JP2000130680A - 溶着ジョイント具 - Google Patents
溶着ジョイント具Info
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- JP2000130680A JP2000130680A JP10300573A JP30057398A JP2000130680A JP 2000130680 A JP2000130680 A JP 2000130680A JP 10300573 A JP10300573 A JP 10300573A JP 30057398 A JP30057398 A JP 30057398A JP 2000130680 A JP2000130680 A JP 2000130680A
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- Japan
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続すべき高密度ポリエチレン製の管材相互
の接続部おける突出部分を少なくし、ないしは滑らかに
形成して通線作業の円滑性、作業良好性等を向上でき、
また内部に収納する光ケーブル等の通線を阻害しないよ
うにする。 【解決手段】 相互に接続する管材P1,P2夫々の端
部における拡開膨出した接続部J内部夫々に跨がった状
態で挿入配置するジョイント具本体1を形成する。この
ジョイント具本体1自体を加熱して管材P1,P2夫々
の内周面に溶着させる加熱線3をジョイント具本体1に
埋め込み配装すると共に、中央部外側に管材P1,P2
夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状の当接部4を、
端縁部側に接続部Jにおける内周面に当接して嵌め入れ
られる内接部5を、端縁部外側に接続部Jにおける傾斜
部分内周面に当接する傾斜内接部6を夫々形成する。当
接部4には加熱線3に接続されている電極端子2を埋め
込み配置し、傾斜内接部6はジョイント具本体1の中心
線に対して30°の傾斜角度で傾斜形成する。
の接続部おける突出部分を少なくし、ないしは滑らかに
形成して通線作業の円滑性、作業良好性等を向上でき、
また内部に収納する光ケーブル等の通線を阻害しないよ
うにする。 【解決手段】 相互に接続する管材P1,P2夫々の端
部における拡開膨出した接続部J内部夫々に跨がった状
態で挿入配置するジョイント具本体1を形成する。この
ジョイント具本体1自体を加熱して管材P1,P2夫々
の内周面に溶着させる加熱線3をジョイント具本体1に
埋め込み配装すると共に、中央部外側に管材P1,P2
夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状の当接部4を、
端縁部側に接続部Jにおける内周面に当接して嵌め入れ
られる内接部5を、端縁部外側に接続部Jにおける傾斜
部分内周面に当接する傾斜内接部6を夫々形成する。当
接部4には加熱線3に接続されている電極端子2を埋め
込み配置し、傾斜内接部6はジョイント具本体1の中心
線に対して30°の傾斜角度で傾斜形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば主として通信
用に使用される光ケーブル等の通線保護等に使用される
さや管としての高密度ポリエチレン製管材相互を接続
し、接続後に他の通線管等の内部に引き込むときの円滑
性、作業良好性等が得られるようにした溶着ジョイント
具に関する。
用に使用される光ケーブル等の通線保護等に使用される
さや管としての高密度ポリエチレン製管材相互を接続
し、接続後に他の通線管等の内部に引き込むときの円滑
性、作業良好性等が得られるようにした溶着ジョイント
具に関する。
【0002】
【従来の技術】光ケーブル等の通線に際し、その保護を
図るべくPE管と称される高密度のポリエチレン製の管
材内に挿通させた状態として、そのポリエチレン管を通
線管路内に引き込み挿通している。また長尺な光ケーブ
ル等に対応するためにポリエチレン管自体は所定の継手
によって接続されるものとなっており、その継手の一つ
として加熱溶着ジョイントが提案されている。
図るべくPE管と称される高密度のポリエチレン製の管
材内に挿通させた状態として、そのポリエチレン管を通
