JPH0663111A - オゾンによる脱臭装置 - Google Patents
オゾンによる脱臭装置Info
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- JPH0663111A JPH0663111A JP4141674A JP14167492A JPH0663111A JP H0663111 A JPH0663111 A JP H0663111A JP 4141674 A JP4141674 A JP 4141674A JP 14167492 A JP14167492 A JP 14167492A JP H0663111 A JPH0663111 A JP H0663111A
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- ozone
- deodorizing
- ozonizer
- fan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内の悪臭をオゾンガスで斑なく脱臭及び除
去できるようにすると共に、排出空気中のオゾン濃度が
安全値をこえないようにする。 【構成】 フアンで流動する空気の流動通路の流れに沿
って順次流動通路の狭小部に配置された脱臭用沿面放電
型オゾナイザ、反応部、及び流出口を設けると共に、該
反応部の下流にオゾンセンサを設け、その出力を上記オ
ゾナイザの電源とフアンに接続する。
去できるようにすると共に、排出空気中のオゾン濃度が
安全値をこえないようにする。 【構成】 フアンで流動する空気の流動通路の流れに沿
って順次流動通路の狭小部に配置された脱臭用沿面放電
型オゾナイザ、反応部、及び流出口を設けると共に、該
反応部の下流にオゾンセンサを設け、その出力を上記オ
ゾナイザの電源とフアンに接続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は一般住居の居室、事務
所、ホテル、病院、食堂、塵芥置き場、自動車、列車、
船舶、飛行機、および貨物用コンテナ等の各室内が種々
の原因によって悪臭が発生する場合、その悪臭をオゾン
ガスによって脱臭するための装置に関するものである。
またＣＯやトルエン等有害なガスや、植物や野菜、果物
をしおれさせるエチレンガスを分解するものである。
所、ホテル、病院、食堂、塵芥置き場、自動車、列車、
船舶、飛行機、および貨物用コンテナ等の各室内が種々
の原因によって悪臭が発生する場合、その悪臭をオゾン
ガスによって脱臭するための装置に関するものである。
またＣＯやトルエン等有害なガスや、植物や野菜、果物
をしおれさせるエチレンガスを分解するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の装置を用いて前記各室内の
悪臭を脱臭する場合は、その室内の空気を該装置のフア
ンによって空気通路内に強制的に吸入して流動し、そこ
を流動する空気に向かってオゾナイザで生成したオゾン
ガスを噴出して脱臭し、その後オゾンキラを通してオゾ
ンガスを除去し、清浄ガスにしてから再びその室内に戻
すものである。
悪臭を脱臭する場合は、その室内の空気を該装置のフア
ンによって空気通路内に強制的に吸入して流動し、そこ
を流動する空気に向かってオゾナイザで生成したオゾン
ガスを噴出して脱臭し、その後オゾンキラを通してオゾ
ンガスを除去し、清浄ガスにしてから再びその室内に戻
すものである。
【０００３】この場合はオゾナイザで生成するオゾンガ
スのみを悪臭空気に混入接触させて脱臭反応を起こさせ
るので、その反応速度は気相反応特有の極めておそいも
のとなって脱臭効果が劣る。またオゾンガスを室内の大
量の悪臭空気の通る空気通路内に均一に混入することは
困難であり、オゾンガスが混入されないで脱臭されない
部分を生じたり、また該オゾナイザを構成する放電素子
の放電域に局部的に生ずるＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等極めて
活性に富んだ強力な脱臭作用を有する反面、寿命の極め
て短い化学的活性種（以下ラヂカルと総称する）の脱臭
