JP7228336B2 - 制振建物 - Google Patents

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Description

本発明は、制振建物に関する。
ビルディング、マンション等、様々な用途の建物において、地震時における耐震性、安全性を高めるため、各種の制振構造が採用されている。
例えば、特許文献1には、建物の躯体を構成する梁の一部を、低降伏点鋼からなる低降伏要素とし、低降伏要素が変形することによって、地震エネルギーを吸収する建物の制振構造が開示されている。
また、特許文献2には、柱、梁、及びブレースからなる架構において、ブレースの頭部に鋼製弾塑性ダンパを設けるとともに、鋼製弾塑性ダンパと柱との間にオイルダンパを備えることで、水平方向の地震エネルギーを吸収する構成の付加減衰装置が開示されている。
特開平9-221835号公報 特開平9-32343号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたように、低降伏点鋼を用いた履歴系ダンパを用いた構成では、小さな揺れに対しては、地震エネルギーの減衰効果が低い。
また、特許文献2に開示されたように、鋼製弾塑性ダンパとオイルダンパとを兼ね備えた構成においては、大きな揺れに対しては鋼製弾塑性ダンパが機能し、小さな揺れに対してはオイルダンパが機能する。しかし、このような構成であっても、超高層建物のように、建物全体として曲げ変形しやすい建物では、互いに上下に位置する階間での相対変位が小さい。その結果、鋼製弾塑性ダンパとオイルダンパとで水平方向の地震エネルギーを吸収するのみでは、十分な制振効果が得られない場合があり、さらなる改善が求められている。
そこでなされた本発明の目的は、超高層建物であっても、小さな揺れから大きな揺れまで、広範囲に地震エネルギーを吸収して、制震性能を高めることのできる制振建物を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の制振建物は、柱、梁、及び粘性系ダンパを備えた制振建物であって、一の梁は、長さ方向に、先端部にブレースが接合された第一梁部材と、第二梁部材に分割され、第一梁部材と第二梁部材の間には履歴系ダンパが設けられ、粘性系ダンパは、第一梁部材と、一の梁の上側または下側の二の梁との間に設けられている。
このような構成によれば、互いに隣り合って対向する二本の柱と、互いに上下に位置する一の梁及び二の梁によって構成される架構において、一の梁の一方の柱の側には第一梁部材が設けられており、第一梁部材の先端部にはブレースが接合されて、高い剛性を有している。この第一梁部材の先端部と二の梁との間には、粘性系ダンパが設けられている。また、一の梁の他方の柱の側には第二梁部材が片持ち梁状に設けられており、一方の側に設けられたブレース架構に比較すると、剛性が低くなっている。この第一梁部材と第二梁部材との間には、履歴系ダンパが設けられている。
上記の構成において、地震が発生して外力が作用し、制振建物が曲げ変形した際に、一の梁の第一梁部材の先端部と二の梁との間に、上下方向の変位が生じる。
履歴系ダンパが降伏する前においては、ブレースが接合された第一梁部材側の剛性よりも片持ち梁状の第二梁部材の剛性が小さいため、上下方向の変位エネルギーを吸収しようとする粘性系ダンパの変形を第二梁部材が大きく阻害するには至らず、粘性系ダンパが機能して上下方向の変位エネルギーを吸収する。
履歴系ダンパが降伏した後においては、粘性系ダンパは、上下方向の変位エネルギーを効率的に吸収する。
したがって、履歴系ダンパが降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパが降伏するような大きな揺れに対しても、広範囲に地震エネルギーを吸収することができる。
本発明の一態様によれば、ブレースは、一方の端部が、第一梁部材が接合された柱と二の梁との接合部に接合され、他方の端部が第一梁部材に接合されている。
このような構成によれば、第一梁部材が接合された柱の側には、柱と第一梁部材、及びブレースとが、略逆三角形状に組まれてブレース架構を形成し、高い剛性を有している。すなわち、第一梁部材側の剛性を効率的に高めることができるため、履歴系ダンパが降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパが降伏するような大きな揺れに対しても、効果的に、地震エネルギーを吸収することができる。
