JP2000136518A - 護岸のための植生マット - Google Patents

護岸のための植生マット

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JP2000136518A
JP2000136518A JP10310516A JP31051698A JP2000136518A JP 2000136518 A JP2000136518 A JP 2000136518A JP 10310516 A JP10310516 A JP 10310516A JP 31051698 A JP31051698 A JP 31051698A JP 2000136518 A JP2000136518 A JP 2000136518A
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vegetation
vegetation mat
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mat
stones
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JP10310516A
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Akira Ozaki
彰 尾崎
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Nisshin Sangyo KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛇カゴ工法の改良を行って、施工そのものが
簡単に行えることは当然として、施工後直ちに植生効果
を期待することができる植生マット工法を提供するこ
と。 【構成】 網カゴ10内に石12等を約2/3〜9/1
0程度まで詰めた表面に、中央に植生基材24を有し、
かつ周囲に流亡防止辺22を備えた植生マット20を敷
設するとともに、流亡防止辺22を網カゴ10内面に仮
止めした後、当該植生マット20上に石12等を再び詰
めて、最後にこの石12等の表面を網蓋11によって覆
うとともに、この網蓋11を網カゴ10に固定するよう
にしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川や湖沼の護岸を行
う工法に関し、特に石等を網カゴによて包み込んで岸に
固定する工法であって、護岸とともに植生をも行えるよ
うにした植生マット工法及び植生マットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】河川や湖沼の護岸を行う工法としては、
所謂「蛇カゴ工法」が知られている。この蛇カゴ工法
は、現在では「網カゴ」工法ともいわれ古くは江戸時代
から行われているものであり、図1にも示すように、直
径15〜25cm程度の石等を鋼鉄線によって形成した
網カゴ(江戸時代では長い竹カゴ)によって包み込み、
これらの石や網カゴを岸に固定するようにしたものであ
る。このような蛇カゴ工法は、各石間に、水や生物が入
り込むことのできる多数の連続した穴を形成することが
できて、所謂「ビオトープ」の形成に役立つものである
だけでなく、比較的大きな石等を使用し、かつこれを網
カゴによって固定しているため、増水時の流亡防止にも
優れている工法である。
【0003】しかしながら、このような蛇カゴ工法が施
工された護岸では、前述した「ビオトープ」の形成とい
う面でみると、完全なものではない。何故なら、ビオト
ープの重要構成要素である植物の育成について考察して
みると、言わば穴だらけの岩場では、植物の特に短期間
内での生育が見込めないからである。すなわち、蛇カゴ
工法を施工した護岸において、植物が生育し得るための
地盤が形成されるためには、増水時での土砂の堆積等が
必要であって、そのための長い時間も必要であるだけで
なく、堆積した土砂が安定化することも必要である。
【0004】そこで、本発明者等は、蛇カゴ工法という
護岸工法の長所を生かしながら、植生、すなわちビオト
ープ形成の植物育成をも図るためにはどうしたらよい
か、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成
したのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、河川や湖沼の護岸を、蛇カゴ工法を採用しながら、
