JPH0845205A - 回転形情報記録再生装置 - Google Patents

回転形情報記録再生装置

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JPH0845205A
JPH0845205A JP18215194A JP18215194A JPH0845205A JP H0845205 A JPH0845205 A JP H0845205A JP 18215194 A JP18215194 A JP 18215194A JP 18215194 A JP18215194 A JP 18215194A JP H0845205 A JPH0845205 A JP H0845205A
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JP
Japan
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information recording
yoke
reproducing apparatus
base
rotary
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JP18215194A
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Takeshi Yoshida
武史 吉田
Kenji Mori
健次 森
Hirotake Hirai
洋武 平井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ディスク装置において、磁気ヘッドを高速
高精度に位置決めし、かつ装置の小形薄形化を実現す
る、磁気ヘッド駆動時の駆動反力による構造加振を防ぐ
機構を提供する。 【構成】磁石・ヨ−クアセンブリ7を予圧機構付ガイド
部材15および粘弾性部材12からなる減衰支持機構に
よりベ−ス8の面内方向にのみ微小変位できるように支
持し、予圧機構付ガイド部材15の摩耗粉がハウジング
内に飛散しないように予圧機構付ガイド部材15を取り
囲むように粘弾性部材12を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドを情報記録ディ
スクの所定の位置に回転移動させて位置決めを行なう回
転形情報記録再生装置に係り、特に小型化を可能とし、
ヘッドを高速かつ高精度に位置決めすることのできる回
転形情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許5、027、242号公報を例
にして従来の磁気ディスク装置について説明する。積層
された情報記録ディスクは、ベースに固定したディスク
回転駆動モータにより一定回転速度で回転駆動される。
キャリッジにはヘッド支持ばねを介してヘッドが支持さ
れ、ヘッドはディスクとの間に微小隙間隔てて浮上し、
情報の記録再生を行なう。高速高精度なヘッドの位置決
めは、キャリッジをボイスコイルモータにより回転駆動
することにより行われる。キャリッジはベース上に固定
した回転軸との間に配置したボールベアリングに支持さ
れ、回転軸のまわりに回転する。キャリッジを駆動する
ボイスコイルモータは、ボイスコイル、永久磁石、ヨー
クから構成されている。このうち、キャリッジにはボイ
スコイルを取付け、残りの永久磁石、ヨーク(これらを
含めて「磁石・ヨ−クアセンブリ」と称する)はベース
上に固定してある。磁気回路にはさまれたボイスコイル
は磁界作用を受けているので、ボイスコイルに通電する
ことにより、ボイスコイルを駆動することができる。
【0003】しかし、ボイスコイルが通電されて駆動力
を発生すると、その反力を受けた磁石・ヨ−クアセンブ
リがベースを加振する。その加振力により、ディスク回
転駆動モータが励振され、ディスクが振動する。その結
果、キャリッジに支持されたヘッドとディスクとの間で
位置決め時に相対変位が生ずる。これにより、オフトラ
ックを生じたり、位置決め整定時間が長くなったりして
位置決め性能に支障を来す。高速高精度な位置決めを行
うためには、ボイスコイルモータの駆動反力による構造
振動の低減を図らなければならない。
【0004】上記問題点を解決するための手段として
は、例えば、特開昭59−210573号公報に開示さ
れているものがある。この例では、ボイスコイルを保持
したキャリッジおよび磁石・ヨ−クアセンブリは、それ
ぞれ独立に回転軸まわりに回転可能に構成されている。
磁石・ヨ−クアセンブリは、その一端に板を介し、ベー
ス上に配置した緩衝材と係合している。キャリッジのコ
イル枠に支持されているボイスコイルに通電し、キャリ
ッジが回転駆動されると、その反力により磁石・ヨ−ク
アセンブリは、キャリッジとは逆方向に回転軸を中心と
して微小回転変位する。磁石・ヨ−クアセンブリの微小
回転振動は、板を介して緩衝材に伝達し、減衰される。
