JP2000130242A - 冷却液温度センサの診断装置および冷却装置の診断装置 - Google Patents

冷却液温度センサの診断装置および冷却装置の診断装置

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JP2000130242A JP10305871A JP30587198A JP2000130242A JP 2000130242 A JP2000130242 A JP 2000130242A JP 10305871 A JP10305871 A JP 10305871A JP 30587198 A JP30587198 A JP 30587198A JP 2000130242 A JP2000130242 A JP 2000130242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水温センサの出力低下の故障の場合ほか、セ
ンサ出力が判定値を超える値に固定される故障の場合に
ついても、診断可能とする。 【解決手段】 センサ41は冷却液の温度に応じた出力
をし、エンジン始動後に所定の時間が経過した時期また
は所定のエンジン発熱量が生じた時期を計測時として設
定手段42が設定する。エンジン始動からこの計測時ま
でのセンサ41出力の変化量を算出手段43が算出し、
この変化量が所定値未満であるとき、センサ41に故障
があると判定手段44が判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷却液温度センサ
の診断装置および冷却装置の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの始動後の時間を計測するカウ
ンタを備え、このカウンタが所定値以上となった場合
に、水温センサにより検出される冷却水温が判定値に到
達していないとき、水温センサに出力低下の故障が生じ
たと診断するものがある(特開平10−073047号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の水温
が、水温センサの故障診断に用いる判定値より低いにも
拘わらず、センサ出力がその判定値を超える値に固定さ
れる故障(これもスティック故障)が生じたとき、従来
の水温センサの故障診断によれば、水温センサの故障と
判定できない。
【0004】これを説明すると、水温センサに出力低下
の故障が生じたとき、図9上段に示したように、水温セ
ンサが正常であるとき(実線参照)より、始動時からの
水温の立ち上がりが緩やかとなる(破線参照)。このと
き、判定タイミングでの冷却水温が判定値未満となり、
水温センサに故障が生じていると診断されるわけであ
る。これに対して、センサ出力が判定値を超える値に固
定される故障の場合は、図9下段のように判定タイミン
グでの冷却水温が、図9上段と同じに判定値以上となる
ため、故障が生じているとは診断されないのである。
【0005】そこで本発明は、水温センサ(冷却液温度
センサ)の故障診断において、エンジン始動後、所定の
区間を経過するまでにもしくは十分な発熱が生じるまで
に、水温センサ出力に所定値以上の変化がないとき、水
温センサに故障が生じていると判定することにより、水
温センサの出力低下の故障のほか、センサ出力が判定値
(従来のセンサの故障診断に用いる判定値)を超える値
に固定される故障についても、診断可能とすることを目
的とする。
【0006】また、この水温センサの故障診断結果をサ
ーモスタットの漏れ診断に活かすため、水温センサの故
障時はサーモスタットの漏れ診断を禁止することによ
り、水温センサの故障の影響を受けてサーモスタットの
漏れ診断に誤診断が生じないようにすることをも目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図10に
示すように、冷却液の温度に応じた出力をするセンサ4
1と、エンジン始動後に所定の時間が経過した時期また
は所定のエンジン発熱量が生じた時期を計測時として設
定する手段42と、エンジン始動からこの計測時までの
前記センサ出力の変化量を算出する手段43と、この変
化量が所定値未満であるとき、前記センサ41に故障が
あると判定する手段44とを備える。
