JP3769994B2 - 空気清浄器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気を清浄化する空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気の汚れを検知するためにハウスダスト(塵、埃など)や花粉粒子などのダスト(粒子)を検知するダストセンサを具備し、ハウジング内に配設されたファンの状態をダストセンサの検知出力に基づいて切り換える自動モードを選択できるようにした空気清浄器が提供されている。この種の自動モードとしては、例えば、ダストセンサの検知出力と3つの閾値との大小関係に応じてファンの回転速度を低速、中速、高速の3段階的で切り換えるようなモードがある。また、ダストセンサの検知出力と3つの閾値との大小関係に応じてファンの回転速度を低速、中速、高速の3段階的で切り換える自動モードと、ダストセンサの検知出力が最小の閾値を超えるとダスト検知出力の大きさにかかわらずファンの回転速度を低速として駆動させファンの回転速度が高速や中速へ移行しないようにした自動モードとを使用者が選択できるようにした空気清浄器も提供されている。また、ダストセンサの他にタバコの煙などの臭いガス成分を検知するガスセンサを具備し、ガスセンサの検知出力に基づいてファンの状態を切り換える自動モードを選択できるようにしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような空気清浄器は、例えば寝室や書斎などの静けさが必要な部屋で使用される場合には自動モードで使用されることが多い。ところで、室内における粉塵は人の活動中は空気中に浮遊しているが、人の活動が停止すると空気の動きが減少し浮遊していた粉塵が次第に落下する(沈降現象が起きる)。したがって、例えば寝室に設置した空気清浄器においてファンの回転速度を低速、中速、高速の3段階的で切り換える自動モードが選択されている場合、就寝前にダストセンサによる検知レベルが最小の閾値よりも小さくてファンが停止していても、就寝後に次第に落下してきた粉塵(このような粉塵は一過性の汚れである)が原因でダストセンサによる検知レベルが最小の閾値を超えてファンが低速で運転されてしまうことがあった。さらに、ファンが運転されることにより周囲の空気が取りこまれて検知レベルが上昇しファンが低速から中速へ切り換わってしまい、ファンの運転音で目を覚ましてしまう恐れがあった。
【0004】
また、例えば書斎などでも人が着座して動きが少なくなった後に一過性の汚れが原因でファンが低速で運転されてしまうことがあった。さらに、ダストセンサの検知出力に上記閾値を超えるような一過性のノイズが発生した場合にもファンが運転開始されてしまうという不具合があった。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、一過性の汚れやノイズが原因でファンが運転されるのを防止できる空気清浄器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、検知エリア内の人の動きを検知する人感センサと、人感センサにより人の動きが検知されなくなって規定時間が経過した後に汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とするものであり、人感センサによって人の動きが検知されないような状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ファンは複数段階で回転速度を切り換え可能であることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、寝室や書斎などの静けさが必要な部屋で使用している状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができ、静けさを保つことができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項3の発明において、ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができる。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、汚れ検知部は、ダストを検知するダストセンサと臭い成分ガスを検知するガスセンサとの少なくとも1つからなる汚れセンサと、汚れセンサの検知出力に基づいて空気の汚れに応じた検知出力が得られる信号処理回路とからなることを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、周囲の明るさの基準値に対する明/暗に応じた2値出力が得られる明暗センサと、明暗センサの出力が暗レベルになって規定時間が経過した後であってファンが停止した状態で汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とするものであり、周囲が暗くなった後に、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができる。
【0013】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、ファンは複数段階で回転速度を切り換え可能であることを特徴とする。
【0014】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、寝室や書斎などの静けさが必要な部屋で使用している状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができ、静けさを保つことができる。
【0015】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができる。
【0016】
請求項11の発明は、請求項9の発明において、ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の空気清浄器は、図1に示すように、運転スイッチSWにて設定された運転モード(後述の自動モード、低速モード、中速モード、高速モード)でハウジング20(図6ないし図9参照)内に配設されたシロッコファンよりなる2つのファンF(図6ないし図9参照)を駆動するファン駆動装置たるモータMと、モータMの動作を制御するモータ制御回路1と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部2と、ハウジング20前方に形成された検知エリア内の人の動きを検知する人感センサ4と、人感センサ4の出力信号と汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLとに基づいてモータ制御回路1を制御する制御回路5とを備えている。ここにおいて、汚れ検知部2は、ハウスダストや花粉などのダスト(粒子)を検知するダストセンサ2aと、タバコの煙などの臭い成分ガスを検知するガスセンサ2bと、各センサ2a,2bからの入力に基づいて空気の汚れに応じた出力信号OH,OM,OLを出力する信号処理回路3とで構成されている。また、制御回路5は、人感センサ4による人体検知出力がなくなって規定時間T1が経過した後に汚れ検知部2から検知出力が入力されると所定の遅延時間T2だけ遅れてファンFが駆動されるようにモータ制御回路1を制御するように構成されている。また、モータ制御回路1は、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OL、制御回路5の出力信号に基づいてモータMの動作を制御する機能を有している。
