JP2000138231A - 炭化珪素半導体装置の製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置の製造方法

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JP2000138231A JP10308768A JP30876898A JP2000138231A JP 2000138231 A JP2000138231 A JP 2000138231A JP 10308768 A JP10308768 A JP 10308768A JP 30876898 A JP30876898 A JP 30876898A JP 2000138231 A JP2000138231 A JP 2000138231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入によって形成する不純物層の欠陥
をなくし、PN接合部における耐圧低下を防止できるよ
うにする。 【解決手段】 n- 型エピ層2にp型不純物であるBを
イオン注入して不純物領域30を形成する、そして、不
純物領域30の表層部を除去する。これにより、結晶性
が乱れていない表層部が除去され、イオン注入によって
結晶性が乱れた部分が残る。その後、Bを活性化させて
p型ベース領域3を形成すると、最も深くイオン注入が
成された位置側からのみ再結晶化が起こる。これによ
り、p型ベース領域3に結晶欠陥が残らず、p型ベース
領域3とn- 型エピ層2とのPN接合部における耐圧低
下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化珪素半導体装
置の製造方法に関し、特に絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタ、とりわけ大電力用の縦型パワーMOSFETに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素半導体装置では、炭化珪素中を
不純物が拡散しにくいことから、PN接合を形成するた
めにはイオン注入を行わなければならない。このため、
例えばn型半導体層中に、p型不純物としてのB(ボロ
ン)等をイオン注入することによって、n型半導体層内
の深い位置までp型不純物が注入されるようにしたの
ち、熱処理によってp型不純物を活性化させてPN接合
を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イオン
注入によって形成したp型不純物層を調べたところ、p
型不純物層の内部に欠陥が生じていることが確認され
た。この欠陥は、p型不純物層の表層部から所定深さと
なる中間位置に、p型不純物層の表面に対して平行な層
を成すように形成されていた。
【0004】このような欠陥が存在すると、PN接合に
伸びる空乏層が欠陥中でスライドしてしまい、PN接合
の耐圧を低下させるという問題がある。本発明は上記問
題に鑑みて成され、イオン注入によって形成する不純物
層の欠陥をなくし、PN接合部における耐圧低下を防止
できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決すべく、
本発明者らは以下の検討を行った。まず、p型不純物層
における深さとBの濃度との関係を調べた。その結果を
図9(a)に示す。なお、図9(a)の縦軸に示される
p型不純物層100の深さ方向の大きさは、図9(a)
の右側に示すPN接合の断面模式図に対応しており、参
考として欠陥が発生している位置を斜線で示してある。
【0006】この図に示されるように、p型不純物層1
00の表層部ではBの濃度が低くなっており、このBの
濃度が低下している領域より若干深い位置で上記欠陥が
発生している。この結晶欠陥について、p型不純物層1
00の形成方法から検討した。上述したように、p型不
純物層100はn型半導体層101内にp型不純物をイ
オン注入したのち、熱処理によってp型不純物を活性化
させてPN接合を形成している。これは、p型不純物の
イオン注入により、イオン注入された領域の結晶性が乱
れるが、熱処理によってp型不純物を格子位置に取り込
ませつつ再結晶化させることによってp型不純物を活性
化させているのである。
【0007】そして、この再結晶化の様子を調べたとこ
ろ、図9(b)の矢印に示すように、p型不純物が最も
深く注入された位置側だけでなく、イオン注入が行われ
た表面側からも、上記再結晶化が行われていることが分
かった。これは、炭化珪素へのイオン注入が高エネルギ
