JP2000132927A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2000132927A
JP2000132927A JP10301028A JP30102898A JP2000132927A JP 2000132927 A JP2000132927 A JP 2000132927A JP 10301028 A JP10301028 A JP 10301028A JP 30102898 A JP30102898 A JP 30102898A JP 2000132927 A JP2000132927 A JP 2000132927A
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magnetic
magnetic disk
yoke assembly
carriage
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Nobuyuki Okunaga
信之 奥永
Toshihisa Okazaki
寿久 岡崎
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Hitachi Ltd
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
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    • GPHYSICS
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    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジの駆動反力を受けて振動する磁石
・ヨーク組立体が磁気ヘッド及び磁気ディスクを加振す
るのを防止し、かつ温度影響を受けない磁石・ヨーク・
組立体の支持構造。 【解決手段】 磁気ヘッドを保持するキャリッジに駆動
力を与えて磁気ヘッドを位置決めする磁気回路を備えた
磁気ディスク装置において、磁気回路はキャリッジ7に
固着された駆動コイル9と磁石・ヨ−ク組立体8とから
構成され、磁石・ヨ−ク組立体8は、ハウジングに1箇
所で支持され且つ磁気ディスク面方向に回転自在に支持
されている磁気ディスク装置。前記組立体は軸受14に
より回転自在に支持され、軸受に初期変位を与えて軸受
の軸方向の支持剛性を高くすること。ベース10に設け
られた滑りガイド16は磁石・ヨ−ク組立体8Dを低摩
擦で回転させるとともに軸受に初期変位を与えるもの。
組立体8を回転規制する粘弾性部材17を設けること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に情報を記録再生する磁気ヘッドを磁気記録
媒体としての磁気ディスクの所定の位置に移動させて位
置決めを行う精度を向上させることが可能な、キャリッ
ジを駆動する磁気回路を支持した磁気ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁気ディスク上に
書き込みまたは読み出しの要求があり次第、磁気ヘッド
を磁気ディスクの半径方向に急速に移動させ所定のトラ
ック上に位置決めしなければならない。従って高記録密
度化および情報処理速度の高速化には、磁気ヘッドの位
置決め誤差を低減し、より狭いトラック間隔で情報を記
憶させる方法が有効である。
【0003】磁気ディスク上のトラックに対する磁気ヘ
ッドの位置決め動作の駆動方法として、使用される磁気
回路は、ボイスコイルモータ(以下、「VCM」と称す
る)が一般に用いられ、駆動コイル、永久磁石、ヨーク
から構成されている。このうち、キャリッジには駆動コ
イルを取り付け、残りの磁石、ヨーク(これらを以下、
「磁石・ヨーク組立体」と称する)はハウジング上に固
定してある。この磁石・ヨーク組立体の支持に関して
は、複数のネジによりハウジングに直接固定するのが一
般的であった。
【0004】しかし、キャリッジに固定された駆動コイ
ルが通電されて駆動力を発生すると、その反力を受けた
磁石・ヨーク組立体がネジを通してハウジングを加振す
る。その加振力によって、磁気ディスクの回転駆動手段
が励振され、磁気ディスクが振動する。その結果、キャ
リッジに支持された磁気ヘッドと磁気ディスクとの間で
位置決め時に相対変位が生じる為、高速高精度な位置決
めを行うにはVCMの駆動反力による構造振動の低減を
図る必要がある。
【0005】上記問題点を解決するための手段として
は、例えば特開平1−137476号公報に記載された
技術がある。この例では、磁石・ヨーク組立体の下面に
制振材を介してハウジングに固定することにより、キャ
リッジの移動によって発生するVCMの振動がハウジン
グに伝達されることを抑制するものである。
【0006】また、磁気ディスクを装着した回転駆動手
段の励振を低減するための手段としては、例えば特開昭
