JPH08253025A - 自動車用空気清浄脱臭器 - Google Patents

自動車用空気清浄脱臭器

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JPH08253025A
JPH08253025A JP8208395A JP8208395A JPH08253025A JP H08253025 A JPH08253025 A JP H08253025A JP 8208395 A JP8208395 A JP 8208395A JP 8208395 A JP8208395 A JP 8208395A JP H08253025 A JPH08253025 A JP H08253025A
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air
ozone
deodorizer
vehicle
air purifying
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JP8208395A
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Tsutomu Hiromi
勉 廣見
Hisashi Fujii
久之 藤井
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YUUSHIN ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性及び便益性に優れた機能をもつ自動車
用空気清浄脱臭器を提供する。 【構成】 ケース一端に室内汚染空気入口と他端に掃気
浄化排出口があり、空気入口と出口間には、粗目フィル
ター・高性能集塵フィルター・オゾン発生体・循環ファ
ン・オゾン脱臭触媒・酸性ガス吸着剤・オゾン検知セン
サーを配置し、オゾン発生体は循環ファンのサクション
中央部に設け、臭気や酸性ガスとオゾンが遠心ファンで
効率よく混合し、掃気流がオゾン脱臭触媒表面で均一酸
化還元させ循環ファンの吐出静圧が保持されて車内に掃
気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大気汚染が進行する路面
を走行する車輌の室内空気浄化に関するものであり、悪
臭除去、酸性ガス吸着、殺菌、オゾンコントロール、マ
イナスイオン、集塵等、オゾン酸化力を有効に活用し人
偽的技術活用で本来あるべき自然環境空気を復元させ車
内の密閉された空間を改善し、快適なドライビングを提
供する画期的発明に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我国に限らず、車社会がもたらす影響は
私達の生活に欠く事の出来ない便利さと物流に大きな貢
献を続けている。しかし一方では地球上エネルギー80
%の化石燃料がもたらす原因で大気汚染を増加させ、肺
ガン疾病の原因と考えられるなど健康面で大きく取り沙
駄される原因にもなっている。又、車内では、タバコが
もたらす原因で有害物質を多く拡散させ、残臭が付着す
るなど生物学的アレルギー疾患をもたらす抗原(アレル
ゲン)も含め悪化の一途を辿ってきた。車載用の空気浄
化に関する試みは、臭気を置換させる方法で芳香剤が最
も多く用いられてきた。一方、電気的クーロン作用によ
り集塵効果のみを得意とする清浄機能と称するものや、
活性炭吸着剤を併用したもの、無作為的にオゾン発生を
したもの、オゾン脱臭触媒を併用したもの等、物理化学
的に、工学的に工夫を凝し、真剣に対策を講ずべき商品
が普及されてきた事は事実である。しかし、残念なが
ら、どれを取り上げても根本的解決が成されておらず、
車を利用する人々にとっては、汚染され続ける大気下に
あって逃げ場のない無力感があり、無防備でいるより何
か対策の一助であれば良い。程度の関心で受けとめられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オゾンを用いて空気清
浄脱臭を行う場合、各構成上の配列にあってオゾンによ
るラジカル反応効率を小スペースで実現させることが空
気清浄脱臭の重要な要素となる。本発明は、多岐に亘る
技術的裏付により発明を成し得たもので、その課題は本
出願中の請求項1記載の従属18項におよび、便益性
や、安全性に最も優れた機能として世界中に普及するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は内燃気エンジン、ソーラー電源、電気自動
車等、車輌空間のいづれについても活用できるものであ
