JP2907487B2 - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JP2907487B2 JP2116966A JP11696690A JP2907487B2 JP 2907487 B2 JP2907487 B2 JP 2907487B2 JP 2116966 A JP2116966 A JP 2116966A JP 11696690 A JP11696690 A JP 11696690A JP 2907487 B2 JP2907487 B2 JP 2907487B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像を処理する画像処理方法及びそ
の装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カラー画像を扱う画像処理装置のカラー画像用
イメージメモリは、比較的廉価な装置においては、画像
の特定領域を任意の色に指定することができるように、
第13図の如く1画素が1ビツトで構成されるイメージメ
モリ101と、色指定レジスタ102と、領域指定レジスタ10
3と、色指定回路104とで構成されている。又、比較的高
価な装置においては、画像領域全面に渡つてパレツト指
定の限定色を使用できるように、第14図の如く例えば1
画素が4ビツトで構成されるイメージメモリ105と、例
えば4096色より16色を選択するカラーパレツト106とで
構成されている。
更に、パレツト指定の限定色の文字・図形データに加
えてフルカラーの写真画像を扱う場合には、第15図の如
く例えば解像度400dpiで1画素が4ビツトで構成される
文字用イメージメモリ107と、解像度100dpiで1画素が2
4ビツトで構成される写真用イメージメモリ108と、1670
万色より16色を選択するカラーパレツト109と、フルカ
ラー画像の色調変換やγ変換をするためのルツクアツプ
テーブル110と、文字画像と写真画像を単純合成するた
めの合成回路111とで構成されている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では以下のような欠点があ
つた。
すなわち、第13図に示す従来例では領域単位で色指定
をするため次のような欠点があつた。
(1)指定可能領域数が限定される。
(2)領域内では複数の色を混在使用できない。
(3)図形・自然画像には向かない。
又、第14図に示す従来例では次のような欠点があつ
た。
(1)メモリ使用量が多い(例えば用紙サイズA3で解像
度400dpiの場合、1画素が4ビツトならば16Mバイト、
1画素が8ビツトならば32Mバイト)。
(2)限定色のためフルカラー写真等の自然画像には向
かない。
更に、第15図に示す従来例では次のような欠点があつ
た。
(1)写真用イメージメモリ108の解像度が低いため、
写真の中に写真を合成する場合に輪郭部分が所謂ジヤギ
ーと呼ばれる階段状のギザギザになつてしまう場合があ
る。
(2)文字用イメージメモリ107と写真用イメージメモ
リ108との解像度が異なるため、写真の中に文字を合成
する場合にうまく行かない。
(3)上記(1),(2)の欠点を解消するため写真用
イメージメモリの解像度を上げると、メモリ容量が非常
に多くなる(例えばA3の用紙に解像度400dpi,RGB各8ビ
ツトのフルカラーの場合96Mバイト)。
本発明は、前記従来の欠点を除去し、高画質を維持し
ながら少ないメモリ容量でカラー画像を処理する画像処
理方法及びその装置を提供する。
又、カラー画像を少ないメモリ容量で合成処理し、高
画質で出力する画像処理方法及びその装置を提供する。
[課題を解決するための手段] この課題を解決するために、本発明の画像処理装置
は、第1の解像度の2値データを記憶する2値記憶手段
と、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の多値で
中間調画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像
記憶手段と前記2値記憶手段から、それぞれ所定の数の
データを読み出す読出手段と、前記読出手段で読み出し
たそれぞれのデータに基づき、前記第1の解像度の前記
多値で構成される画像データを生成する生成手段とを有
することを特徴とする。
又、第1の解像度で1画素が第1の情報量で表わされ
る第1の画像データを記憶する第1画像データ記憶手段
と、前記第1の解像度より解像度の低い第2の解像度
で、1画素が前記第1の情報量より多い第2の情報量で
表わされる第2の画像データを記憶する第2画像データ