作用をうけないで、そのまま再び室内に戻される部分が
相当量発生し、高い脱臭効果を期待することができな
い。
スのみを悪臭空気に混入接触させて脱臭反応を起こさせ
るので、その反応速度は気相反応特有の極めておそいも
のとなって脱臭効果が劣る。またオゾンガスを室内の大
量の悪臭空気の通る空気通路内に均一に混入することは
困難であり、オゾンガスが混入されないで脱臭されない
部分を生じたり、また該オゾナイザを構成する放電素子
の放電域に局部的に生ずるＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等極めて
活性に富んだ強力な脱臭作用を有する反面、寿命の極め
て短い化学的活性種（以下ラヂカルと総称する）の脱臭
作用をうけないで、そのまま再び室内に戻される部分が
相当量発生し、高い脱臭効果を期待することができな
い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は本装
置の空気通路内を流動する室内の大量の悪臭空気を沿面
放電型のオゾナイザの放電域近傍に通過せしめ、そこで
発生したオゾンガスを均一に混入すると共に、放電域で
生成するラヂカルを悪臭物質に斑なく作用させてこれを
分解し、高い脱臭効果を得ることとすることである。
置の空気通路内を流動する室内の大量の悪臭空気を沿面
放電型のオゾナイザの放電域近傍に通過せしめ、そこで
発生したオゾンガスを均一に混入すると共に、放電域で
生成するラヂカルを悪臭物質に斑なく作用させてこれを
分解し、高い脱臭効果を得ることとすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のオゾンによる
脱臭装置はフアンで強制的に流入口から吸引の上流動す
る空気の流動通路に狭小部を設け、その内部に沿面放電
素子の放電域を形成して、脱臭用沿面放電型オゾナイザ
を構成し、該脱臭用沿面放電型オゾナイザの下流に活性
炭、悪臭物質の吸収剤、オゾンガスの分解用触媒等から
なる反応部、及び流出口を順次設け、また必要に応じ前
記脱臭用沿面放電型オゾナイザ及びフアンにそれぞれタ
イマを接続するものである。
脱臭装置はフアンで強制的に流入口から吸引の上流動す
る空気の流動通路に狭小部を設け、その内部に沿面放電
素子の放電域を形成して、脱臭用沿面放電型オゾナイザ
を構成し、該脱臭用沿面放電型オゾナイザの下流に活性
炭、悪臭物質の吸収剤、オゾンガスの分解用触媒等から
なる反応部、及び流出口を順次設け、また必要に応じ前
記脱臭用沿面放電型オゾナイザ及びフアンにそれぞれタ
イマを接続するものである。
【０００６】また反応部の上流側にミニプリーツフィル
タ、静電ミニプリーツフィルタ、電気集塵器等より成る
集塵部を設け反応部が室内塵によって汚れ、その機能が
低下するのを防ぐものである。また反応部の下流側にミ
ニプリーツフィルタを設け、反応部から飛散する可能性
のある活性炭、吸収剤、触媒等の微粒子を捕集して、こ
れらが排気に混入するのを防ぐものである。
タ、静電ミニプリーツフィルタ、電気集塵器等より成る
集塵部を設け反応部が室内塵によって汚れ、その機能が
低下するのを防ぐものである。また反応部の下流側にミ
ニプリーツフィルタを設け、反応部から飛散する可能性
のある活性炭、吸収剤、触媒等の微粒子を捕集して、こ
れらが排気に混入するのを防ぐものである。
【０００７】また反応部の下流側にオゾンセンサを設
け、反応部の活性炭、吸収剤、触媒等の経時的性能低下
のため、排気中に所定の安全値以上の濃度のオゾンが残
存する様になると、これを検知し、警報ランプを点燈し
てこれら活性炭、吸収剤又は触媒の交換時期到来を知ら
せると共に、必要に応じ沿面放電型オゾナイザの電源を
オフし、オゾンの発生を停止するものである。
け、反応部の活性炭、吸収剤、触媒等の経時的性能低下
のため、排気中に所定の安全値以上の濃度のオゾンが残
存する様になると、これを検知し、警報ランプを点燈し
てこれら活性炭、吸収剤又は触媒の交換時期到来を知ら
せると共に、必要に応じ沿面放電型オゾナイザの電源を
オフし、オゾンの発生を停止するものである。
【０００８】