る。設置場所については、循環効率のよい場所に固定す
ることが大切である。空気清浄脱臭器は、箱型ユニット
ケース内一端の開口部より汚染空気を取り込み、綿ホコ
リは粗目フィルターで除去し、ベンツピレン粒子、タバ
コ粒子、花粉粒子等は高性能フィルターで0.3μ以上
の捕捉能力50%以上を用いている。空気汚染の検知方
法は光学系粒子検知センサー又は、酸化物半導体式ガス
センサーで水素ガス(H2 )の挙動により汚染レベルを
検知し循環ファン風量の変化をもたせ、センサー検知の
比較更新後、弱風量にもどすなどの工夫である。オゾン
発生方法はファインセラミック沿面放電方式であり、た
とえば誘電層セラミックはムライト系(3Al2 3
2SiO2 )を用いるとか、又は清音対策を施した特許
NO,1801918号・オゾン製造用イオン発生体を
用いることも可能としている。オゾンは身近に存在する
ものであり、自然界の適切な生物コントロールを行い紫
外線に曝露される環境で生活する人間には欠く事の出来
ない自然の恩恵でもある。このようにオゾンは極めて強
い酸化力を有し、臭いや色の原因になる二重結合を速や
かに分解することは周知のとおりである。しかし、自然
界に存在する以上のオゾン濃度は人体に害を及ぼすこと
になる。そこで本発明は、ユニット内で酸化に必要な
0.3ppm程度の気相オゾン濃度を発生させ、オゾン
脱臭触媒反応後のオゾン濃度が自然界に近い0.03p
pm以下となるほぼ完全な分解代謝経路で有効活用され
ることを特徴としている。まず、オゾンと臭気等の反応
は、静圧の高いブラシレスDCファン又はクロスフロー
型を用い循環ファンのサクション中央部より吸入させ遠
心拡散を利用し臭気等の反応を効率化させている。オゾ
ン脱臭触媒にはマンガン系ハニカム形状のオゾン脱臭触
媒表面で均一酸化還元を行っている。オゾン反応及び酸
性ガス吸着との併用SV値は50,000-h以下であ
り、たとえばハニカム孔子開口は210セル程度を用い
ている。オゾン分解触媒には、鉄、銅、銀、マンガン、
コバルト、パナジュウム、クロムなどの酸化物を活性
炭、アルミナ、シリカ、ゼオライト、チタニア、ジルコ
ニア、マグネシアなどの担体に担持したものが挙げら
れ、その形態は特に制限されず、圧力損失が少なく気体
の流れが均一化するものとしてハニカム状を用い、循環
ファンの吐出静圧を保持させて車内に気流を与えてい
る。しかし、オゾン活用と同時に生成される副産物とし
ての窒素酸化物の人体に与える影響は無視できない。窒
素酸化物(特にNOとNO2 )は光化学スモックの原因
物質となるばりか、NO2 は呼吸気管深部に障害をもた
らすなど有害物質である。一般的に都市交差点での空気
環境はNO:NO2 の比が1:1であるが、オゾン発生
させると空気中のNOがNO2 に変換されてNO2 が増
加する。一方、車内にはタバコ等の燃焼による有害なC
2 ・SO2 等も存在する。このため、これらNO2
SO2 等の酸性ガスの除去が重要な問題であった。とこ
ろが、これまでの脱臭器にはオゾンや酸性ガスの人体に
対する安全性に十分配慮したものがないのが実状であ
り、四季折々におけるオゾン発生の挙動変化まで把握
し、オゾン検知センサーを具備しているものは本出願人
の発明以外に見ることはない。そこで酸性ガス吸着剤に
は、活性炭、水酸化カルシュウム、炭酸カリウムを主成
分とする吸収剤でNO2 、SO2 吸収に優れ、ハニカム
状を用いた。それは単なるオゾン分解触媒、酸性ガス吸
着剤及びオゾン検知センサーの配列ではなく、オゾン検
知センサーが雑ガス影響を受け誤動作を来すことのない
よう、センサー保護の必要も含め本願の配列は定めてい
る。
【0005】基本動作方法は車輌に備えられたシガライ
タージャックを用いるか、常時通電配線(電流値1A以
上)より導入し、エンジン回転のオルタネーター起電圧
によって動作させた。これにより、自動車走行停止後の
二次電池(バッテリー)に蓄えられた余剰電力容量でア
フター空気清浄脱臭を行い、残臭の根絶を行っている。
一方、余剰電力容量によるアフター作動は約10分以下
であり、目的とする残臭解消に有益である。又、エンジ
ン始動時に必要なバッテリー容量は保持している為、バ
ッテリー消耗にならず常に安心して利用できるものとな
った。具体的にはDC12Vで走行する車輌の場合、オ
ルタネーター発電が13Vに昇圧し動作する。この場合
オルタネーター発電はDC14.5Vを上限として上昇
し、空気清浄脱臭器も上昇電圧に比例して浄化効率が増
加する。一方、DC24Vの車輌では26Vに昇圧しオ
ルタネーターカット値が30Vとなり同様となる。
【0006】道路上の大気汚染粉塵中に含まれる成分