植生をも行えるようにすることである。
【0006】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、蛇カゴ工法の改良を行って、施工その
ものが簡単に行えることは当然として、施工後直ちに植
生効果を期待することができる植生マット工法を提供す
ることにある。
【0007】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1に係る工法を具体的に実施し得る
ようにすることができて、製造、保管及び運搬に際して
も、これを簡単に行うことのできる植生マットを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「湖沼や河川の岸を護るために、岸に設置し
た網カゴ10内部に詰めた石12等によって護岸毒行う
工法において、網カゴ10内に石12等を約2/3〜9
/10程度まで詰めた表面に、中央に植生基材24を有
しかつ周囲に流亡防止辺22を備えた植生マット20を
敷設するとともに、流亡防止辺22を網カゴ10内面に
仮止めした後、当該植生マット20上に石12等を再び
詰めて、最後にこの石12等の表面を網蓋11によって
覆うとともに、この網蓋11を網カゴ10に固定するよ
うにしたことを特徴とする植生マット工法」である。
【0009】すなわち、この請求項1の植生マット工法
は、基本的には従来より行われている蛇カゴ工法を改良
して、護岸すべき湖沼や河川の岸辺の植生をも行えるよ
うにするものであり、そのために、植生マット20を使
用するのである。この植生マット20は、図3にも示す
ように、周囲を流亡防止辺22とした基布部21の中央
部に収納部23を形成しておいて、この収納部23内に
植生基材24等を詰めて形成したものである。
【0010】さて、この請求項1の植生マット工法で
は、まず、従来の蛇カゴ工法を利用して、網カゴ10の
岸への設置と、この網カゴ10内への石12等の投入を
行うことにより、図2に示した植生マット20の下側部
分までとなる石12等の層を形成するのである。この石
12層の高さは、完成時の2/3〜9/10程度となる
ようにするのであり、具体的には20cm〜40cm程
度である。勿論、この完成途中の石12層の高さは、施
工現場の状況によって変化するものであるが、その上の
石12の追加層と合わせて、護岸が行えるに足ものとす
ることは当然である。
【0011】以上の石12層上に植生マット20を敷設
したら、植生マット20に設けてある流亡防止辺22
を、周囲の網カゴ10側に対して、図2に示したように
仮止めする必要がある。何故なら、この植生マット20
上に、次の石12等を詰める時に、この植生マット20
の流亡防止辺22が中に折り込まれてしまわないように
しなけれぱならないからである。また、このように、流
亡防止辺22を網カゴ10内で立てておくのは、この流
亡防止辺22によって当該植生マット20が有している
植生基材24や、施工後に植生マット20土に堆積した
土砂が次の増水によって流亡されるのを防止するためで
ある。
【0012】敷設した植生マット20上に更に石12を
詰めるのは、この植生マット20を石12という重しに
よって岸辺に安定化させるとともに、各石12間の穴に
よって、小動物の住処の提供や植生マット20上への土
砂の堆積を可能にするためである。勿論、植生マット2
0上の石12が流亡してしまっては、その下の植生マッ
ト20も流亡してしまうから、最後の石12上は網蓋1
1によって覆うようにすることは当然である。
【0013】以上のような本発明に係る植生マット工法
を施工した後においては、植生マット20の収納部23
中に入れておいた植生植物の種子や茎等が、発芽・発根
して生育を始めることになり、この植生マット工法の施
工後、短期間内に植生がなされることになる。また、こ
の植生マット工法の施工後に増水したとすると、前述し
たように、植生マット20においては、その流亡防止辺
22によって植生基材24や生育し始めた植生植物の流
亡が防止されており、かつ植生マット20上への土砂の
堆積をこの流亡防止辺22が増進させているのである。
【0014】従って、この請求項1の植生マット工法に
よれば、従来の蛇カゴ工法の長所を十分生かすことがで
きて、施工作業そのものも非常に簡単であり、植生植物
の生育を積極的に増進することができて、ビオトープの
形成を効果的に行うことができるのである。