本発明の一態様によれば、ブレースは、一方の端部が、第一梁部材が接合された柱と、一の梁に対して二の梁とは反対側の三の梁との接合部に接合され、他方の端部が第一梁部材に接合されている。
このような構成によれば、第一梁部材が接合された柱の側には、柱と第一梁部材、及びブレースとが、略逆三角形状に組まれてブレース架構を形成し、高い剛性を有している。すなわち、第一梁部材側の剛性を効率的に高めることができるため、履歴系ダンパが降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパが降伏するような大きな揺れに対しても、効果的に、地震エネルギーを吸収することができる。
本発明の一態様によれば、二の梁も、長さ方向に、二のブレースが接合された第一梁部材と、第二梁部材に分割され、第一梁部材と第二梁部材の間には履歴系ダンパが設けられ、一の梁の第一梁部材と、二の梁の第一梁部材とが、粘性系ダンパを介して連結されている。
このような構成によれば、一の梁の、ブレースが接合されて高い剛性を有した第一梁部材の先端部と、一の梁の下側の二の梁の、二のブレースが接合されて高い剛性を有した第一梁部材の先端部とが、粘性系ダンパを介して連結されている。このように、上下の階層の各々における剛性が高められた第一梁部材同士が粘性系ダンパを介して連結されているため、上下方向の変位エネルギーを効率良く吸収することができる。
本発明の一態様によれば、二の梁の第一梁部材は、一の梁の第一梁部材が接合された柱に対向する柱に接合されている。
このような構成によれば、互いに上下に位置する二つの階層で、剛性が高められた第一梁部材を左右交互に設けることによって、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。これにより、多数の階層を有する建物において、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。
本発明の一態様によれば、粘性系ダンパは、オイルダンパである。
このような構成によれば、オイルダンパにより、小さな揺れの変位エネルギーを有効に吸収することができる。
本発明によれば、超高層建物であっても、小さな揺れから大きな揺れまで、広範囲に地震エネルギーを吸収して、制震性能を高めることができる。
本発明の第1実施形態における制振建物の概略構成を示す立面図である。 上記制振建物の要部を示す拡大図である。 上記第1実施形態の変形例における制振建物の要部を示す説明図である。 本発明の第2実施形態における制振建物の要部を示す説明図である。 上記第1実施形態及び第2実施形態の変形例における制振建物の要部を示す説明図である。 上記第1実施形態の制振建物との比較のために用いた解析モデルを示す図である。 上記第1実施形態の制振建物との比較のために用いた他の解析モデルを示す図である。 上記第1実施形態の制振建物における層間変位角の解析結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による制振建物を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における制振建物の概略構成を示す立面図である。図2は、上記制振建物の要部を示す拡大図である。
図1に示すように、制振建物1は、超高層建物であり、地盤G中に構築された基礎(図示無し)上に構築されている。制振建物1は、上下方向に延びる複数本の柱2と、上下方向に間隔をあけて複数本が設けられ、それぞれ互いに隣接する柱2,2間に架設された梁3と、を備えている。ここで柱2は、例えば、鉄骨からなる。
図2に示すように、制振建物1の一部において、互いに隣り合って対向する二本の柱2,2と、互いに上下に位置する二本の梁3,3とによって構成される矩形状の架構Aは、以下のような構成を有している。
この架構Aにおいて、互いに隣り合う二本の柱2,2のうちの一方の柱2側には、ブレース4が設けられている。ブレース4は、鉄骨からなり、一方の端部4bが柱2と梁(二の梁)3との接合部に接続されて斜め上方に延び、他方の端部4tが、架構Aにおいて上方に位置する梁(一の梁)3の長さ方向中間部に接合されている。
ブレース4の一方の端部4bが接合された側の柱2と、ブレース4の他方の端部4tとの間には、水平方向に延びる第一梁部材31が設けられている。すなわち、ブレース4の他方の端部4tは、第一梁部材31の先端部31bに接合されている。第一梁部材31は、例えば、鉄骨からなる。
これにより、架構Aにおいて、ブレース4が設けられた側には、ブレース4と第一梁部材31と一方の柱2とが、略逆三角形状に組まれたブレース架構10が形成されている。
