JP2006044610A - 小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造 - Google Patents

小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポンプケーシングのポンプブラケットへの取り付け時にシール部材が位置ずれ及び変形しにくく、規格品(市販品)のシール部材を用いて両者を気密的に取付け可能な小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造の提供。
【解決手段】 筒状を成してインペラ13を収納するポンプケーシング15と、ポンプケーシング15の前部に外嵌する環状のケーシング受部35を有してポンプケーシング15を船体1に固定するポンプブラケット32とを備え、ポンプケーシング15はその前部に、外周部にこれを周回する溝部41,42が形成された内嵌部40を有し、ポンプケーシング15は、溝部41,42にシール部材43が嵌め込まれた状態で、内嵌部40がケーシング受部35に後方から内嵌され、内嵌部40の外周面40aとケーシング受部35の内周面35aとの間がシール部材43によりシールされてポンプブラケット2に取り付けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造に関し、特に、ジェットポンプブラケットとポンプケーシングとの取付構造に関する。
いわゆるジェット推進型の小型滑走艇は、レジャー用、スポーツ用、あるいはレスキュー用として近年多用されている。この小型滑走艇は、ハル及びデッキにより成る船体内にエンジンを備え、また、船体後部には前記エンジンにより駆動されて艇の推進機構を成すウォータージェットポンプを備えている。より詳しく説明すると、ハルの底部後寄りの位置には吸水口が設けられ、該吸水口から船体内の後方へは吸水通路が延設され、更に、該吸水通路の後部はハルの内底部に固定されたポンプブラケットに接続されている。該ポンプブラケットには、インペラを収容するポンプケーシングが後方から取り付けられ、該ポンプケーシングの後部にはポンプノズルが接続されている。
また、エンジンのクランクシャフトにはプロペラシャフトが接続され、該プロペラシャフトは後方へ延設されてポンプケーシング内に配置されたポンプシャフトに接続されている。そして、上述したインペラは、ポンプシャフトに設けられている。従って、エンジンが運転されると、クランクシャフトの回転に連動してポンプケーシング内のインペラが回転する。そして、ハル底部の吸水口から吸い込まれた水は、回転するインペラにより加圧及び加速され、ポンプノズルから後方へ噴射されることにより、小型滑走艇は推進力を得ている。
ところで、ポンプケーシングのポンプブラケットへの取付構造には様々の態様がある。例えば、特許文献1には、その内径が、後方へ向かうに従って拡大されたいわゆる斜流型のポンプケーシングについて、ポンプブラケットへの取付構造が開示されている。この取付構造によれば、ポンプケーシングとポンプブラケットとの間に専用のシール部材を介在させた構成になっている。このシール部材は、ハルのポンプルーム側からポンプケーシング内に空気が入ることによって、ポンプ効率が低下したりポンプが劣化すること等を防止するために介在される。このシール部材は軟質であり比較的肉厚のゴムから成り、略筒状を成すポンプケーシングの前端部に対し、その外周面及び前端面の略全てを覆うようにして被せられる。そして、シール部材を被せられたポンプケーシングが、ポンプブラケットに後方から挿着されることにより、ポンプケーシングは、組み付け時の多少の位置ずれに関わらず優れた気密性を維持してポンプブラケットに取り付けられる。
特開2002−308183号公報
しかしながら、上記特許文献1に示された取付構造の場合、ポンプケーシング及びポンプブラケットの双方の外形寸法に応じ、固有の形状を成す専用のシール部材を製造する必要がある。また、ポンプケーシングに被せられたシール部材はポンプブラケットとの接触面積が大きいため、取り付け作業時のポンプブラケットとの接触により、シール部材に位置ずれ又は変形が生じる可能性がある。
