JP2876560B2 - 船舶用メータ装置 - Google Patents
船舶用メータ装置Info
- Publication number
- JP2876560B2 JP2876560B2 JP24169189A JP24169189A JP2876560B2 JP 2876560 B2 JP2876560 B2 JP 2876560B2 JP 24169189 A JP24169189 A JP 24169189A JP 24169189 A JP24169189 A JP 24169189A JP 2876560 B2 JP2876560 B2 JP 2876560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- transparent body
- lens
- peripheral end
- rim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、防水姓を考慮した船舶用メータ装置に関す
る。
る。
(従来の技術) 船舶に取り付けられるメータ装置は常時水にさらされ
るため、その防水には特別の配慮がなされねばならな
い。
るため、その防水には特別の配慮がなされねばならな
い。
そこで、従来はレンズをゴムパッキンを介して樹脂ケ
ースに嵌め込んだり、ガラス又は透明アクリル板等の透
明体から成るレンズを接着剤で樹脂ケースに接着するシ
ール方式が採られていた。
ースに嵌め込んだり、ガラス又は透明アクリル板等の透
明体から成るレンズを接着剤で樹脂ケースに接着するシ
ール方式が採られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、特にレジャー用の小型船舶にあって
は、急発進や急旋回等の種々の運転がなされるため、転
覆することがあり、転覆した場合にはメータ装置には水
圧が作用するため、前記従来のシール方式を採るメータ
装置ではその防水に万全を期し難いという問題があっ
た。
は、急発進や急旋回等の種々の運転がなされるため、転
覆することがあり、転覆した場合にはメータ装置には水
圧が作用するため、前記従来のシール方式を採るメータ
装置ではその防水に万全を期し難いという問題があっ
た。
又、特にガラス製のレンズを樹脂ケースに接着剤で接
着して成るメータ装置においては、レンズと樹脂ケース
の熱膨張率の違いによって両者が接着面で相対移動する
ため、樹脂ケースにクラックが発生したり、これらレン
ズと樹脂ケースの接合面間に薄く介在する接着剤がレン
ズと樹脂ケースの相対移動に追従して変形し得なくなっ
てその一部が剥離したり、切れたりし、このために高い
防水性を保つことができなくなる。
着して成るメータ装置においては、レンズと樹脂ケース
の熱膨張率の違いによって両者が接着面で相対移動する
ため、樹脂ケースにクラックが発生したり、これらレン
ズと樹脂ケースの接合面間に薄く介在する接着剤がレン
ズと樹脂ケースの相対移動に追従して変形し得なくなっ
てその一部が剥離したり、切れたりし、このために高い
防水性を保つことができなくなる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、転覆時に水圧を受けるような船舶に取り付
けても高い防水性を維持することができる船舶用メータ
装置を提供することにある。
とする処は、転覆時に水圧を受けるような船舶に取り付
けても高い防水性を維持することができる船舶用メータ
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、ボックス状のケ
ース内にディスプレイユニットを収納し、該ケースの開
口部に透明体を接着して成る船舶用メータ装置におい
て、前記ケースと透明体に亘って被冠されるリムを設
け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一となる状
態で透明体とケースの上面に直接当接するように構成
し、ケースの開口部に段凹部を形成し、該段凹部を前記
透明体の裏面が接合される接合面と透明体の外周端面に
対向する周端面とで構成するとともに、該段凹部の周端
面と透明体の外周端面との間に所定の隙間を形成し、段
凹部の接合面と透明体の裏面との間にシール性接着剤を
介在させて透明体をケースの開口部に接着するととも
に、段凹部の接合面に、前記シール性接着剤を溜めるた
めの断面半円状の凹溝と内側端に位置する面取り部とを
全周に亘って形成し、前記リムの内側端を前記面取り部
よりも内側に位置させたことを特徴とする。
ース内にディスプレイユニットを収納し、該ケースの開
