JP2000130585A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2000130585A
JP2000130585A JP10321371A JP32137198A JP2000130585A JP 2000130585 A JP2000130585 A JP 2000130585A JP 10321371 A JP10321371 A JP 10321371A JP 32137198 A JP32137198 A JP 32137198A JP 2000130585 A JP2000130585 A JP 2000130585A
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JP
Japan
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sealing
diameter
outer peripheral
sealing device
housing
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Withdrawn
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JP10321371A
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English (en)
Inventor
Koji Fujii
宏治 藤井
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧下における密封性能の向上を図った密封
装置を提供する。 【解決手段】 環状部材20は、その外周の傾斜面21
が外周シール部12aの傾斜面12cに沿って配置され
て、傾斜面どうしが接着される。また、この環状部材2
0の形状は、密封流体側に向かうにつれて拡径する環状
(筒状)となっており、拡径および縮径方向に変形自在
に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸とハウジング間
の隙間を密封するための密封装置に関し、特に、高圧下
で利用される密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封装置としては、たと
えば、図4に示したものがある。
【0003】図4は、従来技術に係る密封装置の概略構
成断面図を示している。
【0004】ただし、説明簡単のため、相手取り付け部
材の一つである軸については、取り付け時におけるその
表面の位置のみを一点鎖線で示している。
【0005】図に示したように、密封装置100は、軸
200とハウジング300との間の環状隙間を密封する
ことで、密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れを防
止するものである。
【0006】また、密封装置100は、軸200とハウ
ジング300との間の環状隙間に配置されると共に、大
気側Aに設けられた押し当て部材400に押し当てられ
た状態で配置される。
【0007】密封装置100は、概略、金属環101
と、金属環101に一体的に成形されるシール部102
と、から構成される。
【0008】ここで、シール部102は、ハウジング3
00の内周に密着する外周シール部102aと、軸20
0表面に摺動するシールリップ102bと、を有する。
【0009】このような構成によって、ハウジング30
0側では、外周シール部102aにより、また、軸20
0表面側ではシールリップ102bによって流体の漏れ
を防止していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0011】上述した従来技術の構成の場合には、密封
流体の圧力が高くなった場合には、外周シール部102
aは内径側に向かって変形する傾向にあり、外周側の密
封性能が低下する傾向にあった。
【0012】特に長期の使用によって、経時的に外周シ
ール部102aがへたってしまい、より一層内径側に向
かって変形する傾向にあった。
【0013】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、高圧
下における密封性能の向上を図った密封装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、軸とハウジング間の環状隙間に配
置されて、かつ、密封流体とは反対側に設けられた押し
当て部材に押し当てられた状態で配置されて、前記環状
隙間を密封する密封装置であって、前記ハウジングの内
周に密着してシールする外周シール部を備えた密封装置
において、前記外周シール部の密封流体側先端に密封流
体側に向かうにつれて拡径する傾斜面を設けると共に、
拡径および縮径方向に変形自在であって密封流体側に向
かうにつれて拡径する環状部材を、前記外周シール部の
傾斜面に沿って配置してなることを特徴とする。
【0015】したがって、密封流体側の圧力が高まるに
つれて環状部材は拡径方向に変形するため、外周シール
部の傾斜面が押圧されて、この外周シール部によるハウ
ジングの内周面への密着力が高まる。
【0016】前記環状部材に、略軸方向に向かって伸び
る少なくとも一つのスリットを形成してなるとよい。
【0017】したがって、スリットによって、環状部材
は拡径および縮径方向に変形自在となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0019】図1〜図3を参照して、本実施の形態に係
る密封装置について説明する。
【0020】図1は本実施の形態に係る密封装置の一部
破断断面図である。
【0021】ただし、説明簡単のため、相手取り付け部
材の一つである軸については、取り付け時におけるその
表面の位置のみを一点鎖線で示している。
【0022】図に示したように、密封装置1は、軸50
とハウジング60との間の環状隙間を密封することで、
密封流体側Oから大気側Aへの流体の漏れを防止するも
のである。
【0023】また、密封装置1は、軸50とハウジング
60との間の環状隙間に配置されると共に、大気側Aに
設けられた押し当て部材70に押し当てられた状態で配
置される。
【0024】密封装置1は、概略、シール本体10と、
密封流体側に向かうにつれて拡径する環状部材20と、
バックアップリング30と、スプリング40と、から構
成される。
【0025】ここで、シール本体10は、金属環11
と、この金属環11に一体成形されるシール部12と、
から構成される。
【0026】金属環11は、軸方向に伸びる円筒部11
aと、径方向の伸びるフランジ部11bと、から構成さ
れており、フランジ部11bは押し当て部材70に押し
当てられて支持される。
【0027】そして、シール部12は、ハウジング60
の内周に密着する外周シール部12aと、軸50表面に
摺動するシールリップ12bと、を備えている。
【0028】外周シール部12aの密封流体側先端に、
密封流体側に向かうにつれて拡径する傾斜面12cが設
けられている。