【0008】第2の発明では、第1の発明において前記
センサ出力の変化量が、前記計測時までの前記センサ出
力の最大値と最小値の差、前記計測時までの前記センサ
出力の最大値と始動時の前記センサ出力の差、前記計測
時の前記センサ出力と始動時の前記センサ出力の差、前
記計測時の前記センサ出力と前記計測時までの前記セン
サ出力の最小値の差のいずれか一つである。
【0009】第3の発明は、エンジンからの発熱を冷却
液によって冷却する手段(たとえばウォータジャケッ
ト)と、冷却液が奪った熱を大気に放出するラジエータ
と、前記冷却手段からこのラジエータへと循環する冷却
液の流量を制御するサーモスタットとを備える冷却装置
において、図11に示すように、冷却液の温度に応じた
出力をするセンサ41と、エンジン始動後に所定の時間
が経過した時期または所定のエンジン発熱量が生じた時
期を計測時として設定する手段42と、この計測時の冷
却液温度を前記センサ出力に基づいてサンプリングする
手段51と、このサンプリングされた計測時の冷却液温
度が判定値未満であるとき、前記サーモスタット43に
漏れがあると判定する手段52と、始動から計測時まで
の前記センサ出力の変化量を算出する手段43と、この
変化量が所定値未満であるとき前記判定を禁止する手段
53とを備える。
【0010】第4の発明では、第3の発明において前記
センサ出力の変化量が、前記計測時までの前記センサ出
力の最大値と最小値の差、前記計測時までの前記センサ
出力の最大値と始動時の前記センサ出力の差、前記計測
時の前記センサ出力と始動時の前記センサ出力の差、前
記計測時の前記センサ出力と前記計測時までの前記セン
サ出力の最小値の差のいずれか一つである。
【0011】第5の発明は、エンジンからの発熱を冷却
液によって冷却する手段(たとえばウォータジャケッ
ト)と、冷却液が奪った熱を大気に放出するラジエータ
と、前記冷却手段からこのラジエータへと循環する冷却
液の流量を制御するサーモスタットとを備える冷却装置
において、図12に示すように、冷却液の温度に応じた
出力をするセンサ41と、エンジン始動後に計測区間を
設定する手段61と、この計測区間の前記センサ出力の
最大値をサンプリングする手段62と、前記計測区間で
十分な発熱があったかどうかを判定する手段63と、前
記計測区間で前記センサ出力が収束したかどうかを判定
する手段64と、これらの判定結果より計測区間で十分
な発熱があり、かつセンサ出力が収束した場合に、前記
サンプリングされた計測区間のセンサ出力の最大値が判
定値未満のとき、前記サーモスタットに漏れが生じたと
判定する手段65と、エンジン始動から前記計測区間の
開始前までの前記センサ出力の変化量を算出する手段6
6と、この変化量が所定値未満であるとき前記判定を禁
止する手段67とを備える。
【0012】第6の発明では、第5の発明において前記
センサ出力の変化量が、前記計測区間の開始前までの前
記センサ出力の最大値と最小値の差、前記計測区間の開
始前までの前記センサ出力の最大値と始動時の前記セン
サ出力の差、前記計測区間の開始直前の前記センサ出力
と始動時の前記センサ出力の差、前記計測区間の開始直
前の前記センサ出力と前記計測区間の開始前までの前記
センサ出力の最小値の差のいずれか一つである。
【0013】
【発明の効果】センサに出力低下の故障が生じたとき、
センサが正常であるときより、始動時からの水温の立ち
上がりが緩やかとなる。このとき、第1、第2の各発明
によれば、エンジン始動から計測時までのセンサ出力の
変化量が所定値未満となり、センサに故障が生じたと診
断される。一方、センサ出力が判定値(従来のセンサの
故障診断に用いる判定値のこと)を超える値に固定され
る故障が生じたときも、エンジン始動から計測時までの
センサ出力の変化量が所定値未満となるので、センサに
故障が生じたと診断される。
【0014】このように、第1、第2の各発明によれ
ば、センサの出力低下の故障のほか、センサ出力が判定
値(従来のセンサの故障診断に用いる判定値)を超える
値に固定される故障についても、診断できる。
【0015】故障の生じたセンサ出力を用いてサーモス
タットの漏れ診断を行ったのでは、サーモスタットに漏
れがあるとの誤診断が生じるのであるが、第3、第4の
各発明によれば始動から計測時までのセンサ出力の変化