記憶手段と、前記第1の解像度と同じ解像度であって、
第1の制御用データと第2の制御用データとを記憶する
制御データ記憶手段と、前記第1の画像データと前記第
2の画像データと前記第1の制御用データと前記第2の
制御用データとを対応付けて読み出す画像データ読出制
御手段と、前記第1の制御用データに基づき、前記第2
の画像データを前記第1の解像度で前記第2の情報量で
表わされる第3の画像データに変換する変換手段と、前
記第2の制御用データに基づき、各画素位置毎に前記第
1の画像データと前記第3の画像データとの何れかの画
像データを選択して出力する画像データ選択手段とを備
えることを特徴とする。ここで、前記画像データ読出制
御手段は、前記第1の制御用データをm×m(mは2よ
り大きい整数)のマトリックスで、前記第2の画像デー
タをn×n(nは2より大きい整数、m>n)のマトリ
ックスで読み出し、前記変換手段は、前記m×mのマト
リックスの第1の制御用データと前記n×nのマトリッ
クスの前記第2の画像データに基づき、前記m×mのマ
トリックスの前記第3の画像データに変換する。
又、本発明の画像処理方法は、第1の解像度の2値デ
ータを、2値記憶手段から第1の数ずつ読み出し、前記
第1の解像度よりも低い第2の解像度の多値のデータで
ある中間調画像データを、画像記憶手段から第2の数ず
つ読み出し、前記中間調画像データと前記2値データを
それぞれ読み出すごとに、前記第1の解像度の前記多値
で構成される画像データを生成することを特徴とする。
又第1の解像度で1画素が第1の情報量で表わされる
第1の画像データを、第1画像データ記憶手段から第1
の数ずつ読み出し、前記第1の解像度より解像度の低い
第2の解像度で、1画素が前記第1の情報量より多い第
2の情報量で表わされる第2の画像データを、第2画像
データ記憶手段から第2の数ずつ読み出し、前記第1の
解像度と同じ解像度の第1の制御用データと第2の制御
用データとを、制御データ記憶手段から前記第1の数ず
つ読み出し、前記第1の制御用データに基づき、前記第
2の画像データを前記第1の解像度で前記第2の情報量
で表わされる第3の画像データに変換し、前記第2の制
御用データに基づき、各画素位置毎に前記第1の画像デ
ータと前記第3の画像データとの何れかの画像データを
選択して出力することを特徴とする。
[実施例] 以下、図面に従い本発明の実施例を詳細に説明する。
<装置の構成> 第1図は本実施例の画像処理装置の構成を示すブロツ
ク図である。
1は装置全体を制御する演算・制御用のCPU、2はプ
ログラムを一時的に記憶したりワーク領域として使用す
るメインメモリ(以下MEM)、3はLANと接続するための
通信インタフエース(以下通信I/F)、4は文字コード
等を入力するキーボード、5は表示画面上でのカーソル
の位置を支持するポインテイングデバイス、6はキーボ
ード4やポインテイングデバイス5等の入力装置を制御
する入力装置のインタフエース(以下KEY・I/F)、7は
アドレスデータ及び制御信号等を伝達するシステムバ
ス、8は表示装置としてのCRTデイスプレイ(以下CR
T)、9はCRT表示用のメモリであるビデオRAM(以下VRA
M)、10はフロツピーデイスクドライブ(以下FD)、11
はハードデイスクドライブ(以下HD)、12はFD10及びHD
11を制御するデイスクインタフエース(以下DISK・I/
F)、13は本実施例の特徴とするイメージ制御部、14は
プリンタ等の出力装置である。
15〜22はイメージ制御部13の構成要素である。15は1
画素が4ビツトで構成され解像度400dpiの文字・図形画
像データを格納する文字・図形用イメージメモリ(以下
文字IMEM)、16は1画素24ビツトで構成され解像度100d
piのフルカラー写真画像データを格納する写真用イメー
ジメモリ(以下写真IMEM)、17は写真画像の輪郭を指定
するための第1制御データと、文字画像と写真画像とを
合成するための第2制御データとが格納される制御メモ
リ、18は文字IMEM15の文字・図形画像データに基づき16
70万色から16色を選択するカラーパレツト、19は制御メ
モリ17の輪郭指定用の第1制御データ(解像度400dpi)
に従つて、写真IMEM16の写真画像データ(解像度100dp
i)の輪郭制御を行なう輪郭指定回路、20は色調変換や
色補正を行なうルツクアツプテーブル(以下LUT)、21
は制御メモリ17の文字/写真合成制御用の第2制御デー
タに従い、カラーパレツト18の出力データとLUT20の出
力データとを選択出力するセレクタ、22は文字IMEM15,
写真IMEM16,制御メモリ17からのデータの読み出しの周
