JP2000134413A - イメージセンサユニットおよびこれを備えたイメージスキャナ - Google Patents

イメージセンサユニットおよびこれを備えたイメージスキャナ

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JP2000134413A JP10312857A JP31285798A JP2000134413A JP 2000134413 A JP2000134413 A JP 2000134413A JP 10312857 A JP10312857 A JP 10312857A JP 31285798 A JP31285798 A JP 31285798A JP 2000134413 A JP2000134413 A JP 2000134413A
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Toshihiko Takakura
敏彦 高倉
Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イメージセンサユニットがその全長にわたって
厚みが大きなものとならないようにし、イメージスキャ
ナの薄型化を図る。 【解決手段】ケース1には、その一側面部10aに対向
配置された原稿Dに光を照射するための光源2と、原稿
Dからの反射光を一定経路で進行させる複数の反射ミラ
ー3a〜3eと、ラインセンサ5と、このラインセンサ
5上に原稿Dの縮小画像を結像させる結像レンズ4a,
4bとが搭載されているとともに、複数の反射ミラー3
a〜3eとしては、原稿Dからの反射光を複数の反射ミ
ラー3a〜3e間において複数回にわたって往復させる
ように互いに間隔を隔てて対向する複数の光往復用の反
射ミラー3b,3cを有している、イメージセンサユニ
ットであって、複数の光往復用の反射ミラー3b,3c
は、ケース1が一側面部10aを上方に向けた水平姿勢
とされた状態において、互いに水平方向に間隔を隔てて
対向するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、原稿画像を読み取るのに用い
られるイメージスキャナの構成部品であるイメージセン
サユニット、およびこのイメージセンサユニットを備え
たイメージスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージスキャナの一例を図10
に示す。このイメージスキャナは、フラットベッド型の
イメージスキャナであり、透明な原稿載置板90の下方
においてイメージセンサユニット9を矢印Naの副走査
方向に往復動自在に設けたものである。上記イメージセ
ンサユニット9は、光源91、複数の反射ミラー92a
〜92c、結像用のレンズユニット93、およびCCD
を用いたラインセンサ94を、ケース95に組み込んだ
ものである。2つの反射ミラー92a,92bは、上下
高さ方向に間隔を隔てて互いに対向した光往復用の反射
ミラーである。
【0003】上記イメージスキャナでは、原稿載置板9
0上の原稿Dに光源91から発せられた光を照射させる
と、その原稿からの反射光を反射ミラー92a〜92c
によってレンズユニット93に導くことができ、ライン
センサ94上に縮小された原稿画像を結像させてその読
み取りを行うことができる。したがって、イメージセン
サユニット9を副走査方向に順次移動させることによ
り、原稿画像を1ライン分ずつ順次読み取ることができ
る。また、上記イメージスキャナでは、原稿からの反射
光を2つの光往復用の反射ミラー92a,92b間にお
いて複数回にわたってジグザグ状に往復させて進行させ
ることができる。このため、原稿表面からラインセンサ
94に到るまでの光路長を長くすることができる。上記
光路長を長くするほど焦点深度を深めることができ、い
わゆるピンぼけの少ない画像読み取りが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、2つの光往復用の反射ミラー92a,92bが、ケ
ース95の上下高さ方向に間隔を隔てて対向した構造と
されている。一方、これらの反射ミラー92a,92b
間において光を反射させることによって光路長を長くす
るためには、それらの間隔寸法Hを比較的大きくする必
要がある。このため、上記2つの反射ミラー92a,9
2bを収容するケース95の上下高さ方向の厚み寸法t
は、必然的に大きくしなければならず、ケース95が上
下方向に分厚いものとなっていた。さらに、上記2つの
反射ミラー92a,92bは、原稿の最大読み取り幅と
略同等な長さにしておく必要があるため、従来では、図
11に示すように、ケース95はその長手方向の全長域
にわたって分厚いものとなっていた。その結果、従来で
は、上記ケース95を有するイメージセンサユニット9
を用いて構成されるイメージスキャナ全体の上下方向の
サイズが大きくなるという不具合を生じていた。とく
に、フラットベッド型のイメージスキャナでは、イメー
ジセンサユニットを副走査方向へ移動させるための駆動
手段やガイド部材などをイメージセンサユニットと上下
方向に重なる位置に設けねばならない場合が多々あるた
め、上述したようにケース95の略全長域にわたって厚
みが大きくなることは、イメージスキャナの薄型化を図
る上で、大きな支障となっていたのである。
【0005】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、イメージセンサユニットがその