これにより、キャリッジの運動に伴うベースへの反力伝
達を低減することができる。
【0005】また、粘弾性体を用いて構造体の振動特性
を改善した例としては、特開昭59−198567号公
報に開示されているものがある。この例では、ゴム製の
粘弾性体を介してマグネット組立体をハウジングに取り
付けることにより、ハウジングの共振周波数の低下を防
止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭59−2105
73号公報に開示されている上記従来技術においては、
ボイスコイルを保持したキャリッジ、および磁石・ヨ−
クアセンブリは、それぞれ独立に回転軸まわりに回転可
能に構成する必要がある。そのため、装置寸法、特に厚
み寸法が大きくなり、薄型化が困難である。また、磁石
・ヨ−クアセンブリの一端を減衰支持する構成なので、
充分な振動低減効果が得られない。
【0007】一方、特開昭59−198567号公報に
開示されている上記従来技術においては、マグネット組
立体はゴム製の粘弾性体を介してハウジングに支持され
ているだけである。駆動反力により、マグネット組立体
がア−ムの面内方向にのみ微小運動できれば、効率良く
マグネット組立体の振動エネルギを消費することができ
る。しかしマグネット組立体の微小運動方向が規制され
ていないので、装置に外力が作用すると、マグネット組
立体はア−ムの面内方向のみならず、面外方向にも振動
し、永久磁石と駆動コイルにギャップ方向の相対変位を
生じ、両者のギャップを一定に保つことが困難である。
そのため、推力変動が生じやすい。マグネット組立体の
自重により、上記ギャップが経時変化する恐れもある。
さらに外力によっては永久磁石と駆動コイルが接触する
危険がある。
【0008】本発明の目的は、ヘッド位置決め時にキャ
リッジ駆動反力を受けて振動する磁石・ヨ−クアセンブ
リが、ベースを経由して情報記録ディスクを加振するの
を防ぐと共に、フォームファクタ寸法を満足する機構を
提供することにより、ヘッドの高速高精度位置決め、及
び装置の小形薄形化を実現することにある。特に、駆動
反力により微小運動する磁石・ヨ−クアセンブリが、反
力を受けるベ−ス面内方向にのみ運動できるように支持
し、余分な運動を規制して振動特性の良い装置を提供す
ることを目的としている。また、磁石・ヨ−クアセンブ
リが装置ハウジング内で摺動する際に、ガイド部材の摩
耗粉が前記ハウジング内に飛散せずに情報の記録再生を
安定に行なうことができる装置を提供することを目的と
している。本発明は、1.3″、1.8″、2.5″、3.
5″、5.25″等の小形磁気ディスク装置のフォーム
ファクタ寸法を満足する低振動位置決め機構を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、磁石・ヨ−クアセンブリを、ガイド部材お
よび粘弾性部材からなる減衰支持機構が、ベ−スの面内
方向にのみ微小変位できるように支持する。また、粘弾
性部材は、ガイド部材を取り囲むように構成し、ガイド
部材の摩耗粉がハウジング内に飛散しない構成とした。
【0010】減衰支持機構を構成するガイド部材は、固
定部材および予圧部材から構成し、予圧部材は、ヨ−ク
とベ−ス間、または、ヨ−クとカバ−間にベ−スの鉛直
方向に予圧力を作用させる構成、あるいは、ヨ−ク側面
とハウジングの内部側面、ないしは、ヨ−ク側面とベ−
スから張り出した壁との間に予圧力を作用させる構成と
した。
【0011】固定部材は、ヨ−クの下面とベ−スとの
間、あるいは、ヨ−クの上面とカバ−の間、あるいは、
ヨ−クの側面とハウジングの内部側面との間、ないし
は、ヨ−クの側面とベ−スから張り出した壁との間に配
置した。
【0012】粘弾性部材は、ガイド部材の摺動部を取り
囲むようにしてヨ−クの下面とベ−スとの間、および、
ヨ−クの上面とカバ−の間、あるいは、カバ−ないしベ
−スから張り出した壁面とヨ−クの側面との間に配置し
た。
【0013】また、磁石・ヨ−クアセンブリを、水平方
向と鉛直方向の剛性が異なる異方性特性を有する粘弾性
部材のみからなる減衰支持機構により、ガイド部材を用
いないでベ−スの面内方向にのみ微小変位できるように
支持し、粘弾性部材の剛性の小なる方向とベ−スの面内
方向とが一致するように粘弾性部材を配置する構成とし
た。
【0014】
【作用】本発明では、磁石・ヨ−クアセンブリをガイド
部材および粘弾性部材からなる減衰支持機構によりベ−
スの面内方向にのみ微小変位できるように支持した。そ
のため、ヘッド位置決め時にキャリッジ駆動反力を受け
て振動する磁石・ヨ−クアセンブリが、ベースを経由し
て情報記録ディスクを加振するのを防ぎ、ヘッドの高速
高精度位置決めを実現することができる。また、磁石・
ヨ−クアセンブリの微小変位方向を定めることにより、
余分な運動を規制したので振動特性が劣化することがな
い。