【0015】また、上記の課題を解決するために、請求
項2に係る発明の採った手段は、同様に、「湖沼や河川
の岸を護るための、岸に設置された網カゴ10内に収納
されて、護岸とともに植生をも行う植生マット20であ
って、周辺に流亡防止辺22を有した基布部21と、こ
の基布部21の略中央に形成した収納部23と、この収
納部23内に収納した植生基材24とにより構成したこ
とを特徴とする護岸のための植生マット20」である。
【0016】すなわち、この請求項2に係る植生マット
20は、図3に示すようなものであり、周囲を流亡防止
辺22とした基布部21の略中央に、多数の収納部23
を形成し、この収納部23内に、植生植物の種子や根、
あるいは茎等を含む植生基材24を充填したものであ
る。
【0017】この植生マット20は、図3にも示したよ
うな簡単な構造のものであるから、その製造が容易なだ
けでなく、基布部21及び流亡防止辺22を利用して巻
いておくことができるものであるから、その保管や運搬
が簡単に行えるものとなっている。また、この植生マッ
ト20は、これを施工現場、つまり網カゴ10内に前遠
した高さにまで敷き詰められた石12上に、その巻回を
解くようにしながら展開することにより、当該植生マッ
ト20を使用した工法を簡単に施工できるものである。
【0018】石12上に基布部21を敷設して、流亡防
止辺22を網カゴ10に仮止めした後は、この流亡防止
辺22によって、次に投入される最上層の石12の網カ
ゴ10外への転落が防止される。石12中には小さなも
のもあるが、この小さい石12が網カゴ10の網目から
他の未施工の網カゴ10内に入らないようにするのがこ
の滅亡防止辺22の第一の形成理由なのである。
【0019】また、各流亡防止辺22は、施工後の増水
時に、基布部21土の収納部23内にある植生基材24
や植生植物の根等の保護を行うことにもなるものであ
る。何故なら、この流亡防止辺22は、基布部21の周
囲に、網カゴ10や石12によって支えられながら立ち
上がっていて、水の流れを収納部23に対して直接及ぼ
さないようにしているからである。これが、流亡防止辺
22の第二の形成理由なのである。
【0020】従って、この請求項2に係る植生マット2
0は、簡単な構造のものであるから製造が容易となって
いるだけでなく、基布部21や流亡防止辺22によって
巻回できるから、保管や運搬及び施工が簡単に行えるも
のであり、かつ河川等の岸の植生をも十分行うことがで
きるのである。
【0021】
【発明の実施の形態】以上のように構成した各請求項に
係る発明を、図面に示した実施の形態に従って説明する
が、請求項1の植生マット工法は、請求項2の植生マッ
ト20を使用しながら行うものであるため、以下では、
この植生マット20を中心に説明することとする。
【0022】本発明の植生マット工法を施工するにあた
っては、護岸の必要な湖沼や河川の岸をある程度整地し
て、多数の網カゴ10を互いに連結状態で設置し、これ
らの網カゴ10内に石12等を、その全高さの2/3〜
9/10程度まで敷き詰めるのが基本である。しかしな
がら、既に蛇カゴ工法によって護岸工事が完了している
所では、各網カゴ10の網蓋11を外して、上層の石1
2を除去するようにしてもよい。
【0023】この石12等の上に植生マット20を敷設
するのであるが、この植生マット20は、周囲が流亡防
止辺22となった基布部21上に、図2又は図3に示し
たように、多数の収納部23が形成してあるものであっ
て、この収納部23内には、植生植物の種子や発芽生命
体(発芽し得る茎や根)を含む植生基材24を充填したも
のである。
【0024】特に、この植生マット20は、その流亡防
止辺22や基布部21等を、ヤシガラ繊維等の植物繊維
によって形成したものであり、この植物繊維の再利用を
図るとともに、これがある時間経過後に腐蝕して河川等
の岸における生態系に悪影響を与えないようにするもの
としてある。勿論、これらの流亡防止辺22や基布部2
1等を構成している材料が植物繊維であるから、この植
物繊維自体が腐食した後においては、植生植物の栄養源
にもなり得るものである。
【0025】基布部21は、各称通りの「布」状のもの
に限るものではなく、網状のものであってもよく、要す
るに、収納部23内の植生基材24の暫時の保持や、増
水時(冠水時)に土砂を受け止めることができるようなも
のであれぱ、どのような形態のものであってもよい。ま
