JPH0864811A - 電力装置集積化構造体 - Google Patents
電力装置集積化構造体Info
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- JPH0864811A JPH0864811A JP7193264A JP19326495A JPH0864811A JP H0864811 A JPH0864811 A JP H0864811A JP 7193264 A JP7193264 A JP 7193264A JP 19326495 A JP19326495 A JP 19326495A JP H0864811 A JPH0864811 A JP H0864811A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/70—Bipolar devices
- H01L29/72—Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
- H01L29/739—Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
- H01L29/7393—Insulated gate bipolar mode transistors, i.e. IGBT; IGT; COMFET
- H01L29/7395—Vertical transistors, e.g. vertical IGBT
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コレクタ−エミッタ飽和電圧が一層低くされ
た電力装置集積化構造体を提供する。 【解決手段】 本発明による電力装置集積化構造体で
は、基板(5)、半導体層(3,4)、第1の不純物添
加領域(2)及び第2の不純物添加領域(11)の不純
物濃度プロファイルを、第1及び第2のバイポーラ接合
型トランジスタ(T2,T2)がこれらトランジスタを
高い注入領域にバイアスするのに十分高い第1及び第2
の共通のベース電流利得をそれぞれ有するように設定
し、基板(5)から半導体層(3,4)へ並びに前記第
2の不純物添加領域(11)から第1の不純物添加領域
(2)を経て前記半導体層(3,4)へキャリヤを注入
して前記電力MOSFETの第2電極の導電率を変調
し、第1の共通ベース電流利得と第2の共通ベース電流
利得との和を1以下とし、第1及び第2のバイポーラ接
合型トランジスタ(T2,T1)によって形成される寄
生サイリストがトリガーオンするのを防止するように構
成したことを特徴とする。
た電力装置集積化構造体を提供する。 【解決手段】 本発明による電力装置集積化構造体で
は、基板(5)、半導体層(3,4)、第1の不純物添
加領域(2)及び第2の不純物添加領域(11)の不純
物濃度プロファイルを、第1及び第2のバイポーラ接合
型トランジスタ(T2,T2)がこれらトランジスタを
高い注入領域にバイアスするのに十分高い第1及び第2
の共通のベース電流利得をそれぞれ有するように設定
し、基板(5)から半導体層(3,4)へ並びに前記第
2の不純物添加領域(11)から第1の不純物添加領域
(2)を経て前記半導体層(3,4)へキャリヤを注入
して前記電力MOSFETの第2電極の導電率を変調
し、第1の共通ベース電流利得と第2の共通ベース電流
利得との和を1以下とし、第1及び第2のバイポーラ接
合型トランジスタ(T2,T1)によって形成される寄
生サイリストがトリガーオンするのを防止するように構
成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低い飽和電圧の電
力装置集積化構造体に関するものである。
力装置集積化構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドレイン−ソース間電圧が高くなると、
電力MOSFET素子セルが形成されているドレインエ
ピタキシャル層を一層厚くして電力MOSFETの耐久
性を高くする必要があることが知られている。このエピ
タキシャル層は低不純物濃度であり、50Ω/cm程度の
抵抗値を有している。1000〜2000Vの最大電圧
範囲の場合100μm の厚さの層が必要になるため、チ
ャネルに直列に相当に高い抵抗が導入され、電力MOS
FETのオン状態の抵抗ROnが増大してしまう。電力M
OSFETのROnは電力MOSFETの降伏電圧BVに
直接関係するため、BVが高くなればなる程、ROnも高
くなってしまう。BVが高くなると電力装置の電圧降下
も相当大きくなり、電力損失も大きくなるため、オン抵
抗ROnが増大することは欠点となる。
電力MOSFET素子セルが形成されているドレインエ
ピタキシャル層を一層厚くして電力MOSFETの耐久