期を取る読み出し制御回路である。
第2図は第1図の輪郭指定回路19の構成を詳細に示す
ブロツク図である。
31a〜31dは第1制御データを4ビツト単位で入力して
シリアル出力するシフトレジスタ(以下SR)、32a〜32p
は4×4の画素マトリクスを構成するフリツプフロツプ
(以下FF)、33は4×4の画素マトリクスのパターンと
主走査カウンタ34,副走査カウンタ35のカウント値とを
アドレスとして輪郭指定するテーブル情報が入つている
輪郭指定テーブルROM、34は4×4の出力画像の画素マ
トリクスの主走査方向のカウントを行なう主走査カウン
タ、35は4×4の出力画像の画素マトリクスの副走査方
向のカウントを行なう副走査カウンタであり、それぞれ
2ビツトから成り“0"から“3"までをカウントする。36
a〜36iは1画素24ビツトで構成される3×3の画素マト
リクスを構成する24ビツトフリツプフロツプ(以下24ビ
ツトFF)、37は輪郭指定テーブルROM33の出力による指
定に従い3×3画素マトリクスの写真画像データを選択
出力するセレクタである。
<動作説明> 次に、第3図〜第12図を用いて本実施例の動作を説明
する。
(画像データと制御データとの同期) 第3図(A)は第1図の文字IMEM15内の文字・図形画
像データの格納状態を示す図、第3図(B)は第1図の
写真IMEM16内の写真画像データの格納状態を示す図、第
3図(C)は第1図の制御メモリ17内の制御データの格
納状態を示す図である。
第3図(A)において、41は出力用紙サイズに合せて
展開された文字・図形画像データであり、文字IMEM15内
の文字開始アドレスより連続して格納されている。この
ため、主走査方向の1ラインのデータ長分のアドレスを
加算すると、次のラインの同一列データとなり、このア
ドレスを文字オフセツトと呼ぶ。
第3図(B)において、42は出力用紙サイズに合せて
展開された写真画像データであり、43は輪郭指定回路19
用の参照画素を周囲1画素分加えた参照画素入の写真画
像データである。周囲1画素分の参照画素には通常白色
データを入れておく。参照画素入写真画像データ43は写
真IMEM16内の参照画素開始アドレスより連続して格納さ
れている。このため、主走査方向の1ラインのデータ長
分のアドレスを加算すると、次のラインの同一列とな
り、このアドレスを写真オフセツトと呼ぶ。写真画像デ
ータ42は参照画素入写真画像データ43から周囲1画素分
を除いた部分であり、写真開始アドレスが先頭アドレス
となる。
第3図(C)において、44は出力用紙サイズに合せて
展開された第1制御データであり、45は同様に展開され
た第2制御データである。第1制御データ44,第2制御
データ45ともに、制御メモリ17内の制御開始アドレスよ
り連続して格納されている。文字IMEM15と制御メモリ17
は1画素当りのビツト数は異なるが、解像度が同じであ
るため、主走査方向の1ラインの画素数は同じである。
従つて、制御データの場合のオフセツト値は文字オフセ
ツトと同一になる。
文字画像データ41は文字開始アドレスから、写真画像
データ42は写真開始アドレスから、制御データは制御開
始アドレスから同期をとつて読み出すことにより、前記
3種のデータを対応付けて読み出すことができる。
第4図(A)〜(C)は第1図の文字IMEM15内の文字
・図形画像データと、写真IMEM16内の写真画像データ
と、制御メモリ17内の制御データとの画素の対応関係を
示す図である。
第4図(A)において、51は文字・図形画像データ
(解像度400dpi)の1画素を示し、52は前記の画素が集
合した4×4画素マトリクスを示す。第4図(B)にお
いて、53は写真画像データ(解像度100dpi)の1画素を
示す。第4図(C)において、54は制御データ(解像度
400dpi)の1画素分を示し、55は前記の1画素分の制御
データが集合した4×4マトリクスを示す。第4図
(A)〜(C)で、文字画像データの4×4画素マトリ
クス52と写真画像データの1画素53と制御データの4×
4マトリクス55とが対応している。
次に、第5図及び第6図のフローチヤートを用いて、
読み出し制御回路22が、文字IMEM15内の文字・図形画像
データと、写真IMEM16内の写真画像データと、制御メモ
リ17内の制御データとを対応付けて読み出す動作を説明
する。
第5図は読み出し制御回路22の動作の内、輪郭指定回
路19用に読み出す動作を説明するためのフローチヤート
である。同図において、ステツプS1〜ステツプS13は写
真画像データを読み出す処理手順を示し、ステツプS14
〜ステツプS25は文字・図形データと制御データとを読