【作用】この装置を用いて前記各室内の悪臭を脱臭し、
また有害ガスやエチレンの分解を行う際は予め室内の床
面、天井、壁面等に本装置を配置して使用するものであ
る。
また有害ガスやエチレンの分解を行う際は予め室内の床
面、天井、壁面等に本装置を配置して使用するものであ
る。
【０００９】室内の悪臭を脱臭し、また有害ガスやエチ
レンの分解を行う際は空気通路内に室内の空気を強制的
に流動するためのフアンを駆動し、脱臭用沿面放電型オ
ゾナイザを起動し、該室内の空気を前記流入口より吸引
の上流動通路内に流入し、その流動通路の狭小部を通る
際その内部に設けられている沿面放電素子の放電域と交
差し、その際発生するオゾンガス及び、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ
2 、ＯＨ等のラジカルによって悪臭物質、有害物質、エ
チレン等の大部分を分解し、その後反応部を通過する
際、これら物質のオゾンによる酸化、残留分解主成物と
オゾンの吸収剤や触媒等による除去を完了し、無臭ない
し無害になった空気を流出口より元の室内に戻すもので
ある。
レンの分解を行う際は空気通路内に室内の空気を強制的
に流動するためのフアンを駆動し、脱臭用沿面放電型オ
ゾナイザを起動し、該室内の空気を前記流入口より吸引
の上流動通路内に流入し、その流動通路の狭小部を通る
際その内部に設けられている沿面放電素子の放電域と交
差し、その際発生するオゾンガス及び、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ
2 、ＯＨ等のラジカルによって悪臭物質、有害物質、エ
チレン等の大部分を分解し、その後反応部を通過する
際、これら物質のオゾンによる酸化、残留分解主成物と
オゾンの吸収剤や触媒等による除去を完了し、無臭ない
し無害になった空気を流出口より元の室内に戻すもので
ある。
【００１０】
【実施例】この発明の実施例を添付図面によって説明す
ると、空気通路１の流入口１４からフアン１５で強制的
に吸引する空気を流動するベンチュリ管状に形成される
該空気通路１の狭小部２の内部に沿面放電素子３の放電
域４を臨ませて、脱臭用沿面放電型オゾナイザ５を構成
し、該脱臭用沿面放電型オゾナイザ５の下流に活性炭、
悪臭物質の吸収剤或はオゾンガス分解用触媒例えばチタ
ニヤシリカ等からなる反応部６を収容した抽出し６ａを
順次設ける。
ると、空気通路１の流入口１４からフアン１５で強制的
に吸引する空気を流動するベンチュリ管状に形成される
該空気通路１の狭小部２の内部に沿面放電素子３の放電
域４を臨ませて、脱臭用沿面放電型オゾナイザ５を構成
し、該脱臭用沿面放電型オゾナイザ５の下流に活性炭、
悪臭物質の吸収剤或はオゾンガス分解用触媒例えばチタ
ニヤシリカ等からなる反応部６を収容した抽出し６ａを
順次設ける。
【００１１】また、前記反応部６の下流に清浄空気の流
出口１１を設ける。
出口１１を設ける。
【００１２】さらに前記脱臭用沿面放電型オゾナイザ５
に配線１７を介して、タイマ１２を設け、同様にして、
フアン１５のモータ１５ａに配線２７を介してタイマ１
２を接続するものである。
に配線１７を介して、タイマ１２を設け、同様にして、
フアン１５のモータ１５ａに配線２７を介してタイマ１
２を接続するものである。
【００１３】また前記反応部６の下流にオゾンセンサ３
７を設け、その出力信号を配線３８を介して警報ランプ
３９に接続すると共に、配線４０と４１を介して高周波
高圧電源１８とフアン１５のモータ１５ａにそれぞれ接
続するものである。
７を設け、その出力信号を配線３８を介して警報ランプ
３９に接続すると共に、配線４０と４１を介して高周波
高圧電源１８とフアン１５のモータ１５ａにそれぞれ接
続するものである。
【００１４】また上記沿面放電素子３は図２に示すよう
に、線状電極３ａと面状電極３ｂとの間に誘電体３ｃを
介入し、両電極３ａ、３ｂに高周波高圧電源１８を接続
したとき、放電域４に高周波沿面放電が生ずるものであ
る。
に、線状電極３ａと面状電極３ｂとの間に誘電体３ｃを
介入し、両電極３ａ、３ｂに高周波高圧電源１８を接続