た、この基布部21は、その一部の「織り」を省略する
ことにより、収納部23となるようにしてもよいもので
ある。この基布部21は、網カゴ10内に敷き詰められ
ている石12上に平らに敷設されるものであるから、網
カゴ10の上方開口と略同程度の面積を有しているもの
であり、この基布部21の周囲が流亡防止辺22として
ある。
【0026】流亡防止辺22は、石12上に敷設された
基布部21の周囲に立っている網カゴ10の一部と略同
じ面積となるようにしたものであり、四方の網カゴ10
に仮固定されるものである。この仮固定を容易にするた
めに、当該流亡防止辺22の四隅部分に切込みを入れて
おくとよい。また、流亡防止辺22の端縁に、網カゴ1
0側に仮固定するためのひもや針金を予め設けておいて
もよい。
【0027】収納部23は、基布部21の上面に別の
布、または網状体を取付けて、図3に示すような植生基
材24を収納する部分として形成してもよいが、単に縦
糸のみを残して、これに、植生基材24を詰めた小袋を
収納できるように実施してもよい。要するに、この収納
部23は、後述する植生基材24を直接収納したり、あ
るいは、基布部21と同様な植物繊維によって形成され
て内部に植生基材24を詰めた小袋を収納したりするこ
とがでぎれば、どのような形態のものであってもよいも
のである。
【0028】また、これらの各収納部23の間隔は、図
2に示したように、適宜広げてもよく、図3に示したよ
うに、完全につめてもよい。すなわち、この収納部23
は、植生基材24が詰められたり収納されたりするもの
であり、その数によって、植生基材24の全体量が決定
されるため、施工現場の状況に合わせて、増減されるの
である。
【0029】各収納部23内に収納または詰められるこ
とになる植生基材24は、保水材を主として、これに植
生植物のための肥料を加え、さらに、前述したような植
生植物の種子等が加えられたものである。なお、これら
の種子等は、各収納部23の表層側になるようにすると
よい。
【0030】以上のように構成した各植生マット20
は、ある程度の高さまで敷き詰めた石12上にその基布
部21を敷設して、各流亡防止辺22を網カゴ10側に
仮固定した後、その上から石12等を投入することによ
って施工が、略完了するものである。勿論、最後に敷き
詰められた石12上は、網カゴ10が有している網蓋1
1によって覆うとともに、これを固定することにより、
本発明の植生マット工法は完了するものである。
【0031】なお、植生マット20に予め保持させてあ
る植生基材24のみでは、植生が十分行えないだろうと
考えられる場合には、この植生基材24を小分けして詰
めた別の小袋を、最上層の石12を敷き詰める前に基布
部21土へ、あるいは最上層となっている石12の隙間
内に別途撒くようにすることにより、その調整が行われ
ることもある。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1の発明に
よれば、「湖沼や河川の岸を護るために、岸に設置した
網カゴ10内部に詰めた石12等によって護岸を行う工
法において、網カゴ10内に石12等を約2/3〜9/
10程度まで詰めた表面に、中央に植生基材24を有し
かつ周囲に流亡防止辺22を備えた植生マット20を敷
設するとともに、流亡防止辺22を網カゴ10内面に仮
止めした後、当該植生マット20上に石12等を再び詰
めて、最後にこの石12等の表面を網蓋11によって覆
うとともに、この網蓋11を網カゴ10に固定するよう
にしたこと」にその構成上の特徴があり、これにより、
従来からある蛇カゴ工法の改良を簡単に行って、施工後
直ちに植生効果を期待することができることは当然とし
て、施工そのものが簡単に行える植生マット工法を提供
することができるのである。
【0033】特に、この植生マット工法は、既に蛇カゴ
工法による護岸が完了している部分に対しても、上記の
ように少し手を加えるだけで、ビオトープの形成に重要
な植物の生育(植生)をも積極的に行うことができるので
あり、植物の根による護岸とともに、美しいビオトープ
の形成を簡単に行うことができるのである。
【0034】また、請求項2に係る発明によれば、「湖
沼や河川の岸を護るための、岸に設置された網カゴ10
内に収納されて、護岸とともに植生をも行う植生マット
20であって、周辺に流亡防止辺22を有した基布部2
1と、この基布部21の略中央に形成した収納部23
と、この収納部23内に収納した植生基材24とにより