ーで行われるために、注入量のピーク位置となる深さ
(飛程)は注入される表面から所定深さ深くなった位置
となる。このため、注入された不純物の濃度が小さい表
面層はそれより深い注入不純物濃度の大きい領域に比べ
て結晶性の乱れの少ない層となっている。このような状
態の半導体を熱処理によって再結晶化させると、n型半
導体層101側からだけでなく、イオン注入が行われた
表面側からも再結晶化が行われてしまうのである。
【0008】そして、このような再結晶化の過程で、再
結晶化が進んで衝突したところ、つまりp型不純物層1
00の表面から所定深さ深くなった位置に結晶欠陥が集
中して残留してしまう。そこで、上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発
明においては、第1導電型の第1半導体層(2)中に第
2導電型不純物をイオン注入したのち、該第2導電型不
純物を活性化させて第2導電型の第2半導体層(3)を
形成することで、PN接合を形成してなる半導体装置の
製造方法において、第1半導体層に第2導電型不純物を
イオン注入して不純物領域(30)を形成する工程と、
不純物領域の表層部を除去したのち、第2導電型不純物
を活性化させて第2半導体層を形成する工程と、を含ん
でいることを特徴としている。
【0009】このように、イオン注入によって不純物領
域を形成したのち、不純物領域の表層部を除去するよう
にすれば、結晶性が乱れていない表層部が除去され、イ
オン注入によって結晶性が乱れた部分が残る。この後、
第2導電型不純物を活性化させれば、最も深くイオン注
入が成された位置側からのみ、つまり一方向からのみ再
結晶化が起こるため、第2半導体層に結晶欠陥が残らな
い。これにより、PN接合部における耐圧低下を防止す
ることができる。
【0010】なお、この方法は、例えば、請求項2や請
求項3に示すように、ベース領域(3)を形成する際に
適用することができる。具体的には、請求項4に示すよ
うに、不純物領域の表層部を除去する工程において、不
純物領域の不純物濃度がピーク値となる位置まで、不純
物領域の表層部を除去すればよい。
【0011】例えば、請求項5に示すように、不純物領
域の表層部を0.1μm程度除去すればよい。請求項6
に記載の発明においては、第1導電型の第1半導体層
(2)中に第2導電型不純物のイオン注入を行ったの
ち、該第2導電型不純物を活性化させて第2導電型の第
2半導体層(3)を形成することで、PN接合を形成し
てなる半導体装置の製造方法において、半導体層の表面
にキャップ層(40)を形成する工程と、キャップ層を
通して半導体層に第2導電型不純物をイオン注入し、不
純物領域(41)を形成する工程と、キャップ層を除去
する工程と、不純物領域内の第2導電型不純物を活性化
させて第2半導体層を形成する工程と、を含んでいるこ
とを特徴としている。
【0012】このように、半導体層の表面にキャップ層
を配置し、キャップ層をマスクとしてイオン注入を行え
ば、キャップ層が結晶性の乱れない領域となり、その下
面に位置する半導体層は結晶性が乱れた領域となる。こ
のため、キャップ層を除去すれば、半導体層は表面から
結晶性が乱れた状態となり、この後、第2導電型不純物
を活性化させれば、最も深くイオン注入が成された位置
側からのみ、つまり一方向からのみ再結晶化が起こり、
第2半導体層に結晶欠陥が残らない。これにより、PN
接合部における耐圧低下を防止することができる。
【0013】なお、この方法は、例えば、請求項7や請
求項8に示すように、ベース領域(3)を形成する際に
適用することができる。具体的には、請求項9に示すよ
うに、マスク層を形成する工程においては、イオン注入
工程におけるイオン注入で濃度がピーク値となる飛程よ
りも大きな膜厚でマスク層を形成すればよい。
【0014】例えば、請求項10に示すように、マスク
層の膜厚を0.1μm以上で形成すればよい。なお、マ
スク層としては、請求項11に示すように、シリコン窒
化膜、シリコン酸化膜、酸化チタン膜、炭化チタン膜、
炭化珪素のいずれかを用いることができる。
【0015】上記した括弧内の符号は、後述する実施形
態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明の一実施形態を適用
して形成したノーマリオフ型のnチャネルタイププレー
ナ型のMOSFET(以下、縦型パワーMOSFETと
いう)の断面構成を示す。本デバイスは、インバータや
車両用オルタネータのレクチファイヤに適用すると好適
なものである。以下、図1に基づいて縦型パワーMOS
FETの構造について説明する。
【0017】炭化珪素からなるn+ 型半導体基板1は上