全長にわたって厚みが大きなものとならないようにし、
イメージスキャナの薄型化を図ることをその課題として
いる。
【0006】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】本願発明の第1の側面によれば、イメージ
センサユニットが提供される。このイメージセンサユニ
ットは、所定長さを有するケースを具備し、かつこのケ
ースには、このケースの長手方向に延びる一側面部に対
向配置された原稿に光を照射するための光源と、上記原
稿からの反射光を一定経路で進行させる複数の反射ミラ
ーと、ラインセンサと、上記複数の反射ミラーを介して
進行してきた光を受けて上記ラインセンサ上に上記原稿
の縮小画像を結像させる結像レンズとが搭載されている
とともに、上記複数の反射ミラーとしては、上記原稿か
らの反射光を複数の反射ミラー間において複数回にわた
って往復させるように互いに間隔を隔てて対向する複数
の光往復用の反射ミラーを有している、イメージセンサ
ユニットであって、上記複数の光往復用の反射ミラー
は、上記ケースが上記一側面部を上方に向けた水平姿勢
とされた状態において、互いに水平方向に間隔を隔てて
対向するように設けられていることに特徴づけられる。
【0008】本願発明によって提供されるイメージセン
サユニットでは、ケースの所定の一側面部を上方に向け
た水平姿勢とし、このケースの上方に位置する原稿の画
像を読み取るように設定した場合には、複数の光往復用
の反射ミラーは水平方向に間隔を隔てて対向する構造と
なる。このため、複数の光往復用の反射ミラーを上下方
向に間隔を隔てて対向させていた従来のものとは異な
り、複数の光往復用の反射ミラー間の距離を大きくして
も、これら複数の反射ミラーがケースの上下高さ方向に
大きく嵩張らないようにできる。したがって、ケースの
上下高さ方向の厚みをケースの全長にわたって大きくす
る必要がなくなる。その結果、本願発明によって提供さ
れるイメージセンサユニットをイメージスキャナの構成
部品として用いれば、イメージスキャナの全体の薄型化
が図れるという効果が得られる。
【0009】なお、本願発明では、複数の光往復用の反
射ミラーの間隔を大きくした場合にはケースの横幅が大
きくなってしまうことが懸念されるが、これは後述する
ように、たとえばラインセンサや結像レンズを光往復用
の反射ミラーの下方に配置するような構造を採用するこ
とによって適切に回避することが可能である。また、仮
にケースの横幅が大きくなるとしても、たとえばフラッ
トベッド型のイメージスキャナにおいては、イメージセ
ンサユニットの全体が副走査方向に移動する構造である
から、イメージセンサユニットの横幅が多少大きくなる
ことはイメージスキャナ全体に及ぼす影響は小さく、そ
れよりもイメージセンサユニットの全体の厚みが大きく
なる方がイメージスキャナ全体の上下高さ方向の厚み寸
法を一斉に増大させることとなり、イメージスキャナ全
体に及ぼす影響は大きい。したがって、本願発明のイメ
ージセンサユニットは、フラットベッド型のイメージス
キャナの構成部品として用いるのに最適となる。
【0010】むろん、本願発明では、従来のものと同様
に、原稿からの反射光を複数の光往復用の反射ミラー間
において複数回にわたって往復させることにより、原稿
表面からラインセンサまでの光路長を長くすることがで
きるために、ピンぼけの少ない適切な画像読み取り処理
が行える。
【0011】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
複数の光往復用の反射ミラーの下方には、上記結像レン
ズ、上記ラインセンサ、および上記各光往復用の反射ミ
ラーよりも短寸の反射ミラーが設けられており、かつこ
の短寸の反射ミラーが上記複数の光往復用の反射ミラー
間を通過してきた光を上記結像レンズに導くように構成
されている。
【0012】このような構成によれば、ラインセンサ、
結像レンズ、およびこの結像レンズに反射光を導くため
の短寸の反射ミラーを複数の光往復用の反射ミラーの下
方に設けているために、ケースの横幅が大きくなること
も適切に防止することができる。むろん、上記ラインセ
ンサ、結像レンズ、および上記短寸の反射ミラーについ
ては、光往復用の反射ミラーの下方においてケースの長
手方向に大きく嵩張らないように設けることが可能であ
り、ケースの長手方向の一部には薄肉部分を設け、この
薄肉部分を利用してイメージセンサユニットが高さ方向
に嵩張らないようにイメージスキャナ内に組み込むこと
ができるのである。上記短寸の反射ミラーは、光往復用
の反射ミラーよりも短い寸法であるが、光往復用の反射
ミラー間を通過してこの短寸の反射ミラーに到達した光
は既に長い光路を経ており、しかもラインセンサ上に結
ばれる像は原稿画像の縮小画像であるから、ラインセン
サ上における結像に必要な光路幅は上記短寸の反射ミラ
ーの段階では比較的狭い幅でよい。したがって、短寸の
反射ミラーによっても画像読み取り処理に必要な光を結
像レンズに対して適切に導くことができる。
【0013】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記結像レンズから上記ラインセンサに到る光路が上記
ケースの長手方向とされているとともに、上記複数の光
往復用の反射ミラーの下方には上記各光往復用の反射ミ
ラーよりも短寸の複数の反射ミラーが設けられており、
かつこれら短寸の複数の反射ミラーのうち1つの反射ミ