構成したこと」にその構成上の特徴があり、これによ
り、上記請求項1に係る工法を具体的に実施し得るよう
にすることができて、製造、保管及び運搬に際しても、
これを簡単に行うことのできる植生マット20を提供す
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植生マット工法を施工した護岸の斜視
図である。
【図2】図1中の1−1線に沿ってみた部分断面図であ
る。
【図3】請求項2に係る植生マットの斜視図である。
【符号の説明】 10 網カゴ 11 網蓋 12 石 20 植生マット 21 基布部 22 流亡防止辺 23 収納部 24 植生基材
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月20日(1999.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 護岸のための植生マッ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湖沼や河川の岸を護るための、前記岸に
設置された網カゴ内に収納されて、護岸とともに植生を
も行う植生マットであって、 周辺に流亡防止辺を有した基布部と、この基布部の略中
央に形成した複数の収納部と、これらの収納部内に収納
した植生基材とにより構成したことを特徴とする護岸の
ための植生マット。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川や湖沼の護岸を行
う植生マットに関し、特に石等を網カゴによて包み込ん
で岸に固定する工法に使用されて、護岸とともに植生を
も行えるようにした植生マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川や湖沼の護岸を行う工法としては、
所謂「蛇カゴ工法」が知られている。この蛇カゴ工法
は、現在では「網カゴ」工法ともいわれ古くは江戸時代
から行われているものであり、図1にも示すように、直
径15〜25cm程度の石等を鋼鉄線によって形成した
網カゴ(江戸時代では長い竹カゴ)によって包み込み、
これらの石や網カゴを岸に固定するようにしたものであ
る。このような蛇カゴ工法は、各石間に、水や生物が入
り込むことのできる多数の連続した穴を形成することが
できて、所謂「ビオトープ」の形成に役立つものである
だけでなく、比較的大きな石等を使用し、かつこれを網
カゴによって固定しているため、増水時の流亡防止にも
優れている工法である。
【0003】しかしながら、このような蛇カゴ工法が施
工された護岸では、前述した「ビオトープ」の形成とい
う面でみると、完全なものではない。何故なら、ビオト
ープの重要構成要素である植物の育成について考察して
みると、言わば穴だらけの岩場では、植物の特に短期間
内での生育が見込めないからである。すなわち、蛇カゴ
工法を施工した護岸において、植物が生育し得るための
地盤が形成されるためには、増水時での土砂の堆積等が
必要であって、そのための長い時間も必要であるだけで
なく、堆積した土砂が安定化することも必要である。
【0004】そこで、本発明者等は、蛇カゴ工法という
護岸工法の長所を生かしながら、植生、すなわちビオト
ープ形成の植物育成をも図るためにはどうしたらよい
か、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成
したのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、河川や湖沼の護岸を、蛇カゴ工法を採用しながら、
植生をも行えるようにすることである。
【0006】すなわち、本発明の目的とするところは、
蛇カゴ工法の改良を行って、施工そのものが簡単に行え
ることは当然として、施工後直ちに植生効果を期待する
ことができて、製造、保管及び運搬に際しても、これを
簡単に行うことのできる植生マットを提供することにあ
る。
【0007】(削除)
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中において使用する符号を付して説明すると、「湖沼
や河川の岸を護るための、岸に設置された網カゴ10内
に収納されて、護岸とともに植生をも行う植生マット2
0であって、周辺に流亡防止辺22を有した基布部21
と、この基布部21の略中央に形成した収納部23と、
この収納部23内に収納した植生基材24とにより構成