性を高くする必要があることが知られている。このエピ
タキシャル層は低不純物濃度であり、50Ω/cm程度の
抵抗値を有している。1000〜2000Vの最大電圧
範囲の場合100μm の厚さの層が必要になるため、チ
ャネルに直列に相当に高い抵抗が導入され、電力MOS
FETのオン状態の抵抗ROnが増大してしまう。電力M
OSFETのROnは電力MOSFETの降伏電圧BVに
直接関係するため、BVが高くなればなる程、ROnも高
くなってしまう。BVが高くなると電力装置の電圧降下
も相当大きくなり、電力損失も大きくなるため、オン抵
抗ROnが増大することは欠点となる。
【0003】高電圧(1000〜2000V)が印加さ
れる分野において電力MOSFETの欠点を解消するた
め絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が
導入されている。
れる分野において電力MOSFETの欠点を解消するた
め絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が
導入されている。
【0004】IGBTについての基本的な考え方は、ド
レイン層の導電率変調を導入することである。この目的
を達成するため、チィップの基板にドレイン層の導電型
とは反対の導電型の不純物を添加してpn接合を形成す
る。適切なバイアス電圧をゲート電極に印加することに
よってIGBTをターンオンさせると、キャリヤはエミ
ッタ電極から導電性チャネルを経て流れ、ドリフト層を
経てドリフトする(この理由により、ドレイン層はドリ
フト層とも呼ばれている)。基板−ドリフト層間の接合
は順方向にバイアスされ、反対符号のキャリヤが基板か
らドリフト層に注入され、この結果ドリフト層の導電率
が増大する。
レイン層の導電率変調を導入することである。この目的
を達成するため、チィップの基板にドレイン層の導電型
とは反対の導電型の不純物を添加してpn接合を形成す
る。適切なバイアス電圧をゲート電極に印加することに
よってIGBTをターンオンさせると、キャリヤはエミ
ッタ電極から導電性チャネルを経て流れ、ドリフト層を
経てドリフトする(この理由により、ドレイン層はドリ
フト層とも呼ばれている)。基板−ドリフト層間の接合
は順方向にバイアスされ、反対符号のキャリヤが基板か
らドリフト層に注入され、この結果ドリフト層の導電率
が増大する。
【0005】IGBT構造体は寄生3接合装置(すなわ
ち、サイリスタ)と本質的に関連する欠点がある。例え
ば、nチャネル装置について考えると、寄生サイリスタ
は、素子セルのソース領域及び本体領域で構成されるエ
ミッタ及びベース並びにドリフト層により構成されるコ
レクタを有するnpnトランジスタと、素子セルの本体
領域、ドリフト層及び基板によりそれぞれ構成されるコ
レクタ、ベース及びエミッタを有するpnpトランジス
タとで構成される。
ち、サイリスタ)と本質的に関連する欠点がある。例え
ば、nチャネル装置について考えると、寄生サイリスタ
は、素子セルのソース領域及び本体領域で構成されるエ
ミッタ及びベース並びにドリフト層により構成されるコ
レクタを有するnpnトランジスタと、素子セルの本体
領域、ドリフト層及び基板によりそれぞれ構成されるコ
レクタ、ベース及びエミッタを有するpnpトランジス
タとで構成される。
【0006】寄生サイリスタがトリガオンすると、ソー
ス領域と基板との間に低抵抗経路が形成され、電力装置
を経て流れる電流は理論的に発散し、寄生サイリスタが
トリガオンするのが阻止される。
ス領域と基板との間に低抵抗経路が形成され、電力装置
を経て流れる電流は理論的に発散し、寄生サイリスタが
トリガオンするのが阻止される。
【0007】この目的を達成するため、設計者の努力は
寄生npnトランジスタが導通状態になることを阻止す
ることについて向けられている。この目的を達成するた
めの1の方法は、共通ベース電流利得αn をできるだけ
減少させることである。この場合、寄生npnトランジ
スタのエミッタ及びベースをそれぞれ構成する素子セル
のソース領域及び本体領域の不純物濃度を適切に選択
し、この不純物濃度差が所定の値を超えないようにす
る。寄生npnトランジスタが導通状態にならないよう
にする別の方法は、そのベース−エミッタ電圧を零にク
ランプすることである。この場合、本体領域はエミッタ
金属層によりソース領域と短絡される。また、このトラ
ンジスタのベース−エミッタ抵抗Rbeを小さくするた
め、すなわち素子セルの本体領域に沿う物理的抵抗を小
さくするため、本体領域に高不純物濃度部分を形成する
と共に、ソース領域の長さを適切に制御し、これらソー
ス領域のほぼ全体が本体領域の高不純物濃度部分の内部
に位置するようにする。
寄生npnトランジスタが導通状態になることを阻止す
