JP2000138833A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JP2000138833A
JP2000138833A JP11190474A JP19047499A JP2000138833A JP 2000138833 A JP2000138833 A JP 2000138833A JP 11190474 A JP11190474 A JP 11190474A JP 19047499 A JP19047499 A JP 19047499A JP 2000138833 A JP2000138833 A JP 2000138833A
Authority
JP
Japan
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data
edge
pixel data
pixel
pseudo halftone
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Pending
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JP11190474A
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English (en)
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Norimasa Ariga
徳政 有賀
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Priority to US09/383,566 priority patent/US6791717B1/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パターンマッチングのような膨大な量のデータ
を用意する必要がなく、また、各種の擬似中間調処理を
使用可能にし、しかも、擬似中間調処理が施された文字
や線画のエッジ印刷の品質を向上する。 【解決手段】原画像を擬似中間調に変換し、この変換し
た画像のエッジ部の画素データをエッジ処理手段にて修
正して出力する構成とし、エッジ処理手段は、原画像の
エッジ立上がりに応じた信号を受信するデータ抽出回路
231と、原画像のエッジ立下がりに応じた信号を受信
するデータ合成回路232と、画素データバッファ23
3を備え、データ抽出回路はエッジ立上がり信号に応動
して擬似中間調処理後の画素データが濃度0以外の出力
画素のときにはその画素データを画素データバッファに
格納する。データ合成回路はエッジ立下がり信号に応動
して画素データバッファに格納した画素データを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、擬似中間調
処理を行う印刷装置に適用される画像処理方法及び画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モノクロレーザビームプリンタでは、2
値で黒文字を印字する場合に、スムージング処理を行う
ことで文字の品質向上を図っている。スムージング処理
は文字や線画の輪郭部の線を滑らかに見せるため、文字
のエッジ部に補間ドットを置いて印刷を行わせるための
処理である。しかしながら、中間濃度で文字印刷する場
合は、中間濃度がディザマトリックス法や誤差拡散法な
どの擬似中間調処理を行うため、エッジのぎざぎざ度を
増大させるという問題がある。
【0003】例えば、2値プリンタで32階調の文字を
印刷する場合、図23に示すように、少なくとも4×8
の32画素でディザパターンを構成する必要がある。こ
のようなディザパターンを使用する状況のもとで、例え
ば、ビットマップ展開された図24に示すような濃度が
10%のグレイ文字「B」を印刷する場合を考える。図
25は図24の文字「B」におけるp部の32画素を拡
大したもので、各数値は画素の濃度(%)を示してい
る。このp部を図23に示すディザパターンを使用して
擬似中間調処理を施すと、濃度10%は32値で示すと
「3.2」という値になるので、この値がディザパター
ンの各値を越えるのは「1,2,3」の3つであり、従
って、擬似中間調処理後の出力は図26に示すように図
25の32画素のうち3画素のみが濃度100%とな
り、この3画素のみが濃度100%で印刷され、その他
の29画素は濃度0%、すなわち、印刷されないことに
なる。
【0004】ここで文字のエッジ部分について注目する
と、図25に示すように10%のグレイ文字「B」のp
部分は、左から2列目にエッジ部分が存在するが、擬似
中間調処理を行った図26の画像では元の2列目のエッ
ジ部分の位置の画素は印刷されず、もっと内側の4列
目、5列目の画素が印刷されることになる。従って、例
えば、図23に示すディザパターンが図27に示すよう
な構成で、これを10%のグレイ文字「B」のエッジ部
分に対して図に示すように配置すると、このエッジ部分
は図28に斜線で示すように印刷される。すなわち、本
来真っ直ぐな線であったエッジがディザパターンによっ
てぎざぎざになり、正確なエッジを表現できなくなると
いう問題があった。
【0005】このような問題を解決するものとして、例
えば、特開平10−42141号公報記載のものや特開
平9−294208号公報記載のものが知られている。
特開平10−42141号公報記載のものは、擬似中間
調処理を行った文字の輪郭をパターンマッチングで検出
してデータを補正しスムージング処理を行うというもの
であり、例えば、5×5画素のマッチングパターンを多
数、ROMに格納し、5×5画素の原画像とROM内の
マッチングパターンとを比較して一致したマッチングパ
ターンを検出し、このマッチングパターンに基づいて画
素の置き換えを行ってデータを補正しスムージング処理
を行っている。また、特開平9−294208号公報記
載のものは、複数のスクリーンパターンを用意し、この
スクリーンパターンを画像情報のエッジの状態に対応し
て選択して使用することを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−42141号公報記載のものは、階調数を多く取
るためにディザパターンの画素数を多くするとそれたげ
ディザパターンを構成するデータ量が多くなり、しか
も、マッチングを確実に取るために全ての配列パターン
のディザパターンを用意しなければならず、全てのディ
ザパターンに必要なデータ量が膨大になってしまうとい
う問題があった。
【0007】また、特開平9−294208号公報記載
のものは、ディザパターン処理の一種であるスクリーン
処理に擬似中間調処理が限定され、誤差拡散法などの他
の擬似中間調処理には適用ができないので、汎用性が低
いという問題があった。
【0008】そこで、各請求項記載の発明は、パターン
マッチングのような膨大な量のデータを用意する必要が
なく、また、ディザ法は勿論、誤差拡散法の擬似中間調
処理にも適用できて汎用性を向上でき、しかも、擬似中
間調処理を行った後の文字や線画のエッジ印刷の品質を
向上できる画像処理装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
N階調の原画像からエッジを検出するとともに、N階調
の原画像をM(但し、M<N)値の擬似中間調に変換
し、原画像から検出したエッジの立上がりに対応する擬
似中間調に変換した画像の画素データについて、その画
素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度
0以外の出力画素のときにはその画素データを記憶し、
原画像から検出したエッジの立下がりに対応する擬似中
間調に変換した画像については記憶した画素データを合
成し出力する画像処理方法にある。
【0010】請求項2記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するとともに、N階調の原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換し、原画像から検出
したエッジの立上がりに対応する擬似中間調に変換した
画像の画素データについて、その画素データが濃度0以
外の出力画素か否かを判断し、濃度0以外の出力画素の
ときにはその画素データを記憶するとともに、記憶した
擬似中間調に変換した画像の画素データの画素位置へ濃
度0の画素データを出力し、原画像から検出したエッジ
の立下がりに対応する擬似中間調に変換した画像につい
ては記憶した画素データを合成し出力する画像処理方法
にある。
【0011】請求項3記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するとともに、N階調の原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換し、原画像から検出
したエッジの立上がりに対応する擬似中間調に変換した
画像の画素データについて、その画素データが濃度0以
外の出力画素か否かを判断し、濃度0以外の出力画素の
ときにはその画素データを分割し、この分割した1つの
画素データを記憶し、原画像から検出したエッジの立下
がりに対応する擬似中間調に変換した画像については記