み出す処理手順を示す。二つの処理手順は、ステツプS6
とステツプS15,ステツプS19とステツプS7により同期が
とられ、文字・図形画像データと制御データと写真画像
データとが対応付けて読み出される。以下、詳細に処理
手順を説明する。
輪郭指定回路19は後述するように周囲1画素が参照画
素として必要なため、第3図(B)に示した参照画素開
始アドレスより読み出す必要がある。このため、ステツ
プS1にて参照画素開始アドレスを設定して読み出し準備
を行なう。次に、ステツプS2のサブルーチンにて、主走
査方向に2画素,副走査方向に3画素の2×3画素を読
み出し、写真画像データの3行分読み出しの準備が終了
する。ステツプS3〜ステツプS5は主走査方向に1画素,
副走査方向に3画素読み出す処理手順である。ステツプ
S3にて、1画素分読み出し、ステツプS4にて3行分終了
したか判断し、NOであればステツプS5にて次の行の同一
列の画素を読み出すため第3図(B)に示す写真オフセ
ツトを加算した後ステツプS3に戻る。ステツプS4にてYE
Sであれば1×3画素分の読み出し終了であり、ステツ
プS6に進む。
以上で、写真画像データの左端の3×3画素が読み出
され輪郭指定回路19が動作可能となつたため、ステツプ
S6にて文字・図形画像データ及び制御データ読み出し手
順で起動待ちとなつているステツプS15に起動をかけ、
4×4画素の読み出しを開始させる。
ステツプS7では起動待ちをしており、文字・図形画像
データ及び制御データを4×4画素読み出し、ステツプ
S19にてステツプS7に起動がかけられると、ステツプS7a
に進み主走査カウンタ34が“3"になるのを待つ。この間
に3×3画素の写真画像データと4×4画素の文字・図
形画像データ及び制御データにより1×4画素の画像デ
ータの出力がなされる。1×4画素の出力が終わると、
ステツプS8へ進み、ステツプS8で行の最終画素かどうか
判断し、NOであれば次の列の3行分の1×3画素を読み
出すためにステツプS9にてアドレスをインクリメントし
次の列のアドレスにし、第3図(B)に示す写真オフセ
ツトを2行分減算することにより次の列の3行分の先頭
行のアドレスにした後、ステツプS3へ戻る。ステツプS8
にてYESであれば、1行分の読み出し終了でありステツ
プS10へ進む。
第4図(A)〜(C)で説明したように、文字・図形
画像データ及び制御データの4×4画素が写真画像デー
タの1画素に対応している。このため同じ3×3画素の
写真画像データが4行分の画像データ出力に参照される
ため4回使用されるが、輪郭指定回路19内には写真画像
データを行単位で一時的に記憶するラインバツフアを有
していない。従つて、読み出し制御回路22は写真画像デ
ータの同じ3行分を読み出す主走査方向への走査処理を
4回繰り返す必要がある。ステツプS10にて4回繰返し
読んだかどうか判断し、NOであれば繰返し読み出すため
にステツプS11にてアドレスをインクリメントすること
によりアドレスを次の行の左端のアドレスに回り込ませ
て行の先頭アドレスにし、写真オフセツトを3行分減算
することにより前回と同じ読み出しの先頭アドレスに戻
し、ステツプS2に戻る。
ステツプS10にてYESであれば、4回分終了したのでス
テツプS12へ進み最終行であるか判断し、NOであればス
テツプS13へ進む。同一データの読み出しを4回繰返し
た後は、1行分シフトしたデータを読み出す必要があ
る。このため、ステツプS13にてアドレスをにインクリ
メントすることによりアドレスを次の行の左端アドレス
に回り込ませて行の先頭アドレスにし、写真オフセツト
を2行分減算することにより、前回よりも1行シフトし
た行の先頭アドレスにした後、ステツプS2に戻る。ステ
ツプS12にてYESであれば終了となる。
以上で、写真画像データを読み出す手順を説明した
が、次に文字・図形画像データ及び制御データを読み出
す手順を説明する。尚、同様のステツプであるので、以
下文字・図形画像データに基づいて説明する。
ステツプS14にて文字開始アドレス(制御開始アドレ
ス)を設定して読み出し準備を行ない、ステツプS15に
て写真画像データ読み出し側からの起動待ちとなる。起
動がかかるとステツプS16へ進み、ステツプS16〜S18の
処理手順で主走査方向に4画素,副走査方向に4画素の
4×4画素マトリクスの読み出しを行なう。読み出しが
終了すると、ステツプS19にて写真画像データの読み出
し側へ起動をかけ、ステツプS19aに進む。ステツプS19a
では前述のステツプS7aと同じく主走査カウンタ34が
“3"になるのを待つ。これは、前述のように1×4画素
の画像データ出力の終了を待つためである。