中、ベンツピレン等の炭化物は63%程度あり、コンク
リート等のシリカ成分が3%、他灰分17%等の当社分
析値の調査結果である。一方、交通渋滞を来すトンネル
内の年間平均NO2 濃度は2.09ppmの実測結果を
得ている。このように大気汚染下で渋滞を来す環境下で
は、運転者への健康悪化が懸念されるものであり、近隣
住民への影響も大である。本願は車内に混在するN
2 .SO2 ガス反応が下記を基本として除去を行って
いる。 4NO2 +2Ca(OH)2 →Ca(NO2 2 +Ca(NO3 2 +2H2 O SO2 +Ca(OH)2 →CaSO3 +H2
【0007】車内の空気浄化に最も必要な操作は、まず
走行中、外気導入空気でなく内気循環で本願品を用いる
ことが効果的である。たとえば、乗用車を対照とした場
合、容積は約3,000リットルであり、時間10回以
上の空気浄化が望まれる。車内の空気は、外気からのN
2 、SO2、CO2 の影響に加え車内の喫煙や残臭が
加わり同乗者への心理的、感覚的、身体的の順で健康面
に大きく変化をおよぼす。これは、受動喫煙のみでCO
濃度2ppm程度発生し同乗者の心理的不快感を訴え始
めることもあり、臭気等の混在と密室感も手伝って特に
老齢者に多く車酔症状が発生していた。新鮮な空気と
は、森林などで見られるようにクリーン度の最も高いも
のであって、臭気や酸性ガスは混在せず一般的にはマイ
ナスイオン1cc当りの個数で表現し誰にでも理解承知
しうるような、たとえば、上高地は−600程度が指標
となりえることから、本願は−600個/cc以下で車
内に掃気している。即ち、車酔を防ぐにはクリーン度の
高い空気で車内を循環させることであり、乗用車でも5
00リットル/min・10ターン/hrで車酔いが解
決する結論を得ていることから、乗車定員を鑑み10タ
ーン以上20ターン以下とした。
【0008】本願はオルタネーター電圧以外の動作条件
として、ソーラー発電による利用も可能としている。こ
れは、自動車が生活スタイルや用途別に開発されている
ことから、様相に合わせた利用拡大をしていることであ
る。又、貨物コンテナー車等の応用も同様であり、応用
活用は無限である。
【0009】そこで、なお化石燃料内燃気エンジンの普
及が広がる一方で、クリーンな自動車が開発されている
ことは承知の事実である。電気自動車はその一例である
が、特に問題となる電力消費にエアーコンディショナー
と外気との関係が重要となっていた。即ち、外気導入で
走行する限り、走行に必要な電力消費以外の空調温度に
係る電力消費量が大となっていた。二次電池バッテリー
の有効活用走行を維持するには、車内を外気から隔絶し
内気循環のみで走行し、エアーコンディショナーを行う
ことであり、呼気炭酸ガス吸着を含めた空気清浄脱臭が
可能となれば、バッテリー走行にも負担をかけず経済効
果を発揮する。
【0010】本願は、車内温度が50℃に達すると動作
はしない。運転者が車を使用しエアコンを作動するなど
の行為により温度が50℃を低下すると再復起となる。
通常の室内環境と異なり、車内は太陽直射熱により50
℃〜100℃に達することもあり自動車用品開発の問題
でもあった。しかし、本願はこの温度上昇熱を活用して
いる。即ち、長時間使用したオゾン脱臭触媒表面は化学
反応にともなう付着物が発生し、ハニカム表面をふさぐ
等の障害をもたらし反応効率を悪化させる場合がある。
温度上昇熱はハニカム付着物を脱離させ、ハニカム表面
の賦活下を促進させている。
【0011】動作機能上の安全性を重視していることか
ら、オゾンの単独曝露状態は生じない。方法として、オ
ゾン検知センサーが故障した場合、オゾン発生は停止す
る。又、オゾン発生体に水滴等による過電流が生じた場
合も停止する。循環ファンに異物混入等が生じても停止
させることとした。これらのトラブルは異常としての表
示を行い運転者に明示している。又、動作累積時間によ
るフィルターのメインテナンス表示等の機能上の安全性
や空気清浄脱臭器そのものが防曝構造であるなど、自動
車に用いるべき安全性は十分配慮したものである。
【0012】
【作用】本発明の空気清浄脱臭器は、循環ファンにより
ケース一端の開口部よりケース外空気がケース内に吸い
込まれ、空気通路を通って吹き出し口から吹き出され
る。この空気の流れにおいて空気の臭気や酸性ガス性分
は、循環ファンサクション中央部に設けられたオゾンと
遠心ファン混合で反応し、均一な濃度分布でハニカム状
のオゾン脱臭触媒で酸化還元を行い、余剰オゾンを分解
し、酸性ガス吸着剤でNO2 、SO2 、CO2 、等を除
去吸着し、吹き出し口から車内に循環排出をおこなって