ラーは、上記光往復用の反射ミラー間を通過してきた光
をケースの短手方向に進行させるとともに、他の反射ミ
ラーは、その光を上記ケースの長手方向に進行させて上
記結像レンズに導くように構成されている。
【0014】このような構成によれば、結像レンズから
ラインセンサに到る光路がケースの長手方向とされてい
るために、結像レンズからラインセンサに到るまでの光
路長を比較的長くとることができる。したがって、たと
えばラインセンサとして高密度の画像読み取り用のもの
を用いた場合において、このラインセンサと結像レンズ
との間の距離を比較的長めにとる必要があるような場合
に好適となる。また、複数の光往復用の反射ミラーの下
方に設けられている複数の短寸の反射ミラーは、複数の
光往復用の反射ミラー間を通過してきた光をケースの短
手方向に進行させてからさらにケースの長手方向に進行
させるために、原稿表面から結像レンズに到るまでの光
路長もその分だけ長くすることができ、ピンぼけの少な
い鮮明な画像読み取りを行うのにより好適なものとな
る。
【0015】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記複数の光往復用の反射ミラーの対向面どうしは、非
平行状であり、上記原稿からの反射光は、上記複数の光
往復用の反射ミラーによる反射を繰り返しながらそれら
複数の光往復用の反射ミラーの高さ方向の一端から他端
に向けて進行した後に上記他端から上記一端に向けて上
記複数の光往復用の反射ミラー間を再度進行するように
構成されている。
【0016】このような構成によれば、原稿からの反射
光が複数の光往復用の反射ミラー間をその高さ方向の一
端から他端に向けて一方向に進行するだけの場合と比較
すると、光往復用の反射ミラーによって形成される光路
長を略2倍の長さにすることができる。もちろん、複数
の光往復用の反射ミラーどうしの間隔を大きくすること
なく、光路長を略2倍にすることができる。したがっ
て、ユニット全体の大型化を回避しつつ光路長を長くす
るのに一層有利となる。
【0017】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記光源は、冷陰極管やキセノン管などの線状光源であ
り、かつこの光源に付属する駆動電力供給器が、上記複
数の光往復用の反射ミラーの下方に配されて上記ケース
に搭載されている。
【0018】このような構成によれば、光源に付属する
駆動電力供給器をケースにスペース効率良く搭載するこ
とができるとともに、駆動電力供給器から光源への電気
配線の引き廻しなども容易となる。また、光源として、
冷陰極管やキセノン管などの線状光源を用いれば、原稿
表面の読み取りラインの各部に光を均等に照射するのに
も適する。
【0019】本願発明の第2の側面によれば、イメージ
スキャナが提供される。このイメージスキャナは、本願
発明の第1の側面によって提供されるイメージセンサユ
ニットと、このイメージセンサユニットの上方に位置す
る原稿載置板と、この原稿載置板に上記ケースの上記一
側面部を対向させたまま上記イメージセンサユニットを
副走査方向に移動させる駆動手段と、を具備することに
特徴づけられる。
【0020】本願発明の第2の側面によって提供される
イメージスキャナは、イメージセンサユニットを副走査
方向に移動させてゆくことにより、原稿載置板上に載置
された原稿の画像を1ライン分ずつ順次副走査方向に読
み取ることが可能なフラットベッド型のイメージスキャ
ナとして構成されており、本願発明の第1の側面によっ
て得られるのと同様な効果が期待できる。
【0021】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
イメージセンサユニットのケースは、その長手方向中間
部に下向きに突出した凸状部を有しており、かつ上記ケ
ースの長手方向両端部の移動経路の下方には、その移動
ガイドを行うためのガイド部材が設けられている。
【0022】このような構成によれば、ガイド部材を用
いてイメージセンサユニットの副走査方向への移動を円
滑に行わせることができることは勿論のこと、上記ガイ
ド部材は、ケースの長手方向中間部よりも薄肉状となっ
ている長手方向両端部の移動経路の下方の空間スペース
を利用してスペース効率良く設けられた構造となる。し
たがって、イメージスキャナ全体の薄型化が図れる。ま
た、イメージセンサユニットのケースの下方にガイド部
材を重ね合わせて配置した構造となるために、ケースの
側方にガイド部材をはみ出して設けた場合とは異なり、
イメージスキャナ全体の横幅が不当に大きくなることも
ない。なお、上記ケースの凸状部内には、たとえば結像
レンズやラインセンサなどを配置させておくことができ
る。
【0023】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記駆動手段は、上記ケースの長手方向端部の下部に連
結されたベルトやワイヤなどの連結部材を上記ケースの
長手方向端部の移動経路の下方において副走査方向に往
復移動自在に設けた機構である。
【0024】このような構成によれば、ベルトやワイヤ
などの連結部材を副走査方向に往復移動させることによ
って、ケースおよびこのケースを含むイメージセンサユ
ニット全体を副走査方向に移動させることができるが、
上記連結部材についても薄肉状となっているケースの長
手方向端部の移動経路の下方の空隙部を利用してスペー
ス効率良く設けられている。したがって、イメージスキ