面を主表面1aとし、主表面の反対面である下面を裏面
1bとしている。このn+ 型半導体基板1の主表面1a
上には、基板1よりも低いドーパント濃度を有する炭化
珪素からなるn- 型エピタキシャル層(以下、n- 型エ
ピ層という)2が積層されている。n- 型エピ層2の表
層部における所定領域には、所定深さを有するp型ベー
ス領域3が形成されている。このp型ベース領域3はB
をドーパントとしたイオン注入により形成されており、
p型ベース領域3の表層部から底部に至るまで概ね均等
に略1×1017cm-3以上の濃度となっている。
【0018】また、p型ベース領域3の表層部の所定領
域には、該ベース領域3よりも浅い低抵抗なn+ 型ソー
ス領域4が形成されている。さらに、n+ 型ソース領域
4とn- 型エピ層2とを繋ぐように、p型ベース領域3
の表面部にはn- 型SiC層5が延設されている。この
- 型SiC層5は、エピタキシャル成長にて形成され
たものであり、エピタキシャル膜の結晶が4H、6H、
3Cのものを用いる。尚、このn- 型SiC層5はデバ
イスの動作時にチャネル形成層として機能する。以下、
- 型SiC層5を表面チャネル層という。
【0019】表面チャネル層5はN(窒素)をドーパン
トに用いて形成されており、そのドーパント濃度は、例
えば1×1015cm-3〜1×1017cm-3程度の低濃度
で、かつ、n- 型エピ層2及びp型ベース領域3のドー
パント濃度以下となっている。これにより、低オン抵抗
化が図られている。そして、p型ベース領域3の間に位
置するn- 型エピ層2がいわゆるJ−FET部6を構成
している。
【0020】表面チャネル層5の上面およびn+ 型ソー
ス領域4の上面には熱酸化にてゲート酸化膜7が形成さ
れている。さらに、ゲート酸化膜7の上にはゲート電極
8が形成されている。ゲート電極8は絶縁膜9にて覆わ
れている。絶縁膜9としてLTO(Low Tempe
rature Oxide)膜が用いられている。この
絶縁膜9の上にはソース電極10が形成され、ソース電
極10はn+ 型ソース領域4およびp型ベース領域3と
接している。また、n+ 型半導体基板1の裏面1bに
は、ドレイン電極層11が形成されている。
【0021】次に、図1に示すMOSFETの製造工程
を、図2〜図4に基づいて説明する。 〔図2(a)に示す工程〕まず、n型4H、6H、若し
くは3C−SiC基板、すなわちn+ 型半導体基板1を
用意する。n+ 型半導体基板1は、その厚さが400μ
mであり、主表面1aが(0001)Si面、又は、
(112−0)a面となっている。この基板1の主表面
1aに厚さ5μmのn- 型エピ層2をエピタキシャル成
長させる。本例では、n- 型エピ層2は下地の基板1と
同様の結晶が得られ、n型4Hまたは6Hまたは3C−
SiC層となる。
【0022】〔図2(b)に示す工程〕n- 型エピ層2
の上の所定領域にLTO膜20を配置し、これをマスク
としてBのイオン注入を行う。これにより、n- 型エピ
層2の表層部にp型不純物がドーピングされた不純物領
域30が形成される。このとき、イオン注入条件は、温
度が700℃、ドーズ量が1×1016cm-2としてお
り、Bの不純物濃度が1×1016cm-3以上になるよう
にしている。
【0023】この不純物領域30における深さとBの不
純物濃度の関係を図5(a)に示す。この図に示される
ように、Bの不純物濃度のピーク値(不純物量のピーク
値)は、不純物領域30の表面より所定深さ深くなった
位置となっている。これは、炭化珪素へのイオン注入が
高エネルギーで行われるために、イオン注入がある程度
の飛程となるからである。
【0024】なお、本工程においてドーパントをBとし
ているが、p型不純物となる3A族の元素なら他のドー
パントを使用してもよい。 〔図2(c)に示す工程〕不純物領域30を含むn-
エピ層2の上面をRIE(Reactive Ion
etching)により除去する。このとき、図5
(a)に示す不純物濃度がピーク値となる深さ(例えば
0.1μm程度)よりも深い位置まで除去するのが好ま
しい。
【0025】これにより、不純物領域30の表層部にお
けるBの不純物濃度が小さい領域、つまり不純物領域3
0のうち結晶性のあまり乱れていない部分が除去され
る。その後、再結晶化を行うための熱処理として、14
00℃以上の温度(例えば、1600℃)で、30分間
の活性化アニールを施し、不純物領域30におけるBを
活性化させる。これにより、p型ベース領域3が形成さ
れると共に、p型ベース領域3の間におけるJ−FET
部6が確定される。