線管路内に引き込み挿通している。また長尺な光ケーブ
ル等に対応するためにポリエチレン管自体は所定の継手
によって接続されるものとなっており、その継手の一つ
として加熱溶着ジョイントが提案されている。
【0003】この加熱溶着ジョイントは、例えば図4に
示すようポリエチレン管の素材の特殊性を利用してポリ
エチレン管P相互の接続部位の外側面で跨がるようにし
た同効材であるポリエチレン製の接続管本体11内に加
熱ワイヤ13を螺旋状にして封入すると共に、加熱ワイ
ヤ13に接続した電極端子12を介して供給される電力
によって加熱溶融された接続管本体11をポリエチレン
管P端部に溶着一体化するものとしてある。
示すようポリエチレン管の素材の特殊性を利用してポリ
エチレン管P相互の接続部位の外側面で跨がるようにし
た同効材であるポリエチレン製の接続管本体11内に加
熱ワイヤ13を螺旋状にして封入すると共に、加熱ワイ
ヤ13に接続した電極端子12を介して供給される電力
によって加熱溶融された接続管本体11をポリエチレン
管P端部に溶着一体化するものとしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなポ
リエチレン樹脂製等のポリエチレン管Pに対する溶着一
体化は、ポリエチレン管P相互の接続部位において外側
方に大きく出張るものとなっているから、通線管路内に
引込挿通するに際してその通線管路内に突起等が存在し
ていたり、管路自体が曲線状に曲がっていたりすると、
その突起等に引っ掛かることで溶着ジョイント自体が損
傷したり、引込張力が大きくなって通線作業が困難にな
ったりするのである。
リエチレン樹脂製等のポリエチレン管Pに対する溶着一
体化は、ポリエチレン管P相互の接続部位において外側
方に大きく出張るものとなっているから、通線管路内に
引込挿通するに際してその通線管路内に突起等が存在し
ていたり、管路自体が曲線状に曲がっていたりすると、
その突起等に引っ掛かることで溶着ジョイント自体が損
傷したり、引込張力が大きくなって通線作業が困難にな
ったりするのである。
【0005】またこうした通線管路は道路に沿って配管
構築されるものであり、特に日本においての道路事情で
はカーブが多いために必然的に通線管路も曲線状に曲が
って構築されることが多く、このことを考慮した場合に
は、上記のようにその引込通線が困難となることがある
から可能な限り通線作業の阻害原因を予め除去しておく
ことが望まれるものである。
構築されるものであり、特に日本においての道路事情で
はカーブが多いために必然的に通線管路も曲線状に曲が
って構築されることが多く、このことを考慮した場合に
は、上記のようにその引込通線が困難となることがある
から可能な限り通線作業の阻害原因を予め除去しておく
ことが望まれるものである。
【0006】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、接続すべき高密度ポリエ
チレン製の管材相互の接続端内部に配置されるものとし
て、外側部における突出部分を少なくし、ないしは滑ら
かに形成することで通線作業の円滑性、作業良好性等を
向上でき、また内部に収納する光ケーブル等の通線を阻
害しないようにした溶着ジョイント具を提供することを
目的とするものである。
事情に鑑み創出されたもので、接続すべき高密度ポリエ
チレン製の管材相互の接続端内部に配置されるものとし
て、外側部における突出部分を少なくし、ないしは滑ら
かに形成することで通線作業の円滑性、作業良好性等を
向上でき、また内部に収納する光ケーブル等の通線を阻
害しないようにした溶着ジョイント具を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、相互に接続すべき管材P1,
P2夫々の端部における拡開膨出させて成る接続部J内
部夫々に跨がった状態で挿入配置されるジョイント具本
体1の内部に、このジョイント具本体1自体を加熱して
管材P1,P2夫々の内周面に溶着させる加熱線3を埋
め込み状に配装すると共に、中央部外側に管材P1,P
2夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状の当接部4
を、端縁部側に管材P1,P2夫々の接続部Jにおける