【0015】粘弾性部材は、ガイド部材を取り囲むよう
に構成し、ガイド部材の摩耗粉がハウジング内に飛散し
ない構成とした。そのため、磁石・ヨ−クアセンブリが
装置ハウジング内で摺動する際に、ガイド部材の摩耗粉
がハウジング内に飛散せず、情報の記録再生を安定に行
なうことができる。
【0016】減衰支持機構を構成するガイド部材は、固
定部材および予圧部材から構成し、予圧部材は、ヨ−ク
とベ−ス間、または、ヨ−クとカバ−間にベ−スの鉛直
方向に予圧力を作用させる構成、あるいは、ヨ−ク側面
とハウジングの内部側面、ないしは、ヨ−ク側面とベ−
スから張り出した壁との間に予圧力を作用させる構成と
した。また、固定部材は、ヨ−クの下面とベ−スとの
間、あるいは、ヨ−クの上面とカバ−の間、あるいは、
ヨ−クの側面とハウジングの内部側面との間、ないし
は、ヨ−クの側面とベ−スから張り出した壁との間に配
置した。また、粘弾性部材は、ガイド部材の摺動部を取
り囲むようにしてヨ−クの下面とベ−スとの間、およ
び、ヨ−クの上面とカバ−の間、あるいは、カバ−ない
しベ−スから張り出した壁面とヨ−クの側面との間に配
置した。その結果、キャリッジ駆動反力を受ける磁石・
ヨ−クアセンブリが、ベ−ス面内上を安定に微小運動
し、その運動エネルギを消費するので、情報記録ディス
クを加振するのを防ぎ、ヘッドの高速高精度位置決めを
実現することができる。また、上記の構成を取ったた
め、装置の小形薄形化を図ることができ、フォームファ
クタ寸法を満足する機構を提供することができる。
【0017】磁石・ヨ−クアセンブリを、水平方向と鉛
直方向の剛性が異なる異方性特性を有する粘弾性部材の
みからなる減衰支持機構により、ガイド部材を用いない
でベ−スの面内方向にのみ微小変位できるように支持
し、粘弾性部材の剛性の小なる方向とベ−スの面内方向
とが一致するように粘弾性部材を配置する構成とした。
その結果、機構の単純化、組立性の向上が可能となり、
安価な機構を提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明による回転形情報記録再生装置の
一実施例の全体構成図である。装置カバ−を外した状態
を示す。図の紙面垂直方向に積層したディスク10は、
ベース8に固定したディスク回転駆動モータ9により回
転駆動する。情報の記録再生を行うヘッド1は、キャリ
ッジ3にヘッド支持ばね2を介して取付ける。ベース8
に固定したキャリッジ回転軸5に転がり軸受4を2個係
合させ、キャリッジ3を前記転がり軸受の外輪と係合
し、前記キャリッジ回転軸回りに回転可能に支持する。
ヨークと永久磁石からなる磁石・ヨ−クアセンブリ7、
およびキャリッジ3に設けた駆動コイル6により構成し
たボイスコイルモータによりキャリッジ3を回転駆動
し、ヘッド1をディスク10の所定のトラックに位置決
めし、情報の記録再生を行う。
【0019】例えば、推力Fを図の矢印の方向に駆動コ
イル6に作用させ、ヘッド1を図の矢印Aの方向に位置
決めすると、推力Fの反力Rが、Fとは反対方向に磁石
・ヨ−クアセンブリ7に生ずる。従来の装置では、磁石
・ヨ−クアセンブリはねじ等を用いてベースに固定され
ている。そのため、反力Rによりベース上のディスク1
0が加振され、ヘッド・ディスク間に相対変位を生じ、
位置決め特性が低下する。本実施例では、磁石・ヨ−ク
アセンブリ7をガイド機構(図示せず)と粘弾性部材1
2を用いた減衰支持機構によりベース8上に支持してい
る。その結果、反力Rによるディスクの加振が抑制さ
れ、位置決め特性に悪影響を及ぼす構造振動を低減する
ことができる。
【0020】磁石・ヨ−クアセンブリについて図2を用
いて説明する。図2は、図1に示した磁石・ヨ−クアセ
ンブリ7の詳細図である。図2(b)は磁石・ヨ−クア
センブリ7の正面図で、図1に示す矢印Bの方向から見
た図である。磁石・ヨ−クアセンブリは、永久磁石14
A、14Bを接着した上側ヨ−ク7A、永久磁石14
C、14Dを接着した下側ヨ−ク7B、前記両ヨ−クを
結合するサイドヨ−ク7C、7Dから成る。図2(a)
は、磁石・ヨ−クアセンブリ7を図2(b)の矢印Cの
方向から見た平面図、図2(c)は、図2(b)の矢印
Dの方向から見た下面図である。上側ヨ−ク7A、およ
び下側ヨ−ク7Bにはそれぞれ3箇所に円筒溝16を設
け、ここにガイド機構を係合させて磁石・ヨ−クアセン
ブリを減衰支持する。
【0021】磁石・ヨ−クアセンブリを支持する方法に
ついて、図3ないし図7を用いて以下に説明する。図3
は、磁石・ヨ−クアセンブリの一部断面を含む正面図
で、図1に示す矢印Bの方向から見た図である。磁石・
ヨ−クアセンブリ7は、3個の固定部材15Aおよび3
個の予圧部材15Bから成るガイド機構により支持す
る。 固定部材15Aは、下側ヨ−ク7Bに設けた円筒
溝16とベ−ス13に設けた円筒溝との間に3個備え
る。固定部材15Aは、ベ−ス8に設けた円筒溝に圧
