JP2000128081A - 小型滑走艇のウォータージェットポンプ装着部構造 - Google Patents
小型滑走艇のウォータージェットポンプ装着部構造Info
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H11/00—Marine propulsion by water jets
- B63H11/02—Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
- B63H11/04—Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps
- B63H11/06—Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps of reciprocating type
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B34/00—Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/30—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォータージェットポンプの装着に使用する
ポンプブラケットと、船体側のハルに形成した縦壁部と
の接合面に不定形シール剤を封じ込めておくことによ
り、両部材の接合面からの気水漏れを防止する。 【解決手段】 船底後部でハルＨに形成した縦壁部面５
に接合するポンプブラケット８の接合面１５に、両接合
面間に不定形シール剤ｓを封じ込めるシール剤の収容凹
部１５ｂを形成する。
ポンプブラケットと、船体側のハルに形成した縦壁部と
の接合面に不定形シール剤を封じ込めておくことによ
り、両部材の接合面からの気水漏れを防止する。 【解決手段】 船底後部でハルＨに形成した縦壁部面５
に接合するポンプブラケット８の接合面１５に、両接合
面間に不定形シール剤ｓを封じ込めるシール剤の収容凹
部１５ｂを形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型滑走艇のウォ
ータージェットポンプの装着部構造に関するものであ
り、さらに詳しくは、小型滑走艇の船底部にウォーター
ジェットポンプを装着するに当たって、該ポンプ前端に
介装されるポンプブラケットを、船底後部のハルに形成
した縦壁部に気密・水密的に結合する小型滑走艇のウォ
ータージェットポンプの装着部構造に関するものであ
る。
ータージェットポンプの装着部構造に関するものであ
り、さらに詳しくは、小型滑走艇の船底部にウォーター
ジェットポンプを装着するに当たって、該ポンプ前端に
介装されるポンプブラケットを、船底後部のハルに形成
した縦壁部に気密・水密的に結合する小型滑走艇のウォ
ータージェットポンプの装着部構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ウォータージェットポンプで推進する小
型滑走艇（Personal WaterCaft :「ＰＷＣ」とも略称さ
れる）は、船底に設けた吸水口から水 (海水を含む) を
吸い込み、ウォータージェットポンプで加圧・加速して
ポンプ後部の噴出ノズルから船体後方に噴出して前進す
るよう構成されている。
型滑走艇（Personal WaterCaft :「ＰＷＣ」とも略称さ
れる）は、船底に設けた吸水口から水 (海水を含む) を
吸い込み、ウォータージェットポンプで加圧・加速して
ポンプ後部の噴出ノズルから船体後方に噴出して前進す
るよう構成されている。
【０００３】この種の小型滑走艇で、船体下部を構成す
るハルの後部中央に、斜め後ろ上がりにダクト部を凹設
し、このダクト部に連接して縦壁部を形成してこの縦壁
部後方にポンプ配装空間を形成し、上記縦壁部にポンプ
ブラケットを配装し、このポンプブラケットを介してウ
ォータージェットポンプを装着した構成のものがある。
るハルの後部中央に、斜め後ろ上がりにダクト部を凹設
し、このダクト部に連接して縦壁部を形成してこの縦壁
部後方にポンプ配装空間を形成し、上記縦壁部にポンプ
