JP2000129903A - 一体型壁パネル及びその施工方法 - Google Patents

一体型壁パネル及びその施工方法

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JP2000129903A
JP2000129903A JP10308133A JP30813398A JP2000129903A JP 2000129903 A JP2000129903 A JP 2000129903A JP 10308133 A JP10308133 A JP 10308133A JP 30813398 A JP30813398 A JP 30813398A JP 2000129903 A JP2000129903 A JP 2000129903A
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panel
flanged sleeve
sleeve
hood
long pipe
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JP10308133A
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Fumio Uchida
文雄 内田
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送が容易で、搬送効率を向上させることが
でき、搬送時に鍔付きスリーブが損傷することも抑える
ことができる一体型壁パネルを提供する。 【解決手段】 パネル本体(20)と、その室外(12)側表面
に張った外壁化粧部材(30)とが予め一体となった一体型
壁パネル(10)であって、前記パネル本体(20)及び外壁化
粧部材(30)の表裏に貫通すると共に一体型壁パネル(10)
の厚み以下の長さを有する鍔付きスリーブ(40)を備え、
この鍔付きスリーブ(40)の両端は、パネル本体(20)の室
内(11)側表面及び外壁化粧部材(30)の室外(12)側表面と
面一又は表面よりも内側に配置されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パネル本体と、
その室外側表面に張った外壁化粧部材とが予め一体とな
った一体型壁パネル及びその施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【先行技術】図5は、従来の外壁にダクト及び外部フー
ドを取り付けた状態の縦断面図を示すものである。この
外壁110は、パネル本体120及び外壁化粧部材130を備え
ている。具体的には、前記パネル本体120は、特に図示
しないが、四角枠状の枠材と、この枠材の枠内を室内側
及び室外側の両側から塞ぐ面材と、室内側の面材の表面
に貼付した耐火材121とを備えている。そして、このパ
ネル本体120には、表裏に貫通する貫通孔123が形成さ
れ、この貫通孔123には、円筒状の鍔付きスリーブ140が
はめ込まれている。この鍔付きスリーブ140の室外側の
端部には、鍔141が形成され、この鍔141はパネル本体12
0の室外側の面材に締結部材142を介して固定されてい
る。なお、鍔付きスリーブ140の室内側の端部は、貫通
孔123から室内側に向かって突出した状態に配置されて
あり、この突出した鍔付きスリーブ140の端部には、室
内側から延びるフレキシブル状のダクト160がアルミテ
ープ161等を介して固定されている。
【0003】前記外壁化粧部材130は、セラミック等か
らなりパネル本体120の表面を風雨から守ると共に、そ
の外観表面を化粧する役割を有するものである。この外
壁化粧部材130は、パネル本体120の室外側の面材の表面
に横方向に沿って固定された長尺状の木質の胴縁131を
介して、パネル本体120に固定されている。なお、パネ
ル本体120と胴縁131との間には、建物躯体の防水性を担
保するための防水シート122が貼付されている。そし
て、外壁化粧部材130は、パネル本体120の貫通孔123に
対応する位置に、略同様の寸法形状の貫通孔132が形成
されている。そして、この外壁化粧部材130の貫通孔132
の周囲には、外部からの風雨を防ぐために貫通孔132の
全面を覆う外部フード150が取り付けられている。な
お、外部フード150の周囲と外壁化粧部材130との間に
は、両者の間から雨水等が浸入することを防止するため
のコーキング152による防水処理が施されている。そし
て、外部フード150は、室内側に向かって延びる円筒状
のフード用パイプ151を備えている。そして、このフー
ド用パイプ151は、鍔付きスリーブ140の内部に差し込ま
れている。
【0004】この外部フード150等の取付作業は、現場
施工により行うものであって、その施工手順を説明す
る。先ず、最初にパネル本体120の所定の位置に表裏に
貫通する貫通孔123を形成する。次に、この貫通孔123の
内部に鍔付きスリーブ140を室外側から差し込んで、締
結部材142を介して鍔141をパネル本体120に固定する。
【0005】次に、パネル本体120の貫通孔123から室内
側に向かって突出する鍔付きスリーブ140の端部に室内
側から延びるダクト160をアルミテープ161を介して取り
