JP2000133730A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000133730A
JP2000133730A JP30053298A JP30053298A JP2000133730A JP 2000133730 A JP2000133730 A JP 2000133730A JP 30053298 A JP30053298 A JP 30053298A JP 30053298 A JP30053298 A JP 30053298A JP 2000133730 A JP2000133730 A JP 2000133730A
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unipolar
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bipolar transistor
emitter
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Yuichi Harada
祐一 原田
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バイポーラトランジスタのコレクタ・ベース間
に第一のユニポーラトランジスタが、エミッタ・ベース
間に第二のユニポーラトランジスタが接続された半導体
装置において、オン電圧、スイッチング時間等の特性向
上を図る。 【解決手段】バイポーラトランジスタのエミッタ電極と
第二のユニポーラトランジスタのドレイン電極とを結ぶ
配線上や、エミッタ電極、第二のユニポーラトランジス
タのドレイン電極等の、等電位の電極または配線の間を
結ぶワイヤ、或いは複数のワイヤを設け、その間の配線
抵抗を大幅に低減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニポーラトラン
ジスタとバイポーラトランジスタとを接続した、オン抵
抗が低く、高速スイッチング特性を示す半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】オン抵抗が低く、高速スイッチング特性
を示す個別のスイッチング用半導体装置として、バイポ
ーラトランジスタ(以下BJTと記す)とユニポーラト
ランジスタがあり、ユニポーラトランジスタの例として
例えば絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下MOSF
ETと記す)がよく知られている。また最近では、電圧
制御が可能なバイポーラトランジスタである絶縁ゲート
型バイポーラトランジスタ(以下IGBTと記す)の使
用が増加している。これらの半導体装置はそれぞれ下記
のような特徴を有している。
【0003】BJTは、特に高耐圧特性を得るためにコ
レクタ層に高比抵抗基板を使用した場合でも、飽和状態
の使用時は伝導度変調を起こしており、そのオン抵抗
(通電時のオン電圧/電流)は小さくなる特長を有す
る。しかし、少数キャリアの蓄積効果によってターンオ
フ時間が長くなるので、そのスイッチング速度は遅くな
る。
【0004】一方MOSFETは、本来少数キャリアが
蓄積することがないので、スイッチング速度は速いとい
う特長を有する。しかし、少数キャリアの注入に基づく
伝導度変調が起こらないので、そのオン抵抗が大きい。
【0005】IGBTにおいては、BJTと同様に少数
キャリアの蓄積効果があり、オン抵抗は小さいが、ター
ンオフ時間が長い。それに加えて、ターンオフ時に拡が
る空乏層により掃き出される多数キャリアによって、コ
レクタ層からの少数キャリアの再注入が起き、ターンオ
フ時間が長くなって、スイッチング速度は遅くなる。
【0006】従って、一般的にはスイッチング回路にお
いて、BJTやIGBTは定常損失は小さいが、スイッ
チング損失が大きい特性を示すので、比較的低周波数
(一般的には50kHz以下)で用いられることが多
く、MOSFETは逆にスイッチング損失は小さいが定
常損失が大きいので、比較的高周波数(一般的に100
kHz以上)で用いられることが多い。
【0007】それらの中間の周波数領域である20〜1
00kHzにおいては、その用途に応じて両者の特徴を
持つ半導体装置が望まれている。例えばそのような一例
として、特開昭62-293678号公報に開示された半導体装
置がある。図16はその半導体装置の等価回路図であ
る。前段にユニポーラトランジスタUTを、後段にバイ
ポーラトランジスタBTを配したいわゆるBiMOS−
Cascodeトランジスタとなっている。しかしながらこの
半導体装置は、電圧制御が可能であり、オン抵抗も低い
が、ターンオフ時にバイポーラトランジスタBTに蓄積
された過剰キャリアを引き抜くことができないため、タ
ーンオフ時間、特にストレージ時間が非常に長くなって
しまうという問題があった。
【0008】この対策として発明者らは先に、BiMO
S−Cascadeトランジスタのバイポーラトランジ
スタBTのベース・エミッタ間に第二のユニポーラトラ
ンジスタUT2を接続した半導体装置を考案した(特願
平9−176687号)。
【0009】図17、18、19は、その半導体装置の
三例の等価回路図である。まず図17の半導体装置では
npnトランジスタBT1のコレクタC・ベースB間、
エミッタE・ベースB間に、それぞれnチャネルMOS
トランジスタUT1、pチャネルMOSトランジスタU
T2のドレイン・ソースが接続されている。nチャネル
MOSトランジスタUT1およびpチャネルMOSトラ
ンジスタUT2のゲートは共通にされG端子に接続され
ている。
【0010】この半導体装置は、コレクタC・エミッタ
E間に電圧が印加されているとき、ゲートGへの正の入
力信号により、nチャネルMOSトランジスタUT1が
オンし、npnトランジスタBT1がオンする。ゲート
Gへの正の入力信号では、pチャネルMOSトランジス
タUT2はオンしない。次に、ゲートGへの負の入力信
号により、nチャネルMOSトランジスタUT1がオフ
し、npnトランジスタBT1がオフする。このとき、
pチャネルMOSトランジスタUT2がオンする。
【0011】従って、この半導体装置は、オン時には、
バイポーラトランジスタであるnpnトランジスタBT
1がオンするので、低いオン電圧となる。また、オフ時
には、pチャネルMOSトランジスタUT2をオンする
ことにより、npnトランジスタBT1からオン時に蓄
積された過剰キャリアを引き抜くことができるので、ス
トレージ時間、スイッチング時間を短縮でき、高速動作
が可能となる。
【0012】図18の半導体装置では、出力段としての
バイポーラトランジスタがnpnトランジスタBT1、
BT2からなるダーリントントランジスタとなってい
る。そして、第一段npnトランジスタBT1のコレク
タC・ベースB間に、nチャネルMOSトランジスタU
T1のドレイン・ソースが接続されている。第一段np
nトランジスタBT1のベースBと第二段npnトラン
ジスタBT2のエミッタE間、第二段npnトランジス
タBT2のベースB・エミッタE間に、それぞれpチャ
ネルMOSトランジスタUT2、UT3のソース・ドレ
インが接続されている。nチャネルMOSトランジスタ
UT1、pチャネルMOSトランジスタUT2、UT3
のゲートは共通にされG端子に接続されている。すなわ
ちダーリントン接続された二段のnpnトランジスタB
T1、BT2のベースと後段のnpnトランジスタBT
2のエミッタとの間にそれぞれ対応するpチャネルMO
SトランジスタUT2、UT3が接続されていることに
なる。
【0013】この半導体装置では、コレクタC・エミッ
タE間に電圧が印加されているとき、ゲートGへの正の
入力信号により、nチャネルMOSトランジスタUT1
がオンし、第一段npnトランジスタBT1にコレクタ
電流が流れる(以後オンするという)。その電流がベー
ス電流となって、第二段npnトランジスタトランジス
タBT2がオンする。ゲートGへの正の入力信号では、