入、あるいは接着により固定し、球状部分で磁石・ヨ−
クアセンブリの自重を受ける。図4(a)、図4
(b)、図4(c)にそれぞれ固定部材15Aの平面
図、正面図、下面図を示す。
【0022】予圧部材15Bは、上側ヨ−ク7Aに設け
た円筒溝16とカバ−13に設けた円筒溝との間に備え
る。予圧部材15Bは、カバ−13に設けた円筒溝に圧
入、あるいは接着により固定し、球状部分が予圧力を発
生しながら上側ヨ−ク7Aと滑り接触する。予圧部材も
3個用いて磁石・ヨ−クアセンブリを支持する。図5
(a)、図5(b)、図5(c)にそれぞれ予圧部材1
5Bの平面図、正面図、下面図を示す。図6(a)に予
圧部材15Bの断面図を、図6(b)に予圧部材の変形
の様子を示す。予圧部材15Bは、球状部分に力Fを作
用させると、厚さtの薄板部分がδ変形する。従って、
予め、固定部材および予圧部材を組み込んだ磁石・ヨ−
クアセンブリの高さをハウジング内部の高さよりもδだ
け高く作っておいてそれぞれを組み立てると、予圧力F
を発生させることができる。
【0023】固定部材および予圧部材は、テフロン等の
滑り軸受材料を用いる。このようにして固定部材および
予圧部材を用いることにより、磁石・ヨ−クアセンブリ
は駆動反力を受けるとベ−ス面内に安定に微小変位をす
ることができる。本実施例では、固定部材および予圧部
材を3個ずつ使用しているが、部品点数はこの限りでは
ない。また、本実施例では、固定部材および予圧部材を
ベ−スあるいはカバ−に埋め込む構成としたが、これら
を逆にヨ−ク側に埋め込み、球状部分をベ−スあるいは
カバ−と滑り接触させる構成としても良い。
【0024】駆動反力を受けてベ−ス面内に微小変位す
る磁石・ヨ−クアセンブリの運動エネルギを消費させる
ため、粘弾性部材を用いて磁石・ヨ−クアセンブリを支
持する。 図1に示すように、ベ−ス8から張り出した
壁(ヨ−ク保持部)11A、11Bと磁石・ヨ−クアセ
ンブリ7との間に厚さt1の板状の粘弾性部材12A、
12Bを配置する。それぞれの粘弾性部材の形状を図7
(b)、図7(a)に示す。図1において、磁石・ヨ−
クアセンブリ7とカバ−から張り出した壁(図示せず)
との間にも同様に粘弾性部材12A、12Bを配置す
る。図3に示すように、上側ヨ−ク7Aとカバ−13と
の間、および下側ヨ−ク7Bとベ−ス8との間には、厚
さt2の板状の粘弾性部材12Cを配置する。粘弾性部
材12Cは、図7(c)に示す形状をしており、3箇所
に穴があり、この部分に固定部材ないしは予圧部材の球
状部分が位置する。 従って、固定部材15Aないし予
圧部材15Bが下側ヨ−ク7Bないし上側ヨ−ク7Aと
滑り接触して摩耗粉が生じてもそれらは閉じた空間内に
あるのでハウジング内には飛散しない。
【0025】以上の構成により、磁石・ヨ−クアセンブ
リをベ−ス面内方向にのみ微小変位できるように支持し
たので、磁石・ヨ−クアセンブリの振動エネルギを効率
良く消費することができる。その結果、情報記録ディス
クが加振されるのを防ぎ、ヘッドの高速高精度位置決め
を実現することができる。また、磁石・ヨ−クアセンブ
リの微小変位方向を定めることにより、余分な運動を規
制したので振動特性が劣化することがない。
【0026】図8に本発明の他の実施例の固定部材を示
す。固定部材は円形またはリング状の平板形状とし、一
方の面をベ−ス8に設けた円筒溝に圧入、あるいは接着
により固定し、他の面で磁石・ヨ−クアセンブリの自重
を受ける。
【0027】図9(a)に本発明の他の実施例の予圧部
材を示す。図9(b)に予圧部材の側面図を示す。予圧
部材は、リング状の平板を波形に変形させた形状をして
おり、カバ−に設けた円筒溝と上側ヨ−クとの間に入れ
る。上側ヨ−クも下側ヨ−クも平面形状とする。第1の
実施例と同様にして、磁石・ヨ−クアセンブリ、ベ−
ス、カバ−を組み立てたときに予圧部材が変形すること
により予圧力を発生する。固定部材および予圧部材は、
テフロン等の滑り軸受材料を用いる。本実施例では、固
定部材および予圧部材を3個ずつ使用することが望まし
いが、部品点数はこの限りではない。
【0028】以上述べた実施例では装置を水平置きにし
ているが、磁石・ヨ−クアセンブリはベ−スとカバ−と
の間に予圧をかけながら粘弾性部材を用いて支持してい
るので、装置を縦置きに支持することも可能である。
【0029】図10(b)に本発明の他の実施例の減衰
支持機構の一部断面を含む正面図を示す。図10(a)
に、図10(b)のカバ−13を外し、上から見た状態
を示す。本実施例では、テフロン等の滑り軸受材料によ
るガイド部材を一切用いず、粘弾性部材のみにより磁石
・ヨ−クアセンブリを減衰支持する。磁石・ヨ−クアセ
ンブリは、永久磁石14A、14Bを接着した上側ヨ−
ク7A、永久磁石14C、14Dを接着した下側ヨ−ク
7B、前記両ヨ−クを結合するサイドヨ−ク7C、7D
から成る。上側ヨ−ク7Aおよび下側ヨ−ク7Bの中央
部には突起19を設ける。上側ヨ−ク7Aおよび下側ヨ