憶した画素データを合成し出力する画像処理方法にあ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するエッジ検出手段と、原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換する擬似中間調処理
手段と、エッジ検出手段から発生する信号に対応して擬
似中間調処理手段により擬似中間調に変換した画像のエ
ッジ部の画素データを変換して出力するエッジ処理手段
とからなり、エッジ処理手段は、擬似中間調処理手段に
より原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力す
るとともにエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
出手段からの画素データを格納する画素データバッファ
と、データ抽出手段からの画素データを入力するととも
にエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信
号を受信するデータ合成手段とを備え、データ抽出手段
は、原画像から検出したエッジの立上がりに対応する擬
似中間調に変換した画像の画素データについて、その画
素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度
0以外の出力画素のときにはその画素データを画素デー
タバッファに格納し、データ合成手段は、原画像のエッ
ジ立下がり信号に対応する擬似中間調に変換した画像に
ついては画素データバッファに格納した画素データをデ
ータ抽出手段から入力される画素データに合成して出力
する画像処理装置にある。
【0013】請求項5記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するエッジ検出手段と、原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換する擬似中間調処理
手段と、エッジ検出手段から発生する信号に対応して擬
似中間調処理手段により擬似中間調に変換した画像のエ
ッジ部の画素データを変換して出力するエッジ処理手段
とからなり、エッジ処理手段は、擬似中間調処理手段に
より原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力す
るとともにエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
出手段からの画素データを格納する画素データバッファ
と、データ抽出手段からの画素データを入力するととも
にエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信
号を受信するデータ合成手段とを備え、データ抽出手段
は、原画像から検出したエッジの立上がりに対応する擬
似中間調に変換した画像の画素データについて、その画
素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度
0の出力画素のときには濃度0の画素データをデータ合
成手段へ出力し、濃度0以外の出力画素のときにはその
画素データを画素データバッファに格納し、データ合成
手段は、データ抽出手段から入力される画素データを出
力するとともに、原画像のエッジ立下がり信号に対応す
る擬似中間調に変換した画像については画素データバッ
ファに格納した画素データをデータ抽出手段から入力さ
れる画素データに合成して出力する画像処理装置にあ
る。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像処理装置において、データ抽出手段は、濃度0以外の
画素データを画素データバッファに格納したとき、その
画素データを濃度0の画素データに変換してデータ合成
手段へ出力することにある。請求項7記載の発明は、請
求項5記載の画像処理装置において、データ抽出手段
は、濃度0以外の画素データを画素データバッファに格
納したとき、その画素データをそのままデータ合成手段
にも出力することにある。
【0015】請求項8記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するエッジ検出手段と、原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換する擬似中間調処理
手段と、エッジ検出手段から発生する信号に対応して擬
似中間調処理手段により擬似中間調に変換した画像のエ
ッジ部の画素データを変換して出力するエッジ処理手段
とからなり、エッジ処理手段は、擬似中間調処理手段に
より原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力す
るとともにエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
出手段からの画素データを予め設定した条件に基づいて
分割する分割手段と、この分割手段にて分割した画素デ
ータの1つを格納する画素データバッファと、データ抽
出手段及び分割手段からの画素データを入力するととも
にエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信
号を受信するデータ合成手段とを備え、データ抽出手段
は、原画像から検出したエッジの立上がりに対応する擬
似中間調に変換した画像の画素データについて、その画
素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度
0以外の出力画素のときにはその画素データを分割手段
に出力し、データ合成手段は、原画像のエッジ立下がり
信号に対応する擬似中間調に変換した画像については分
割手段で分割後画素データバッファに格納した画素デー
タをデータ抽出手段から入力される画素データに合成し
て出力する画像処理装置にある。
【0016】請求項9記載の発明は、N階調の原画像か
らエッジを検出するエッジ検出手段と、原画像をM(但
し、M<N)値の擬似中間調に変換する擬似中間調処理
手段と、エッジ検出手段から発生する信号に対応して擬
似中間調処理手段により擬似中間調に変換した画像のエ
ッジ部の画素データを変換して出力するエッジ処理手段
とからなり、エッジ処理手段は、擬似中間調処理手段に
より原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力す
るとともにエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
出手段からの画素データを予め設定した条件に基づいて
分割する分割手段と、この分割手段にて分割した画素デ
ータの1つを格納する画素データバッファと、データ抽
出手段及び分割手段からの画素データを入力するととも
にエッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信
号を受信するデータ合成手段とを備え、データ抽出手段
は、原画像から検出したエッジの立上がりに対応する擬
似中間調に変換した画像の画素データについて、その画
素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度
0の出力画素のときにはその濃度0の画素データをデー
タ合成手段へ出力し、濃度0以外の出力画素のときには
その画素データを分割手段に出力し、データ合成手段
は、データ抽出手段及び分割手段からの画素データを合
成して出力するとともに、原画像のエッジ立下がり信号
に対応する擬似中間調に変換した画像については分割手
段で分割後画素データバッファに格納した画素データを
データ抽出手段から入力される画素データに合成して出
力する画像処理装置にある。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像処理装置において、データ抽出手段は、濃度0以外
の画素データを画素データバッファに格納したとき、そ
の画素データを濃度0の画素データに変換してデータ合
成手段へ出力することにある。請求項11記載の発明
は、請求項9記載の画像処理装置において、データ抽出
手段は、濃度0以外の画素データを画素データバッファ
に格納したとき、その画素データをそのままデータ合成
手段にも出力することにある。
【0018】請求項12記載の発明は、N階調の原画像
からエッジを検出するエッジ検出手段と、原画像をM
(但し、M<N)値の擬似中間調に変換する擬似中間調
処理手段と、エッジ検出手段から発生する信号に対応し
て擬似中間調処理手段により擬似中間調に変換した画像
のエッジ部の画素データを変換して出力するエッジ処理
手段とからなり、エッジ処理手段は、擬似中間調処理手
段により原画像を擬似中間調に変換した画素データを入
力するとともにエッジ検出手段で検出した原画像のエッ
ジ立上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデー
タ抽出手段からの画素データを入力するとともにエッジ
検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信号を受信
するデータ合成手段とを備え、データ抽出手段は、原画
像から検出したエッジの立上がりに対応する擬似中間調