口部に透明体を接着して成る船舶用メータ装置におい
て、前記ケースと透明体に亘って被冠されるリムを設
け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一となる状
態で透明体とケースの上面に直接当接するように構成
し、ケースの開口部に段凹部を形成し、該段凹部を前記
透明体の裏面が接合される接合面と透明体の外周端面に
対向する周端面とで構成するとともに、該段凹部の周端
面と透明体の外周端面との間に所定の隙間を形成し、段
凹部の接合面と透明体の裏面との間にシール性接着剤を
介在させて透明体をケースの開口部に接着するととも
に、段凹部の接合面に、前記シール性接着剤を溜めるた
めの断面半円状の凹溝と内側端に位置する面取り部とを
全周に亘って形成し、前記リムの内側端を前記面取り部
よりも内側に位置させたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、ケースの開口部周縁と透明体の外周
端面との間には所定の隙間が形成されているため、ケー
スと透明体の熱膨張率の違いによる両者の熱膨張差は隙
間によって吸収され、ケースにクラックが発生する等の
不具合が解消される。
端面との間には所定の隙間が形成されているため、ケー
スと透明体の熱膨張率の違いによる両者の熱膨張差は隙
間によって吸収され、ケースにクラックが発生する等の
不具合が解消される。
又、シール性接着剤はケースの透明体との接合面に形
成された該シール性接着剤を溜めるべき凹溝と面取り部
に充填されるため、熱膨張によってケースと透明体間に
相対移動が生じても、シール性接着剤はその相対移動に
追従して柔軟に変形し、これが部分的に剥離したり、切
れたりすることがなく、転覆時に水圧を受けるような船
舶に取り付けられたメータ装置であっても、これに高い
防水性が確保される。
成された該シール性接着剤を溜めるべき凹溝と面取り部
に充填されるため、熱膨張によってケースと透明体間に
相対移動が生じても、シール性接着剤はその相対移動に
追従して柔軟に変形し、これが部分的に剥離したり、切
れたりすることがなく、転覆時に水圧を受けるような船
舶に取り付けられたメータ装置であっても、これに高い
防水性が確保される。
更に、ケースと透明体に亘って被冠されるリムを設
け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一となる状
態で透明体とケースの上面に直接当接するように構成し
たため、透明体を段凹部の接合面に強く押し当ててシー
ル性接着剤による透明体と接合面との接着性が高めら
れ、メータ装置の防水性が一層向上する。
け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一となる状
態で透明体とケースの上面に直接当接するように構成し
たため、透明体を段凹部の接合面に強く押し当ててシー
ル性接着剤による透明体と接合面との接着性が高めら
れ、メータ装置の防水性が一層向上する。
又、リムの内側端を面取り部よりも内側に位置させた
ため、透明体を段凹部の接合面全体に強く押し当ててシ
ール性接着剤による透明体と接合面との接着性が一層高
められ、メータ装置の防水性が更に向上する。
ため、透明体を段凹部の接合面全体に強く押し当ててシ
ール性接着剤による透明体と接合面との接着性が一層高
められ、メータ装置の防水性が更に向上する。
更に又、段凹部の接合面に、シール性接着剤を溜める
ための断面半円状の凹溝の内側端に位置する面取り部と
を全周に亘って形成したため、リムを透明体とケースの
上面に直接当接するように構成することによってシール
性接着剤が透明体の裏面と接合面との間のみに溜まるよ
うにしたとしても、透明体の裏面と接合面との間に十分
な接着剤を溜めることができ、ケースと透明体との間に
相対移動が生じてもシール性接着剤がその相対移動に追
従して柔軟に変形するためにメータ装置の防水性が一層
向上する。
ための断面半円状の凹溝の内側端に位置する面取り部と
を全周に亘って形成したため、リムを透明体とケースの
上面に直接当接するように構成することによってシール
性接着剤が透明体の裏面と接合面との間のみに溜まるよ
うにしたとしても、透明体の裏面と接合面との間に十分
な接着剤を溜めることができ、ケースと透明体との間に
相対移動が生じてもシール性接着剤がその相対移動に追
従して柔軟に変形するためにメータ装置の防水性が一層
向上する。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る燃料メータの正面図、第2図は