量が所定値未満であるとき、また、第5、第6の各発明
によれば始動から計測区間の開始前までのセンサ出力の
変化量が所定値未満であるとき、つまりセンサ故障時に
サーモスタットの漏れ診断を禁止するので、誤ってサー
モスタットに漏れがあると判断することを回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、吸気通路2から吸
入される空気はインジェクタ3からの噴射燃料と混じっ
て、混合気が形成され、この混合気は燃焼室4内で点火
プラグ5の火花点火によって着火し燃焼する。このとき
の燃焼圧力でピストン6が押し下げられ、ピストン6と
連動するクランクシャフト7が回転力を与えられて回転
する。燃焼した後のガスは、排気通路8から大気へと放
出される。
【0017】エアフローメータ12からの吸入空気量信
号、クランク角センサ13からのエンジン回転数信号、
水温センサ14からの冷却水温信号が、O2センサ15
からの信号とともに、入力されるコントロールユニット
11では、これらの信号に基づいて、1燃焼サイクル当
たりの吸入空気量とインジェクタ3からの燃料噴射量と
の比が所定値となるようにインジェクタ3からの燃料噴
射量を制御する。
【0018】エンジン1には冷却装置を備える。これを
図2により説明する。なお、冷却水の流れは、図中矢印
で示す。
【0019】燃焼室4の周囲を冷却するため、ウォータ
ジャケット21が形成される。同図は、V型6気筒エン
ジンの場合であるため、バンク毎にウォータジャケット
22、23が形成される。図で右側に位置するバンクを
右バンク、図で左側に位置するバンクを左バンクとする
と、右バンク用ウォータジャケット22は、シリンダブ
ロック側ウォータジャケット22aとシリンダヘッド側
ウォータジャケット22bとから、また、左バンク用ウ
ォータジャケット23は、シリンダブロック側ウォータ
ジャケット23aとシリンダヘッド側ウォータジャケッ
ト23bからなり、シリンダブロック側ウォータジャケ
ット22a、23aの2つの入口並びにシリンダヘッド
側ウォータジャケット22b、23bの2つの出口が連
通路24、25によって接続されている。
【0020】26は、図示しないベルトおよびプーリを
介してクランクシャフト7の回転力により駆動されるウ
ォータポンプで、このウォータポンプ26により吐出さ
れる冷却水は、シリンダブロック側ウォータジャケット
22a、23aを循環した後にシリンダヘッド側ウォー
タジャケット22b、23bに流入するとともに(F1
参照)、シリンダブロック側ウォータジャケット22
a、23aの端部から直接シリンダヘッド側ウォータジ
ャケット22b、23bに流入する(F2参照)。
【0021】このようにしてウォータジャケット21を
流れる途中で昇温した冷却水は、通路27を介してラジ
エータ28に導かれ、外気によって冷やされる。冷やさ
れた冷却水はラジエータ28より通路29を介してウォ
ータジャケット21の入口に戻される。
【0022】また、ウォータジャケット21の出口ら流
出する冷却水を、ラジエータ28をバイパスしてウォー
タポンプ26の入口に導くバイパス通路30と、連通路
25から分岐しこのバイパス通路30に合流するヒータ
通路31とが配設されている。
【0023】一方、ラジエータ28からの戻り通路29
には、この通路29を冷却水温に応じて開閉するサーモ
スタット32が介装され、このサーモスタット32の下
流側に上記のバイパス通路30が合流される。ただし、
サーモスタット32の感温部はバイパス通路30の合流
部より下流に設けられている。
【0024】このサーモスタット32は、エンジンの暖
機完了後であれば、ウォータジャケット21内の冷却水
温が所定の範囲を越えるとき開かれ、ウォータジャケッ
ト21内の冷却水温が所定の範囲を下回るとき閉じられ
る。ウォータジャケット21内の冷却水温が所定の範囲
を越えるときは、冷却水をラジエータ28に循環させる
ことにより冷やし、また、ウォータジャケット21内の
冷却水温が所定の範囲を下回るときは、冷却水をバイパ
ス通路30に流すことにより冷却水が冷やされるのを中
止し、これによって、ウォータジャケット21内の冷却
水温が所定の範囲に維持される。
【0025】これに対して、エンジンの冷間始動時には
閉じられる。このとき、ウォータジャケット21から流