1×4画素の出力が終わると、ステツプS20へ進む。
ステツプS20〜S25までの処理手順は、写真画像データ読
み出しのステツプS8〜S13に対応し、文字・図形画像デ
ータ及び制御データ側では4行分を単位としているた
め、文字オフセツトの減算が1行分多い他は同様の処理
を行なう。ステツプS20,S21にて4行単位での主走査方
向へ1画素の読み出し処理を行ない、ステツプS22,S23
にて上記主走査方向への走査処理を4回分繰り返し、ス
テツプS24,S25にて上記処理を最終行まで行ない、処理
手順の終了となる。
第6図は第5図のステツプS2の2×3画素リードする
サブルーチンの処理手順を示すフローチヤートである。
ステツプS31にて1画素読み出しを行ない、ステツプS32
にて3行分終了か否か判断し、NOであればステツプS33
にて写真オフセツトを加算することにより次の行の同一
列のアドレスにした後ステツプS31に戻る。ステツプS32
にてYESであれば、ステツプS34に進んで2列目の読み出
しであるか判断し、NOであればステツプS35に進む。次
の列の先頭行から読み出すため、ステツプS35にてアド
レスをインクリメントし、写真オフセツトを2行分減算
する。ステツプS34にてYESであれば本サブルーチンの処
理は終了となりリターンする。
(2種の写真画像の合成) 次に、第7図,第8図を用いて、第2図に示す輪郭指
定回路19の動作を詳細に説明する。
第2図において、FF32a〜32pで構成される4×4の画
素マトリクスには第1制御データが格納されており、こ
の4×4画素マトリクスに対応する写真画像データは24
ビツトFF36eに格納されている。輪郭指定時に参照画素
を必要とするため、周囲8画素分の写真画像データが24
ビツトFF36a〜36d,34f〜36gに格納されており、24ビツ
トFF36eとともに3×3画素マトリクスを構成する。読
み出し制御回路22により読み出された第1制御データは
SR31a〜31dに4×4画素マトリクス単位で格納され、FF
32a〜32pで構成される4×4画素マトリクスの処理が終
了すると、SR31a〜31dからFF32a〜32bへ次のデータが転
送される。
輪郭指定テーブルROM33には、4×4画素マトリクス
のパターンと主走査カウンタ34及び副走査カウンタ35の
カウント値とをアドレスとして、セレクタ37の選択信号
を出力するためのテーブル情報が入つており、画像デー
タ出力の1画素毎に写真画像データの3×3画素マトリ
クスの内どの画素を選択するかを決定し、セレクタ37に
より選択された画素情報が24ビツトのイメージデータと
して出力される。すなわち、同じ3×3画素の写真画像
データと4×4画素の第1制御データとから1×4画素
の画像データ出力が行なわれる。従つて、これを一走査
すると、1行分の画像データ出力が得られ、この走査を
4回繰り返すことで4行分の画像データ出力が行なわれ
る。
第7図(A)〜(T)は輪郭指定処理の例を示す図で
あり、4×4画素マトリクスの第1制御データと3×3
画素マトリクスの写真画像データとから、輪郭指定処理
後の4×4画素マトリクスの画像データ出力が得られる
一例を示している。
同図において、“0",“1"で埋められている4×4の
マトリクスは第2図のFF32a〜32pと対応しており、a〜
iのアルフアベツトで埋められている3×3のマトリク
スは24ビツトFF36a〜36iと対応している。a〜iのアル
フアベツトで埋められている4×4マトリクスは輪郭指
定後のイメージデータ出力である。第7図(A)に示す
例では、4×4画素マトリクスの出力データは全て中心
画素データeに置換えられ、第7図(T)に示す例で
は、4×4画素マトリクスの出力データはc,e,gの画素
データに置換えられる。このように、4×4画素マトリ
クスの第1制御データのパターンを判断して、各パター
ンに最適の置換え処理を実施している。
第8図は本実施例の輪郭指定処理をした例を示す。同
図において、61は第1制御データによる輪郭指定の例を
示し、62は2種の写真画像が合成されている例を示し、
63は輪郭指定処理された結果を示す図である。図から明
らかなように、解像度100dpiの写真画像データに輪郭処
理を行なうことにより、解像度400dpi相当で2種の写真
画像を合成することができる。
(文字・図形と写真との合成) 次に、第9図を用いて、第1図の制御メモリ17内の第
2制御データに基づき、セレクタ21が文字・図形画像デ
ータと写真画像データとを選択出力する動作を説明す
る。第9図は第10図に示す写真画像Bの中に矢印で注釈
用の引出し線を入れる例の具体的処理を説明する図であ
る。
第9図において、71は文字・図形画像データ(解像度