【0026】このとき、不純物領域30の表層部が除去
されているため、不純物領域30の表面は結晶性の乱れ
た部分となり、不純物領域30の表面側からは再結晶化
が行われない。このため、図5(b)の矢印で示すよう
に、不純物領域30の最も深い位置からのみ再結晶化が
進み、この再結晶化が不純物領域30の表面まで進む。
【0027】このように、不純物領域30の再結晶化が
一方向からのみ進むようになるため、二方向から再結晶
化が進む場合のように衝突が生じず、p型ベース領域3
には結晶欠陥が形成されない。この結晶欠陥の有無の様
子をRBS(Rutherford back sca
ttering)によるチャネリング検出にて調べた。
この結果を図6に示す。参考として、不純物領域30の
表層部を除去せずに活性化を行った場合についてのチャ
ネリング検査の結果を図6中に示す。なお、RBSと
は、所定エネルギーでHeイオンビームを照射したとき
に結晶欠陥で散乱されたHeイオンがどれだけ検出器に
届くか検査することをいい、結晶性が乱れ、格子間位置
に原子が存在すると、照射されたHeイオンが格子間位
置に存在する原子に衝突して散乱されることから、結晶
欠陥の有無の確認にRBSが用いられている。
【0028】この図に示されるように、不純物領域30
の表層部を除去せずに活性化処理を行った場合には、p
型ベース領域3の表面(本図においてChannelの
値が425の部分が表面に相当)より所定深さ深くなっ
た位置において、波形が突出している。この波形の突出
は、この領域でHeイオンが多く検出されたことを示し
ており、p型ベース領域3に結晶欠陥が存在しているこ
とを意味している。
【0029】これに対して、本実施形態のように不純物
領域30の表層部を除去してから活性化処理を行った場
合には、波形が滑らかになっており、p型ベース領域3
に結晶欠陥がほぼ存在していない状態となっている。こ
の結果からも、本実施形態のように不純物領域30の表
層部を除去してから活性化処理を行うことにより、p型
ベース領域3の結晶欠陥をなくすことができるといえ
る。
【0030】〔図3(a)に示す工程〕LTO膜20を
除去したのち、p型ベース領域3の表面を含むn- 型エ
ピ層2の上に不純物濃度が1×1016cm-2以下、膜厚
が0.3μm以下の表面チャネル層5をエピタキシャル
成長させる。このとき、縦型パワーMOSFETをノー
マリオフ型にするために、表面チャネル層5の厚み(膜
厚)を、ゲート電極8に電圧を印加していない時におけ
るp型ベース領域3から表面チャネル層5に広がる空乏
層の伸び量と、ゲート酸化膜7から表面チャネル層5に
広がる空乏層の伸び量との和よりも小さくなるようにし
ている。
【0031】具体的には、p型ベース領域3から表面チ
ャネル層5に広がる空乏層の伸び量は、表面チャネル層
5とp型ベース領域3とのPN接合のビルトイン電圧に
よって決定され、ゲート酸化膜7から表面チャネル層5
に広がる空乏層の伸び量は、ゲート酸化膜7の電荷及び
ゲート電極8(金属)と表面チャネル層5(半導体)と
の仕事関数差によって決定されるため、これらに基づい
て表面チャネル層5の膜厚を決定している。
【0032】このようなノーマリオフ型の縦型パワーM
OSFETは、故障などによってゲート電極に電圧が印
加できないような状態となっても、電流が流れないよう
にすることができるため、ノーマリオン型のものと比べ
て安全性を確保することができる。また、図1に示すよ
うに、p型ベース領域3は、ソース電極10と接触して
いて接地状態となっている。このため、表面チャネル層
5とp型ベース領域3とのPN接合のビルトイン電圧を
利用して表面チャネル層5をピンチオフすることができ
る。例えば、p型ベース領域3が接地されてなくてフロ
ーティング状態となっている場合には、ビルトイン電圧
を利用してp型ベース領域3から空乏層を延ばすという
ことができないため、p型ベース領域3をソース電極1
0と接触させることは、表面チャネル層5をピンチオフ
するのに有効な構造であるといえる。
【0033】なお、p型ベース領域3の不純物濃度を高
くすると、ビルトイン電圧をより大きく利用することが
できるため有効である。本実施形態では、炭化珪素によ
って縦型パワーMOSFETを製造しているが、これを
シリコンを用いて製造しようとすると、p型ベース領域
3や表面チャネル層5等の不純物層を形成する際におけ
る熱拡散の拡散量の制御が困難であるため、上記構成と
同様のノーマリオフ型のMOSFETを製造することが
困難となる。このため、本実施形態のようにSiCを用
いることにより、シリコンを用いた場合と比べて精度良
く縦型パワーMOSFETを製造することができる。