したことを特徴とする護岸のための植生マット20」で
ある。
【0009】すなわち、この植生マット20は、基本的
には従来より行われている蛇カゴ工法を改良して、護岸
すべき湖沼や河川の岸辺の植生をも行えるようにするも
のである。そのために、この植生マット20は、図3に
も示すように、周囲を流亡防止辺22とした基布部21
の中央部に収納部23を形成しておいて、この収納部2
3内に植生基材24等を詰めて形成したものである。
【0010】さて、この植生マット20を使用する植
マット工法では、まず、従来の蛇カゴ工法を利用して、
網カゴ10の岸への設置と、この網カゴ10内への石1
2等の投入を行うことにより、図2に示した植生マット
20の下側部分までとなる石12等の層を形成するので
ある。この石12層の高さは、完成時の2/3〜9/1
0程度となるようにするのであり、具体的には20cm
〜40cm程度である。勿論、この完成途中の石12層
の高さは、施工現場の状況によって変化するものである
が、その上の石12の追加層と合わせて、護岸が行える
に足ものとすることは当然である。
【0011】以上の石12層上に植生マット20を敷設
したら、植生マット20に設けてある流亡防止辺22
を、周囲の網カゴ10側に対して、図2に示したように
仮止めする必要がある。何故なら、この植生マット20
上に、次の石12等を詰める時に、この植生マット20
の流亡防止辺22が中に折り込まれてしまわないように
しなけれぱならないからである。また、このように、流
亡防止辺22を網カゴ10内で立てておくのは、この流
亡防止辺22によって当該植生マット20が有している
植生基材24や、施工後に植生マット20土に堆積した
土砂が次の増水によって流亡されるのを防止するためで
ある。
【0012】敷設した植生マット20上に更に石12を
詰めるのは、この植生マット20を石12という重しに
よって岸辺に安定化させるとともに、各石12間の穴に
よって、小動物の住処の提供や植生マット20上への土
砂の堆積を可能にするためである。勿論、植生マット2
0上の石12が流亡してしまっては、その下の植生マッ
ト20も流亡してしまうから、最後の石12上は網蓋1
1によって覆うようにすることは当然である。
【0013】以上のような本発明に係る植生マット20
を使用した植生マット工法を施工した後においては、植
生マット20の収納部23中に入れておいた植生植物の
種子や茎等が、発芽・発根して生育を始めることにな
り、この植生マット工法の施工後、短期間内に植生がな
されることになる。また、この植生マット工法の施工後
に増水したとすると、前述したように、植生マット20
においては、その流亡防止辺22によって植生基材24
や生育し始めた植生植物の流亡が防止されており、かつ
植生マット20上への土砂の堆積をこの流亡防止辺22
が増進させているのである。
【0014】従って、この植生マット20を使用した植
生マット工法によれば、従来の蛇カゴ工法の長所を十分
生かすことができて、施工作業そのものも非常に簡単で
あり植生植物の生育を積極的に増進することができて、
ビオトープの形成を効果的に行うことができるのであ
る。
【0015】(削除)
【0016】さらに、この植生マット20の詳しい構成
、図3に示すようなものであり、周囲を流亡防止辺2
2とした基布部21の略中央に、多数の収納部23を形
成し、この収納部23内に、植生植物の種子や根、ある
いは茎等を含む植生基材24を充填したものである。
【0017】この植生マット20は、図3にも示したよ
うな簡単な構造のものであるから、その製造が容易なだ
けでなく、基布部21及び流亡防止辺22を利用して巻
いておくことができるものであるから、その保管や運搬
が簡単に行えるものとなっている。また、この植生マッ
ト20は、これを施工現場、つまり網カゴ10内に前遠
した高さにまで敷き詰められた石12上に、その巻回を
解くようにしながら展開することにより、当該植生マッ
ト20を使用した工法を簡単に施工できるものである。
【0018】石12上に基布部21を敷設して、流亡防
止辺22を網カゴ10に仮止めした後は、この流亡防止
辺22によって、次に投入される最上層の石12の網カ
ゴ10外への転落が防止される。石12中には小さなも
のもあるが、この小さい石12が網カゴ10の網目から
他の未施工の網カゴ10内に入らないようにするのがこ
の滅亡防止辺22の第一の形成理由なのである。
【0019】また、各流亡防止辺22は、施工後の増水
