JP2000129956A - 建築物の制振構造 - Google Patents

建築物の制振構造

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JP2000129956A
JP2000129956A JP10302722A JP30272298A JP2000129956A JP 2000129956 A JP2000129956 A JP 2000129956A JP 10302722 A JP10302722 A JP 10302722A JP 30272298 A JP30272298 A JP 30272298A JP 2000129956 A JP2000129956 A JP 2000129956A
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damper
elasto
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vibration
plastic
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JP10302722A
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Yasuhiko Takahashi
泰彦 高橋
Tsuyoshi Sano
剛志 佐野
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾塑性ダンパーおよび粘性ダンパーが設けら
れる補剛部材の剛性を過剰に増大することなく、粘性ダ
ンパーが備える本来の微振動の吸収機能を十分に確保す
る。 【解決手段】 柱部材10,10aおよび梁部材12,
12aによってラーメン構造となる主架構14が矩形状
に構築される。主架構14の下辺となる梁部材12の中
央部に間柱16を立設する。間柱16の頂部16aを、
粘性ダンパー18および弾塑性ダンパー20を介して上
辺となる梁部材12aの端部近傍に結合する。粘性ダン
パー18および弾塑性ダンパー20は、粘性ダンパー1
8を間柱16側、弾塑性ダンパー20を主架構14側と
なるように直列配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の制振構
造、とりわけ、主架構が柱部材および梁部材により矩形
状に構成され、この矩形状の主架構のいずれかの辺から
補剛部材を突設するとともに、この補剛部材の先端部と
主架構との間にダンパーを介在させて制振するようにし
た建築物の制振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の建築物の制振構造としては、例
えば実開平4−111670号公報(Int.Cl. E04H 9/0
2 )に開示されたものがある。これは図11に示すよう
に、主架構を構成する隣接する柱部材1,1と天井相当
部分の梁2との両交差部分からV字状のブレース3を垂
設し、このブレース3下端と上記両柱部材1,1との間
に鉛押し出しダンパーとして構成される弾塑性ダンパー
4,4を設けると共に、ブレース3下端と水平材6との
間に粘性剪断ダンパーとして構成される粘性ダンパー5
を設けるようになっている。
【0003】上記弾塑性ダンパー4,4は、これが降伏
することによって振動エネルギーが吸収される構造とな
っており、この弾塑性ダンパー4,4では大きな振動の
減衰に有効となる。しかしながらこの弾塑性ダンパー
4,4は、これが塑性化するまでの比較的小さな振動に
対しては制振効果が得られないこと、当該ダンパー4,
4が塑性化すると高い制振効果が得られるが入力振動終
了後に主架構と弾塑性ダンパー4,4の双方に変形や応
力が残留することなどの問題がある。
【0004】一方、上記粘性ダンパー5は粘性流体が移
動するときの減衰抵抗によって振動を減衰できるように
なっており、小さな振動から振動減衰の効果が期待でき
る。この粘性ダンパー5に関しては非常に高い粘性減衰
係数を有する高減衰力オイルダンパーなどが提案され実
用化に向けて開発が進められているが、粘性ダンパー5
としてこのような高性能なものを用いる場合、大振動の
入力時にこの粘性ダンパー5から主架構に伝達される高
い減衰力に対応するため、ダンパー5と主架構の接続部
や主架構自体に補強などを施したり、ダンパー5の粘性