そこで本発明は、ポンプケーシングのポンプブラケットへの取り付け作業の際に、シール部材の位置ずれ及び変形が生じにくく、また、専用のシール部材を製造することなく規格品(市販品)のシール部材を用いても両者を気密性よく取付けることができる小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明は、インペラを回転させることにより船底から取り込んだ水を後方へ噴射して艇に推進力を与えるウォータージェットポンプを備える小型滑走艇の該ウォータージェットポンプの取付構造であって、筒状を成して前記インペラを収納するポンプケーシングと、該ポンプケーシングの前部に外嵌する環状のケーシング受部を有して該ポンプケーシングを船体に固定するポンプブラケットとを備え、前記ポンプケーシングはその前部に、外周部にこれを周回する溝部が形成されて前記ケーシング受部に内嵌する内嵌部を有し、前記ポンプケーシングは、前記溝部にリング状のシール部材が嵌め込まれた状態で、前記内嵌部が前記ポンプブラケットの前記ケーシング受部に後方から内嵌され、前記内嵌部の外周面とケーシング受部の内周面との間が前記シール部材によりシールされて前記ポンプブラケットに取り付けられている。
このような構成とした場合、ポンプケーシングの内嵌部に形成された溝部に、例えば、規格品(市販品)のオーリング(Oリング)をシール部材として嵌め込み、取り付け時にポンプケーシングとポンプブラケットとの間をシールすることができる。また、上述したように溝部に嵌め込まれたシール部材は、ポンプブラケットとの接触によって位置ずれ及び変形が生じにくい。
また、前記ポンプケーシングが有する内嵌部は、前方へ向かうに従ってその外径が縮小され、前記ポンプブラケットが有するケーシング受部は、前記ポンプケーシングの内嵌部の外周面と形状が整合するように、後方へ向かうに従って内径が拡大されていてもよい。
このような構成とした場合、ポンプケーシングの内嵌部は前方へ向かって(即ち、ポンプブラケットに近接する側へ向かって)その外径が縮小されてテーパ状を成し、ポンプブラケットのケーシング受部は後方へ向かって(即ち、ポンプケーシングに近接する側へ向かって)その内径が拡大されてテーパ状を成しているため、内嵌部をケーシング受部へ挿着する作業が容易に行える。
また、前記溝部は、ポンプケーシングの内嵌部の外周部に、同軸心状に複数が並設されていてもよい。このような構成とした場合、ポンプケーシングとポンプブラケットとの間の気密性をより優れたものとすることができる。
また、前記ウォータージェットポンプは、前記ポンプケーシングの内径が軸芯方向に沿って略一様を成す軸流型であってもよい。
本発明は、ポンプケーシングのポンプブラケットへの取り付け作業の際に、シール部材の位置ずれ及び変形が生じにくく、また、専用のシール部材を製造することなく規格品(市販品)のシール部材を用いても両者を気密性よく取付けることができる小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造を提供することができる。
以下、本発明の実施形態にかかる小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1に示す滑走艇はライダーがシート7上に跨って乗る騎乗型の滑走艇であり、その船体1は、ハル2と該ハル2の上部を覆うデッキ3とから構成されている。船体1の全周に渡る前記ハル2とデッキ3との接続ラインはガンネルライン4と称される。なお、図1中の符号5は小型滑走艇の喫水線を表し、ガンネルライン4はこの喫水線5より上方に位置する。
図2に示すように、船体1の上部におけるデッキ3の略中央位置には、平面視にて略長方形状のデッキ開口部6が、船体1の前後方向に長辺を沿うようにして設けられている。このデッキ開口部6の上方には、シート7が着脱可能にして取り付けられている。デッキ開口部6の下方にてハル2及びデッキ3により囲まれた空間はエンジンルーム8を成しており、このエンジンルーム8は、横断面が凸字状を成して下部に比べて上部が狭くなるような形状を成している。エンジンルーム8内には、小型滑走艇を駆動させるエンジンEが搭載されており、このエンジンEは、本実施の形態においては直列4気筒の4サイクルエンジンである。また、図1に示すようにエンジンEは、クランクシャフト9が船体1の前後方向に沿うようにして配置されている。