内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を、端縁部外
側に接続部Jにおける傾斜部分内周面に当接する傾斜内
接部6を夫々形成したものである。当接部4には加熱線
3に接続されている電極端子2を埋め込み状に配置する
ことができ、また接続部Jの端縁が当接するほぼ垂直に
した下部の垂直面に連続する傾斜面を両側面に有し、頂
部が平坦面になっている断面でほぼ山台形状を呈して、
ジョイント具本体1における中央部にその周方向に沿っ
て突部状に形成してあるものとできる。そしてジョイン
ト具本体1における内径d2は管材P1,P2における
内径d1に比し小さくはないものとし、当接部4におけ
る最大外径d5は管材P1,P2における接続部Jの最
大外径d3に比し僅かに大きくしてあると共に、当接部
4における傾斜面と垂直面との境界における外径d4は
接続部Jの外径d3に比し僅かに小さくし、傾斜内接部
6はジョイント具本体1の中心線に対してほぼ30°程
度の傾斜角度で傾斜しているものとしてある。
ため、本発明にあっては、相互に接続すべき管材P1,
P2夫々の端部における拡開膨出させて成る接続部J内
部夫々に跨がった状態で挿入配置されるジョイント具本
体1の内部に、このジョイント具本体1自体を加熱して
管材P1,P2夫々の内周面に溶着させる加熱線3を埋
め込み状に配装すると共に、中央部外側に管材P1,P
2夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状の当接部4
を、端縁部側に管材P1,P2夫々の接続部Jにおける
内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を、端縁部外
側に接続部Jにおける傾斜部分内周面に当接する傾斜内
接部6を夫々形成したものである。当接部4には加熱線
3に接続されている電極端子2を埋め込み状に配置する
ことができ、また接続部Jの端縁が当接するほぼ垂直に
した下部の垂直面に連続する傾斜面を両側面に有し、頂
部が平坦面になっている断面でほぼ山台形状を呈して、
ジョイント具本体1における中央部にその周方向に沿っ
て突部状に形成してあるものとできる。そしてジョイン
ト具本体1における内径d2は管材P1,P2における
内径d1に比し小さくはないものとし、当接部4におけ
る最大外径d5は管材P1,P2における接続部Jの最
大外径d3に比し僅かに大きくしてあると共に、当接部
4における傾斜面と垂直面との境界における外径d4は
接続部Jの外径d3に比し僅かに小さくし、傾斜内接部
6はジョイント具本体1の中心線に対してほぼ30°程
度の傾斜角度で傾斜しているものとしてある。
【0008】以上のように構成された本発明に係る溶着
ジョイント具にあって、相互に接続すべき管材P1,P
2における膨出拡開して形成した接続部J夫々に跨がっ
て配置された後の加熱線3に対する電気抵抗熱の発生処
理によって、管材P1,P2相互を熱溶着状態で接続一
体化させる。ジョイント具本体1の中央部外側に形成し
た当接部4は、接続すべき管材P1,P2相互のジョイ
ント具本体1に対しての嵌め入れ、接続すべき位置を設
定させ、また嵌め入れ後の加熱線3に対する電極端子2
を介しての電気的接続位置を確保させる。ジョイント具
本体1の端縁部側に形成した内接部5は、管材P1,P
2夫々の接続部J内部に嵌まり込み、接続位置決め状態
を安定化させ、また傾斜内接部6は接続部Jにおける傾
斜部分の内周面に当接して管材P1,P2夫々の接続安
定性を一層増大させ、接続部Jの傾斜部分によって通線
管路内での引き込み通線に際し、通線管路にある突部等
を回避させる。ジョイント具本体1における内径d2、
当接部4における最大外径d5、当接部4における傾斜
面と垂直面との境界における外径d4夫々の、管材P
1,P2等の内径d1、接続部Jの最大外径d3等の夫
々に対する一定条件の下での設定更には傾斜内接部6で
設定されたほぼ30°程度の傾斜角度夫々は、ジョイン
ト具本体1内部における光ケーブル等の通線、収納等を
円滑にさせる。
ジョイント具にあって、相互に接続すべき管材P1,P
2における膨出拡開して形成した接続部J夫々に跨がっ
て配置された後の加熱線3に対する電気抵抗熱の発生処
理によって、管材P1,P2相互を熱溶着状態で接続一
体化させる。ジョイント具本体1の中央部外側に形成し