この梁(一の梁)3の第一梁部材31の先端部31bと、架構Aにおいて下方に位置する梁(二の梁)3との間には、粘性系ダンパ5が設けられている。粘性系ダンパ5は、第一梁部材31の先端部31bに接続された上部支持部材51と、下側の梁3に接続された下部支持部材52との間に設けられている。粘性系ダンパ5は、例えば、オイルダンパからなり、鉛直方向の変位エネルギーを吸収する。
架構Aにおいて、互いに隣り合う二本の柱2,2のうち、ブレース4が設けられた一方の柱2とは反対側の他方の柱2側には、第二梁部材32が設けられている。第二梁部材32は、基端部32aが柱2に接合され、第一梁部材31側に向かって水平方向に延びている。第二梁部材32は、先端部32bが第一梁部材31およびブレース4の他方の端部4tとの間に間隙をあけて設けられている。この第二梁部材32は、例えば、鉄骨からなる。ここで、第二梁部材32は、略逆三角形状に組まれたブレース架構10よりも剛性が低くなるように設定するのが好ましい。
このように、梁3は、長さ方向に、先端部31bにブレース4が接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割されている。
第一梁部材31と第二梁部材32の先端部32bとの間には、例えば低降伏点鋼等からなる履歴系ダンパ6が設けられている。履歴系ダンパ6は、第二梁部材32と、ブレース架構10を構成する第一梁部材31の先端部31b及びブレース4の他方の端部4tとの間における相対変位の変位エネルギーを吸収する。
このようにして、梁3は、第一梁部材31と、第二梁部材32と、履歴系ダンパ6と、を備えている。
制振建物1には、上記したような架構Aが、上下方向の複数の階層にわたって連続的に設けられている。すなわち、各梁(一の梁、二の梁)3が、長さ方向に、第一梁部材31と第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられている。
ここで、上下方向に連続する複数の階層において、互いに上下に位置する二つの階層では、一方の階層の架構Aに設けられた梁(一の梁)3の第一梁部材31及びブレース4は、互いに隣り合う柱2のうちの一方の側に設けられている。また、当該架構Aにおける下側の梁(二の梁)3、すなわち、他方の、例えば下側の階層の架構Aに設けられた梁3の第一梁部材31と、これに接合されたブレース(二のブレース)4は、互いに隣り合う柱2のうちの他方の、対向する側に設けられている。すなわち、互いに上下に位置する二つの階層で、ブレース4及び第一梁部材31は、左右交互に設けられている。
さらに、上下方向に連続する複数の階層において、互いに上下に位置する二つの階層では、粘性系ダンパ5は、一方の階層に設けられたブレース4の他方の端部4tが接続された第一梁部材31の先端部31bと、他方の階層に設けられたブレース(二のブレース)4の他方の端部4tが接続された第一梁部材31の先端部31bと、の間に配置されている。
このような制振建物1においては、各階層の架構Aにおいて、一方の柱2の側には、ブレース4と第一梁部材31と一方の柱2とによって構成されて高い剛性を有したブレース架構10が設けられている。そして、ブレース架構10のブレース4の他方の端部4tと、下側の梁3(および下階のブレース架構10のブレース4の他方の端部4t)との間に設けられた粘性系ダンパ5により、地震や風等による鉛直方向の変位エネルギーが吸収される。
また、この架構Aにおいて、他方の柱2の側には、基端部32aから先端部32bに向けて延びる片持ち梁状の第二梁部材32が設けられている。このような片持ち梁状の第二梁部材32は、ブレース4によって構成される高い剛性を有したブレース架構10に比較すると、剛性が低い。
地震が発生した際に、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の振動である場合には、ブレース4によって構成するブレース架構10に、履歴系ダンパ6を介して第二梁部材32が接続されているため、ブレース架構10と下側の梁3との相対変位を、第二梁部材32が阻害することになる。しかし、第二梁部材32は略逆三角形状に組まれたブレース架構10よりも低剛性であるため、ブレース架構10と下側の梁3との相対変位に対して第二梁部材32が与える影響が抑えられる。これにより、粘性系ダンパ5における変位エネルギーの吸収効果が、有効に発揮される。
履歴系ダンパ6が降伏するような大きな振動の場合には、履歴系ダンパ6が降伏するためにブレース架構10と下側の梁3との相対変位は第二梁部材32により大きく阻害されない。このため、粘性系ダンパ5は、上下方向の変位エネルギーを効率的に吸収する。