−ク7Bは、ねじ17およびナット18を2組ずつ用い
て結合する。ねじ17、ナット18、突起19には、図
11(b)に示す形状のキャップ型粘弾性部材12Dを
かぶせる。また、上側ヨ−ク7Aとカバ−13との間、
および下側ヨ−ク7Bとベ−ス8との間には、図11
(a)に示す板状の粘弾性部材12Eを設ける。キャッ
プ型粘弾性部材12Dの剛性は、板状の粘弾性部材12
Eの剛性と同等、ないしはそれよりも高くする。キャッ
プ型粘弾性部材12Dの剛性を板状の粘弾性部材12F
の剛性よりも高くすれば、磁石・ヨ−クアセンブリの面
外方向の動きを規制することができる。
【0030】図12(b)に本発明の他の実施例の減衰
支持機構の一部断面を含む正面図を示す。図12(a)
に、図12(b)のカバ−13を外し、上から見た状態
を示す。本実施例も、テフロン等の滑り軸受材料による
ガイド部材を一切用いず、粘弾性部材12Fのみにより
磁石・ヨ−クアセンブリを減衰支持する。上側ヨ−ク7
A、カバ−13、下側ヨ−ク7B、ベ−ス8にはそれぞ
れ3箇所ずつ円筒溝を設け、上側ヨ−ク7Aとカバ−1
3との間、および下側ヨ−ク7Bとベ−ス8との間にそ
れぞれ3個ずつ粘弾性部材12Fを配置して磁石・ヨ−
クアセンブリを減衰支持する。
【0031】図13に粘弾性部材の形状を示す。粘弾性
部材は、複数個の円柱を2枚の円板で挟むような構造を
している。粘弾性部材は、異方性特性を有する。すなわ
ち、円板形状部の面内方向よりも面外方向の剛性が高
い。したがって、磁石・ヨ−クアセンブリの面外方向の
動きを規制することができる。本実施例では、粘弾性部
材を磁石・ヨ−クアセンブリの上下に3個ずつ使用して
いるが、部品点数はこの限りではない。
【0032】図14(a)に本発明の他の実施例に用い
る減衰支持機構を構成する粘弾性部材の外観を示す。こ
こに示す粘弾性部材は、外形が4角柱で、そのひとつの
外面に平行に長方形断面のスリット状貫通穴を複数個設
けた構造を有する。粘弾性部材の剛性は、A面の矢印方
向には高く、B面の矢印方向には低く、異方性特性を有
する。A面と平行で粘弾性部材を2分する平面をC平面
とすれば、C平面はキャリッジの回転中心軸を含み、か
つB面が前記ベ−スと平行になるように粘弾性部材を配
置する。その配置方法を図14(b)に示す。図14
(b)は、前記ベ−スの鉛直方向から減衰支持機構を見
た図である。このような構成を取ることにより、磁石・
ヨ−クアセンブリの面外方向の動きを規制しつつ、反力
を受けた際に面内方向に変位しやすくできる。この実施
例では、粘弾性部材をヨ−クとベ−ス、およびヨ−クと
カバ−との間にそれぞれ2個ずつ配置する構成としてい
るが、部品点数はこの限りではない。
【0033】図10、図12、図14に示した実施例で
は、テフロン等の滑り軸受材料によるガイド部材を一切
用いず、粘弾性部材のみにより磁石・ヨ−クアセンブリ
を減衰支持している。また、粘弾性部材は、特に接着に
より装着する必要がないので、組立性が良く、コストの
低減を図ることができる。
【0034】本発明の実施例による効果を図15及び図
16を用いて説明する。図15は、キャリッジガイドア
−ム先端の位置決め方向の残留振動測定結果である。加
速時間5ms、減速時間5msの三角形速度パタ−ンにより
キャリッジを駆動した。横軸は減速終了後の経過時間、
縦軸は、キャリッジガイドア−ム先端の加速時の加速度
を基準にした減速終了後の残留振動波形の包絡線を表し
たものである。従来方式に比べ、本発明方式では、残留
振動振幅が減少し、残留振動の減衰が速い。
【0035】同様にして、スピンドル中心の位置決め方
向の残留振動を測定した。図16は、キャリッジガイド
ア−ム先端の加速時の加速度を基準にして減速終了後の
スピンドル中心の残留振動波形の包絡線を表したもので
ある。残留振動は、最大値が約40%減少し、残留振動の
減衰も速い。
【0036】以上の結果、本発明の実施例により、キャ
リッジガイドア−ムおよびスピンドルの残留振動が低減
されるとともに、残留振動整定時間も短縮できることが
わかる。
【0037】本発明の実施例における粘弾性部材は、ガ
イド部材を取り囲むように構成し、ガイド部材の摩耗粉
がハウジング内に飛散しない構成としたので、磁石・ヨ
−クアセンブリが装置ハウジング内で摺動する際に、ガ
イド部材の摩耗粉がハウジング内に飛散せず、情報の記
録再生を安定に行なうことができる。
【0038】また本発明の実施例における減衰支持機構
を構成するガイド部材は、固定部材および予圧部材から
構成し、予圧部材は、ヨ−クとベ−ス間、または、ヨ−
クとカバ−間にベ−スの鉛直方向に予圧力を作用させる
構成、あるいは、予圧部材は、ヨ−ク側面とハウジング
の内部側面、ないしは、ヨ−ク側面とベ−スから張り出
した壁との間に予圧力を作用させる構成とした。また、
本発明の実施例における固定部材は、ヨ−クの下面とベ
−スとの間、あるいは、ヨ−クの上面とカバ−の間、あ
