JP2000128045A - 車両用収納ボックス構造 - Google Patents

車両用収納ボックス構造

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JP2000128045A
JP2000128045A JP10309971A JP30997198A JP2000128045A JP 2000128045 A JP2000128045 A JP 2000128045A JP 10309971 A JP10309971 A JP 10309971A JP 30997198 A JP30997198 A JP 30997198A JP 2000128045 A JP2000128045 A JP 2000128045A
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storage box
seat
pair
vehicle
box
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JP10309971A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Matsuura
達也 松浦
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四輪車両において、荷物等を収納するスペー
スを最適な位置に確保する車両用収納ボックス構造を提
供する。 【解決手段】 リヤフェンダ76には、一対のシートレ
ール21の間で、且つ、一対の後輪4の間に「中央収納
ボックス」としてのラゲージボックス76bが形成さ
れ、該ラゲージボックス76bがシート75により開閉
されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば不整地を
走向するバギー車等の四輪車両に配設される収納ボック
スの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の四輪車両には、収納
ボックスが配設され、車体フレームにエンジンが支持さ
れると共に、それぞれ一対づつの前輪及び後輪が上下動
自在で、且つ、エンジンからの駆動力が伝達されるよう
に構成されている。
【0003】また、この車体フレームには乗員が着座す
るシートが配設されると共に、車体の上側を覆うように
フロントフェンダ及びリヤフェンダが配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような四輪車両に
おいて、荷物等を収納するスペースを最適な位置に確保
することが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、リヤフェンダには、一
対のシートレールの間で、且つ、一対の後輪の間に中央
収納ボックスが形成され、該中央収納ボックスがシート
により開閉されるように構成されている車両用収納ボッ
クス構造としたことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記シートの下面には、前記シートレー
ルの車幅方向外側部位に、外側に向かうに従って斜め上
方に傾斜する傾斜面が形成されると共に、前記リヤフェ
ンダには、前記中央収納ボックスの車幅方向において外
側で、前記シートレールと前記後輪との間に外側収納ボ
ックスが形成され、該外側収納ボックスが前記シートに
より開閉されるように構成されたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記リヤフェンダには、前記中央
収納ボックスの車幅方向において外側で、前記シートレ
ールと後輪との間に外側収納ボックスが形成され、該外
側収納ボックスが前記シートにより開閉されるように構
成されると共に、前記中央収納ボックスと外側収納ボッ
クスとの間の部位に、前記中央収納ボックス内への水の
浸入を防止する内側堰部を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の構成に加え、前記外側収納ボックスの外側に、
該外側収納ボックス内への水の浸入を防止する外側堰部
を設け、該外側堰部を前記内側堰部より高い位置に形成
したことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の構成に加え、前記中央収納ボック
スの車両前側に、前記シートにより開閉される前側収納
ボックスを形成し、該前側収納ボックスと前記中央収納
ボックスとの間は仕切られていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】図1乃至図8には、この発明の実施の形態
を示す。
【0012】まず構成を説明すると、この実施の形態の
四輪車両1は、不整地を走向するバギー車であって、そ
の車体フレーム2は前部が左右一対の前輪3により、
又、後部が同じく左右一対の後輪4により走向自在に支
持され、この車体フレーム2に4サイクル単気筒エンジ
ン6が支持されている。
【0013】この車体フレーム2は、図1に示すよう
に、パイプ枠構造を呈し、左右一対のアッパーチューブ