【0018】
ところで、上述の回路構成を有する空気清浄器は、図6ないし図9に示すように、ハウジング20の前面部にグリル27を着脱自在に取り付けて外殻を構成してあり、ハウジング20内に上述の2つのファンFやモータMなどが収納されており、ハウジング20の一側部および一側面部の後部にそれぞれファンFの回転によって空気を吸い込むための空気吸込部28a,28bが設けられ、ハウジング20の他側面部にファンFの回転によって空気を吹き出すための空気吹出部19が設けてある。また、ハウジング20内には、空気吸込部28a,28bから吸い込まれたハウスダスト(例えば、塵、埃)や花粉などを帯電させたり臭い成分ガスを無臭成分に分解させたりするためのプラズマを発生する放電極ブロック23が収納され、さらに放電極ブロック23の下流側(つまり、放電極ブロック23とファンFとの間)に、放電極ブロック23で帯電されたハウスダストや花粉を吸着したり臭い成分ガスを吸着したりするフィルタブロック24が収納されている。なお、フィルタブロック24は、例えば、帯電したハウスダストや花粉を吸着するための集塵フィルタ(例えば、いわゆるHEPAフィルタ)と臭い成分ガスを吸着する活性炭とで構成してもよいし、集塵フィルタと脱臭フィルタとで構成してもよいし、これ以外の構成であってもよい。
【0019】
したがって、本実施形態の空気清浄器では、ファンFを回転させることによって、空気吸込部28a,28bから空気が吸い込まれ、放電極ブロック23およびフィルタブロック24を通過して清浄化された空気が空気吹出部19から吹き出されるようになっている。なお、ハウジング20の前面側には、ダストセンサ2aへの空気導入部41が設けてあるが、この空気導入部41は、空気吸込部28aに吸引される空気に乗ったハウスダストや花粉などを検知しやすい位置に設けることが望ましい。つまり、空気導入部41は、空気吸込部28a若しくは空気吸込部28bの近傍に設けることが望ましい。また、本実施形態では、放電極ブロック23とフィルタブロック24とで、ハウジング20内に吸い込まれた空気を清浄化する空気浄化手段を構成している。また、モータ制御回路1と制御回路5とで制御手段を構成している。
【0020】
ところで、ハウジング20内には、図9に示すように、運転スイッチSW、人感センサ4、ガスセンサ2b、後述の動作表示用の発光ダイオードLED1〜LED4などを実装した回路基板40も納装されており、図6に示すように、グリル17の前面には運転スイッチSWの操作部12や上記発光ダイオードLED1〜LED4の透光窓LE1〜LE4などが設けられた操作パネル26が配設されている。なお、本実施形態の空気清浄器には、ダストセンサ2aの出力信号に基づいた空気の汚れ度合い(1mの空気中の粉塵の量(mg))が数字でデジタル表示されるデジタル表示部22(図9参照)とガスセンサ2bの出力信号に基づいた臭いレベルがレベル表示されるレベル表示部24(図9参照)とを有する汚れ表示体50を備えている。ここに、汚れ表示体50は、各表示部22,24近傍に各表示部22,24それぞれの表示内容を表記した銘板が設けられている。また、汚れ表示体50は、表示面を含む面内で回動自在となっている。
【0021】
なお、ハウジング20にはスタンド21が取り付けられているが、このスタンド21は図6(b)におけるハウジング20の下面側および同図におけるハウジング20の左側面側それぞれに対して着脱自在であって、図6ないし図9に示すようにスタンド21を取り付けることでハウジング20の長手方向を上下方向とした縦姿勢で使用してもよいし、スタンド21の取付位置を代えてハウジング20の長手方向を左右方向とした横姿勢で使用してもよい。横姿勢で使用する場合には、汚れ表示体50を90度回転させ(なお、図9は汚れ表示体50を図6の状態から90度回転させた状態を示している)、銘板などを貼り直せばよい。
【0022】
以下、汚れ検知部2、ファン制御回路1、制御回路5についてそれぞれ具体的に説明する。
【0023】
汚れ検知部2は、図2に示すような回路構成を有し、信号処理回路3は、各センサ2a,2bの出力信号に基づいて出力信号OH,OM,OLが変化するようになっている。すなわち、信号処理回路3は、ダストセンサ2aの出力信号と抵抗R1〜R4の直列回路よりなる第1の閾値設定部31でそれぞれに設定された閾値とを比較するコンパレータCP1〜CP3を備えている。また、信号処理回路3は、ガスセンサ2bの出力信号と抵抗R6〜R9の直列回路よりなる第2の閾値設定部32でそれぞれに設定された閾値とを比較するコンパレータCP4〜CP6を備えている。さらに、信号処理回路3は、AND素子AN7〜AN14、OR素子Or15〜17、AND素子AN18,AN19を備えており、OR素子Or15の出力信号が上述の出力信号OH、AND素子AN18の出力信号が上述の出力信号OM、AND素子AN19の出力信号が上述の出力信号OLに対応している。なお、汚れ検知部2は、ダストセンサ2aとガスセンサ2bとのうちより上位の閾値を越えたセンサの出力信号に基づいて出力信号OH、OM,OLが決まるように構成されている。
【0024】
信号処理回路3の動作について説明する。例えば、ダストセンサ2aからコンパレータCP2の閾値よりも大きくコンパレータCP1の閾値よりも小さなレベルの出力信号が出力されたとすると、コンパレータCP2,CP3それぞれの出力信号が”H”レベル、コンパレータCP1の出力信号が”L”レベルになる。すると、AND素子AN7の出力信号が”L”レベルになるとともにAND素子AN8の出力信号が”H”レベルになる。このAND素子AN7,AN8の出力信号によってAND素子A11の出力信号が”H”レベルになるとともにAND素子AN12の出力信号が”L”レベルになる。
【0025】
一方、例えば、ガスセンサ2bからコンパレータCP6の閾値よりも大きくコンパレータCP5の閾値よりも小さなレベルの出力信号が出力されたとすると、コンパレータCP6の出力信号が”H”レベル、コンパレータCP4,CP5の出力信号がそれぞれ”L”レベルになる。すると、AND素子AN9,AN10それぞれの出力信号が”L”レベルになる。このAND素子AN9,AN10の出力信号によってAND素子A13の出力信号が”L”レベルになるとともにAND素子AN14の出力信号が”H”レベルになる。
【0026】
