JP2000127756A - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

車両用空気清浄装置

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JP2000127756A
JP2000127756A JP10328191A JP32819198A JP2000127756A JP 2000127756 A JP2000127756 A JP 2000127756A JP 10328191 A JP10328191 A JP 10328191A JP 32819198 A JP32819198 A JP 32819198A JP 2000127756 A JP2000127756 A JP 2000127756A
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JP
Japan
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photocatalyst
vehicle
air
blower
casing
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JP10328191A
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English (en)
Inventor
Masafumi Kawashima
誠文 川島
Yuji Honda
祐次 本田
Katsumi Nishikawa
克巳 西川
Hitoshi Ninomiya
斎 二宮
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/06Filtering
    • B60H2003/0675Photocatalytic filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/06Filtering
    • B60H2003/0691Adsorption filters, e.g. activated carbon

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着体の再生が効率的に行えるとともに、再
生の際に、吸着体から離脱した臭い成分や、臭い成分が
分解した分解ガスが車室内へ放出されない車両用空気清
浄装置Aの提供。 【解決手段】 車両用空気清浄装置Aは、ケーシング1
と、ケーシング1内に配される光触媒付活性炭3と、ケ
ーシング1内に空気流を発生させる送風機5と、分岐点
に配設されるドア6とを備え、制御手段が、清浄運転時
には、紫外線ランプ4を消灯し、送風機5を作動させ、
ケーシング1内と送風路13とが連通する様にドア6を
操作し、再生時には、紫外線ランプ4を点灯し、送風機
5を作動させ、ケーシング1内と排気路12とが連通す
る様にドア6を操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気清浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸着体(光触媒付)に熱線と紫外線とを
照射して、臭い成分の離脱と離脱した臭い成分の分解と
を行って吸着体を再生し、吸着体の取り替えを不要にし
た車両用空気清浄装置が従来より知られている。しか
し、この車両用空気清浄装置は、吸着体の再生時に、分
解ガスが車室内に放出される虞がある。そこで、吸着体
の再生を行う場合には送風機を止めて、分解ガスが車室
内へ放出されない様にしている(特開平5- 29316
5号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記車両用空
気清浄装置は、吸着体の活性化の際に送風機が停止して
いるので活性化が効率的に行えないという課題を有す
る。また、活性化時に回転翼の隙間から分解ガスが車室
内に放出される虞があるとともに、活性化完了後の清浄
運転時に分解ガスが車室内へ放出される虞がある。
【0004】本発明の第1の目的は、吸着体を再生する
際に、吸着体から離脱した臭い成分や、臭い成分が分解
した分解ガスが車室内へ放出されない車両用空気清浄装
置の提供にある。本発明の第2の目的は、吸着体の再生
が効率的に行えるとともに、再生の際に、吸着体から離
脱した臭い成分や、臭い成分が分解した分解ガスが車室
内へ放出されない車両用空気清浄装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1について〕ケ
ーシングは、上流側に車室内に開口する内気導入口へ連
通する内気導入路を形成し、車室外に開口する排気口へ
連通する排気路と車室内に開口する送風口へ連通する送
風路とが下流側で分岐している。このケーシング内に
は、金属酸化物からなる光触媒を担持させた光触媒付吸
着体が配されている。
【0006】制御手段は、清浄運転時には、送風機を作