ャナの横幅などを増大させることなく、薄型化が図れ
る。
【0025】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記イメージセンサユニットの駆動制御を行うための回
路基板を具備しており、かつこの回路基板は、上記ケー
スの長手方向端部の移動経路の下方に設けられている。
【0026】このような構成によれば、回路基板がやは
りイメージスキャナの上下高さ方向に嵩張らないように
でき、イメージスキャナの薄型化を図る上でより好まし
いものとなる。
【0027】本願発明のその他の特徴および利点は、以
下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかにな
るであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0029】図1は、本願発明に係るイメージセンサユ
ニットを具備して構成されたイメージスキャナの一例を
示す一部断面斜視図である。図2は、図1のII−II断面
図である。図3は、図2のIII −III 要部断面図であ
る。図4は、図1に示すイメージスキャナに用いられて
いるイメージセンサユニットの一部断面正面図である。
図5は、原稿表面の読み取り領域からラインセンサに到
る光路を模式的に示した説明図である。
【0030】まず、本実施形態のイメージセンサユニッ
トAの構成から説明する。図3によく表れているよう
に、このイメージセンサユニットAは、ケース1、光源
としての冷陰極管2、複数の反射ミラー3a〜3e、レ
ンズユニット4、およびラインセンサ5を具備して構成
されている。
【0031】上記ケース1は、合成樹脂製であり、一定
方向に延びたボックス状に形成されている。このケース
1の長手方向に延びた複数の側面部のうち、上面部10
aが原稿Dに対向させるための部分である。このケース
1の内部には、このケース1の長手方向の略全長域にわ
たって形成された第1収容部11aと、この第1収容部
11aの底板部12を介して仕切られて上記第1収容部
11aの下方に位置する第2収容部11bとが設けられ
ている。図4によく表れているように、ケース1の長手
方向略中央部には、下向き状の凸状部13が設けられて
おり、この凸状部13内に上記第2収容部11bが形成
されている。このため、上記ケース1の基本的な形態
は、その長手方向中間部がその長手方向両端部1a,1
bよりも厚肉状となっている。なお、本実施形態におい
て、ケース1の長手方向両端部1a,1bとは、ケース
1の長手方向各部のうち、上記凸状部13よりも両側の
比較的広い部分をいう。
【0032】上記冷陰極管2は、白色光を発する線状光
源であり、上記第1収容部11a内の上部に設けられて
上記ケース1の長手方向に延びている。図3によく表れ
ているように、この冷陰極管2から発せられた光は、上
記ケース1の上面部10aに設けられているスリット1
4を介して上方に照射されるようになっている。この冷
陰極管2の駆動電力としては、高電圧でかつ電流が高周
波の駆動電力が必要とされるが、図4によく表れている
ように、この駆動電力を作成するインバータ20は、上
記ケース1の長手方向一端部1aの下面部に取付けられ
ており、上記冷陰極管2と配線接続されている。
【0033】図3において、上記複数の反射ミラー3a
〜3eとしては、具体的には、上記第1収容部11a内
に設けられている計4つの反射ミラー3a〜3dと、上
記第2収容部11b内に設けられている反射ミラー3e
とがある。上記反射ミラー3aは、スリット14を通過
してきた原稿Dからの反射光を次段の反射ミラー3bに
向けて進行させるものである。この反射ミラー3aは、
上記冷陰極管2と同方向に延びており、その長手方向の
全長寸法も上記冷陰極管2と略同一である。
【0034】上記反射ミラー3b,3cは、本願発明で
いう光往復用の反射ミラーに相当するものであり、互い
に水平方向に間隔を隔てて対向している。これら2つの
反射ミラー3b,3cは、反射ミラー3aから進行して
きた光をこれら2つの反射ミラー3b,3cによって複
数回(たとえば計10回程度)にわたって反射し合うこ
とにより、これらの反射ミラー3b,3c間において上
記光をジグザグ状に進行させて複数回往復させてから、
次段の反射ミラー3dに向けて進行させるように構成さ
れている。上記2つの反射ミラー3b,3cも、上記反
射ミラー3aと同様に、上記冷陰極管2と同方向に延び
ており、その長手方向の全長寸法も上記冷陰極管2と略
同一である。
【0035】上記反射ミラー3d,3eは、上記反射ミ
ラー3b,3c間を進行してきた光を順次反射させてレ
ンズユニット4に導くためのものである。具体的には、
上記反射ミラー3dは、反射ミラー3cから略水平方向
に進行してきた光をその下方の底板部12に設けられた
スリット12aに向けて反射させるように設けられてい
るとともに、上記反射ミラー3eは、上記スリット12
aを通過してきた光をケース1の左右横幅方向(短手方
向)に向けて反射させることによりレンズユニット4に
導くように設けられている。
【0036】上記反射ミラー3d,3eのそれぞれは、
上記冷陰極管2と同方向に延びているが、それらの全長
寸法はいずれも上記冷陰極管2や上記3つの反射ミラー
3a〜3cよりもかなり短い寸法とされている。すなわ
ち、このイメージセンサユニットAでは、図5に示すよ
うに、所定の原稿幅Lの画像をそれよりも小さい寸法の
ラインセンサ5上に幅Laで縮小させて結像させるよう