【0034】また、ノーマリオフ型の縦型パワーMOS
FETにするためには、上記条件を満たすように表面チ
ャネル層5の厚みを設定する必要があるが、シリコンを
用いた場合にはビルトイン電圧が低いため、表面チャネ
ル層5の厚みを薄くしたり不純物濃度を薄くして形成し
なければならず、不純物イオンの拡散量の制御が困難な
ことを考慮すると、非常に製造が困難であるといえる。
しかしながら、SiCを用いた場合にはビルトイン電圧
がシリコンの約3倍と高く、表面チャネル層5の厚みを
厚くしたり不純物濃度を濃くして形成できるため、ノー
マリオフ型の蓄積型MOSFETを製造することが容易
であるといえる。
【0035】〔図3(b)に示す工程〕次に、表面チャ
ネル層5の上の所定領域にLTO膜21を配置し、これ
をマスクとしてn型不純物である窒素(N)をイオン注
入する。このときのイオン注入条件は、温度を700℃
とし、ドーズ量が5×1015cm-2となるようにしてい
る。
【0036】この後、熱処理によって注入されたn型不
純物イオン(窒素及びリン)を活性化させてn+ 型ソー
ス領域4を形成する。 〔図3(c)に示す工程〕LTO膜21を除去した後、
フォトレジスト法を用いて表面チャネル層5の上の所定
領域にLTO膜22を配置し、これをマスクとしてRI
Eによりp型ベース領域3の上の表面チャネル層5を部
分的にエッチング除去する。これにより、p型ベース領
域3が露出する。
【0037】〔図4(a)に示す工程〕LTO膜22を
除去した後、基板の上にウェット酸化(H2 +O2 によ
るパイロジェニック法を含む)によりゲート酸化膜7を
形成する。このとき、雰囲気温度は1080℃とする。
その後、ゲート絶縁膜7の上にポリシリコンからなるゲ
ート電極8をLPCVDにより堆積する。このときの成
膜温度は600℃とする。
【0038】〔図4(b)に示す工程〕引き続き、ゲー
ト絶縁膜7の不要部分を除去した後、LTOよりなる絶
縁膜9を形成しゲート絶縁膜7を覆う。より詳しくは、
成膜温度は425℃であり、成膜後に1000℃のアニ
ールを行う。この後、室温での金属スパッタリングによ
りソース電極10及びドレイン電極11を配置したの
ち、1000℃のアニールを行うと図1に示す縦型パワ
ーMOSFETが完成する。
【0039】このようにして完成した縦型パワーMOS
FETの作用(動作)を説明する。本MOSFETはノ
ーマリオフ型の蓄積モードで動作するものであって、ゲ
ート電極8に電圧を印加しない場合は、表面チャネル層
5においてキャリアは、p型ベース領域3と表面チャネ
ル層5との間の静電ポテンシャルの差、及び表面チャネ
ル層5とゲート電極8との間の仕事関数の差により生じ
た電位によって全域空乏化される。そして、ゲート電極
8に電圧を印加することにより、表面チャネル層5とゲ
ート電極8との間の仕事関数の差と外部からの印加電圧
の和により生じる電位差を変化させる。このことによ
り、チャネルの状態を制御することができる。
【0040】つまり、ゲート電極8の仕事関数を第1の
仕事関数とし、p型ベース領域3の仕事関数を第2の仕
事関数とし、表面チャネル層5の仕事関数を第3の仕事
関数としたとき、第1〜第3の仕事関数の差を利用し
て、表面チャネル層5のn型のキャリアを空乏化する様
に第1〜第3の仕事関数と表面チャネル層5の不純物濃
度及び膜厚を設定することができる。
【0041】また、オフ状態において、空乏領域は、p
型ベース領域3及びゲート電極8により作られた電界に
よって、表面チャネル層5内に形成される。この状態か
らゲート電極8に対して正のバイアスを供給すると、ゲ
ート絶縁膜(SiO2 )7と表面チャネル層5との間の
界面においてn+ 型ソース領域4からn- 型ドリフト領
域2方向へ延びるチャネル領域が形成され、オン状態に
スイッチングされる。このとき、電子は、n+ 型ソース
領域4から表面チャネル層5を経由し表面チャネル層5
からn- 型エピ層2に流れる。そして、n- 型エピ層2
(ドリフト領域)に達すると、電子は、n+ 型半導体基
板1(n+ ドレイン)へ垂直に流れる。
【0042】このようにゲート電極8に正の電圧を印加
することにより、表面チャネル層5に蓄積型チャネルを
誘起させ、ソース電極10とドレイン電極11との間に
キャリアが流れる。また、上述したように、p型ベース
領域3には結晶欠陥が発生していないため、p型ベース
領域3に伸びる空乏層が欠陥でスライドしてしまうこと
がない。これにより、縦型パワーMOSFETの耐圧低
下を防止することができる。
【0043】このように、p型ベース領域3を形成する
ために、イオン注入を行ったのち、イオン注入によって