減衰特性に非線形性を持たせてダンパー5からの入力を
制限するなどの配慮が必要となる。
【0005】そして、かかる従来の建築物の制振構造に
あっては、ブレース3下端に設けられる弾塑性ダンパー
4,4と粘性ダンパー5とは互いに並列関係に配置され
るようになっている。このため、柱部材1,1と梁2,
2とからなる主架構に入力された振動は常に上記弾塑性
ダンパー4,4と上記粘性ダンパー5とに独立して入力
されることになる。このため、建築物に微小振動が入力
された場合には、粘性ダンパー5で微小振動を効果的に
吸収したとしても、別経路を介して弾塑性ダンパー4,
4に振動が伝達されてしまうため、この弾塑性ダンパー
4,4によって振動が伝播されてしまう。このため、上
記弾塑性ダンパー4,4と粘性ダンパー5とを併設した
にもかかわらず、粘性ダンパー5による微小振動の減衰
効果が十分に得られない場合もある。
【0006】また、建築物に大きな振動が入力された場
合には、粘性ダンパー5と並列関係にあってブレース3
下端と柱部材1,1との間に独立に強固に固定した弾塑
性ダンパー4,4には残留変形や残留応力が生じ、これ
に伴って主架構にも変形や応力が残留するので、これら
弾塑性ダンパー4,4の交換が必要になることもある。
これら弾塑性ダンパー4,4の交換を行う際には、当該
弾塑性ダンパー4,4周りの変形を矯正してから行う必
要があるなど、その交換作業が非常に煩雑になってしま
う。
【0007】そこで、特開平9−324557号公報
(Int.Cl.E04H 9/02)に開示されるように、建築物に小
さな振動および大きな振動のいずれが入力された場合に
も効果的に振動を減衰すると共に、大きな振動の入力に
より残留変形が生じた弾塑性ダンパーの交換を容易にす
る建築物の制振構造が提案されている。
【0008】即ち、この建築物の制振構造は図12に示
すように、水平方向および上下方向に適宜間隔を隔てて
配置された柱部材1,1と梁部材2,2とによって矩形
状の主架構が構成された建築物にあって、主架構の下辺
となる梁部材2の中央部から補剛部材として間柱7を立
設し、この間柱7の頂部7aを弾塑性ダンパー4,4と
粘性ダンパー5とを介して上辺となる梁部材2に結合し
てある。弾塑性ダンパー4,4は2個設け、これら弾塑
性ダンパー4,4間に粘性ダンパー5を介在してそれぞ
れを直列配置してある。
【0009】従って、かかる制振構造では、建築物に振
動が入力されると、矩形状の主架構の変形を伴いつつ間
柱7は主架構との間で相対変位し、この相対変位に起因
して弾塑性ダンパー4,4および粘性ダンパー5に振動
が入力される。この振動が小さい場合は、粘性ダンパー
5が作用して振動減衰し、振動が大きい場合は、弾塑性
ダンパー4,4と粘性ダンパー5とが作用して振動減衰
できるため、建築物に入力される振動の大小にかかわら
ず振動減衰することができる。また、大きな振動入力に
より上記弾塑性ダンパー4,4に残留変形や残留応力が
生じてこれを交換する際にも、この弾塑性ダンパー4,
4と直列配置された粘性ダンパー5の変形吸収機能によ
って寸法的な融通を効かせることにより、新たな弾塑性
ダンパーの交換作業を容易することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の建築物の制振構造にあっては、弾塑性ダンパー
4,4が粘性ダンパー5を挟んで直列配置されており、
該粘性ダンパー5の間柱7側に一方の弾塑性ダンパー4
が配置されることになる。つまり、上述したように間柱
7の剛性は、柱1,1および梁2,2で構成される主架
構より小さくなっており、特に振動入力時に頂部7aに
発生する回転モーメントによって該間柱7の剛性が低下
される。このため、上記一方の弾塑性ダンパー4は間柱
7と一体となって柔軟に変形してしまい、これによって
上記粘性ダンパー5に入力されるべき振動が吸収されて
しまう。従って、該粘性ダンパー5に入力される振動が
低減して、この粘性ダンパー5による微少振動の吸収機
能が著しく低下されてしまう。
【0011】従って、上記粘性ダンパー5による振動吸
収機能を向上するためには間柱7の剛性を高くする必要
があるが、この場合、必然的に間柱7の断面積を増大し
たり、補強部材を付加することになり、経費が嵩んで工
費の上昇が余儀なくされてしまうという課題があった。