したとき、放電域４に高周波沿面放電が生ずるものであ
る。
【００１５】前記流入口１４には金網等のスクリ−ン１
３を設け、室内空気８中の異物を除去し、さらに反応部
６の上流と下流にそれぞれにミニプリ−ツフイルタ１６
ａ、１６ｂを抽出し６ａに収容される如く設けて塵埃を
除去する。
３を設け、室内空気８中の異物を除去し、さらに反応部
６の上流と下流にそれぞれにミニプリ−ツフイルタ１６
ａ、１６ｂを抽出し６ａに収容される如く設けて塵埃を
除去する。
【００１６】この装置を用いて室内の悪臭の脱臭あるい
は有害ガスやエチレンの分解を行う際は前記タイマ１２
を経てモ−タ１５ａに電力を供給してフアン１５を駆動
し、空気通路１内に室内の空気８を矢印Ａ１方向に流動
し、脱臭用沿面放電型オゾナイザ５を起動し、該室内の
空気８を空気通路１内に流入し、空気通路１の狭小部２
を通る際その内部に設けられている沿面放電素子３の放
電域４と交差する。
は有害ガスやエチレンの分解を行う際は前記タイマ１２
を経てモ−タ１５ａに電力を供給してフアン１５を駆動
し、空気通路１内に室内の空気８を矢印Ａ１方向に流動
し、脱臭用沿面放電型オゾナイザ５を起動し、該室内の
空気８を空気通路１内に流入し、空気通路１の狭小部２
を通る際その内部に設けられている沿面放電素子３の放
電域４と交差する。
【００１７】この放電域４で発生するオゾンガス、及
び、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等のラジカルによって脱
臭、分解し、その後上流側ミニプリ−ツフイルタ１６ａ
で塵埃を除去し、反応部６において残った分解生成物と
オゾンガスを除去し、更に反応部からの微粒子を下流側
ミニプリーツフフィルタ１６ｂで除去したのち、流出口
１１から清浄になった空気を元の室内に戻すものであ
る。
び、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等のラジカルによって脱
臭、分解し、その後上流側ミニプリ−ツフイルタ１６ａ
で塵埃を除去し、反応部６において残った分解生成物と
オゾンガスを除去し、更に反応部からの微粒子を下流側
ミニプリーツフフィルタ１６ｂで除去したのち、流出口
１１から清浄になった空気を元の室内に戻すものであ
る。
【００１８】また反応部６の下流のオゾン濃度をオゾン
センサ３７でモニターし、その濃度が人体に安全な所定
の閾値（例えば０．０５ｐｐｍ）をこえると高周波高圧
電源１８をオフしてオゾンの発生を停止し、またファン
１５のモータ１５ａを停止し、反応部の活性炭、吸収
剤、触媒等の交換時期の到来を知らせるものである。
センサ３７でモニターし、その濃度が人体に安全な所定
の閾値（例えば０．０５ｐｐｍ）をこえると高周波高圧
電源１８をオフしてオゾンの発生を停止し、またファン
１５のモータ１５ａを停止し、反応部の活性炭、吸収
剤、触媒等の交換時期の到来を知らせるものである。
【００１９】したがってこの装置によれば、フアンで強
制的に流動する空気通路の狭小部の内面に沿面放電素子
の放電域を形成しているので、空気通路１の流入口１４
から流入する室内空気８の全てが沿面放電素子の放電域
を通過することとなって、その際発生するオゾンガス及
びＯ、ＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等のラジカルによって脱臭を
斑なく行うことができる。
制的に流動する空気通路の狭小部の内面に沿面放電素子
の放電域を形成しているので、空気通路１の流入口１４
から流入する室内空気８の全てが沿面放電素子の放電域
を通過することとなって、その際発生するオゾンガス及
びＯ、ＮＨ、ＮＨ2 、ＯＨ等のラジカルによって脱臭を
斑なく行うことができる。
【００２０】本装置によれば室内の空気の悪臭を脱臭し
てその室内の空気をオゾンガスのない清浄な空気にする
ことができる。また排出空気のオゾン濃度が人体に安全
なレベルをこえることがない様にすることが出来る。
てその室内の空気をオゾンガスのない清浄な空気にする
ことができる。また排出空気のオゾン濃度が人体に安全
なレベルをこえることがない様にすることが出来る。