上述したように、制振建物1は、柱2、梁3、及び粘性系ダンパ5を備え、一の梁3は、長さ方向に、先端部31bにブレース4が接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられ、粘性系ダンパ6は、第一梁部材31と、一の梁3の下側の二の梁3との間に設けられている。
このような構成によれば、互いに隣り合って対向する二本の柱2と、互いに上下に位置する一の梁3及び二の梁3によって構成される架構Aにおいて、一の梁3の一方の柱2の側には第一梁部材31が設けられており、第一梁部材31の先端部31bにはブレース4が接合されて、高い剛性を有している。この第一梁部材31の先端部31bと二の梁3との間には、粘性系ダンパ5が設けられている。また、一の梁3の他方の柱2の側には第二梁部材32が片持ち梁状に設けられており、一方の側に設けられたブレース架構10に比較すると、剛性が低くなっている。この第一梁部材31と第二梁部材32との間には、履歴系ダンパ6が設けられている。
上記の構成において、地震が発生して外力が作用し、制振建物1が曲げ変形した際に、一の梁3の第一梁部材31の先端部31bと二の梁3との間に、上下方向の変位が生じる。
履歴系ダンパ6が降伏する前においては、ブレース4が接合された第一梁部材31側の剛性よりも片持ち梁状の第二梁部材32の剛性が小さいため、上下方向の変位エネルギーを吸収しようとする粘性系ダンパ5の変形を第二梁部材32が大きく阻害するには至らず、粘性系ダンパ5が機能して上下方向の変位エネルギーを吸収する。
履歴系ダンパ6が降伏した後においては、粘性系ダンパ5は、上下方向の変位エネルギーを効率的に吸収する。
したがって、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパ6が降伏するような大きな揺れに対しても、広範囲に地震エネルギーを吸収することができる。
また、ブレース4は、一方の端部4bが、第一梁部材31が接合された柱2と二の梁3との接合部に接合され、他方の端部4tが第一梁部材31に接合されている。
このような構成によれば、第一梁部材31が接合された柱2の側には、柱2と第一梁部材31、及びブレース4とが、略逆三角形状に組まれてブレース架構10を形成し、高い剛性を有している。すなわち、第一梁部材31側の剛性を効率的に高めることができるため、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパ6が降伏するような大きな揺れに対しても、効果的に、地震エネルギーを吸収することができる。
また、二の梁3も、長さ方向に、二のブレース4が接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられ、一の梁3の第一梁部材31と、二の梁3の第一梁部材31とが、粘性系ダンパ5を介して連結されている。
このような構成によれば、一の梁3の、ブレース4が接合されて高い剛性を有した第一梁部材31の先端部31bと、一の梁3の下側の二の梁3の、二のブレース4が接合されて高い剛性を有した第一梁部材31の先端部31bとが、粘性系ダンパ5を介して連結されている。このように、上下の階層の各々における剛性が高められた第一梁部材31同士が粘性系ダンパ5を介して連結されているため、上下方向の変位エネルギーを効率良く吸収することができる。
また、二の梁3の第一梁部材31は、一の梁3の第一梁部材31が接合された柱2に対向する柱2に接合されている。
このような構成によれば、互いに上下に位置する二つの階層で、剛性が高められた第一梁部材31を左右交互に設けることによって、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。これにより、多数の階層を有する建物において、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。
また、粘性系ダンパ5は、オイルダンパである。
このような構成によれば、高い剛性を有したブレース架構10のブレース4の変位を、オイルダンパからなる粘性系ダンパ5で吸収することで、小さな揺れの変位エネルギーを有効に吸収することができる。
(第1実施形態の変形例)
次に、図3を用いて、上記第1実施形態として示した制振建物1の変形例を説明する。図3は、本変形例における制振建物1Aの正面図である。本変形例の制振建物1Aにおいては、上記第1実施形態の制振建物1とは、ブレース4Aの配置が異なっている。