ブラケットを配装し、このポンプブラケットを介してウ
ォータージェットポンプを装着した構成のものがある。
【０００４】このような小型滑走艇で、船底後部のハル
に形成した縦壁部に、ポンプブラケットを配装するに当
たって、両部材の接合面部のシールには、一般に、ハル
の縦壁部面とポンプブラケットの接合面との間に隙間を
つくり、その中にシールを入れる手法が採られている。
に形成した縦壁部に、ポンプブラケットを配装するに当
たって、両部材の接合面部のシールには、一般に、ハル
の縦壁部面とポンプブラケットの接合面との間に隙間を
つくり、その中にシールを入れる手法が採られている。
【０００５】また、ウォータージェットポンプ部に対す
る操作ケーブル類が、船体内外に貫通する部分を保持す
るホルダや、ビルジポンプからのパイプ又はエンジンを
冷却する冷却水用のパイプ等が、船体内外に貫通する部
分に使用されるジョイント部材を、船底後部のハルに直
接的に貫通保持させ、これらのハルに対する貫通保持部
に接着剤を使用して個々にシール機能を持たせた構成の
ものも提案されている。（先行技術として、特開平８−
１０４２８７号公報参照）
る操作ケーブル類が、船体内外に貫通する部分を保持す
るホルダや、ビルジポンプからのパイプ又はエンジンを
冷却する冷却水用のパイプ等が、船体内外に貫通する部
分に使用されるジョイント部材を、船底後部のハルに直
接的に貫通保持させ、これらのハルに対する貫通保持部
に接着剤を使用して個々にシール機能を持たせた構成の
ものも提案されている。（先行技術として、特開平８−
１０４２８７号公報参照）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記するよ
うに、ウォータージェットポンプの装着部に配装される
ポンプブラケットを、ハルに形成した縦壁部に配装する
際に、両接合面間に隙間をつくり、この隙間にシールを
入れる作業では、シール作業がし難い面がある。
うに、ウォータージェットポンプの装着部に配装される
ポンプブラケットを、ハルに形成した縦壁部に配装する
際に、両接合面間に隙間をつくり、この隙間にシールを
入れる作業では、シール作業がし難い面がある。
【０００７】また、上記するような手法でハルとポンプ
ブラケットの接合面部をシールした場合、両接合面間で
シールが不確実であると、わずかではあるが船体への漏
水や、ポンプ部へのエアドローが生じるおそれもある。
ブラケットの接合面部をシールした場合、両接合面間で
シールが不確実であると、わずかではあるが船体への漏
水や、ポンプ部へのエアドローが生じるおそれもある。
【０００８】そこで、本発明は、小型滑走艇の船底部に
ウォータージェットポンプを装着するに当たって、ハル
に形成した縦壁部面と、これに接合するポンプブラケッ
トの接合面との間に不定形シール剤を封じ込めておくこ
とにより、両部材の接合面部のシール性を充分に確保で
きるようにし、経時的にも、両部材の接合面からの気水
漏れが防止できる小型滑走艇のウォータージェットポン
プの装着部構造を提供することを目的としたものであ
る。
ウォータージェットポンプを装着するに当たって、ハル
に形成した縦壁部面と、これに接合するポンプブラケッ
トの接合面との間に不定形シール剤を封じ込めておくこ
とにより、両部材の接合面部のシール性を充分に確保で
きるようにし、経時的にも、両部材の接合面からの気水
漏れが防止できる小型滑走艇のウォータージェットポン
プの装着部構造を提供することを目的としたものであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る小型滑走艇
のウォータージェットポンプの装着部構造では、船底後
部でハルに形成した縦壁部に配装するポンプブラケット
において、上記縦壁部面に接合するポンプブラケットの
接合面に、その周縁接合面を残して不定形シール剤を封
じ込めるシール剤の収容凹部を形成したことを特徴とす
る。
のウォータージェットポンプの装着部構造では、船底後
部でハルに形成した縦壁部に配装するポンプブラケット
において、上記縦壁部面に接合するポンプブラケットの
接合面に、その周縁接合面を残して不定形シール剤を封
じ込めるシール剤の収容凹部を形成したことを特徴とす