た当接部4は、接続すべき管材P1,P2相互のジョイ
ント具本体1に対しての嵌め入れ、接続すべき位置を設
定させ、また嵌め入れ後の加熱線3に対する電極端子2
を介しての電気的接続位置を確保させる。ジョイント具
本体1の端縁部側に形成した内接部5は、管材P1,P
2夫々の接続部J内部に嵌まり込み、接続位置決め状態
を安定化させ、また傾斜内接部6は接続部Jにおける傾
斜部分の内周面に当接して管材P1,P2夫々の接続安
定性を一層増大させ、接続部Jの傾斜部分によって通線
管路内での引き込み通線に際し、通線管路にある突部等
を回避させる。ジョイント具本体1における内径d2、
当接部4における最大外径d5、当接部4における傾斜
面と垂直面との境界における外径d4夫々の、管材P
1,P2等の内径d1、接続部Jの最大外径d3等の夫
々に対する一定条件の下での設定更には傾斜内接部6で
設定されたほぼ30°程度の傾斜角度夫々は、ジョイン
ト具本体1内部における光ケーブル等の通線、収納等を
円滑にさせる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は相
互に接続すべき高密度ポリエチレン製の管材P1,P2
夫々における接続端内部夫々に跨がった状態で挿入配置
されるジョイント具本体である。このジョイント具本体
1は、管材P1,P2と同効な素材である高密度ポリエ
チレンにて筒状に形成されていて、内部にはジョイント
具本体1自体を加熱して外周面にて管材P1,P2夫々
の内周面に溶着させるための、ジョイント具本体1自体
の外周面に配置の一対の電極端子2夫々に接続されてい
る螺旋ワイヤ状の加熱線3が埋め込み状に配装されてい
る。この加熱線3自体は、ジョイント具本体1の外周面
側を溶融させるべく、ジョイント具本体1における外周
面近傍に位置して内蔵させてあり、また電極端子2は、
ジョイント具本体1の中央部における外周面に例えば9
0°の間隔を隔てて配置してある。
施の形態を説明するに、図において示される符号1は相
互に接続すべき高密度ポリエチレン製の管材P1,P2
夫々における接続端内部夫々に跨がった状態で挿入配置
されるジョイント具本体である。このジョイント具本体
1は、管材P1,P2と同効な素材である高密度ポリエ
チレンにて筒状に形成されていて、内部にはジョイント
具本体1自体を加熱して外周面にて管材P1,P2夫々
の内周面に溶着させるための、ジョイント具本体1自体
の外周面に配置の一対の電極端子2夫々に接続されてい
る螺旋ワイヤ状の加熱線3が埋め込み状に配装されてい
る。この加熱線3自体は、ジョイント具本体1の外周面
側を溶融させるべく、ジョイント具本体1における外周
面近傍に位置して内蔵させてあり、また電極端子2は、
ジョイント具本体1の中央部における外周面に例えば9
0°の間隔を隔てて配置してある。
【0010】またこのジョイント具本体1には、中央部
外側に相互に接続すべき管材P1,P2夫々の内径を拡
開膨出させて成る接続部Jの端縁に当接する突条状の当
接部4を、端縁部側に管材P1,P2夫々の接続部Jに
おける内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を、端
縁部外側に接続部Jにおける傾斜部分内周面に当接する
傾斜内接部6を夫々形成したものである。そしてジョイ
ント具本体1における内周面は望ましくは平滑面に形成
し、その内径d2は管材P1,P2における内径d1に
比し小さくはないものとしてある。
外側に相互に接続すべき管材P1,P2夫々の内径を拡
開膨出させて成る接続部Jの端縁に当接する突条状の当
接部4を、端縁部側に管材P1,P2夫々の接続部Jに
おける内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を、端
縁部外側に接続部Jにおける傾斜部分内周面に当接する
傾斜内接部6を夫々形成したものである。そしてジョイ
ント具本体1における内周面は望ましくは平滑面に形成
し、その内径d2は管材P1,P2における内径d1に
比し小さくはないものとしてある。
【0011】当接部4は図示にあって、接続部Jの端縁
が当接するほぼ垂直にした下部の垂直面に連続する傾斜
面を両側面に有し、頂部が平坦面になっている断面でほ
ぼ山台形状を呈して、ジョイント具本体1における中央
部にその周方向に沿って突部状に形成されており、この