400dpi)の矢印の例であり、72は写真画像データ(解像
度100dpi)の写真画像例を示し、73は第2制御データに
より前記2種のデータを合成するための合成指定例であ
る。合成指定例73の黒部分は写真画像領域を示し、白部
分は文字・図形画像領域を示す。セレクタ21は前記の合
成指定例73に基づき、矢印の例71と写真画像の例72とを
選択出力し、合成画像データ74を出力する。第9図の例
は写真画像内に矢印を合成する際に矢印の判別性を増や
すため白枠を付けた例であり、解像度400dpi相当で合成
されていることがわかる。
(印刷出力例) 最後に、第10図〜第12図を用いて第1図のイメージ制
御部13により印刷出力を得る動作を説明する。
第10図は印刷出力例であり、見出し部分を青色文字,
本文を黒文字,注意書部分を赤色文字及び赤字に白抜き
文字,写真画像Bの中に写真画像Aを合成した写真画
像,写真画像Cに矢印の引出し線と注釈を合成した画
像,及びカラーグラフとからなる印刷例である。写真画
像Bに写真画像Aを合成した部分は第1制御データによ
る輪郭指定を使用し、写真画像Cに矢印による引出し線
を合成した部分は第2制御データによる画像合成を使用
し、他の部分は文字・図形データで作成している。
第11図,第12図は第10図の印刷例を得るための設定例
を示す図である。
第11図(A)は文字IMEM15の文字・図形画像データの
設定例であり、基本的に文字・画像情報は全て設定され
る。第11図(B)は写真IMEM16内の写真画像データの設
定例であり。写真画像Bの中に写真画像Aが100dpiの解
像度で合成されている。第12図(A)は制御メモリ17の
第1制御データの設定例であり、写真画像Aの輪郭指定
の設定例を示している。第12図(B)は制御メモリ17の
第2制御データの設定例であり、白部分は文字・図形画
像の領域を示し、黒部分は写真画像の領域を示し、特に
写真画像Cに矢印を合成した部分は矢印部を文字・図形
画像領域と指定していることを示している。以上のよう
に設定することにより第10図に示す印刷例が得られる。
尚、本実施例においては、輪郭指定回路19内にライン
バツフアを持たないため読み出し制御回路22が同一デー
タを複数回読み出す制御を行なつているが、輪郭指定回
路内にラインバツフア持たせを読み出し回数を減らすと
ともに、読み出し制御回路22の構成を簡略化するように
しても良い。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
上記実施例により、高解像度で1画素の情報量の少な
い文字・図形画像を格納するメモリと、低解像度で1画
素の情報量の多い写真画像を格納するメモリと、前記の
2種の画像を制御するための制御データを格納するメモ
リとを備え、前記2種の画像の特質を活かして効果的に
使用することにより、少ない情報量で高画質の画像出力
が得られる画像処理装置を提供できる。これにより、情
報を記憶する素子を減らしてコスト低減が図れる。又、
情報量を減少させることにより生じる画質の劣化を最小
限に抑えることができる。
[発明の効果] 本発明により、高画質を維持しながら少ないメモリ容
量でカラー画像を処理する画像処理方法及びその装置を
提供できる。
又、カラー画像を少ないメモリ容量で合成処理し、高
画質で出力する画像処理方法及びその装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の画像処理装置の構成を示すブロツク
図、 第2図は第1図の輪郭指定回路19の構成を示すブロツク
図、 第3図(A)〜(C)は第1の文字IMEM15,写真IMEM16,
制御メモリ17内のデータ格納状態を示す図、 第4図(A)〜(C)は文字・図形画像データと写真画
像データと制御データの画素の対応関係を示す図、 第5図,第6図は輪郭指定回路19用に読み出す動作手順
を示すフローチヤート、 第7図(A)〜(T)は輪郭指定処理の例を示す図、 第8図は輪郭指定処理をした例を示す図、 第9図は文字・図形画像データと写真画像データを選択
出力する動作を説明する図、 第10図は本実施例によつて得られる印刷出力例を示す
図、 第11図,第12図は第10図の印刷出力例を得るための設定
例を示す図、 第13図〜第15図は従来のイメージ制御部の構成例を示す
図である。 図中、1……CPU、2……メインメモリ、3……通信I/
F、4……キーボード、5……ポインテイングデバイ
ス、6……KEY・I/F、7……システムバス、8……CR
T、9……VRAM、10……FD、11……HD、12……DISK・I/
F、13……イメージ処理部、14……出力装置、15……文