図1に示すように、クランクシャフト9の出力端部は、カップリング手段10を介してプロペラシャフト11に接続され、該プロペラシャフト11は、船体1の後部に配置されたウォータージェットポンプPのポンプシャフト12に接続されている。従って、クランクシャフト9の回転に連動してポンプシャフト12は回転する。このポンプシャフト12にはインペラ13が取り付けられており、該インペラ13の後方には静翼(整流翼)14が配置されている。また、インペラ13の外周方には、このインペラ13を覆うようにして筒状のポンプケーシング15が設けられている。
船体1の底部には吸水口17が設けられている。この吸水口17とポンプケーシング15との間は、吸水通路18及び後述するポンプブラケット32(図3)により接続され、ポンプケーシング15には更に、船体1の後部に設けられたポンプノズル19が接続されている。このポンプノズル19は、後方へいくに従ってノズル径が小さくなるように構成されており、後端には噴射口20が形成されている。
このような小型滑走艇は、ハル2底部の吸水口17から吸入した水をウォータージェットポンプPにて加圧及び加速し、また、静翼14にて整流し、ポンプノズル19を通じて噴射口20から後方へ吐出する。小型滑走艇は、噴射口20から吐き出された水の反動により、その推進力を得る。
また、上述したエンジンEは、外部から取り入れた冷却水によりエンジンE等を直接冷却するオープンクーリング式の冷却システムを採用しており、図1に示すようにポンプケーシング15の上部所定位置には取水孔21が形成されている。この取水孔21からは、ウォータージェットポンプPにて加圧された水の一部が、冷却水管路22を通じて艇内に冷却水として取り込まれ、エンジンE等を冷却する。
シート7の前方には操舵用のハンドル23が設けられ、該ハンドル23は、ポンプノズル19の後方に配置されたステアリングノズル24との間にて図示しないケーブルを介して接続されている。このハンドル23を左右に操作することにより、ステアリングノズル24は左右に揺動される。従って、ウォータージェットポンプPが推力を発生させている間にハンドル23を操作することにより、ポンプノズル19を通じて外部へ吐き出される水の方向を変えることができ、小型滑走艇の向きを変えることができる。
図1に示すように、船体1後部であってステアリングノズル24の上部には、ボウル状のデフレクタ25が配置されている。このデフレクタ25は、軸芯が小型滑走艇の左右方向に向けられた揺動軸26によって支持され、該揺動軸26を軸芯として上下方向へ揺動することができる。デフレクタ25を揺動軸26を中心に下方へ揺動させてステアリングノズル24の後方に位置させた場合、ステアリングノズル24から後方へ吐き出される水はデフレクタ25の内面に当たって吐出方向が変更され、略前方へ吐出されるようになっており、このとき小型滑走艇は後進する。
図3に示す拡大断面図を用いて、ウォータージェットポンプPの構成について更に詳述する。ここに示すように、本実施の形態に係るウォータージェットポンプPは、その筒状のポンプケーシング15が、軸芯方向に沿って略一様の内径を有するいわゆる軸流型である。該ポンプケーシング15内には、樽状を成して内部空間を有する隔壁30が同軸芯状に設けられ、隔壁30の外壁部とポンプケーシング15の内壁部との間には板状の静翼14が架け渡されている。これらポンプケーシング15、隔壁30、及び静翼14は一体的に形成されている。
隔壁30内の前部にはベアリングハウジング30aが形成され、その内部にはボールベアリング30bが配設されている。隔壁30の後部には、後方へ向かうに従って細径となる円錐状の整流コーン31が接続され、その内部に形成されたベアリングハウジング31a内にも、ボールベアリング31bが配設されている。ポンプシャフト12は、前後に配設された上記ボールベアリング30b,31bによって回転自在に両持ち支持され、その前端部にはインペラ13がポンプシャフト12と一体的に回転可能なように取り付けられている。
一方、ポンプケーシング15の前方には、該ポンプケーシング15が取り付けられるポンプブラケット32が配設されている。該ポンプブラケット32は、ポンプカバー33(二点鎖線で図示)に固着される台座部34と、この台座部34と一体成形されて前後方向に開口する環状のケーシング受部35とを備えている。ポンプブラケット32は、ハル2(図1)に固着されたポンプカバー33に台座部34がネジ止めされることにより、船体1(図1)に固定されている。そして、このポンプブラケット32には、その前部に吸水通路18(図1)が接続されると共に、後部にポンプケーシング15が後述する態様により取り付けられる結果、ハル2の底部の吸水口17(図1)からポンプケーシング15へ至るまでの水路が連通する。