るいは、ヨ−クの側面とハウジングの内部側面との間、
ないしは、ヨ−クの側面とベ−スから張り出した壁との
間に配置した。また、粘弾性部材は、ガイド部材の摺動
部を取り囲むようにしてヨ−クの下面とベ−スとの間、
および、ヨ−クの上面とカバ−の間、あるいは、カバ−
ないしベ−スから張り出した壁面とヨ−クの側面との間
に配置した。その結果、キャリッジ駆動反力を受ける磁
石・ヨ−クアセンブリが、ベ−ス面内上を安定に微小運
動し、その運動エネルギを消費するので、情報記録ディ
スクを加振するのを防ぎ、ヘッドの高速高精度位置決め
を実現することができる。また、上記の構成を取ったた
め、装置の小形薄形化を図ることができ、フォームファ
クタ寸法を満足する機構を提供することができる。
【0039】さらに、本発明の実施例における磁石・ヨ
−クアセンブリを、水平方向と鉛直方向の剛性が異なる
異方性特性を有する粘弾性部材のみからなる減衰支持機
構により、ガイド部材を用いないでベ−スの面内方向に
のみ微小変位できるように支持し、粘弾性部材の剛性の
小なる方向とベ−スの面内方向とが一致するように粘弾
性部材を配置した構成とした。その結果、機構の単純
化、組立性の向上が可能となり、安価な機構を提供する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明では、磁石・ヨ−クアセンブリを
ガイド部材および粘弾性部材からなる減衰支持機構によ
りベ−スの面内方向にのみ微小変位できるように支持し
たので、ヘッド位置決め時にキャリッジ駆動反力を受け
て振動する磁石・ヨ−クアセンブリが、ベースを経由し
て情報記録ディスクを加振するのを防ぎ、ヘッドの高速
高精度位置決めを実現することができる。また、磁石・
ヨ−クアセンブリの微小変位方向を定めることにより、
余分な運動を規制したので振動特性が劣化することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転形情報記録再生装置の一実施
例の全体構成図。
【図2】図1に示す実施例の磁石・ヨ−クアセンブリの
説明図。
【図3】図1に示す実施例の減衰支持機構の一部断面を
含む磁石・ヨ−クアセンブリの正面図。
【図4】図1に示す実施例の固定部材を示す説明図。
【図5】図1に示す実施例の予圧部材を示す説明図。
【図6】図1に示す実施例の予圧部材の断面図。
【図7】図1に示す実施例の粘弾性部材を示す説明図。
【図8】本発明の他の実施例の固定部材を示す説明図。
【図9】本発明の他の実施例の予圧部材を示す説明図。
【図10】本発明の他の実施例における減衰支持機構の
一部断面を含む説明図。
【図11】図10に示す実施例の粘弾性部材の斜視図。
【図12】本発明の他の実施例における減衰支持機構の
一部断面を含む説明図。
【図13】図12に示す実施例の粘弾性部材の斜視図。
【図14】本発明の他の実施例の減衰支持機構を構成す
る粘弾性部材の説明図。
【図15】キャリッジガイドアーム先端の位置決め方向
における残留振動の測定結果を示す図。
【図16】キャリッジガイドアーム先端の加速時の加速
度を基準にした、減速終了後のスピンドル中心の残留振
動の測定結果を示す図。
【符号の説明】
1…ヘッド、 2…ヘッド支持ばね、 3…キャリッ
ジ、4…転がり軸受、 5…キャリッジ回転軸、 6…
駆動コイル、7…磁石・ヨ−クアセンブリ、 7A…上
側ヨーク、7B…下側ヨーク、 7C、7D…サイド
ヨ−ク、 8…ベース、9…ディスク回転駆動モータ、
10…ディスク、11A、11B、11C…ヨ−ク保
持部、12A、12B、12C、12D、12E、12
F、12G…粘弾性部材、13…カバ−、 14A、1
4B、14C、14D…永久磁石、15…予圧機構付ガ
イド部材、 15A…固定部材、15B…予圧部材、1
6…円筒溝、 17…ねじ、 18…ナット、 19…
突起、20…スリット状貫通穴

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録するディスクに情報を記録再生
    するヘッドを支持するキャリッジと、前記ディスクの半
    径方向に前記キャリッジを位置決めし該キャリッジに設
    けた駆動コイルに磁界を与える永久磁石および該永久磁
    石を保持するヨ−クからなるキャリッジ駆動部と、前記
    ディスクを回転可能に支持し前記キャリッジ駆動部を固
    定するベース及びカバーと、を有し、前記永久磁石およ
    び前記ヨ−クからなる磁石・ヨークアッセンブリを前記
    ベ−スの面内方向へ微小変位が可能に支持する減衰支持
    機構を介して前記ベース及びカバーに構成された回転形
    情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回転形情報記録再生装置
    において、前記減衰支持機構はガイド部材と粘弾性部材