動させて空気流をダクト内に発生させ、励起光源を消灯
させ、ケーシング内と送風路とが連通する様にドアを操
作する。これにより、内気導入口から導入した車室内空
気の臭い成分が光触媒付吸着体に吸着し、脱臭された空
気が送風路を通って送風口から車室内に送風される。
【0007】光触媒付吸着体の再生を行う場合、制御手
段は、送風機を作動させて空気流をダクト内に発生さ
せ、励起光源を点灯させ、ケーシング内と排気路とが連
通する様にドアを操作する。これにより、光線が光触媒
付吸着体に照射されて光触媒が励起し、臭い成分が光触
媒付吸着体から離脱して分解する。この分解ガスは排気
路を通って排気口から車室外に排出される。
【0008】再生時には送風機が作動するので吸着体の
再生を効率的に行うことができる。また、ケーシング内
と排気路とを連通させて再生を行っているので、吸着体
から離脱した臭い成分や、臭い成分が分解した分解ガス
が車室外に排気され、車室内への放出が防止できる。
【0009】〔請求項2について〕光触媒付吸着体の再
生を、再生スイッチを操作した時、エンジンを停止した
時、エンジンを始動した時、または清浄運転が所定累積
時間に達した時の何れか一つ以上が成立する場合で、且
つ、車室内ガス濃度が所定値以下の時に実施する。これ
により、吸着限界に達する前に光触媒付吸着体の再生を
行うことができ、安定した脱臭能力を維持することがで
きる。尚、『且つ、車室内ガス濃度が所定値以下の時に
実施する。』訳は、下記の理由による。光触媒付吸着体
の再生を行う場合、導入した内気は、いつも清浄である
とは限らない。つまり、汚れた空気で再生を行えば光触
媒により、再生を行うためのエネルギーが汚れた空気を
直接分解するので、光触媒付吸着体の再生するためのエ
ネルギーが減ってしまう。
【0010】〔請求項3について〕光触媒付吸着体の再
生を、再生スイッチを操作した時、エンジンを停止した
時、エンジンを始動した時、または清浄運転が所定累積
時間に達した時の何れか一つ以上が成立する場合で、且
つ、車室内ガス濃度が所定値以下の時に実施する。に所
定時間のあいだ実施する。これにより、吸着限界に達す
る前に光触媒付吸着体の再生を行うことができ、安定し
た脱臭能力を維持することができる。また、必要以上に
再生運転が継続されず、再生運転を自動的に停止するこ
とができる。尚、『且つ、車室内ガス濃度が所定値以下
の時に実施する。』訳は、下記の理由による。光触媒付
吸着体の再生を行う場合、導入した内気は、いつも清浄
であるとは限らない。つまり、汚れた空気で再生を行え
ば光触媒により、再生を行うためのエネルギーが汚れた
空気を直接分解するので、光触媒付吸着体の再生するた
めのエネルギーが減ってしまう。
【0011】〔請求項4について〕光触媒付吸着体の再
生を行う場合には、送風機の作動を停止する。これによ
り、車載バッテリの消耗を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例〜第4実施例
を図1〜図6に基づいて説明する。図1、図2に示す如
く、自動車のトランクルームに設置される車両用空気清
浄装置A、B、C、D(第1〜第4実施例)は、ケーシ
ング1内に、プレフィルタ2、光触媒付活性炭(光触媒
付吸着体)3、紫外線ランプ(励起光源)4、送風機
5、およびドア6を配設し、制御器(制御手段)により
制御される。
【0013】ケーシング1(プラスチック製)は、上流
側が、車室内に開口する内気導入口111へ連通する内
気導入路11となっている。また、下流側は、トランク
ルーム(車室外)10に開口する排気口121へ連通す
る排気路12と、車室130内に開口する送風口131
へ連通する送風路13とに分岐している。
【0014】プレフィルタ2(濾紙)は、平均粒径が比
較的大きい(0.07μm〜0.15μm)、たばこの
煙等の粒子を補足するためのものであり、内気導入口1
11に着脱可能に装着されている。
【0015】光触媒付活性炭3は、ハニカム状に成形さ
れ、プレフィルタ2下流の内気導入路11内に配設され
ている。この光触媒付活性炭3は、表面に酸化チタン
(金属酸化物)で構成される光触媒を担持させている。
光触媒付活性炭3は、根の形状に似た孔(0.012μ
m〜0.03μm)を多数有し、孔内に臭いの成分を取
り込んで吸着する。
【0016】紫外線ランプ4は、紫外線と熱線とを放射
する(再生時)ランプであり、光触媒付活性炭3下流の
内気導入路11内に配設されている。送風機5は、翼車
51と該翼車51を駆動する電動モータ52とからな
り、翼車51が紫外線ランプ4の下流側のケーシング1
内に配設されている。この送風機5は、内気導入口11
1から、排気口121または送風口131へ向かう空気
流50をケーシング1内に発生させる。
【0017】ドア6は、ケーシング1内の分岐点に配設
され、サーボモータ(図示せず)により下記の様に駆動
される。送風モード時(清浄運転時)にはケーシング1
内と送風路13とが連通する様に操作され、排気モード
時(再生時)にはケーシング1内と排気路12とが連通
する様に操作される。
【0018】7はガスセンサであり、車両用空気清浄装