る。
【００１０】このように構成されたポンプブラケットに
よると、このポンプブラケットをハルに形成した縦壁部
に配装するのに先立って、ポンプブラケットの接合面に
不定形シール剤を全面的に塗布してシール剤をその収容
凹部内に落ち着かせ、そのままハルの縦壁部面に接合さ
せるだけで、シール剤はポンプブラケットの接合面全域
に亘って一様に封じ込まれる。従って、ハルとポンプブ
ラケットとのシール作業としては、特別な気遣いがなく
簡単にできる。また、ハルとポンプブラケットの接合面
部に不定形シール剤を封じ込んだシール構造を採用した
ことで、経時的にも、また、小型滑走艇が走航中にも、
両部材の接合面部のシール性が充分に確保でき、船体へ
の漏水や、ポンプ部へのエアドローが防止できる。よっ
て、ポンプブラケット配装部からの気水漏れを解消でき
る。
よると、このポンプブラケットをハルに形成した縦壁部
に配装するのに先立って、ポンプブラケットの接合面に
不定形シール剤を全面的に塗布してシール剤をその収容
凹部内に落ち着かせ、そのままハルの縦壁部面に接合さ
せるだけで、シール剤はポンプブラケットの接合面全域
に亘って一様に封じ込まれる。従って、ハルとポンプブ
ラケットとのシール作業としては、特別な気遣いがなく
簡単にできる。また、ハルとポンプブラケットの接合面
部に不定形シール剤を封じ込んだシール構造を採用した
ことで、経時的にも、また、小型滑走艇が走航中にも、
両部材の接合面部のシール性が充分に確保でき、船体へ
の漏水や、ポンプ部へのエアドローが防止できる。よっ
て、ポンプブラケット配装部からの気水漏れを解消でき
る。
【００１１】また、ポンプブラケットの接合面に形成す
る全てのシール剤の収容凹部を連続させた構成にする
と、ポンプブラケットの接合面に不定形シール剤を塗布
する作業で、シール剤がその収容凹部内を適切に移動し
て塗りむらなく早く塗布できるので、この面からも作業
性を向上できる。
る全てのシール剤の収容凹部を連続させた構成にする
と、ポンプブラケットの接合面に不定形シール剤を塗布
する作業で、シール剤がその収容凹部内を適切に移動し
て塗りむらなく早く塗布できるので、この面からも作業
性を向上できる。
【００１２】また、ポンプブラケットの接合面には、ハ
ルに形成した縦壁部にポンプブラケットを取着する固定
用ボルトを植込むためのめねじ穴や、接合面を貫通して
操作ケーブル類を保持するホルダや、ビルジパイプ又は
冷却水パイプのジョイント部材を保持するための通孔等
が適所に設けられるので、これらのめねじ穴及び通孔回
りにもシール剤の収容凹部を形成すると、上記固定用ボ
ルト、ホルダ及びジョイント部材がポンプブラケットの
接合面から突出する部分にもシール剤が封じ込まれ、こ
れにより上記各部材がハルの縦壁部に挿通される孔部に
対する止水機能が強化され、この部分の気密・水密性が
高められる。
ルに形成した縦壁部にポンプブラケットを取着する固定
用ボルトを植込むためのめねじ穴や、接合面を貫通して
操作ケーブル類を保持するホルダや、ビルジパイプ又は
冷却水パイプのジョイント部材を保持するための通孔等
が適所に設けられるので、これらのめねじ穴及び通孔回
りにもシール剤の収容凹部を形成すると、上記固定用ボ
ルト、ホルダ及びジョイント部材がポンプブラケットの
接合面から突出する部分にもシール剤が封じ込まれ、こ
れにより上記各部材がハルの縦壁部に挿通される孔部に
対する止水機能が強化され、この部分の気密・水密性が
高められる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１４】図１は本発明の実施の形態を示す小型滑走
艇の全体側面図、図２はウォータージェットポンプ部の
縦断面図である。
艇の全体側面図、図２はウォータージェットポンプ部の
縦断面図である。
【００１５】図１，２において、小型滑走艇の船体Ａ
は、ともにプラスチック製の、船体下部を構成するハル
Ｈとその上方を覆うデッキＤから構成され、これらハル
ＨとデッキＤを全周で接続して中空殻構造に構成してお
り、図示例では、ガンネルラインＧと呼ばれるハルＨと
デッキＤの接続ラインが喫水線Ｌより上方に位置してい
る。