【００２１】さらに前記脱臭用沿面放電型オゾナイザ
５、フアン１５、にそれぞれタイマ１２を接続している
ので、前述のオゾンガスによる脱臭とその休止の各モ−
ドを自動的に切り替えて次のような運転をすることがで
きる。
５、フアン１５、にそれぞれタイマ１２を接続している
ので、前述のオゾンガスによる脱臭とその休止の各モ−
ドを自動的に切り替えて次のような運転をすることがで
きる。
【００２２】即ち、事務室等に本装置を設置して、その
室内を脱臭する場合はタイマ１２を所定の時間に設定す
ることによって、図３に示す如く、例えば午前零時から
８時までは前述の休止モ−ドＢにしておき、午前８時か
ら９時までは前述の脱臭モ−ドＡにしてオゾンガスで悪
臭を除去して室内を清浄な空気にして、執務者が入室し
ても差支えない状態にしておく。
室内を脱臭する場合はタイマ１２を所定の時間に設定す
ることによって、図３に示す如く、例えば午前零時から
８時までは前述の休止モ−ドＢにしておき、午前８時か
ら９時までは前述の脱臭モ−ドＡにしてオゾンガスで悪
臭を除去して室内を清浄な空気にして、執務者が入室し
ても差支えない状態にしておく。
【００２３】９時以後に執務者が室内に入って、事務を
執り、１０時から午後７時までは室内にいる執務者の行
動によって各種の悪臭が発生するが、この間は前述の脱
臭モ−ドＡと休止モ−ドＢを１時間おきに交互に繰り返
すことにより脱臭を行い、常時快適な環境を維持する。
午後７時から翌日の午前８時までは執務者がいなくなる
ので、再び休止モードＢにし、翌日前述の各モードを繰
り返すことができる。
執り、１０時から午後７時までは室内にいる執務者の行
動によって各種の悪臭が発生するが、この間は前述の脱
臭モ−ドＡと休止モ−ドＢを１時間おきに交互に繰り返
すことにより脱臭を行い、常時快適な環境を維持する。
午後７時から翌日の午前８時までは執務者がいなくなる
ので、再び休止モードＢにし、翌日前述の各モードを繰
り返すことができる。
【００２４】以上本発明の実施例を図１〜図３で説明し
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでな
く、前記本発明の要旨内で適宜機構を付加したり、変更
して実施することが可能である。
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでな
く、前記本発明の要旨内で適宜機構を付加したり、変更
して実施することが可能である。
【００２５】例えば、図１の脱臭用沿面放電型オゾナイ
ザ５は放電域４に発生する沿面放電によって、そこを流
動する空気中の悪臭を脱臭するものであるが、図４に示
す如く脱臭用沿面放電型オゾナイザ５の線状電極３ａと
対向して流動通路１内に対向電極２１を設置し、その対
向電極２１をスイッチ２４を介して直流高圧電源２５と
接続し、更にその他端と線状電極３ａとを図示のように
接地２６する場合は、該線状電極３ａと対向電極２１と
の間に高圧電界を形成し、該線状電極３ａから対向電極
２１に向かって単極性イオン流（本例では負極性）を生
じ、その間を流動する空気中の粉塵を荷電して、対向電
極２１に付着して集塵することができる。
ザ５は放電域４に発生する沿面放電によって、そこを流
動する空気中の悪臭を脱臭するものであるが、図４に示
す如く脱臭用沿面放電型オゾナイザ５の線状電極３ａと
対向して流動通路１内に対向電極２１を設置し、その対
向電極２１をスイッチ２４を介して直流高圧電源２５と
接続し、更にその他端と線状電極３ａとを図示のように
接地２６する場合は、該線状電極３ａと対向電極２１と
の間に高圧電界を形成し、該線状電極３ａから対向電極
２１に向かって単極性イオン流（本例では負極性）を生
じ、その間を流動する空気中の粉塵を荷電して、対向電
極２１に付着して集塵することができる。
【００２６】また集塵されなかった粉塵も荷電されてい
るので、その下流に設けられているフイルタに静電気作
用で捕集され易くなる。
るので、その下流に設けられているフイルタに静電気作
用で捕集され易くなる。
【００２７】また図１のものは反応部６の上流に空気中
のダストを除去するためのミニプリーツフイルタ１６ａ