いる。ここで、本発明は、自動車エンジン回転に付属す
るオルタネーター発電器より電力供給を受けDC13V
で動作することとした。先ず、電力供給直後より循環フ
ァンが任意モードで動作し、約1.0分後よりオゾン発
生を行うこととした。オゾン発生体はセラミックである
ことから、放電体裏面でヒートアップさせ、除湿対策を
行っている。又、オゾン検知センサー等もヒートアップ
の必要時間が必要なため、同じく、3.5分のオゾン休
止中に準備させることとした。以後、規定電源供給中は
循環ファン及びオゾン検知センサーは動作し続けオゾン
発生のみ3.5分間のON−OFFを繰り返している。
上記の動作中にオゾン排出濃度が規定基準の0.03p
pm以上になると、オゾン発生のみ停止となり、復帰は
間欠動作タイムラグにより行っている。フィルター清掃
サインは稼働累積720時間後にフィルターサインLE
Dの点灯により知らせることにした。
【0013】次に、本発明の配列構成による機能作用に
ついて添付表を参照しつつ、詳細に説明する。表1は、
空気清浄脱臭器内に備えられた高性能集塵フィルターの
比較である。車内の塵埃捕集には、0.3〜0.5μm
除去が50%以上である事が望まれる。材質的にはガラ
ス繊維やポリプロ.ポリエステル合繊が良好で順次捕集
率が向上し、約1ヶ年の寿命が持続する。表2は、道路
近傍の大気に含まれるダスト分析結果である。表3は、
セラミック沿面放電体.温度.湿度による発生変化を示
す。表4は、オゾン気相濃度による臭気分解効果の代表
例であるが、アンモニア(NH3 )については、オゾン
脱臭触媒の併用により除去可能となる。表5は、オゾン
脱臭触媒とオゾンによる悪臭成分分解模式図である。表
6は、オゾンと臭気等の化学反応における二次副産物質
のX線回析結果である。表7は、オゾン脱臭触媒の温度
60度℃における賦活化を示す。表8は、交通量の多い
大気下の酸性ガス浄化率(NOx)を示す(東京都内)
表9は、オゾン反応による一酸化窒素(NO)の挙動を
示す。酸性ガス吸着剤なしの場合、NOは入口ガス濃度
に比べて減少しているが、有害なNO2 は逆に大きく増
加している。これは、NOがオゾンによりNO2 に変換
されていると共にオゾン発生部で窒素酸化物が生成され
ているためである。このように酸性ガス除去剤を取り付
けると、NO、NO2 共に減少させることができる。表
10は、オゾン検知センサーにおけるタバコ感知による
誤動作を示す。表11は、大気中のマイナスイオン密度
分布である。表12は、動作回路の基本ブロック図であ
る。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【表5】
【0019】
【表6】
【0020】
【表7】
【0021】
【表8】
【0022】
【表9】
【0023】
【表10】
【0024】
【表11】
【0025】
【表12】
【0026】
【実施例】以下に、添付図面を参照しつつ、本発明の自
動車用空気清浄脱臭器について詳細に説明する。図1
は、本発明の装置を構成する実施例の概略平面断面図で
あり、図2はファン中心位置の側面断面図である。図中
1が、外装ケースで、その一端に吸入側の開口部11が
設けられ、反対側に排出口12が設けられている。外装
ケース1内に内部ユニットケース2を設け、この内部ユ
ニットケース内にファン3及び駆動基板9を設けてあ
る。ファン3の吸引力により、開口部11に設けられた
ネット及びフィルター4で粗ゴミは除去し、高性能フィ
ルター5で0.3μ以上の粒子を除去している。タバコ
による煙粒子は高性能フィルター5で除去され、車内で
燻らす煙も、約3分後には除去可能となっている。オゾ
ン発生体14はファン3のサクション中央部に臨む駆動
基板9上に設けられ、発生オゾンを遠心ファンで効率よ
く混合し、拡散板を通過後、オゾン脱臭触媒7表面で均
一酸化還元を行っている。また、車外から入ってくるN
2 .SO2 等の酸性ガスは酸性ガス吸着剤6により吸
着し、風圧が保持された状況で排出し、車内循環力を伴
っている。温・湿度によるオゾンの排出変化は、オゾン
検知センサー10により常に監視され、0.05ppm
を越えた場合、オゾン発生を停止させている。また、図
中13が空気汚染検知センサーで、フィルター4位置に
装着されている。流通空気は、開口部11の空気入口、
空気汚染検知センサー13、粗目フィルター4、高性能
フィルター5、オゾン発生体14、循環ファン3、オゾ
ン脱臭触媒7、酸性ガス吸着剤6、オゾン検知センサー
10、排出口12の順に通過するよう配置してある。さ
らに図中8は操作部である。
【0027】〔脱臭テスト〕上述の本発明の装置を12