当接部4に前記の電極端子2が埋め込み状に配置されて
いる。またこの当接部4における最大外径d5は管材P
1,P2における接続部Jの最大外径d3に比し僅かに
大きくしてあると共に、当接部4における傾斜面と垂直
面との境界における外径d4は接続部Jの外径d3に比
し僅かに小さくしてある。
が当接するほぼ垂直にした下部の垂直面に連続する傾斜
面を両側面に有し、頂部が平坦面になっている断面でほ
ぼ山台形状を呈して、ジョイント具本体1における中央
部にその周方向に沿って突部状に形成されており、この
当接部4に前記の電極端子2が埋め込み状に配置されて
いる。またこの当接部4における最大外径d5は管材P
1,P2における接続部Jの最大外径d3に比し僅かに
大きくしてあると共に、当接部4における傾斜面と垂直
面との境界における外径d4は接続部Jの外径d3に比
し僅かに小さくしてある。
【0012】内接部5は接続部Jにおける内周面に望ま
しくは密着状に当接するものとしてあり、接続された管
材P1,P2相互がその接続部位においての外力、外部
から衝撃その他によって折れ曲がったり、抜脱されたり
しない程度の長さに設定形成されている。
しくは密着状に当接するものとしてあり、接続された管
材P1,P2相互がその接続部位においての外力、外部
から衝撃その他によって折れ曲がったり、抜脱されたり
しない程度の長さに設定形成されている。
【0013】傾斜内接部6は好ましくはジョイント具本
体1の中心線に対してほぼ30°程度の傾斜角度で傾斜
しており、接続部Jにおける拡開膨出部分の基部の外側
面が通線管路の内周面に存する突部等に当接することが
あってもそれを回避して円滑に滑るようなものとしてあ
る。もとよりこの傾斜角度はこれに限定されることはな
く、望ましくはこの30°の角度に比し小さいものとさ
れる。また傾斜内接部6端縁は円弧状に形成されてお
り、ジョイント具本体1自体の内径d2が管材P1,P
2の内径d1に比し小さくしてあることと相俟ち、管材
P1,P2、ジョイント具本体1内部に収納通線する光
ケーブル等の通信線の引っ掛かりが生じないように配慮
してある。
体1の中心線に対してほぼ30°程度の傾斜角度で傾斜
しており、接続部Jにおける拡開膨出部分の基部の外側
面が通線管路の内周面に存する突部等に当接することが
あってもそれを回避して円滑に滑るようなものとしてあ
る。もとよりこの傾斜角度はこれに限定されることはな
く、望ましくはこの30°の角度に比し小さいものとさ
れる。また傾斜内接部6端縁は円弧状に形成されてお
り、ジョイント具本体1自体の内径d2が管材P1,P
2の内径d1に比し小さくしてあることと相俟ち、管材
P1,P2、ジョイント具本体1内部に収納通線する光
ケーブル等の通信線の引っ掛かりが生じないように配慮
してある。
【0014】次にこれの使用の一例を説明するに、相互
に接続すべき管材P1,P2夫々の接続部分である端部
に、ジョイント具本体1における当接部4の外径に比
し、その内径が大きくなるような接続部Jを拡開形成し
ておき、この接続部Jをジョイント具本体1の両側から
嵌め合わせる。このとき傾斜内接部6の傾斜面を利用し
て接続部Jに小径部分があってもこれを拡開して内接部
5外側面が接続部J内周面にしっくりと当接させると共
に、管材P1,P2夫々の端縁を当接部4の両側面に当
接させるものである。次いで当接部4における電極端子
2を経て加熱線3に電流を通じて加熱し、ジョイント具
本体1外周面を溶融させて接続部Jに一体化させること
で管材P1,P2夫々を接続するのである。
に接続すべき管材P1,P2夫々の接続部分である端部
に、ジョイント具本体1における当接部4の外径に比
し、その内径が大きくなるような接続部Jを拡開形成し
ておき、この接続部Jをジョイント具本体1の両側から
嵌め合わせる。このとき傾斜内接部6の傾斜面を利用し
て接続部Jに小径部分があってもこれを拡開して内接部
5外側面が接続部J内周面にしっくりと当接させると共
に、管材P1,P2夫々の端縁を当接部4の両側面に当
接させるものである。次いで当接部4における電極端子
2を経て加熱線3に電流を通じて加熱し、ジョイント具
本体1外周面を溶融させて接続部Jに一体化させること
で管材P1,P2夫々を接続するのである。
【0015】然る後、通線管路内での管材P1,P2夫
々の引き込み、管材P1,P2内への各種の通信線の通