れ出る冷却水の全量はバイパス通路30を通って流れ、
これによりエンジンの暖機が促され、未燃焼HC、CO
の排出量が低減される。
【0026】さて、サーモスタット32の周りに漏れが
生じたり、サーモスタット32が開弁したままとなって
閉弁できなくなる故障が生じると、エンジンの暖機完了
前からウォータジャケット21内の冷却水がラジエータ
28を循環することになり、エンジンの暖機が遅れる。
エンジンの暖機が遅れると、HC、COの排出量が多く
なる。
【0027】これに対処するため、コントロールユニッ
ト11では、図3に示したように、始動時より所定時間
の経過後に計測区間を定め、その計測区間で十分な発熱
がありかつ水温センサ出力が収束していることを条件と
して、計測区間の水温最大値と判定値を比較し、計測区
間の水温最大値が判定値未満のときサーモスタット32
に漏れ故障が生じたと診断する。
【0028】このサーモスタットの漏れ診断について
は、先願装置(特願平9−319788号)により提案
しているので、図4、図5のフローチャートにより簡単
に説明しておくと、これはエンジンの始動時より一定時
間毎に実行する。
【0029】まずステップ1でエアフローメータ9によ
り検出される吸入空気流量QAを所定時間当たり(つま
り演算周期当たり)のエンジン発熱量に変換するととも
に、その発熱量変換値QATHMOを始動時から積算し
た値を始動後発熱量積算値SUQATHとして算出す
る。なお、始動後発熱量積算値SUQATHはイグニッ
ションスイッチのOFFからONへの切換時に0に初期
設定しておく。
【0030】ステップ2では、診断禁止フラグをみる。
今回の運転時に診断がまだ行われていなければ、診断禁
止フラグ=0であるので、ステップ3に進み、診断許可
条件が成立するかどうかをみる。この診断許可条件に
は、 エンジンが回転中であること、 エアフローメータ12、クランク角センサ13、水温
センサ14のいずれにも故障がないこと があり、これら、の両方を満足するときが診断許可
条件の成立時である。
【0031】診断許可条件が成立したときは、ステップ
4に進んで冷却水温TWNと所定値TWNOK#(たと
えば70℃)を比較する。TWN≧TWNOK#である
(つまりエンジンの暖機が完了している)ときは、図5
のステップ16、17に進み、サーモスタットは正常
(図では「OK」で示す)であるとの判定を行うととも
に、診断禁止フラグ=1として今回の処理を終了する。
この診断禁止フラグ=1により、イグニッションスイッ
チがOFFとなるまで再度の診断が禁止される。
【0032】一方、TWN<TWNOK#であるとき
は、図4のステップ4よりステップ5に進み、漏れ故障
(図では「NG」で示す)判定の開始条件が成立してい
るかどうかをみる。
【0033】この漏れ故障の判定開始条件には、 始動後発熱量積算値SUQATHが所定値TOQAT
H以上であること、 始動後の運転時間が所定値TMTHMO#以上である
こと があり、これら、の両方を満足するときが漏れ故障
判定開始条件の成立時である。
【0034】ここで、の条件は冷却水が凍っている場
合に、その凍った冷却水を全部溶かすためのエンジン発
熱量が与えられたかどうかを判定するものである。を
条件とするのは、始動時よりある時間が経過しないと、
エンジンが暖まらないためである。
【0035】漏れ故障判定開始条件が成立したときは、
計測を開始するため、ステップ6に進んで水温モニター
タイマーTIMTHMをみる。TIMTHM=0である
ときは、漏れ故障判定開始条件が初めて成立したとき
(つまり計測開始時)であるので、ステップ7に進み、
計測開始時の冷却水温を水温モニター基準値TWTHS
Tに移してセットした後、計測区間の時間計測のためス
テップ8で水温モニタータイマーTIMTHMをインク
リメントする。
【0036】ステップ8ではまた、計測区間の発熱量積
算値SUQIVL、計測区間の発熱量平均値AVQIV
L、計測区間の冷却水温最大値TWTHXを算出したあ
と図5に進む。
【0037】ここで、計測区間は、漏れ故障判定開始条
件が成立したタイミング(計測開始タイミング)より水
温モニタータイマーTIMTHMが所定値TTHIVL
#と一致するまでの区間である(図3参照)。また、計
測区間の発熱量積算値SUQIVLは計測区間で発熱量