形成された不純物領域30の表層部を除去し、その後に
活性化のための熱処理を行うようにすることで、p型ベ
ース領域3の結晶欠陥を無くすことができ、縦型パワー
MOSFETの耐圧低下を防止できる。 (第2実施形態)本実施形態は、第1実施形態に対して
p型ベース領域3の形成方法のみ変化させたものであ
り、他の構成についての製造方法及び縦型パワーMOS
FETの全体構成は同様であるため、p型ベース領域3
の形成方法についてのみ説明する。
【0044】図7に本実施形態における縦型パワーMO
SFETの製造工程を示す。 〔図7(a)に示す工程〕まず、図2(a)の工程で使
用したものと同様の構成のn+ 型半導体基板1を用意す
る。そして、この基板1の主表面1aに厚さ5μmのn
- 型エピ層2をエピタキシャル成長させる。
【0045】そして、さらにn- 型エピ層2の上面にキ
ャップ層40を厚さ0.1μm程度で成膜する。このキ
ャップ層40としては、シリコン窒化膜(Si
3 4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )、酸化チタン膜
(TiO2 )、炭化チタン膜(TiC)、炭化珪素膜
(SiC)等が適用できる。 〔図7(b)に示す工程〕n- 型エピ層2の上の所定領
域にLTO膜20を配置し、これをマスクとしてBのイ
オン注入を行う。これにより、n- 型エピ層2の表層部
にp型不純物がドーピングされた不純物領域41が形成
される。このとき、イオン注入条件は、温度が700
℃、ドーズ量が1×1016cm-2としており、Bの不純
物濃度が1×1016cm-3以上になるようにしている。
【0046】このとき、第1実施形態と同様に、Bの不
純物濃度のピーク値(不純物量のピーク値)は、イオン
注入が行われる表面より所定深さ深くなった位置となる
ため、それより浅い領域ではBの不純物濃度が薄くなっ
てしまう。しかし、本実施形態では、n- 型エピ層2の
表面にキャップ層41を形成しているため、キャップ層
41はBの不純物濃度が薄くなる領域となり、n- 型エ
ピ層2は表面から全てBの不純物濃度がピーク値となる
領域となる。
【0047】〔図7(c)に示す工程〕LTO膜20を
除去したのち、キャップ層41を除去する。これによ
り、不純物領域41の表面が露出する。その後、再結晶
化を行うための熱処理として、1400℃以上の温度
(例えば、1600℃)で、30分間の活性化アニール
を施し、不純物領域41におけるBを活性化させる。こ
れにより、p型ベース領域3が形成されると共に、p型
ベース領域3の間におけるJ−FET部6が確定され
る。
【0048】このとき、不純物領域41は表面から全て
不純物濃度がピーク値となるようにイオン注入がなさ
れ、全ての領域で結晶性が乱れた状態となっているた
め、不純物領域41の表面側からは再結晶化が行われな
い。このため、p型ベース領域3に結晶欠陥が残らず、
縦型パワーMOSFETの耐圧低下を防止することがで
きる。
【0049】参考として、縦型パワーMOSFETの結
晶欠陥の有無の様子をRBSによるチャネリング検出に
て調べた。この結果を図8に示す。参考として、不純物
領域30の表層部を除去せずに活性化を行った場合につ
いてのチャネリング検査の結果を図8中に示す。この図
に示されるように、キャップ層40を配置してイオン注
入を行った場合には、波形が滑らかになっており、p型
ベース領域3に結晶欠陥がほぼ存在していない状態とな
っている。
【0050】この結果からも、本実施形態のようにキャ
ップ層40を配置してBのイオン注入を行うことによ
り、p型ベース領域3の結晶欠陥をなくすことができる
といえる。 (他の実施形態)上記実施形態では、蓄積型のプレーナ
型MOSFETに本発明を適用した場合について説明し
たが、炭化珪素へのイオン注入を行ってPN接合を形成
するものであれば他の炭化珪素半導体装置、例えば反転
型のMOSFETや溝ゲート型のMOSFET、ラテラ
ルMOSFET、さらにはPNダイオード等に本発明を
適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用して形成したプレー
ナ型MOSFETの断面図である。
【図2】図1に示すプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図3】図2に続くプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図4】図3に続くプレーナ型MOSFETの製造工程
を示す図である。
【図5】(a)は不純物領域30の深さとBの濃度との