したがって、OR素子Or15,Or16,Or17の出力信号はそれぞれ、”L”レベル,”H”レベル,”H”レベルとなる。そして、AND素子AN18の出力信号が”H”レベルになるとともにAND素子AN19の出力信号が”L”レベルになる。結果として、ダストセンサ2aからコンパレータCP2の閾値(3つの閾値のうちの2番目に大きな閾値)よりも大きくコンパレータCP1の閾値(3つの閾値のうち最大の閾値)よりも小さなレベルの出力信号が出力され且つガスセンサ2bからコンパレータCP6の閾値(3つの閾値のうちの最小の閾値)よりも大きくコンパレータCP5の閾値(3つの閾値のうちの2番目に大きな閾値)よりも小さなレベルの出力信号が出力されたとすると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLはそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルとなる。なお、本実施形態では、ダストセンサ2aとガスセンサ2bとで汚れセンサを構成しているが、汚れセンサをダストセンサ2aのみで構成する場合には、汚れ検知部2の信号処理回路3の出力信号OH,OM,OLはそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルとなってファンFが中速で回転され、汚れセンサをガスセンサ2bのみで構成する場合には、汚れ検知部2の信号処理回路3の出力信号OH,OM,OLはそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルとなってファンFが低速で回転される。
【0027】
次に、モータ制御回路1について説明する。
【0028】
モータ制御回路1には、図3に示すように、信号処理回路3の出力信号OH,OM,OLまたは制御回路5の出力信号に応じてファンFの運転状態(停止、低速、中速、高速)が切り換わる自動モードと、ファンFを低速で回転させる低速モードと、ファンFを中速で回転させる中速モードと、ファンFを高速で回転させる高速モードとを順次切り換えて選択する上述の運転スイッチSWが接続されている。すなわち、モータ制御回路1には、運転スイッチSWの操作によって出力信号AUTO,LOW,MID,HIGH,OFFが切り換わるカウンタ11が設けられている。ここに、カウンタ11の出力信号AUTO,LOW,MID,HIGH,OFFは、運転スイッチSWが操作される度に、AUTO→LOW→MID→HIGH→OFF→AUTO→…の順で1つの出力信号のみが”H”レベルになる。さらに、モータ制御回路1には、一方の入力端にAUTO信号が入力され他方の入力端にそれぞれ上述の汚れ検知部2の出力信号OL,OM,OHが入力されるAND素子AN30,AN31,AN32と、上述の動作表示用の発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4と、それぞれモータMと商用電源よりなる交流電源Vsとの間に挿入されるトライアックTRC1,TRC2,TRC3と、各トライアックTRC1,TRC2,TRC3それぞれをオンオフするフォトカプラPC1,PC2,PC3とを備えている。なお、運転スイッチSWの操作部12(図6参照)はハウジング20(図6参照)の前面側に設けられている。
【0029】
モータ制御回路1の動作について説明する。運転スイッチSWが1回だけ操作されるとカウンタ11の出力信号AUTOが”H”レベルになるので、発光ダイオードLED1が点灯する。ここに、発光ダイオードLED1が点灯することによりファンFの運転モードが自動モードであることが表示される。その後、運転スイッチSWが操作されると、カウンタ11の出力信号LOWが”H”レベルになるので、発光ダイオードLED2が点灯するとともにフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンし、モータMが低速で回転する(つまり、ファンFが低速で回転される)。ここに、発光ダイオードLED2が点灯することによりファンFの運転モードが低速モードであることが表示される。更にその後、運転スイッチSWが操作されると、カウンタ11の出力信号MIDが”H”レベルになるので、発光ダイオードLED3が点灯するとともにフォトカプラPC2がオンしてトライアックTRC2がオンし、モータMが中速で回転する(つまり、ファンFが中速で回転する)。ここに、発光ダイオードLED3が点灯することによりファンFの運転モードが中速モードであることが表示される。次に、運転スイッチSWが操作されると、カウンタ11の出力信号HIGHが”H”レベルになるので、発光ダイオードLED4が点灯するとともにフォトカプラPC3がオンしてトライアックTRC3がオンし、モータMが高速で回転する(つまり、ファンFが高速で回転する)。ここに、発光ダイオードLED4が点灯することによりファンFの運転モードが高速モードであることが表示される。続いて、運転スイッチSWが操作されると、カウンタ11の出力信号OFF信号が”H”レベルになるとともに、他の出力信号AUTO,LOW,MID,HIGHが全て”L”レベルになるので、モータMの回転が停止する(つまり、ファンFの回転が停止する)。
【0030】
次に、制御回路5について説明する。
【0031】
制御回路5は、図4に示すように、人感センサ4の出力がアナログスイッチAS1とインバータINV1とを介して入力される2つのタイマ回路51,52を備えている。ここにおいて、アナログスイッチAS1は、図3に示すモータ制御回路1のカウンタ11の出力信号AUTOが”H”レベルのときにオンし、”L”レベルのときにオフする。また、各タイマ回路51,52は、人感センサ4による人体検知出力が入力されるとそれぞれ出力信号O1,O3を規定時間T1,T1’(本実施形態ではT1’=T1としてある)だけ”H”レベルにし、規定時間T1,T1’経過後に出力信号O1,O3を”L”レベルにするとともに出力信号O2,O4を”H”レベルにするように構成されている。ただし、人感センサ4は人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得るようにしてあり、各タイマ回路51,52は上記規定時間T1,T1’のカウント中(タイマアップする前)に人感センサ4による人体検知出力が再入力されるとカウントをリセットして上記規定時間T1,T1’のカウントを再び開始するようになっている(リトリガー方式)。したがって、各タイマ回路51,52は、人感センサ4により人の動きが検知されなくなると、上記規定時間T1,T1’後に、出力信号O1,O3が”L”レベル、出力信号O2,O4が”H”レベルになる。ここにおいて、タイマ回路51の出力信号O1は図3に示すモータ制御回路1の端子LOに入力される。なお、タイマ回路51,52はリトリガー方式を採用していなくてもよい。
【0032】
また、制御回路5には、タイマ回路52の出力信号O4が一方の入力端に入力され他方の入力端に図2に示す信号処理回路3(汚れ検知部2)の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ入力されるAND素子AN40,AN41,AN42と、各AND素子AN40,AN41,AN42の出力端にそれぞれ接続された遅延タイマ回路53,54,55とを備えており、各遅延タイマ回路53,54,55の出力信号がそれぞれ図3に示すモータ制御回路1の端子HI,MI,LOに入力されるようになっている。ここにおいて、各遅延タイマ回路53,54,55はそれぞれ、AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”H”レベルになると遅延時間T2,T2’,T2”(本実施形態では、T2=T2’=T2”としてある)だけ遅れて出力信号を”H”レベルにする。
【0033】