ブレース4Aは、一方の端部4bが柱2と梁(二の梁)3との接合部に接続されて斜め下方に延び、他方の端部4tが、下方に位置する梁(一の梁)3の長さ方向中間部に接合されている。
粘性系ダンパ5は、各梁(一の梁)3の第一梁部材31の先端部31bと、上方に位置する梁(二の梁)3との間に設けられている。
このように、本変形例における制振建物1Aは、第1実施形態における制振建物1を上下方向に反転させた構成となっている。
本変形例が、上記第1実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
(第2実施形態)
次に、図4を用いて、第2実施形態の制振建物1Bを説明する。図4は、第2実施形態における制振建物1Bの要部を示す説明図である。
図4に示すように、制振建物1の一部において、互いに隣り合って対向する二本の柱2,2と、互いに上下に位置する三本の梁3,3,3とによって、二階層分の、矩形状の架構Bが構成されている。以下では、図4にB1として示される架構Bを説明するが、B2として示される、架構B1が一階層分だけ上下方向にずれた架構も、架構B1を上下に反転したものであるため、同様な説明が可能である。三本の梁3のうち、上下方向中央に位置する梁3を梁(一の梁)3A、梁3Aの下側の梁3を梁(二の梁)3B、及び、梁3Aに対して梁3Bとは反対側の、すなわち梁3Aの上側の梁3を梁(三の梁)3Cとする。
互いに隣り合う二本の柱2,2の間に、一本の間柱7が設けられている。間柱7は、架構B1を構成する2階層のうちの、上側の一階層にのみ設けられている。
この架構B1の、間柱7が設けられた階層において、互いに隣り合う二本の柱2,2のうちの一方の柱2側には、ブレース4B、4Cが設けられている。一方のブレース4Bは、鉄骨からなり、一方の端部4bが柱2と梁3Cとの接合部に接続されて斜め下方に延び、他方の端部4tが、下方に位置する梁3Aと間柱7との接合部に接合されている。他方のブレース4Cは、鉄骨からなり、一方の端部4bが柱2と梁3Aとの接合部に接続されて斜め上方に延び、他方の端部4tが、上方に位置する梁3Cと間柱7との接合部に接合されている。
ブレース4B、4Cの一方の端部4bが接合された側の柱2と、ブレース4B、4Cの他方の端部4tとの間には、水平方向に延びる第一梁部材31が設けられている。すなわち、ブレース4の他方の端部4tは、第一梁部材31の先端部31bに接合されている。第一梁部材31は、例えば、鉄骨からなる。
これにより、架構B1において、ブレース4B、4Cが設けられた側には、2本の第一梁部材31と、一方の柱2、及び間柱7により、矩形の枠が構成され、その対角線に位置する部分にブレース4B、4Cが配された、ブレース架構10Bが形成されている。架構B1のブレース架構10Bにおいては、特に、ブレース4Bと梁3Aの第一梁部材31と一方の柱2とが、略逆三角形状に組まれた架構となっている。
この梁3Aの第一梁部材31の先端部31bと、梁3Aに対して梁3Cとは反対側の梁3Bとの間には、粘性系ダンパ5が設けられている。粘性系ダンパ5は、梁3Aの第一梁部材31の先端部31bに接続された上部支持部材51と、下側の梁3Bに接続された下部支持部材52との間に設けられている。粘性系ダンパ5は、例えば、オイルダンパからなり、鉛直方向の変位エネルギーを吸収する。
架構B1において、互いに隣り合う二本の柱2,2のうち、ブレース4B、4Cが設けられた一方の柱2とは反対側の他方の柱2側には、第二梁部材32が設けられている。第二梁部材32は、基端部32aが柱2に接合され、第一梁部材31側に向かって水平方向に延びている。第二梁部材32は、先端部32bが第一梁部材31およびブレース4B、4Cの他方の端部4tとの間に間隙をあけて設けられている。この第二梁部材32は、例えば、鉄骨からなる。ここで、第二梁部材32は、ブレース架構10Bよりも剛性が低くなるように設定するのが好ましい。
このように、梁3は、長さ方向に、先端部31bにブレース4(4B、4C)が接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割されている。
第一梁部材31と第二梁部材32の先端部32bとの間には、例えば低降伏点鋼等からなる履歴系ダンパ6が設けられている。履歴系ダンパ6は、第二梁部材32と、ブレース架構10Bを構成する第一梁部材31の先端部31b及びブレース4B、4Cの他方の端部4tとの間における相対変位の変位エネルギーを吸収する。