64−39685号公報に記載された技術がある。この
例では、磁石・ヨーク組立体の上下面はダンパ、側面に
は弾性部材を介してハウジングに支持することにより、
上記駆動反力によって発生するVCMの振動成分が、上
記回転駆動手段の減振の周波数と一致しても磁気ディス
クへの反力伝達を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平1−
137476号公報に記載された上記従来技術は、キャ
リッジの駆動反力により発生する磁石・ヨーク組立体の
振動を減衰させる構造ではあるが、磁石・ヨーク組立体
の運動方向が規制されていない。装置に振動や衝撃等の
外力が作用すると、磁石・ヨーク組立体はキャリッジの
揺動方向のみならず軸方向にも振動し、永久磁石と駆動
コイルにギャップ方向の相対変位を生じ、両者のギャッ
プを一定に保つことが困難である。
【0008】そのため、永久磁石と駆動コイルが接触す
る危険があることから、永久磁石の寸法、特に厚み寸法
は充分なキャリッジ駆動力を得られない形状となるとい
う問題があり、この問題を解消するには、装置寸法の厚
み寸法を大きくする必要があり、薄型化が困難であっ
た。
【0009】一方、特開昭64−39685号公報に記
載された上記従来技術は、ゴム材のダンパと板バネから
なる弾性部材を介在させて、磁石・ヨーク組立体を中吊
り状に支持固定した防振構造である。ゴム材および板バ
ネは、磁気ディスクを装着したスピンドル支持系の共振
のピークを低減させることを考慮した形状になってい
る。ゴム材を介して磁石・ヨーク組立体を支持する場
合、ゴム材は温度によって部材自身の剛性と減衰が大き
く変化するために、種類や配置条件、装置の環境条件に
よっては上記支持系の防振構造の効果が小さくなり、必
ずしも目標とするスピンドル支持系の共振を低減させる
効果が充分でないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、磁気ヘッドの位置決め精度を向上させるために
有効に磁気回路を支持した磁気ディスク装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】駆動反力により、磁石・
ヨーク組立体が駆動コイルの揺動方向にのみ運動できれ
ば、効率よく磁石・ヨーク組立体の振動を減衰させるこ
とが可能である。前記課題を解決するために、本発明は
主として次のような構成を採用する。
【0012】磁気記録媒体としての複数の磁気ディスク
と、前記磁気ディスクを回転するための回転駆動手段
と、前記磁気ディスクに対する情報の記録又は再生動作
を行う磁気ヘッドを保持するキャリッジと、前記磁気デ
ィスクの径方向の任意の位置に前記磁気ヘッドを位置決
めするため前記キャリッジに駆動力を与える磁気回路
と、ベ−ス及びカバ−からなるハウジングと、を備えた
磁気ディスク装置において、前記磁気回路は、前記キャ
リッジに固着された駆動コイルと、磁石とヨークとを一
体構造とした磁石・ヨ−ク組立体と、から構成され、前
記磁石・ヨ−ク組立体は、前記ハウジングに1箇所で支
持され且つ前記磁気ディスクの面方向に回転自在に支持
されている磁気ディスク装置。
【0013】また、前記磁気ディスク装置において、前
記磁石・ヨ−ク組立体は軸受により回転自在に支持さ
れ、前記軸受に初期変位を与えて軸受の軸方向の支持剛
性を高くする磁気ディスク装置。
【0014】また、前記磁気ディスク装置において、前
記ベース又は前記カバーに滑りガイドを取り付けること
によって、前記磁石・ヨ−ク組立体を前記滑りガイド面
で低摩擦で回転させるとともに前記軸受に初期変位を与
える磁気ディスク装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る磁気ディ
スク装置について、図面を用いて以下説明する。図1、
図2及び図3には、本発明の第1の実施形態に係る磁気
ディスクを示す。図1は、本発明の一実施形態である磁
気ディスク装置の要部の一例を示す分解斜視図であり、
図2はその組立状態の内部構成を示す図であり、図3は
図2のF方向より見た断面図である。
【0016】位置制御情報やデータを記録するための磁
気ディスク1と、これを所定の速度で回転駆動させるス
ピンドルモータ2と、前記位置制御情報やデータを読み
出しや書き込みを行う磁気ヘッド3を含むヘッドアセン
ブリ4および信号伝達を行う回路部5、ピボットベアリ
ング6を介して磁気ヘッドを位置決めするためのキャリ
ッジ7、および、この駆動手段であるボイスコイルモー
タがベース10に収められている。磁気ディスク1は、
スペーサ12を挟んで軸方向に10枚積層され、ディス
ククランプ13によってスピンドルモータ2に固定され
ている。
【0017】ヨークと永久磁石からなる磁石・ヨーク組
立体8は、図1および図3に示すように、マグネット8
Bを接着した上側ヨーク8Aと、マグネット8Cを接着
した下側ヨーク8Dからなり、スペーサ8E(図3では
省略)を介して一定の間隔を保った状態で一体化されて