付ける。次に、パネル本体120の室外側の表面に防水シ
ート122を貼付し、その表面に胴縁131を横方向に沿って
固定する。そして、この胴縁131を介して外壁化粧部材1
30を釘等によりパネル本体120に固定する。
【0006】次に、外壁化粧部材130のパネル本体120の
貫通孔123に対応する位置に表裏に貫通する貫通孔132を
形成する。次に、外部フード150のフード用パイプ151を
外壁化粧部材130の貫通孔132に通して、パネル本体120
の貫通孔123内部に差し込む。そして、外部フード150を
外壁化粧部材130の貫通孔132の全面を覆うように固定す
る。その後、外部フード150の周囲と、外壁化粧部材130
との間に、コーキング152を形成し、雨水が貫通孔132を
介して建物躯体に浸入しないように防水処理を施す。こ
れにより、室内から延びるダクト160を外壁110の貫通孔
132を介して外部フード150に連通させることができる状
態の外壁110が完成する。
【0007】図6は、従来の外壁に換気用ファン及び外
部フードを取り付けた状態の縦断面図を示すものであ
る。この従来の技術は、図5で説明したダクト160の代
わりに換気用ファン170を取り付けているものである。
この従来技術では、鍔付きスリーブ140がパネル本体120
の厚みと略同一の長さに設定されてあり、この鍔付きス
リーブ140の室内側の開口全面を覆うように換気用ファ
ン170が取り付けられている。その他の構成は、図5で
説明したものと略同様であって、同一の構成には、同一
の部品番号を付与して説明を省略する。そして、施工手
順もダクト160の代わりに換気用ファン170を取り付けて
いるものであって、図5に示す従来技術で説明した施工
手順と略同様のものである。
【0008】なお、近年では、建築現場での生産性の向
上や、品質の均一性や、品質の向上を目的として、建築
部材を予め工場で作成して、現場では、簡単な組立や取
付だけで済むようにしたプレファブ工法の検討が進めら
れている。そして、従来では、パネル本体120のみを生
産工場で生産し、現場施工において、そのパネル本体12
0の表面に胴縁131等を介して外壁化粧部材130を固定し
ていたが、工場組立の割合を高めるため、生産工場にお
いて、予めパネル本体120の表面に外壁化粧部材130を固
定し、両者を予め一体化したものが検討されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術は、ダクト160用の鍔付きスリーブ140は、パネル
本体120に固定した状態で、その一部がパネル本体120の
表面から突出した状態となる。このため、現場で組み立
てる際には問題とならないが、上述したようなパネル本
体120と外壁化粧部材130とを予め工場で一体化したもの
に鍔付きスリーブ140も同時に取り付けようとしても、
かかる鍔付きスリーブ140の一部が突出した状態では、
生産工場から施工現場にまで搬送する際、邪魔となり搬
送スペースを余分に必要とし、搬送効率を低下させると
いう第一の問題点があった。
【0010】また、かかる鍔付きスリーブ140をパネル
本体120から突出した状態で、搬送すると、鍔付きスリ
ーブ140の突出した部分が周囲部材と接触し、損傷を受
けやすいという第二の問題点があった。そこで、請求項
1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一乃至
第二の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、搬送が容易で、搬送効率を向上させるこ
とができ、搬送時に鍔付きスリーブが損傷することも抑
えることができる一体型壁パネルを提供しようとするも
のである。
【0011】これに加え、請求項2記載の発明は、鍔付
きスリーブの取付位置の位置決め作業を容易にすること
ができる上に鍔付きスリーブを確実に固定することがで
きる一体型壁パネルを提供しようとするものである。こ
れに加え、請求項3記載の発明は、外部フード及びダク
トを容易かつ確実に連通させることができる一体型壁パ
ネルを提供しようとするものである。
【0012】これに加え、請求項4記載の発明は、外部
フードと換気用ファンとを、それぞれ自由に組み合わせ
ることができる一体型壁パネルを提供しようとするもの
である。請求項5記載の発明は、搬送が容易で、搬送効
率を向上させることができ、搬送時に鍔付きスリーブが
損傷することも抑えることができる上に、室内から延び
るダクトと室外側の外部フードとを容易に連結すること
ができる一体型壁パネルの施工方法を提供しようとする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
パネル本体(20)と、その室外(12)側表面に張った外壁化
粧部材(30)とが予め一体となった一体型壁パネル(10)で
あって、前記パネル本体(20)及び外壁化粧部材(30)の表
裏に貫通すると共に一体型壁パネル(10)の厚み以下の長
さを有する鍔付きスリーブ(40)を備え、この鍔付きスリ
ーブ(40)の両端は、パネル本体(20)の室内(11)側表面及
び外壁化粧部材(30)の室外(12)側表面と面一又は表面よ
りも内側に配置されていることを特徴とする。