に変換した画像の画素データについて、その画素データ
が濃度0以外の出力画素か否かを判断し、濃度0の出力
画素のときには濃度0の画素データをデータ合成手段へ
出力し、濃度0以外の出力画素のときにはその画素デー
タを保持し、データ合成手段は、データ抽出手段から入
力される画素データを出力するとともに、原画像のエッ
ジ立下がり信号に対応する擬似中間調に変換した画像に
ついてはデータ抽出手段で保持した画素データを選択し
て出力する画像処理装置にある。請求項13記載の発明
は、請求項4、5、8、9又は12記載の画像処理装置
において、エッジ検出手段及び擬似中間調処理手段は、
原画像のデータを処理する向きを1又は複数のライン単
位で反転させることにある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。なお、この実施の形態は本発明を印刷シ
ステムに適用したものについて述べる。 (第1の実施の形態)この実施の形態は擬似中間調処理
にディザ法を使用した場合について述べる。図1はシス
テム全体の構成を示すブロック図で、1は印刷データを
作成、あるいは外部から取込んで出力するホストコンピ
ュータ、2は印刷装置である。
【0020】前記印刷装置2は画像処理部3とプリンタ
エンジン4とからなり、前記画像処理部3はホストコン
ピュータ1からホストインターフェースを介して入力さ
れる画像データを処理しビットマップに展開し、これを
エンジンインターフェースを介して前記プリンタエンジ
ン4に出力するようになっている。
【0021】前記プリンタエンジン4は、画像処理部3
からのビットマップ展開されたデータに基づいて印字ヘ
ッド等のプリンタ機構部を駆動して用紙にドット印字す
るようになっている。前記ホストコンピュータ1からの
文字の印刷データは、図2に示すように、印刷の位置、
フォント名、大きさ、文字濃度、文字コードの各情報か
らなり、前記画像処理部3はこの情報に基づいて印刷デ
ータをビットマップ展開する。
【0022】前記画像処理部3は、図3に示すように、
制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)11、こ
のCPU11が画像処理するために各部を制御するプロ
グラムデータ等を格納したROM(リード・オンリー・
メモリ)12、前記ホストコンピュータ1とデータの送
受信を行うホストインターフェース13、ワークRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)14、画像RAM1
5、擬似中間調処理部16及び出力バッファ17からな
り、前記CPU11、ROM12、ホストインターフェ
ース13、ワークRAM14、画像RAM15及び擬似
中間調処理部16はバスライン18によって互いに電気
的に接続し、前記出力バッファ17は前記擬似中間調処
理部16に直接接続している。
【0023】前記CPU11はROM12のプログラム
データに基づいて図7に示す処理を行うようになってい
る。すなわち、S1にて、ホストインターフェース13
を介してホストコンピュータ1から送信される印刷のた
めの文字データを受信し、ワークRAM14に順次格納
する。そして、1ページ分のデータ受信を終了すると、
S2にて、文字データのフォント名、大きさ、文字コー
ドに基づいて文字のビットマップフォントを作成する。
【0024】続いて、S3にて、文字データに濃度情報
を付加することで1画素1ビットのデータを1画素1バ
イトのデータに変換してワークRAM14の所定のアド
レスに格納する。そして、S4にて、ワークRAM14
に格納した1画素1バイトのデータを印刷の位置に合う
ようにページバッファである画像RAM15の適切なア
ドレスに転送する。
【0025】こうして、画像RAM15に対して1ペー
ジ分の文字データの展開が終了すると、S5にて、擬似
中間調処理部16の動作を開始する。前記擬似中間調処
理部16は、画像RAM15に格納されている文字デー
タを画像データとしてアドレスに従って順次読込んで擬
似中間調処理を行い、出力バッファ17に格納する。こ
の出力バッファ17は、プリンタエンジン4へのデータ
の送信の同期やデータの並び換えのために使用される。
そして、前記出力バッファ17に格納されたデータに基
づいて前記プリンタエンジン4はドット印字動作を行う
ことになる。
【0026】前記擬似中間調処理部16は、図4に示す
ように、擬似中間調処理手段21、エッジ検出手段22
及びエッジ処理手段23からなり、前記画像RAM15
に格納されている原画像を1ライン毎に前記擬似中間調
処理手段21にて擬似中間調処理する。前記擬似中間調
処理手段21が、例えば、図23に示すディザパターン
で擬似中間調処理を行う場合は、原画像データの画素の
濃度がその画素に対応するディザパターンの閾値よりも
大きければ出力が「1=FF」になり、閾値以下であれば
出力が「0」になる。従って、例えば、原画像データが
図5の(a)に示す内容であれば出力データは図5の(b)に
示すようになる。そして、前記擬似中間調処理手段21
で擬似中間調処理した後の画素データdを前記エッジ処
理部23に供給している。
【0027】前記エッジ検出手段22は原画像データか
ら文字のエッジを検出する。すなわち、前記画像RAM
15に格納されている原画像に対して、参照画素と直前
の画素を比較し、変化がなければ信号を出力せず、ま
た、変化があればエッジ立上がり信号あるいはエッジ立
下がり信号を出力する。
【0028】例えば、図5の(a)の原画像データにおい
て、参照画素がB−aの場合データは「0」であり、そ
の直前の画素A−aはB−aと同じデータ「0」なの
で、この場合は信号を出力しない。次に参照画素が隣の
画素C−aに移動すると、このデータは「1A」となっ
ており、その直前の画素B−aが「0」なので、この場
合はエッジ立上がり信号を出力する。こうして参照画素
を順次移動させ、参照画素がG−aからH−aに移動す
ると、このデータは「0」となっており、その直前の画
素G−aが「1A」なので、この場合はエッジ立下がり
信号を出力する。そして、前記エッジ検出手段22から
のエッジ立上がり信号及びエッジ立下がり信号を前記エ
ッジ処理手段23に供給している。
【0029】前記エッジ処理手段23は、図6に示すよ
うに、データ抽出手段であるデータ抽出回路231、デ
ータ合成手段であるデータ合成回路232及び画素デー
タバッファ233からなり、前記擬似中間調処理手段2
1からの擬似中間調処理の終了した画素データdを前記
データ抽出回路231に供給している。また、前記エッ
ジ検出手段22からのエッジ立上がり信号を前記データ
抽出回路231に供給するとともにエッジ立下がり信号
を前記データ合成回路232に供給している。従って、
前記データ抽出回路231ではエッジ部分が検出された
画素位置と、それと同じ位置の擬似中間調処理済みの画
素データを検出できることになる。
【0030】前記データ抽出回路231は、図8に示す
ように、CPU(中央処理装置)2311、このCPU
2311が画像処理するために各部を制御するプログラ
ムデータを格納したROM(リード・オンリー・メモ
リ)2312、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
2313、擬似中間調処理済みの画素データを受取るI
/F(インターフェース)2314、エッジ立上がり信
号を受信するI/F2315、前記画素データバッファ
233に画素データを出力するI/F2316、前記デ
ータ合成回路232に画素データを出力するI/F23
17からなり、これらは互いにバスライン2318によ
って電気的に接続されている。
【0031】前記CPU2311は、ROM2312の
プログラムデータに基づいて図9に示す処理を行うよう
になっている。すなわち、先ず、S11にて、擬似中間調
処理済みの画素データを受取るI/F2314から画素
データを受取ると、S12にて、RAM2313内にある
エッジ検出フラグを調べる。このエッジ検出フラグはす
でにエッジ立上がり信号を受信したか否かを示すフラグ
で、初期状態は「0」になっており、エッジ立上がり信
号を受信すると「1」にセットされるようになってい
る。
【0032】エッジ検出フラグが「0」であればまだエ
ッジ立上がり信号を受信していないので、S13にて、エ
ッジ立上がり信号を受信するI/F2315を介してエ
ッジ立上がり信号を調べる。そして、エッジ立上がり信
号が受信されていなければ、S14にて、擬似中間調処理
済みの画素データを受取るI/F2314から受取った
画素データをI/F2317を介して前記データ合成回
路232に出力する。
【0033】また、S13にて、エッジ立上がり信号の受
信を確認すると、S15にて、I/F2314から受取っ
た画素データを調べる。画素データが濃度「0」であれ
ば、S16にて、エッジ検出フラグを「1」にし、S14に
て、画素データをI/F2317を介して前記データ合
成回路232に出力する。また、画素データが「0」で
無ければ、S17にて、エッジ検出フラグを「0」にし、
S18にて、画素データをI/F2316を介して前記画
素データバッファ233に出力し、さらに、S19にて、
画素データを「0」に変換してからI/F2317を介
して前記データ合成回路232に出力する。
【0034】また、S12にて、エッジ検出フラグがすで