自動モードの時の動作をまとめると、図5のようになる。ここに、図5の(a)は人感センサ4の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図5に示す例では、図5(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す第2の閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えなていない。
【0034】
まず、図5(a)に示すように時刻tにおいて人感センサ4により人の動きが検知されると、制御回路5のタイマ回路51の出力信号O1が”H”レベルになるので、モータ制御回路1のフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンしモータMが低速回転することで2つのファンFの低速回転が開始される(図5(d)参照)。その後、図5(a)に示すように時刻tで人の動きが検知されなくなった後にファンFは停止される。そして、上記時刻tで人の動きが検知されなくなってから上記規定時間T1が経過した後に制御回路5のタイマ回路52の出力信号O4が”H”レベルになり(図示せず)、図5(b)に示すように時刻tにてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値を越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになるので、図4に示す制御回路5の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルとなって、AND素子AN42から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路55に入力され遅延時間T2だけ遅れてモータ制御回路1の端子LOが”H”レベルになり、ファンFの低速回転が開始される(図5(d)参照)。
【0035】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室や書斎などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している場合に、人感センサ4によって人の動きが検知されないような状態(例えば就寝時や着座時など)において、ファンFを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部2から発生したときにファンFが直ちに駆動されるのを防止することができる。
【0036】
(実施形態2)
本実施形態の空気清浄器は、図10に示すように、ハウジング20の前面側に、周囲の明るさの基準値に対する明/暗に応じた2値出力が得られる明暗センサ6が設けられている。ここに明暗センサ6は検出した明るさと基準値との大小関係により2値出力を発生するセンサである。また、本実施形態における空気清浄器では、ハウジング20の下面側、前面側それぞれに空気吸込部28a,28bが設けられ、ハウジング20の上面側に空気吹出部29が設けられている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
本実施形態の空気清浄器の基本回路構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1における人感センサ4,制御回路5の代わりに、図11に示すような明暗センサ6,制御回路5’を採用している点が相違するだけなので、実施形態1と同様の構成要素については図示および説明を省略する。
【0038】
以下、制御回路5’について説明する。
【0039】
制御回路5’は、図11に示すように、明暗センサ6の出力がアナログスイッチAS11とインバータINV11と微分回路56とを介して入力されるタイマ回路57を備えている。ここにおいて、アナログスイッチAS11は、図3に示すモータ制御回路1のカウンタ11の出力信号AUTOが”H”レベルのときにオンし、”L”レベルのときにオフする。また、タイマ回路57は、明暗センサ6による出力が”H”レベル(明るいレベル)から”L”レベル(暗いレベル)に変化したときに微分回路56から出力される信号が入力されると、出力信号O13を規定時間T1だけ”H”レベルにし、規定時間T1経過後に出力信号O13を”L”レベルにするとともに出力信号O14を”H”レベルにするように構成されている。
【0040】
また、制御回路5’には、タイマ回路57の出力信号O14が一方の入力端に入力され他方の入力端に図2に示す信号処理回路3(汚れ検知部2)の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ入力されるAND素子AN40,AN41,AN42と、各AND素子AN40,AN41,AN42の出力端にそれぞれ接続された遅延タイマ回路53,54,55とを備えており、各遅延タイマ回路53,54,55の出力信号がそれぞれ図3に示すモータ制御回路1の端子HI,MI,LOに入力されるようになっている。ここにおいて、各遅延タイマ回路53,54,55はそれぞれ、AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”H”レベルになると遅延時間T2,T2’,T2”(本実施形態ではT2=T2’=T2)だけ遅れて出力信号を”H”レベルにする。
【0041】
自動モードの時の動作をまとめると、図12のようになる。ここに、図12の(a)は明暗センサ6の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図12に示す例では、図12(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えていない。
【0042】
まず、図12(a)に示すように時刻t11において明暗センサ6の出力信号が”H”レベル(「明」)から”L”レベル(「暗」)に変化したときに微分回路56から出力される信号がタイマ回路57に入力されると、タイマ回路57の出力信号O13が”H”レベルになり、規定時間T1が経過した後にタイマ回路57の出力信号O14が”H”レベルになり、図12(b)に示すように時刻t12にてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値を越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになるので、図11に示す制御回路5’の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルとなって、AND素子AN42から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路55に入力され遅延時間T2だけ遅れてモータ制御回路1の端子LOが”H”レベルになり、ファンFの低速回転が開始される(図12(d)参照)。
【0043】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している場合に、部屋を暗くした後にファンFを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部2から発生したときにファンFが直ちに駆動されるのを防止することができる。
【0044】
(実施形態3)