に構成されており、ラインセンサ5上に縮小された原稿
画像を結像させる光線の光路幅Lb(画像の読み取りラ
イン方向の光路幅)は、原稿Dからレンズユニット4に
近づくに連れて小幅となる。したがって、このイメージ
センサユニットAでは、原稿Dからの反射光が反射ミラ
ー3b,3c間の長い光路を経て反射ミラー3d,3e
に到達した段階では、ラインセンサ5上への原稿画像の
結像に必要な光路幅Lbは小さくてもよいこととなり、
反射ミラー3d,3eのそれぞれの全長寸法を反射ミラ
ー3a〜3cよりもかなり短くすることができるのであ
る。その結果、図4によく表れているように、上記第2
収容部11bおよび凸状部13をケース1の長手方向に
さほど長い寸法に形成しなくても、上記第2収容部11
b内に上記反射ミラー3eを適切に収容させておくこと
ができる。
【0037】図3において、上記レンズユニット4は、
反射ミラー3eから進行してきた光をラインセンサ5上
に集束させることにより原稿画像をラインセンサ5上に
結像させるためのものである。このレンズユニット4
は、たとえば2枚の凸レンズとしての結像レンズ4a,
4bを円筒状のホルダ40に支持させた構造を有してい
る。上記ラインセンサ5は、列状に配された多数のCC
D(電荷結合素子)51を基板50の表面に搭載して構
成されたものであり、本実施形態では、冷陰極管2から
発せられる白色光に含まれているR,G,Bの各色の光
を受光してそれらの受光量に対応した画像信号出力を行
うカラーCCDラインセンサが用いられている。上記ラ
インセンサ5とレンズユニット4とは、それらの間の光
路がケース1の横幅方向となるように上記第2収容部1
1b内に設けられている。
【0038】次に、上記イメージセンサユニットAを備
えたイメージスキャナBの構成について説明する。
【0039】図1において、このイメージスキャナB
は、上記イメージセンサユニットAを矢印N1に示すケ
ース1の長手方向と直交する方向、すなわち副走査方向
に移動させながら原稿画像を読み取るフラットベッド型
のイメージスキャナとして構成されたものである。この
イメージスキャナBは、筐体60、原稿載置板61、上
記イメージセンサユニットAを副走査方向に移動させる
ための駆動機構7、ガイド杆75、ガイド台76、およ
び回路基板8を具備して構成されている。
【0040】上記筐体60は、この筐体60以外のイメ
ージスキャナBの構成部品を組み付けるためのものであ
り、たとえば上面が開口した平面視矩形状の有底の枠状
である。上記原稿載置板61は、透明なガラスまたは合
成樹脂製であり、上記筐体60の上面の開口部分を塞ぐ
ように上記筐体60の上面部に水平状態に取付けられて
いる。
【0041】上記ガイド杆75およびガイド台76は、
イメージセンサユニットAの副走査方向の移動ガイドを
行うためのものであり、上記原稿載置板61の下方にお
いて矢印N2の主走査方向に互いに間隔を隔てて配置さ
れている。上記ガイド杆75は、副走査方向に延びたバ
ー状であり、その長手方向両端部は上記筐体60の側面
壁に固定して取付けられている。このガイド杆75は、
イメージセンサユニットAのケース1に設けられたブラ
ケット15の貫通孔15aにスライド可能に貫通してい
る。このブラケット15は、上記ケース1の長手方向一
端部1aの下面部に下向き状に突設されたものであり、
上記ケース1と一体または別体のいずれであってもかま
わない。上記ガイド台76は、たとえば断面略コ字状の
部材により形成されており、上記筐体60の底面上に載
設されている。このガイド台76の上面は、副走査方向
に延びた平坦面であり、この上に上記ケース1の長手方
向他端部1bの下面部がスライド自在に載せられてい
る。このため、上記イメージセンサユニットAは、上記
原稿載置板61の下方において上記ケース1の上面部1
0aが原稿載置板61に対向した水平状態を維持したま
ま、上記ガイド杆75およびガイド台76によってケー
ス1の長手方向両端部1a,1bが支持され、副走査方
向へスライドガイド可能となっている。
【0042】上記駆動機構7は、たとえば一対のプーリ
70a,70b間に無端状のタイミングベルト71を掛
け廻したベルト駆動機構であり、上記タイミングベルト
71はモータMの駆動によって副走査方向に循環移動自
在となっている。上記タイミングベルト71の一部は、
上記イメージセンサユニットAを副走査方向へ移動でき
るように、たとえば上記ケース1のブラケット15に連
結されている。上記タイミングベルト71は、上記イメ
ージセンサユニットAが副走査方向に移動する場合のケ
ース1の長手方向一端部1aの移動領域の下方に位置し
て副走査方向に延びるように設けられている。
【0043】上記回路基板8は、上記イメージセンサユ
ニットAの駆動制御を行うためのものであり、たとえば
上記インバータ20への電力供給を行うための電源回路
や、上記ラインセンサ5への各種の信号の入出力を行う
ための制御回路などを具備している。この回路基板8
は、イメージセンサユニットAの副走査方向の移動に対
応できるようにフレキシブルなフラットケーブル80を
介して上記イメージセンサユニットAと接続されてい
る。この回路基板8は、たとえば上記ガイド台76内に
配置されるなどして、上記ケース1の長手方向他端部1
bの移動経路の下方に設けられている。
【0044】次に、上記イメージセンサユニットAおよ
びこれを備えたイメージスキャナBの作用について説明
する。
【0045】まず、図3に示したように、原稿Dの主走
査方向の1ライン分の画像の読み取りは、イメージセン