【0014】なお、ここで、「パネル本体(20)」とは、
一体型壁パネル(10)の構造部材であって、自重や外力に
抵抗する役割を担う構成要素をいうものである。例え
ば、この「パネル本体(20)」は、木質の四角枠状の枠材
と、この枠材の枠内を両側から塞ぐ木質の面材とを備え
た木質壁パネルや、この木質壁パネルの室内側に耐火材
を貼付したもの等を含むものである。
【0015】また、ここで、「外壁化粧部材(30)」と
は、いわゆるサイディング材とも呼ばれて建物躯体の外
壁表面に形成される化粧部材や仕上げ板材等であって、
セラミック材等からなり、外部の熱や光や風雨から建物
躯体を守るためのものである。そして、この「外壁化粧
部材(30)」の表面には、幾何学的な縦横の溝や、自然の
岩石等に似せた凹凸模様等を形成して、建物外観を良好
なものにすることができるものである。
【0016】本発明は、鍔付きスリーブ(40)が、パネル
本体(20)及び外壁化粧部材(30)の表裏に貫通すると共に
一体型壁パネル(10)の厚み以下の長さを有し、この鍔付
きスリーブ(40)の両端は、パネル本体(20)の室内(11)側
表面及び外壁化粧部材(30)の室外(12)側表面と面一又は
表面よりも内側に配置されている。このため、鍔付きス
リーブ(40)の両端が一体型壁パネル(10)の表面から外方
に向かって突出しない。これにより、一体型壁パネル(1
0)を搬送する際にも、多数の一体型壁パネル(10)を効率
良く積み重ねることができて、搬送スペースを効率的に
使用することができ、搬送効率を向上させることができ
る。また、鍔付きスリーブ(40)が一体型壁パネル(10)の
表面から突出していないため、鍔付きスリーブ(40)の一
部が一体型壁パネル(10)の表面から突出して、搬送時に
周囲部材と衝突することにより、鍔付きスリーブ(40)の
一部が損傷を受けるようなことも抑えることができる。
また、鍔付きスリーブ(40)が一体型壁パネル(10)の表面
から突出するような場合と比較して、突出する鍔付きス
リーブ(40)が損傷を受けないように、その突出する部分
を他の保護カバー等により覆う等の保護手段を必要とす
ることもなく、搬送を容易にすることができる。
【0017】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、鍔付きスリーブ(40)は、その長手
方向の途中から周囲に向かって突出してパネル本体(20)
の表面に当接可能な鍔(41)を備えていることを特徴とす
る。本発明は、鍔付きスリーブ(40)が、その長手方向の
途中から周囲に向かって突出する鍔(41)を備えている。
このため、この鍔(41)をパネル本体(20)の表面に当接す
る位置で、鍔付きスリーブ(40)が所定の位置に配置され
るようにしておくことにより、鍔(41)をパネル本体(20)
の表面に当接させるだけで、鍔付きスリーブ(40)の取付
位置を決めることができる。これにより、鍔付きスリー
ブ(40)のパネル本体(20)への取付作業を容易なものにす
ることができる。
【0018】また、鍔(41)をパネル本体(20)の表面に当
接した状態にすることできるため、鍔付きスリーブ(40)
の移動を制限することができ、かかる状態で固定するこ
とにより、鍔付きスリーブ(40)を確実にパネル本体(20)
に固定することができる。請求項3記載の発明は、上記
した請求項1または請求項2記載の特徴点に加え、鍔付
きスリーブ(40)の内部には、その内径より小さい外径を
有し、且つ長さが鍔付きスリーブ(40)より長く、一端側
にダクト(60)を連結可能な長尺パイプ(44)が差し込ま
れ、この長尺パイプ(44)の他端側には、鍔付きスリーブ
(40)の内径より大きな外径を有すると共に長尺パイプ(4
4)と連通する外部フード(50)が予め一体に形成され、長
尺パイプ(44)の一端側には、鍔付きスリーブ(40)の内径
より大きな外径を有するリング(45)がねじ込まれている
ことを特徴とする。
【0019】本発明は、長尺パイプ(44)が鍔付きスリー
ブ(40)の内径より小さい外径を有しているため、外部フ
ード(50)と予め一体となった長尺パイプ(44)の一端側を
鍔付きスリーブ(40)の内部に通すことができる。そし
て、外部フード(50)とリング(45)は、鍔付きスリーブ(4
0)の内径より大きな外径を有しているため、鍔付きスリ
ーブ(40)の内部に通された長尺パイプ(44)の他端側にリ
ング(45)をねじ込むことにより、リング(45)と外部フー
ド(50)との間に鍔付きスリーブ(40)を挟み込んで固定す
ることができる。これにより、外部フード(50)、長尺パ
イプ(44)及びリング(45)を鍔付きスリーブ(40)に簡単に
固定することができ、それらを一体型壁パネル(10)に固
定することができる。
【0020】そして、鍔付きスリーブ(40)から突出する
長尺パイプ(44)の一端側にダクト(60)を連結することに
より、長尺パイプ(44)を介してダクト(60)及び外部フー
ド(50)を連通させることができる。すなわち、一体型壁
パネル(10)の内部には、既に鍔付きスリーブ(40)が埋め
込まれているため、組立現場において、パネル本体(20)
や外壁化粧部材(30)等に孔開け作業等の処理を施す必要