変換値QATHMOを積算した値(初期値は0)、計測
区間の発熱量平均値AVQIVLは、SUQIVLを計
測区間の時間で割った値である。
【0038】なお、水温モニタータイマーTMTHMの
インクリメントにより次回からは、ステップ6でTIM
THM≠0となるので、ステップ7を飛ばしてステップ
8の処理を実行することになる。
【0039】次に、図5のステップ10では、水温モニ
タータイマーTIMTHMと所定値TTHIVL#を比
較する。TIMTHM<TTHIVL#であるときは、
そのまま今回の処理を終了し、TIMTHM≧TTHI
VL#となったとき、計測区間が終了したと判断してス
テップ11以降に進む。
【0040】ステップ11、12では次の条件 計測区間の発熱量平均値AVQIVLが所定値THQ
ATH以上であること、 計測区間の水温最大値TWTHXと水温モニター基準
値(計測開始時の冷却水温)TWTHSTの差が所定値
THTWTH#未満であること が成立しているかどうかみる。
【0041】ここで、はエンジンが十分に発熱してい
るかどうかを確認するものである。の条件は水温セン
サ出力が収束したかどうかを判定するものである。
【0042】上記の、の両方を満たす(計測区間の
終了時に、十分なエンジン発熱量が冷却水に与えられ、
かつ水温センサ出力が収束している)ときは、ステップ
13に進み、計測区間の水温最大値TWTHXと判定値
TWNOK#を比較し、TWTHX<TWNOK#のと
き、ステップ14、15に進んでサーモスタットに漏れ
故障が生じたと判定し、診断禁止フラグ=1として、イ
グニッションスイッチがOFFとなるまで診断を禁止す
る。なお、漏れ判定時は運転席内の警告灯(図示しな
い)を点灯して運転者にサーモスタットの漏れが生じた
ことを知らせるようにすることもできる。
【0043】一方、上記の、のいずれかでも満たさ
ないときはサーモスタットに漏れが生じたかどうかの判
定を行うことができないので、ステップ11、12より
ステップ18に進んで、またステップ13でTWTHX
≧TWNOK#のときは、サーモスタットに漏れが生じ
たといえないので、いずれもステップ18に進んで、各
データをクリアする。
【0044】また、図4のステップ2で診断禁止フラグ
=1のとき、図4のステップ3で診断許可条件が非成立
のときあるいは図4のステップ5で漏れ故障判定開始条
件が非成立のときは、いずれもステップ9に進んで各デ
ータをクリアする。
【0045】なお、エンジンの発熱量に対しては、車速
による発熱量補正、車速による放熱量補正および外気温
による放熱量補正を行うようにすることもできる(特願
平9−319788号参照)。
【0046】このように、先願装置によれば、始動時よ
り所定時間の経過後に計測区間を定め、その計測区間で
十分な発熱があることを条件として、計測区間の水温最
大値TWTHMXと判定値TWNOK#を比較し、計測
区間の水温最大値TWTHMXが判定値TWNOK#未
満のときサーモスタットに漏れが生じたと診断していの
であるが、十分な発熱があった場合に何らかの原因(た
とえばセンサ素子部の故障)でセンサ出力が上記の判定
値TWNOK#未満の値に固定される故障(スティック
故障)が生じたときには、正常なサーモスタットであっ
ても、サーモスタットに漏れがあると誤判定してしま
う。
【0047】しかしながら、実際には、サーモスタット
の漏れ診断についての診断許可条件として水温センサ1
4に故障がないことを追加し(上記の参照)、このサ
ーモスタットの漏れ診断に先立って従来の水温センサの
故障診断を行わせておけば、サーモスタットに漏れがあ
るとの誤判定が生じることはない。従来の水温センサの
故障診断では、エンジン始動後の経過時間が所定値以上
となったときの冷却水温が判定値よりも低いとき、水温
センサに故障が生じているとの診断を行っている。した
がって、水温センサの故障診断に用いる判定値を、上記
のサーモスタットの漏れ診断に用いる判定値TWNOK
#と同じにしておけば、センサ出力がその判定値TWN
OK#未満の値に固定される故障が生じたとき、従来の
水温センサの故障診断においても、水温センサに故障あ
りと判定され、これによって、サーモスタットの漏れ診
断についての診断許可条件が非成立となり、サーモスタ
ットの漏れ診断が行われることがないからである。