本実施形態の空気清浄器の基本構成は実施形態1と略同じであって、図13に示すように、制御回路5における各遅延タイマ回路53〜55の出力信号がモータ制御回路1の端子LOに入力されるように構成されている点に特徴がある。なお、その他の構成については実施形態1と同じなので図示および説明を省略する。
【0045】
自動モードの時の動作をまとめると、図14のようになる。ここに、図14の(a)は人感センサ4の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図14に示す例では、図14(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す第2の閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えなていない。
【0046】
まず、図14(a)に示すように時刻tにおいて人感センサ4により人の動きが検知されると、制御回路5のタイマ回路51の出力信号O1が”H”レベルになるので、ファン制御回路1のフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンしモータMが低速回転することで2つのファンFの低速回転が開始される(図14(d)参照)。その後、図14(a)に示すように時刻tで人の動きが検知されなくなった後にファンFは停止される。そして上記時刻tで人の動きが検知されなくなってから上記規定時間T1が経過した後に制御回路5のタイマ回路52の出力信号O4が”H”レベルになり(図示せず)、図5(b)に示すように時刻tにてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値ThLを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになるので、図13に示す制御回路5の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルとなるから、AND素子AN42から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路55に入力され遅延時間T2だけ遅れてファン制御回路1の端子LOが”H”レベルになり、ファンFの低速回転が開始される(図14(d)参照)。その後、図14(b)に示すようにダストセンサ2aの出力信号が上昇して図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R2と抵抗R3との接続点の電位で決まる閾値ThMを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルになるので、図13に示す制御回路5の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルとなって、AND素子AN41から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路54に入力され遅延時間T2だけ遅れて遅延回路54から”H”レベルの出力信号が出力される。また、ダストセンサ2aの出力信号が上昇して図2に示す閾値設定部31の抵抗R1と抵抗R2との接続点の電位で決まる閾値ThHを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルになるので、図13に示す制御回路5の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルとなって、AND素子AN40から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路53に入力され遅延時間T2だけ遅れて遅延回路53から”H”レベルの出力信号が出力される。
【0047】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室や書斎などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している状態において、人感センサ4により人の動きが検知されなくなって一定時間が経過した後に汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのいずれかが”H”レベルになった場合には遅延タイマ回路53〜55の遅延時間T2が経過した後にファンFが低速回転される。すなわち、ファンFは汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのうちのどれが”H”レベルであるかに関わらず低速回転される。
【0048】
(実施形態4)
本実施形態の空気清浄器の基本構成は実施形態2と略同じであって、図15に示すように、制御回路5’における各遅延タイマ回路53〜55の出力信号がモータ制御回路1の端子LOに入力されるように構成されている点に特徴がある。なお、その他の構成については実施形態2と同じなので図示および説明を省略する。
【0049】
自動モードの時の動作をまとめると、図16のようになる。ここに、図16の(a)は明暗センサ6の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図16に示す例では、図16(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す第2の閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えなていない。
【0050】
まず、図16(a)に示すように時刻t11において明暗センサ6の出力信号が”H”レベル(「明」)から”L”レベル(「暗」)に変化したときに微分回路56から出力される信号がタイマ回路57に入力されると、タイマ回路57の出力信号O13が”H”レベルになり(図示せず)、規定時間T1が経過した後にタイマ回路57の出力信号O14が”H”レベルになり(図示せず)、図16(b)に示すように時刻t12にてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値ThLを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになるので、図15に示す制御回路5’の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルとなって、AND素子AN42から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路55に入力され遅延時間T2だけ遅れてファン制御回路1の端子LOが”H”レベルになり、ファンFの低速回転が開始される(図16(d)参照)。その後、図16(b)に示すようにダストセンサ2aの出力信号が上昇して図2に示す閾値設定部31の抵抗R2と抵抗R3との接続点の電位で決まる閾値ThMを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルになるので、図15に示す制御回路5’の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルとなって、AND素子AN41から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路54に入力され遅延時間T2だけ遅れて遅延回路54から”H”レベルの出力信号が出力される。また、図16に示すようにダストセンサ2aの出力信号がさらに上昇して図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R1と抵抗R2との接続点の電位で決まる閾値ThHを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルになるので、図15に示す制御回路5’の各AND素子AN40,AN41,AN42の出力信号が”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルとなって、AND素子AN40から”H”レベルの出力信号が遅延タイマ回路53に入力され遅延時間T2だけ遅れて遅延回路53から”H”レベルの出力信号が出力される。