は、ともにプラスチック製の、船体下部を構成するハル
Ｈとその上方を覆うデッキＤから構成され、これらハル
ＨとデッキＤを全周で接続して中空殻構造に構成してお
り、図示例では、ガンネルラインＧと呼ばれるハルＨと
デッキＤの接続ラインが喫水線Ｌより上方に位置してい
る。
【００１６】上記デッキＤは、その中央上部に操縦用の
ハンドル１を備え、このハンドル１より後方に、船体Ａ
の長手方向に沿って騎乗用のシート２を配置し、このシ
ート２下方でハルＨとデッキＤに囲まれた空間３内にエ
ンジンＥを搭載している。
ハンドル１を備え、このハンドル１より後方に、船体Ａ
の長手方向に沿って騎乗用のシート２を配置し、このシ
ート２下方でハルＨとデッキＤに囲まれた空間３内にエ
ンジンＥを搭載している。
【００１７】上記ハルＨの後部中央に、ダクト部４を斜
め後ろ上がりに凹設し、このダクト部４の後端に連接し
て縦壁部５を形成し、この縦壁部５後方に、ポンプ装着
空間６を形成している。
め後ろ上がりに凹設し、このダクト部４の後端に連接し
て縦壁部５を形成し、この縦壁部５後方に、ポンプ装着
空間６を形成している。
【００１８】このポンプ装着空間６にウォータージェッ
トポンプ７を装着するのに、図２に示すように、ハルＨ
に形成した縦壁部５にポンプブラケット８を配装し、こ
のポンプブラケット８に、ウォータージェットポンプ７
のポンプケーシング７ａ先端を密嵌状に固着している。
また、上記ダクト部４の船底開口部を、ポンプブラケッ
ト８の下部に一体に形成した吸水口リップ部９で覆い、
これにより船底に開口する吸水口４ａと吸水ダクト４ｂ
を画成し、この吸水ダクト４ｂをポンプブラケット８に
形成した開口部８ａを介してポンプケーシング７ａ先端
に連結している。
トポンプ７を装着するのに、図２に示すように、ハルＨ
に形成した縦壁部５にポンプブラケット８を配装し、こ
のポンプブラケット８に、ウォータージェットポンプ７
のポンプケーシング７ａ先端を密嵌状に固着している。
また、上記ダクト部４の船底開口部を、ポンプブラケッ
ト８の下部に一体に形成した吸水口リップ部９で覆い、
これにより船底に開口する吸水口４ａと吸水ダクト４ｂ
を画成し、この吸水ダクト４ｂをポンプブラケット８に
形成した開口部８ａを介してポンプケーシング７ａ先端
に連結している。
【００１９】上記ポンプケーシング７ａ内にインペラ１
０を回転自在に軸支して推進ポンプＰを構成している。
この推進ポンプＰのインペラ１０を、上記エンジンＥの
後部に突出した出力軸１１（図１参照）に対し、プロペ
ラ軸１２を介して一体的に回転可能に接続している。こ
うして、推進ポンプＰは、上記エンジンＥの回転をプロ
ペラ軸１２を介してインペラ１０に伝達することによ
り、船底に開口する吸水口４ａから取り込んだ水を加圧
・加速して推進ポンプＰ後方に設けた噴射ノズル１３か
ら噴出して推進力を得るものである。
０を回転自在に軸支して推進ポンプＰを構成している。
この推進ポンプＰのインペラ１０を、上記エンジンＥの
後部に突出した出力軸１１（図１参照）に対し、プロペ
ラ軸１２を介して一体的に回転可能に接続している。こ
うして、推進ポンプＰは、上記エンジンＥの回転をプロ
ペラ軸１２を介してインペラ１０に伝達することによ
り、船底に開口する吸水口４ａから取り込んだ水を加圧
・加速して推進ポンプＰ後方に設けた噴射ノズル１３か
ら噴出して推進力を得るものである。
【００２０】上記噴射ノズル１３後方に、水平方向に回
動するステアリングノズル１３ａを配備している。この
ステアリングノズル１３ａを、上記ハンドル１（図１参
照）にステアリングケーブル１４を介して連結し、ハン
ドル１を左右に操作することにより、ステアリングノズ
ル１３ａが左右に揺動させて所望の方向に走向方向を変
えられるようにしている。
動するステアリングノズル１３ａを配備している。この
ステアリングノズル１３ａを、上記ハンドル１（図１参
照）にステアリングケーブル１４を介して連結し、ハン
ドル１を左右に操作することにより、ステアリングノズ
ル１３ａが左右に揺動させて所望の方向に走向方向を変
えられるようにしている。
【００２１】また、上記ステアリングノズル１３ａの後
方には、図１に示すように、上下方向に回動する後進用