ることについて向けられている。この目的を達成するた
めの1の方法は、共通ベース電流利得αn をできるだけ
減少させることである。この場合、寄生npnトランジ
スタのエミッタ及びベースをそれぞれ構成する素子セル
のソース領域及び本体領域の不純物濃度を適切に選択
し、この不純物濃度差が所定の値を超えないようにす
る。寄生npnトランジスタが導通状態にならないよう
にする別の方法は、そのベース−エミッタ電圧を零にク
ランプすることである。この場合、本体領域はエミッタ
金属層によりソース領域と短絡される。また、このトラ
ンジスタのベース−エミッタ抵抗Rbeを小さくするた
め、すなわち素子セルの本体領域に沿う物理的抵抗を小
さくするため、本体領域に高不純物濃度部分を形成する
と共に、ソース領域の長さを適切に制御し、これらソー
ス領域のほぼ全体が本体領域の高不純物濃度部分の内部
に位置するようにする。
【0008】このようにして形成された構造体の等価回
路は、npnトランジスタはほぼ除去されるので、電力
MOSFETとpnpトランジスタ(MOSFETのド
レイン及びソースがpnpトランジスタのベース及びコ
レクタにそれぞれ接続されている)を具える。
路は、npnトランジスタはほぼ除去されるので、電力
MOSFETとpnpトランジスタ(MOSFETのド
レイン及びソースがpnpトランジスタのベース及びコ
レクタにそれぞれ接続されている)を具える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造体において、ドリフト層の導電率の変調は基板からだ
けしか生じない。平均ライフタイム、すなわちドリフト
層でのホールの拡散距離は小さいので(IGBTの速度
性能を増大させるため、ドリフト層でのホールのライフ
タイムはライフタイムキラーを導入することによって意
図的に小さくし、高不純物濃度のバッファ層をドリフト
層の底部に形成して、IGBTがオフしたときホールの
収集を増強している)、導電率の変調降下は制限され、
出力抵抗が高くなっている。この条件下において、飽和
時のコレクタ−エミッタ電圧(VCEsat )はドリフト
層の厚さの2乗に比例し、従って極めて高くなってしま
う。これにより、デバイスにスタティックな損失が生じ
てしまう。
造体において、ドリフト層の導電率の変調は基板からだ
けしか生じない。平均ライフタイム、すなわちドリフト
層でのホールの拡散距離は小さいので(IGBTの速度
性能を増大させるため、ドリフト層でのホールのライフ
タイムはライフタイムキラーを導入することによって意
図的に小さくし、高不純物濃度のバッファ層をドリフト
層の底部に形成して、IGBTがオフしたときホールの
収集を増強している)、導電率の変調降下は制限され、
出力抵抗が高くなっている。この条件下において、飽和
時のコレクタ−エミッタ電圧(VCEsat )はドリフト
層の厚さの2乗に比例し、従って極めて高くなってしま
う。これにより、デバイスにスタティックな損失が生じ
てしまう。
【0010】上述した従来技術の見地より、本発明の目
的は、コレクタ−エミッタ飽和電圧が従来のIGBT構
造体よりも一層低く、スタティック損失が低減された電
力装置集積化構造体を提供することにある。
的は、コレクタ−エミッタ飽和電圧が従来のIGBT構
造体よりも一層低く、スタティック損失が低減された電
力装置集積化構造体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、第1導電型の半導体基板と、この基板上に形成さ
れ、反対の第2導電型の半導体層と、この半導体層に形
成され、第1導電型の複数の第1の不純物添加領域と、
それぞれ第1の不純物添加領域の内部に形成され、第2
導電型の第2の不純物添加領域とを具え、電力装置が、
前記第2の不純物添加領域によって構成される第1の電
極領域、及び前記半導体層によって構成される第2の電
極領域を有する電力MOSFETと、前記基板、半導体
層及び第1の不純物添加領域によってそれぞれ構成され
るエミッタ、ベース及びコレクタを有する第1のバイポ
ーラ接合型トランジスタと、前記第2の不純物添加領
域、前記第1の不純物添加領域及び前記半導体層によっ
てそれぞれ構成されるエミッタ、ベース及びコレクタを
有する第2のバイポーラトランジスタとを具える電力装
置集積化構造体において、前記基板、半導体層、第1の
不純物添加領域及び第2の不純物添加領域の不純物濃度
プロファイルを、前記第1及び第2のバイポーラ接合型
トランジスタがこれらトランジスタを高い注入領域にバ
イアスするのに十分高い第1及び第2の共通のベース電
流利得をそれぞれ有するように設定し、前記基板から前
記半導体層へ並びに前記第2の不純物添加領域から前記
第1の不純物添加領域を経て前記半導体層へキャリヤを
注入して前記電力MOSFETの第2電極の導電率を変