【0051】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している状態において、部屋を暗くして一定時間が経過した後に汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのいずれかが”H”レベルになった場合には遅延タイマ回路53〜55の遅延時間T2が経過した後にファンFが低速回転される。すなわち、ファンFは汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのうちのどれが”H”レベルであるかに関わらず低速回転される。
【0052】
(実施形態5)
本実施形態の空気清浄器の基本構成は実施形態1と略同じであって、制御回路5の回路構成が異なるだけであり、その他の構成については実施形態1と同じなので実施形態1と同じ構成要素についての図示および説明は省略する。
【0053】
本実施形態における制御回路5は、図17に示すように、人感センサ4の出力がアナログスイッチAS1とインバータINV1とを介して入力される2つのタイマ回路51,52を備えている。ここにおいて、アナログスイッチAS1は、図3に示すモータ制御回路1のカウンタ11の出力信号AUTOが”H”レベルのときにオンし、”L”レベルのときにオフする。また、各タイマ回路51,52は、人感センサ4による人体検知出力が入力されるとそれぞれ出力信号O1,O3を規定時間T1,T1’(本実施形態では実施形態1と同様にT1=T1’としてある)だけ”H”レベルにし、規定時間T1経過後に出力信号O1,O3を”L”レベルにするとともに出力信号O2,O4を”H”レベルにするように構成されている。ただし、人感センサ4は人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得るようにしてあり、各タイマ回路51,52は上記規定時間T1のカウント中に人感センサ4による人体検知出力が再入力されるとカウントをリセットして上記規定時間T1のカウントを再び開始するようになっている。したがって、各タイマ回路51,52は、人感センサ4により人の動きが検知されなくなると、上記規定時間T1後に、出力信号O1,O3が”L”レベル、出力信号O2,O4が”H”レベルになる。ここにおいて、各タイマ回路51,52それぞれの出力信号O1,O3は図3に示すモータ制御回路1の端子LOに入力される。
【0054】
また、制御回路5には、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLが入力されるOR素子Or64と、タイマ回路52の出力信号O4が一方の入力端に入力され他方の入力端にOR素子Or64の出力信号が入力されるAND素子AN63と、AND素子AN63の出力信号が入力される微分回路58と、微分回路58の出力信号が入力されるタイマ回路59と、タイマ回路59の出力信号O26が一方の入力端に入力され他方の入力端に図2に示す信号処理回路3(汚れ検知部2)の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ入力されるAND素子AN60,AN61,AN62とを備えており、各AND素子AN60,AN61,AN62の出力信号がそれぞれ図3に示すモータ制御回路1の端子HI,MI,LOに入力されるようになっている。ここにおいて、タイマ回路59は、AND素子63の出力信号が”L”レベルから”H”レベルに変化したときに微分回路58から出力される信号が入力されると、出力信号O25を一定時間T3だけ”H”レベルにし、一定時間T3経過後に出力信号O25を”L”レベルにするとともに出力信号O26を”H”レベルにするように構成されている。
【0055】
自動モードの時の動作をまとめると、図18のようになる。ここに、図18の(a)は人感センサ4の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図18に示す例では、図18(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す第2の閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えなていない。
【0056】
まず、図18(a)に示すように時刻tにおいて人感センサ4により人の動きが検知されると、制御回路5のタイマ回路51の出力信号O1が”H”レベルになるので、モータ制御回路1のフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンしモータMが低速回転することで2つのファンFの低速回転が開始される(図18(d)参照)。その後、図18(b)に示すように時刻tで人の動きが検知されなくなると、上記規定時間T1が経過した後に制御回路5のタイマ回路52,53の出力信号O2,O4が”H”レベルになり(図示せず)、図18(c)に示すように時刻tにてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値ThLを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになる。すると、図17に示す制御回路5のOR素子Or64の出力信号が”H”レベルになって、AND素子AN63の出力信号が”H”レベルになり、タイマ回路59は、AND素子AN63の出力信号が”L”レベルから”H”レベルに変化したときに微分回路58から出力される信号が入力されると、出力信号O25を一定時間T3だけ”H”レベルにするので、モータ制御回路1のフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンしモータMが低速回転することで2つのファンFの低速回転が開始される(図18(d)参照)。そして上記一定時間T3経過後に出力信号O26が”H”レベルになるので、以後は汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLに基づいてファンFの回転が行われる。要するに、例えば、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルになれば、ファンFの回転速度が中速へ変化し、また、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルになれば、ファンFの回転速度が高速へ変化する。