線収納等が行なわれる。
々の引き込み、管材P1,P2内への各種の通信線の通
線収納等が行なわれる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、接続すべき高密度ポリエチレン製の管材P
1,P2相互の接続端内部に配置されるものとして、そ
の接続部分の外側部における突出部分を少なくし、ない
しは滑らかに形成することで通線管路内での通線作業の
円滑性、作業良好性等を向上できるのであり、また内部
に収納する光ケーブル等の通線を阻害しないばかりでな
く、その通線容量も十分に確保することができるもので
ある。
これがため、接続すべき高密度ポリエチレン製の管材P
1,P2相互の接続端内部に配置されるものとして、そ
の接続部分の外側部における突出部分を少なくし、ない
しは滑らかに形成することで通線管路内での通線作業の
円滑性、作業良好性等を向上できるのであり、また内部
に収納する光ケーブル等の通線を阻害しないばかりでな
く、その通線容量も十分に確保することができるもので
ある。
【0017】すなわちこれは本発明において、相互に接
続すべき管材P1,P2夫々の端部に拡開膨出させた接
続部J内部夫々に跨がった状態で挿入配置されるジョイ
ント具本体1の内部に、このジョイント具本体1自体を
加熱して管材P1,P2夫々の内周面に溶着させる加熱
線3を埋め込み状に配装すると共に、中央部外側に接続
部Jの端縁に当接する突条状の当接部4を、端縁部側に
接続部Jの内周面に当接して嵌め入れられる内接部5
を、端縁部外側に接続部Jの傾斜部分内周面に当接する
傾斜内接部6を夫々形成したからであり、これによって
接続部Jにおける外方への出張りがあっても滑らかなも
のとなって通線管路内での通線の邪魔にならず、内部に
収納する光ケーブル等をも十分に保護できるものであ
る。
続すべき管材P1,P2夫々の端部に拡開膨出させた接
続部J内部夫々に跨がった状態で挿入配置されるジョイ
ント具本体1の内部に、このジョイント具本体1自体を
加熱して管材P1,P2夫々の内周面に溶着させる加熱
線3を埋め込み状に配装すると共に、中央部外側に接続
部Jの端縁に当接する突条状の当接部4を、端縁部側に
接続部Jの内周面に当接して嵌め入れられる内接部5
を、端縁部外側に接続部Jの傾斜部分内周面に当接する
傾斜内接部6を夫々形成したからであり、これによって
接続部Jにおける外方への出張りがあっても滑らかなも
のとなって通線管路内での通線の邪魔にならず、内部に
収納する光ケーブル等をも十分に保護できるものであ
る。
【0018】またジョイント具本体1の中央部外側には
管材P1,P2夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状
の当接部4を形成してあるから、接続すべき管材P1,
P2相互のジョイント具本体1に対しての嵌め入れ、接
続すべき位置を設定させることができ、また嵌め入れ後
のジョイント具本体1の溶融処理に際しての加熱線3に
対する電気抵抗熱の付与は、この当接部4に埋め込み状
に設けてある電極端子2を介して簡単に行なうことがで
きる。
管材P1,P2夫々の接続部Jの端縁に当接する突条状
の当接部4を形成してあるから、接続すべき管材P1,
P2相互のジョイント具本体1に対しての嵌め入れ、接
続すべき位置を設定させることができ、また嵌め入れ後
のジョイント具本体1の溶融処理に際しての加熱線3に
対する電気抵抗熱の付与は、この当接部4に埋め込み状
に設けてある電極端子2を介して簡単に行なうことがで
きる。
【0019】ジョイント具本体1の端縁部側には接続部
Jにおける内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を
形成してあるから、内接部5が管材P1,P2夫々の接
続部J内部に嵌まり込むことで、管材P1,P2相互の
接続位置決め状態を安定化させることができる。また同
様にジョイント具本体1の端縁部外側には接続部Jにお
ける傾斜部分内周面に当接する傾斜内接部6を形成して
あるから、接続部Jにおける傾斜部分の内周面に当接し
て管材P1,P2夫々の接続安定性を一層増大させ、し
かも接続部Jの傾斜部分によって通線管路内での引き込
み通線に際し、通線管路にある突部等に滑らかに接触し
てこれを回避して通線作業等を続行できるのである。