いる。キャリッジを駆動する力は、キャリッジ7に取り
付けられたコイル9が上下マグネット8B、8Cの間
(磁気回路のギャップ部)に配置され、コイル9に電流
を流すと、図3の紙面に垂直な方向の電流とギャップ部
の磁束とによりローレンツ力が発生し、コイル9が紙面
の左右方向の推力を受けることにより得られる。
【0018】コイル9に駆動力が作用すると、その反作
用として磁石・ヨーク組立体8にも同じ大きさで反対向
きの力が作用する。従来の装置では、磁石・ヨーク組立
体を複数のネジ等を用いて直接ベースに固定されている
ことから、この力がベースを介してピボットベアリング
およびスピンドルに伝わり、それぞれに固定された磁気
ヘッドおよび磁気ディスクが加振され、ヘッド・ディス
ク間に相対変位を生じ、位置決め精度を悪化させる。
【0019】本実施形態では、磁石・ヨーク組立体8を
回転自在な部材の一例として玉軸受14を介してベース
10に支持することで、前記組立体8は、駆動コイル9
を保持して回転軸23周りに回転しているキャリッジ7
とは独立に、回転軸21周りに回転可能に支持されてい
る。更に、磁石・ヨーク組立体の側面は、粘弾性部材1
7と係合する構成となっている。
【0020】その結果、コイル9に通電し、キャリッジ
7が回転駆動されると、その反力により磁石・ヨーク組
立体は、キャリッジ7とは逆方向に回転軸21を中心と
して回転変位して振動エネルギを消費し、磁石・ヨーク
組立体の回転変位量は、粘弾性部材17により制限され
る。回転軸21は、磁石・ヨーク組立体を積極的に回転
変位させるものであり、粘弾性部材17は前記組立体が
回転変位したのちの回動規制部材である。これによりキ
ャリッジ7の運動に伴うベース10への反力伝達を低減
することができる。
【0021】磁石・ヨーク組立体を回転自在に支持する
方法について、図3を用いて説明する。本実施形態で
は、軸受14の外径部14aをベース10に接着固定
し、またベース10上に低摩擦係数部材の一例として樹
脂で作られた滑りガイド16を接着し、その上に下側ヨ
ーク8Dが接するように配置する。滑りガイド16は粘
弾性部材ではなくてヨーク8Dを滑りやすくするための
ものでもある。下側ヨーク8Dと前記軸受14の内輪1
4bが接触するようにネジ15を用いて固定する。軸受
14の位置は図2の限りではなく、また、実装が可能で
あるならば、カバー11側にも同様に軸受14を追加し
てもよい。
【0022】ここで、滑りガイド16は、磁石・ヨーク
組立体8の重心位置を支持していなくてもよい。図2に
示すように、前記組立体8の回転軸21は、組立体の重
心位置に存するのではなくて、組立体8の一方の端部近
傍に存する。従って、組立体8に軸方向(図3紙面上下
方向)に曲げまたはねじりの力が発生しないように滑り
ガイド16により安定的に実装できる効果がある。図3
に示すように、組立体8の一方の端部近傍が回転軸21
となっているため、その反対側の他端部近傍は自由端と
なっていて曲げ又はねじりの力が生じ易いが、滑りガイ
ド16により前記自由端を保持できる。また、前記軸受
14の外輪側14aと内輪側14bに若干の段差をつけ
ることで下側ヨーク8Dの滑りを向上させる効果があ
る。段差を付けることにより下側ヨーク8Dは外輪側1
4aの上端を擦らなくなる。
【0023】更には、滑りガイド16の作用によって、
軸受14に対して初期変位を与える結果となり、磁石・
ヨーク組立体の支持剛性を高くすることが可能となる。
即ち、図3において、下側ヨーク8Dの下面がヨーク8
の重みによって滑りガイド16に当接している状態か
ら、ねじ15を下側ヨーク8Dに対して締め付けていく
と内輪側14bがベース10に固定された外輪側14a
に対して図3で上側に移動し、内輪側14bの上端が下
側ヨーク8Dの下面に当接するようになり、この状態で
ヨーク8と内輪側14bとねじ15は一体的な構造とな
る。ここで、内輪側14bの上への変位量は、軸受の玉
が内輪と外輪のそれぞれの玉受け間でガタが無くなる程
度まで上側に変位し、いわゆる軸受の初期変位に相当す
るものである。換言すると、滑りガイド16はその厚み
分を軸受の初期変位に対応させているものであるから、
軸受でガタが発生することが無く、磁石・ヨーク組立体
の支持剛性を高くしているのである。
【0024】従来の装置において、粘弾性部材により磁
石・ヨーク組立体を保持する構造は、磁石・ヨーク組立
体の重量、支持系の剛性、キャリッジおよびキャリッジ
を支持する軸受の重量およびその支持剛性から求まる固
有振動数を、キャリッジを制御するサーボが効く範囲ま
で移すように、前記粘弾性部材の形状寸法及び材質が決
定されていた。この効果として、磁石・ヨーク組立体、
キャリッジ、これらの支持系からなる共振のピークを低
減させることができ、位置決め制御系の安定性を改善し
て位置決め精度を向上することができる。
【0025】しかし、粘弾性部材は高温条件下では硬度
が低減することが確認されており、高温時において、磁