のデフレクター１３ｂを配備しており、このデフレクタ
ー１３ｂは、図示はしていないが、上記ハンドル１近傍
でデッキＤに取り付けた後進操作用レバーとデフレクタ
ーケーブルで連結し、デフレクター１３ｂを操作してス
テアリグノズル１３ａから後方に吐出される水を転向さ
せて船体を後進させるようにしている。
方には、図１に示すように、上下方向に回動する後進用
のデフレクター１３ｂを配備しており、このデフレクタ
ー１３ｂは、図示はしていないが、上記ハンドル１近傍
でデッキＤに取り付けた後進操作用レバーとデフレクタ
ーケーブルで連結し、デフレクター１３ｂを操作してス
テアリグノズル１３ａから後方に吐出される水を転向さ
せて船体を後進させるようにしている。
【００２２】上記ポンプブラケット８について、さらに
詳述する。図３はポンプブラケットを接合面側から見た
拡大正面図、図４は同ポンプブラケットの拡大側面図、
図５は接合面部の一部拡大断面図である。
詳述する。図３はポンプブラケットを接合面側から見た
拡大正面図、図４は同ポンプブラケットの拡大側面図、
図５は接合面部の一部拡大断面図である。
【００２３】図３，図４において、上記ポンプブラケッ
ト８には、ハルＨに形成した縦壁部５の面（図１，２参
照）に接合する接合面１５を形成している。このポンプ
ブラケット８の接合面１５は、図３に示すように、その
正面視において逆Ｕ字状に形成され、このポンプブラケ
ット８の開口部８ａの上半部を接合面１５の内周縁で形
成し、開口部８ａの下半部をポンプブラケット８の下部
に一体に前向きに突出状に形成した吸水口リップ部９の
上端部で形成している。
ト８には、ハルＨに形成した縦壁部５の面（図１，２参
照）に接合する接合面１５を形成している。このポンプ
ブラケット８の接合面１５は、図３に示すように、その
正面視において逆Ｕ字状に形成され、このポンプブラケ
ット８の開口部８ａの上半部を接合面１５の内周縁で形
成し、開口部８ａの下半部をポンプブラケット８の下部
に一体に前向きに突出状に形成した吸水口リップ部９の
上端部で形成している。
【００２４】このポンプブラケット８の接合面１５に
は、その縁部に接して適宜の幅をとり周縁接合面１５ａ
を残して不定形シール剤ｓを収容するシール剤の収容凹
部１５ｂを形成し、このシール剤の収容凹部１５ｂの内
側には、内方接合面１５ｃを残している。また、ポンプ
ブラケット８の接合面１５に設けためねじ穴１６や通孔
１７回りにも、シール剤の収容凹部１５ｂを形成し、ポ
ンプブラケット８の接合面１５に形成する全てのシール
剤の収容凹部１５ｂを連続させている。
は、その縁部に接して適宜の幅をとり周縁接合面１５ａ
を残して不定形シール剤ｓを収容するシール剤の収容凹
部１５ｂを形成し、このシール剤の収容凹部１５ｂの内
側には、内方接合面１５ｃを残している。また、ポンプ
ブラケット８の接合面１５に設けためねじ穴１６や通孔
１７回りにも、シール剤の収容凹部１５ｂを形成し、ポ
ンプブラケット８の接合面１５に形成する全てのシール
剤の収容凹部１５ｂを連続させている。
【００２５】上記めねじ穴１６は、ハルＨに形成した縦
壁部５（図１，２参照）に対しポンプブラケット８を固
定する固定用ボルトを植込むためのものであり、また、
上記通孔１７は、ポンプブラケット８の接合面１５を貫
通する操作ケーブル・配管類を貫通保持するホルダや、
ビルジパイプ又は冷却水パイプ等のジョイント部材等を
貫通保持するためのもので、実施の形態では、操作ケー
ブルとして、上記ステアリングケーブル１４及びデフレ
クターケーブルが、ともにポンプブラケット８の接合面
１５を貫通する構成になっている。なお、これら通孔１
７については、それぞれに直径が異なり、各部材保持手
法としても異なるところがあるが、図面では共通の符号
を付けている。
壁部５（図１，２参照）に対しポンプブラケット８を固
定する固定用ボルトを植込むためのものであり、また、
上記通孔１７は、ポンプブラケット８の接合面１５を貫
通する操作ケーブル・配管類を貫通保持するホルダや、
ビルジパイプ又は冷却水パイプ等のジョイント部材等を
貫通保持するためのもので、実施の形態では、操作ケー
ブルとして、上記ステアリングケーブル１４及びデフレ
クターケーブルが、ともにポンプブラケット８の接合面