を設けてあるが、その代わりに図４に示す如く一側面に
導電性の膜状電極３１を付着してなるプラスチック・シ
ート等の誘電体層３０を複数個空隙３２を隔てて並設
し、該各電極３１に直流高圧電源３３を交互に極性が異
なるようにスイッチ２９を介して接続して、電気集塵器
を形成することも可能である。
のダストを除去するためのミニプリーツフイルタ１６ａ
を設けてあるが、その代わりに図４に示す如く一側面に
導電性の膜状電極３１を付着してなるプラスチック・シ
ート等の誘電体層３０を複数個空隙３２を隔てて並設
し、該各電極３１に直流高圧電源３３を交互に極性が異
なるようにスイッチ２９を介して接続して、電気集塵器
を形成することも可能である。
【００２８】さらに図５の実施例に示す如く図１の上流
側ミニプリーツフイルタ１６ａの上流側と下流側に夫々
電極３４、３５を設け、両電極３４、３５に直流高圧電
源３６を接続するときは前記ミニプリーツフイルタ１６
ａの上流、下流の両側の間のフイルタ層内に電界を形成
し、これらの間の電界によって静電ミニプリーツフイル
タを構成し、そのフイルタ機能を一層向上することがで
きる。
側ミニプリーツフイルタ１６ａの上流側と下流側に夫々
電極３４、３５を設け、両電極３４、３５に直流高圧電
源３６を接続するときは前記ミニプリーツフイルタ１６
ａの上流、下流の両側の間のフイルタ層内に電界を形成
し、これらの間の電界によって静電ミニプリーツフイル
タを構成し、そのフイルタ機能を一層向上することがで
きる。
【００２９】またさらに、図６の実施例に示す如く、空
調ダクト１０内を枠体９で複数に分割し、夫々に図１の
空気通路１、流入口４、狭小部２、オゾナイザ５、フィ
ルタ１６ａ、１６ｂ、及び反応部６をモジュール化した
脱臭ユニット２０を設置することも可能である。
調ダクト１０内を枠体９で複数に分割し、夫々に図１の
空気通路１、流入口４、狭小部２、オゾナイザ５、フィ
ルタ１６ａ、１６ｂ、及び反応部６をモジュール化した
脱臭ユニット２０を設置することも可能である。
【００３０】この場合は空調ダクト１０内を流れる室内
空気８を複数の脱臭ユニット２０に分けて処理すること
ができるので、大量の空気の脱臭を短時間に行うことが
できる。
空気８を複数の脱臭ユニット２０に分けて処理すること
ができるので、大量の空気の脱臭を短時間に行うことが
できる。
【００３１】
【発明の効果】本発明は上述の通りであり、フアンで強
制的に流動する空気通路の狭小部の内部に沿面放電素子
の放電域を形成しているので、空気通路の流入口から流
入する室内空気の全てが沿面放電素子の放電域の極く近
傍を通過し、そこで発生するオンガス、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ
2 、ＯＨ等のラジカルによって脱臭を斑なく行うことが
できる。
制的に流動する空気通路の狭小部の内部に沿面放電素子
の放電域を形成しているので、空気通路の流入口から流
入する室内空気の全てが沿面放電素子の放電域の極く近
傍を通過し、そこで発生するオンガス、Ｏ、ＮＨ、ＮＨ
2 、ＯＨ等のラジカルによって脱臭を斑なく行うことが
できる。
【００３２】また、該脱臭用沿面放電型オゾナイザの下
流に反応部を設け、また前記脱臭用沿面放電型オゾナイ
ザの上流側に流入口、前記反応部の下流側に流出口を設
けているので、室内の空気の悪臭、有害ガス、エチレン
等を分解し、さらにオゾンガスを除去して、オゾンガス
のない清浄な空気にして室内に戻すことができる。
流に反応部を設け、また前記脱臭用沿面放電型オゾナイ
ザの上流側に流入口、前記反応部の下流側に流出口を設
けているので、室内の空気の悪臭、有害ガス、エチレン
等を分解し、さらにオゾンガスを除去して、オゾンガス
のない清浄な空気にして室内に戻すことができる。
【００３３】さらに前記脱臭用沿面放電型オゾナイザと
フアンにそれぞれタイマを接続しているので、前述のオ
ゾンガスによる脱臭を所定のタイムスケジュールに従っ
て連続的にかつ自動的に切り替えて運転することができ
る。
フアンにそれぞれタイマを接続しているので、前述のオ
ゾンガスによる脱臭を所定のタイムスケジュールに従っ