5リットルのアクリル製透明ボックスに入れ、二酸化窒
素、硫化水素、硫化メチル、メチルメルカプタンについ
ての浄化特性を行った。表13は、二酸化窒素浄化特性
表である。表14は、硫化水素浄化特性表である。表1
4は、硫化メチル浄化特性表である。表15は、メチル
メルカプタン浄化特性表である。
【0028】
【表13】
【0029】
【表14】
【0030】
【表15】
【0031】
【表16】
【0032】〔オゾン濃度及びオゾン検知センサーの測
定〕表17は、本発明の自動車用空気清浄脱臭器のオゾ
ン発生を3.5分ON、3.5分OFFの間欠運転で、
強・弱のファンモード切り換え時のオゾン発生及びオゾ
ン脱臭触媒・酸性ガス吸着剤通過後の排出オゾン濃度・
オゾン検知センサーの反応値等測定を行った結果であ
る。表17のA項は、オゾン検知センサー単体のオゾン
気相濃度反応値である。本器が動作し初期5分以内で
は、0.05ppmでオゾン検知センサーが働き、8分
後には0.02ppm濃度で反応する。よって、オゾン
脱臭触媒・酸性ガス通過後の排出オゾン濃度監視が確実
に行えている。又、脱臭反応に必要なオゾン濃度は、
0.15ppm以上、0.3ppm以下であり、オゾン
脱臭触媒・酸性ガス吸着剤通過後も0.0068ppm
〜0.03ppm範囲で排出し、0.02ppm値に達
すると、オゾン検知センサーコントロールを実施させて
いる。これは、自然環境オゾン濃度に匹敵し、最も安全
な使用法である。
【0033】
【表17】
【0034】
【発明の効果】以上の如く、本発明の自動車用空気清浄
脱臭器は、車室空間の脱臭・汚染ガスの除去を効果的に
解消し、最も安全性の高い商品を提供できるところにあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動車用空気清浄脱臭器の実施例の概略
平面縦断面図である。
【図2】ファン中心位置の概略側面断面図である。
【符号の説明】
1 外装ケース 2 内部ユニットケース 3 ファン 4 フィルター 5 高性能フィルター 6 酸性ガス吸着剤 7 オゾン脱臭触媒 8 操作部 9 駆動基板 10 オゾン検知センサー 11 空気入口 12 空気排出口 13 空気汚染検知センサー 14 オゾン発生体

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の室内空間内の設置可能な場所に
    設置され、シガライタージャック・ソーラ電池・常時通
    電中の配線等より電力供給を受けて動作させ、空気清浄
    脱臭を行う箱型のケースを設けた自動車用空気清浄脱臭
    器であって、ケース一端に室内汚染空気入口と他端に掃
    気浄化排出口があり、空気入口と出口間には、粗目フィ
    ルター・高性能集塵フィルター・オゾン発生体・循環フ
    ァン・オゾン脱臭触媒・酸性ガス吸着剤・オゾン検知セ
    ンサーを配置し、オゾン発生体は循環ファンのサクショ
    ン中央部に設け、臭気や酸性ガスとオゾンが遠心ファン
    で効率よく混合し、掃気流がオゾン脱臭触媒表面で均一
    酸化還元させ循環ファンの吐出静圧が保持されて車内に
    掃気することを特徴とする自動車用空気清浄脱臭器。
  2. 【請求項2】 上記粗目フィルターに空気汚染検知セン
    サーを配置してある上記請求項1記載の自動車用空気清
    浄脱臭器。
  3. 【請求項3】 上記粗目フィルター・高性能集塵フィル
    ター・オゾン発生体・循環ファン・オゾン脱臭触媒・酸
    性ガス吸着剤・オゾン検知センサーをその順に配列して
    ある上記請求項1記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  4. 【請求項4】 動作電圧が二次電池電圧(バッテリー)
    で動作せず、自動車に備えられた発電用オルタネーター
    の起電圧により動作を行い、なおかつ自動車運転停止
    後、二次電池に蓄えられた余剰電力容量により所定時間
    まで動作させ、室内にこもる残臭の根絶と常にバッテリ
    ー保護を行うことを特徴とする請求項1記載の自動車用
    空気清浄脱臭器。
  5. 【請求項5】 道路上の大気汚染に含まれる一酸化イオ
    ウ(SO)や一酸化窒素(NO)がオゾン酸化力により
    ケース内部で反応し、二酸化イオウ(SO2)・二酸化
    窒素(NO2 )に変換し、タバコによるCO2 ガス等を
    含めた酸性ガスを無害化させるための除去吸着剤を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車用空気清浄脱