    から構成されており、該粘弾性部材は該ガイド部材を取
    り囲むように構成したことを特徴とする回転形情報記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の回転形情報記録再生装置
    において、前記ガイド部材は、固定部材および予圧部材
    から成り、該予圧部材は、前記ヨ−クと前記ベ−ス間ま
    たは前記ヨ−クと前記カバ−間に、前記ベ−スの鉛直方
    向へ予圧力を付与することを特徴とする回転形情報記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の回転形情報記録再生装置
    において、前記ガイド部材は、固定部材および予圧部材
    から成り、前記予圧部材は、前記ベースに固定され回転
    形情報記録再生装置を覆うカバーと前記ベースからなる
    ハウジングの内部側面と前記ヨ−ク側面、ないしは前記
    ヨ−ク側面と前記ベ−スから張り出した壁、との間に予
    圧力を付与することを特徴とする回転形情報記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2ないし4のうちいずれかに記載の
    回転形情報記録再生装置において、前記減衰支持機構を
    構成するガイド部材は、固定部材および予圧部材からな
    り、前記固定部材は、前記ヨ−クの下面と前記ベ−スと
    の間、あるいは、前記ヨ−クの上面と前記カバ−の間に
    配置したことを特徴とする回転形情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項2ないし4のうちいずれかに記載の
    回転形情報記録再生装置において、前記ガイド部材は、
    固定部材および予圧部材から成り、前記固定部材は、前
    記ヨ−クの側面と前記ハウジングの内部側面との間、な
    いしは、前記ヨ−クの側面と前記ベ−スから張り出した
    壁との間に配置したことを特徴とする回転形情報記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】請求項2ないし6のうちいずれかに記載の
    回転形情報記録再生装置において、前記粘弾性部材は、
    前記ガイド部材の摺動部を取り囲むようにして前記ヨ−
    クの下面と前記ベ−スとの間、および、前記ヨ−クの上
    面と前記カバ−の間に配置したことを特徴とする回転形
    情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項2ないし6のうちいずれかに記載の
    回転形情報記録再生装置において、前記粘弾性部材は、
    前記カバ−ないし前記ベ−スから張り出した壁面と前記
    ヨ−クの側面との間に配置したことを特徴とする回転形
    情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項2ないし8のうちいずれかに記載の
    回転形情報記録再生装置において、前記固定部材は、球
    状部分を有し、前記球状部分が前記ベ−ス、または、前
    記カバ−、または、前記ヨ−クの下面、または、前記ヨ
    −クの上面と滑り接触する構成としたことを特徴とする
    回転形情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項2ないし9のうちいずれかに記載
    の回転形情報記録再生装置において、前記予圧部材は、
    薄板部分と球状部分を有し、前記薄板部分が弾性変形
    し、前記球状部分が前記ベ−ス、または、前記カバ−、
    または、前記ヨ−クの下面、または、前記ヨ−クの上面
    と滑り接触する構成としたことを特徴とする回転形情報
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】請求項2ないし9のうちいずれかに記載
    の回転形情報記録再生装置において、前記固定部材は、
    円形またはリング状の平板形状とし、一方の面が前記ベ
    −ス、または、前記カバ−、または、前記ヨ−クの下
    面、または、前記ヨ−クの上面と滑り接触する構成とし
    たことを特徴とする回転形情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項2ないし9のうちいずれかに記載
    の回転形情報記録再生装置において、前記予圧部材は、
    リング状の平板を波形に変形させた形状を有し、前記ヨ
    −クと前記ベ−ス間、または、前記ヨ−クと前記カバ−
    間に配置したことを特徴とする回転形情報記録再生装
    置。
  13. 【請求項13】請求項1に記載の回転形情報記録再生装
    置において、前記減衰支持機構は粘弾性部材のみから構