がなく、ダクト(60)及び外部フード(50)を容易に連通さ
せることができる。また、一つの部材である長尺パイプ
(44)の一端にダクト(60)を取り付け、他端に予め外部フ
ード(50)が取り付けてあるため、途中で空気が漏れるお
それもなく、確実に両者を連通させることができる。
【0021】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、鍔付きスリーブ(4
0)の室内(11)側には、空気を強制的に移動させる換気用
ファン(70)と、この換気用ファン(70)と予め一体に形成
されると共に換気用ファン(70)からの空気を鍔付きスリ
ーブ(40)内に案内するファン側短尺パイプ(71)とが形成
され、鍔付きスリーブ(40)の室外(12)側には、その外側
表面上部を覆って風雨を防ぐ外部フード(50)と、この外
部フード(50)と予め一体に形成されると共に外部フード
(50)と連通して鍔付きスリーブ(40)内に差し込まれるフ
ード側短尺パイプ(51)とが形成されていることを特徴と
する。
【0022】本発明は、鍔付きスリーブ(40)の室内側に
は、予め一体となった換気用ファン(70)及びファン側短
尺パイプ(71)が形成され、さらに、鍔付きスリーブ(40)
の室外側には、予め一体となった外部フード(50)及びフ
ード側短尺パイプ(51)が形成されている。すなわち、本
発明に係る換気用ファン(70)の両側には、外部フード(5
0)及び換気用ファン(70)を取り付けることができる。ま
た、換気用ファン(70)と、外部フード(50)とは、それぞ
れ別個独立に鍔付きスリーブ(40)の両側に形成されてい
る。このため、換気用ファン(70)と、外部フード(50)と
の組み合わせを自由に選択することができる。すなわ
ち、外部フード(50)は、外壁化粧部材(30)の色や外観形
状に合ったものを選択することができ、同時に、換気用
ファン(70)は、換気する室内の広さや室内が和室や洋室
における外観形状等に適合したものを選択することがで
きる。これにより、建物外観や室内外観を調和のとれた
良好なものにすることができる。
【0023】請求項5記載の発明は、パネル本体(20)
と、その室外(12)側表面に張った外壁化粧部材(30)とが
予め一体となった一体型壁パネル(10)の施工方法であっ
て、パネル本体(20)及び外壁化粧部材(30)の表裏に貫通
すると共に一体型壁パネル(10)の厚み以下の長さを有す
る鍔付きスリーブ(40)を、その両端が、パネル本体(20)
の室内(11)側表面及び外壁化粧部材(30)の室外(12)側表
面と面一又は表面よりも内側になるように配置する工程
と、鍔付きスリーブ(40)の内径より小さい外径を有し、
且つ長さが鍔付きスリーブ(40)より長く、一端側にダク
ト(60)を連結可能な長尺パイプ(44)と、その他端側に連
通する外部フード(50)とを予め一体に固定し、両者によ
り外部フード付き長尺パイプ(55)を形成する工程と、こ
の外部フード付き長尺パイプ(55)を鍔付きスリーブ(40)
の内部に室外(12)側から差し込む工程と、差し込まれた
長尺パイプ(44)にねじ込み可能であって、鍔付きスリー
ブ(40)の内径より大きな外径を有するリング(45)を長尺
パイプ(44)の室内(11)側からはめ込み、外部フード付き
長尺パイプ(55)を一体型壁パネル(10)に固定する工程
と、長尺パイプ(44)の室内(11)側にダクト(60)を接続す
る工程とを備えたことを特徴とする。
【0024】一体型壁パネル(10)の施工手順について説
明する。先ず、最初に、パネル本体(20)及び外壁化粧部
材(30)の表裏に貫通すると共に一体型壁パネル(10)の厚
み以下の長さを有する鍔付きスリーブ(40)を、その両端
が、パネル本体(20)の室内(11)側表面及び外壁化粧部材
(30)の室外(12)側表面と面一又は表面よりも内側になる
ように配置する。すなわち、鍔付きスリーブ(40)の両端
が一体型壁パネル(10)の表面から突出していない。これ
により、その状態において、搬送する際、多数の一体型
壁パネル(10)を無駄な隙間を発生させることなく、効率
良く積み重ねることができ、搬送スペースを効率的に使
用することができ、搬送効率を向上させることができ
る。
【0025】次に、鍔付きスリーブ(40)の内径より小さ
い外径を有し、且つ長さが鍔付きスリーブ(40)より長
く、一端側にダクト(60)を連結可能な長尺パイプ(44)
と、その他端側に連通する外部フード(50)とを予め一体
に固定し、この外部フード(50)及び長尺パイプ(44)から
なる両者により外部フード付き長尺パイプ(55)を形成す
る。
【0026】次に、この外部フード付き長尺パイプ(55)
を鍔付きスリーブ(40)の内部に室外(12)側から差し込
む。次に、差し込まれた長尺パイプ(44)にねじ込み可能
であって、鍔付きスリーブ(40)の内径より大きな外径を
有するリング(45)を長尺パイプ(44)の室内(11)側からは
め込み、外部フード付き長尺パイプ(55)を一体型壁パネ
ル(10)に固定する。
【0027】次に、長尺パイプ(44)の室内(11)側にダク
ト(60)を接続する。これにより、一体型壁パネル(10)の
室外側の外部フード(50)と、室内側から延びるダクト(6