pチャネルMOSトランジスタUT2、UT3はオンし
ない。次に、ゲートGへの負の入力信号により、nチャ
ネルMOSトランジスタUT1がオフし、npnトラン
ジスタBT1、BT2のコレクタ電流が止まる(以後オ
フするという)。このとき、pチャネルMOSトランジ
スタUT2、UT3がオンする。
【0014】従って、この半導体装置は、オン時には、
バイポーラトランジスタであるnpnトランジスタBT
1、BT2がオンするので、低いオン電圧となる。ま
た、オフ時には、pチャネルMOSトランジスタUT
2、UT3をオンすることにより、オン時に蓄積された
キャリアを引き抜くことができるので、ストレージ時間
を短縮でき、高速動作が可能となる。
【0015】図19の半導体装置では、出力段としての
バイポーラトランジスタが三段のnpnトランジスタB
T1、BT2、BT3からなるダーリントントランジス
タとなっている。そして、第一段、第二段、第三段のn
pnトランジスタBT1、BT2、BT3のベースBと
最後段のnpnトランジスタBT3のエミッタE間に、
それぞれ第一段、第二段、第三段のpチャネルMOSト
ランジスタUT2、UT3、UT4のソース・ドレイン
が接続されている。nチャネルMOSトランジスタUT
1、pチャネルMOSトランジスタUT2、UT3、U
T4のゲートは共通にされG端子となっている。
【0016】この半導体装置の動作も、先の二例の半導
体装置と同様であり、オン時には、バイポーラトランジ
スタであるnpnトランジスタBT1、BT2、BT3
がオンするので、低いオン抵抗となる。また、オフ時に
は、pチャネルMOSトランジスタUT2、UT3、U
T4をオンすることにより、オン時に蓄積されたキャリ
アを引き抜くことができるので、ストレージ時間を短縮
でき、高速動作が可能となる。
【0017】図20(a)、(b)、(c)は、それぞ
れユニット化した第一のユニポーラトランジスタ、バイ
ポーラトランジスタ、第二のユニポーラトランジスタの
部分断面図である。
【0018】半導体基板は、低抵抗率のn+ コレクタ層
1上に高抵抗率のnドリフト層2が積層されたものであ
る。第一のユニポーラトランジスタでは、nドリフト層
2の表面層に、pウェル領域3が形成され、そのpウェ
ル領域3にn+ ソース領域6が形成されている。n+
ース領域6とnドリフト層2とに挟まれたpベース領域
3の表面上にゲート酸化膜12を介してゲート電極層1
3が、n+ ソース領域6とpウェル領域3との表面に共
通にソース電極8が設けられている。n+ コレクタ層1
の裏面には、ユニポーラトランジスタのドレイン電極と
なるコレクタ電極16が設けられ、C端子に接続されて
いる。
【0019】バイポーラトランジスタでは、nドリフト
層2の表面層に、pベース領域4が形成され、pベース
領域4内にn+ エミッタ領域7が形成されている。前段
の第一のユニポーラトランジスタのソース電極8(また
は前段のバイポーラトランジスタのエミッタ電極)がバ
イポーラトランジスタのベース電極とされる。エミッタ
電極10(または最後段のエミッタ電極)から出力用E
端子に接続される。
【0020】第二のユニポーラトランジスタでは、nド
リフト層2の表面層に、p+ ドレイン領域5が形成さ
れ、バイポーラトランジスタのpベース領域4がソース
領域となる。pベース領域4とp+ ドレイン領域5とに
挟まれたnドリフト層2の表面上にゲート絶縁膜14を
介してゲート電極層15が設けられる。p+ ドレイン領
域5の表面に接してドレイン電極11が設けられるが、
これは、バイポーラトランジスタ(または最後段のバイ
ポーラトランジスタの)エミッタ電極と接続される。
【0021】図22は、図18の等価回路をモノリシッ
クに実現した半導体装置の電極配置図である。図が錯綜
するのを避けるため、多結晶シリコン層からなるゲート
電極層は省略し、金属膜からなる電極および配線だけを
記載している。図の左側から、nチャネルMOSトラン
ジスタUT1、npnトランジスタBT1、pチャネル
MOSトランジスタUT2、npnトランジスタBT
2、pチャネルMOSトランジスタUT3に対応してい
る。
【0022】nチャネルMOSトランジスタUT1のソ
ース電極8とバイポーラトランジスタBT1のベース電
極9とが接続され、そのバイポーラトランジスタBT1
のベース電極9とエミッタ電極10、およびバイポーラ
トランジスタBT2のベース電極9aとエミッタ電極1
0aとが共に櫛歯状とされている。pチャネルMOSト
ランジスタUT2、UT3のドレイン電極11、11a
も櫛歯状とされている。この例では、nチャネルMOS
トランジスタUT1のゲート電極層に設けられた穴を通
して、ソース電極8が半導体基板表面のn+ ソース領域
に接触している。18はゲート電極層に接触して設けら
れた金属のゲートパッドである。19はエミッタパッド
であり、バイポーラトランジスタBT2のエミッタ電極
10aと配線21で接続されている。
【0023】図23は、図19の等価回路をモノリシッ
クに実現した半導体装置の電極配置図である。この図で
も図が錯綜するのを避けるため、金属膜からなる電極お
よび配線だけを記載している。nチャネルMOSトラン
ジスタUT1のソース電極8がバイポーラトランジスタ
BT1のベース電極9と接続され、バイポーラトランジ
スタBT1、BT2、BT3のベース電極9、9a、9
bとエミッタ電極10、10a、10bが共に櫛歯状と
されている。pチャネルMOSトランジスタUT2、U
T3、UT4のドレイン電極11、11a、11bも櫛
歯状とされている。19はエミッタパッドであり、バイ
ポーラトランジスタBT3のエミッタ電極10bと太い
配線で接続されている。18はゲートパッドである。
【0024】図21は、図17の等価回路をモノリシッ
クに実現した半導体装置の電極配置図である。nチャネ
ルMOSトランジスタUT1のソース電極8と接続され
たバイポーラトランジスタBT1のベース電極9とエミ
ッタ電極10とが共に櫛歯状とされている。pチャネル
MOSトランジスタUT2のドレイン電極11も櫛歯状
とされている。19はエミッタ電極パッドであり、バイ
ポーラトランジスタBT1エミッタの電極10と接続さ
れている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】図17〜19の等価回
路を実現した図21、22、23の半導体装置はいずれ
も、バイポーラトランジスタのベース領域とエミッタ領
域間に接続された第2のユニポーラトランジスタによ
り、ターンオフ時にベース領域に供給されているベース
電流(少数キャリア)をエミッタ電極に引き抜くため、
ターンオフ時のストレージ時間の短縮を図ることができ
る。また、後段のバイポーラトランジスタのダーリント
ン接続段数を増やすことでオン電圧を低減することがで
きる。
【0026】しかし、図21、22、23に見られるよ
うに、最終段バイポーラトランジスタのエミッタ電極1
0、10aまたは10bが櫛歯状であると、E端子と接
続するためのエミッタパッド19を設けねばならない。
【0027】また、同一基板上に各トランジスタを形成
し配線する場合、特に最終段のバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極10、10aまたは10bとエミッタパ
ッド19とを結ぶ配線21aには素子の出力電流にあた
る大きな電流が流れる。その配線抵抗と出力電流の積で
電圧降下を生じる。また、第2ユニポーラトランジスタ
のドレイン電極11、11a、11bとエミッタパッド
19とを結ぶ配線21bにもターンオフ時にキャリア引
き抜きのため大きな電流が流れる。その配線抵抗と引き
抜き電流の積でやはり電圧降下を生じるが、その電圧降
下は、キャリア引き抜きを妨げる方向に働く。すなわち
これらの配線21a、21bの配線抵抗が大きくなる
と、素子特性の劣化につながる。
【0028】特に、後段のバイポーラトランジスタが2
段以上のダーリントントランジスタである場合には、出
力電流が大きくなる。また前段バイポーラトランジスタ