に「1」になっていると、S20にて、I/F2314か
ら受取った画素データを調べる。画素データが濃度
「0」であれば、S21にて、画素データをI/F231
7を介して前記データ合成回路232に出力する。ま
た、画素データが「0」で無ければ、S17にて、エッジ
検出フラグを「0」にし、S18にて、画素データをI/
F2316を介して前記画素データバッファ233に出
力し、さらに、S19にて、画素データを「0」に変換し
てからI/F2317を介して前記データ合成回路23
2に出力する。
【0035】従って、例えば、原画像として、図5の
(a)のC−bの画素「1A」が擬似中間調処理手段21
とエッジ検出手段22に入力すると、擬似中間調処理手
段21にて図5の(b)のC−bの画素「0」に変換され
てエッジ処理手段23のデータ抽出回路231に入力さ
れる。同時に、エッジ検出手段22にてエッジの立上が
りが検出され、エッジ立上がり信号がデータ抽出回路2
31に入力される。前記データ抽出回路231は、エッ
ジ立上がり信号によりエッジ位置における擬似中間調処
理済みの画素データC−bを検出するが、この画素デー
タが「0」であるので、この画素データをそのままデー
タ合成回路232に出力し、次の画素データが出力画素
であるか検出する。次の画素データD−bは出力画素
「FF」となっているので、この画素データを画素データ
バッファ233に出力し、代わりにこの画素データを濃
度「0」の画素データに変換してデータ合成回路232
に出力する。
【0036】次の画素データE−bは出力画素「FF」と
なっており、また、このときにはエッジ検出手段22か
らのエッジ立上がり信号の出力がないので、データ抽出
回路231は画素データE−b「FF」をそのままデータ
合成回路232に出力する。こうしてエッジ処理手段2
3は画素位置を順次移動させながら処理を行い、原画像
がG−bからH−bに移行するとエッジ検出手段22か
らエッジ立下がり信号がデータ合成回路232に供給さ
れる。これにより、データ合成回路232は、前記画素
データバッファ233に格納してあった画素データ「F
F」を出力する。そして、データ抽出回路231とデー
タ合成回路232とでは1画素分の処理の遅延があるた
め、エッジ検出手段22にて原画像の画素H−bのとき
エッジの立下がりを検出するが、データ合成回路232
から出力する画素データ「FF」は画素G−bのデータと
なる。
【0037】こうして原画像の画素を順次移動させつつ
処理を行い、1ラインの画素についての処理が終了する
と次のラインの処理に移行する。そして、次のラインの
時には前ラインとは画素処理の移動方向を反転させる。
すなわち、前ラインにおいて終端となった画素位置側か
ら処理を開始する。このように各ライン毎に画素処理の
移動方向を交互に反転させることにより、出力画素「F
F」が片方のエッジに集中するのを防止できる。
【0038】このような処理を行うことで、前記擬似中
間調処理部16は図5の(a)に示す原画像データを入力
して図10に示す画素データを出力することになる。す
なわち、bラインではG−bの画素位置が画素データ
「FF」となり、cラインではC−cの画素位置が画素デ
ータ「FF」となり、出力する画素位置が原画像に対応し
た本来のエッジ位置に出力されることになる。
【0039】このようにして擬似中間調処理部16にて
擬似中間調処理が施された画素データは出力バッファ1
7に順次格納され、1ページ分の処理が終了すると出力
バッファ17に格納したデータをプリンタエンジン4へ
の出力形式に沿ったデータ列に変換してプリンタエンジ
ン4に出力される。こうしてプリンタエンジン4は印字
ヘッドを駆動し用紙に対してドット印字を行うことにな
る。
【0040】このように擬似中間調処理部16において
原画像を擬似中間調処理する場合に、原画像のエッジ位
置に対応した位置にできる限り出力画素を位置させるこ
とができるので、文字や線画を印刷する場合にエッジの
ぎざぎざを目立たなくして原画像に忠実なエッジ部分の
再現ができ、エッジ印刷の品質を向上できる。また、パ
ターンマッチングのような膨大な量のデータを用意する
必要がない。
【0041】なお、ここでは印刷データが文字の場合を
例として説明したが、ホストコンピュータ1からの印刷
データが、図11に示すように、印刷の位置、図形のI
D、濃度、移動点の各情報からなる場合には、画像処理
部3は図形の印刷データをビットマップ展開することが
できるので、図形のエッジについても適用可能である。
また、文字情報と図形情報を混在させることにより、文
字と図形が混在した印刷の場合であってもエッジ品質の
向上が可能になる。
【0042】なお、この実施の形態では擬似中間調処理
部16が原画像データを1ライン毎に擬似中間調処理す
るときの画素の移動方向を1ライン毎に反転したが必ず
しもこれに限定するものではなく、2ライン毎、あるい
は3ライン毎に反転してもよく、要は、1又は複数のラ
イン単位で行えばよく何ライン毎に行うかは限定するも
のではない。
【0043】(第2の実施の形態)この実施の形態は擬
似中間調処理に誤差拡散法を使用した場合について述べ
る。なお、全体のハード構成については前述した第1の
実施の形態と基本的には同一である。異なる点は、図4
における擬似中間調処理手段の構成である。
【0044】この実施の形態における擬似中間調処理手
段211は、図12に示すように、第1の加算器31を
設け、この第1の加算器31に原画像データ、誤差バッ
ファ32から読出された前ラインからの誤差及び第1の
ラッチ回路33から出力される左横画素からの誤差を供
給している。前記第1の加算器31は原画像に誤差バッ
ファ32からの誤差及び第1のラッチ回路33からの誤
差を加算し、その加算結果をルックアップテーブル34
への入力値としている。
【0045】前記ルックアップテーブル34には、図1
3に示すように、注目画素*に対する誤差配分係数a
(例えば、5/10),b(例えば、3/10),c
(例えば、1/10),d(例えば、1/10)に従っ
て配分される誤差e1,e2,e3,e4が格納されて
おり、前記誤差バッファ32などを介して他の画素へ誤
差として配分するようになっている。すなわち、前記ル
ックアップテーブル34は、誤差配分係数aに従って配
分される誤差e1を前記第1のラッチ回路33に供給
し、誤差配分係数bに従って配分される誤差e2を第2
の加算器35に供給し、誤差配分係数cに従って配分さ
れる誤差e3を第3の加算器36に供給し、誤差配分係
数dに従って配分される誤差e4を第2のラッチ回路3
7に供給している。
【0046】そして、前記第2のラッチ回路37にラッ
チした誤差e4を前記第3の加算器36に供給し、この
加算器36で誤差e3と誤差e4を加算し、その加算結
果を第3のラッチ回路38に供給している。前記第3の
ラッチ回路38にラッチした誤差を前記第2の加算器3
5に供給し、この加算器35で誤差e2とラッチ回路3
8からの誤差を加算し、その加算結果を前記誤差バッフ
ァ32に格納するようにしている。
【0047】前記ルックアップテーブル34は、前記第
1の加算器31からのデータを入力値とし、テーブル内
容に従って擬似中間調処理した出力画素データdを決定
し、この画素データdをエッジ処理手段23に供給する
ようになっている。
【0048】このような擬似中間調処理手段211を使
用することで、例えば、図5の(a)に示すような原画像
データが入力すると、擬似中間調処理により図14に示
すような出力画素データdに変換してエッジ処理手段2
3に出力する。前記エッジ処理手段23では第1の実施
の形態と同様に、エッジ検出手段22からのエッジ立上
がり信号及びエッジ立下がり信号によって入力する画素
データを処理し、例えば、図14に示す画素データを図
15に示す画素データに変換して出力する。この画素デ
ータは出力バッファ17に格納される。
【0049】このように、擬似中間調処理として、誤差
拡散法を使用した場合においても、擬似中間調処理した
後の画素データをエッジ処理手段23にて同様の処理を
行うことで原画像のエッジ位置に対応した位置にできる
限り出力画素を位置させることができる。従って、この
実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効
果が得られるものである。
【0050】(第3の実施の形態)この実施の形態は擬
似中間調処理にディザ法を使用した場合について述べ
る。なお、全体のハード構成については前述した第1の
実施の形態と基本的には同一である。異なる点は、図4
におけるエッジ処理手段の構成であり、この実施の形態
におけるエッジ処理手段43は3値の画素を表現できる
プリンタエンジンに適応したものについて述べる。
【0051】前記エッジ処理手段43は、図16に示す
ように、データ抽出回路431、データ合成回路43
2、画素データバッファ433、分割器434及び加算
器435からなり、擬似中間調処理手段21からの擬似
中間調処理の終了した画素データdを前記データ抽出回
路431に供給している。また、エッジ検出手段22か
らのエッジ立上がり信号を前記データ抽出回路431に
供給するとともにエッジ立下がり信号を前記データ合成
回路432に供給している。従って、前記データ抽出回
路431ではエッジ部分が検出された画素位置と、それ
と同じ位置の擬似中間調処理済みの画素データを検出で
きることになる。