第1図のII−II線断面図、第3図は同燃料メータの破断
平面図、第4図は第3図A部の拡大詳細図、第5図は小
型船舶の側面図である。
第1図のII−II線断面図、第3図は同燃料メータの破断
平面図、第4図は第3図A部の拡大詳細図、第5図は小
型船舶の側面図である。
先ず、第5図に示す小型船舶1の基本構成を説明する
に、該小型船舶1の船体2の略中央には駆動源であるエ
ンジン3が搭載されており、該エンジン3から後方へ延
出するインペラシャフト4は船体2の後方下部に形成さ
れた流路5内に臨み、その後端部にはインペラ6が結着
されている。このインペラ6がエンジン3の動力によっ
て回転駆動されると、船底に開口する吸入口5aから流路
5内に水が吸引され、この水は船尾端で水平方向に揺動
するノズル7から噴出され、このときに生ずる推進力及
び旋回力によって船体2が所定の方向に航走せしめられ
る。
に、該小型船舶1の船体2の略中央には駆動源であるエ
ンジン3が搭載されており、該エンジン3から後方へ延
出するインペラシャフト4は船体2の後方下部に形成さ
れた流路5内に臨み、その後端部にはインペラ6が結着
されている。このインペラ6がエンジン3の動力によっ
て回転駆動されると、船底に開口する吸入口5aから流路
5内に水が吸引され、この水は船尾端で水平方向に揺動
するノズル7から噴出され、このときに生ずる推進力及
び旋回力によって船体2が所定の方向に航走せしめられ
る。
ところで、船体2の中央部にはデッキ部2aが起立して
おり、該デッキ部2aの後方にはシート8が配されてい
る。そして、デッキ部2aには操作ハンドル9及び本発明
に係る燃料メータ10が設けられており、燃料メータ10か
ら導出するブリーザホース11は船体2内の中心部付近に
開口している。尚、ブリーザホース11は、船体2が転覆
を含む如何なる姿勢をとっても、その開口部が水面上に
位置するように設置されている。
おり、該デッキ部2aの後方にはシート8が配されてい
る。そして、デッキ部2aには操作ハンドル9及び本発明
に係る燃料メータ10が設けられており、燃料メータ10か
ら導出するブリーザホース11は船体2内の中心部付近に
開口している。尚、ブリーザホース11は、船体2が転覆
を含む如何なる姿勢をとっても、その開口部が水面上に
位置するように設置されている。
ここで、燃料メータ10の構成の詳細を第1図乃至第4
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
図示の燃料メータ10において、12は樹脂にて矩形ボッ
クス状に一体成形されたケースであって、これの一端
(前端)は開口しており、その周縁にはフランジ部12a
が一体に形成されている。そして、このフランジ部12a
の前面には開口部に沿う段凹部12bが形成されており、
同フランジ部12aの後面には第3図に示すように左右2
本のインサートボルト13,13が立設されている。
クス状に一体成形されたケースであって、これの一端
(前端)は開口しており、その周縁にはフランジ部12a
が一体に形成されている。そして、このフランジ部12a
の前面には開口部に沿う段凹部12bが形成されており、
同フランジ部12aの後面には第3図に示すように左右2
本のインサートボルト13,13が立設されている。
又、ケース12の後面には大小異径の円筒状突起12c,12
dが一体に突設されており、一方の突起12cの基部周縁に
は鍔部12eが形成されており、他方の突起12dには前記ブ
リーザホース11が接続されている。
dが一体に突設されており、一方の突起12cの基部周縁に
は鍔部12eが形成されており、他方の突起12dには前記ブ
リーザホース11が接続されている。
更に、ケース12内の内周部に突設された突部12f…の
各々にはピン12gが突設されており、ケース12内にはボ
ード14が複数のピン12g…によって係止されて垂直に支
持されており、このボード14には燃料残量を表示するデ
ィスプレイユニット15が支持されている。尚、このディ
スプレイユニット15から導出するハーネス16は、第3図
に示すようにケース12の後面に形成された前記突起12c
内に取り付けられたグロメット17を気密に貫通してケー
ス12外に延出しており、グロメット17はその外周を前記
鍔部12eによって係止されている。
各々にはピン12gが突設されており、ケース12内にはボ
ード14が複数のピン12g…によって係止されて垂直に支
持されており、このボード14には燃料残量を表示するデ
ィスプレイユニット15が支持されている。尚、このディ
スプレイユニット15から導出するハーネス16は、第3図