のエミッタ電極から後段バイポーラトランジスタのベー
ス電極への配線が必要であり、その配線は、ダーリント
ン接続の段数を重ねるほど、断面積の大きい、すなわち
幅の広い配線としなければならない。
【0029】しかし、エミッタパッド部分や配線部分な
ど、実際の電流スイッチングに寄与するトランジスタの
活性部として利用できない部分を無闇に広くするわけに
はいかないので、特性との兼ね合いで決められられ、例
えばチップ面積の10%程度がそのために使用された。
【0030】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
てもので、低オン抵抗、高速ターンオフ特性を両立さ
せ、かつチップ面積を縮減した半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明は、前段の第一のユニポーラトランジスタを、後段の
バイポーラトランジスタと、第二のユニポーラトランジ
スタとを有し、第一のユニポーラトランジスタのドレイ
ンとソースとをそれぞれバイポーラトランジスタのコレ
クタ、ベースに接続し、かつ、第二のユニポーラトラン
ジスタのドレインとソースとをそれぞれバイポーラトラ
ンジスタのエミッタ、ベースに接続し、第一導電型の高
比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトランジスタのド
レイン層、バイポーラトランジスタのコレクタ層、第二
のユニポーラトランジスタのベース層とした半導体装置
において、第一のユニポーラトランジスタ、バイポーラ
トランジスタ、第二のユニポーラトランジスタの電極お
よびそれらを結ぶ配線が一層の金属膜からなるとき、そ
の電極および配線の内、等電位の電極または配線の間を
結ぶワイヤボンディングを有するものとする。
【0032】後段のバイポーラトランジスタがダーリン
トン接続されたバイポーラトランジスタであり、そのダ
ーリントン接続された各バイポーラトランジスタごとに
対応する第二のユニポーラトランジスタとを有し、第一
のユニポーラトランジスタのドレインとソースとをそれ
ぞれ初段のバイポーラトランジスタのコレクタ、ベース
に接続し、各バイポーラトランジスタのベースに各第二
のユニポーラトランジスタのソースを接続し、最後段の
バイポーラトランジスタのエミッタに各第二のユニポー
ラトランジスタのドレインを接続し、第一導電型の高比
抵抗半導体基板を第一のユニポーラトランジスタのドレ
イン層、バイポーラトランジスタのコレクタ層、第二の
ユニポーラトランジスタのベース層とした半導体装置に
おいて、第一のユニポーラトランジスタ、バイポーラト
ランジスタ、第二のユニポーラトランジスタの電極およ
びそれらを結ぶ配線が一層の金属膜からなるとき、その
電極および配線の内、等電位の電極または配線の間を結
ぶワイヤボンディングを有するものとしてもよい。
【0033】具体的には、バイポーラトランジスタまた
は最後段のバイポーラトランジスタのエミッタに接して
設けられたエミッタ電極と第二のユニポーラトランジス
タのドレインに接して設けられたドレイン電極とを結ぶ
配線に出力用のワイヤをスティッチボンディングする
か、バイポーラトランジスタまたは最後段のバイポーラ
トランジスタのエミッタに接して設けられたエミッタ電
極と第二のユニポーラトランジスタのドレインに接して
設けられたドレイン電極とをつなぐ配線と、そのドレイ
ン電極とを結ぶ出力用のワイヤをボンディングするか、
バイポーラトランジスタまたは最後段のバイポーラトラ
ンジスタのエミッタに接して設けられたエミッタ電極と
第二のユニポーラトランジスタのドレインに接して設け
られたドレイン電極とを結ぶ出力用のワイヤをボンディ
ングするものとする。
【0034】そのようにすれば、バイポーラトランジス
タまたは最後段のバイポーラトランジスタのエミッタ電
極と第二のユニポーラトランジスタのドレインに接して
設けられたドレイン電極とを結ぶ配線の配線抵抗、エミ
ッタ電極とドレイン電極とをつなぐ配線とドレイン電極
間の配線抵抗、エミッタ電極とドレイン電極間の配線抵
抗をそれぞれ低減できる。
【0035】バイポーラトランジスタまたは最後段のバ
イポーラトランジスタのエミッタ電極と、第二のユニポ
ーラトランジスタのドレインに接して設けられたドレイ
ン電極とにそれぞれ出力用のワイヤをボンディングして
もよい。
【0036】バイポーラトランジスタまたは最後段のバ
イポーラトランジスタのエミッタ電極と、第二のユニポ
ーラトランジスタのドレインに接して設けられた共通の
ドレイン電極の少なくとも一方に出力用のワイヤをステ
ィッチボンディングしてもよい。
【0037】バイポーラトランジスタまたは最後段のバ
イポーラトランジスタのエミッタ電極と、第二のユニポ
ーラトランジスタのドレインに接して設けられた共通の
ドレイン電極の少なくとも一方に複数の出力用のワイヤ
をボンディングしてもよい。そのようにしてもエミッタ
電極とドレイン電極間の配線抵抗を低減できる。
【0038】第一のユニポーラトランジスタのゲートと
第二のユニポーラトランジスタのゲートとを接続すれ
ば、信号制御装置を一つにすることができる。具体的な
構成としては、第一のユニポーラトランジスタがnチャ
ネルMOSトランジスタであり、第二のユニポーラトラ
ンジスタがpチャネルMOSトランジスタであり、バイ
ポーラトランジスタがnpnトランジスタである組み合
わせ、または、第一のユニポーラトランジスタがpチャ
ネルMOSトランジスタであり、第二のユニポーラトラ
ンジスタがnチャネルMOSトランジスタであり、バイ
ポーラトランジスタがpnpトランジスタである組み合
わせとすればよい。そのような構成とすれば、信号制御
装置を一つにすることができる。
【0039】バイポーラトランジスタのエミッタ領域の
接合深さが、第一のユニポーラトランジスタのソース領
域のそれより深いものとする。そのようにすれば、バイ
ポーラトランジスタにおける電流増幅率を増大させ、一
方ユニポーラトランジスタにおけるアバランシェ耐量の
増大を図ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら実施例
に基づき本発明の実施の形態を説明する。以下の実施例
では、主に第一のユニポーラトランジスタをnチャネル
MOSトランジスタ、第二のユニポーラトランジスタを
pチャネルMOSトランジスタ、バイポーラトランジス
タをnpnトランジスタとし、さらに第1導電型をn
型,第2導電型をp型とした例を示すが、後述するよう
に他の構成とすることも可能である。
【0041】[実施例1]図1は、図18の等価回路を
モノリシックに実現した本発明第一の実施例の半導体装
置の電極配置図である。図の左側部分が第一のユニポー
ラトランジスタであるnチャネルMOSトランジスタU
T1、中央上側部分がnpnトランジスタBT1、中央
下側部分が第二のユニポーラトランジスタであるpチャ
ネルMOSトランジスタUT2、右上側部分がnpnト
ランジスタBT2、右下側部分がpチャネルMOSトラ
ンジスタUT3にそれぞれ対応している。図に示したの
は、基本的な部分であって、他に主に半導体装置の周辺
部分に耐圧を担う部分があるが、本発明の本質に関わる
部分では無いので省略している。
【0042】図2は、図1の半導体装置の模擬的な部分
断面図である。半導体基板は、低抵抗率のn+ コレクタ
層1上に高抵抗率のnドリフト層2が積層されたもので
ある。例えば、耐圧1600V級の実施例1の半導体装
置は、0.004Ω・cm、厚さ250μmのn+ コレ
クタ層1上に、50Ω・cm、厚さ80μmのnドリフ
ト層2を積層したエピタキシャルウェハを使用した。n
ドリフト層2の表面層に、nチャネルMOSトランジス
タUT1のpウェル領域3、npnトランジスタBT
1、BT2のpベース領域4、4a、pチャネルMOS
トランジスタUT2、UT3のp+ ドレイン領域5、5
aが形成され、そのpウェル領域3、pベース領域4、
4a内にそれぞれn+ ソース領域6、n+ エミッタ領域
7、7aが形成されている。例えば、pウェル領域3、