【0052】前記データ抽出回路431は、エッジ部分
が検出された画素位置における、擬似中間調処理済みの
画素データに濃度「0」以外の出力画素が存在すれば、
その画素データを前記分割器434に供給し、代わりに
濃度「0」の画素データを前記加算器435に出力する
ようになっている。また、擬似中間調処理済みの画素デ
ータに出力画素が存在しない場合やエッジ立上がり信号
の発生がない場合、前記分割器434に濃度「0」の画
素データを供給するようになっている。
【0053】前記分割器434は、図17に示すルック
アップテーブルで構成され、このテーブル内容に基づい
て入力に対する加算器435への出力O1 と画素データ
バッファ433への出力O2 が決定されるようになって
いる。すなわち、入力が濃度「0」の画素データであれ
ば出力O1及びO2は共に濃度「0」の画素データとな
り、入力が濃度「7F」の画素データであれば出力O1は
濃度「0」の画素データ、出力O2は濃度「7F」の画素
データとなり、入力が濃度「FF」の画素データであれば
出力O1及びO2は共に濃度「7F」の画素データとなる。
そして、前記画素データバッファ433は分割器434
からの画素データを格納するようになっている。
【0054】前記加算器435は、分割器434からの
画素データと前記データ抽出回路431からの画素デー
タを加算し、その加算結果を前記データ合成回路432
に出力するようになっている。前記データ合成回路43
2は、エッジ検出手段22からエッジ立下がり信号が入
力されないときには前記加算器435の出力を出力バッ
ファ17に供給し、エッジ検出手段22からエッジ立下
がり信号の入力があると前記加算器435の出力の代わ
りに前記画素データバッファ433の画素データを受け
取って出力バッファ17に供給するようになっている。
【0055】このような構成においては、擬似中間調処
理手段21に原画像として図5の(a)のデータが入力さ
れると、ディザ法の擬似中間調処理により図5の(b)に
示す画素データに変換される。この擬似中間調処理され
た画素データdがデータ抽出回路431に入力する。
【0056】例えば、図5の(b)の画素C−bの場合、
この画素は図5の(a)の原画像C−bに対応し、エッジ
検出手段22は原画像C−bによりエッジの立上がりを
検出してエッジ立上がり信号を出力する。このエッジ立
上がり信号によりデータ抽出回路431は擬似中間調処
理された画素C−bを検出する。しかし、擬似中間調処
理された画素C−bは濃度「0」の画素データで出力画
素が存在しないのでデータ抽出回路431は次の画素デ
ータD−bを検出する。画素データD−bは濃度「FF」
の画素データとなっているので、この画素データを分割
器434に出力するとともに濃度「0」の画素データを
加算器435に出力する。
【0057】分割器434はルックアップテーブルに従
って濃度「FF」の画素データを濃度「7F」の2つの画素
データに分割し、一方を画素データバッファ433に格
納し、他方を加算器435に供給する。加算器435に
はこのときデータ抽出回路431から濃度「0」の画素
データが入力されているので、0+7F=7Fの加算処
理を行って濃度「7F」の画素データをデータ合成回路4
32に出力する。データ合成回路432ではこのときエ
ッジ立下がり信号の入力がないので、濃度「7F」の画素
データを出力バッファ17に供給する。
【0058】次の画素データE−bは濃度「FF」の画素
データとなっているが、このときはエッジ検出手段22
からエッジ立上がり信号が発生しないので、データ抽出
回路431はこの濃度「FF」の画素データをそのまま加
算器435に出力し、また、濃度「0」の画素データを
分割器434に出力する。従って、分割器434から加
算器435に入力するデータも濃度「0」の画素データ
となるので、加算器435から濃度「FF」の画素データ
がデータ合成回路432に供給される。
【0059】このときデータ合成回路432にはエッジ
立下がり信号の入力が無いので、データ合成回路432
は加算器435からの濃度「FF」の画素データをそのま
ま出力バッファ17に供給する。同様にして次の画素デ
ータF−bは濃度「0」の画素データとなっているの
で、データ合成回路432は加算器435からの濃度
「0」の画素データをそのまま出力バッファ17に供給
する。
【0060】そして、画素データH−bがデータ抽出回
路431に入力する時、エッジ検出手段22は原画像デ
ータからエッジの立下がりを検出してエッジ立下がり信
号を出力する。このときデータ合成回路232では1画
素前の画素G−bを処理している。そして、エッジ検出
手段22からのエッジ立下がり信号を入力すると、デー
タ合成回路232は画素データバッファ433に格納し
てある濃度「7F」の画素データを読込んで出力バッファ
17に供給する。
【0061】このような処理を画素毎に繰返し、1ライ
ンの処理が終了すると次のラインの処理を開始する。そ
して、次のラインは前のラインとは画素処理の移動方向
を反転させる。すなわち、前ラインにおいて終端となっ
た画素位置側から処理を開始する。このように各ライン
毎に画素処理の移動方向を交互に反転させることによ
り、出力画素「FF」又は「7F」が片方のエッジに集中す
るのを防止できる。
【0062】このような処理を行うことで、前記擬似中
間調処理部16は図5の(a)に示す原画像データを入力
して図18に示す画素データを出力することになる。す
なわち、bラインではG−bの画素位置が画素データ
「7F」となり、cラインではC−cの画素位置が画素デ
ータ「7F」となり、出力する画素位置が原画像に対応し
た本来のエッジ位置に出力されることになる。
【0063】このようにして擬似中間調処理部16にて
擬似中間調処理が施された画素データは出力バッファ1
7に順次格納され、1ページ分の処理が終了すると出力
バッファ17に格納したデータをプリンタエンジン4へ
の出力形式に沿ったデータ列に変換してプリンタエンジ
ン4に出力される。こうしてプリンタエンジン4は印字
ヘッドを駆動し用紙に対してドット印字を行うことにな
る。
【0064】このようにこの実施の形態においても擬似
中間調処理部16において原画像を擬似中間調処理する
場合に、原画像のエッジ位置に対応した位置にできる限
り出力画素を位置させることができるので、前述した各
実施の形態と同様に、文字や線画を印刷する場合にエッ
ジのぎざぎざを目立たなくして原画像に忠実なエッジ部
分の再現ができ、エッジ印刷の品質を向上できる。ま
た、パターンマッチングのような膨大な量のデータを用
意する必要がない。
【0065】なお、この実施の形態では擬似中間調処理
部16が原画像データを1ライン毎に擬似中間調処理す
るときの画素の移動方向を1ライン毎に反転したが必ず
しもこれに限定するものではなく、2ライン毎、あるい
は3ライン毎に反転してもよく、要は、1又は複数のラ
イン単位で行えばよく何ライン毎に行うかは限定するも
のではない。
【0066】また、この実施の形態における擬似中間調
処理はディザ法を使用した擬似中間調処理について述べ
たが、この実施の形態においても第2の実施の形態に記
載した誤差拡散法を使用した擬似中間調処理が適用でき
るのは勿論である。また、この実施の形態においては3
値の表現ができるプリンタエンジンに適用したものにつ
いて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、図
17に示す分割器434のルックアップテーブルのデー
タ内容を変更することで4値以上のプリンタエンジンに
対しても適応が可能である。
【0067】(第4の実施の形態)この実施の形態は、
データ抽出手段が濃度0以外の出力画素のデータを画素
データバッファへ格納したとき、この格納した画素位置
の画素データと同一の画素データをデータ合成手段へ出
力する画像処理装置について述べる。なお、全体のハー
ド構成については前述した第1の実施の形態と基本的に
は同一である。異なる点は、図6におけるデータ抽出回
路の構成である。
【0068】この実施の形態におけるデータ抽出回路2
41は、図19に示すように、擬似中間調処理済みの画
素データdを入力するラッチ回路2411、エッジ立上
がり信号をトリガーとするラッチ回路2412、オア回
路2413及びアンド回路2414により構成してい
る。そして、入力される擬似中間調処理済みの画素デー
タdは前記ラッチ回路2411に入力するとともにデー
タ合成回路232に出力し、さらに、前記オア回路24
13にも入力するようになっている。また、前記ラッチ
回路2412はエッジ立上がり信号を受信すると、信号
をトリガーとして前記アンド回路2414に原画像のエ
ッジの検出を示す信号が出力されるようになっている。
【0069】従って、前記ラッチ回路2412はエッジ
立上がり信号を受信し、前記オア回路2413に濃度が
「0」でない画素データが入力すると、ラッチ回路24
12の出力とオア回路2413の出力によってアンド回
路2414の論理積が成立し、このアンド回路2414
から前記ラッチ回路2411にトリガーが供給され、こ
れにより、前記ラッチ回路2411は入力する画素デー
タdを画素データバッファ233に出力することにな
る。
【0070】従って、例えば、原画像として、図5の
(a)のC−bの画素「1A」が擬似中間調処理手段21
とエッジ検出手段22に入力すると、擬似中間調処理手