【0048】このようにして、従来の水温センサの故障
診断がサーモスタットの漏れ診断に与える影響を排除で
きるのであるが、さらに考えると、実際の冷却水温が、
水温センサの故障診断に用いる上記の判定値より低いに
も拘わらず、センサ出力がその判定値を超える値に固定
される故障(これもスティック故障)が生じたとき、従
来の水温センサの故障診断によれば、水温センサの故障
と判定できない。
【0049】これに対処するためコントロールユニット
11では、サーモスタットの漏れ診断に先立つ水温セン
サの故障診断において、その故障診断であらかじめ定め
た判定タイミング(計測時)になるまでに最高水温と最
低水温をサンプリングしておき、判定タイミングになる
と、最高水温と最低水温の差(始動から計測時までの水
温センサ出力の変化量)と所定値とを比較し、最高水温
と最低水温の差が所定値未満となったとき、水温センサ
に故障が生じたとの診断を行わせる。
【0050】コントロールユニット11で実行されるこ
の水温センサの故障診断の制御内容を図6のフローチャ
ートにより説明する。
【0051】なお、水温センサの診断そのものの構成
は、図4、図5のサーモスタットの診断とほぼ変わりな
いので、サーモスタットの診断と対比しつつ説明する。
【0052】まずステップ21、22は図4のステップ
1、2と同様である。すなわち、ステップ21では、診
断禁止フラグ2をみる。今回の運転時に水温センサ14
の診断がまだ行われていなければ、診断禁止フラグ2=
0であるので、ステップ22に進み、診断許可条件が成
立するかどうかをみる。この診断許可条件には、 エンジンが回転中であること、 エアフローメータ12およびクランク角センサ13に
故障がないこと があり、これらの両方を満足するときが診断許可条件の
成立時である。
【0053】ここで、上記と相違して、の条件に
は、水温センサに故障がないこと、という条件が入って
いないことはいうまでもない。ただし、の条件に、水
温センサに断線故障が生じていないこと、を含めること
はできる。水温センサの故障といっても、断線故障とそ
れ以外の故障とは、診断方法が異なり、本発明では、断
線故障以外の故障(センサ出力が低下する故障とスティ
ック故障)を対象としている。したがって、水温センサ
に断線故障が生じているかどうかは別のルーチンにより
診断することになる。
【0054】診断許可条件の成立時はステップ23、2
4に進み、水温センサ出力をサンプリングし、エンジン
始動後の最低水温と最高水温を算出する。
【0055】ここで、始動時水温でなく、最低水温とし
たのは、寒冷地においてエンジンの暖機を早めるため、
シリンダブロックにヒータを備えているものにも対処す
るためである。こうしたブロックヒータを備えるエンジ
ンでは、外気温が氷点下20℃〜30℃の条件でエンジ
ンを始動したとき、始動時からの冷却水温の変化が図7
のようになる(始動時水温からいったん低下した後、上
昇する)ので、判定タイミングになるまでの水温変化量
を計測するには、最低水温のほうがふさわしいからであ
る。
【0056】ステップ25、26は図5のステップ1
0、11と同様である。すなわち、ステップ25では始
動後時間タイマーと所定値を比較する。ここで、始動後
時間タイマーは、始動からの経過時間を計測するもので
ある。始動後時間モニターが所定値未満であるときはそ
のまま今回の処理を終了し、始動後時間モニターが所定
値以上となったとき、判定タイミングになったと判断し
てステップ26以降に進む。この判定タイミングは、サ
ーモスタットの漏れ診断における計測開始時より時間的
に前に訪れるようにしなければならない。
【0057】ステップ26では冷却装置の診断のところ
で述べた始動後発熱量積算値SUQATHと所定値を比
較し、始動後発熱量積算値SUQATHが所定値以上で
あるときだけステップ27以降に進む。
【0058】ステップ27では、最高水温と最低水温の
差と所定値を比較する。最高水温と最低水温の差が所定
値未満であれば、ステップ28に進んで水温センサに故
障(図では「NG」で略記)が生じたと、また最高水温
と最低水温の差が判定値以上であるときはステップ29
に進んで水温センサは正常(図では「OK」で略記)で
あると判定する。
【0059】続くステップ30では診断禁止フラグ2=