pベース領域4、4aの拡散深さは5μmであり、n+
ソース領域6の拡散深さは0.3μm、n+ エミッタ領
域7、7aの拡散深さは2.5μmである。n+ ソース
領域6、n+ エミッタ領域7、7aの拡散深さは、実験
により決めた値である。
【0043】n+ ソース領域6とnドリフト層2とに挟
まれたpウェル領域3の表面上にゲート酸化膜12を介
してnチャネルMOSトランジスタUT1のゲート電極
層13が、また、pベース領域4、4aとp+ ドレイン
領域5、5aとに挟まれたnドリフト層2の表面上にゲ
ート酸化膜14、14aを介してpチャネルMOSトラ
ンジスタUT2のゲート電極層15、15aが設けられ
ている。ゲート電極層13、15、15aは例えば多結
晶シリコン膜からなり、その上に接触する金属層のゲー
ト電極が設けられて、G端子に接続されている。
【0044】n+ ソース領域6とpウェル領域3との表
面に共通に設けられたソース電極8は、ゲート電極層1
3上に絶縁膜20を介して延長され、pベース領域4の
表面に設けられたベース電極9と一体とされている。n
+ エミッタ領域7の表面に設けられたエミッタ電極10
は、後段のnpnトランジスタBT2のpベース領域4
a上に設けられたベース電極9aと接続されている。更
にn+ エミッタ領域7aの表面に設けられたエミッタ電
極10aは、p+ ドレイン領域5、5aの表面に設けら
れたドレイン電極11、11aと共に、E端子に接続さ
れている。これらの電極は、例えばスパッタ蒸着とフォ
トリソグラフイによって形成された一層のアルミニウム
合金の金属膜からなる。n+ コレクタ層1の裏面には、
コレクタ電極16が設けられ、C端子に接続されてい
る。なお、ここで一層の金属膜とは、層間絶縁膜を挟ん
で多層にされていないという意味であって、直接積層さ
れていれば多層の金属膜であっても良い。
【0045】第一段npnトランジスタBT1は、第二
段npnトランジスタBT2のベース電流を供給するト
ランジスタであるから、その面積は第二段npnトラン
ジスタBT2より小さくてよい。また、第一段pチャネ
ルMOSトランジスタUT2、第二段pチャネルMOS
トランジスタUT3は、それぞれ第一段npnトランジ
スタBT1、第二段npnトランジスタBT2からオフ
時にキャリアを排出するトランジスタであるから、第二
段pチャネルMOSトランジスタUT3の面積は、第一
段pチャネルMOSトランジスタUT2より大きくす
る。
【0046】実施例1の半導体装置の動作を簡単に説明
する。エミッタ端子Eを接地し、コレクタ端子Cに正の
電圧を印加した状態で、ゲート端子Gに正の電圧を加え
ると、nチャネルMOSトランジスタUT1がオンし、
ベース電流がnpnトランジスタBT1のベース電極9
に供給されて、npnトランジスタBT1にコレクタ電
流が流れてオンする。このnpnトランジスタBT1の
コレクタ電流がnpnトランジスタBT2のベース電極
9aに供給されて、npnトランジスタBT2がオンす
る。従って、この半導体装置は、オン時には、伝導度変
調が起きて、低いコレクタ・エミッタ電圧VCE(以後オ
ン電圧と呼ぶ)となる。第二段npnトランジスタBT
2には、大きなベース電流が供給されるので、オン電圧
は第一段npnトランジスタBT1のそれより低くな
る。特にnpnトランジスタのn+エミッタ領域7、7
aの拡散深さを、nチャネルMOSトランジスタUT1
のn + ソース領域6のそれより深くして、電流増幅率を
大きくし、オン電圧の低減を図ることができる。なお、
ゲート端子Gへの正の入力信号ては、第一段、第二段p
チャネルMOSトランジスタUT2、UT3はオンしな
い。
【0047】ターンオフ時は、ゲート端子Gの電位をn
チャネルMOSトランジスタUT1のしきい値以下に下
げる。これにより、nチャネルMOSトランジスタUT
1はオフする。そして、npnトランジスタBT1のベ
ース電流の供給が止まり、npnトランジスタBT1の
コレクタ電流が止まる。ここではオフするということに
する。さらに、ゲート端子Gに負の電圧を加えることに
より、(pチャネルMOSトランジスタUT2のpソー
ス領域である)pベース領域4とp+ ドレイン領域5、
およびpベース領域4aとp+ ドレイン領域5aとの間
のnドリフト層2の表面層に反転層が形成され、pチャ
ネルMOSトランジスタUT2、UT3がオンする。す
るとnpnトランジスタBT1、BT2のpベース領域
4、4aに残る過剰の正孔は、反転層を通じてドレイン
電極11、11aに引き抜かれるため、ターンオフが速
やかにおこなわれ、高速動作が可能となる。
【0048】電極配置は、図22とほぼ同じである。す
なわちnチャネルMOSトランジスタUT1のソース電
極8とnpnトランジスタBT1のベース電極9とが接
続され、そのnpnトランジスタBT1のベース電極9
とエミッタ電極10、およびnpnトランジスタBT2
のベース電極9aとエミッタ電極10aとが共に櫛歯状
とされている。pチャネルMOSトランジスタUT2、
UT3のドレイン電極11、11aも櫛歯状とされてい
る。この例では、nチャネルMOSトランジスタUT1
のゲート電極層に設けられた穴を通して、ソース電極8
が半導体基板表面のn+ ソース領域に接触している。1
8はゲート電極層に接触して設けられた金属のゲートパ
ッドであり、ゲートワイヤ24がボンディングされてい
る。21はバイポーラトランジスタBT2のエミッタ電
極10aとpチャネルMOSトランジスタUT2、UT
3のドレイン電極11、11aとを結ぶ配線である。
【0049】図22の電極配置図と異なっている点は、
npnトランジスタBT2のエミッタ電極10aとpチ
ャネルMOSトランジスタUT3のドレイン電極11a
とを結ぶ配線21に電極パッドが設けられておらず、そ
の代わりにその部分にエミッタワイヤ22でスティッチ
ボンディングがされて、短絡ワイヤ23が設けられてい
ることである。
【0050】図3は、短絡ワイヤ23の接触数とオン電
圧との関係を示す特性図である。横軸は、配線上の接触
数、縦軸はオン電圧(VCE)である。チップの活性領域
の面積は約100mm2 であり、電流(ICE)は12A
である。接触数を増すに従って、オン電圧が低くなるこ
とがわかる。
【0051】従来の半導体装置は図22に示したよう
に、npnトランジスタBT2のエミッタ電極10a
と、pチャネルMOSトランジスタUT3のドレイン電
極11aを結ぶ配線21a、21bの中途にエミッタパ
ッド19を設け、ここにエミッタワイヤ22をボンディ
ングして外部端子と接続していた。このためエミッタパ
ッド19からnpnトランジスタBT2のエミッタ電極
10aまでの配線21aが長くなり、この配線の抵抗が
無視できなかった。例えば、幅500μm、厚さ5μ
m、長さ5mmのアルミニウム配線の抵抗は、約0.0
5オームである。この配線21aは出力電流が流れる部
分であり、この配線抵抗により半導体装置のオン電圧が
増大した。さらにpチャネルMOSトランジスタUT
2、UT3のドレイン電極11、11aとエミッタパッ
ド19間の配線21bにも配線抵抗があり、この抵抗成
分がpチャネルMOSトランジスタUT2、UT3のオ
ン抵抗に、上乗せされるため、npnトランジスタBT
1およびBT2のベース電流を引き抜く能力が小さくな
り、スイッチングも低速になっていた。
【0052】これに対し実施例1の半導体装置では、n
pnトランジスタBT2のエミッタ電極10aと、pチ
ャネルMOSトランジスタUT3のドレイン電極11a
を結ぶ配線21上に、npnトランジスタBT2のエミ
ッタ電極10aに近い点と、pチャネルMOSトランジ
スタUT3のドレイン電極11aに近い点と2点でエミ
ッタワイヤ22を接触させたスティッチボンディングを
している。例えば、直径300μm、長さ10mmのア
ルミニウムワイヤの抵抗は、0.004Ωであり、配線
抵抗を従来の10分の1以下にできたことになる。その
結果、最終段のnpnトランジスタBT2のエミッタ電
極10aとE端子との間の配線抵抗が低減され、半導体