関係を示す図であり、(b)は不純物領域30における
再結晶化の様子を説明するための図である。
【図6】RBSのチャネリング検出によりp型ベース領
域3の結晶欠陥を調べた結果を示す図である。
【図7】第2実施形態におけるプレーナ型MOSFET
の製造工程を示す図である。
【図8】RBSのチャネリング検出によりp型ベース領
域3の結晶欠陥を調べた結果を示す図である。
【図9】(a)は従来のPN接合における不純物層の深
さとBの濃度との関係を示す図であり、(b)は不純物
層における再結晶化の様子を説明するための図である。
【符号の説明】
1…n+ 型の半導体基板、2…n- 型エピ層、3…p型
ベース領域、4…n+ 型ソース領域、5…表面チャネル
層、7…ゲート絶縁膜、8…ゲート電極、9…絶縁膜、
10…ソース電極、11…ドレイン電極、30、41…
不純物領域、40…キャップ層。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 忠 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1半導体層(2)中に第
    2導電型不純物をイオン注入したのち、該第2導電型不
    純物を活性化させて第2導電型の第2半導体層(3)を
    形成することで、PN接合を形成してなる半導体装置の
    製造方法において、 前記第1半導体層に前記第2導電型不純物をイオン注入
    して不純物領域(30)を形成する工程と、 前記不純物領域の表層部を除去したのち、前記第2導電
    型不純物を活性化させて前記第2半導体層を形成する工
    程と、を含んでいることを特徴とする炭化珪素半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に第2導電型不純物を
    イオン注入して不純物領域(30)を形成する工程と、 前記不純物領域の表層部を除去したのち、前記第2導電
    型不純物を活性化させて第2導電型のベース領域(3)
    を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に、前記ベース領域
    の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(4)を形成
    する工程と、 前記ソース領域と前記半導体層とに挟まれた前記ベース
    領域の上に、ゲート絶縁膜(7)を介してゲート電極
    (8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(11)を形成
    する工程とを備えていることを特徴とする炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に第2導電型不純物を
    イオン注入して不純物領域(30)を形成する工程と、 前記不純物領域の表層部を除去したのち、前記第2導電
    型不純物を活性化させて第2導電型のベース領域(3)
    を形成する工程と、 前記不純物領域内の前記第2導電型不純物を活性化させ
    て第2導電型のベース領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域上に第1導電型の表面チャネル層(5)
    を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に前記表面チャネル
    層に接すると共に、前記ベース領域の深さよりも浅い第
    1導電型のソース領域(4)を形成する工程と、 前記表面チャネル層上にゲート絶縁膜(7)を介してゲ
    ート電極(8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(11)を形成
    する工程とを備えていることを特徴とする炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記不純物領域の表層部を除去する工程
    では、該不純物領域の不純物濃度がピーク値となる位置
    まで、該不純物領域の表層部を除去することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1つに記載の炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記不純物領域の表層部を除去する工程
    では、該不純物領域の表層部を0.1μm程度除去する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載