段21にて図5の(b)のC−bの画素「0」に変換され
てエッジ処理手段23のデータ抽出回路241に入力さ
れる。同時に、エッジ検出手段22にてエッジの立上が
りが検出され、エッジ立上がり信号がデータ抽出回路2
41に入力される。
【0071】前記データ抽出回路241は、エッジ立上
がり信号をラッチ回路2412にトリガーとして入力
し、このラッチ回路2412からアンド回路2414に
原画像のエッジを検出したことを知らせる信号を出力す
る。
【0072】このとき、原画像のエッジ位置における擬
似中間調処理済みの画素データC−bはそのままデータ
合成回路232に出力されるが、同時に、ラッチ回路2
411及びオア回路2413にも供給される。しかし、
この画素データが「0」のためオア回路2413からア
ンド回路2414に信号が出力されず、ラッチ回路24
11にアンド回路2414からトリガーが供給されるこ
とはない。従って、ラッチ回路2411から画素データ
バッファ233に画素データが出力されることはない。
【0073】次の画素データD−bは出力画素「FF」と
なっているので、オア回路2413からアンド回路24
14に信号が出力される。これにより、アンド回路24
14からラッチ回路2411にトリガーが供給され、こ
のラッチ回路2411から画素データバッファ233に
画素データが出力される。同時にアンド回路2414の
出力によってラッチ回路2412がクリアされる。
【0074】従って、この実施の形態においても擬似中
間調処理部16にて原画像を擬似中間調処理する場合
に、原画像のエッジ位置に対応した位置にできる限り出
力画素を位置させることができるので、前述した各実施
の形態と同様に、文字や線画を印刷する場合にエッジの
ぎざぎざを目立たなくしてエッジ印刷の品質を向上でき
る。
【0075】(第5の実施の形態)この実施の形態は前
述した各実施の形態とは異なってエッジ処理手段として
画素データバッファ233を使用しない構成になってい
る。その他のハード構成については前述した第1の実施
の形態と基本的には同一である。
【0076】この実施の形態におけるエッジ処理手段5
3は、図20に示すように、前述した第4の実施の形態
と同一構成のデータ抽出回路531とデータ合成回路5
32からなり、両者がバスAとバスBによって電気的に
接続されている。データ抽出回路531は、図19に示
すように、2つのラッチ回路2411,2412と、オ
ア回路2413、アンド回路2414で構成されるが、
このデータ抽出回路531は、データ合成回路532へ
の画素データの直接の出力がバスBを介して行われ、ま
た、ラッチ回路2411から画素データバッファ233
への画素データの出力に代えてバスAを介してデータ合
成回路232に画素データを出力するようになってい
る。
【0077】前記データ合成回路532は、図21に示
すように、セレクタ5321によって構成され、エッジ
立下がり信号のないときにはセレクト信号によりバスB
を選択し、エッジ立下がり信号の入力があるとセレクト
信号によりバスAを選択するようになっている。
【0078】このような構成のデータ抽出回路531に
おいては、擬似中間調処理手段21から入力された擬似
中間調処理済みの画素データdは常にバスBを介してデ
ータ合成回路532に出力する。また、エッジ立上がり
信号を受信すると、ラッチ回路2412はそのエッジ立
上がり信号をトリガーとしてアンド回路2414に原画
像のエッジの検出を示す信号を出力する。また、濃度が
「0」でない画素データdを入力するとオア回路241
3はアンド回路2414に信号を出力する。
【0079】従って、濃度が「0」でない擬似中間調処
理済みの画素データdが入力し、また、エッジ立上がり
信号を受信すると、ラッチ回路2412の出力とオア回
路2413の出力によってアンド回路2414の論理積
が成立し、このアンド回路2414からラッチ回路24
11にトリガーが供給され、これにより、ラッチ回路2
411は入力する画素データdをバスAを介してデータ
合成回路532に出力することになる。
【0080】従って、例えば、原画像として、図5の
(a)のC−bの画素「1A」が擬似中間調処理手段21
とエッジ検出手段22に入力すると、擬似中間調処理手
段21にて図5の(b)のC−bの画素「0」に変換され
てエッジ処理手段53のデータ抽出回路531に入力さ
れる。同時に、エッジ検出手段22にてエッジの立上が
りが検出され、エッジ立上がり信号がデータ抽出回路5
31に入力される。データ抽出回路241は、エッジ立
上がり信号をラッチ回路2412にトリガーとして入力
し、このラッチ回路2412からアンド回路2414に
原画像のエッジを検出したことを知らせる信号を出力す
る。
【0081】このとき、原画像のエッジ位置における擬
似中間調処理済みの画素データC−bはバスBを介して
データ合成回路232に出力されるが、同時に、ラッチ
回路2411及びオア回路2413にも供給される。し
かし、この画素データが「0」のためオア回路2413
からアンド回路2414に信号が出力されず、ラッチ回
路2411にアンド回路2414からトリガーが供給さ
れることはない。従って、ラッチ回路2411からバス
Aに画素データが出力されることはない。
【0082】次の画素データD−bは出力画素「FF」と
なっているので、オア回路2413からアンド回路24
14に信号が出力される。これにより、アンド回路24
14からラッチ回路2411にトリガーが供給され、こ
のラッチ回路2411からバスAに画素データが出力さ
れる。同時にアンド回路2414の出力によってラッチ
回路2412がクリアされる。
【0083】その後、エッジ処理手段53は画素位置を
順次移動させながら処理を行い、図5の(a)に示す原画
像がG−bからH−bに移行すると、エッジ検出手段2
2からエッジ立下がり信号がデータ合成回路532に供
給される。このエッジ立下がり信号によりセレクタ53
21は入力をバスBからバスAに切替える。このときバ
スBの画素データは「00」になっているが、バスAの画
素データは「FF」になっており、データ合成回路532
から画素データ「FF」が出力することになる。
【0084】従って、この実施の形態においても擬似中
間調処理部16にて原画像を擬似中間調処理する場合
に、原画像のエッジ位置に対応した位置にできる限り出
力画素を位置させることができるので、前述した各実施
の形態と同様に、文字や線画を印刷する場合にエッジの
ぎざぎざを目立たなくしてエッジ印刷の品質を向上でき
る。
【0085】(第6の実施の形態)この実施の形態は第
3の実施の形態の変形例で、図16ではデータ抽出回路
431が濃度0以外の出力画素を画素データバッファ4
33に格納したとき、格納した画素位置の画素データを
濃度「0」の画素データに変換して加算器435に出力
したが、ここではデータ抽出回路が濃度0以外の出力画
素を画素データバッファに格納したとき、格納した画素
位置の画素データと同一の画素データを加算器に出力す
るようにしている。従って、第3の実施の形態のエッジ
処理手段とはデータ抽出回路の構成が異なるのみでその
他の構成は同一である。そして、ここで使用するデータ
抽出回路は前述した第4の実施の形態で使用した図19
に示すデータ抽出回路241と同一のものである。但
し、データ合成回路への直接出力が加算器435への出
力となり、画素データバッファ433への出力が分割器
434となる。
【0086】このような構成においては、擬似中間調処
理手段21から入力された擬似中間調処理済みの画素デ
ータdは常に加算器435に出力する。エッジ立上がり
信号を受信すると、この信号がラッチ回路2412にト
リガーとして入力され、アンド回路2414に原画像の
エッジの検出を示す信号が出力される。一方、擬似中間
調処理済みの画素データdはオア回路2413に入力さ
れる。このオア回路2413は画素データdに出力画素
があるとき、すなわち、濃度が「0」以外の画素データ
のときにアンド回路2414に対して信号を出力する。
【0087】従って、濃度が「0」でない擬似中間調処
理済みの画素データdが入力し、また、エッジ立上がり
信号を受信すると、この画素データを加算器435に出
力する。また、ラッチ回路2412の出力とオア回路2
413の出力によってアンド回路2414の論理積が成
立し、このアンド回路2414からラッチ回路2411
にトリガーが供給され、これにより、ラッチ回路241
1は入力する画素データを分割器434に出力すること
になる。
【0088】従って、例えば、原画像として、図5の
(a)のC−bの画素「1A」が擬似中間調処理手段21
とエッジ検出手段22に入力すると、擬似中間調処理手
段21にて図5の(b)のC−bの画素「0」に変換され
てエッジ処理手段23のデータ抽出回路241に入力さ
れる。同時に、エッジ検出手段22にてエッジの立上が
りが検出され、エッジ立上がり信号がデータ抽出回路2
41に入力される。データ抽出回路241は、エッジ立
上がり信号をラッチ回路2412にトリガーとして入力
し、このラッチ回路2412からアンド回路2414に
原画像のエッジを検出したことを知らせる信号を出力す
る。
【0089】このとき、原画像のエッジ位置における擬
似中間調処理済みの画素データC−bは加算器435に
出力されるが、同時に、ラッチ回路2411及びオア回