装置としてオン電圧の低減が可能になる。
【0053】さらにnpnトランジスタBT1およびB
T2のベース電流の引き抜きを行うpチャネルMOSト
ランジスタUT2、UT3のドレイン電極11、11a
までの配線抵抗も低減されることから、npnトランジ
スタBT1、BT2のベース電流の引き抜きが早く行わ
れる。
【0054】図4は、ワイヤの接触数を2箇所にした本
実施例1の半導体装置と、図22の従来の半導体装置
(比較例)とのターンオフ時の電流、電圧波形の比較を
示す。横軸は、時間である。本実施例1の半導体装置で
は、ターンオフ時のストレージ時間(ts :ゲートオフ
信号から電流の90%への低下までに要する時間)が約
2μsと比較例の4μsから半減し、フォールタイム
(tf :電流の90%から10%への低下に要する時
間)も300nsと比較例の500nsから大幅に短縮
されており、高速スイッチングが可能になったことがわ
かる。
【0055】図3に、ワイヤの接触数と、フォールタイ
ムtf との関係を示す特性をも示した。ワイヤの接触数
を増すほど、tf が短縮されている。すなわち、エミッ
タ電極10aと、pチャネルMOSトランジスタUT3
のドレイン電極11aとを結ぶ配線21上にスティッチ
ボンディングして、配線抵抗を低減することにより、オ
ン電圧を低減できただけでなく、高速スイッチング特性
も実現できたことになる。
【0056】図5は、ゲートパッド18に接続するゲー
トワイヤ24についての接触数とオン電圧と、フォール
時間tf との関係を示す特性図である。ゲートワイヤの
接触数を増してもオン電圧、tf ともに変化していな
い。これは本発明の半導体装置が電圧駆動型の素子であ
り、ゲートワイヤは1本で十分なためである。なお、エ
ミッタワイヤの接触数は4とした。
【0057】[実施例2]図6は、図19の等価回路を
モノリシックに実現した本発明第二の実施例の半導体装
置の電極配置図である。後段のバイポーラトランジスタ
を三段のダーリントントランジスタとしたものである。
図の左側部分がnチャネルMOSトランジスタ UT
1、中央上側部分がnpnトランジスタBT1およびn
pnトランジスタBT2、中央下側部分がpチャネルM
OSトランジスタUT2、UT3、右上側部分がnpn
トランジスタBT3、右下側部分がpチャネルMOSト
ランジスタ UT4にそれぞれ対応している。実施例1
の半導体装置と比較して、付加されているのは、第三段
npnトランジスタBT3と、第三段pチャネルMOS
トランジスタUT4とである。付加される部分の構造
は、第二段npnトランジスタBT2と、第二段pチャ
ネルMOSトランジスタUT3とほぼ同じでよく、nド
リフト層の表面層に第三段npnトランジスタBT3の
pベース領域と、n + エミッタ領域とが加えられ、ベー
ス電極9b、エミッタ電極11bが設けられる。また第
三段pチャネルMOSトランジスタUT4のp+ ドレイ
ン領域と、ドレイン電極11bとが加えられる。
【0058】後段のバイポーラトランジスタの段数を増
せば、後段ほどベース電流が大きくなるためオン電圧は
低下し、それぞれのバイポーラトランジスタにpチャネ
ルMOSトランジスタを接続することにより、バイポー
ラトランジスタの段数が増してもターンオフストレージ
時間の増加がなく、高速のスイッチングが可能である。
【0059】本実施例2の半導体装置も、実施例1の半
導体装置と同様に、出力電流および引出し電流の通過す
る配線に短絡ワイヤ23をスティッチボンディングする
ことにより、配線抵抗を低減しているので、オン電圧を
低く、しかもターンオフ時間を短くできる。特に三段の
ダーリントン接続をしているので、最後段のバイポーラ
トランジスタBT3の電流密度は実施例1の半導体装置
より大きくなり、配線抵抗の低減によるオン電圧の低減
効果およびスイッチング時間の短縮効果も大きい。
【0060】[実施例3]図7は、図17の等価回路を
モノリシックに実現した本発明第三の実施例の半導体装
置の電極配置図である。図の左側部分がnチャネルMO
SトランジスタUT1、右上側部分がnpnトランジス
タBT1、右下側部分がpチャネルMOSトランジスタ
UT2にそれぞれ対応している。後段のバイポーラトラ
ンジスタは必ずしもダーリントントランジスタでなけれ
ばならないわけではなく、本実施例のように一段のトラ
ンジスタでも良い。
【0061】本実施例3の半導体装置も、実施例1の半
導体装置と同様に、出力電流の通過する配線21にエミ
ッタワイヤ22をスティッチボンディングして短絡ワイ
ヤ23を設けることにより、配線抵抗を低減しているの
で、オン電圧を低く、しかもターンオフ時間を短くでき
る。 [実施例4]図8は、図18の等価回路をモノリシック
に実現した本発明第四の実施例の半導体装置の電極配置
図である。図の左側部分がnチャネルMOSトランジス
タUT1、中央上側部分がnpnトランジスタBT1、
中央下側部分がpチャネルMOSトランジスタUT2、
右上側部分がnpnトランジスタBT2、右下側部分が
pチャネルMOSトランジスタUT3にそれぞれ対応し
ている。
【0062】この例では、短絡ワイヤ23を更にpチャ
ネルMOSトランジスタ UT2、UT3のドレイン電
極11、11aの近傍まで延長してボンディングしてい
る。これにより、pチャネルMOSトランジスタUT
2、UT3からE端子までの配線抵抗をより小さくで
き、ターンオフ時のnpnトランジスタBT1、BT2
のベース電流の引き抜きを早くする。特にターンオフを
より高速におこなうことが目的の場合に有効でありり、
このようにした半導体装置のターンオフ時間は実施例1
の半導体装置より更に10%ほど短縮できた。 [実施例5]図9は、図19の等価回路をモノリシック
に実現した本発明第五の実施例の半導体装置の電極配置
図である。後段のバイポーラトランジスタを三段のダー
リントントランジスタとしたものである。
【0063】この例でも、短絡ワイヤ23を更にpチャ
ネルMOSトランジスタUT2、UT3、UT4のドレ
イン電極11、11a、11bの近傍まで延長してボン
ディングしている。これにより、pチャネルMOSトラ
ンジスタUT2、UT3、UT4からE端子までの配線
抵抗をより小さくでき、ターンオフ時のnpnトランジ
スタBT1、BT2およびBT3のベース電流の引き抜
きを早くし、ターンオフをより高速に行うことが可能で
ある。このようにした半導体装置のターンオフ時間は実
施例2の半導体装置より10%ほど短縮された。 [実施例6]図10は、本発明第六の実施例の半導体装
置の電極配置図である。この例は、実施例4の変形例で
ある。
【0064】後段npnトランジスタBT2のエミッタ
電極10aとpチャネルMOSトランジスタ UT3の
ドレイン電極11aとを結ぶ配線21のエミッタ電極1
0aに近い部分と、pチャネルMOSトランジスタUT
2、UT3のドレイン電極11、11aとにエミッタワ
イヤ21がボンテイングされているのは実施例4と同じ
であるが、スティッチボンディングではなく、それぞれ
別のエミッタワイヤ22およびドレインワイヤ26でE
端子に接続されている。
【0065】この場合も、pチャネルMOSトランジス
タUT2、UT3からE端子までの配線抵抗をより小さ
くでき、ターンオフ時のnpnトランジスタBT1およ
びBT2のベース電流の引き抜きを早くし、ターンオフ
をより高速に行うことが可能である。ワイヤボンディン
グの本数は増えるが、実施例4とほぼ同じ効果が得られ
る。 [実施例7]図11は、図18の等価回路をモノリシッ
クに実現した本発明第七の実施例の半導体装置の電極配
置図である。図の左側部分がnチャネルMOSトランジ
スタUT1、中央上側部分がnpnトランジスタBT
1、中央下側部分がpチャネルMOSトランジスタUT
2、右上側部分がnpnトランジスタBT2、右下側部
分がpチャネルMOSトランジスタUT3にそれぞれ対
応している。
【0066】この例では、これまでの例と違って、np
nトランジスタBT2のエミッタ電極10aとpチャネ
ルMOSトランジスタUT2、UT3のドレイン電極1