に示すようにケース12の後面に形成された前記突起12c
内に取り付けられたグロメット17を気密に貫通してケー
ス12外に延出しており、グロメット17はその外周を前記
鍔部12eによって係止されている。
一方、ケース12の前面開口部はガラス製のレンズ18に
よって被われるが、該レンズ18はケース12のフランジ部
12aに形成された前記段凹部12bに嵌め込まれて接着され
ており、該レンズ18の表面には「FUEL」,「F」,
「E」なる英文字(第1図参照)を表示して成るパネル
19が接着されている。そして、レンズ18及びフランジ部
12aの外周端縁には開口窓20a(第4図参照)を有する樹
脂製のリム20が被冠されている。
よって被われるが、該レンズ18はケース12のフランジ部
12aに形成された前記段凹部12bに嵌め込まれて接着され
ており、該レンズ18の表面には「FUEL」,「F」,
「E」なる英文字(第1図参照)を表示して成るパネル
19が接着されている。そして、レンズ18及びフランジ部
12aの外周端縁には開口窓20a(第4図参照)を有する樹
脂製のリム20が被冠されている。
ここで、上記リム20は、レンズ18とケース12の上面と
が面一となる状態でレンズ18とケース12の上面に直接当
接するように構成されており、その内側端は後述の面取
り部12iよりも内側に位置している。
が面一となる状態でレンズ18とケース12の上面に直接当
接するように構成されており、その内側端は後述の面取
り部12iよりも内側に位置している。
ところで、第4図で示すように、ケース12の段凹部12
bの周端面aとレンズ18の外周端面bの間には所定の隙
間δが全周に亘って形成されている。又、ケース12のレ
ンズ18との接合面cには断面半円状の凹溝12b及び面取
り部12iが全周に亘って形成されており、レンズ18はシ
リコン系のシール性接着剤21によってケース12の接合面
cに接着されている。このとき、シール性接着剤21はケ
ース12の接合面cとレンズ18との間に介在するが、これ
は図示のように接合面cに形成された前記凹溝12hに充
填されるとともに、前記面取り部12iからはみ出て魂り
を形成している。
bの周端面aとレンズ18の外周端面bの間には所定の隙
間δが全周に亘って形成されている。又、ケース12のレ
ンズ18との接合面cには断面半円状の凹溝12b及び面取
り部12iが全周に亘って形成されており、レンズ18はシ
リコン系のシール性接着剤21によってケース12の接合面
cに接着されている。このとき、シール性接着剤21はケ
ース12の接合面cとレンズ18との間に介在するが、これ
は図示のように接合面cに形成された前記凹溝12hに充
填されるとともに、前記面取り部12iからはみ出て魂り
を形成している。
以上において、ケース12の段凹部12bの周端面aとレ
ンズ18の外周端面bとの間には前述のように所定の隙間
δが形成されているため、ケース12とレンズ18の熱膨張
率の違いによる両者の熱膨張差はこの隙間δによって吸
収され、ケース12にクラックが発生する等の不具合が解
消される。
ンズ18の外周端面bとの間には前述のように所定の隙間
δが形成されているため、ケース12とレンズ18の熱膨張
率の違いによる両者の熱膨張差はこの隙間δによって吸
収され、ケース12にクラックが発生する等の不具合が解
消される。
又、シール性接着剤21はケース12とレンズ18との間の
凹溝12h及び面取り部12iにおいて比較的大きな容積を有
する塊りとなって存在するため、熱膨張によってケース
12とレンズ18との間に相対移動が生じても、該シール性
接着剤21はその相対移動に追従して柔軟に変形し、これ
が部分的に剥離したり、切れたりすることがなく、転覆
時に水圧を受けるような第5図に示す小型船舶1に取り
付けられた燃料メータ10であっても、これに高い防水性
が確保され、その機能が害されることがない。
凹溝12h及び面取り部12iにおいて比較的大きな容積を有
する塊りとなって存在するため、熱膨張によってケース
12とレンズ18との間に相対移動が生じても、該シール性
接着剤21はその相対移動に追従して柔軟に変形し、これ
が部分的に剥離したり、切れたりすることがなく、転覆
時に水圧を受けるような第5図に示す小型船舶1に取り
付けられた燃料メータ10であっても、これに高い防水性
が確保され、その機能が害されることがない。
更に、ケース12とレンズ18に亘って被冠されるリム20
を設け、該リム20を、レンズ18とケース12の上面とが面
一となる状態でレンズ18とケース12の上面に直接当接す
るように構成したため、レンズ18を段凹部12bの接合面