石・ヨーク組立体の支持剛性が変化しない構造にするこ
とが課題であった。
【0026】前述した本発明の第1の実施形態による構
造は、温度条件による剛性低下の発生はなく、上記軸受
14のサイズおよび初期変位量を自由に変えることがで
きるため、キャリッジ振動系と同様に容易に計算、設計
が可能となり、磁気ヘッド3位置での残留振動の発生を
抑えてヘッドのトラック間移動の時間を短縮し、高速転
送を可能にする。
【0027】図4は本発明の第2の実施形態による磁気
ディスク装置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す図
である。図4において、18はストッパであり、キャリ
ッジ7が揺動した際に規定の範囲以上に動かないように
するものである。
【0028】図4に示す本発明の実施形態は、下側ヨー
ク8Dに出張りを設け軸受14の内輪14bに接触させ
る構造で、滑りガイド19は上側ヨーク8Aとカバー1
1の間に配置している。ねじ15をヨーク8Dにねじ込
んでいって、ねじ15と内輪14bと下側ヨーク8Dと
を一体的な構造となして、カバー11の実装により図4
で滑りガイド19を介して上からヨーク8に押圧力を加
えて初期変位を与えるものであり、滑りガイド19の厚
み分が軸受14の初期変位に相当するものである。
【0029】回転軸21に対して回転可能に支持させて
いる点では、前述の第1の実施形態と同構造であるが、
軸受14に対して初期変位を与える方向は反対方向にな
っている。また、磁石・ヨーク組立体側面に配置した粘
弾性部材20はストッパ18に固定された構造となって
いる。粘弾性部材20と下側ヨーク8Dとが係合された
形態となっているが、上側ヨーク8Aあるいはマグネッ
ト8B、8Cと係合することも可能である。
【0030】図5は本発明の第3の実施形態による磁気
ディスク装置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す図
である。本実施形態では、軸受14の内輪14bと下側
ヨーク8Dとは接着あるいは圧入固定されており、ネジ
を使用することなくベース10に支持された構造であ
る。磁石・ヨーク組立体側面に対向して板バネの弾性部
材22がベースに設けられ、下側ヨーク8Dに係合され
ている。図5において、滑りガイド16はその厚みによ
って軸受14に初期変位を与えているとともに、下側ヨ
ーク8Dが回転変位しやすくするものである。
【0031】上記記載の第2および第3の実施形態によ
る効果は前述の第1の実施形態と同様の効果があり、実
装スペースまたはコストによりそれぞれを組み合わせを
変えることで磁気ヘッドの位置決め精度の向上を図るこ
とができる。
【0032】図6は、本発明の第4の実施形態による磁
気ディスク装置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す
断面図である。本実施形態では、滑り軸受24を上下2
ヶ所に配置し、磁石・ヨーク組立体のスペーサ8Eには
溝25を施した構造としている。滑り軸受の材質として
は安価な四フッ化エチレン等の樹脂のみが望ましいが、
高速シーク化により駆動反力が大きくなり、さらなる磁
石・ヨーク組立体の振動低減が要求される場合は、動圧
軸受の部品を使用することも可能である。本実施形態に
よれば、磁石・ヨーク組立体のスペーサ8E(図1参
照)が前記組立体の回転軸を兼ねていて、更に、滑り軸
受24が前記組立体8の滑り機能を奏するものである。
【0033】以上説明したように、本発明の実施形態
は、次のような構成と作用乃至機能を奏するものを含む
ものである。
【0034】本発明の磁気ディスク装置は、永久磁石と
ヨークの組立体を玉または滑り軸受を介してハウジング
に支持し、キャリッジの揺動方向のみに回転可能にした
ものである。このような構造にすることで粘弾性部材に
依存することなく、磁石・ヨーク組立体の振動エネルギ
を消費することができ、キャリッジの移動によって発生
するVCMの振動がハウジングに伝達されることを抑制
することができる。
【0035】さらに、低摩擦係数部材の滑りガイドをハ
ウジングと磁石・ヨーク組立体の間に配置することによ
り、上記軸受に初期変位を与えることで、軸方向の支持
剛性を向上させることと、さらに磁石・ヨーク組立体の
重心位置以外を1点で支持しても軸方向に回転しようと
するモーメントが加わることなく、永久磁石と駆動コイ
ルのギャップ方向の相対変位を低減した実装が可能とな
る。
【0036】また、本発明の磁気ディスク装置は、ゴム
または樹脂からなる粘弾性部材あるいは板バネからなる
弾性部材を磁石・ヨーク組立体の側面に対向して配置す
ることで、磁石・ヨーク組立体の回転変位量を制限し、
推力変動の発生を抑えた構造にしたものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ヘッド駆動用のコイルを駆動したときに生じる磁石
・ヨーク組立体に対する駆動反力による磁気ヘッドの位
置決め精度の悪化を抑制することができる。