【0057】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室や書斎などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している状態において、人感センサ4により人の動きが検知されなくなって一定時間が経過した後に汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのいずれかが”H”レベルになった場合でもタイマ回路59の出力信号O25が”H”レベルから”L”レベルになるまではファンFが低速回転される。すなわち、ファンFは汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのうちのどれが”H”レベルであるかに関わらず低速回転される。
【0058】
(実施形態6)
本実施形態の空気清浄器の基本構成は実施形態2と略同じであって、制御回路5’の回路構成が異なるだけであり、その他の構成については実施形態2と同じなので実施形態2と同じ構成要素についての図示および説明は省略する。
【0059】
本実施形態における制御回路5’は、図19に示すように、明暗センサ6の出力がアナログスイッチAS11とインバータINV11と微分回路56とを介して入力されるタイマ回路57を備えている。ここにおいて、アナログスイッチAS11は、図3に示すモータ制御回路1のカウンタ11の出力信号AUTOが”H”レベルのときにオンし、”L”レベルのときにオフする。また、タイマ回路57は、明暗センサ6の出力が”H”レベル(明るいレベル)から”L”レベル(暗いレベル)に変化したときに微分回路56から出力サれる信号が入力されると、出力信号O13を規定時間T1だけ”H”レベルにし、規定時間T1経過後に出力信号O13を”L”レベルにするとともに出力信号O14を”H”レベルにするように構成されている。
【0060】
また、制御回路5’には、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLが入力されるOR素子Or64と、タイマ回路57の出力信号O14が一方の入力端に入力され他方の入力端にOR素子Or64の出力信号が入力されるAND素子AN63と、AND素子AN63の出力信号が入力される微分回路58と、微分回路58の出力信号が入力されるタイマ回路59と、タイマ回路59の出力信号O26が一方の入力端に入力され他方の入力端に図2に示す信号処理回路3(汚れ検知部2)の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ入力されるAND素子AN60,AN61,AN62とを備えており、各AND素子AN60,AN61,AN62の出力信号がそれぞれ図3に示すモータ制御回路1の端子HI,MI,LOに入力されるようになっている。ここにおいて、タイマ回路59は、AND素子63の出力信号が”L”レベルから”H”レベルに変化したときに微分回路58から出力される信号が入力されると、出力信号O25を一定時間T3だけ”H”レベルにし、一定時間T3経過後に出力信号O25を”L”レベルにするとともに出力信号O26を”H”レベルにするように構成されている。また、タイマ回路59の出力信号O25はモータ制御回路1の端子L0に入力されるようになっている。
【0061】
自動モードの時の動作をまとめると、図20のようになる。ここに、図20の(a)は明暗センサ6の検知状態、(b)はダストセンサ2aの検知状態、(c)はガスセンサ2bの検知状態、(d)はファンFの動作状態を、それぞれ示している。なお、図20に示す例では、図20(c)に示すガスセンサ2bの出力信号が図2に示す第2の閾値設定部32で設定されるいずれの閾値も越えなていない。
【0062】
まず、図20(a)に示すように時刻t11において明暗センサ6の出力信号が”H”レベル(「明」)から”L”レベル(「暗」)に変化したときに微分回路56から出力される信号がタイマ回路57に入力されると、タイマ回路57の出力信号O13が”H”レベルになり(図示せず)、規定時間T1が経過した後にタイマ回路57の出力信号O14が”H”レベルになる(図示せず)。その後、図20(b)に示すように時刻t12においてダストセンサ2aの出力信号が図2に示す第1の閾値設定部31の抵抗R3と抵抗R4との接続点の電位で決まる閾値ThLを越えると、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”L”レベル,”H”レベルになる。すると、図19に示す制御回路5’のOR素子Or64の出力信号が”H”レベルになって、AND素子AN63の出力信号が”H”レベルになり、タイマ回路59は、AND素子AN63の出力信号が”L”レベルから”H”レベルに変化したときに微分回路58から出力される信号が入力されると、出力信号O25を一定時間T3だけ”H”レベルにするので、モータ制御回路1のフォトカプラPC1がオンしてトライアックTRC1がオンしモータMが低速回転することで2つのファンFの低速回転が開始される(図20(d)参照)。そして上記一定時間T3経過後に出力信号O26が”H”レベルになるので、以後は汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLに基づいてファンFの回転が行われる。要するに、例えば、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”L”レベル,”H”レベル,”L”レベルになれば、ファンFの回転速度が中速へ変化し、また、汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLがそれぞれ”H”レベル,”L”レベル,”L”レベルになれば、ファンFの回転速度が高速へ変化する。
【0063】
しかして、本実施形態の空気清浄器を例えば寝室などの静けさが必要な部屋に設置し、運転スイッチSWにより自動モードを選択している状態において、部屋を暗くし上記一定時間T1が経過した後に汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのいずれかが”H”レベルになった場合でもタイマ回路25の出力信号O25が”H”レベルから”L”レベルになるまではファンFが低速回転される。すなわち、ファンFは汚れ検知部2の出力信号OH,OM,OLのうちのどれが”H”レベルであるかに関わらず低速回転される。
【0064】
なお、上記各実施形態では、ファンFの回転速度を3段階で切り替えることができるものについて説明したが、4段階以上で切り換えることができるものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、検知エリア内の人の動きを検知する人感センサと、人感センサにより人の動きが検知されなくなって規定時間が経過した後に汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えているので、人感センサによって人の動きが検知されないような状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができるという効果がある。