調し、前記第1の共通ベース電流利得と第2の共通ベー
ス電流利得との和を1以下とし、前記第1及び第2のバ
イポーラ接合型トランジスタによって形成される寄生サ
イリスタがトリガーオンするのを防止するように構成し
たことを特徴とする電力装置集積化構造体により達成さ
れる。
題は、第1導電型の半導体基板と、この基板上に形成さ
れ、反対の第2導電型の半導体層と、この半導体層に形
成され、第1導電型の複数の第1の不純物添加領域と、
それぞれ第1の不純物添加領域の内部に形成され、第2
導電型の第2の不純物添加領域とを具え、電力装置が、
前記第2の不純物添加領域によって構成される第1の電
極領域、及び前記半導体層によって構成される第2の電
極領域を有する電力MOSFETと、前記基板、半導体
層及び第1の不純物添加領域によってそれぞれ構成され
るエミッタ、ベース及びコレクタを有する第1のバイポ
ーラ接合型トランジスタと、前記第2の不純物添加領
域、前記第1の不純物添加領域及び前記半導体層によっ
てそれぞれ構成されるエミッタ、ベース及びコレクタを
有する第2のバイポーラトランジスタとを具える電力装
置集積化構造体において、前記基板、半導体層、第1の
不純物添加領域及び第2の不純物添加領域の不純物濃度
プロファイルを、前記第1及び第2のバイポーラ接合型
トランジスタがこれらトランジスタを高い注入領域にバ
イアスするのに十分高い第1及び第2の共通のベース電
流利得をそれぞれ有するように設定し、前記基板から前
記半導体層へ並びに前記第2の不純物添加領域から前記
第1の不純物添加領域を経て前記半導体層へキャリヤを
注入して前記電力MOSFETの第2電極の導電率を変
調し、前記第1の共通ベース電流利得と第2の共通ベー
ス電流利得との和を1以下とし、前記第1及び第2のバ
イポーラ接合型トランジスタによって形成される寄生サ
イリスタがトリガーオンするのを防止するように構成し
たことを特徴とする電力装置集積化構造体により達成さ
れる。
【0012】本発明により、電力MOSFETがターン
オンすると、たとえサイリスタのラッチングが回避され
ても、トランジスタ作用がpnp及びnpn寄生トラン
ジスタの両方に生ずる。従って、電力MOSFETのド
レイン層の導電率は、基板からのキャリヤの注入(少数
キャリヤ)だけでなくソース領域から素子セルの本体領
域に注入されるキャリヤ(多数キャリヤ)によって変調
され、これらキャリヤはドレイン層により収集される。
このように、ドレイン層の導電率の変調は一層効果的に
なり、飽和時のコレクタ−エミッタ電圧(VCEsat )
はドリフト層の厚さの1/2乗に比例するので、一層低
くくなる。
オンすると、たとえサイリスタのラッチングが回避され
ても、トランジスタ作用がpnp及びnpn寄生トラン
ジスタの両方に生ずる。従って、電力MOSFETのド
レイン層の導電率は、基板からのキャリヤの注入(少数
キャリヤ)だけでなくソース領域から素子セルの本体領
域に注入されるキャリヤ(多数キャリヤ)によって変調
され、これらキャリヤはドレイン層により収集される。
このように、ドレイン層の導電率の変調は一層効果的に
なり、飽和時のコレクタ−エミッタ電圧(VCEsat )
はドリフト層の厚さの1/2乗に比例するので、一層低
くくなる。
【0013】本発明による構造体の電気的等価回路は、
電力MOSFETと、サイリスタのような形態で互いに
交差接続したベース及びコレクタを有するpnpトラン
ジスタ及びnpnトランジスタとを具え、これらトラン
ジスタは、MOSFETがオンに駆動されると順方向バ
イアスされるが、αn +αp <1となるため、サイリス
タラッチングは回避される。以下、図面に基き本発明を
詳細に説明する。
電力MOSFETと、サイリスタのような形態で互いに
交差接続したベース及びコレクタを有するpnpトラン
ジスタ及びnpnトランジスタとを具え、これらトラン
ジスタは、MOSFETがオンに駆動されると順方向バ
イアスされるが、αn +αp <1となるため、サイリス
タラッチングは回避される。以下、図面に基き本発明を
詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】例えばnチャネル型の本発明によ
る電力半導体装置構造体は複数の素子機能ユニット1か
ら成り、これらユニットは“ドリフト層”と称する低不
純物濃度のn形半導体層3に形成した多角形形状のp形
本体領域2を具える。n形半導体層3は“バッファ層”
と称する高不純物濃度のn形半導体層4上に形成され、
このバッファ層であるn形半導体層4は高不純物濃度基
板5上に形成する。
る電力半導体装置構造体は複数の素子機能ユニット1か
ら成り、これらユニットは“ドリフト層”と称する低不
純物濃度のn形半導体層3に形成した多角形形状のp形