【0012】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、弾塑性ダンパーおよび粘性ダンパー
が設けられる補剛部材の剛性を過剰に増大することな
く、粘性ダンパーが備える本来の微振動の吸収機能を十
分に確保することができる建築物の制振構造を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す建築物の制振構造は、水平
方向および上下方向に適宜間隔を隔てて配置された柱部
材と梁部材とによって矩形状の主架構が構成された建築
物において、該矩形状の主架構のいずれかの辺から補剛
部材を突設し、この補剛部材の先端部を、粘性ダンパー
および弾塑性ダンパーを介して該補剛部材を突設した辺
以外の辺に結合するとともに、これら粘性ダンパーおよ
び弾塑性ダンパーは、粘性ダンパーが補剛部材側、弾塑
性ダンパーが主架構側となるように直列配置する。
【0014】また、本発明の請求項2に示す建築物の制
振構造は、上記補剛部材を、この補剛部材の先端部と前
記主架構のいずれかの辺とを連結する斜材を介して支持
する。
【0015】更に、本発明の請求項3に示す建築物の制
振構造は、上記補剛部材を、複数本適宜間隔を設けて対
峙する。
【0016】更にまた、本発明の請求項4に示す建築物
の制振構造は、上記補剛部材を、複数本適宜間隔を設け
て対峙し、これら補剛部材の先端部間を連結部材を介し
て互いに連結する。
【0017】以上の構成により本発明の建築物の制振構
造にあっては、請求項1では矩形状の主架構のいずれか
の辺から突設した補剛部材の先端部を、粘性ダンパーお
よび弾塑性ダンパーを介して該補剛部材を突設した辺以
外の辺に結合したので、入力振動により上記主架構が変
形されて、該主架構と上記補剛部材とが相対変位される
と、この変位力が上記粘性ダンパーおよび上記弾塑性ダ
ンパーに入力される。このとき、これら粘性ダンパーお
よび弾塑性ダンパーは、粘性ダンパーが補剛部材側、弾
塑性ダンパーが主架構側となるように直列配置してある
ので、該粘性ダンパーは、一方が補剛部材に結合される
とともに、他方が主架構に結合される弾塑性ダンパーに
取り付けられることになる。
【0018】ところで、上記弾塑性ダンパーは大振動を
吸収することを目的とし、これの降伏耐力以下の微少振
動では容易に変形しない程度の剛性を備えており、この
弾塑性ダンパーが剛性の高い主架構に支持される。この
ため、上記粘性ダンパーの一方は補剛部材に直接結合さ
れた状態で、他方が弾塑性ダンパーおよび主架構からな
る高剛性箇所に結合されることになり、補剛部材の微少
変位は該粘性ダンパーに効率良く入力されて、補剛部材
の剛性を増大することなく本来の微少振動の吸収機能を
十分に発揮することができる。
【0019】また、大振動の入力時にはこれが粘性ダン
パーにも作用するが、主として上記弾塑性ダンパーに入
力され、該弾塑性ダンパーが塑性変形されることにより
振動吸収することができる。
【0020】また、請求項2では、上記補剛部材を、こ
の補剛部材の先端部と主架構のいずれかの辺とを連結す
る斜材を介して支持したので、該斜材を設けるという簡
単な構成によって補剛部材の先端部に作用する回転モー
メントに対抗することができ、延いては、該補剛部材自
体の変形を低減して剛性を著しく増大できる。このた
め、該補剛部材と主架構との間に発生する変位が効率良
く粘性ダンパーに入力されることになり、微振動の吸収
機能を大幅に向上できる。
【0021】更に、請求項3では、上記補剛部材を、複
数本適宜間隔を設けて対峙したので、それぞれの補剛部
材に粘性ダンパーおよび弾塑性ダンパーを設けて、それ
ぞれの補剛部材に発生する微振動を複数の粘性ダンパー
によって吸収して、全体的な振動吸収機能を向上するこ
とができる。また、上記複数本の補剛部材間に間隔が設
けられるため、これら補剛部材間の間隔を利用して開口
部を設けることができ、この開口部によって主架構の柱
・梁間に設けられる隔壁の出入り口や通路のレイアウト
が容易になる。
【0022】更にまた、請求項4では、上記補剛部材
を、複数本適宜間隔を設けて対峙し、これら補剛部材の
先端部間を連結部材を介して互いに連結したので、該連
結部材によって補剛部材の先端部に作用する回転モーメ
ントに対抗して、該補剛部材の剛性を著しく増大できる
ため、補剛部材と主架構との間に発生する微少変位を更