7とダウンチューブ8とを有し、両チューブ7,8の間
には補強フレーム9が架設されている。
【0014】また、車体前部であって、車体フレーム2
の車体中心上にはステアリングパイプ10が斜め上方に
向けて立設されており、このステアリングパイプ10内
には、ステアリングハンドル軸11が回動自在に挿通さ
れている。そして、このステアリングハンドル軸11の
上端には、バーハンドル12が配設されている。
【0015】このバーハンドル12のステアリング操作
によって左右一対の前輪3が走行操作されるが、前輪3
はフロントホイール軸14によって回動自在に軸支され
ると共に、フロントクッション15によって車体フレー
ム2に上下動自在に懸架されている。そして、その前輪
3は、樹脂にて一体成形されたフロントフェンダ16に
よって覆われている。
【0016】他方、車体中央上部であって、ステアリン
グパイプ10の後方には、燃料タンク19が配置されて
おり、この燃料タンク19の後方には乗員が着座するシ
ート75が配置されている。このシート75は、アッパ
ーチューブ7から車体後方へ延出するシートレール21
により支持されている。また、車体中央部であって、燃
料タンク19の下方には前記4サイクル単気筒エンジン
6が配置され、このエンジン6はクランク軸が車幅方向
に延びるように車体フレーム2にマウントされている。
【0017】前記4サイクル単気筒エンジン6は、補強
フレーム9に固定された左右一対のブラケット24と、
アッパーチューブ7に固定された左右一対のブラケット
25を介して、車体フレーム2に4点支持されている。
【0018】また、エンジン6の吸気系を構成するエア
クリーナ27は、シート75の下方に配設されており、
このエアクリーナ27に接続された吸気ダクト28は、
この開口部28aがシート75下方で燃料タンク19の
後方に開口している。このエアクリーナ27はキャブレ
ター30を介して4サイクル単気筒エンジン6の吸気側
に接続されている。
【0019】さらに、4サイクル単気筒エンジン6の排
気側から前方に向かって導出する排気管31は、車体右
側に向かって折り返された後、エンジン6の側方を通っ
て車体後方に延出され、右側のダウンチューブ8の内側
を通ってマフラー32に繋がっている。
【0020】一方、4サイクル単気筒エンジン6の後方
であって、車体フレーム2のダウンチューブ8には、リ
ヤアーム34の前端部がピボット軸35によって上下揺
動自在に枢着されている。そして、リヤアーム34の後
端部34bには、左右一対の後輪4がリヤホイール軸3
6によって回転自在に支承されている。このリヤアーム
34は、リヤクッション37によって車体フレーム2に
懸架されている。
【0021】また、そのリヤアーム34は、ギヤボック
ス38に連結され、四輪車両1は駆動方式としていわゆ
るシャフトドライブ方式を採用しており、エンジン6の
後部から車体後方に延出された駆動軸39が、リヤアー
ム34内に挿通されたドライブシャフト41の一端にユ
ニバーサルジョイント42を介して連結されている。ま
た、ドライブシャフト41の他端はギヤボックス43内
に収納された不図示のベベルギヤ機構に連結されてい
る。
【0022】4サイクル単気筒エンジン6が駆動される
と、その駆動軸39の回転はリヤアーム34内のドライ
ブシャフト41に伝達され、このドライブシャフト41
の回転はギヤボックス38内のベベルギヤ機構によって
その方向を90°変換されてリヤホイール軸36に伝達
され、このリヤホイール軸36の回転によって後輪4が
回転駆動され、これによって四輪車両1が走行されるよ
うになっている。
【0023】また、前記リヤクッション37は、車体フ
レーム2のクロスパイプ46に固定された一対のブラケ
ット47に軸48によってその上端部が支持されてお
り、その下端部はリヤアーム34のギヤボックス38に
固定されたブラケット49に軸50により支持されてい
る。
【0024】一方、4サイクル単気筒エンジン6の前方
(車体前部)には、フロントデフ52(前側作動装置)
が配置されており、フロントデフ52からは入力軸53
が後方に向けて延出されている。そして、この入力軸5
3と、4サイクル単気筒エンジン6の前部から車体前方
に向けて延出されたドライブシャフト54の前端部と
は、ユニバーサルジョイント55によって連結されてい
る。また、そのフロントデフ52には、その入力軸53
からの駆動力が伝達される駆動軸56が左右に延出さ
れ、この駆動軸56が前輪3に連結されて駆動力が伝達
されるようになっている。
【0025】そして、この前輪3は、駆動軸56を挟ん
で上下に配置されるアッパーアーム58及びロアアーム
59と、フロントクッション15とによって車体側に上
下動自在に懸架されている。
【0026】4サイクル単気筒エンジン6が駆動される
と、その回転は後輪4に伝達されると同時に、ドライブ
シャフト54、フロントデフ52及び駆動軸56を経て
前輪3に伝達され、前輪3と後輪4が同時に駆動され
る。
【0027】次に、4サイクル単気筒エンジン6の動力
伝達装置63について説明すると、図4に示すように、
クランクケース64に、変速機カバー65が設けられ、
この変速機カバー65の内側には、変速機室66が設け