0)とを連通した状態の一体型壁パネル(10)を形成するこ
とができる。本発明によれば、一体型壁パネル(10)の内
部には、既に鍔付きスリーブ(40)が埋め込まれているた
め、組立現場において、パネル本体(20)や外壁化粧部材
(30)等に孔開け作業等の処理を施す必要がなく、ダクト
(60)及び外部フード(50)を容易に連通させることができ
る。また、一つの部材である長尺パイプ(44)の一端にダ
クト(60)を取り付け、他端に予め外部フード(50)が取り
付けてあるため、途中で空気が漏れるおそれもなく、確
実に両者を連通させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図3は、本
発明の第一の実施の形態であって、図1は一体型壁パネ
ルの分解組立縦断面図、図2はダクト及び外部フードを
取り付けた状態の一体型壁パネルの縦断面図、図3は一
体型壁パネルの外観斜視図をそれぞれ示すものである。
【0029】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る一体型壁パネル10は、パネル本
体20と、その室外12側表面に張った外壁化粧部材30とが
予め一体となったものである。なお、パネル本体20は、
木質からなり四角枠状の枠材と、その枠内の両側を塞ぐ
面材と、室内側の面材の表面に貼付された耐火材21とを
備えているものである。また、外壁化粧部材30は、セラ
ミック材からなり、パネル本体20の室外側の表面に貼付
した木質の長尺材である胴縁31を介して、パネル本体20
の室外側に固定されているものである。
【0030】この一体型壁パネル10は、前記パネル本体
20及び外壁化粧部材30の表裏に貫通すると共に一体型壁
パネル10の厚み以下の長さを有する筒状の鍔付きスリー
ブ40を備えている。具体的には、この鍔付きスリーブ40
は、その長手方向の途中から周囲に向かって突出してパ
ネル本体20の表面に当接可能な鍔41を備えている。この
鍔41はパネル本体20の室外12側の表面に締結部材42を介
して固定されている。そして、パネル本体20には、鍔付
きスリーブ40がはまりこむための貫通孔23が形成されて
あり、鍔付きスリーブ40の鍔41から室内11側の端部が、
その貫通孔23に差し込まれている。そして、外壁化粧部
材30にも、鍔付きスリーブ40がはまりこむための貫通孔
32が形成されてあり、鍔付きスリーブ40の鍔41から室外
12側の端部が、その貫通孔32に差し込まれている。そし
て、この鍔付きスリーブ40の両端は、パネル本体20の室
内11側表面及び外壁化粧部材30の室外12側表面と略面一
になるように配置されている。そして、鍔付きスリーブ
40の室外12側の端部周囲と、外壁化粧部材30の貫通孔32
との間には、弾性材料からなるコーキング裏当て材47
と、このコーキング裏当て材47の室外12側に支持される
スリーブ用コーキング43とが形成されている。このスリ
ーブ用コーキング43は、防水処理用であって、鍔付きス
リーブ40と外壁化粧部材30との間から雨水等がパネル本
体20側に浸入することを防止するためのものである。
【0031】鍔付きスリーブ40の内部には、その内径よ
り小さい外径を有し、且つ長さが鍔付きスリーブ40より
長く、室内11側にフレキシブル状のダクト60を連結可能
な円筒状の長尺パイプ44が差し込まれている。この長尺
パイプ44の室内11側の外周表面には、ねじが切られてい
るねじ部46が形成されている。この長尺パイプ44の室外
12側には、鍔付きスリーブ40の内径より大きな外径を有
すると共に長尺パイプ44と連通する外部フード50が予め
一体に形成されている。なお、特に図示していないが、
この外部フード50は、全体形状が略半球状であって、そ
の下面側に長尺パイプ44と連通する開口部を有している
ものである。そして、長尺パイプ44の室内11側に向かっ
てパネル本体20から突出しているねじ部46には、鍔付き
スリーブ40の内径より大きな外径を有する円環状のリン
グ45が鍔付きスリーブ40の室内11側の端面に当接するま
でねじ込まれている。そして、鍔付きスリーブ40の室内
11側の端部には、室内11側から延びているフレキシブル
状のダクト60がアルミテープ61を介して固定されてい
る。すなわち、室内11側のダクト60から送給される空気
が、鍔付きスリーブ40内部の長尺パイプ44を通って、外
部フード50から室外12に排出可能に形成されている。
【0032】なお、長尺パイプ44と外部フード50とは製
造工場において、予め一体に固定し、その両者により外
部フード付き長尺パイプ55を形成し、組み立て現場にお
いて、一体型壁パネル10に差し込んで固定しているもの
である。次に、一体型壁パネル10の施工手順について説
明する。先ず、最初に、製造工場において、パネル本体
20及び外壁化粧部材30の表裏に貫通すると共に一体型壁
パネル10の厚み以下の長さを有する鍔付きスリーブ40
を、その両端が、パネル本体20の室内11側表面及び外壁
化粧部材30の室外12側表面の面一よりも内側になるよう
に配置する。具体的には、外壁化粧部材30を取り付ける
前のパネル本体20に、その表裏に貫通する貫通孔23を開
口する。そして、この貫通孔23に鍔付きスリーブ40を差
