081】本発明の請求項2記載の発明によれば、触
媒の熱を活性炭を加熱する加熱手段としたもので、別途
加熱手段を設ける必要がないので、構成が簡単になるも
のである。
【0082】本発明の請求項3記載の発明によれば、活
性炭を吸着剤とするフィルターと、このフィルターにあ
り、前記活性炭を加熱する加熱手段とを備え、前記フィ
ルターと加熱手段が一体で本体に着脱できるようにした
もので、本体との着脱が容易であると共に、本体より取
り外したフィルターと加熱手段の一体品を、屋外に持ち
出してフイルターをリフレッシュ出来るので、快適にリ
フレッシュを完了させることが出来るものである。
【0083】本発明の請求項5記載の発明によれば、活
性炭を加熱する加熱手段を、フィルターの後に配し、吸
引される汚れた空気が直接加熱手段に触れないようにし
たもので、加熱手段の腐食が防止でき、製品としての信
頼性向上が図れるものである。
【0084】本発明の請求項6記載の発明によれば、加
熱手段をON/OFFさせる操作手段を設けたので、使
用者はいつでも手軽に操作手段を操作して、フィルター
をリフレッシュすることが出来るものである。
【0085】本発明の請求項7記載の発明によれば、フ
ィルターの使用時間を計時する第2タイマーと、所定値
を記憶している記憶手段と、前記第2タイマーの計時時
間を入力し、前記記憶手段から計時時間に応じた所定値
を入力し、加熱手段を動作させる制御手段とを有し、活
性炭に吸着された臭い成分を前記加熱手段の動作で放出
時に、活性炭の使用時間に応じたリフレッシュ時間を設
定できるようにしたもので、活性炭の吸着能力の低下度
に応じてリフレッシュ時間が設定されるので、省電力、
リフレッシュ時間の短縮が図れるものである。
【0086】本発明の請求項8記載の発明によれば、所
定時間を計時する第3タイマーと、空気の汚れ度合いを
検出する汚れ検出手段と、所定値を記憶し、前記第3タ
イマーの計時する所定時間毎に前記汚れ検出手段の検出
値を入力し前値に加算し記憶する第2記憶手段と、前記
第2記憶手段から汚れ加算値に応じた所定値を入力し、
前記加熱手段を動作させる制御手段とを有し、活性炭に
吸着された臭い成分を加熱手段の動作で放出時に、活性
炭の汚れ度合いに応じたリフレッシュ時間を設定できる
ようにしたもので、活性炭の汚れ度に応じてリフレッシ
ュ時間が設定されるので、省電力、リフレッシュ時間の
短縮が図れるものである。
【0087】本発明の請求項9記載の発明によれば、光
量を検出する光センサを有し、前記光センサの出力に応
じて活性炭を加熱しリフレッシュするようにしたもの
で、例えば、暗いとき即ち、人がその部屋に居ないとき
に、自動的にリフレッシュするように設定すると、煩わ
しさが無く、さらに、人が居るときに、リフレッシュの
為に本体の運転が中断することもないものである。
【0088】本発明の請求項10記載の発明によれば、
所定時間を計時する第4タイマーと、第2記憶手段から
の所定値から前記第4タイマーの計時値を減算する減算
手段と、この減算手段の値を表示できる表示手段と備え
たので、使用者は、リフレッシュ完了までの残り時間を
知ることが出来るので、時間を有効に活用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す脱臭装置の断面図
【図2】同脱臭装置のフイルターの斜視図
【図3】同フイルター内の活性炭の温度−吸着能力の関
係図
【図4】本発明の第2の実施例を示す脱臭装置の側面図
【図5】本発明の第3の実施例を示す脱臭装置の側面図
【図6】本発明の第4の実施例を示す空気清浄機の側面
【図7】(a)本発明の第5の実施例を示す空気清浄機
のフイルター部の正面図 (b)同フイルターの側面図
【図8】本発明の第6の実施例を示す空気清浄機の回路
ブロック図
【図9】本発明の第7の実施例を示す空気清浄機の回路
ブロック図
【図10】同空気清浄機の記憶手段の記憶値を示す図
【図11】本発明の第8の実施例を示す空気清浄機の回
路ブロック図
【図12】同空気清浄機の第2記憶手段の記憶値を示す
【図13】本発明の第9の実施例を示す空気清浄機の回
路ブロック図
【図14】同空気清浄機の光センサ出力と照度の関係図
【図15】本発明の第10の実施例を示す空気清浄機の
回路ブロック図
【図16】従来の例を示す空気清浄機の側面図
【図17】同空気清浄機のフィルターの活性炭の脱臭能