このようにして、梁3は、第一梁部材31と、第二梁部材32と、履歴系ダンパ6と、を備えている。
制振建物1には、上記したような架構B1が、上下方向の複数の階層にわたって連続的に設けられている。すなわち、各梁(一の梁、二の梁、三の梁)3(3A、3B、3C)が、長さ方向に、第一梁部材31と第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられている。梁3Bの下方には、梁3Bを三の梁と見做した架構B1が形成され、梁3Bの上方には、梁3Cを二の梁と見做した架構B1が形成されている。
ここで、梁3Aの第一梁部材31及びブレース4Bは、互いに隣り合う柱2のうちの一方の側に設けられ、梁3Bの第一梁部材31、及び、この梁3Bに接合されるブレース(二のブレース)4Bは、互いに隣り合う柱2のうちの他方の、対向する側に設けられている。すなわち、互いに上下に位置する二つの架構B1で、ブレース4B、4C及び第一梁部材31は、左右交互に設けられている。
さらに、上下方向に連続する複数の階層において、互いに上下に位置する二つの架構B1では、粘性系ダンパ5は、一方の架構B1に設けられたブレース4B、4Cの他方の端部4tが接続された第一梁部材31の先端部31bと、他方の架構B1に設けられたブレース4B、4Cの他方の端部4tが接続された第一梁部材31の先端部31bと、の間に配置されている。
このような制振建物1においては、各架構B1において、一方の柱2の側には、ブレース4B、4Cと第一梁部材31と一方の柱2とによって構成されて高い剛性を有したブレース架構10Bが設けられている。特にブレース架構10Bは、三の梁3Cとの間に設けられた間柱7を備えており、ブレース4Bに加えてこの間柱7によっても、一の梁3Aの第一梁部材31側の剛性が強められている。そして、ブレース架構10Bのブレース4Bの他方の端部4t及び間柱7が接合された梁3Aの第一梁部材31の先端部31bと、梁3B(および下階のブレース架構10Bのブレース4Bの他方の端部4t)との間に設けられた粘性系ダンパ5により、地震や風等による鉛直方向の変位エネルギーが吸収される。
また、この架構B1の梁3Aにおいて、他方の柱2の側には、基端部32aから先端部32bに向けて延びる片持ち梁状の第二梁部材32が設けられている。このような片持ち梁状の第二梁部材32は、ブレース4B、4C及び間柱7によって構成される高い剛性を有したブレース架構10Bに比較すると、剛性が低い。
地震が発生した際に、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の振動である場合には、ブレース4B、4C及び間柱7によって構成するブレース架構10Bに、履歴系ダンパ6を介して第二梁部材32が接続されているため、ブレース架構10Bと梁3Bとの相対変位を、第二梁部材32が阻害することになる。しかし、第二梁部材32はブレース架構10Bよりも低剛性であるため、ブレース架構10Bと梁3Bとの相対変位に対して第二梁部材32が与える影響が抑えられる。これにより、粘性系ダンパ5における変位エネルギーの吸収効果が、有効に発揮される。
履歴系ダンパ6が降伏するような大きな振動の場合には、履歴系ダンパ6が降伏するためにブレース架構10Bと梁3Bとの相対変位は第二梁部材32により大きく阻害されない。このため、粘性系ダンパ5は、上下方向の変位エネルギーを効率的に吸収する。
上述したように、制振建物1Bは、柱2、梁3、及び粘性系ダンパ5を備え、一の梁3Aは、長さ方向に、先端部31bにブレース4Bが接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられ、粘性系ダンパ6は、第一梁部材31と、一の梁3Aの下側の二の梁3Bとの間に設けられている。
このような構成によれば、互いに隣り合って対向する二本の柱2と、互いに上下に位置する一の梁3A及び二の梁3Bによって構成される架構B1において、一の梁3Aの一方の柱2の側には第一梁部材31が設けられており、第一梁部材31の先端部31bにはブレース4Bが接合されて、高い剛性を有している。この第一梁部材31の先端部31bと二の梁3Bとの間には、粘性系ダンパ5が設けられている。また、一の梁3Aの他方の柱2の側には第二梁部材32が片持ち梁状に設けられており、一方の側に設けられたブレース架構10Bに比較すると、剛性が低くなっている。この第一梁部材31と第二梁部材32との間には、履歴系ダンパ6が設けられている。
上記の構成において、地震が発生して外力が作用し、制振建物1が曲げ変形した際に、一の梁3Aの第一梁部材31の先端部31bと二の梁3Bとの間に、上下方向の変位が生じる。