し込み、鍔41を締結部材42を介してパネル本体20の表面
に固定する。次に、パネル本体20の表面に胴縁31を固定
し、この胴縁31を介して外壁化粧部材30を固定する。な
お、外壁化粧部材30には、鍔付きスリーブ40を差し込み
可能な貫通孔32を予め形成し、この貫通孔32と鍔付きス
リーブ40の周囲との間には、コーキング裏当て材47及び
スリーブ用コーキング43による防水処理を施す。
【0033】次に、同様に製造工場において、長尺パイ
プ44と、それに連通する外部フード50とを予め一体に固
定し、この両者からなる外部フード付き長尺パイプ55を
形成する。もちろん、長尺パイプ44と外部フード50とを
一体に固定する作業は、組立現場において行っても良い
ものである。次に、一体型壁パネル10と、それに固定し
ていない状態の外部フード付き長尺パイプ55とを、製造
工場から組立現場にまで搬送する。その際、鍔付きスリ
ーブ40の両端が一体型壁パネル10の表面から突出してい
ないため、多数の一体型壁パネル10を効率良く積み重ね
ることができ、搬送スペースを効率的に使用することが
でき、搬送効率を向上させることができる。
【0034】次に、組立現場において、この外部フード
付き長尺パイプ55を鍔付きスリーブ40の内部に室外12側
から差し込む。次に、外部フード付き長尺パイプ55を鍔
付きスリーブ40の内部に差し込んだ状態において、リン
グ45を長尺パイプ44のねじ部46の室内11側から鍔付きス
リーブ40の室内11側の端面に当接するまでねじ込み、外
部フード付き長尺パイプ55を一体型壁パネル10に固定す
る。なお、外部フード50の周囲と、外壁化粧部材30との
間には、両者の間から雨水等が浸入しないようにフード
用コーキング52による防水処理を施す。
【0035】次に、長尺パイプ44の室内11側にアルミテ
ープ61を介してダクト60を接続する。これにより、一体
型壁パネル10の室外側の外部フード50と、室内側から延
びるダクト60とを連通した状態の一体型壁パネル10を形
成することができる。次に、上記した実施の形態の作用
及び効果について説明する。本実施の形態は、鍔付きス
リーブ40が、パネル本体20及び外壁化粧部材30の表裏に
貫通すると共に一体型壁パネル10の厚み以下の長さを有
し、この鍔付きスリーブ40の両端は、パネル本体20の室
内11側表面及び外壁化粧部材30の室外12側表面と面一に
配置されている。このため、鍔付きスリーブ40の両端が
一体型壁パネル10の表面から外方に向かって突出しな
い。これにより、一体型壁パネル10を搬送する際にも、
多数の一体型壁パネル10を効率良く積み重ねることがで
きて、搬送スペースを効率的に使用することができ、搬
送効率を向上させることができる。また、鍔付きスリー
ブ40が一体型壁パネル10の表面から突出していないた
め、鍔付きスリーブ40の一部が一体型壁パネル10の表面
から突出して、搬送時に周囲部材と衝突することによ
り、鍔付きスリーブ40の一部が損傷を受けるようなこと
を抑えることができる。また、鍔付きスリーブ40が一体
型壁パネル10の表面から突出するような場合と比較し
て、突出する鍔付きスリーブ40が損傷を受けないよう
に、その突出する部分を他の保護カバー等により覆う等
の保護手段を必要とすることもなく、搬送作業を容易に
することができる。
【0036】本実施の形態は、鍔付きスリーブ40が、そ
の長手方向の途中から周囲に向かって突出する鍔41を備
えている。このため、この鍔41をパネル本体20の表面に
当接する位置で、鍔付きスリーブ40の両端が一体型壁パ
ネル10の表面の面一に配置されるようにしておくことに
より、鍔41をパネル本体20の表面に当接させるだけで、
鍔付きスリーブ40の取付位置を決めることができる。こ
れにより、鍔付きスリーブ40のパネル本体20への取付作
業を容易なものにすることができる。
【0037】また、鍔41をパネル本体20の表面に当接し
た状態にすることできるため、鍔付きスリーブ40の移動
を制限することができ、かかる状態で固定することによ
り、鍔付きスリーブ40を確実にパネル本体20に固定する
ことができる。本実施の形態は、長尺パイプ44が鍔付き
スリーブ40の内径より小さい外径を有しているため、外
部フード50と予め一体となった長尺パイプ44の一端側を
鍔付きスリーブ40の内部に通すことができる。そして、
外部フード50とリング45は、鍔付きスリーブ40の内径よ
り大きな外径を有しているため、鍔付きスリーブ40の内
部に通された長尺パイプ44の室内11側にリング45をねじ
込むことにより、リング45と外部フード50との間に鍔付
きスリーブ40を挟み込んで固定することができる。これ
により、外部フード50、長尺パイプ44及びリング45を鍔
付きスリーブ40に簡単に固定することができ、それらを
一体型壁パネル10に固定することができる。
【0038】そして、鍔付きスリーブ40から突出する長
尺パイプ44の室内11側にダクト60を連結することによ
り、長尺パイプ44を介してダクト60及び外部フード50を
連通させることができる。すなわち、一体型壁パネル10
の内部には、既に鍔付きスリーブ40が埋め込まれている
ため、組立現場において、パネル本体20や外壁化粧部材
30等に孔開け作業等の処理を施す必要がなく、ダクト60