１５を貫通する構成になっている。なお、これら通孔１
７については、それぞれに直径が異なり、各部材保持手
法としても異なるところがあるが、図面では共通の符号
を付けている。
【００２６】そして、ポンプブラケット８を配装する時
に、上記めねじ穴１６には、固定用ボルトを植込むと、
めねじ穴１６内へシール剤ｓは入らず、また、各通孔１
７には、ホルダ及びジョイント部材等を密着状に貫通保
持すると、通孔１７内へシール剤ｓは入らないものであ
る。
に、上記めねじ穴１６には、固定用ボルトを植込むと、
めねじ穴１６内へシール剤ｓは入らず、また、各通孔１
７には、ホルダ及びジョイント部材等を密着状に貫通保
持すると、通孔１７内へシール剤ｓは入らないものであ
る。
【００２７】上記不定形シール剤ｓとしては、実用的
に、ゲル状のシリコンシーラントを使用する。このシー
ル剤ｓを、ポンプブラケット８を配装する時に、ポンプ
ブラケット８の接合面１５に全面的に塗布してシール剤
ｓを収容凹部に落ち着かせ、この状態でハルＨの縦壁部
５面に接合させて両部材を固定すると、図５に示すよう
に、収容凹部１５ｂ全域でシール剤ｓが一様に封じ込ま
れて長期間に亘ってシール性を発揮するものである。
に、ゲル状のシリコンシーラントを使用する。このシー
ル剤ｓを、ポンプブラケット８を配装する時に、ポンプ
ブラケット８の接合面１５に全面的に塗布してシール剤
ｓを収容凹部に落ち着かせ、この状態でハルＨの縦壁部
５面に接合させて両部材を固定すると、図５に示すよう
に、収容凹部１５ｂ全域でシール剤ｓが一様に封じ込ま
れて長期間に亘ってシール性を発揮するものである。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、小型滑走艇のウォータージェ
ットポンプの装着部構造として、ハルに形成した縦壁部
に配装されるポンプブラケットの接合面にシール剤の収
容凹部を形成し、この収容凹部に不定形シール剤を収容
してハルとポンプブラケットの接合面部に封じ込んでシ
ール性を発揮させるので、ハルとポンプブラケットとの
シール作業が、特別な気遣いがなく簡単にできる。ま
た、ハルとポンプブラケットの接合面部に不定形シール
剤を封じ込んだことにより、両部材の接合面部のシール
性が充分に確保できるので、経時的にも、また、小型滑
走艇が走航中にも、船体への漏水や、ポンプ部へのエア
ドローが確実に防止でき、ポンプブラケット配装部から
の気水漏れを解消できる。
施され、本発明によれば、小型滑走艇のウォータージェ
ットポンプの装着部構造として、ハルに形成した縦壁部
に配装されるポンプブラケットの接合面にシール剤の収
容凹部を形成し、この収容凹部に不定形シール剤を収容
してハルとポンプブラケットの接合面部に封じ込んでシ
ール性を発揮させるので、ハルとポンプブラケットとの
シール作業が、特別な気遣いがなく簡単にできる。ま
た、ハルとポンプブラケットの接合面部に不定形シール
剤を封じ込んだことにより、両部材の接合面部のシール
性が充分に確保できるので、経時的にも、また、小型滑
走艇が走航中にも、船体への漏水や、ポンプ部へのエア
ドローが確実に防止でき、ポンプブラケット配装部から
の気水漏れを解消できる。
【図１】本発明の実施の形態を示す小型滑走艇の全体側
面図である。
面図である。
【図２】本発明の実施の形態を示すウォータージェット
ポンプ部の縦断面図である。
ポンプ部の縦断面図である。
【図３】本発明の実施の形態を示すポンプブラケットを
接合面側から見た拡大正面図である。
接合面側から見た拡大正面図である。
【図４】本発明の実施の形態を示すポンプブラケットの
拡大側面図である。
拡大側面図である。
【図５】本発明の実施の形態を示す接合面部の一部拡大
断面図である。
断面図である。
１ ハンドル ２ シート ３ ハルとデッキに囲まれた空間 ４ ダクト部 ４ａ 吸水口 ４ｂ 吸水ダクト ５ 縦壁部 ６ ポンプ装着空間 ７ ウォータージェットポンプ ７ａ ポンプケーシング ８ ポンプブラケット ８ａ 開口部 ９ 吸水口リップ部 １０ インペラ １１ 出力軸 １２ プロペラ軸 １３ 噴射ノズル １３ａ ステアリングノズル １３ｂ 後進用のデフレクター １４ ステアリングケーブル １５ 接合面 １５ａ 周縁接合面 １５ｂ シール剤の収容凹部 １５ｃ 内方接合面 １６ めねじ穴 １７ 通孔 Ａ 船体 Ｅ エンジン Ｄ デッキ Ｈ ハル Ｌ 喫水線 Ｐ 推進ポンプ ｓ 不定形シール剤