に効率良く粘性ダンパーに入力させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかる建
築物の制振構造の第1実施形態を示す概略構成図であ
る。
【0024】即ち、図1に示すように本実施形態の制振
構造が適用される建築物は、それぞれ適宜間隔をもって
配置される柱部材10,10aおよび梁部材12,12
aによってラーメン構造となる主架構14が矩形状に構
築されている。同図はラーメン構造によって門形フレー
ムとして構成される1つの主架構14を取り出して便宜
上示してある。
【0025】上記主架構14の下辺となる梁部材12の
中央部には、図外の間仕切り壁等を取付けるための補剛
部材としての間柱16が立設されている。この間柱16
はRC造柱またはS造柱として比較的大きな断面をもっ
て、下辺の梁部材12との結合剛性が大きく、かつ、曲
げ剛性を大きくして構築される。該間柱16は壁状に形
成することもできる。
【0026】上記間柱16の頂部16aは、粘性ダンパ
ー18および弾塑性ダンパー20を介して上辺となる梁
部材12aの図中右端部近傍に結合される。これら粘性
ダンパー18および弾塑性ダンパー20は、粘性ダンパ
ー18が間柱16側、弾塑性ダンパー20が主架構14
側となるように直列配置される。
【0027】上記粘性ダンパー18は間柱16の頂部に
水平方向を指向して接続されるとともに、上記弾塑性ダ
ンパー20は垂直方向を指向して上辺の梁部材に接続さ
れる。粘性ダンパー18は粘性流体の移動で振動減衰す
る構造となっており、このときの移動抵抗、例えばオリ
フィスの通過抵抗の設定により微少振動から減衰力を発
生するが、この粘性ダンパー18には高い減衰係数を付
与して大きな振動領域まで減衰効果が発揮されるように
設定される。
【0028】一方、上記弾塑性ダンパー20は降伏する
時の塑性吸収エネルギーで振動を減衰するようになって
おり、このときの降伏耐力が大きいことから大きな振動
に対して減衰力を発生する。
【0029】以上の構成により本実施形態の建築物の制
振構造にあっては、建築物に地震による振動力が入力さ
れると、柱部材10,10aおよび梁部材12,12a
で構成される矩形状の主架構14は、四隅の角部の剛結
状態を保持しつつ柱部材10,10aおよび梁部材1
2,12aが変形される。すると、この変形に伴って下
辺の梁部材12から立設された間柱16には、上辺の梁
部材12aとの間で相対変位が生ずる。この相対変位に
起因して上記間柱16の頂部16aと上辺の梁部材12
aとの間に配置された粘性ダンパー18と弾塑性ダンパ
ー20とに振動が入力される。このとき、上記粘性ダン
パー18と弾塑性ダンパー20とは直列に配置されてい
るので、建築物に入力された振動力を上記粘性ダンパー
18および上記弾塑性ダンパー20両者の相関性をもっ
て減衰することができる。
【0030】即ち、建築物に小さな振動が入力された場
合には、粘性ダンパー18が作用して振動減衰し、大き
な振動が入力された場合には弾塑性ダンパー20が降伏
して、これら粘性ダンパー18と弾塑性ダンパー20と
が同時に作用して振動減衰する。このため、建築物に入
力される振動の大小にかかわらず振動減衰することがで
きる。
【0031】ここで、本実施形態では上記粘性ダンパー
18および上記弾塑性ダンパー20は、粘性ダンパー1
8が間柱16側、弾塑性ダンパー20が主架構14側と
なるように直列配置してあるので、該粘性ダンパー18
は、一方(例えば、ピストン)18aが間柱16に結合
されるとともに、他方(例えば、シリンダー)18bが
主架構14に結合された弾塑性ダンパー20に取り付け
られることになる。
【0032】即ち、上記弾塑性ダンパー20は上述した
ように大振動を吸収することを目的とし、これの降伏耐
力以下の微少振動では容易に変形しない程度の剛性を備
えており、この弾塑性ダンパー20が剛性の高い主架構
14に支持される。このため、上記粘性ダンパー18の
一方18aは間柱16に直接結合された状態で、他方1
8bが弾塑性ダンパー20および主架構14からなる高
剛性箇所に結合されることになる。従って、間柱16の
変位が小さくなる微少振動は粘性ダンパー18に効率良
く入力されて、間柱16の剛性を増大することなく、該
粘性ダンパー18は微少振動を吸収するという本来の機
能を十分に発揮することができる。
【0033】また、大振動の入力時にはこれが粘性ダン
パー18にも作用するが、この粘性ダンパー18で吸収