cに強く押し当ててシール性接着剤21によるレンズ18と
接合面cとの接着性が高められ、燃料メータ10に一層高
い防水性が確保される。
を設け、該リム20を、レンズ18とケース12の上面とが面
一となる状態でレンズ18とケース12の上面に直接当接す
るように構成したため、レンズ18を段凹部12bの接合面
cに強く押し当ててシール性接着剤21によるレンズ18と
接合面cとの接着性が高められ、燃料メータ10に一層高
い防水性が確保される。
又、リム20の内側端を面取り部12iよりも内側に位置
させたため、レンズ18をケース12の段凹部12bの接合面
c全体に強く押し当ててシール性接着剤21によるレンズ
18と接合面cとの接着性が一層高められ、燃料メータ10
に更に高い防水性が確保される。
させたため、レンズ18をケース12の段凹部12bの接合面
c全体に強く押し当ててシール性接着剤21によるレンズ
18と接合面cとの接着性が一層高められ、燃料メータ10
に更に高い防水性が確保される。
更に又、ケース12の段凹部12bの接合面cに、シール
性接着剤21を溜めるための断面半円状の凹溝12hと内側
端に位置する面取り部12iとを全周に亘って形成したた
め、リム20をレンズ18とケース12の上面に直接当接する
ように構成することによってシール性接着剤21がレンズ
18の裏面と接合面cとの間のみに溜まるようにしたとし
ても、レンズ18の裏面と接合面cとの間に十分な接着剤
21を溜めることができ、ケース12とレンズ18との間に相
対移動が生じてもシール性接着剤21がその相対移動に追
従して柔軟に変形するために燃料メータ10に一層高い防
水性が確保される。
性接着剤21を溜めるための断面半円状の凹溝12hと内側
端に位置する面取り部12iとを全周に亘って形成したた
め、リム20をレンズ18とケース12の上面に直接当接する
ように構成することによってシール性接着剤21がレンズ
18の裏面と接合面cとの間のみに溜まるようにしたとし
ても、レンズ18の裏面と接合面cとの間に十分な接着剤
21を溜めることができ、ケース12とレンズ18との間に相
対移動が生じてもシール性接着剤21がその相対移動に追
従して柔軟に変形するために燃料メータ10に一層高い防
水性が確保される。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ボッ
クス状のケース内にディスプレイユニットを収納し、該
ケースの開口部に透明体を装着して成る船舶用メータ装
置において、前記ケースと透明体に亘って被冠されるリ
ムを設け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一と
なる状態で透明体とケースの上面に直接当接するように
構成し、ケースの開口部に段凹部を形成し、該段凹部を
前記透明体の裏面が接合される接合面と透明体の外周端
面に対向する周端面とで構成するとともに、該段凹部の
周端面と透明体の外周端面との間に所定の隙間を形成
し、段凹部の接合面と透明体の裏面との間にシール性接
着剤を介在させて透明体をケースの開口部に接着すると
ともに、段凹部の接合面に、前記シール性接着剤を溜め
るための断面半円状の凹溝と内側端に位置する面取り部
とを全周に亘って形成し、前記リムの内側端を前記面取
り部よりも内側に位置させたため、転覆時に水圧を受け
るような船舶に取り付けられたメータ装置であっても、
その防水性を高く保つことができるという効果が得られ
る。
クス状のケース内にディスプレイユニットを収納し、該
ケースの開口部に透明体を装着して成る船舶用メータ装
置において、前記ケースと透明体に亘って被冠されるリ
ムを設け、該リムを、透明体とケースの上面とが面一と
なる状態で透明体とケースの上面に直接当接するように
構成し、ケースの開口部に段凹部を形成し、該段凹部を
前記透明体の裏面が接合される接合面と透明体の外周端
面に対向する周端面とで構成するとともに、該段凹部の
周端面と透明体の外周端面との間に所定の隙間を形成
し、段凹部の接合面と透明体の裏面との間にシール性接
着剤を介在させて透明体をケースの開口部に接着すると
ともに、段凹部の接合面に、前記シール性接着剤を溜め
るための断面半円状の凹溝と内側端に位置する面取り部
とを全周に亘って形成し、前記リムの内側端を前記面取
り部よりも内側に位置させたため、転覆時に水圧を受け
るような船舶に取り付けられたメータ装置であっても、
その防水性を高く保つことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る燃料メータの正面図、第2図は第