Jにおける内周面に当接して嵌め入れられる内接部5を
形成してあるから、内接部5が管材P1,P2夫々の接
続部J内部に嵌まり込むことで、管材P1,P2相互の
接続位置決め状態を安定化させることができる。また同
様にジョイント具本体1の端縁部外側には接続部Jにお
ける傾斜部分内周面に当接する傾斜内接部6を形成して
あるから、接続部Jにおける傾斜部分の内周面に当接し
て管材P1,P2夫々の接続安定性を一層増大させ、し
かも接続部Jの傾斜部分によって通線管路内での引き込
み通線に際し、通線管路にある突部等に滑らかに接触し
てこれを回避して通線作業等を続行できるのである。
【0020】ジョイント具本体1における内径d2は管
材P1,P2における内径d1に比し小さくはないもの
とし、当接部4における最大外径d5は接続部Jの最大
外径d3に比し僅かに大きくしてあると共に、当接部4
における傾斜面と垂直面との境界における外径d4は接
続部Jの外径d3に比し僅かに小さくしてあるから、ジ
ョイント具本体1内部における光ケーブル等の通線、収
納空間を最大限に確保でき、その通線、収納等を円滑に
行なうことができる。更に傾斜内接部6はジョイント具
本体1の中心線に対してほぼ30°程度の傾斜角度で傾
斜してあるから、接続部Jにおける傾斜部分が例えば通
線管路内での突部分等に当たることがあってもこれを円
滑に回避できるばかりでなく、その傾斜部分を内部から
支持していることで傾斜部分の凹み、損傷等をも防止す
ることができる。
材P1,P2における内径d1に比し小さくはないもの
とし、当接部4における最大外径d5は接続部Jの最大
外径d3に比し僅かに大きくしてあると共に、当接部4
における傾斜面と垂直面との境界における外径d4は接
続部Jの外径d3に比し僅かに小さくしてあるから、ジ
ョイント具本体1内部における光ケーブル等の通線、収
納空間を最大限に確保でき、その通線、収納等を円滑に
行なうことができる。更に傾斜内接部6はジョイント具
本体1の中心線に対してほぼ30°程度の傾斜角度で傾
斜してあるから、接続部Jにおける傾斜部分が例えば通
線管路内での突部分等に当たることがあってもこれを円
滑に回避できるばかりでなく、その傾斜部分を内部から
支持していることで傾斜部分の凹み、損傷等をも防止す
ることができる。
【図1】本発明の実施の一形態における接続配置時の斜
視図である。
視図である。
【図2】同じく接続時の一部切欠側面図である。
【図3】同じく断面図である。
【図4】従来例における接続状態の一部切欠側面図であ
る。
る。
P…ポリエチレン管 P1,P2…管材 J…接続部 d1…管材における内径 d2…ジョイン
ト具本体における内径 d3…接続部の最大外径 d4…当接部に
おける傾斜面と垂直面 との境界における外径 d5…当接
部における最大外径 1…ジョイント具本体 2…電極端子 3…加熱線 4…当接部 5…内接部 6…傾斜内接部 11…接続管本体 12…電極端子 13…加熱ワイヤ
ト具本体における内径 d3…接続部の最大外径 d4…当接部に
おける傾斜面と垂直面 との境界における外径 d5…当接
部における最大外径 1…ジョイント具本体 2…電極端子 3…加熱線 4…当接部 5…内接部 6…傾斜内接部 11…接続管本体 12…電極端子 13…加熱ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 勝治 東京都江東区東陽四丁目7番20号 株式会 社土井製作所内 Fターム(参考) 3H019 GA03 5G357 DA06 DB01 DB02 DD05 DG05
Claims (4)
- 【請求項1】 相互に接続すべき管材夫々の端部におけ
る拡開膨出させて成る接続部内部夫々に跨がった状態で
挿入配置されるジョイント具本体の内部に、このジョイ
ント具本体自体を加熱して管材夫々の内周面に溶着させ
る加熱線を埋め込み状に配装すると共に、中央部外側に
管材夫々の接続部の端縁に当接する突条状の当接部を、
端縁部側に管材夫々の接続部における内周面に当接して
嵌め入れられる内接部を、端縁部外側に接続部における
傾斜部分内周面に当接する傾斜内接部を夫々形成したこ
とを特徴とする溶着ジョイント具。 - 【請求項2】 当接部には加熱線に接続されている電極
端子を埋め込み状に配置してある請求項1記載の溶着ジ