及び外部フード50を容易に連通させることができる。ま
た、外部フード付き長尺パイプ55は、一つの部材である
長尺パイプ44の一端にダクト60を取り付け、他端に予め
外部フード50が取り付けてあるため、途中で空気が漏れ
るおそれもなく、確実に両者を連通させることができ
る。
【0039】次に、第二の実施の形態について説明す
る。図4は、本発明の第二の実施の形態であって、換気
用ファン及び外部フードを取り付けた状態の一体型壁パ
ネルの縦断面図を示すものである。本実施の形態に係る
一体型壁パネル10は、室内11側に換気用ファン70を取り
付けたものである。具体的には、鍔付きスリーブ40の室
内11側には、空気を強制的に移動させる換気用ファン70
と、この換気用ファン70と予め一体に形成されると共に
換気用ファン70からの空気を鍔付きスリーブ40内に案内
する略円筒状のファン側短尺パイプ71とが形成されてい
る。そして、鍔付きスリーブ40の室外12側には、その外
側表面上部を覆って風雨を防ぐ外部フード50と、この外
部フード50と予め一体に形成されると共に外部フード50
と連通して鍔付きスリーブ40内に差し込まれる略円筒状
のフード側短尺パイプ51とが形成されている。その他の
構成は、第一の実施の形態と略同様であって、同一の構
成には、同一の部品番号を付与して説明を省略する。
【0040】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態のように、上述した換
気用ファン70を取り付ける場合においても、第一の実施
の形態で説明した鍔付きスリーブ40を内部に配置した一
体型壁パネル10と同一寸法形状のものを使用することが
できる。すなわち、いずれの場合も、同一寸法形状の共
通の鍔付きスリーブ40を使用している。このため、ダク
ト60を取り付ける箇所を有する一体型壁パネル10と、換
気用ファン70を取り付ける箇所を有する一体型壁パネル
10とを共通したものにすることができる。これにより、
取付箇所にそれぞれ適合した寸法形状が異なる鍔付きス
リーブ40を準備する必要がなく、鍔付きスリーブ40を一
つの寸法形状に統一することができ、部品数の低減を図
ることができる。そして、一体型壁パネル10も取付箇所
に関係なく、共通したものを使用することができるた
め、かかる一体型壁パネル10の管理や保管等を容易なも
のにすることができる。
【0041】さらに、本実施の形態によれば、鍔付きス
リーブ40の室内側には、予め一体となった換気用ファン
70及びファン側短尺パイプ71が形成され、さらに、鍔付
きスリーブ40の室外側には、予め一体となった外部フー
ド50及びフード側短尺パイプ51が形成されている。すな
わち、換気用ファン70と、外部フード50とは、それぞれ
別個独立に鍔付きスリーブ40の両側に形成されている。
このため、換気用ファン70と、外部フード50との組み合
わせを自由に選択することができる。すなわち、外部フ
ード50は、外壁化粧部材30の色や外観形状に合ったもの
を選択することができ、同時に、換気用ファン70は、換
気する室内の広さや室内が和室や洋室における外観形状
等に適合したものを選択することができる。これによ
り、建物外観や室内外観を調和のとれた良好なものにす
ることができる。
【0042】なお、上述した第一及び第二の実施の形態
において、鍔付きスリーブ40の両端は、パネル本体20の
室内11側表面及び外壁化粧部材30の室外12側表面と面一
になるように形成されていたが、特に、これに限定され
ることはなく、鍔付きスリーブ40の両端がパネル本体20
の室内11側表面及び外壁化粧部材30の室外12側表面より
も一体型壁パネル10の内側に配置されるように形成され
ていても良いものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、搬送が容易で、搬送効率を向上さ
せることができ、搬送時に鍔付きスリーブが損傷するこ
とも抑えることができる一体型壁パネルを提供すること
ができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、鍔付きスリ
ーブの取付位置の位置決め作業を容易にすることができ
る上に鍔付きスリーブを確実に固定することができる一
体型壁パネルを提供することができる。請求項3記載の
発明によれば、外部フード及びダクトを容易かつ確実に
連通させることができる一体型壁パネルを提供すること
ができる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、外部フード
と換気用ファンとを、それぞれ自由に組み合わせること
ができる一体型壁パネルを提供することができる。請求
項5記載の発明によれば、搬送が容易で、搬送効率を向
上させることができ、搬送時に鍔付きスリーブが損傷す
ることも抑えることができる上に、室内から延びるダク
トと室外側の外部フードとを容易に連結することができ
る一体型壁パネルの施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、一体型壁
パネルを示す分解組立縦断面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、ダクト及