サユニットAの冷陰極管2から発せられた光を原稿Dに
照射させて、この原稿Dからの反射光を複数の反射ミラ
ー3a〜3eを介してレンズユニット4に導き、ライン
センサ5上に縮小した原稿画像を結像させることにより
行うことができる。原稿Dからの反射光は、2つの光往
復用の反射ミラー3b,3c間において複数回にわたっ
て往復しながら進行するために、原稿Dからラインセン
サ5までの光路長を長くとることができ、焦点深度を深
くして、ピンぼけの少ない解像度の高い画像読み取りを
行うことができる。上記イメージスキャナBでは、駆動
機構7を駆動させて上記イメージセンサユニットAを副
走査方向に移動させることにより、原稿Dの画像を副走
査方向に向けて1ライン分ずつ順次読み取ることができ
る。
【0046】上記イメージセンサユニットAでは、2つ
の光往復用の反射ミラー3b,3cが互いに水平方向に
間隔を隔てて対向しているために、これらの反射ミラー
3b,3cが収容されているケース1の第1収容部11
aの上下高さ寸法がその全長域にわたって大きくならな
いようにできる。このため、上記イメージセンサユニッ
トAでは、凸状部13が設けられているケース1の長手
方向中間部の厚みは比較的大きくなるものの、第1収容
部11aのみを内部に形成しているケース1の長手方向
両端部1a,1bについては、その厚みを薄くできる。
【0047】上記イメージスキャナBでは、このように
厚みを薄くできるケース1の長手方向両端部1a,1b
の移動領域の下方に、ガイド杆75、ガイド台76、駆
動機構7のタイミングベルト71、および回路基板8を
配置しており、さらにはインバータ20についてもケー
ス1の長手方向一端部1aの下面部に設けているため
に、イメージスキャナB全体の上下方向の厚みが大きく
なることを極力回避することが可能となる。ケース1の
凸状部13については、ガイド杆75とガイド台76と
の間の空隙部において副走査方向へ適切に移動させるこ
とが可能である。むろん、イメージセンサユニットAの
移動経路の側方に上記ガイド杆75やその他の上述した
各部が大きくはみ出さないようにできるため、イメージ
スキャナBの全体の幅(主走査方向の幅)も不当に大き
くならないようにできる。
【0048】図6は、本願発明に係るイメージスキャナ
の他の例を示す断面図である。図7(a)は、図6に示
すイメージスキャナに用いられているイメージセンサユ
ニットを示す正面断面図であり、図7(b)は、同図
(a)のVII−VII断面図である。なお、図6以降の各
図においては、先の実施形態と同一部分は同一符号で示
す。
【0049】図6に示すイメージスキャナBaは、その
イメージセンサユニットAaの一部の構成が先のイメー
ジセンサユニットAと若干相違している点を除けば、そ
れ以外の構成は全て先の実施形態のイメージスキャナB
と共通するものである。上記イメージセンサユニットA
aは、ラインセンサ5Aおよびレンズユニット4Aを、
これらの間の光路がケース1の長手方向となる向きに設
けており、また反射ミラー3eの後段には、反射ミラー
3fを追加して設けている。この反射ミラー3fは、反
射ミラー3eからケース1の横幅方向に進行してきた光
をケース1の長手方向に向けて反射させることによりレ
ンズユニット4Aに導くためのものであり、その長さは
反射ミラー3eと同等またはそれよりもさらに短寸であ
る。
【0050】上記イメージセンサユニットAaでは、レ
ンズユニット4Aからラインセンサ5Aに到る光路をケ
ース1の長手方向に設定しているために、それらの間の
光路長を長くすることができる。すなわち、先の図1な
いし図4に示すイメージセンサユニットAにおいてレン
ズユニット4からラインセンサ5に到る光路長を長くす
るためには、第2収容部11bの横幅を第1収容部11
aの横幅よりも大きくしなければならない虞れがある
が、上記イメージセンサユニットAaでは、そのような
虞れを生じさせることなく、レンズユニット4Aからラ
インセンサ5Aに到る光路長を長くとることできる。
【0051】画像の読み取り密度をたとえば600DP
Iにする場合には、レンズユニット4Aからラインセン
サ5Aに到る光路長を比較的長くとる必要があるが、こ
のような場合には、上記イメージセンサユニットAaの
構成が最適となる。また、上記イメージセンサユニット
Aaでは、反射ミラー3eから反射ミラー3fを経てレ
ンズユニット4Aに到るまでの光路長も長くとることが
でき、焦点深度をより一層深くすることができる。これ
に対し、画像の読み取り密度をたとえば300DPIに
する場合には、レンズユニットからラインセンサに到る
までの光路長を600DPIの場合よりも短くすること
ができるために、この場合には先の図1ないし図4に示
した反射ミラーの数が少ないイメージセンサユニットA
の構成を適用することが好ましいこととなる。
【0052】図8および図9は、本願発明に係るイメー
ジスキャナの他の例をそれぞれ示す断面図である。
【0053】図8に示すイメージスキャナBbのイメー
ジセンサユニットAbは、2つの光往復用の反射ミラー
3b,3cの後段に設けられた反射ミラー3dに対して
レンズユニット4とラインセンサ5とを対向させるよう
に設け、上記反射ミラー3dによって反射された光がそ
のままレンズユニット4を介してラインセンサ5に到達
するように構成されている。
【0054】このような構成によれば、図1ないし図4
に示したイメージセンサユニットAの反射ミラー3eに
相当する反射ミラーが不要となり、反射ミラーの総数を