しきれない変位力が上記弾塑性ダンパー20に入力さ
れ、該弾塑性ダンパー20が塑性変形されることにより
振動吸収することができる。
【0034】ところで、上記粘性ダンパー18と上記弾
塑性ダンパー20とが直列配置されていることにより、
主架構14には該弾塑性ダンパー20の降伏耐力以上の
荷重が入力されるのが防止される。この点を詳述する
と、例えば上述した高い粘性減衰係数のエネルギー吸収
能に優れた粘性ダンパー18を単独で用いると、層間応
答速度が大きくなるにつれて減衰力が非常に大きくなっ
て主架構14に損傷を及ぼすおそれがある。
【0035】従って、このような高性能の粘性ダンパー
18を組み込む場合には、主架構14に対して損傷に対
する対策を施す必要がある。ここに、降伏することによ
ってエネルギー吸収を行う弾塑性ダンパー20を採用
し、この弾塑性ダンパー20と上記粘性ダンパー18と
を直列配置することで、主架構14には弾塑性ダンパー
20の降伏耐力以上の荷重が入力されないことから、こ
の主架構14の設計を著しく簡単化することができる。
【0036】また、本実施形態では上記間柱16が下辺
の梁部材12の中央部から立設されるようになってお
り、この間柱16と柱部材10,10aのいずれか一方
との間を図外の入口ドアや通路の配置スペースSとして
用いることができる。
【0037】ところで、本実施形態にあっては間柱16
を下辺の梁部材12から立設した場合を開示したが、該
間柱16は図2に示すように上辺の梁部材12aから垂
設した場合にあっても同様の機能を有する。即ち、この
実施形態では垂設した間柱16の下端部に、粘性ダンパ
ー18と弾塑性ダンパー20とをこれの順に直列配置し
て下辺の梁部材12に結合することになる。
【0038】図3は本発明の第2実施形態の制振構造を
示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して
重複する説明を省略して述べる。同図は上記第1実施形
態と同様に1つの主架構14を取り出して示す概略構成
図である。
【0039】この実施形態では主架構14の下辺となる
梁部材12の中央部に、補剛部材としての垂直ブレース
22をピンP結合により立設するとともに、該垂直ブレ
ース22の頂部22aと該梁部材12の両端角部との間
に、斜材としての斜方ブレース24をピンP結合により
取り付けてある。そして、上記実施形態と同様に垂直ブ
レース22の頂部22aに、粘性ダンパー18と弾塑性
ダンパー20とをこれの順に直列配置して、上辺の梁部
材12aに結合される。また、この場合、上記粘性ダン
パー18は垂直ブレース22にピンP結合されることに
なる。
【0040】従って、この実施形態では上記垂直ブレー
ス22および上記斜方ブレース24がそれぞれピンP結
合されることによりトラス構造として構成されるが、こ
の場合にあっても上記実施形態と同様に振動入力により
主架構14が変形されると、垂直ブレース22と上辺の
梁部材12aとの間に相対変位が生ずる。そして、この
相対変位によって粘性ダンパー18と弾塑性ダンパー2
0とに入力される振動は、これら粘性ダンパー18およ
び弾塑性ダンパー20両者の相関性をもって減衰され
る。
【0041】勿論、この実施形態にあっても粘性ダンパ
ー18が垂直ブレース22側、弾塑性ダンパー20が主
架構14側となるように直列配置してあるので、粘性ダ
ンパー18の一方18aは間柱16に直接結合された状
態で、他方18bが高剛性箇所に結合されることにな
る。また、上記垂直ブレース22は、斜方ブレース24
を設けるという簡単な構成によって該垂直ブレース22
の先端部に作用する回転モーメントに対抗することがで
き、延いては、該垂直ブレース22の剛性を著しく増大
でき、該粘性ダンパー18に微少振動が効率良く入力さ
れることになる。
【0042】ところで、この第2実施形態にあっても垂
直ブレース22を下辺の梁部材12から立設した場合を
開示したが、該垂直ブレース22は図4に示すように上
辺の梁部材12aから垂設した場合にあっても同様の機
能を有する。この場合、斜方ブレース24は上辺の梁部
材12aの両端角部に接続されることになり、また、垂
直ブレース22,斜方ブレース24は各端部がピンP結
合される。勿論、粘性ダンパー18と弾塑性ダンパー2
0は、これの順に直列配置して垂直ブレース22の下端
部と下辺の梁部材12とに結合される。
【0043】図5は本発明の第3実施形態の制振構造を