て連続的にかつ自動的に切り替えて運転することができ
る。
【００３４】また排出空気中のオゾンガス濃度はオゾン
センサで常時モニターし、これが人体安全値をこえると
オゾン発生を停止するので、常に人体の安全が保証され
る。
センサで常時モニターし、これが人体安全値をこえると
オゾン発生を停止するので、常に人体の安全が保証され
る。
【図１】この発明の実施例の縦断面図である。
【図２】図１の一部分の拡大斜面図である。
【図３】図１及び図２の実施例を用いて室内の脱臭及び
それを休止する場合の時間の経過に対する各モードの状
態を示す線図である。
それを休止する場合の時間の経過に対する各モードの状
態を示す線図である。
【図４】この発明の他の実施例の縦断面図である。
【図５】図１及び図２の一部分における他の実施例の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図６】この発明のさらに他の実施例の縦断面図であ
る。
る。
１ 空気通路 ２ 狭小部 ３ 沿面放電素子 ３ａ 線状電極 ３ｂ 面状電極 ３ｃ 誘電体 ４ 放電域 ５ 脱臭用沿面放電型オゾナイザ ６ 反応部 ８ 室内空気 ９ 枠体 １０ 空調ダクト １１ 流出口 １２ タイマ １４ 流入口 １５ フアン １５ａ モータ １６ａ 上流側ミニプリーツフイルタ １６ｂ 下流側ミニプリーツフイルタ １７ 配線 １８ 高周波高圧電源 ２０ 脱臭ユニット ２１ 対向電極 ２３ａ 配線 ２３ｂ 配線 ２５ 直流高圧電源 ３０ 誘電体層 ３１ 膜状電極 ３２ 空隙 ３３ 直流高圧電源 ３４ 電極 ３５ 電極 ３６ 直流高圧電源 ３７ オゾンセンサ ３８ 配線 ３９ 警報ランプ ４０ 配線 ４１ 配線
Claims (9)
- 【請求項１】 フアンで流動する空気の流動通路の狭小
部内に脱臭用沿面放電型オゾナイザを設け、該脱臭用沿
面放電型オゾナイザの下流に活性炭、悪臭成分の吸収
剤、オゾンの吸収剤、オゾン分解触媒の４者の中、少な
くとも１者を有する反応部及び流出口を順次設けたこと
を特徴とするオゾンンによる脱臭装置。 - 【請求項２】 前記脱臭用沿面放電型オゾナイザ、及び
前記フアンにそれぞれタイマを接続することを特徴とす
る請求項１記載のオゾンによる脱臭装置。 - 【請求項３】 フアンで流動する空気の流動通路とその
狭小部がベンチュリ管状に形成されていることを特徴と
する請求項１記載のオゾンによる脱臭装置。 - 【請求項４】 反応部の上流側にミニプリーツフイルタ
を設けることを特徴とする請求項１記載のオゾンによる
脱臭装置。 - 【請求項５】 反応部の下流側にミニプリーツフィルタ
を設けることを特徴とする請求項１記載のオゾンによる
脱臭装置。 - 【請求項６】 反応部の下流側にオゾン濃度を検出する
オゾンセンサを設けると共に、その出力信号を警報ラン
プおよび前記脱臭用沿面放電型オゾナイザの電源部に接
続し、該オゾン濃度が所定の閾値をこえると該警報ラン
プの点燈、該電源部の停止によるオゾン供給の少くとも
一つが行われる様にした請求項１記載のオゾンによる脱
臭装置。 - 【請求項７】 脱臭用沿面放電型オゾナイザが沿面放電
素子の放電域と対面して直流高圧電源と接続されている
対向電極を設けられていることを特徴とする請求項１記
載のオゾンによる脱臭装置。 - 【請求項８】 反応部の上流側に一側面に導電性膜状電
極を付着してなる誘電体層を複数個空隙を隔てて並設
し、該各電極に直流高圧電源を交互に極性が異なるよう
に接続してなる電気集塵器を設けることを特徴とする請
求項１記載のオゾンによる脱臭装置。 - 【請求項９】 ミニプリ−ツフイルタの上流側及び下流
側に夫々電極を設け、該両電極間に直流高圧電源を接続
することを特徴とする請求項１記載のオゾンによる脱臭