本体領域2を具える。n形半導体層3は“バッファ層”
と称する高不純物濃度のn形半導体層4上に形成され、
このバッファ層であるn形半導体層4は高不純物濃度基
板5上に形成する。
【0015】各本体領域2は“深い本体領域”と称する
中央の高不純物濃度部分6及び“チャネル領域”と称す
る側方のより低い不純物濃度部分7を具える。各本体領
域2の内部にn形の高不純物濃度ソース領域11を形成
する。
中央の高不純物濃度部分6及び“チャネル領域”と称す
る側方のより低い不純物濃度部分7を具える。各本体領
域2の内部にn形の高不純物濃度ソース領域11を形成
する。
【0016】n形半導体層3の表面は、“ゲート酸化
膜”と称する薄い酸化層9及び“ゲート層”と称する導
電性材料層10(一般にポリシリコンから成る)を有す
る導電性の絶縁されたゲート層8を形成する。絶縁され
たゲート層8のレイアウトはメッシュ構造を形成する。
ゲート層10は電力装置のゲート電極Gに接続する。
膜”と称する薄い酸化層9及び“ゲート層”と称する導
電性材料層10(一般にポリシリコンから成る)を有す
る導電性の絶縁されたゲート層8を形成する。絶縁され
たゲート層8のレイアウトはメッシュ構造を形成する。
ゲート層10は電力装置のゲート電極Gに接続する。
【0017】絶縁材料層12により絶縁されたゲート層
8を被覆する。コンタクト窓13を絶縁材料層12のユ
ニット1の上側に形成して上側に形成した金属層14を
ソース領域11及び深い本体領域6と接触させる。金属
層14は電力装置のエミッタ電極Eを構成する。金属層
15も基板5の底面に形成して電力装置のコレクタ電極
Cを構成する。
8を被覆する。コンタクト窓13を絶縁材料層12のユ
ニット1の上側に形成して上側に形成した金属層14を
ソース領域11及び深い本体領域6と接触させる。金属
層14は電力装置のエミッタ電極Eを構成する。金属層
15も基板5の底面に形成して電力装置のコレクタ電極
Cを構成する。
【0018】電気的な見地より、本発明の電力装置構造
体は、ソース領域11、チャネル領域7及びn形層3に
より構成される電力MOSFET(M)と、ソース領域
11、本体領域2及びn形層3により構成されるnpn
バイポーラ接合形トランジスタT1と、基板5、n形層
3及び本体領域2により構成されるpnp接合形バイポ
ーラトランジスタT2を具える。2個のトランジスタT
1及びT2はクロス接続して3接合装置、すなわちサイ
リスタを構成する(図3)。
体は、ソース領域11、チャネル領域7及びn形層3に
より構成される電力MOSFET(M)と、ソース領域
11、本体領域2及びn形層3により構成されるnpn
バイポーラ接合形トランジスタT1と、基板5、n形層
3及び本体領域2により構成されるpnp接合形バイポ
ーラトランジスタT2を具える。2個のトランジスタT
1及びT2はクロス接続して3接合装置、すなわちサイ
リスタを構成する(図3)。
【0019】図2に示す種々の半導体領域の不純物濃度
フロファイルNd 及びNa は、npnトランジスタT1
及びpnpトランジスタT2が、トランジスタ動作を起
こすのに十分に高いベース電流利得αn 及びαp をそれ
ぞれ有するように設定するが、1以下に設定してサイリ
スタがトリガオンするのを阻止する。好ましくは、この
不純物プロファイルは、αn 及びαp が共に0.5より
若干小さくなるように設定する。既知のIGBT構造体
に関し、不純物プロファイルはnpnトランジスタのα
n はほぼ零に設定され、ソース領域11はより高い不純
物濃度に設定されてトランジスタT1のエミッタ効率が
高められている。実際に、通常の構造体においてソース
領域11のピーク不純物濃度は1019原子/cm3 程度で
あるが、本発明ではソース領域11は少なくとも1桁高
いピーク不純物濃度(1020原子/cm3 )を有してい
る。さらに、深い本体領域6は一層低い不純物濃度であ
る(通常の構造体の場合、深い本体領域6の不純物プロ
ファイルはソース領域の直下において1018〜1019原
子/cm3 程度の不純物濃度である)。
フロファイルNd 及びNa は、npnトランジスタT1
及びpnpトランジスタT2が、トランジスタ動作を起
こすのに十分に高いベース電流利得αn 及びαp をそれ
ぞれ有するように設定するが、1以下に設定してサイリ
スタがトリガオンするのを阻止する。好ましくは、この
不純物プロファイルは、αn 及びαp が共に0.5より
若干小さくなるように設定する。既知のIGBT構造体
に関し、不純物プロファイルはnpnトランジスタのα
n はほぼ零に設定され、ソース領域11はより高い不純
物濃度に設定されてトランジスタT1のエミッタ効率が
高められている。実際に、通常の構造体においてソース
領域11のピーク不純物濃度は1019原子/cm3 程度で