示し、上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付し
て重複する説明を省略して述べる。同図は上記実施形態
と同様に1つの主架構14を取り出して示す概略構成図
である。
【0044】この実施形態にあっても補剛部材を垂直ブ
レース22で構成したもので、本実施形態ではこの垂直
ブレース22を2本用い、それぞれを下辺の梁部材12
の中央部に適宜間隔Lを設けて対峙してある。また、そ
れぞれの垂直ブレース22,22には1本の斜方ブレー
ス24が設けられ、この斜方ブレース24を垂直ブレー
ス22,22の頂部24と、梁部材12の各垂直ブレー
ス22,22が隣設する端部角部とに接続してある。こ
の実施形態にあっても上記垂直ブレース22,22およ
び上記斜方ブレース24の各端部はピンP結合されてト
ラス構造となっている。
【0045】そして、上記2本の垂直ブレース22,2
2の各頂部22aと、上辺の梁部材12aとの間には、
粘性ダンパー18と弾塑性ダンパー20とがこれの順に
直列配置されて結合される。
【0046】従って、この実施形態では上記垂直ブレー
ス22を2本設けて、それぞれを梁部材12から立設し
て対峙させ、それぞれの垂直ブレース22,22に粘性
ダンパー18および弾塑性ダンパー20を設けたので、
これら粘性ダンパー18および弾塑性ダンパー20の数
が増加され、入力される振動の吸収効率を向上し、とり
わけ、垂直ブレース22に発生する微振動の吸収機能を
複数の粘性ダンパー18によって更に向上することがで
きる。
【0047】また、上記2本の垂直ブレース22,22
間に間隔Lが設けられるため、この間隔Lを利用して開
口部Sを設けることができ、この開口部Sを利用するこ
とによって、主架構14の柱部材10,10aと梁部材
12,12aとの間に設けられる隔壁の出入り口や通路
のレイアウトが容易になる。
【0048】ところで、この第3実施形態にあっても垂
直ブレース22,22を下辺の梁部材12から立設した
場合を開示したが、該垂直ブレース22,22は図6に
示すように上辺の梁部材12aから垂設した場合にあっ
ても同様の機能を有する。この場合、斜方ブレース24
は上辺の梁部材12aに接続されるとともに、粘性ダン
パー18と弾塑性ダンパー20は、これの順に直列配置
して垂直ブレース22の下端部と下辺の梁部材12とに
結合される。
【0049】図7は本発明の第4実施形態の制振構造を
示し、上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付し
て重複する説明を省略して述べる。同図は上記実施形態
と同様に1つの主架構14を取り出して示す概略構成図
である。
【0050】即ち、この実施形態は上記第3実施形態に
示す垂直ブレース22,22の頂部22a,22a間を
連結部材としての水平ブレース26で連結してある。こ
の場合にあっても水平ブレース26と垂直ブレース2
2,22とはピンP結合される。
【0051】従って、この実施形態では垂直ブレース2
2,22の頂部22a,22a間が水平ブレース26を
介して連結されるため、それぞれの垂直ブレース22,
22に作用する回転モーメントによる変位を抑制するこ
とができるため、これら垂直ブレース22,22の剛性
を更に増大して、微少振動を更に効率良く粘性ブレース
18に入力することができる。また、上記垂直ブレース
22,22間に設けられる間隔Lを開口部Sとして利用
することができる。
【0052】ところで、この実施形態にあっても図8に
示すように、垂直ブレース22,22を上辺の梁部材1
2aから垂設した場合にあっても同様の機能を有する。
【0053】図9は本発明の第5実施形態の制振構造を
示し、上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付し
て重複する説明を省略して述べる。同図は上記実施形態
と同様に1つの主架構14を取り出して示す概略構成図
である。
【0054】この実施形態にあっても補剛部材を垂直ブ
レース22で構成するとともに、該垂直ブレース22を
2本用いて、それぞれを下辺となる梁部材12の中央部
に適宜間隔Lを設けて対峙してある。そして、それぞれ
の垂直ブレース22,22の頂部22aと相手側の垂直
ブレース22,22の基端部との間に、X字状に斜方ブ
レース24を接続するとともに、垂直ブレース22,2