Claims (3)
- 【請求項１】船底後部でハルに形成した縦壁部面に接合
するポンプブラケットの接合面に、その周縁接合面を残
して不定形シール剤を封じ込めるシール剤の収容凹部を
形成したことを特徴とする小型滑走艇のウォータージェ
ットポンプの装着部構造。 - 【請求項２】ポンプブラケットの接合面に形成する全て
のシール剤の収容凹部を連続させたことを特徴とする請
求項１記載の小型滑走艇のウォータージェットポンプの
装着部構造。 - 【請求項３】ポンプブラケットの接合面に設けためねじ
穴及び通孔回りに、シール剤の収容凹部を形成したこと
を特徴とする請求項１又は２に記載の小型滑走艇のウォ
ータージェットポンプの装着部構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302743A JP2000128081A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 小型滑走艇のウォータージェットポンプ装着部構造 |
| US09/415,288 US6176749B1 (en) | 1998-10-23 | 1999-10-08 | Mounting structure for water jet pump of personal watercraft |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10302743A JP2000128081A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 小型滑走艇のウォータージェットポンプ装着部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000128081A true JP2000128081A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17912623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10302743A Pending JP2000128081A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 小型滑走艇のウォータージェットポンプ装着部構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6176749B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000128081A (ja) |
Cited By (1)
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| JP2005153672A (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 小型船舶におけるジェット推進ポンプの固定構造 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2006044610A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造 |
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-
1998
- 1998-10-23 JP JP10302743A patent/JP2000128081A/ja active Pending
-
1999
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6176749B1 (en) | 2001-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020611 |