あるが、本発明ではソース領域11は少なくとも1桁高
いピーク不純物濃度(1020原子/cm3 )を有してい
る。さらに、深い本体領域6は一層低い不純物濃度であ
る(通常の構造体の場合、深い本体領域6の不純物プロ
ファイルはソース領域の直下において1018〜1019原
子/cm3 程度の不純物濃度である)。
【0020】通常の電力半導体装置構造体において、バ
ッファ層4を設けて、電力装置がオフに切り換わったと
きn形層3中に存在する少数キャリヤの収集を増強し
て、実際には、バッファ層4はn形層3の導電率を変調
するホールの拡散長を制限している(即ち、pnpトラ
ンジスタのαp は小さくなる)。従って、通常の構造体
において、IGBTのスイッチング性能とその飽和時の
コレクタ−エミッタ電圧との間にトレードオフが存在す
る。バッファ層4のピーク不純物濃度は1016原子/cm
3 程度である。本発明の構造体においては、n形層3の
導電率は基板5からこのn形層3に注入されるホールに
よって変調されるだけでなく、トランジスタT1のコレ
クタに注入される電子によっても変調されるので、この
ようなトレードオフは存在しない。これに対して、バッ
ファ層4の不純物レベルは十分に高くしてpnpトラン
ジスタのエミッタ効率を低減する必要がある。従って、
バッファ層4のピーク不純物濃度は少なくとも1017〜
1018原子/cm3 まで増大するので、αp は約0.5の
所望の値をとることになる。従って、本発明による電力
装置はコレクタ−エミッタ飽和電圧が一層低くなるばか
りでなく、通常のIGBTよりも本質的に一層高速にな
る。
ッファ層4を設けて、電力装置がオフに切り換わったと
きn形層3中に存在する少数キャリヤの収集を増強し
て、実際には、バッファ層4はn形層3の導電率を変調
するホールの拡散長を制限している(即ち、pnpトラ
ンジスタのαp は小さくなる)。従って、通常の構造体
において、IGBTのスイッチング性能とその飽和時の
コレクタ−エミッタ電圧との間にトレードオフが存在す
る。バッファ層4のピーク不純物濃度は1016原子/cm
3 程度である。本発明の構造体においては、n形層3の
導電率は基板5からこのn形層3に注入されるホールに
よって変調されるだけでなく、トランジスタT1のコレ
クタに注入される電子によっても変調されるので、この
ようなトレードオフは存在しない。これに対して、バッ
ファ層4の不純物レベルは十分に高くしてpnpトラン
ジスタのエミッタ効率を低減する必要がある。従って、
バッファ層4のピーク不純物濃度は少なくとも1017〜
1018原子/cm3 まで増大するので、αp は約0.5の
所望の値をとることになる。従って、本発明による電力
装置はコレクタ−エミッタ飽和電圧が一層低くなるばか
りでなく、通常のIGBTよりも本質的に一層高速にな
る。
【0021】ゲート電極Gに適切なバイアス電圧を印加
すると、素子機能ユニット1のチャネル領域7に反転チ
ャネルが形成され、電力装置がターンオンする。電子が
エミッタ電極Eから電力装置に注入され、反転チャネル
に沿って流れ、n形半導体層3を基板5に向ってドリフ
トし、基板5においてコレクタ電極Cで集められる。バ
ッファ層4−基板5の接合は順方向バイアスとなり、ト
ランジスタT2がターンオンする。トランジスタT2の
ベース電流によりトランジスタT1をターンオンし、ソ
ース領域11からの電子は縦方向に本体領域2に注入さ
れ、n形層3において収集される。従って、底部からの
キャリヤ(基板5から注入されるホール)及び頂部から
のキャリヤ(トランジスタT1のエミッタからコレクタ
に流れる電子)の両方により導電率が変調されることに
なる(図4参照)。図5にn形半導体層3における導電
率−変調電子及びホールの濃度プロファイル(それぞれ
l及びhとして)を示す。
すると、素子機能ユニット1のチャネル領域7に反転チ
ャネルが形成され、電力装置がターンオンする。電子が
エミッタ電極Eから電力装置に注入され、反転チャネル
に沿って流れ、n形半導体層3を基板5に向ってドリフ
トし、基板5においてコレクタ電極Cで集められる。バ
ッファ層4−基板5の接合は順方向バイアスとなり、ト
ランジスタT2がターンオンする。トランジスタT2の
ベース電流によりトランジスタT1をターンオンし、ソ
ース領域11からの電子は縦方向に本体領域2に注入さ
れ、n形層3において収集される。従って、底部からの
キャリヤ(基板5から注入されるホール)及び頂部から
のキャリヤ(トランジスタT1のエミッタからコレクタ
に流れる電子)の両方により導電率が変調されることに
なる(図4参照)。図5にn形半導体層3における導電
率−変調電子及びホールの濃度プロファイル(それぞれ
l及びhとして)を示す。