置A、B、C、Dの内気導入口111の近傍の車室内に
配設されている。尚、ガスセンサ7は、車室内の他の場
所や、光触媒付活性炭3より上流側のケーシング1内に
配設しても良い。制御器は、マイクロコンピュータを有
し、送風機5、紫外線ランプ4、およびドア6を駆動す
るサーボモータを、図3に示すフローチャートに基づい
て制御する。また、ガスセンサ7の信号に基づいて、車
室空気の汚れ具合を常時、監視している。
【0019】エンジンが始動するとマイクロコンピュー
タは初期設定を行う(ステップS1)。次に、車両用空
気清浄装置Aの清浄スイッチがオンか否かを判別(ステ
ップS2)し、オンの場合(YES)にはステップS3
に進む。また、オフの場合(NO)にはステップS8に
進んで送風機5を停止しステップS2に戻る。
【0020】ステップS3において、再生スイッチ(図
示せず)の接点状態や、車室内ガス濃度を確認する。再
生スイッチがオンの場合で、且つ、車室内ガス濃度が所
定値以下の時(YES)にはステップS4に進む。ま
た、それ以外の場合(NO)にはステップS6に進む。
【0021】ステップS4でモードを排気モードとし、
ステップS5に進む。ステップS5で紫外線ランプ4を
点灯状態(既に点灯状態にある時は点灯状態を継続す
る)とし、ステップS7に進む。ステップS6でモード
を送風モードとし、ステップS7に進む。ステップS7
で送風機5を作動状態(既に作動状態にある時は作動状
態を継続する)とし、ステップS2に戻る。
【0022】本実施例の車両用空気清浄装置Aは、以下
の利点を有する。車室内ガス濃度が所定値以下の時に再
生スイッチをオンにして排気モード(再生時)にすれ
ば、紫外線ランプ4が点灯し送風機5が作動するので、
光触媒付活性炭3の再生を効率的に行うことができる。
この際、ケーシング1内と排気路12とが連通するの
で、光触媒付活性炭3から離脱した臭い成分や、臭い成
分が分解した分解ガスが車室外に排気されるので、車室
内の汚染が防止できる。なお、車室内ガス濃度が所定値
を越えている時に再生スイッチをオンにしても排気モー
ドにならない構成にしているのは以下の理由による。光
触媒付活性炭3の再生を行う場合、導入した内気は、い
つも清浄であるとは限らない。つまり、汚れた空気で再
生を行えば光触媒により、再生を行うためのエネルギー
が汚れた空気を直接分解するので、光触媒付活性炭3の
再生するためのエネルギーが減ってしまい、再生が効率
良く行えない。
【0023】次に、本発明の第2実施例を説明する。本
実施例では、制御器のマイクロコンピュータは、図4に
示すフローチャートに基づいて、送風機5、紫外線ラン
プ4、およびドア6を駆動するサーボモータを制御す
る。
【0024】エンジン始動後にマイクロコンピュータは
初期設定を行う(ステップs1)。ステップs2におい
て、車両用空気清浄装置Bの清浄スイッチ(図示せず)
がオンかオフかを判別し、清浄スイッチがオンの場合
(YES)にはステップs3に進む。また、清浄スイッ
チがオフの場合(NO)にはステップs12に進む。
【0025】ステップs3において、エンジンが停止さ
れたか否かを判別し、エンジンが作動中の場合(NO)
にはステップs10に進む。また、エンジンが停止され
た場合(YES)にはステップs4に進む。
【0026】ステップs4において、車室内ガス濃度が
所定値以下であるか否かを判別し、所定値以下である場
合(YES)にはステップs5に進む。また、所定値を
越える場合(NO)には何も作動させずに終了する。ス
テップs5でモードを排気モードとし、ステップs6に
進む。ステップs6で送風機5を作動状態にし、ステッ
プs7に進む。ステップs7で紫外線ランプ4を点灯状
態とし、ステップs8に進む。排気モードとなってから
所定時間T1(本実施例では5分間)が経過したか否か
をステップs8で判別し、所定時間T1が経過する(Y
ES)とステップs9に進む。
【0027】ステップs9で、紫外線ランプ4を消灯、
送風機5を停止状態にし、排気モードを終了する。ステ
ップs10でモードを送風モードとし、ステップs11
に進む。ステップs11で送風機5を作動状態にし、ス
テップs2に戻る。ステップs12で送風機5を停止状
態にし、ステップs2に戻る。
【0028】本実施例の車両用空気清浄装置Bは、以下
の利点を有する。清浄スイッチがオンの状態で、車室内
ガス濃度が所定値以下の場合に、エンジンを停止させた
場合には、排気モードとなってケーシング1内と排気路
12とが連通するので、光触媒付活性炭3から離脱した
臭い成分や、臭い成分が分解した分解ガスが車室外(ト
ランクルーム10)に排気されるので、車室内の汚染が
防止できる。なお、車室内ガス濃度が所定値を越える場
合(ステップs4でNO)には、排気モードにならない
構成にしているのは第1実施例で述べたのと同じ理由に
よる。清浄スイッチがオン状態でもエンジンが作動中は
送風モード(清浄運転時)を継続する構成であるので、
走行中(アイドリング状態も含む)は室内の清浄が継続
されるので使い勝手が良い。また、ステップs6で送風