字IMEM、16……写真IMEM、17……制御メモリ、18……カ
ラーパレツト、19……輪郭指定回路、20……LUT、21…
…セレクタ、22……読み出し制御回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長 健二朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/387 - 1/393 G06T 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の解像度の2値データを記憶する2値
    記憶手段と、 前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の多値で中間
    調画像データを記憶する画像記憶手段と、 前記画像記憶手段と前記2値記憶手段から、それぞれ所
    定の数のデータを読み出す読出手段と、 前記読出手段で読み出したそれぞれのデータに基づき、
    前記第1の解像度の前記多値で構成される画像データを
    生成する生成手段とを有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】第1の解像度で1画素が第1の情報量で表
    わされる第1の画像データを記憶する第1画像データ記
    憶手段と、 前記第1の解像度より解像度の低い第2の解像度で、1
    画素が前記第1の情報量より多い第2の情報量で表わさ
    れる第2の画像データを記憶する第2画像データ記憶手
    段と、 前記第1の解像度と同じ解像度であって、第1の制御用
    データと第2の制御用データとを記憶する制御データ記
    憶手段と、 前記第1の画像データと前記第2の画像データと前記第
    1の制御用データと前記第2の制御用データとを対応付
    けて読み出す画像データ読出制御手段と、 前記第1の制御用データに基づき、前記第2の画像デー
    タを前記第1の解像度で前記第2の情報量で表わされる
    第3の画像データに変換する変換手段と、 前記第2の制御用データに基づき、各画素位置毎に前記
    第1の画像データと前記第3の画像データとの何れかの
    画像データを選択して出力する画像データ選択手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記画像データ読出制御手段は、前記第1
    の制御用データをm×m(mは2より大きい整数)のマ
    トリックスで、前記第2の画像データをn×n(nは2
    より大きい整数、m>n)のマトリックスで読み出し、 前記変換手段は、前記m×mのマトリックスの第1の制
    御用データと前記n×nのマトリックスの前記第2の画
    像データに基づき、前記m×mのマトリックスの前記第
    3の画像データに変換することを特徴とする請求項2に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】第1の解像度の2値データを、2値記憶手
    段から第1の数ずつ読み出し、前記第1の解像度よりも
    低い第2の解像度の多値のデータである中間調画像デー
    タを、画像記憶手段から第2の数ずつ読み出し、 前記中間調画像データと前記2値データをそれぞれ読み
    出すごとに、前記第1の解像度の前記多値で構成される
    画像データを生成することを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】第1の解像度で1画素が第1の情報量で表
    わされる第1の画像データを、第1画像データ記憶手段
    から第1の数ずつ読み出し、 前記第1の解像度より解像度の低い第2の解像度で、1
    画素が前記第1の情報量より多い第2の情報量で表わさ
    れる第2の画像データを、第2画像データ記憶手段から
    第2の数ずつ読み出し、 前記第1の解像度と同じ解像度の第1の制御用データと
    第2の制御用データとを、制御データ記憶手段から前記
    第1の数ずつ読み出し、 前記第1の制御用データに基づき、前記第2の画像デー
    タを前記第1の解像度で前記第2の情報量で表わされる
    第3の画像データに変換し、 前記第2の制御用データに基づき、各画素位置毎に前記
    第1の画像データと前記第3の画像データとの何れかの
    画像データを選択して出力することを特徴とする画像処
    理方法。
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