時に、基布部21土の収納部23内にある植生基材24
や植生植物の根等の保護を行うことにもなるものであ
る。何故なら、この流亡防止辺22は、基布部21の周
囲に、網カゴ10や石12によって支えられながら立ち
上がっていて、水の流れを収納部23に対して直接及ぼ
さないようにしているからである。これが、流亡防止辺
22の第二の形成理由なのである。
【0020】従って、この植生マット20は、簡単な構
造のものであるから製造が容易となっているだけでな
く、基布部21や流亡防止辺22によって巻回できるか
ら、保管や運搬及び施工が簡単に行えるものであり、か
つ河川等の岸の植生をも十分行うことができるのであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以上のように構成した各請求項に
係る発明を、図面に示した実施の形態に従って説明す
る。
【0022】本発明の植生マット20を使用した植生マ
ット工法を施工するにあたっては、護岸の必要な湖沼や
河川の岸をある程度整地して、多数の網カゴ10を互い
に連結状態で設置し、これらの網カゴ10内に石12等
を、その全高さの2/3〜9/10程度まで敷き詰める
のが基本である。しかしながら、既に蛇カゴ工法によっ
て護岸工事が完了している所では、各網カゴ10の網蓋
11を外して、上層の石12を除去するようにしてもよ
い。
【0023】この石12等の上に植生マット20を敷設
するのであるが、この植生マット20は、周囲が流亡防
止辺22となった基布部21上に、図2又は図3に示し
たように、多数の収納部23が形成してあるものであっ
て、この収納部23内には、植生植物の種子や発芽生命
体(発芽し得る茎や根)を含む植生基材24を充填したも
のである。
【0024】特に、この植生マット20は、その流亡防
止辺22や基布部21等を、ヤシガラ繊維等の植物繊維
によって形成したものであり、この植物繊維の再利用を
図るとともに、これがある時間経過後に腐蝕して河川等
の岸における生態系に悪影響を与えないようにするもの
としてある。勿論、これらの流亡防止辺22や基布部2
1等を構成している材料が植物繊維であるから、この植
物繊維自体が腐食した後においては、植生植物の栄養源
にもなり得るものである。
【0025】基布部21は、各称通りの「布」状のもの
に限るものではなく、網状のものであってもよく、要す
るに、収納部23内の植生基材24の暫時の保持や、増
水時(冠水時)に土砂を受け止めることができるようなも
のであれぱ、どのような形態のものであってもよい。ま
た、この基布部21は、その一部の「織り」を省略する
ことにより、収納部23となるようにしてもよいもので
ある。この基布部21は、網カゴ10内に敷き詰められ
ている石12上に平らに敷設されるものであるから、網
カゴ10の上方開口と略同程度の面積を有しているもの
であり、この基布部21の周囲が流亡防止辺22として
ある。
【0026】流亡防止辺22は、石12上に敷設された
基布部21の周囲に立っている網カゴ10の一部と略同
じ面積となるようにしたものであり、四方の網カゴ10
に仮固定されるものである。この仮固定を容易にするた
めに、当該流亡防止辺22の四隅部分に切込みを入れて
おくとよい。また、流亡防止辺22の端縁に、網カゴ1
0側に仮固定するためのひもや針金を予め設けておいて
もよい。
【0027】収納部23は、基布部21の上面に別の
布、または網状体を取付けて、図3に示すような植生基
材24を収納する部分として形成してもよいが、単に縦
糸のみを残して、これに、植生基材24を詰めた小袋を
収納できるように実施してもよい。要するに、この収納
部23は、後述する植生基材24を直接収納したり、あ
るいは、基布部21と同様な植物繊維によって形成され
て内部に植生基材24を詰めた小袋を収納したりするこ
とがでぎれば、どのような形態のものであってもよいも
のである。
【0028】また、これらの各収納部23の間隔は、図
2に示したように、適宜広げてもよく、図3に示したよ
うに、完全につめてもよい。すなわち、この収納部23
は、植生基材24が詰められたり収納されたりするもの
であり、その数によって、植生基材24の全体量が決定
されるため、施工現場の状況に合わせて、増減されるの
である。
【0029】各収納部23内に収納または詰められるこ
とになる植生基材24は、保水材を主として、これに植
生植物のための肥料を加え、さらに、前述したような植