られ、この変速機室66にVベルト無段変速機67が配
置されている。
【0028】このVベルト無段変速機67は、駆動部6
8と従動部69とを有し、Vベルト70にて駆動部68
から従動部69に動力が伝達されるようになっている。
また、その変速機室66には、変速機室66内に冷却風
を導入する吸気ダクト71が接続されると共に、変速機
室66内の空気を排出する排気ダクト72が接続されて
いる。
【0029】その吸気ダクト71には、上方に延長され
て後方に向かって開口する導入口71aが形成されてい
る。
【0030】また、排気ダクト72は、後方で斜め上方
に向けて延長されて上端部72aが、シート75の後方
に位置している。この上端部72aは、図5及び図7に
示すように、幅Hが他の部分より広く形成されると共
に、この上端部72aには、上方に突出する膨出部72
bが形成され、この膨出部72bの前壁部72cには車
両前方を向く「開口」としての排気口72dが形成され
ている。従って、この排気口72dは、排気ダクト72
の延長された方向と反対側を向いていることになり、こ
の排気口72dから変速機室66内の空気が排気される
ようになっている。
【0031】さらに、この排気ダクト72の上端部72
aの車幅方向の両側には、リヤフェンダ76から下方に
延びる鉛直リブ76aが位置していると共に、その排気
ダクト上端部72aには、その鉛直リブ76aの下端に
接近して水平リブ72eが形成されている。
【0032】そして、排気ダクト72の排気口72a
は、リヤフェンダ76の下側でシート底面75aより上
方位置で開口していると共に、シート後端面75b、排
気ダクト上端部72aの上面部72f,水平リブ72e
及びリヤフェンダ鉛直リブ76aで形成された閉じられ
た空間部において開口している。
【0033】また、この排気ダクト72には、低い位置
に水溜まり部72gが形成され、この水溜まり部72g
の下方に膨出する底面部72hは、排気ダクト72の最
下部に位置している。
【0034】このように、排気ダクト72の排気口72
dを、シート75の後ろで、シート底面75aより上に
位置させることにより、この排気口72dの位置を高い
ところに設定できるため、排気口72dからの浸水を抑
制できる。
【0035】また、その排気口72dは、後輪4の「車
軸」としてのリヤホイール軸36より後方で、リヤフェ
ンダ76の下方に配置させることにより、後輪4により
巻き上げられた水等の浸入を防止できる。
【0036】さらに、排気ダクト72の排気口72d
は、リヤフェンダ76に形成された鉛直リブ76aの間
に配置されているため、車体両側から排気口72dへの
水の浸入を防止できる。
【0037】さらにまた、この排気ダクト72の上端部
72aに形成された排気口72dが、延長された方向と
反対側を向いているため、この排気口72dの下側は排
気ダクト72自身で遮蔽されることから、この排気口7
2dからの水の浸入を防止できる。
【0038】また、排気口72dは、上記鉛直リブ76
a、シート後端面75b、排気ダクト上端部72aの上
面部72f、水平リブ72eで形成された閉じられた空
間部において開口しているため、一層水の浸入を防止で
きる。
【0039】しかも、排気口72dから水が浸入した場
合には、水溜まり部72gが排気ダクト72の最下部に
位置していることから、その水はこの水溜まり部72g
に溜まり、エンジン6内部に浸入するのを防止できる。
そして、この水溜まり部72gに溜まった水は、排気熱
により蒸発して排気口72dから排気され、エンジン6
側に浸入するようなことがない。
【0040】一方、前記シート75は、弾力を有するウ
レタン製で、図8に示すように、車幅方向に沿う断面が
略台形状を呈し、一対のシートレール21に支持されて
いる。詳しくは、このシート75の着座面である上面7
5cは平面に形成され、又、下面は、中央に略水平方向
に沿う底面75aが形成され、この底面75aの両側に
傾斜面75dが形成されている。この傾斜面75dは、
シートレール21の車幅方向外側部位が、外側に向かう
に従って斜め上方に傾斜するようにテーパ形状に形成さ
れている。そして、図示していないが、シート75の前
端部側の下面部には、フック部が形成され、このフック
部が車体側に係脱自在となっていると共に、シート75
の後端部側には、図示省略のロック装置が配設されてい
る。そして、ロック装置を解除した後、前記フック部の
係止状態を外すことにより、シート75がいわゆるワン
タッチで着脱できるように構成されている。
【0041】そして、その傾斜面75dにダンパ部78
が形成され、このダンパ部78がリヤフェンダ76を介
してシートレール21に当接されて支持されている。
【0042】また、そのリヤフェンダ76には、シート
75の下側で両後輪4の間に、一体に3つのボックス7
6b,76c,76dが車幅方向に並んで形成されてい
る。つまり、これら3つのボックス76b,76c,7
6dの内の中央に配置されたものは「中央収納ボック
ス」としてのラゲージボックス76bで、一対のシート
レール21の間で、且つ、一対の後輪4の間に位置する
ように形成されている。このラゲージボックス76b
は、乗員の手荷物等を収納することが出来る大きさに形