1として、イグニッションスイッチがOFFとなるまで
診断を禁止する。なお、水温センサについての故障、正
常の診断結果は、サーモスタットの漏れ診断に必要とな
るので、RAMに記憶させておく。
【0060】一方、ステップ26で始動後発熱量積算値
SUQATHが所定値未満であるときは、水温センサに
故障が生じたかどうかの判定を行うことができないの
で、ステップ31に進んで、各データをクリアする。ま
た、ステップ21で診断禁止フラグ2=1のときは、ス
テップ32に進んで各データをクリアする。
【0061】ここで、本実施形態の作用を図8のモデル
図を参照しながら説明する。
【0062】水温センサに出力低下の故障が生じたと
き、図8上段(図9上段と同じ波形)のように水温セン
サが正常であるとき(実線参照)より、始動時からの水
温の立ち上がりが緩やかとなる(破線参照)。このと
き、本実施形態によれば、最高水温(=判定タイミング
の冷却水温)と最低水温(=始動時水温)の差が所定値
未満となり、水温センサに故障が生じたと診断される。
つまり、破線特性の場合に故障があると、また実線特性
の場合に故障なしと判定されるように所定値を設定して
おくことで、従来の水温センサの故障診断と同じに、水
温センサに出力低下が生じた故障を診断できるわけであ
る。
【0063】一方、図8下段(図9下段と同じ波形)
は、センサ出力が判定値(従来の水温センサの故障診断
に用いる判定値のこと)を超える値に固定される故障が
生じたときのものである。こうした故障は、従来の水温
センサの故障診断によれば診断できなかったのである
が、本実施形態によれば、最高水温(≒始動時水温)と
最低水温(≒始動時水温)の差がほぼゼロ(つまり所定
値未満)となるので、水温センサに故障が生じたと診断
される。
【0064】このように、本実施形態では、判定タイミ
ングになるまで最高水温と最低水温をサンプリングして
おき、判定タイミングになると、最高水温と最低水温の
差と所定値とを比較し、最高水温と最低水温の差が所定
値未満となったとき、水温センサに故障が生じたと判定
するようにしたので、水温センサに出力低下の故障が生
じた場合のほか、センサ出力が判定値(従来の水温セン
サの故障診断に用いる判定値)を超える値に固定される
故障が生じた場合にも、故障が生じていると診断できる
ことになった。
【0065】実施形態では、水温センサ出力の変化量を
みるパラメータとして、判定タイミング(計測時)にな
るまでの最高水温と最低水温を用いる場合で説明した
が、これに限られるものでなく、始動時水温と最高水
温、始動時水温と判定タイミングでの冷却水温あるいは
最低水温と判定タイミングでの冷却水温を用いることが
可能である。
【0066】実施形態では、エンジン始動後に、所定の
時間が経過しかつ十分なエンジン発熱があった場合を判
定タイミング(計測時)としているが、エンジン始動後
に所定の時間が経過したときまたはエンジン始動後に十
分なエンジン発熱があったときを判定タイミングとして
もかまわない。
【0067】また、サーモスタットの漏れ診断におい
て、先願装置では計測区間を設けているが、本発明のサ
ーモスタットの漏れ診断は、計測区間を設けているもの
に限定されるものでなく、たとえば、計測区間の開始時
を計測時として、センサ出力の収束を判定することな
く、漏れ診断を行わせるものでもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のエンジンの制御システム図。
【図2】冷却装置のシステム図。
【図3】エンジン始動からのセンサ出力の変化波形図。
【図4】サーモスタットの漏れ診断を説明するためのフ
ローチャート。
【図5】サーモスタットの漏れ診断を説明するためのフ
ローチャート。
【図6】水温センサの故障診断を説明するためのフロー
チャート。
【図7】エンジン始動からのセンサ出力の変化波形図。
【図8】本発明の作用を説明するための波形図。
【図9】従来装置の作用を説明するための波形図。
【図10】第1の発明のクレーム対応図。
【図11】第3の発明のクレーム対応図。
【図12】第5の発明のクレーム対応図。
【符号の説明】
11 コントロールユニット 14 水温センサ 21 ウォータジャケット 28 ラジエータ 32 サーモスタット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却液の温度に応じた出力をするセンサ