    臭器。
  6. 【請求項6】 車室内循環浄化ターン数が時間あたり1
    0ターン以上であり20ターン以下とし、臭気及び酸性
    ガスがもたらす原因で同乗者の車酔いによる弊害を防止
    することを特徴とする請求項1記載の自動車用空気清浄
    脱臭器。
  7. 【請求項7】 車室内マイナスイオン数が200個/c
    c以上600個/cc以下であり、森林浴効果に相応
    し、車室内環境を保持させることを特徴とする請求項1
    記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  8. 【請求項8】 ソーラー電池電圧により80m3 以下の
    空間容積を有するキャンピングカーや、医療用検診車の
    室内空気殺菌清浄脱臭を可能とする請求項1記載の自動
    車用空気清浄脱臭器。
  9. 【請求項9】 生鮮食料品.冷凍車等の鮮度保持輸送貨
    物車輛において積載容積庫内の空中浮遊菌の殺菌や臭気
    付着防止、及び果実等の酸化エチレン吸収を行い食品全
    般の衛生上の便益性を高めたことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  10. 【請求項10】 電気自動車(二次電池バッテリーカ
    ー)において内気循環のみで、タバコによるCO2 ガス
    や呼気炭酸ガスの除去及び脱臭を行う一方で、外気導入
    によりエアコン温調にとられる電力消費を低減させ、電
    気自動車の経済的走行の向上を特徴とする請求項1記載
    の自動車用空気清浄脱臭器。
  11. 【請求項11】 道路上の大気汚染中に含まれるベンツ
    ピレン粒子等や車室内の喫煙によるタバコ粒子を光学系
    空気汚染検知センサーまたはタバコ燃焼時のH2 の変化
    値を検知する酸化物半導体式ガスセンサーを用い、空気
    汚染の負荷変動による浄化ファンの強弱変換を容易とす
    る請求項1記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  12. 【請求項12】 車内温度が50℃を越えることによ
    り、50℃を下がる迄は動作せず駆動基板上の電子部品
    の保護を行うこと、50℃以上100℃以下の動作停止
    中にオゾン脱臭触媒の温度による賦活化を行うことを特
    徴とする請求項1記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  13. 【請求項13】 空気清浄脱臭効率は循環ファン電圧を
    アイドリング状況時に弱.強等を定めているが、オルタ
    ネーター上限カット電圧まで動作させ走行中の浄化効率
    を高めていることを特徴とする請求項1記載の自動車用
    空気清浄脱臭器。
  14. 【請求項14】 気相オゾン濃度が車輌事故等により人
    体への健康に害することが皆無とするため、オゾン検知
    センサーの故障及び循環掃気ファンへの異物混入・オゾ
    ン発生体の過電流検知等により自動停止するなど、回路
    上に安全性を組み込んでいることを特徴とする請求項1
    記載の自動車用空気清浄脱臭器。
  15. 【請求項15】 浄化された空気中のオゾン濃度が0.
    03ppm以上越える事のない動作条件であることと、
    雑ガスにより半導体式で作られたオゾン検知センサーの
    誤動作を皆無とするため、オゾン脱臭触媒及び酸性ガス
    吸着剤がオゾン検知センサー保護用のフィルターとして
    配していることを特徴とする請求項1記載の自動車用空
    気清浄脱臭器。
  16. 【請求項16】 作動累積時間又は走行距離換算により
    メインテナンス表示を行うことを特徴とする請求項1記
    載の自動車用空気清浄脱臭器。
  17. 【請求項17】 空気清浄脱臭器が防曝構造で形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動車用空気清
    浄脱臭器。
  18. 【請求項18】 空気清浄脱臭器が金属ケース内に収納
    されノイズ対策が施されていることと、外装ケースが耐
    熱樹脂成形品で構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の自動車用空気清浄脱臭器。
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