力と吸着量の関係図
【符号の説明】
13 フィルター 16 触媒 20 フィルターユニット 13b 加熱手段 24 操作手段 25 第2タイマー 26 記憶手段 27 制御手段 29 第3タイマー 30 汚れ検出手段 28 第2記憶手段 31 光センサ 32 減算手段 33 表示手段 34 第4タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 精造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA05 BB02 HH05 JJ03 JJ04 KK08 LL10 MM05 QQ11 QQ12 QQ20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭を吸着剤とするフィルターと、こ
    のフィルターにあり、前記活性炭を加熱する加熱手段
    と、加熱して臭いを分解する触媒とを備えた脱臭装置。
  2. 【請求項2】 触媒の熱を加熱手段とした請求項1の脱
    臭装置。
  3. 【請求項3】 活性炭を吸着剤とするフィルターと、こ
    のフィルターにあり、前記活性炭を加熱する加熱手段と
    を備え、前記フィルターと加熱手段が一体で本体に着脱
    できる脱臭装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の脱
    臭装置と、外気を吸引する吸引手段を有した空気清浄
    機。
  5. 【請求項5】 活性炭を加熱する加熱手段を、フィルタ
    ーの後に配し、吸引される汚れた空気が直接加熱手段に
    触れないようにした請求項4記載の空気清浄機。
  6. 【請求項6】 加熱手段をON/OFFさせる操作手段
    を有し請求項4又は5記載の脱臭装置を有した空気清浄
    機。
  7. 【請求項7】 フィルターの使用時間を計時する第2タ
    イマーと、所定値を記憶している記憶手段と、前記第2
    タイマーの計時時間を入力し、前記記憶手段から計時時
    間に応じた所定値を入力し、加熱手段を動作させる制御
    手段とを有し、活性炭に吸着された臭い成分を前記加熱
    手段の動作で放出時に、活性炭の使用時間に応じたリフ
    レッシュ時間を設定できる請求項4〜6のいずれか1項
    記載の空気清浄機。
  8. 【請求項8】 所定時間を計時する第3タイマーと、空
    気の汚れ度合いを検出する汚れ検出手段と、所定値を記
    憶し、前記第3タイマーの計時する所定時間毎に前記汚
    れ検出手段の検出値を入力し前値に加算し記憶する第2
    記憶手段と、前記第2記憶手段から汚れ加算値に応じた
    所定値を入力し、前記加熱手段を動作させる制御手段と
    を有し、活性炭に吸着された臭い成分を加熱手段の動作
    で放出時に、活性炭の汚れ度合いに応じたリフレッシュ
    時間を設定できる請求項4〜7のいずれか1項記載の空
    気清浄機。
  9. 【請求項9】 光量を検出する光センサを有し、前記光
    センサの出力に応じて活性炭を加熱しリフレッシュする
    請求項4〜8のいずれか1項記載の空気清浄機。
  10. 【請求項10】 所定時間を計時する第4タイマーと、
    第2記憶手段からの所定値から前記第4タイマーの計時
    値を減算する減算手段と、この減算手段の値を表示でき
    る表示手段とを有し、加熱手段の残動作時間を表示する
    ことができる請求項8記載の空気清浄機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014195515A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 三菱電機株式会社 空気清浄機
KR20160050890A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 조영서 주방용 후드의 미세 기름 및 냄새 제거 방법 및 그 장치
JP7453077B2 (ja) 2019-09-10 2024-03-19 シャープ株式会社 空気清浄装置及び空気清浄装置の制御方法

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