路2413にも供給される。しかし、この画素データが
「0」のためオア回路2413からアンド回路2414
に信号が出力されず、ラッチ回路2411にアンド回路
2414からトリガーが供給されることはない。従っ
て、ラッチ回路2411から分割器434に画素データ
が出力されることはない。
【0090】次の画素データD−bも加算器435に出
力される。また、この画素データD−bは出力画素「F
F」となっているので、オア回路2413からアンド回
路2414に信号が出力される。これにより、アンド回
路2414からラッチ回路2411にトリガーが供給さ
れ、このラッチ回路2411から分割器434に画素デ
ータが出力される。同時にアンド回路2414の出力に
よってラッチ回路2412がクリアされる。
【0091】分割器434は、図17のルックアップテ
ーブルに従って濃度「FF」の画素データを濃度「7F」の
2つの画素データに分割し、一方を画像データバッファ
433に格納し、他方を加算器435に供給する。加算
器435はこのときデータ抽出回路241から濃度「F
F」の画素データが入力されているので、FF+7F=
17Eの値になる。しかし、FFが最高濃度でそれ以上
の濃度はないので、加算器435は濃度「FF」の画素デ
ータをデータ合成回路432に出力することになる。デ
ータ合成回路432ではこのときエッジ立下がり信号の
入力がないので、濃度「FF」の画素データを出力バッフ
ァ17に供給する。
【0092】その後、エッジ処理手段は画素位置を順次
移動させながら処理を行い、図5の(a)に示す原画像が
G−bからH−bに移行すると、エッジ検出手段22か
らエッジ立下がり信号がデータ合成回路432に供給さ
れる。このエッジ立下がり信号によりデータ合成回路4
32は画素データバッファ433に格納した濃度「7F」
の画素データを読込んで出力する。
【0093】このような処理を行うことで、画像処理部
3の擬似中間調処理部16は図5の(a)に示す原画像デ
ータを入力しエッジ処理手段から図22に示す画素デー
タを出力することになる。従って、この実施の形態にお
いても擬似中間調処理部16にて原画像を擬似中間調処
理する場合に、原画像のエッジ位置に対応した位置にで
きる限り出力画素を位置させることができるので、前述
した各実施の形態と同様に、文字や線画を印刷する場合
にエッジのぎざぎざを目立たなくしてエッジ印刷の品質
を向上できる。
【0094】
【発明の効果】各請求項記載の発明によれば、パターン
マッチングのような膨大な量のデータを用意する必要が
なく、また、ディザ法は勿論、誤差拡散法の擬似中間調
処理にも適用できて汎用性を向上でき、しかも、擬似中
間調処理を行った後の文字や線画のエッジ印刷の品質を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す印刷システム
全体の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態におけるホストコンピュータから
の文字の印刷データのフォーマットを示す図。
【図3】同実施の形態における画像処理部の構成を示す
ブロック図。
【図4】図3の画像処理部における擬似中間調処理部の
構成を示すブロック図。
【図5】図4の擬似中間調処理部に入力する原画像の画
素データと擬似中間調処理後の画素データの例を示す
図。
【図6】図4の擬似中間調処理部におけるエッジ処理手
段の構成を示すブロック図。
【図7】同実施の形態における画像処理部のデータ処理
を示す流れ図。
【図8】図6のデータ抽出回路の構成を示すブロック
図。
【図9】図6のデータ抽出回路のデータ処理を示す流れ
図。
【図10】同実施の形態の画像処理部における擬似中間
調処理部の出力画素データの例を示す図。
【図11】同実施の形態においてホストコンピュータか
らの印刷データが図形の場合のデータフォーマットを示
す図。
【図12】本発明の第2の実施の形態における擬似中間
調処理部の擬似中間調処理手段の構成を示すブロック
図。
【図13】同実施の形態の擬似中間調処理手段で使用す
る誤差配分係数の例を示す図。
【図14】同実施の形態の擬似中間調処理部におけるエ
ッジ処理手段への入力画素データの例を示す図。
【図15】同実施の形態の擬似中間調処理部におけるエ
ッジ処理手段からの出力画素データの例を示す図。
【図16】本発明の第3の実施の形態における擬似中間
調処理部のエッジ処理手段の構成を示すブロック図。
【図17】同実施の形態のエッジ処理手段における分割
器のルックアップテーブルを示す図。
【図18】同実施の形態の擬似中間調処理部におけるエ
ッジ処理手段からの出力画素データの例を示す図。
【図19】本発明の第4の実施の形態におけるデータ抽
出回路の構成を示すブロック図。
【図20】本発明の第5の実施の形態におけるエッジ処
理手段の構成を示すブロック図。
【図21】同実施の形態におけるデータ合成回路の構成
を示すブロック図。
【図22】本発明の第6の実施の形態における擬似中間
調処理部のエッジ処理手段からの出力画素データの例を
示す図。
【図23】擬似中間調処理に使用するディザパターン例
を示す図。
【図24】ビットマップ展開した文字例を示す図。
【図25】図24の文字における一部の画素データを濃
度で示す図。
【図26】図25の画素データを図23のディザパター
ンを使用して擬似中間調処理を行った後の画素データを
濃度で示す図。
【図27】ディザパターンの配置例を示す図。
【図28】従来における中間調文字のエッジ部の印刷例
を示す図。
【符号の説明】
3…画像処理部 16…擬似中間調処理部 21…擬似中間調処理手段 22…エッジ検出手段 23…エッジ処理手段 231…データ抽出回路 232…データ合成回路 233…画素データバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 H04N 1/40 103B

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N階調の原画像からエッジを検出すると
    ともに、N階調の原画像をM(但し、M<N)値の擬似
    中間調に変換し、原画像から検出したエッジの立上がり
    に対応する擬似中間調に変換した画像の画素データにつ
    いて、 その画素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断
    し、濃度0以外の出力画素のときにはその画素データを
    記憶し、原画像から検出したエッジの立下がりに対応す
    る擬似中間調に変換した画像については記憶した画素デ
    ータを合成し出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 N階調の原画像からエッジを検出すると
    ともに、N階調の原画像をM(但し、M<N)値の擬似
    中間調に変換し、原画像から検出したエッジの立上がり
    に対応する擬似中間調に変換した画像の画素データにつ
    いて、 その画素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断
    し、濃度0以外の出力画素のときにはその画素データを
    記憶するとともに、記憶した擬似中間調に変換した画像
    の画素データの画素位置へ濃度0の画素データを出力
    し、原画像から検出したエッジの立下がりに対応する擬
    似中間調に変換した画像については記憶した画素データ
    を合成し出力することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 N階調の原画像からエッジを検出すると
    ともに、N階調の原画像をM(但し、M<N)値の擬似
    中間調に変換し、原画像から検出したエッジの立上がり
    に対応する擬似中間調に変換した画像の画素データにつ
    いて、 その画素データが濃度0以外の出力画素か否かを判断
    し、濃度0以外の出力画素のときにはその画素データを
    分割し、この分割した1つの画素データを記憶し、原画
    像から検出したエッジの立下がりに対応する擬似中間調
    に変換した画像については記憶した画素データを合成し
    出力することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 N階調の原画像からエッジを検出するエ
    ッジ検出手段と、前記原画像をM(但し、M<N)値の
    擬似中間調に変換する擬似中間調処理手段と、前記エッ
    ジ検出手段から発生する信号に対応して前記擬似中間調
    処理手段により擬似中間調に変換した画像のエッジ部の
    画素データを変換して出力するエッジ処理手段とからな
    り、 前記エッジ処理手段は、前記擬似中間調処理手段により
    原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
    出手段からの画素データを格納する画素データバッファ
    と、前記データ抽出手段からの画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    下がり信号を受信するデータ合成手段とを備え、 前記データ抽出手段は、原画像から検出したエッジの立
    上がりに対応する擬似中間調に変換した画像の画素デー