    と、 エンジン始動後に所定の時間が経過した時期または所定
    のエンジン発熱量が生じた時期を計測時として設定する
    手段と、 エンジン始動からこの計測時までの前記センサ出力の変
    化量を算出する手段と、 この変化量が所定値未満であるとき、前記センサに故障
    があると判定する手段とを備えることを特徴とする冷却
    液温度センサの診断装置。
  2. 【請求項2】前記センサ出力の変化量は、前記計測時ま
    での前記センサ出力の最大値と最小値の差、前記計測時
    までの前記センサ出力の最大値と始動時の前記センサ出
    力の差、前記計測時の前記センサ出力と始動時の前記セ
    ンサ出力の差、前記計測時の前記センサ出力と前記計測
    時までの前記センサ出力の最小値の差のいずれか一つで
    あることを特徴とする請求項1に記載の冷却液温度セン
    サの診断装置。
  3. 【請求項3】エンジンからの発熱を冷却液によって冷却
    する手段と、 冷却液が奪った熱を大気に放出するラジエータと、 前記冷却手段からこのラジエータへと循環する冷却液の
    流量を制御するサーモスタットとを備える冷却装置にお
    いて、 冷却液の温度に応じた出力をするセンサと、 エンジン始動後に所定の時間が経過した時期または所定
    のエンジン発熱量が生じた時期を計測時として設定する
    手段と、 この計測時の冷却液温度を前記センサ出力に基づいてサ
    ンプリングする手段と、このサンプリングされた計測時
    の冷却液温度が判定値未満であるとき、前記サーモスタ
    ットに漏れがあると判定する手段と、 始動から計測時までの前記センサ出力の変化量を算出す
    る手段と、 この変化量が所定値未満であるとき前記判定を禁止する
    手段とを備えることを特徴とする冷却装置の診断装置。
  4. 【請求項4】前記センサ出力の変化量は、前記計測時ま
    での前記センサ出力の最大値と最小値の差、前記計測時
    までの前記センサ出力の最大値と始動時の前記センサ出
    力の差、前記計測時の前記センサ出力と始動時の前記セ
    ンサ出力の差、前記計測時の前記センサ出力と前記計測
    時までの前記センサ出力の最小値の差のいずれか一つで
    あることを特徴とする請求項3に記載の冷却装置の診断
    装置。
  5. 【請求項5】エンジンからの発熱を冷却液によって冷却
    する手段と、 冷却液が奪った熱を大気に放出するラジエータと、 前記冷却手段からこのラジエータへと循環する冷却液の
    流量を制御するサーモスタットとを備える冷却装置にお
    いて、 冷却液の温度に応じた出力をするセンサと、 エンジン始動後に計測区間を設定する手段と、 この計測区間の前記センサ出力の最大値をサンプリング
    する手段と、 前記計測区間で十分な発熱があったかどうかを判定する
    手段と、 前記計測区間で前記センサ出力が収束したかどうかを判
    定する手段と、 これらの判定結果より計測区間で十分な発熱があり、か
    つセンサ出力が収束した場合に、前記サンプリングされ
    た計測区間のセンサ出力の最大値が判定値未満のとき、
    前記サーモスタットに漏れが生じたと判定する手段と、 エンジン始動から前記計測区間の開始前までの前記セン
    サ出力の変化量を算出する手段と、 この変化量が所定値未満であるとき前記判定を禁止する
    手段とを備えることを特徴とする冷却装置の診断装置。
  6. 【請求項6】前記センサ出力の変化量は、前記計測区間
    の開始前までの前記センサ出力の最大値と最小値の差、
    前記計測区間の開始前までの前記センサ出力の最大値と
    始動時の前記センサ出力の差、前記計測区間の開始直前
    の前記センサ出力と始動時の前記センサ出力の差、前記
    計測区間の開始直前の前記センサ出力と前記計測区間の
    開始前までの前記センサ出力の最小値の差のいずれか一
    つであることを特徴とする請求項5に記載の冷却装置の
    診断装置。
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