【0066】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、寝室や書斎などの静けさが必要な部屋で使用している状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができ、静けさを保つことができるという効果がある。
【0067】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができるという効果がある。
【0068】
請求項5の発明は、請求項3の発明において、ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができるという効果がある。
【0069】
請求項7の発明は、ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、周囲の明るさの基準値に対する明/暗に応じた2値出力が得られる明暗センサと、明暗センサの出力が暗レベルになって規定時間が経過した後であってファンが停止した状態で汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えているので、周囲が暗くなった後に、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができるという効果がある。
【0070】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、寝室や書斎などの静けさが必要な部屋で使用している状態において、ファンを駆動する必要のない一過性の汚れやノイズによる検知出力が汚れ検知部から発生した場合に直ちにファンが駆動されるのを防止することができ、静けさを保つことができるという効果がある。
【0071】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができるという効果がある。
【0072】
請求項11の発明は、請求項9の発明において、ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御するので、より確実に静けさを保つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路ブロック図である。
【図2】同上の汚れ検知部の回路図である。
【図3】同上のモータ制御回路の回路図である。
【図4】同上の制御回路の回路図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図7】同上を示す左側面図である。
【図8】同上を示す右側面図である。
【図9】同上の要部正面図である。
【図10】実施形態2を示し、(a)は正面図、(b)は正面断面図、(c)は側断面図である。
【図11】同上の要部回路図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】実施形態3の要部回路図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】実施形態4の要部回路図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】実施形態5の要部回路図である。
【図18】同上の動作説明図である。
【図19】実施形態6の要部回路図である。
【図20】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ファン制御回路
2 汚れ検知部
2a ダストセンサ
2b ガスセンサ
3 信号処理回路
4 人感センサ
5 制御回路

Claims (11)

  1. ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、検知エリア内の人の動きを検知する人感センサと、人感センサにより人の動きが検知されなくなって規定時間が経過した後に汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とする空気清浄器。
  2. ファンは複数段階で回転速度を切り換え可能であることを特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  3. ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項2記載の空気清浄器。
  4. 制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  5. ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項3記載の空気清浄器。
  6. 汚れ検知部は、ダストを検知するダストセンサと臭い成分ガスを検知するガスセンサとの少なくとも1つからなる汚れセンサと、汚れセンサの検知出力に基づいて空気の汚れに応じた検知出力が得られる信号処理回路とからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の空気清浄器。
  7. ハウジング内に配設され外部の空気を吸い込ませて吹き出させるファンを駆動するファン駆動装置と、ハウジング内に吸い込まれた空気を浄化する空気浄化手段と、空気の汚れに応じた検知出力が得られる汚れ検知部と、周囲の明るさの基準値に対する明/暗に応じた2値出力が得られる明暗センサと、明暗センサの出力が暗レベルになって規定時間が経過した後であってファンが停止した状態で汚れ検知部から検知出力が入力されると所定の遅延時間だけ遅れてファンが駆動されるようにファン駆動装置を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とする空気清浄器。
  8. ファンは複数段階で回転速度を切り換え可能であることを特徴とする請求項7記載の空気清浄器。
  9. ファン駆動装置はファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換え可能であって、制御手段は上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項8記載の空気清浄器。
  10. 制御手段は、上記遅延時間だけ遅れてファンが低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御した後、該低速モードが一定時間維持されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項9記載の空気清浄器。
  11. ファンの回転速度を少なくとも低速モード、中速モード、高速モードの3段階で切り換えて設定するための操作部を備え、制御手段は、操作部により低速モード以外のモードが設定されている場合に上記遅延時間だけ遅れてファン駆動装置を制御するときにファンが一定時間だけ低速モードで駆動されるようにファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項9記載の空気清浄器。
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