2および斜方ブレース24の各端部をピンP結合してあ
る。また、粘性ダンパー18および弾塑性ダンパー20
は、これの順に直列配置して垂直ブレース22,22の
各頂部22aと、上辺の梁部材12aとの間に結合して
ある。
【0055】従って、この実施形態にあっても垂直ブレ
ース22を2本設けて、それぞれの垂直ブレース22,
22に粘性ダンパー18および弾塑性ダンパー20を設
けたので、入力振動の吸収機能を向上することができ
る。また、この実施形態では垂直ブレース22,22
と、それぞれに隣設する柱部材10,10aとの間に適
宜間隔Lが設けられ、これら間隔Lの一方または両方を
開口部Sとして用いることができる。
【0056】また、この第4実施形態にあっても垂直ブ
レース22,22を下辺の梁部材12から立設した場合
を開示したが、該垂直ブレース22,22は図10に示
すように上辺の梁部材12aから垂設した場合にあって
も同様の機能を有する。この場合、粘性ダンパー18と
弾塑性ダンパー20は、これの順に直列配置して垂直ブ
レース22の下端部と下辺の梁部材12とに結合され
る。
【0057】ところで、上記各実施形態では間柱16ま
たは補剛部材として用いられる垂直ブレース22を、主
架構14の下辺の梁部材12から立設し、または、上辺
の梁部材12aから垂設した場合を開示したが、これに
限ることなく左右の柱部材10,10aの一方から突設
させても、上記間柱16または上記垂直ブレース22の
先端部と主架構14との間に設けられる粘性ダンパー1
8および弾塑性ダンパー20によって入力振動を吸収す
ることができる。勿論、この場合にあっても粘性ダンパ
ー18および弾塑性ダンパー20を直列配置して、粘性
ダンパー18を間柱16または垂直ブレース22に結合
し、弾塑性ダンパー20を該間柱16または該垂直ブレ
ース22を突設した辺以外の辺に結合される。
【0058】また、上記図3から図10に示した第2実
施形態から第5実施形態およびそれらの変形例では、垂
直ブレース22および斜方ブレース24、更には水平ブ
レース26をそれぞれピンP結合してトラス構造として
構成した場合を開示したが、これに限ることなくそれぞ
れを剛結してラーメン構造として構成することもでき
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す建築物の制振構造にあっては、柱部材および梁部材
によって構成される矩形状の主架構のいずれかの辺から
突設した補剛部材の先端部は、粘性ダンパーおよび弾塑
性ダンパーを介して該補剛部材を突設した辺以外の辺に
結合されており、これら粘性ダンパーおよび弾塑性ダン
パーは、粘性ダンパーが補剛部材側、弾塑性ダンパーが
主架構側となるように直列配置されるので、粘性ダンパ
ーの一方を補剛部材に直接結合した状態で、他方を弾塑
性ダンパーおよび主架構からなる高剛性箇所に結合する
ことができる。従って、入力される振動が小さくて主架
構と補剛部材との間に生ずる変位が微少である場合も、
このときの微少振動が粘性ダンパーに効率良く入力され
て、本来の微少振動の吸収機能を十分に発揮することが
できる。
【0060】また、本発明の請求項2に示す建築物の制
振構造にあっては、上記補剛部材を、この補剛部材の先
端部と主架構のいずれかの辺とを連結する斜材を介して
支持したので、該斜材を設けるという簡単な構成によっ
て補剛部材の先端部に作用する回転モーメントに対抗す
ることができ、延いては、該補剛部材自体の変形を低減
して剛性を著しく増大できる。このため、該補剛部材と
主架構との間に発生する変位が効率良く粘性ダンパーに
入力されることになり、微振動の吸収機能を大幅に向上
できる。
【0061】更に、本発明の請求項3に示す建築物の制
振構造にあっては、上記補剛部材を、複数本適宜間隔を
設けて対峙したので、それぞれの補剛部材に粘性ダンパ
ーおよび弾塑性ダンパーを設けて、それぞれの補剛部材
に発生する微振動を複数の粘性ダンパーによって吸収し
て、全体的な振動吸収機能を向上することができる。ま
た、上記複数本の補剛部材間に間隔が設けられるため、
これら補剛部材間の間隔を利用して開口部を設けること
ができ、この開口部によって主架構の柱・梁間に設けら
れる隔壁の出入り口や通路のレイアウトを容易にでき
る。
【0062】更にまた、本発明の請求項4に示す建築物
の制振構造にあっては、上記補剛部材を、複数本適宜間