1、11aとを結ぶ配線が形成されていない。npnト
ランジスタBT2のエミッタ電極10aとpチャネルM
OSトランジスタUT2、UT3のドレイン電極11、
11aにそれぞれエミッタパッド19、ドレインパッド
25が設けられ、その間が短絡ワイヤ23でボンディン
グされている。エミッタパッド19にはエミッタワイヤ
22がボンディングされる。
【0067】これにより、pチャネルMOSトランジス
タUT2、UT3からE端子までの配線抵抗をより小さ
くでき、ターンオフ時のnpnトランジスタBT1、B
T2のベース電流の引き抜きを早くし、ターンオフをよ
り高速に行うことが可能である。
【0068】先に示したように幅500μm厚さ5μm
の配線は、直径300μmのワイヤの約10倍の抵抗と
なるので、npnトランジスタBT2のエミッタ電極1
0aとpチャネルMOSトランジスタUT2、UT3の
ドレイン電極11、11aとを結ぶ配線を設けなくてそ
れほど配線抵抗の増大にはならない。むしろその分のチ
ップ面積を有効に利用できる利点がある。 [実施例8]図12は、図19の等価回路をモノリシッ
クに実現した本発明第八の実施例の半導体装置の電極配
置図である。後段のバイポーラトランジスタを三段のダ
ーリントントランジスタとしたものである。
【0069】この例でも、npnトランジスタBT3の
エミッタ電極10bとpチャネルMOSトランジスタU
T2、UT3、UT4のドレイン電極11、11a、1
1bとを結ぶ配線が形成されておらず、その間が短絡ワ
イヤ23でボンディングされている。また、E端子とつ
なぐエミッタワイヤ22のボンデイングがなされる。
【0070】ここの場合も、チップ面積を有効に利用で
きる利点がある。 [実施例9]図13は、本発明第九の実施例の半導体装
置の電極配置図である。この例は、実施例7の半導体装
置の変形例である。
【0071】この例でも、npnトランジスタBT2の
エミッタ電極10aとpチャネルMOSトランジスタU
T2、UT3のドレイン電極11、11aとを結ぶ配線
は形成されていない。npnトランジスタBT2のエミ
ッタ電極10aとpチャネルMOSトランジスタ UT
2、UT3のドレイン電極11、11aにそれぞれエミ
ッタパッド19、ドレインパッド23が設けられ、それ
らのパッドからE端子にそれぞれエミッタワイヤ22、
ドレインワイヤ26でボンディングィングされる。
【0072】これにより、pチャネルMOSトランジス
タUT2、UT3からE端子までの配線抵抗をより小さ
くでき、ターンオフ時のnpnトランジスタBT1、B
T2のベース電流の引き抜きを早くし、ターンオフをよ
り高速に行うことが可能である。ワイヤボンディングの
本数は増えるが、実施例7とほぼ同じ効果が得られる。 [実施例10]図14は、本発明第十の実施例の半導体
装置の電極配置図である。この例は、実施例9の半導体
装置の変形例である。
【0073】この例でも、npnトランジスタBT2の
エミッタ電極10aとpチャネルMOSトランジスタ
UT2、UT3のドレイン電極11、11aにそれぞれ
エミッタパッド19、ドレインパッド25が設けられて
いて、それらのパッド内でエミッタワイヤ22、ドレイ
ンワイヤ26でスティッチボンデイングをした上でそれ
ぞれE端子にボンディングされている。
【0074】図では、エミッタパッド19、ドレインパ
ッド25の両方でスティッチボンデイングをしている
が、一方のみでも良い。 [実施例11]図15は、本発明第十一の実施例の半導
体装置の電極配置図である。この例は、実施例9の半導
体装置の変形例である。
【0075】この例でも、npnトランジスタBT2の
エミッタ電極10aとpチャネルMOSトランジスタU
T2、UT3のドレイン電極11、11aにそれぞれエ
ミッタパッド19、ドレインパッド25が設けられてお
り、それらのパッドから複数のエミッタワイヤ22とド
レインワイヤ26とでE端子にそれぞれボンディングさ
れている。
【0076】ワイヤボンディングの本数は増えるが、実
施例9とほぼ同じ効果が得られる。図では、エミッタパ
ッド19、ドレインパッド25の両方で複数のワイヤと
したが、一方のみ複数にしても良い。
【0077】ドレインワイヤ26が複数設けられる場合
には、pチャネルMOSトランジスタUT2、UT3の
ドレイン電極11、11aを分離して、それぞれにドレ
インパッド25を設け、ドレインワイヤ26でE端子に
ボンディングしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
段に第一のユニポーラトランジスタ、後段にバイポーラ
トランジスタまたはダーリントントランジスタを接続
し、そのバイポーラトランジスタのベース−エミッタ間
に第二のユニポーラトランジスタを接続した半導体装置
において、バイポーラトランジスタのエミッタに接して
設けられたエミッタ電極と第二のユニポーラトランジス
タのドレインに接して設けられたドレイン電極とを結ぶ
配線上や、バイポーラトランジスタのエミッタ電極と、
第二のユニポーラトランジスタのドレイン電極との間等
の、等電位の電極または配線の間を結ぶワイヤを設け、
或いは複数のワイヤを設けることにより、その間の配線
抵抗を大幅な低減を実現した。その結果、配線部での電
圧降下の減小によるオン電圧の低減、および、ベース電
流の引き抜きの促進によるスイッチング速度の向上が可
能になった。
【0079】よって本発明は、特に大電流用の半導体装
置に有効であり、半導体装置のみならず電力変換装置の
低損失化、高効率化に貢献するところ大である。本発明
により、低オン抵抗、高速ターンオフ特性、かつターン
オフストレージ時間の短いスイッチング半導体装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の半導体装置(2段ダーリント
ン)の電極配置図
【図2】実施例1の半導体装置の部分断面図
【図3】本発明実施例1の半導体装置のオン電圧とフォ
ールタイム( tf )のエミッタワイヤの接触数依存性を
示す特性図
【図4】本発明実施例1の半導体装置のターンオフ波形
【図5】本発明実施例1の半導体装置のオン電圧とフォ
ールタイム( tf )のゲートワイヤの接触数依存性を示
す特性図
【図6】本発明実施例2の半導体装置(3段ダーリント
ン)の電極配置図
【図7】本発明実施例3の半導体装置の電極配置図
【図8】本発明実施例4の半導体装置の電極配置図
【図9】本発明実施例5の半導体装置の電極配置図
【図10】本発明実施例6の半導体装置の電極配置図
【図11】本発明実施例7の半導体装置の電極配置図
【図12】本発明実施例8の半導体装置の電極配置図
【図13】本発明実施例9の半導体装置の電極配置図
【図14】本発明実施例10の半導体装置の電極配置図
【図15】本発明実施例11の半導体装置の電極配置図
【図16】BiMOS Cascodeトランジスタの等価回路図
【図17】BiMOS Cascodeトランジスタにp-chMOS トラ
ンジスタ接続時の等価回路図
【図18】2段ダーリントントランジスタをもつ半導体
装置の等価回路図
【図19】3段ダーリントントランジスタをもつ半導体
装置の等価回路図
【図20】ユニット化したバイポーラトランジスタ、ユ
ニポーラトランジスタの部分断面図
【図21】図17の等価回路をモノリシック化した従来
の半導体装置の電極配置図
【図22】図18の等価回路をモノリシック化した従来
の半導体装置の電極配置図
【図23】図19の等価回路をモノリシック化した従来
の半導体装置の電極配置図
【符号の説明】
1 n+ コレクタ層 2 nドリフト層 3 pウェル領域 4、4a、4b pベース領域 5、5a、5b p+ ドレイン領域 6 n+ ソース領域 7、7a、7b n+ エミッタ領域 8 ソース電極 9、9a、9b ベース電極 10、10a、10b エミッタ電極 11、11a、11b ドレイン電極 12 ゲート酸化膜 13 ゲート電極層 14 ゲート酸化膜 15、15a、15b ゲート電極層 16 コレクタ電極 17 p- 低濃度領域 18 ゲートパッド 19 エミッタパッド 20、20a、20b、20c 絶縁膜 21、21a、21b 配線 22 エミッタワイヤ 23 短絡ワイヤ 24 ゲートワイヤ 25 ドレインパッド 26 ドレインワイヤ B ベース C コレクタ E エミッタ G ゲート BT バイポーラトランジスタ UT ユニポーラトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 657G