履歴系ダンパ6が降伏する前においては、ブレース4Bが接合された第一梁部材31側の剛性よりも片持ち梁状の第二梁部材32の剛性が小さいため、上下方向の変位エネルギーを吸収しようとする粘性系ダンパ5の変形を第二梁部材32が大きく阻害するには至らず、粘性系ダンパ5が機能して上下方向の変位エネルギーを吸収する。
履歴系ダンパ6が降伏した後においては、粘性系ダンパ5は、上下方向の変位エネルギーを効率的に吸収する。
したがって、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパ6が降伏するような大きな揺れに対しても、広範囲に地震エネルギーを吸収することができる。
また、ブレース4Bは、一方の端部4bが、第一梁部材31が接合された柱2と、一の梁3Aに対して二の梁3Bとは反対側の三の梁3Cとの接合部に接合され、他方の端部4tが第一梁部材31に接合されている。
このような構成によれば、第一梁部材31が接合された柱2の側には、柱2と第一梁部材31、及びブレース4Bとにより高剛性のブレース架構10Bを形成している。すなわち、第一梁部材31側の剛性を効率的に高めることができるため、履歴系ダンパ6が降伏しない程度の小さな揺れに対しても、履歴系ダンパ6が降伏するような大きな揺れに対しても、効果的に、地震エネルギーを吸収することができる。
また、二の梁3Bも、長さ方向に、二のブレース4Bが接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられ、一の梁3Aの第一梁部材31と、二の梁3Bの第一梁部材31とが、粘性系ダンパ5を介して連結されている。
このような構成によれば、一の梁3Aの、ブレース4Bが接合されて高い剛性を有した第一梁部材31の先端部31bと、一の梁3Aの下側の二の梁3Bの、二のブレース4Bが接合されて高い剛性を有した第一梁部材31の先端部31bとが、粘性系ダンパ5を介して連結されている。このように、上下の階層の各々における剛性が高められた第一梁部材31同士が粘性系ダンパ5を介して連結されているため、上下方向の変位エネルギーを効率良く吸収することができる。
また、二の梁3Bの第一梁部材31は、一の梁3Aの第一梁部材31が接合された柱2に対向する柱2に接合されている。
このような構成によれば、互いに上下に位置する二つの階層で、剛性が高められた第一梁部材31を左右交互に設けることによって、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。これにより、多数の階層を有する建物において、変位エネルギーの吸収による制振効果を、バランス良く発揮することができる。
また、粘性系ダンパ5は、オイルダンパである。
このような構成によれば、高い剛性を有したブレース架構10Bのブレース4Bの変位を、オイルダンパからなる粘性系ダンパ5で吸収することで、小さな揺れの変位エネルギーを有効に吸収することができる。
(第1実施形態及び第2実施形態の変形例)
次に、図5を用いて、上記第1実施形態及び第2実施形態として示した制振建物1Bの変形例を説明する。図5は、本変形例における制振建物1Dの正面図である。
本変形例の制振建物1Dにおいては、部分的に、上記第1実施形態と共通した構成を備えている。すなわち、制振建物1は、柱2、梁3、及び粘性系ダンパを備え、一の梁3Aは、長さ方向に、先端部31bにブレース4Dが接合された第一梁部材31と、第二梁部材32に分割され、第一梁部材31と第二梁部材32の間には履歴系ダンパ6が設けられ、粘性系ダンパ6は、第一梁部材31と、一の梁3Aの下側の二の梁3Bとの間に設けられている。また、ブレース4Dは、一方の端部4bが、第一梁部材31が接合された柱2と二の梁3Bとの接合部に接合され、他方の端部4tが第一梁部材31に接合されている。
上記のような構成に加え、制振建物1Dは更に、第2実施形態と同様に三の梁3Cとの間に設けられた間柱7を備えており、ブレース4Dに加えてこの間柱7によっても、一の梁3Aの第一梁部材31側の剛性が強められている。制振建物1Dは更に、ブレース4Eを備えている。ブレース4Eは、一方の端部4bが、柱2と、梁3Cに対して梁3Aとは反対側の梁3Dとの接合部に接続されて斜め下方に延び、他方の端部4tが、下方に位置する梁3Cと間柱7との接合部に接合されている。
本変形例が、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
(解析例)