び外部フードを取り付けた状態の一体型壁パネルを示す
縦断面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、一体型壁
パネルを示す外観斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態であって、換気用フ
ァン及び外部フードを取り付けた状態の一体型壁パネル
を示す縦断面図である。
【図5】従来の一体型壁パネルにダクト及び外部フード
を取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図6】従来の一体型壁パネルに換気用ファン及び外部
フードを取り付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 一体型壁パネル 11 室内 12 室外 20 パネル本体 21 耐火材 23 貫通孔 30 外壁化粧部材 31 胴縁 32 貫通孔 40 鍔付きスリ
ーブ 41 鍔 42 締結部材 43 スリーブ用コーキング 44 長尺パイプ 45 リング 46 ねじ部 47 コーキング裏当て材 50 外部フード 51 フード側短尺パイプ 52 フード用コ
ーキング 55 外部フード付き長尺パイプ 60 ダクト 61 アルミテープ 70 換気用ファ
ン 71 ファン側短尺パイプ 110 外壁 120 パネル本体 121 耐火材 122 防水シート 123 貫通孔 130 外壁化粧部材 131 胴縁 132 貫通孔 140 鍔付きスリー
ブ 141 鍔 142 締結部材 150 外部フード 151 フード用パイ
プ 152 コーキング 160 ダクト 161 アルミテープ 170 換気用ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体と、その室外側表面に張った
    外壁化粧部材とが予め一体となった一体型壁パネルであ
    って、 前記パネル本体及び外壁化粧部材の表裏に貫通すると共
    に一体型壁パネルの厚み以下の長さを有する鍔付きスリ
    ーブを備え、 この鍔付きスリーブの両端は、パネル本体の室内側表面
    及び外壁化粧部材の室外側表面と面一又は表面よりも内
    側に配置されていることを特徴とする一体型壁パネル。
  2. 【請求項2】 鍔付きスリーブは、その長手方向の途中
    から周囲に向かって突出してパネル本体の表面に当接可
    能な鍔を備えていることを特徴とする請求項1記載の一
    体型壁パネル。
  3. 【請求項3】 鍔付きスリーブの内部には、その内径よ
    り小さい外径を有し、且つ長さが鍔付きスリーブより長
    く、一端側にダクトを連結可能な長尺パイプが差し込ま
    れ、 この長尺パイプの他端側には、鍔付きスリーブの内径よ
    り大きな外径を有すると共に長尺パイプと連通する外部
    フードが予め一体に形成され、 長尺パイプの一端側には、鍔付きスリーブの内径より大
    きな外径を有するリングがねじ込まれていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の一体型壁パネル。
  4. 【請求項4】 鍔付きスリーブの室内側には、空気を強
    制的に移動させる換気用ファンと、この換気用ファンと
    予め一体に形成されると共に換気用ファンからの空気を
    鍔付きスリーブ内に案内するファン側短尺パイプとが形
    成され、 鍔付きスリーブの室外側には、その外側表面上部を覆っ
    て風雨を防ぐ外部フードと、この外部フードと予め一体
    に形成されると共に外部フードと連通して鍔付きスリー
    ブ内に差し込まれるフード側短尺パイプとが形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の一
    体型壁パネル。
  5. 【請求項5】 パネル本体と、その室外側表面に張った
    外壁化粧部材とが予め一体となった一体型壁パネルの施
    工方法であって、 パネル本体及び外壁化粧部材の表裏に貫通すると共に一
    体型壁パネルの厚み以下の長さを有する鍔付きスリーブ
    を、その両端が、パネル本体の室内側表面及び外壁化粧
    部材の室外側表面と面一又は表面よりも内側になるよう
    に配置する工程と、 鍔付きスリーブの内径より小さい外径を有し、且つ長さ
    が鍔付きスリーブより長く、一端側にダクトを連結可能
    な長尺パイプと、その他端側に連通する外部フードとを
    予め一体に固定し、両者により外部フード付き長尺パイ
    プを形成する工程と、 この外部フード付き長尺パイプを鍔付きスリーブの内部
    に室外側から差し込む工程と、 差し込まれた長尺パイプにねじ込み可能であって、鍔付
    きスリーブの内径より大きな外径を有するリングを長尺
    パイプの室内側からはめ込み、外部フード付き長尺パイ
    プを一体型壁パネルに固定する工程と、 長尺パイプの室内側にダクトを接続する工程とを備えた
    ことを特徴とする一体型壁パネルの施工方法。
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