    タについて、その画素データが濃度0以外の出力画素か
    否かを判断し、濃度0以外の出力画素のときにはその画
    素データを前記画素データバッファに格納し、前記デー
    タ合成手段は、原画像のエッジ立下がり信号に対応する
    擬似中間調に変換した画像については前記画素データバ
    ッファに格納した画素データを前記データ抽出手段から
    入力される画素データに合成して出力することを特徴と
    する画像処理装置。
  5. 【請求項5】 N階調の原画像からエッジを検出するエ
    ッジ検出手段と、前記原画像をM(但し、M<N)値の
    擬似中間調に変換する擬似中間調処理手段と、前記エッ
    ジ検出手段から発生する信号に対応して前記擬似中間調
    処理手段により擬似中間調に変換した画像のエッジ部の
    画素データを変換して出力するエッジ処理手段とからな
    り、 前記エッジ処理手段は、前記擬似中間調処理手段により
    原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
    出手段からの画素データを格納する画素データバッファ
    と、前記データ抽出手段からの画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    下がり信号を受信するデータ合成手段とを備え、 前記データ抽出手段は、原画像から検出したエッジの立
    上がりに対応する擬似中間調に変換した画像の画素デー
    タについて、その画素データが濃度0以外の出力画素か
    否かを判断し、濃度0の出力画素のときには濃度0の画
    素データを前記データ合成手段へ出力し、濃度0以外の
    出力画素のときにはその画素データを前記画素データバ
    ッファに格納し、前記データ合成手段は、前記データ抽
    出手段から入力される画素データを出力するとともに、
    原画像のエッジ立下がり信号に対応する擬似中間調に変
    換した画像については前記画素データバッファに格納し
    た画素データを前記データ抽出手段から入力される画素
    データに合成して出力することを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 データ抽出手段は、濃度0以外の画素デ
    ータを画素データバッファに格納したとき、その画素デ
    ータを濃度0の画素データに変換してデータ合成手段へ
    出力することを特徴とする請求項5記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 データ抽出手段は、濃度0以外の画素デ
    ータを画素データバッファに格納したとき、その画素デ
    ータをそのままデータ合成手段にも出力することを特徴
    とする請求項5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 N階調の原画像からエッジを検出するエ
    ッジ検出手段と、前記原画像をM(但し、M<N)値の
    擬似中間調に変換する擬似中間調処理手段と、前記エッ
    ジ検出手段から発生する信号に対応して前記擬似中間調
    処理手段により擬似中間調に変換した画像のエッジ部の
    画素データを変換して出力するエッジ処理手段とからな
    り、 前記エッジ処理手段は、前記擬似中間調処理手段により
    原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
    出手段からの画素データを予め設定した条件に基づいて
    分割する分割手段と、この分割手段にて分割した画素デ
    ータの1つを格納する画素データバッファと、前記デー
    タ抽出手段及び分割手段からの画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    下がり信号を受信するデータ合成手段とを備え、 前記データ抽出手段は、原画像から検出したエッジの立
    上がりに対応する擬似中間調に変換した画像の画素デー
    タについて、その画素データが濃度0以外の出力画素か
    否かを判断し、濃度0以外の出力画素のときにはその画
    素データを前記分割手段に出力し、前記データ合成手段
    は、原画像のエッジ立下がり信号に対応する擬似中間調
    に変換した画像については前記分割手段で分割後前記画
    素データバッファに格納した画素データを前記データ抽
    出手段から入力される画素データに合成して出力するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 N階調の原画像からエッジを検出するエ
    ッジ検出手段と、前記原画像をM(但し、M<N)値の
    擬似中間調に変換する擬似中間調処理手段と、前記エッ
    ジ検出手段から発生する信号に対応して前記擬似中間調
    処理手段により擬似中間調に変換した画像のエッジ部の
    画素データを変換して出力するエッジ処理手段とからな
    り、 前記エッジ処理手段は、前記擬似中間調処理手段により
    原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
    出手段からの画素データを予め設定した条件に基づいて
    分割する分割手段と、この分割手段にて分割した画素デ
    ータの1つを格納する画素データバッファと、前記デー
    タ抽出手段及び分割手段からの画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    下がり信号を受信するデータ合成手段とを備え、 前記データ抽出手段は、原画像から検出したエッジの立
    上がりに対応する擬似中間調に変換した画像の画素デー
    タについて、その画素データが濃度0以外の出力画素か
    否かを判断し、濃度0の出力画素のときにはその濃度0
    の画素データを前記データ合成手段へ出力し、濃度0以
    外の出力画素のときにはその画素データを前記分割手段
    に出力し、前記データ合成手段は、前記データ抽出手段
    及び分割手段からの画素データを合成して出力するとと
    もに、原画像のエッジ立下がり信号に対応する擬似中間
    調に変換した画像については前記分割手段で分割後前記
    画素データバッファに格納した画素データを前記データ
    抽出手段から入力される画素データに合成して出力する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 データ抽出手段は、濃度0以外の画素
    データを画素データバッファに格納したとき、その画素
    データを濃度0の画素データに変換してデータ合成手段
    へ出力することを特徴とする請求項9記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 データ抽出手段は、濃度0以外の画素
    データを画素データバッファに格納したとき、その画素
    データをそのままデータ合成手段にも出力することを特
    徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 N階調の原画像からエッジを検出する
    エッジ検出手段と、前記原画像をM(但し、M<N)値
    の擬似中間調に変換する擬似中間調処理手段と、前記エ
    ッジ検出手段から発生する信号に対応して前記擬似中間
    調処理手段により擬似中間調に変換した画像のエッジ部
    の画素データを変換して出力するエッジ処理手段とから
    なり、 前記エッジ処理手段は、前記擬似中間調処理手段により
    原画像を擬似中間調に変換した画素データを入力すると
    ともに前記エッジ検出手段で検出した原画像のエッジ立
    上がり信号を受信するデータ抽出手段と、このデータ抽
    出手段からの画素データを入力するとともに前記エッジ
    検出手段で検出した原画像のエッジ立下がり信号を受信
    するデータ合成手段とを備え、 前記データ抽出手段は、原画像から検出したエッジの立
    上がりに対応する擬似中間調に変換した画像の画素デー
    タについて、その画素データが濃度0以外の出力画素か
    否かを判断し、濃度0の出力画素のときには濃度0の画
    素データを前記データ合成手段へ出力し、濃度0以外の
    出力画素のときにはその画素データを保持し、前記デー
    タ合成手段は、前記データ抽出手段から入力される画素
    データを出力するとともに、原画像のエッジ立下がり信
    号に対応する擬似中間調に変換した画像については前記
    データ抽出手段で保持した画素データを選択して出力す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 エッジ検出手段及び擬似中間調処理手
    段は、原画像のデータを処理する向きを1又は複数のラ
    イン単位で反転させることを特徴とする請求項4、5、
    8、9又は12記載の画像処理装置。
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