機5を停止状態にする構成(請求項4に相当)にすれば
車載バッテリの消耗を抑えることができる。
【0029】排気モードとなってから所定時間T1(本
実施例では5分間)が経過すると排気モード(再生運
転)が終了する構成であるので、必要以上に再生運転が
継続されず、使い勝手が良いとともに、バッテリ上がり
が防止できる。
【0030】次に、本発明の第3実施例を説明する。本
実施例では、制御器のマイクロコンピュータは、図5に
示すフローチャートに基づいて、送風機5、紫外線ラン
プ4、およびドア6を駆動するサーボモータを制御す
る。
【0031】エンジン始動後に制御器のマイクロコンピ
ュータは初期設定を行う(ステップST1)。ステップ
ST2において、車両用空気清浄装置Cの清浄スイッチ
(図示せず)がオンかオフかを判別し、清浄スイッチが
オンの場合(YES)にはステップST3に進む。ま
た、清浄スイッチがオフの場合(NO)にはステップS
T11に進む。
【0032】清浄運転の累積時間がT2時間(本実施例
では100時間)以上経過しているか否か判別し、累積
時間≧T2時間で、且つ車室内ガス濃度が所定値以下の
時(YES)にはステップST4に進み、他の場合(N
O)にはステップST9に進む。
【0033】ステップST4でモードを排気モードと
し、ステップST5に進む。ステップST5で送風機5
を作動状態にし、ステップST6に進む。ステップST
6で紫外線ランプ4を点灯状態とし、ステップST7に
進む。
【0034】排気モードとなってから所定時間T1(本
実施例では5分間)が経過したか否かをステップST7
で判別し、所定時間T1が経過する(YES)とステッ
プST8に進む。ステップST8で紫外線ランプ4を消
灯状態にし、ステップST2に戻る。
【0035】ステップST9でモードを送風モードと
し、ステップST10に進む。ステップST10で送風
機5を作動状態にし、ステップST2に戻る。ステップ
ST11で送風機5を作動停止状態にし、ステップST
2に戻る。
【0036】本実施例の車両用空気清浄装置Cは、以下
の利点を有する。清浄スイッチがオンの状態で、清浄運
転の累積時間がT2時間(本実施例では100時間)以
上経過し、且つ車室内ガス濃度が所定値以下の時には自
動的に排気モードになってケーシング1内と排気路12
とを連通する構成である。このため、光触媒付活性炭3
から離脱した臭い成分や、臭い成分が分解した分解ガス
が車室外(トランクルーム10)に排気されるので車室
内の汚染が防止できる。また、吸着限界に達する前に光
触媒付活性炭3の再生を行うことができ、安定した脱臭
能力を維持することができる。なお、清浄運転の累積稼
働時間がT2時間以上であっても、車室内ガス濃度が所
定値を越える場合(ステップST3でNO)には、排気
モードにしない構成にしているのは第1実施例で述べた
のと同じ理由による。
【0037】次に、本発明の第4実施例を説明する。本
実施例では、制御器のマイクロコンピュータは、図6に
示すフローチャートに基づいて、送風機5、紫外線ラン
プ4、およびドア6を駆動するサーボモータを制御す
る。
【0038】エンジン始動後に制御器のマイクロコンピ
ュータは初期設定を行う(ステップst1)。ステップ
st2において、車両用空気清浄装置Dの清浄スイッチ
(図示せず)がオンかオフかを判別し、清浄スイッチが
オンの場合(YES)にはステップst3に進む。ま
た、清浄スイッチがオフの場合(NO)にはステップs
t11に進む。
【0039】ステップst3において、エンジンが始動
してからT1時間(本実施例では5分間)が経過してお
り、且つ(T1時間+5分)以上経過しておらず、且
つ、車室内ガス濃度が所定値以下である(YES)か否
(NO)かを判別する。YESの場合にはステップst
4に進み、NOの場合にはステップst8に進む。
【0040】ステップst4でモードを排気モードと
し、ステップst5に進む。ステップst5で送風機5
を作動状態にし、ステップst6に進む。ステップst
6で紫外線ランプ4を点灯状態とし、ステップst7に
進む。排気モードとなってから所定時間T3(本実施例
では5分間)が経過したか否かをステップst7で判別
し、所定時間T3が経過する(YES)とステップst
2に戻る。
【0041】ステップst8で、紫外線ランプ4を消灯
し、ステップst9に進む。ステップst9で、送風モ
ードとし、ステップst10に進む。ステップst10
で、送風機5を作動状態とし、ステップst2に戻る。
ステップst11で、送風機5を作動停止し、ステップ
st2に戻る。
【0042】本実施例の車両用空気清浄装置Dは、以下
の利点を有する。清浄スイッチがオンの状態で、エンジ
ンが始動してからT1時間が経過し、且つ(T1時間+
5分)以上経過していない場合で、且つ車室内ガス濃度
が所定値以下の場合には自動的に排気モードになってケ
ーシング1内と排気路12とを連通する構成である。
【0043】このため、光触媒付活性炭3から離脱した
臭い成分や、臭い成分が分解した分解ガスが車室外(ト
ランクルーム10)に排気されるので車室内の汚染が防