成されると共に水密性(詳細は後述する)が確保されて
いる。
【0043】また、3つのボックス76b,76c,7
6dの内の他の一つは、「外側収納ボックス」としての
電装品ボックス76cで、車両後方から見て3つの内の
左側に配置され、左側のシートレール21の外側に位置
するように形成されている。この電装品ボックス76c
には、ヒューズ等の電装品80が収納されるようになっ
ている。さらに、3つのボックス76b,76c,76
dの内の他の一つは、「外側収納ボックス」としての工
具ボックス76dで、車両後方から見て3つの内の右側
に配置され、右側のシートレール21の外側に位置する
ように形成されている。この工具ボックス76dには、
ドライバー等の工具81が収納されるようになってい
る。
【0044】上記のようにシート75の下面両側に傾斜
面75dを形成して略台形とすることにより、余分な材
料が必要なく、最小限の材料費でクッション性の良好な
シート75を成形できる。すなわち、シート75の車幅
方向の中央部付近(底面75aに対応する部位)では上
下方向の厚さが確保されているため、クッション性が良
好である。そして、シート75は、長方形状でなく、傾
斜面75dを形成することで、長方形状の下側角部を削
り取るようにしているため、その分材料費が削減され
る。
【0045】また、シート75に傾斜面75dを形成
し、その部分に、電装品ボックス76cや工具ボックス
76dを配置するようにしているため、それらボックス
76c,76dの底面部の位置を下げることなく、収納
容量を増大させることができる。
【0046】しかも、それら3つのボックス76b,7
6c,76dの内、工具ボックス76dは、一番収納容
積が小さいため、この工具ボックス76dの底面は、他
の2つのボックス76b,76cの底面より、上方に位
置している。そして、この工具ボックス76dの底面の
下側には、前記マフラー32が配置されている。このよ
うな位置に配置すれば、マフラー32を極力高い位置に
配置できることから、マフラー32の水没を抑制でき
る。
【0047】また、前記電装品ボックス76c及び工具
ボックス76dには、それぞれ水抜き孔76f,76g
が形成されると共に、電装品ボックス76c及び工具ボ
ックス76dの外側部位には、外側堰部76hが立ち上
げられて形成され、この堰部76hの外側に、シート7
5の下方に折曲された周縁部75eが重なるように設定
されている。その水抜き孔76f,76gには、ワンウ
ェイバルブを配設して、各ボックス76c,76d内か
らの水は排出されるが、外部からの水の浸入を防止する
ようにすることもできる。
【0048】さらに、ラゲージボックス76bの両側に
は、上方に突出する内側堰部76iが形成される一方、
この堰部76iの外側には、シート75から下方に突出
した垂下リブ75fが配置されている。その内側堰部7
6iの上端は、垂下リブ75fの下端より上方に位置
し、側方から見ると、それらが重なり合うように設定さ
れている。
【0049】このようにすれば、水は、まず、外側堰部
76hの部分でシールされ、シールされなかった水は、
両側の電装品ボックス76c及び工具ボックス76d内
に浸入する。そして、これらボックス76c,76dか
ら更にラゲージボックス76b内に浸入しようとする水
は、内側堰部76iで堰き止められると共に、この内側
堰部76iと垂下リブ75fとがオーバーラップしてい
ることから、より一層、ラゲージボックス76b内への
水の浸入が抑制され、水抜き孔76f,76gから排水
されることとなる。
【0050】従って、ラゲージボックス76bを中央に
配置し、そのようなシール構造とすることで、濡らした
くない比較的大きいものをラゲージボックス76b内に
収納できる。
【0051】さらにまた、このラゲージボックス76b
の前側には、バッテリー83を収納するための「前側収
納ボックス」としてのバッテリーボックス76eが形成
されている。このラゲージボックス76bとバッテリー
ボックス76eとの間が仕切られている。
【0052】なお、上記実施の形態では、排気ダクト7
2の排気口72dをシート75の底面75aより上方で
開口しているが、これに限らず、吸気ダクト71を後方
に延長してこのダクト71の開口である導入口71aを
シート75の底面75aより上方で開口することもでき
る。また、上記実施の形態では、リヤフェンダ76下面
の近傍でダクトが開口しているが、これに限らず、フロ
ントフェンダ側に延長してフロントフェンダの下面近傍
でダクトを開口することができると共に、このフロント
フェンダに鉛直リブを形成することもできる。さらに、
エアクリーナの吸気ダクトにこの発明を適用することも
できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、リヤフェンダには、一対のシー
トレールの間で、且つ、一対の後輪の間に中央収納ボッ
クスが形成され、この中央収納ボックスがシートにより
開閉されるように構成されているため、荷物等を収納す
るボックスを最適な位置に配置できる。
【0054】請求項2に記載された発明によれば、シー
トの下面には、シートレールの車幅方向外側部位に、外