【0029】このように、外周(ハウジング)側が外周
シール部12aにより、内周(軸)側がシールリップ1
2bによって、シールされることで、流体の漏れを防止
している。
【0030】また、バックアップリング30は、シール
リップ12bの根元を支持するために配置されたもの
で、高圧状態などによって、シールリップ12bがめく
れてしまうことを防止する機能を備えたものである。
【0031】また、スプリング40は、シールリップ1
2bに対して軸方向に緊迫力を与えてシール性を維持さ
せるために配置されるものである。
【0032】そして、本実施の形態の特徴である環状部
材20は、その外周の傾斜面21が外周シール部12a
の傾斜面12cに沿って配置されて、傾斜面どうしが接
着される。
【0033】この環状部材20の形状は、密封流体側に
向かうにつれて拡径する環状(筒状)となっており、拡
径および縮径方向に変形自在に構成されており、その素
材は、金属や樹脂などが適用される。
【0034】この環状部材20を拡径および縮径方向に
変形自在とする構成については、特に限定するものでは
ないが、好適な例としては、スリット22を設けた例と
して、図2や図3に示したものがある。
【0035】図2に示した環状部材20aには、略軸方
向に向かって伸びて、貫通した一つのスリット22aが
形成されており、このスリット22aを形成したことに
よって、密封流体の圧力などに応じて、拡径および縮径
方向に変形することができる。
【0036】また、図3に示した環状部材20bには、
略軸方向(拡径側から縮径側)に向かって伸びて、貫通
しない複数のスリット22bが形成されており、このス
リット22bを形成したことによって、密封流体の圧力
などに応じて、拡径および縮径方向に変形することがで
きる。
【0037】以上のように、外周シール部12aの傾斜
面12cに沿って環状部材20を配置させたことによっ
て、密封流体の圧力が高まるにつれて、環状部材20は
密封流体側に向かうにつれて拡径する環状形状であるの
で、その内面側の圧力によって、その分力が拡径方向に
作用することになり、環状部材20は拡径方向に変形
し、外周シール部12aの傾斜面12cは拡径方向に押
圧されることになる。
【0038】したがって、外周シール部12aによるハ
ウジング内周への密着力が大きくなる。
【0039】このように、密封流体の圧力が大きくなる
につれて、密着力を大きくすることで、シール性能が向
上する。
【0040】また、長期の使用により、ゴムなどで構成
された外周シール部12aが経時的にへたってきた場合
でも、金属や樹脂などで構成された環状部材20によっ
て支持されるためシール性を維持できる。
【0041】したがって、シール性の寿命を向上させる
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、拡径お
よび縮径方向に変形自在であって密封流体側に向かうに
つれて拡径する環状部材を、外周シール部の傾斜面に沿
って配置したので、密封流体側の圧力が高まるにつれて
環状部材は拡径方向に変形するため、外周シール部の傾
斜面が押圧されて、この外周シール部によるハウジング
の内周面への密着力を高めることができ、高圧下におけ
るシール性を向上させることができる。
【0043】また、長期使用によって、外周シール部が
経時的にへたってきても、環状部材に支持されるため、
密封性能を維持することができ、寿命が向上する。
【0044】環状部材に、軸方向に向かって伸びる少な
くとも一つのスリットを形成することで、拡径および縮
径方向に変形自在とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る密封装置の一部破断
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る密封装置の主要部材
(環状部材)の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る密封装置の主要部材
(環状部材)の斜視図である。
【図4】従来技術に係る密封装置の概略構成断面図であ
る。
【符号の説明】
1 密封装置 10 シール本体 11 金属環 11a 円筒部 11b フランジ部 12 シール部 12a 外周シール部 12b シールリップ 12c 傾斜面 20,20a,20b 環状部材 21 傾斜面 22,22a,22b スリット 30 バックアップリング 40 スプリング 50 軸 60 ハウジング 70 押し当て部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸とハウジング間の環状隙間に配置され
    て、かつ、密封流体とは反対側に設けられた押し当て部
    材に押し当てられた状態で配置されて、前記環状隙間を
    密封する密封装置であって、 前記ハウジングの内周に密着してシールする外周シール
    部を備えた密封装置において、 前記外周シール部の密封流体側先端に密封流体側に向か
    うにつれて拡径する傾斜面を設けると共に、 拡径および縮径方向に変形自在であって密封流体側に向
    かうにつれて拡径する環状部材を、前記外周シール部の
    傾斜面に沿って配置してなることを特徴とする密封装
    置。
  2. 【請求項2】前記環状部材に、略軸方向に向かって伸び
    る少なくとも一つのスリットを形成してなることを特徴
    とする請求項1に記載の密封装置。
JP10321371A 1998-10-28 1998-10-28 密封装置 Withdrawn JP2000130585A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120063707A1 (en) * 2010-08-09 2012-03-15 Aktiebolaget Skf Guiding and sealing unit, in particular for a rod of a mono-tube shock-absorber and annular sealing assembly therefore

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120063707A1 (en) * 2010-08-09 2012-03-15 Aktiebolaget Skf Guiding and sealing unit, in particular for a rod of a mono-tube shock-absorber and annular sealing assembly therefore
US8591112B2 (en) * 2010-08-09 2013-11-26 Aktiebolaget Skf Guiding and sealing unit for a rod of a mono-tube shock absorber and annular sealing assembly therefore

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Effective date: 20060110