【0038】また、装置環境によって磁気ディスク装置
の温度が変化した場合でも、磁気ヘッドを正確に位置決
めすることができるので高速且つ大容量の磁気ディスク
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である磁気ディスク装置の
要部の一例を示す分解斜視図である。
【図2】磁気ディスク装置の組立状態における内部構造
を示す平面図である。
【図3】図2のF方向から見た断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による磁気ディスク装
置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による磁気ディスク装
置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態による磁気ディスク装
置の磁石・ヨーク組立体の支持構造を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 スピンドルモ−タ 3 磁気ヘッド 4 ヘッドアセンブリ 5 信号伝達を行う回路部 6 ピボットベアリング 7 キャリッジ 8 磁石・ヨーク組立体 8A 上側ヨーク 8B 上側マグネット 8C 下側マグネット 8D 下側ヨーク 8E スペーサ 9 コイル 10 ベース 11 カバー 12 ディスクスペーサ 13 ディスククランプ 14 回転自在な部材 14a 外輪部 14b 内輪部 15 固定ネジ 16,19 滑りガイド部材 17,20 粘弾性部材 18 ストッパ 21 磁石・ヨーク組立体の回転軸 22 弾性部材 23 キャリッジの回転軸 24 滑り軸受 25 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体としての複数の磁気ディス
    クと、前記磁気ディスクを回転するための回転駆動手段
    と、前記磁気ディスクに対する情報の記録又は再生動作
    を行う磁気ヘッドを保持するキャリッジと、前記磁気デ
    ィスクの径方向の任意の位置に前記磁気ヘッドを位置決
    めするため前記キャリッジに駆動力を与える磁気回路
    と、ベ−ス及びカバ−からなるハウジングと、を備えた
    磁気ディスク装置において、 前記磁気回路は、前記キャリッジに固着された駆動コイ
    ルと、磁石とヨークとを一体構造とした磁石・ヨ−ク組
    立体と、から構成され、 前記磁石・ヨ−ク組立体は、前記ハウジングに1箇所で
    支持され且つ前記磁気ディスクの面方向に回転自在に支
    持されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 前記磁石・ヨ−ク組立体は軸受により回転自在に支持さ
    れ、前記軸受に初期変位を与えて軸受の軸方向の支持剛
    性を高くすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁気ディスク装置にお
    いて、 前記ベース又は前記カバーに滑りガイドを取り付けるこ
    とによって、前記磁石・ヨ−ク組立体を前記滑りガイド
    面で低摩擦で回転させるとともに前記軸受に初期変位を
    与えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の磁気ディス
    ク装置において、 粘弾性部材又は弾性部材を前記磁石・ヨ−ク組立体の側
    面に対向して配置して前記磁石・ヨーク組立体の回転を
    規制させることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録媒体としての複数の磁気ディス
    クと、前記磁気ディスクを回転するための回転駆動手段
    と、前記磁気ディスクに対する情報の記録又は再生動作
    を行う磁気ヘッドを保持するキャリッジと、前記磁気デ
    ィスクの径方向の任意の位置に前記磁気ヘッドを位置決
    めするため前記キャリッジに駆動力を与える磁気回路
    と、ベ−ス及びカバ−からなるハウジングと、を備えた
    磁気ディスク装置において、 前記磁気回路は、前記キャリッジに固着された駆動コイ
    ルと、磁石とヨークとを一体構造とした磁石・ヨ−ク組
    立体と、から構成され、 前記磁石・ヨ−ク組立体の複数のスペーサの内の1つの
    スペーサは、その上下の延長端部に溝を形成されて前記
    ハウジングに固着された上下の滑り軸受と嵌合され、 前記上下の滑り軸受の端部と前記磁石・ヨーク組立体と
    を当接させ、 前記磁石・ヨーク組立体は、前記ハウジングに前記1つ
    のスペーサで1箇所支持され且つ前記磁気ディスクの面
    方向に回転自在に支持されていることを特徴とする磁気
    ディスク装置。
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