側に向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面が形成さ
れると共に、リヤフェンダには、中央収納ボックスの車
幅方向において外側で、シートレールと後輪との間に外
側収納ボックスが形成され、外側収納ボックスがシート
により開閉されるように構成されたため、中央収納ボッ
クスの外側に外側収納ボックスを配置することで、収納
スペースを拡大できると共に、傾斜面と対応した位置に
外側収納ボックスを配置することにより、その傾斜面に
より削り取られた部分を外側収納ボックスの収納空間と
して利用できる。
【0055】請求項3に記載された発明によれば、中央
収納ボックスと外側収納ボックスとの間の部位に内側堰
部を設けたため、中央収納ボックス内への水の浸入を防
止することができる。
【0056】請求項4に記載された発明によれば、外側
収納ボックスの外側に外側堰部を設けたため、外側収納
ボックス内への水の浸入を防止できると共に、中央収納
ボックス内への水の浸入を一層抑制することができる。
【0057】請求項5に記載された発明によれば、中央
収納ボックスの車両前側に、シートにより開閉される前
側収納ボックスを形成し、前側収納ボックスと中央収納
ボックスとの間は仕切られているため、車両の前後スペ
ースを有効に利用して収納スペースを拡大することがで
きると共に、一方にはバッテリー、他方には書類等の異
なる物を収納しても、両者の間が仕切られていることか
ら、互いに干渉することなく収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る四輪車両の側面図
である。
【図2】同実施の形態に係る車体フレーム等を示す平面
図である。
【図3】同実施の形態に係るリヤフェンダ及びフロント
フェンダ等の平面図である。
【図4】同実施の形態に係る動力伝達装置等の側面図で
ある。
【図5】同実施の形態に係る排気ダクト等を示す平面図
である。
【図6】同実施の形態に係る排気ダクト等の配設状態を
示す側面図である。
【図7】同実施の形態に係る図5のA−A線に沿う断面
図である。
【図8】同実施の形態に係るシートの車幅方向に沿う断
面図である。
【符号の説明】
1 四輪車両 2 車体フレーム 3 前輪 4 後輪 6 4サイクル単気筒エンジン 72 排気ダクト(ダクト) 72a 上端部 72b 膨出部 72d 排気口(開口) 72e 水平リブ 72g 水溜まり部 72h 底面部 75 シート 75a 底面 75b 後端面 75c 上面 75d 傾斜面 76 リヤフェンダ 76a 鉛直リブ 76b ラゲージボックス(中央収納ボックス) 76c 電装品ボックス(外側収納ボックス) 76d 工具ボックス(外側収納ボックス) 76e バッテリーボックス(前側収納ボックス)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフェンダには、一対のシートレール
    の間で、且つ、一対の後輪の間に中央収納ボックスが形
    成され、該中央収納ボックスがシートにより開閉される
    ように構成されていることを特徴とする車両用収納ボッ
    クス構造。
  2. 【請求項2】 前記シートの下面には、前記シートレー
    ルの車幅方向外側部位に、外側に向かうに従って斜め上
    方に傾斜する傾斜面が形成されると共に、前記リヤフェ
    ンダには、前記中央収納ボックスの車幅方向において外
    側で、前記シートレールと前記後輪との間に外側収納ボ
    ックスが形成され、該外側収納ボックスが前記シートに
    より開閉されるように構成されたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用収納ボックス構造。
  3. 【請求項3】 前記リヤフェンダには、前記中央収納ボ
    ックスの車幅方向において外側で、前記シートレールと
    後輪との間に外側収納ボックスが形成され、該外側収納
    ボックスが前記シートにより開閉されるように構成され
    ると共に、前記中央収納ボックスと外側収納ボックスと
    の間の部位に、前記中央収納ボックス内への水の浸入を
    防止する内側堰部を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の車両用収納ボックス構造。
  4. 【請求項4】 前記外側収納ボックスの外側に、該外側
    収納ボックス内への水の浸入を防止する外側堰部を設
    け、該外側堰部を前記内側堰部より高い位置に形成した
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用収納ボ
    ックス構造。
  5. 【請求項5】 前記中央収納ボックスの車両前側に、前
    記シートにより開閉される前側収納ボックスを形成し、
    該前側収納ボックスと前記中央収納ボックスとの間は仕
    切られていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    一つに記載の車両用収納ボックス構造。
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