止できる。また、エンジンをかける毎に排気モードが実
施されるので、吸着限界に達する前に光触媒付活性炭3
の再生を行うことができ、安定した脱臭能力を維持する
ことができる。なお、清浄スイッチがオンの状態で、エ
ンジンが始動してからT1時間が経過し、且つ(T1時
間+5分)以上経過していない場合であっても、車室内
ガス濃度が所定値を越える場合には、排気モードにしな
い構成にしているのは第1実施例で述べたのと同じ理由
による。
【0044】本発明は、上記実施例以外に、次の実施態
様を含む。 a.上記実施例では、再生を開始する時期を、再生スイ
ッチの操作時、エンジン停止時、およびエンジン始動時
としたが、これらを組み合わせても良い。 b.ドア6は2枚とし、排気路12と送風路13に各ド
ア6を配設しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に係る車両用空気清浄装置の
構造説明図である。
【図2】その車両用空気清浄装置を車両に装着した様子
を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車両用空気清浄装置
の作動を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例に係る車両用空気清浄装置
の作動を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例に係る車両用空気清浄装置
の作動を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施例に係る車両用空気清浄装置
の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A、B、C、D 車両用空気清浄装置 1 ケーシング 2 プレフィルタ 3 光触媒付活性炭(光触媒付吸着体) 4 紫外線ランプ(励起光源) 5 送風機 6 ドア 10 トランクルーム(車室外) 11 内気導入路 12 排気路 13 送風路 111 内気導入口 121 排気口 130 車室 131 送風口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/86 B01D 53/36 H K (72)発明者 西川 克巳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 二宮 斎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に車室内に開口する内気導入口へ
    連通する内気導入路を形成し、車室外に開口する排気口
    へ連通する排気路と車室内に開口する送風口へ連通する
    送風路とが下流側で分岐するケーシングと、 金属酸化物からなる光触媒を担持させ、ケーシング内に
    配される光触媒付吸着体と、 ケーシング内に前記内気導入口から、前記排気口または
    前記送風口へ向かう空気流を発生させる送風機と、 光触媒付吸着体近傍のケーシング内に配され、光触媒が
    励起する光線の放射が可能な励起光源と、 前記ケーシングの分岐点に配設され、ケーシング内と前
    記送風路または前記排気路とを選択的に連通させるため
    のドアと、 前記送風機、前記励起光源、および前記ドアの作動を制
    御する制御手段とを備えた車両用空気清浄装置であっ
    て、 前記制御手段は、清浄運転時には、前記励起光源を消灯
    し、前記送風機を作動させ、ケーシング内と前記送風路
    とが連通する様に前記ドアを操作し、 前記光触媒付吸着体の再生を行う場合には、前記励起光
    源を点灯し、前記送風機を作動させ、ケーシング内と前
    記排気路とが連通する様に前記ドアを操作することを特
    徴とする車両用空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記光触媒付吸着体の再生を、再生スイ
    ッチを操作した時、エンジンを停止した時、エンジンを
    始動した時、または清浄運転が所定累積時間に達した時
    の何れか一つ以上が成立する場合で、且つ、車室内ガス
    濃度が所定値以下の時に実施することを特徴とする請求
    項1記載の車両用空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記光触媒付吸着体の再生を、再生スイ
    ッチを操作した時、エンジンを停止した時、エンジンを
    始動した時、または清浄運転が所定累積時間に達した時
    の何れか一つ以上が成立する場合で、且つ、車室内ガス
    濃度が所定値以下の時に所定時間のあいだ実施すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記光触媒付吸着体の再生を行う場合に
    は、前記送風機の作動を停止する請求項1乃至請求項3
    記載の車両用空気清浄装置。
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