隔を設けて対峙し、これら補剛部材の先端部間を連結部
材を介して互いに連結したので、該連結部材によって補
剛部材の先端部に作用する回転モーメントに対抗して、
該補剛部材の剛性を著しく増大できるため、補剛部材と
主架構との間に発生する微少変位を更に効率良く粘性ダ
ンパーに入力させることができ、延いては、該粘性ダン
パーによる微少振動の吸収効率を更に向上できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる建築物の制振構造の第1実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の他の実施形態を示す概
略構成図である。
【図3】本発明にかかる建築物の制振構造の第2実施形
態を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態の他の実施形態を示す概
略構成図である。
【図5】本発明にかかる建築物の制振構造の第3実施形
態を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第3実施形態の他の実施形態を示す概
略構成図である。
【図7】本発明にかかる建築物の制振構造の第4実施形
態を示す概略構成図である。
【図8】本発明の第4実施形態の他の実施形態を示す概
略構成図である。
【図9】本発明にかかる建築物の制振構造の第5実施形
態を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第5実施形態の他の実施形態を示す
概略構成図である。
【図11】従来の制振構造の一例を示す概略構成図であ
る。
【図12】従来の制振構造の他例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10,10a 柱部材 12,12a 梁部材 14 主架構 16 間柱 16a 頂部 18 粘性ダンパー 20 弾塑性ダンパー 22 垂直ブレース 24 斜方ブレース 26 水平ブレース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/02 F16F 15/02 F K Fターム(参考) 2E002 EB13 EC03 FA02 FA04 FB02 FB08 FB14 FB15 HA02 HB16 JA01 JA02 JB16 LA03 LB09 MA00 MA12 3J048 AA06 AC04 AC06 BE04 BE10 DA10 EA38 3J066 AA01 AA26 BA04 BA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向および上下方向に適宜間隔を隔
    てて配置された柱部材と梁部材とによって矩形状の主架
    構が構成された建築物において、該矩形状の主架構のい
    ずれかの辺から補剛部材を突設し、この補剛部材の先端
    部を、粘性ダンパーおよび弾塑性ダンパーを介して該補
    剛部材を突設した辺以外の辺に結合するとともに、これ
    ら粘性ダンパーおよび弾塑性ダンパーは、粘性ダンパー
    が補剛部材側、弾塑性ダンパーが主架構側となるように
    直列配置したことを特徴とする建築物の制振構造。
  2. 【請求項2】 上記補剛部材は、この補剛部材の先端部
    と前記主架構のいずれかの辺とを連結する斜材を介して
    支持したことを特徴とする請求項1に記載の建築物の制
    振構造。
  3. 【請求項3】 上記補剛部材は、複数本を適宜間隔を設
    けて対峙したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の建築物の制振構造。
  4. 【請求項4】 上記補剛部材は、複数本を適宜間隔を設
    けて対峙し、これら補剛部材の先端部間を連結部材を介
    して互いに連結したことを特徴とする請求項1または2
    に記載の建築物の制振構造。
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CN112012368A (zh) * 2020-09-07 2020-12-01 郑秀平 一种随位移状态变化的内填钢板的粘滞阻尼墙的设计方法

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