【図1】本発明による電力装置集積化構造体の一例の構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図2】図1に示す構造体の種々の半導体領域のドーピ
ングプロファイルを示す線図である。
ングプロファイルを示す線図である。
【図3】本発明による電力装置集積化構造体の等価回路
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】電力装置がオンしたときのキャリヤの流れを示
す線図である。
す線図である。
【図5】電力装置がオンしたときの注入されたキャリヤ
の濃度プロファイルを示す線図である。
の濃度プロファイルを示す線図である。
1 ユニット 2 本体領域 3 n形半導体層 4 バッファ層 5 基板 6 高不純物濃度部分 7 低不純物濃度部分 8 ゲート層 9 酸化層 10 導電層 11 ソース領域 14 金属層 T1,T2 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591063888 コンソルツィオ ペル ラ リセルカ ス ーラ マイクロエレットロニカ ネル メ ッツォジオルノ CONSORZIO PER LA RI CERCA SULLA MICROEL ETTRONICA NEL MEZZO GIORNO イタリア国 カターニア 95121 カター ニアストラダーレ プリモソーレ 50 (72)発明者 ジュゼッペ フェルラ イタリア国 95126 カターニア ヴィア アシカステーロ 12 (72)発明者 フェルッチオ フリシナ イタリア国 カターニア 95030 サンタ ガタ リ バッティアティ ヴィア トレ トーリ(番地なし)
Claims (7)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板(5)と、この
基板上に形成され、反対の第2導電型の半導体層(3,
4)と、この半導体層(3,4)に形成され、第1導電
型の複数の第1の不純物添加領域(2)と、それぞれ第
1の不純物添加領域(2)の内部に形成され、第2導電
型の第2の不純物添加領域(11)とを具え、電力装置
が、 前記第2の不純物添加領域(11)によって構成される
第1の電極領域、及び前記半導体層(3,4)によって
構成される第2の電極領域を有する電力MOSFET
(M)と、 前記基板(5)、半導体層(3,4)及び第1の不純物
添加領域(2)によってそれぞれ構成されるエミッタ、
ベース及びコレクタを有する第1のバイポーラ接合型ト
ランジスタ(T2)と、 前記第2の不純物添加領域(11)、前記第1の不純物
添加領域(2)及び前記半導体層(3,4)によってそ
れぞれ構成されるエミッタ、ベース及びコレクタを有す
る第2のバイポーラトランジスタ(T1)とを具える電
力装置集積化構造体において、 前記基板(5)、半導体層(3,4)、第1の不純物添
加領域(2)及び第2の不純物添加領域(11)の不純
物濃度プロファイルを、前記第1及び第2のバイポーラ
接合型トランジスタ(T2,T1)がこれらトランジス
タを高い注入領域にバイアスするのに十分高い第1及び
第2の共通のベース電流利得をそれぞれ有するように設
定し、前記基板(5)から前記半導体層(3,4)へ並
びに前記第2の不純物添加領域(11)から前記第1の
不純物添加領域(2)を経て前記半導体層(3,4)へ
キャリヤを注入して前記電力MOSFETの第2電極の
導電率を変調し、前記第1の共通ベース電流利得と第2
の共通ベース電流利得との和を1以下とし、前記第1及
び第2のバイポーラ接合型トランジスタ(T2,T1)
によって形成される寄生サイリスタがトリガーオンする
のを防止するように構成したことを特徴とする電力装置
集積化構造体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電力装置集積化構造体
において、前記半導体層が低不純物濃度層(3)及び前
記基板上に直接形成した高不純物濃度層(4)を有し、
基板(5)と高不純物濃度層(4)との間の不純物濃度
差を、103に等しいか又はこれ以下としたことを特徴
とする電力装置集積化構造体。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電力装置集積化構造体
において、前記基板(5)が1020 原子/cm3 程度の
不純物濃度を有し、前記半導体層(3,4)の高不純物
濃度層(4)が1017原子/cm3 程度又はそれ以上の不
純物濃度を有することを特徴とする電力装置集積化構造
体。 - 【請求項4】 請求項1に記載の電力装置集積化構造体
において、前記第2の不純物添加領域(11)と第1の
不純物添加領域(2)との間の不純物濃度差を約102
程度としたことを特徴とする電力装置集積化構造体。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電力装置集積化構造体