ここで、上記第1実施形態において説明したような架構Aを備えた制振建物1について、コンピュータ解析を行ったので、その結果を以下に示す。
図6は、上記第1実施形態の制振建物との比較のために用いた解析モデルを示す図である。図7は、第1実施形態の制振建物との比較のために用いた他の解析モデルを示す図である。図8は、第1実施形態の制振建物における層間変位角の解析結果を示す図である。
解析対象とする制振建物1は、72m×72mの平面視略正方形状の平面形状を有し、高さ約300mで64階建てとした。第1実施形態の上記架構Aを、このような制振建物1の最外周部の4面のそれぞれに、地上1階から50階にわたって設けることで、モデルM1(図2参照)を構成した。ここで、粘性系ダンパ5の最大減衰力は150t、履歴系ダンパ6の最大減衰力は50tとした。
また、比較のため、以下のモデルM2、M3を用意した。
図6に示すように、モデルM2は、互いに隣り合う柱2,2の間に、上下方向に延び、柱2よりも剛性が低い間柱100を備え、この間柱100にダンパ101を備えている。ダンパ101の最大減衰力は200tとした。
図7に示すように、モデルM3は、互いに隣り合う柱2,2の間に、V字状に配置したブレース110,110を備え、ブレース110,110の下端部と、一方の柱との間に、水平方向の変位エネルギーを吸収するダンパ111を備えている。ダンパ111の最大減衰力は200tとした。
上記のようなモデルM1~M3のそれぞれについて、外部から振動を与えたときの応答を解析した。図8に示すように、ダンパを備えない場合(モデルM4)に比較すると、モデルM1~M3は、いずれも層間変形角が小さく、減衰効果が得られた。さらに、上記架構Aを備えたモデルM1は、モデルM2、M3に対し、明らかに高い減衰効果が得られた。
(その他の実施形態)
なお、本発明の制振建物は、図面を参照して説明した上述の各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、制振建物1の構成(例えば階層数、平面形状等)は、何ら限定するものではなく、図1に例示した以外の構成に適宜変更することが可能である。
また、上記したような架構Aは、制振建物1の外周面に位置する構面に設けてもよいし、制振建物1の内部に位置する構面に設けてもよい。
また、粘性系ダンパ5、履歴系ダンパ6は、上記に例示した以外の種類のものを用いてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1、1A、1B、1D 制振建物
2 柱
3 梁(一の梁、二の梁、三の梁)
4、4A、4B、4C、4D、4E ブレース(二のブレース)
4b 一方の端部
4t 他方の端部
5 粘性系ダンパ
6 履歴系ダンパ
10、10B ブレース架構
31 第一梁部材
31b 先端部
32 第二梁部材
A、B、B1、B2 架構

Claims (2)

  1. 柱、梁、及びオイルダンパを備えた制振建物であって、
    一の梁は、長さ方向中間部にブレースが接合された第一梁部材と、第二梁部材に分割され、前記第一梁部材と前記第二梁部材の間には履歴系ダンパが設けられ、
    前記ブレースと、前記第一梁部材と、当該第一梁部材が接合された柱とで略三角形状に組まれたブレース架構が形成され、かつ前記ブレース架構が最下階層から最上階層に至る上下方向の複数の階層にわたって連続的に設けられるとともに、上下に位置する二つの階層で左右交互に設けられており、
    上下に位置する二つの階層では、オイルダンパは、一方の階層に設けられた前記第一梁部材と他方の階層に設けられた前記第一梁部材との間に設けられている、制振建物。
  2. 柱、梁、及びオイルダンパを備えた制振建物であって、
    一の梁は、長さ方向中間部にブレースが接合された第一梁部材と、第二梁部材に分割され、前記第一梁部材と前記第二梁部材の間には履歴系ダンパが設けられ、
    前記ブレースと、前記第一梁部材と、当該第一梁部材が接合された柱とで略三角形状に組まれたブレース架構が形成され、かつ当該ブレース架構が形成された同じ階層において、上側の前記第一梁部材の第二梁部材側の先端部と、下側の前記第一梁部材の第二梁部材側の先端部の間には間柱が併設されており、
    前記間柱が設けられた前記階層の、前記上側の第一梁部材と前記階層の直上の階層の第一梁部材との間にはオイルダンパが設けられ、かつ前記階層の前記下側の第一梁部材と前記階層の2層下方の階層の第一梁部材との間にはオイルダンパが設けられている、制振建物。
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