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段の第一のユニポーラトランジスタと、
    後段のバイポーラトランジスタと、第二のユニポーラト
    ランジスタとを有し、第一のユニポーラトランジスタの
    ドレインとソースとをそれぞれバイポーラトランジスタ
    のコレクタ、ベースに接続し、かつ、第二のユニポーラ
    トランジスタのドレインとソースとをそれぞれバイポー
    ラトランジスタのエミッタ、ベースに接続し、第一導電
    型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトランジス
    タのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレクタ
    層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とした半
    導体装置において、第一のユニポーラトランジスタ、バ
    イポーラトランジスタ、第二のユニポーラトランジスタ
    の電極およびそれらを結ぶ配線が一層の金属膜からなる
    とき、その電極および配線の内、等電位の電極または配
    線の間を結ぶワイヤボンディングを有することを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】前段の第一のユニポーラトランジスタと、
    後段のダーリントン接続されたバイポーラトランジスタ
    と、そのダーリントン接続された各バイポーラトランジ
    スタごとに対応する第二のユニポーラトランジスタとを
    有し、第一のユニポーラトランジスタのドレインとソー
    スとをそれぞれ初段のバイポーラトランジスタのコレク
    タ、ベースに接続し、各バイポーラトランジスタのベー
    スに各第二のユニポーラトランジスタのソースを接続
    し、最後段のバイポーラトランジスタのエミッタに各第
    二のユニポーラトランジスタのドレインを接続し、第一
    導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラン
    ジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレク
    タ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とした
    半導体装置において、第一のユニポーラトランジスタ、
    バイポーラトランジスタ、第二のユニポーラトランジス
    タの電極およびそれらを結ぶ配線が一層の金属膜からな
    るとき、その電極および配線の内、等電位の電極または
    配線の間を結ぶワイヤボンディングを有することを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】バイポーラトランジスタのエミッタに接し
    て設けられたエミッタ電極と第二のユニポーラトランジ
    スタのドレインに接して設けられたドレイン電極とを結
    ぶ配線に出力用のワイヤをスティッチボンディングした
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】最後段のバイポーラトランジスタのエミッ
    タに接して設けられたエミッタ電極と各第二のユニポー
    ラトランジスタのドレインに接して設けられたドレイン
    電極とを結ぶ配線に出力用のワイヤをスティッチボンデ
    ィングしたことを特徴とする請求項2記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】バイポーラトランジスタのエミッタに接し
    て設けられたエミッタ電極と第二のユニポーラトランジ
    スタのドレインに接して設けられたドレイン電極とをつ
    なぐ配線と、そのドレイン電極とを結ぶ出力用のワイヤ
    をボンディングしたことを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】最後段のバイポーラトランジスタのエミッ
    タに接して設けられたエミッタ電極と各第二のユニポー
    ラトランジスタのドレインに接して設けられたドレイン
    電極とをつなぐ配線と、そのドレイン電極とを結ぶ出力
    用のワイヤをボンディングしたことを特徴とする請求項
    2記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】バイポーラトランジスタのエミッタに接し
    て設けられたエミッタ電極と第二のユニポーラトランジ
    スタのドレインに接して設けられたドレイン電極とを結
    ぶ出力用のワイヤをボンディングしたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】最後段のバイポーラトランジスタのエミッ
    タに接して設けられたエミッタ電極と各第二のユニポー
    ラトランジスタのドレインに接して設けられた共通のド
    レイン電極とを結ぶ出力用のワイヤをボンディングした
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】前段の第一のユニポーラトランジスタを、
    後段のバイポーラトランジスタと、第二のユニポーラト
    ランジスタとを有し、第一のユニポーラトランジスタの
    ドレインとソースとをそれぞれバイポーラトランジスタ
    のコレクタ、ベースに接続し、かつ、第二のユニポーラ
    トランジスタのドレインとソースとをそれぞれバイポー
    ラトランジスタのエミッタ、ベースに接続し、第一導電
    型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトランジス
    タのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレクタ
    層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とした半
    導体装置において、バイポーラトランジスタのエミッタ
    に接して設けられたエミッタ電極と、第二のユニポーラ
    トランジスタのドレインに接して設けられたドレイン電
    極とにそれぞれ出力用のワイヤをボンディングしたこと
    を特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】前段の第一のユニポーラトランジスタ
    と、後段のダーリントン接続されたバイポーラトランジ
    スタと、そのダーリントン接続された各バイポーラトラ
    ンジスタごとに対応する第二のユニポーラトランジスタ
    とを有し、第一のユニポーラトランジスタのドレインと
    ソースとをそれぞれ初段のバイポーラトランジスタのコ
    レクタ、ベースに接続し、各バイポーラトランジスタの
    ベースに各第二のユニポーラトランジスタのソースを接
    続し、最後段のバイポーラトランジスタのエミッタに各
    第二のユニポーラトランジスタのドレインを接続し、第
    一導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラ
    ンジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレ
    クタ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とし
    た半導体装置において、最後段のバイポーラトランジス
    タのエミッタに接して設けられたエミッタ電極と、各第
    二のユニポーラトランジスタのドレインに接して設けら
    れた共通のドレイン電極とにそれぞれ出力用のワイヤを
    ボンディングしたことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】前段の第一のユニポーラトランジスタ
    を、後段のバイポーラトランジスタと、第二のユニポー
    ラトランジスタとを有し、第一のユニポーラトランジス
    タのドレインとソースとをそれぞれバイポーラトランジ
    スタのコレクタ、ベースに接続し、かつ、第二のユニポ
    ーラトランジスタのドレインとソースとをそれぞれバイ
    ポーラトランジスタのエミッタ、ベースに接続し、第一
    導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラン
    ジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレク
    タ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とした
    半導体装置において、バイポーラトランジスタのエミッ
    タに接して設けられたエミッタ電極と、第二のユニポー
    ラトランジスタのドレインに接して設けられた共通のド
    レイン電極の少なくとも一方に出力用のワイヤをスティ
    ッチボンディングしたことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】前段の第一のユニポーラトランジスタ
    と、後段のダーリントン接続されたバイポーラトランジ
    スタと、そのダーリントン接続された各バイポーラトラ
    ンジスタごとに対応する第二のユニポーラトランジスタ
    とを有し、第一のユニポーラトランジスタのドレインと
    ソースとをそれぞれ初段のバイポーラトランジスタのコ
    レクタ、ベースに接続し、各バイポーラトランジスタの
    ベースに各第二のユニポーラトランジスタのソースを接
    続し、最後段のバイポーラトランジスタのエミッタに各
    第二のユニポーラトランジスタのドレインを接続し、第
    一導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラ
    ンジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレ
    クタ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とし
    た半導体装置において、最後段のバイポーラトランジス
    タのエミッタに接して設けられたエミッタ電極と、各第
    二のユニポーラトランジスタのドレインに接して設けら
    れた共通のドレイン電極の少なくとも一方に出力用のワ
    イヤをスティッチボンディングしたことを特徴とする半
    導体装置。
  13. 【請求項13】前段の第一のユニポーラトランジスタ
    を、後段のバイポーラトランジスタと、第二のユニポー
    ラトランジスタとを有し、第一のユニポーラトランジス
    タのドレインとソースとをそれぞれバイポーラトランジ
    スタのコレクタ、ベースに接続し、かつ、第二のユニポ
    ーラトランジスタのドレインとソースとをそれぞれバイ
    ポーラトランジスタのエミッタ、ベースに接続し、第一
    導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラン
    ジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレク
    タ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とした
    半導体装置において、バイポーラトランジスタのエミッ
    タに接して設けられたエミッタ電極と、第二のユニポー
    ラトランジスタのドレインに接して設けられた共通のド
    レイン電極の少なくとも一方に複数の出力用のワイヤを
    ボンディングしたことを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】前段の第一のユニポーラトランジスタ
    と、後段のダーリントン接続されたバイポーラトランジ
    スタと、そのダーリントン接続された各バイポーラトラ
    ンジスタごとに対応する第二のユニポーラトランジスタ
    とを有し、第一のユニポーラトランジスタのドレインと
    ソースとをそれぞれ初段のバイポーラトランジスタのコ
    レクタ、ベースに接続し、各バイポーラトランジスタの
    ベースに各第二のユニポーラトランジスタのソースを接
    続し、最後段のバイポーラトランジスタのエミッタに各
    第二のユニポーラトランジスタのドレインを接続し、第
    一導電型の高比抵抗半導体基板を第一のユニポーラトラ
    ンジスタのドレイン層、バイポーラトランジスタのコレ
    クタ層、第二のユニポーラトランジスタのベース層とし
    た半導体装置において、最後段のバイポーラトランジス
    タのエミッタに接して設けられたエミッタ電極と、各第
    二のユニポーラトランジスタのドレインに接して設けら
    れた共通のドレイン電極の少なくとも一方に複数の出力
    用のワイヤをボンディングしたことを特徴とする半導体
    装置。
  15. 【請求項15】第一のユニポーラトランジスタのゲート
    と第二のユニポーラトランジスタのゲートとを接続する
    ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載
    の半導体装置。
  16. 【請求項16】第一のユニポーラトランジスタがnチャ
    ネルMOSトランジスタであり、第二のユニポーラトラ
    ンジスタがpチャネルMOSトランジスタであり、バイ
    ポーラトランジスタがnpnトランジスタであることを
    特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】第一のユニポーラトランジスタがpチャ
    ネルMOSトランジスタであり、第二のユニポーラトラ
    ンジスタがnチャネルMOSトランジスタであり、バイ
    ポーラトランジスタがpnpトランジスタであることを
    特徴とする前記請求項15記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】バイポーラトランジスタのエミッタ領域
    の接合深さが、第一のユニポーラトランジスタのソース
    領域のそれより深いことを特徴とする請求項16または
    17に記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1306898A1 (en) * 2001-10-29 2003-05-02 Dialog Semiconductor GmbH Sub-milliohm on-chip interconnection
JP2015090952A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社豊田中央研究所 横型半導体装置とその製造方法
US10032736B2 (en) 2013-09-24 2018-07-24 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device

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