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141674A JPH0663111A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オゾンによる脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141674A JPH0663111A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オゾンによる脱臭装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663111A true JPH0663111A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=15297565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4141674A Pending JPH0663111A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オゾンによる脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663111A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996026393A1 (de) * | 1995-02-21 | 1996-08-29 | Annette Matthiesen | Thioalkoholverbrenner zur oxidation von thioalkoholen für sanitäre einrichtungen, insbesondere wc-beckeninnenbereiche |
| JP2003020207A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-24 | Kurita Water Ind Ltd | オゾンガス監視装置 |
| JP2007136415A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | オゾン脱臭装置及びオゾン脱臭方法 |
| JP2018521770A (ja) * | 2015-07-11 | 2018-08-09 | ウェリス カンパニー リミテッド | 空気殺菌装置 |
| CN115837398A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-24 | 杭州楠大环保科技有限公司 | 一种特大集中型餐厨垃圾相变处理设备 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP4141674A patent/JPH0663111A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996026393A1 (de) * | 1995-02-21 | 1996-08-29 | Annette Matthiesen | Thioalkoholverbrenner zur oxidation von thioalkoholen für sanitäre einrichtungen, insbesondere wc-beckeninnenbereiche |
| JP2003020207A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-24 | Kurita Water Ind Ltd | オゾンガス監視装置 |
| JP2007136415A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | オゾン脱臭装置及びオゾン脱臭方法 |
| JP2018521770A (ja) * | 2015-07-11 | 2018-08-09 | ウェリス カンパニー リミテッド | 空気殺菌装置 |
| CN115837398A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-24 | 杭州楠大环保科技有限公司 | 一种特大集中型餐厨垃圾相变处理设备 |
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