図4は、ポンプケーシング15とポンプブラケット32との取付構造を説明するための部分拡大断面図である。図3及び図4に示すように、ポンプケーシング15の前端部は、前方へ向かうに従って外径が縮小するテーパ状の内嵌部40を成し、該内嵌部40の外周部には、これを周回する溝部41,42が形成されている。溝部41,42は、同軸芯状に併設され、それぞれ深さ寸法に比べて開口部の幅寸法が大きい(即ち、幅広を成す)矩形の断面形状を成している。この溝部41,42には、リング状のシール部材43がそれぞれ嵌め込まれている。一方、ポンプブラケット32のケーシング受部35は、後方へ向かうに従ってその内径が拡大されており、該ケーシング受部35の内周面35aと、ポンプケーシング15の内嵌部40の外周面40aとは略整合する形状になっている。
ここで、溝部41,42に嵌め込まれるシール部材43としては、規格品(市販品)のオーリング、角リング等を用いることができ、本実施の形態のようにオーリングを用いる場合は、溝部41,42の深さ寸法よりも大きい直径の円形断面を有するものを選択することが好ましい。このようにすれば、シール部材43は、溝部41,42に嵌め込まれた状態で内嵌部40の外周面40aから突出するため、ケーシング受部35に挿着された場合に該ケーシング受部35の内周面35aによって圧潰される。その結果、内嵌部40とケーシング受部35との間はシールされる。なお、溝部41,42の断面形状は矩形でなくてもよく、例えば、半円形状などであってもよい。
図5は、ポンプケーシング15及びポンプブラケット32の組み付け前の状態を示す分解斜視図であり、図6は、これらを組み付ける過程を示す側面断面図である。図5及び図6(a)に示すようにポンプケーシング15及びポンプブラケット32が分解された状態で、まずはじめに、ポンプケーシング15の内嵌部40に形成された溝部41,42のそれぞれに、シール部材43を外側から嵌め込む(図6(b))。次に、シール部材43が嵌め込まれたポンプケーシング15を、後方からポンプブラケット32のケーシング受部35へ接近させ(図6(b)の矢付)、挿着させる(図6(c))。そして、図5に示す取付ボルト44により、ポンプケーシング15をポンプブラケット32に対し、確実に取り付ける。
ここで、図4に示すように、ポンプケーシング15の内嵌部40は前方へ向かって(即ち、ポンプブラケット32に近接する側へ向かって)その外径が縮小され、ポンプブラケット32のケーシング受部35は後方へ向かって(即ち、ポンプケーシング15に近接する側へ向かって)その内径が拡大されているため、内嵌部40をケーシング受部35へ挿着する作業が容易に行える。即ち、本実施の形態に係る小型滑走艇の場合、ポンプケーシング15は、ポンプブラケット32が船体1に固定された状態で、ハル2及びポンプカバー33により囲まれた狭小な空間内で取り付けられる。このような取り付け作業は、作業者にとっては半ば手探り状態での作業であるが、このような状況であっても上述した構成によりポンプケーシング15をポンプブラケット32に容易に取り付けることができる。
また、溝部41,42に嵌め込まれたシール部材43は、挿着時にポンプブラケット32との接触によってその位置ずれ及び変形が生じにくい。従って、上述したように半ば手探り状態での作業であっても、ポンプケーシング15とポンプブラケット32とを、良好な気密性を維持しつつ、確実に取り付けることが可能である。更に、上記シール部材43として、規格品(市販品)のオーリングを用いることができるため、ポンプケーシング15の寸法が変更された場合に、シール部材43として専用品を新たに製造する必要がないことも、上述した構成が有する優れた点である。
更に、上述した軸流型のウォータージェットポンプPの場合、ポンプシャフト12の長手方向に関するポンプケーシング15の組み付け位置に若干の自由度が存在するため、ポンプブラケット32のケーシング受部35に対してポンプケーシング15の内嵌部40を十分に接近させ、両者間をより気密的に接続することができる。