において、前記第2の不純物添加領域(11)が1020
原子/cm3 程度の不純物濃度を有することを特徴とする
電力装置集積化構造体。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
載の電力装置集積化構造体において、前記第1導電型を
P形とし、第2導電型をn形としたことを特徴とする電
力装置集積化構造体。 - 【請求項7】 請求項1から5までのいずれか1項に記
載の電力装置集積化構造体において、前記第1導電形を
n形とし、第2導電形をP形としたことを特徴とする電
力装置集積化構造体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT94830393:8 | 1994-08-02 | ||
EP94830393A EP0697739B1 (en) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | Insulated gate bipolar transistor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0864811A true JPH0864811A (ja) | 1996-03-08 |
JP3469967B2 JP3469967B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=8218502
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JP19326495A Expired - Fee Related JP3469967B2 (ja) | 1994-08-02 | 1995-07-28 | 電力装置集積化構造体 |
Country Status (4)
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US (1) | US5631483A (ja) |
EP (1) | EP0697739B1 (ja) |
JP (1) | JP3469967B2 (ja) |
DE (1) | DE69428894T2 (ja) |
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KR101248658B1 (ko) * | 2011-04-12 | 2013-03-28 | 주식회사 케이이씨 | 절연형 게이트 바이폴라 트랜지스터 |
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EP0768714B1 (en) * | 1995-10-09 | 2003-09-17 | Consorzio per la Ricerca sulla Microelettronica nel Mezzogiorno - CoRiMMe | Construction method for power devices with deep edge ring |
EP0772242B1 (en) | 1995-10-30 | 2006-04-05 | STMicroelectronics S.r.l. | Single feature size MOS technology power device |
DE69533134T2 (de) | 1995-10-30 | 2005-07-07 | Stmicroelectronics S.R.L., Agrate Brianza | Leistungsbauteil hoher Dichte in MOS-Technologie |
US6228719B1 (en) | 1995-11-06 | 2001-05-08 | Stmicroelectronics S.R.L. | MOS technology power device with low output resistance and low capacitance, and related manufacturing process |
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-
1995
- 1995-07-28 JP JP19326495A patent/JP3469967B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-01 US US08/509,881 patent/US5631483A/en not_active Expired - Lifetime
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