少なくし、部品点数の削減が図れる。このように、本願
発明では、2つの光往復用の反射ミラー3b,3cを通
過してきた光を結像レンズやラインセンサに導くための
手段としては種々の構成が考えられ、その具体的な内容
は限定されない。
【0055】図9に示すイメージスキャナBcのイメー
ジセンサユニットAcは、2つの光往復用の反射ミラー
3b,3cの互いに対向する対向面30b,30cどう
しを非平行状に設けている。より具体的には、上記対向
面30b,30cは鉛直線V1,V2に対していずれも
図面左方に角度α,βだけ傾斜しているものの、対向面
30bの傾斜角度αはたとえば5°であるのに対し、対
向面30cの傾斜角度βはたとえば2.1°とされ、上
記対向面30b,30cは僅かな角度だけ傾いた状態で
対向している。また、上記2つの反射ミラー3b,3c
の間の領域の上方には反射ミラー3gが追加して設けら
れており、この反射ミラー3gが上記2つの反射ミラー
3b,3cよりも下方に位置する他の反射ミラー3eに
対向している。
【0056】このような構成によれば、原稿Dからの反
射光が反射ミラー3aを介して2つの光往復用の反射ミ
ラー3b,3c間に進行してくると、その光はこれら2
つの反射ミラー3b,3cによって繰り返して反射され
ながらこれら2つの反射ミラー3b,3cの上端部から
下端部に向けてジグザグ状に進行する。そして、この光
がある程度進行すると、その後この光は上記反射ミラー
3b,3cによる反射を繰り返しながら上記とは反対に
上記反射ミラー3b,3cの下端部から上端部に向けて
ジグザク状に進行することとなる。すなわち、反射ミラ
ー3b,3cの対向面30b,30cどうしが互いに傾
いて対向しているために、それら2つの反射ミラー3
b,3c間において光を上下方向に往復させて進行させ
ることができるのである。次いで、このようにして2つ
の反射ミラー3b,3c間を進行した光は、反射ミラー
3gによって反射されることにより、2つの反射ミラー
3b,3c間の領域を通過して下方に進行することとな
り、ラインセンサ5によって画像の読み取りを適切に行
わせることができる。
【0057】このように、2つの光往復用の反射ミラー
3b,3c間において原稿からの反射光を上下方向に往
復させるように構成すれば、それら光往復用の反射ミラ
ー3b,3cの間隔を広げることなく、原稿表面からラ
インセンサ5に到るまでの光路長を長くすることができ
る利点が得られる。反射ミラー3gについては、2つの
光往復用の反射ミラー3b,3c間の長い光路長領域を
通過してきた光を受けるものであるため、その長手方向
の寸法は反射ミラー3eと略同等の短い寸法でよい。本
願発明は、原稿からの反射光を2つの光往復用の反射ミ
ラー3b,3c間において上下高さ方向に往復進行させ
る場合において、その反射ミラーの対向面の具体的な傾
斜角度は上述した数値に限定されるものではない。
【0058】本願発明に係るイメージセンサユニットお
よびイメージスキャナの各部の具体的な構成は、上述の
実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。
【0059】たとえば、上述の実施形態では、2個一組
の光往復用の反射ミラー3b,3cを一組のみ設けてい
るが、本願発明はこれに限定されず、それらを複数組設
けてもかまわない。また、本願発明でいう反射ミラーと
は、光を比較的高い反射率で反射できる部材または部分
であればよく、複数の反射ミラーのそれぞれが必ずしも
ミラー単体として構成されている必要もない。たとえば
イメージセンサユニットのケースの内壁面の適所を光反
射率の高いミラー(光反射面)としてもかまわない。
【0060】光源としては、冷陰極管を用いるのに代え
て、たとえば冷陰極管と同様な線状光源としてのキセノ
ン管などを用いてもかまわない。さらには、複数のLE
D光源などを列状に並べるような手段を採用してもよい
ことは勿論である。さらに、本願発明に係るイメージセ
ンサユニットは、フラットベッド型のイメージスキャナ
を構成するのに適するが、やはりこれに限定されず、た
とえばいわゆるシートフィード型のイメージスキャナな
ど、他の種類のイメージスキャナを構成するのに用いる
こともできる。その他、本願発明では、カラー画像の読
み取り用とモノクロ画像の読み取り用とのいずれであっ
てもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るイメージセンサユニットを具備
して構成されたイメージスキャナの一例を示す一部断面
斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII −III 要部断面図である。
【図4】図1に示すイメージスキャナに用いられている
イメージセンサユニットの一部断面正面図である。
【図5】原稿表面の読み取り領域からラインセンサに到
る光路を模式的に示した説明図である。
【図6】本願発明に係るイメージスキャナの他の例を示
す断面図である。
【図7】(a)は、図6に示すイメージスキャナに用い
られているイメージセンサユニットを示す正面断面図で
あり、(b)は、そのVII−VII断面図である。
【図8】本願発明に係るイメージスキャナの他の例を示
す断面図である。
【図9】本願発明に係るイメージスキャナの他の例を示
す断面図である。
【図10】従来のイメージスキャナの一例を示す要部断
面図である。
【図11】従来のイメージセンサユニットの一例を示す
外観斜視図である。
【符号の説明】