生植物の種子等が加えられたものである。なお、これら
の種子等は、各収納部23の表層側になるようにすると
よい。
【0030】以上のように構成した各植生マット20
は、ある程度の高さまで敷き詰めた石12上にその基布
部21を敷設して、各流亡防止辺22を網カゴ10側に
仮固定した後、その上から石12等を投入することによ
って施工が、略完了するものである。勿論、最後に敷き
詰められた石12上は、網カゴ10が有している網蓋1
1によって覆うとともに、これを固定することにより、
本発明の植生マット20を使用した植生マット工法は完
了するものである。
【0031】なお、植生マット20に予め保持させてあ
る植生基材24のみでは、植生が十分行えないだろうと
考えられる場合には、この植生基材24を小分けして詰
めた別の小袋を、最上層の石12を敷き詰める前に基布
部21土へ、あるいは最上層となっている石12の隙間
内に別途撒くようにすることにより、その調整が行われ
ることもある。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明によれば、
湖沼や河川の岸を護るための、岸に設置された網カゴ
10内に収納されて、護岸とともに植生をも行う植生マ
ット20であって、周辺に流亡防止辺22を有した基布
部21と、この基布部21の略中央に形成した収納部2
3と、この収納部23内に収納した植生基材24とによ
り構成したこと」にその構成上の特徴があり、これによ
り、従来からある蛇カゴ工法の改良を簡単に行って、施
工後直ちに植生効果を期待することができることは当然
として、施工そのものが簡単に行えるのである。
【0033】特に、この植生マット20を使用した植
マット工法は、既に蛇カゴ工法による護岸が完了してい
る部分に対しても、上記のように少し手を加えるだけ
で、ビオトープの形成に重要な植物の生育(植生)をも積
極的に行うことができるのであり、植物の根による護岸
とともに、美しいビオトープの形成を簡単に行うことが
できるのである。
【0034】また、本発明によれば、製造、保管及び運
搬に際しても、これを簡単に行うことのできる植生マッ
ト20を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植生マット工法を施工した護岸の斜視
図である。
【図2】図1中の1−1線に沿ってみた部分断面図であ
る。
【図3】請求項2に係る植生マットの斜視図である。
【符号の説明】 10 網カゴ 11 網蓋 12 石 20 植生マット 21 基布部 22 流亡防止辺 23 収納部 24 植生基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湖沼や河川の岸を護るために、前記岸に
    設置した網カゴ内部に詰めた石等によって護岸を行う工
    法において、 前記網カゴ内に前記石等を約2/3〜9/10程度まで
    詰めた表面に、中央に植生基材を有しかつ周囲に流亡防
    止辺を備えた植生マットを敷設するとともに、前記流亡
    防止辺を前記網カゴ内面に仮止めした後、当該植生マッ
    ト上に前記石等を再び詰めて、最後にこの石等の表面を
    網蓋によって覆うとともに、この網蓋を前記網カゴに固
    定するようにしたことを特徴とする植生マット工法。
  2. 【請求項2】 湖沼や河川の岸を護るための、前記岸に
    設置された網カゴ内に収納されて、護岸とともに植生を
    も行う植生マットであって、 周辺に流亡防止辺を有した基布部と、この基布部の略中
    央に形成した複数の収納部と、これらの収納部内に収納
    した植生基材とにより構成したことを特徴とする護岸の
    ための植生マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100955728B1 (ko) * 2009-06-10 2010-05-03 (주)이자인 석재노출형 식생 돌망태
KR101171797B1 (ko) 2010-01-29 2012-08-13 유한회사 대호이엔씨 대나무를 재질로 하는 대나무 식생매트 및 그의 제조방법
CN102972197A (zh) * 2012-12-19 2013-03-20 北京北林绿源生态技术研究院有限责任公司 有色金属矿山废弃地植被恢复方法
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