    の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1導電型の第1半導体層(2)中に第
    2導電型不純物のイオン注入を行ったのち、該第2導電
    型不純物を活性化させて第2導電型の第2半導体層
    (3)を形成することで、PN接合を形成してなる半導
    体装置の製造方法において、 前記半導体層の表面にキャップ層(40)を形成する工
    程と、 前記キャップ層を通して前記半導体層に前記第2導電型
    不純物をイオン注入し、不純物領域(41)を形成する
    工程と、 前記キャップ層を除去する工程と、 前記不純物領域内の前記第2導電型不純物を活性化させ
    て前記第2半導体層を形成する工程と、を含んでいるこ
    とを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表面にキャップ層(40)を形成する工
    程と、 前記キャップ層を通して前記半導体層の所定領域に前記
    第2導電型不純物をイオン注入して不純物領域(41)
    を形成する工程と、 前記キャップ層を除去する工程と、 前記不純物領域内の前記第2導電型不純物を活性化させ
    て第2導電型のベース領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に、前記ベース領域
    の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(4)を形成
    する工程と、 前記ソース領域と前記半導体層とに挟まれた前記ベース
    領域の上に、ゲート絶縁膜(7)を介してゲート電極
    (8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(11)を形成
    する工程とを備えていることを特徴とする炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
    炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表面にキャップ層(40)を形成する工
    程と、 前記キャップ層を通して前記半導体層の所定領域に前記
    第2導電型不純物をイオン注入して不純物領域(41)
    を形成する工程と、 前記キャップ層を除去する工程と、 前記不純物領域内の前記第2導電型不純物を活性化させ
    て第2導電型のベース領域(3)を形成する工程と、 前記ベース領域上に第1導電型の表面チャネル層(5)
    を形成する工程と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に前記表面チャネル
    層に接すると共に、前記ベース領域の深さよりも浅い第
    1導電型のソース領域(4)を形成する工程と、 前記表面チャネル層上にゲート絶縁膜(7)を介してゲ
    ート電極(8)を形成する工程と、 前記ベース領域及び前記ソース領域に接触するソース電
    極(10)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(11)を形成
    する工程とを備えていることを特徴とする炭化珪素半導
    体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記キャップ層を形成する工程では、前
    記イオン注入工程におけるイオン注入の濃度がピーク値
    となるまでの飛程よりも大きな膜厚で前記マスク層を形
    成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つ
    に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記キャップ層を形成する工程では、
    該マスク層の膜厚を0.1μm以上で形成することを特
    徴とする請求項6乃至9のいずれか1つに記載の炭化珪
    素半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記キャップ層として、シリコン窒化
    膜、シリコン酸化膜、酸化チタン膜、炭化チタン膜、炭
    化珪素のいずれかを用いることを特徴とする請求項6乃
    至10のいずれか1つに記載の炭化珪素半導体装置の製
    造方法。
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