ところで、上述した説明では軸流型のウォータージェットポンプPについて記載しているが、ポンプケーシングの内径が後方へ向かうに従って拡大されたいわゆる斜流型のウォータージェットポンプについても、本発明に係るウォータージェットポンプの取付構造を適用することができる。また、上述した説明ではポンプケーシング15の内嵌部40が前方へ向かうに従って外径が縮小され、ポンプブラケット32のケーシング受部35が後方へ向かうに従って内径が拡大された構成について記載しているが、これに限られない。
図7は、ポンプケーシング15及びポンプブラケット32の他の取付構造を示す部分拡大断面図である。ここに示すように、ポンプケーシング15の内嵌部40は略一定の外径寸法を有しており、ポンプブラケット32のケーシング受部35は前記内嵌部40に比べて僅かに大きい略一定の内径寸法を有している。その他の構成については図3,4に示したのと同様であり、図3,4の構成と対応する構成について同じ符号を付し、その説明は省略する。
このような構成を成すウォータージェットポンプPの場合においても、ポンプケーシング15をポンプブラケット32へ取り付ける際、シール部材41,42に位置ずれが生じたり変形したりするのを防止することができ、規格品(市販品)のシール部材41,42を用いて気密性よく両者を接続することができる。
本発明に係る小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造は、特に、ポンプケーシングとポンプブラケットとの取付構造において好適に用いることができる。
本発明の実施の形態に係る小型滑走艇の側面図である。 図1に示す小型滑走艇の平面図である。 図1に示すウォータージェットポンプの構成を示す拡大断面図である。 図3に示すウォータージェットポンプが有するポンプケーシング及びポンプブラケットの取付構造を示す部分拡大断面図である。 ポンプケーシング及びポンプブラケットの組み付け前の状態を示す分解斜視図である。 ポンプケーシングをポンプブラケットに組み付ける過程を示す側面断面図である。 ポンプケーシング及びポンプブラケットの他の取付構造を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
13 インペラ
15 ポンプケーシング
32 ポンプブラケット
35 ケーシング受部
35a 内周面
40 内嵌部
40a 外周面
41,42 溝部
43 シール部材

Claims (4)

  1. インペラを回転させることにより船底から取り込んだ水を後方へ噴射して艇に推進力を与えるウォータージェットポンプを備える小型滑走艇の該ウォータージェットポンプの取付構造であって、
    筒状を成して前記インペラを収納するポンプケーシングと、
    該ポンプケーシングの前部に外嵌する環状のケーシング受部を有して該ポンプケーシングを船体に固定するポンプブラケットとを備え、
    前記ポンプケーシングはその前部に、外周部にこれを周回する溝部が形成されて前記ケーシング受部に内嵌する内嵌部を有し、
    前記ポンプケーシングは、前記溝部にリング状のシール部材が嵌め込まれた状態で、前記内嵌部が前記ポンプブラケットの前記ケーシング受部に後方から内嵌され、前記内嵌部の外周面とケーシング受部の内周面との間が前記シール部材によりシールされて前記ポンプブラケットに取り付けられている
    ことを特徴とする小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造。
  2. 前記ポンプケーシングが有する内嵌部は、前方へ向かうに従ってその外径が縮小され、前記ポンプブラケットが有するケーシング受部は、前記ポンプケーシングの内嵌部の外周面と形状が整合するように、後方へ向かうに従って内径が拡大されていることを特徴とする請求項1に記載の小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造。
  3. 前記溝部は、ポンプケーシングの内嵌部の外周部に、同軸心状に複数が並設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造。
  4. 前記ウォータージェットポンプは、前記ポンプケーシングの内径が軸芯方向に沿って略一様を成す軸流型であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の小型滑走艇のウォータージェットポンプの取付構造。
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