A,Aa〜Ac イメージセンサユニット B,Ba〜Bc イメージスキャナ D 原稿 1 ケース 1a,1b 長手方向両端部(ケースの) 2 冷陰極管(光源) 3a〜3g 反射ミラー 4,4A レンズユニット 4a,4b 結像レンズ 5,5A ラインセンサ 7 駆動機構 8 回路基板 13 凸状部 60 筐体 61 原稿載置板 75 ガイド杆 76 ガイド台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA08 KA18 LA01 PA02 PA17 PB02 TA02 TA08 5C051 AA01 BA03 DB22 DB24 DB28 DC02 DC03 DC04 DC07 EA00 9A001 HH23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さを有するケースを具備し、かつ
    このケースには、このケースの長手方向に延びる一側面
    部に対向配置された原稿に光を照射するための光源と、
    上記原稿からの反射光を一定経路で進行させる複数の反
    射ミラーと、ラインセンサと、上記複数の反射ミラーを
    介して進行してきた光を受けて上記ラインセンサ上に上
    記原稿の縮小画像を結像させる結像レンズとが搭載され
    ているとともに、 上記複数の反射ミラーとしては、上記原稿からの反射光
    を複数の反射ミラー間において複数回にわたって往復さ
    せるように互いに間隔を隔てて対向する複数の光往復用
    の反射ミラーを有している、イメージセンサユニットで
    あって、 上記複数の光往復用の反射ミラーは、上記ケースが上記
    一側面部を上方に向けた水平姿勢とされた状態におい
    て、互いに水平方向に間隔を隔てて対向するように設け
    られていることを特徴とする、イメージセンサユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記複数の光往復用の反射ミラーの下方
    には、上記結像レンズ、上記ラインセンサ、および上記
    各光往復用の反射ミラーよりも短寸の反射ミラーが設け
    られており、かつこの短寸の反射ミラーが上記複数の光
    往復用の反射ミラー間を通過してきた光を上記結像レン
    ズに導くように構成されている、請求項1に記載のイメ
    ージセンサユニット。
  3. 【請求項3】 上記結像レンズから上記ラインセンサに
    到る光路が上記ケースの長手方向とされているととも
    に、上記複数の光往復用の反射ミラーの下方には上記各
    光往復用の反射ミラーよりも短寸の複数の反射ミラーが
    設けられており、かつこれら短寸の複数の反射ミラーの
    うち1つの反射ミラーは、上記光往復用の反射ミラー間
    を通過してきた光をケースの短手方向に進行させるとと
    もに、他の反射ミラーは、その光を上記ケースの長手方
    向に進行させて上記結像レンズに導くように構成されて
    いる、請求項2に記載のイメージセンサユニット。
  4. 【請求項4】 上記複数の光往復用の反射ミラーの対向
    面どうしは、非平行状であり、上記原稿からの反射光
    は、上記複数の光往復用の反射ミラーによる反射を繰り
    返しながらそれら複数の光往復用の反射ミラーの高さ方
    向の一端から他端に向けて進行した後に上記他端から上
    記一端に向けて上記複数の光往復用の反射ミラー間を再
    度進行するように構成されている、請求項1ないし3の
    いずれかに記載のイメージセンサユニット。
  5. 【請求項5】 上記光源は、冷陰極管やキセノン管など
    の線状光源であり、かつこの光源に付属する駆動電力供
    給器が、上記複数の光往復用の反射ミラーの下方に配さ
    れて上記ケースに搭載されている、請求項1ないし4の
    いずれかに記載のイメージセンサユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のイ
    メージセンサユニットと、このイメージセンサユニット
    の上方に位置する原稿載置板と、この原稿載置板に上記
    ケースの上記一側面部を対向させたまま上記イメージセ
    ンサユニットを副走査方向に移動させる駆動手段と、を
    具備することを特徴とする、イメージスキャナ。
  7. 【請求項7】 上記イメージセンサユニットのケース
    は、その長手方向中間部に下向きに突出した凸状部を有
    しており、かつ上記ケースの長手方向両端部の移動経路
    の下方には、その移動ガイドを行うためのガイド部材が
    設けられている、請求項6に記載のイメージスキャナ。
  8. 【請求項8】 上記駆動手段は、上記ケースの長手方向
    端部の下部に連結されたベルトやワイヤなどの連結部材
    を上記ケースの長手方向端部の移動経路の下方において
    副走査方向に往復移動自在に設けた機構である、請求項
    7に記載のイメージスキャナ。
  9. 【請求項9】 上記イメージセンサユニットの駆動制御
    を行うための回路基板を具備しており、かつこの回路基
    板は、上記ケースの長手方向端部の移動経路の下方に設
    けられている、請求項7または8に記載のイメージスキ
    ャナ。
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