1図のII−II線断面図、第3図は同燃料メータの破断平
面図、第4図は第3図A部の拡大詳細図、第5図は小型
船舶の側面図である。 10……燃料メータ(メータ装置)、12……ケース、12h
……凹溝、12i……面取り部、15……ディスプレイユニ
ット、18……レンズ(透明体)、12……シール性接着
剤、20……リム、a……ケース開口部の周端面、b……
レンズの外周端面、c……ケースの接合面、δ……隙
間。
1図のII−II線断面図、第3図は同燃料メータの破断平
面図、第4図は第3図A部の拡大詳細図、第5図は小型
船舶の側面図である。 10……燃料メータ(メータ装置)、12……ケース、12h
……凹溝、12i……面取り部、15……ディスプレイユニ
ット、18……レンズ(透明体)、12……シール性接着
剤、20……リム、a……ケース開口部の周端面、b……
レンズの外周端面、c……ケースの接合面、δ……隙
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 吉延 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (72)発明者 大須賀 勝 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−173414(JP,A) 実開 昭63−152515(JP,U) 実開 昭61−165417(JP,U) 実開 昭58−78684(JP,U) 実開 昭61−137223(JP,U) 実開 平1−61694(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 11/26
Claims (1)
- 【請求項1】ボックス状のケース内にディスプレイユニ
ットを収納し、該ケースの開口部に透明体を接着して成
る船舶用メータ装置において、 前記ケースと透明体に亘って被冠されるリムを設け、該
リムを、透明体とケースの上面とが面一となる状態で透
明体とケースの上面に直接当接するように構成し、ケー
スの開口部に段凹部を形成し、該段凹部を前記透明体の
裏面が接合される接合面と透明体の外周端面に対向する
周端面とで構成するとともに、該段凹部の周端面と透明
体の外周端面との間に所定の隙間を形成し、段凹部の接
合面と透明体の裏面との間にシール性接着剤を介在させ
て透明体をケースの開口部に接着するとともに、段凹部
の接合面に、前記シール性接着剤を溜めるための断面半
円状の凹溝と内側端に位置する面取り部とを全周に亘っ
て形成し、前記リムの内側端を前記面取り部よりも内側
に位置させたことを特徴とする船舶用メータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24169189A JP2876560B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 船舶用メータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24169189A JP2876560B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 船舶用メータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03105211A JPH03105211A (ja) | 1991-05-02 |
JP2876560B2 true JP2876560B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17078086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24169189A Expired - Lifetime JP2876560B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 船舶用メータ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2876560B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP24169189A patent/JP2876560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03105211A (ja) | 1991-05-02 |
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