ョイント具。 - 【請求項3】 当接部は、接続部の端縁が当接するほぼ
垂直にした下部の垂直面に連続する傾斜面を両側面に有
し、頂部が平坦面になっている断面でほぼ山台形状を呈
して、ジョイント具本体における中央部にその周方向に
沿って突部状に形成してある請求項1または2記載の溶
着ジョイント具。 - 【請求項4】 ジョイント具本体における内径は管材に
おける内径に比し小さくはないものとし、当接部におけ
る最大外径は管材における接続部の最大外径に比し僅か
に大きくしてあると共に、当接部における傾斜面と垂直
面との境界における外径は接続部の外径に比し僅かに小
さくし、傾斜内接部はジョイント具本体の中心線に対し
てほぼ30°程度の傾斜角度で傾斜しているものとして
ある請求項1乃至3のいずれか記載の溶着ジョイント
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10300573A JP2000130680A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 溶着ジョイント具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10300573A JP2000130680A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 溶着ジョイント具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130680A true JP2000130680A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17886474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10300573A Pending JP2000130680A (ja) | 1998-10-22 | 1998-10-22 | 溶着ジョイント具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130680A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10345034B4 (de) * | 2003-09-27 | 2006-06-14 | Rehau Ag + Co. | Anschlussstück für eine fluiddichte Verbindung zwischen mindestens zwei Rohrelementen sowie Rohrverbindungseinrichtung mit einem derartigen Anschlussstück |
CN114142410A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-04 | 北京中建润通机电工程有限公司 | 一种装配式建筑中管线连接结构及其方法 |
-
1998
- 1998-10-22 JP JP10300573A patent/JP2000130680A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10345034B4 (de) * | 2003-09-27 | 2006-06-14 | Rehau Ag + Co. | Anschlussstück für eine fluiddichte Verbindung zwischen mindestens zwei Rohrelementen sowie Rohrverbindungseinrichtung mit einem derartigen Anschlussstück |
CN114142410A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-04 | 北京中建润通机电工程有限公司 | 一种装配式建筑中管线连接结构及其方法 |
CN114142410B (zh) * | 2021-12-07 | 2023-08-18 | 北京中建润通机电工程有限公司 | 一种装配式建筑中管线连接结构及其方法 |
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