    成されており、なり前記ベ−スの面内方向にのみ微小変
    位できるように支持したことを特徴とする回転形情報記
    録再生装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の回転形情報記録再生
    装置において、前記ヨ−クは、突起を有し、前記突起に
    キャップ形状の粘弾性部材を係合させた減衰支持機構に
    より前記磁石・ヨ−クアセンブリを前記ベ−スの面内方
    向にのみ微小変位できるように支持したことを特徴とす
    る回転形情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の回転形情報記録再生
    装置において、前記ヨ−クと前記ベ−ス間、または、前
    記ヨ−クと前記カバ−間に板状の粘弾性部材をさらに付
    加したことを特徴とする回転形情報記録再生装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の回転形情報記録再生
    装置において、前記キャップ形状の粘弾性部材の剛性
    を、前記板状の粘弾性部材と同等、ないしはそれよりも
    高くしたことを特徴とする回転形情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】請求項13に記載の回転形情報記録再生
    装置において、前記粘弾性部材は、水平方向と鉛直方向
    の剛性が異なる異方性特性を有することを特徴とする回
    転形情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】請求項13あるいは17のうちいずれか
    に記載の回転形情報記録再生装置において、前記ベ−ス
    の面内方向と前記粘弾性部材の剛性の小なる方向とが一
    致するように前記粘弾性部材を配置したことを特徴とす
    る回転形情報記録再生装置。
  19. 【請求項19】請求項17ないし18のうちいずれかに
    記載の回転形情報記録再生装置において、前記粘弾性部
    材は、複数個の円柱を2枚の円板で挟む構造としたこと
    を特徴とする回転形情報記録再生装置。
  20. 【請求項20】請求項17ないし18のうちいずれかに
    記載の回転形情報記録再生装置において、前記粘弾性部
    材は、外形が4角柱で、そのひとつの外面に平行に長方
    形断面のスリット状貫通穴を複数個設けた構造とし、前
    記長方形断面のスリット状貫通穴の内面のなかの広い面
    と平行な外面をA面とし、前記A面と直角な外面のうち
    前記スリット状貫通穴を含まない外面をB面とし、前記
    A面と平行で前記粘弾性部材を2分する平面をC平面と
    し、前記C平面は前記キャッリッジの回転中心軸を含
    み、かつ前記B面が前記ベ−スと平行になるように前記
    粘弾性部材を前記ヨ−クと前記ベ−ス、ないしは前記ヨ
    −クと前記カバ−との間に1個以上配置したことを特徴
    とする回転形情報記録再生装置。
JP18215194A 1994-08-03 1994-08-03 回転形情報記録再生装置 Pending JPH0845205A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233120B1 (en) 1996-11-27 2001-05-15 Hitachi, Ltd. Magnetic disk device
KR100651484B1 (ko) * 1997-07-04 2007-04-11 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브의체결용댐퍼
US7848058B2 (en) * 2007-08-30 2010-12-07 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. Voice coil damper

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233120B1 (en) 1996-11-27 2001-05-15 Hitachi, Ltd. Magnetic disk device
KR100651484B1 (ko) * 1997-07-04 2007-04-11 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브의체결용댐퍼
US7848058B2 (en) * 2007-08-30 2010-12-07 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. Voice coil damper

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