JP2000005631A - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
- Publication number
- JP2000005631A JP2000005631A JP17303198A JP17303198A JP2000005631A JP 2000005631 A JP2000005631 A JP 2000005631A JP 17303198 A JP17303198 A JP 17303198A JP 17303198 A JP17303198 A JP 17303198A JP 2000005631 A JP2000005631 A JP 2000005631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- photocatalyst
- dust
- dust collecting
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
- Y02A50/2351—Atmospheric particulate matter [PM], e.g. carbon smoke microparticles, smog, aerosol particles, dust
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タール分等を光触媒で分解・除去する空気清
浄装置を提供する。 【解決手段】 空気清浄装置Ｃは、塵埃以外のタバコの
タール分などを、該空気清浄装置Ｃ内に設置した光源６
（例えば、紫外線ランプなど）から光触媒５（例えば、
ＴｉＯ2など）に光を照射させることにより光分解反応
を促し、該タバコのタール分などを除去し、メンテナン
スをより簡単にすることができるようにすると共に、オ
ゾン脱臭では取りきれない臭も脱臭できるようにしたも
のである。 【効果】 吸着効率を低下させず、電極部や触媒に付着
するタール分等の有機分を光触媒で分解・除去すること
ができる。
浄装置を提供する。 【解決手段】 空気清浄装置Ｃは、塵埃以外のタバコの
タール分などを、該空気清浄装置Ｃ内に設置した光源６
（例えば、紫外線ランプなど）から光触媒５（例えば、
ＴｉＯ2など）に光を照射させることにより光分解反応
を促し、該タバコのタール分などを除去し、メンテナン
スをより簡単にすることができるようにすると共に、オ
ゾン脱臭では取りきれない臭も脱臭できるようにしたも
のである。 【効果】 吸着効率を低下させず、電極部や触媒に付着
するタール分等の有機分を光触媒で分解・除去すること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄装置に係
り、作業空間や居住空間などの環境における空気中の塵
埃、微粒子、細菌等と共に、空気中の臭気やガス等をも
吸着することの可能な空気浄化装置に関するものであ
る。
り、作業空間や居住空間などの環境における空気中の塵
埃、微粒子、細菌等と共に、空気中の臭気やガス等をも
吸着することの可能な空気浄化装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気清浄装置は電気集塵式が用い
られていた。該電気集塵式は、空気中に浮遊する塵埃粒
子をイオン化するためのイオン化線と、イオン化した塵
埃粒子を吸着する集塵電極を設け、集塵電極には集塵部
を介在させ、該集塵部に塵埃粒子を付着させるように構
成したものである。いま、イオン化線とアースとの間、
高電圧発生器によって高電圧を印加すると、両電極間に
電場を生じ空気中の塵埃粒子等を帯電させて、該塵埃粒
子等を前記集塵部に付着させて空気を浄化するものであ
る。前記空気の清浄化を続けると、集塵部には、タバコ
のタール、煤、ウイルス等の汚れ成分が堆積し、やがて
は前記集塵部の洗浄、交換が必要となる。すなわち、空
気中の汚れの除去は、専用の集塵部分で行われていた。
られていた。該電気集塵式は、空気中に浮遊する塵埃粒
子をイオン化するためのイオン化線と、イオン化した塵
埃粒子を吸着する集塵電極を設け、集塵電極には集塵部
を介在させ、該集塵部に塵埃粒子を付着させるように構
成したものである。いま、イオン化線とアースとの間、
高電圧発生器によって高電圧を印加すると、両電極間に
電場を生じ空気中の塵埃粒子等を帯電させて、該塵埃粒
子等を前記集塵部に付着させて空気を浄化するものであ
る。前記空気の清浄化を続けると、集塵部には、タバコ
のタール、煤、ウイルス等の汚れ成分が堆積し、やがて
は前記集塵部の洗浄、交換が必要となる。すなわち、空
気中の汚れの除去は、専用の集塵部分で行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気集塵式空気
清浄装置は、前記の如く、使用を続けると、集塵部に
は、タバコのタール、煤等の汚れ成分が付着し、比較的
短期間、例えば１カ月程度で集塵部の洗浄が必要とな
り、さらに、付着した前記汚れ成分が脱離して室内に放
散するという欠点があった。
清浄装置は、前記の如く、使用を続けると、集塵部に
は、タバコのタール、煤等の汚れ成分が付着し、比較的
短期間、例えば１カ月程度で集塵部の洗浄が必要とな
り、さらに、付着した前記汚れ成分が脱離して室内に放
散するという欠点があった。
【０００４】さらに、従来の電気集塵式空気清浄装置
は、集塵部は集塵機能のみであって、脱臭効果はほとん
どない。イオン化線において自然発生したオゾンによっ
て悪臭物質の酸化処理が促進されて無臭になるだけであ
り、集塵部の効果は期待できないという欠点があつた。
は、集塵部は集塵機能のみであって、脱臭効果はほとん
どない。イオン化線において自然発生したオゾンによっ
て悪臭物質の酸化処理が促進されて無臭になるだけであ
り、集塵部の効果は期待できないという欠点があつた。
【０００５】上記欠点を解決するため、集塵体の表面に
光触媒層を設け、この集塵体を集塵電極に取り付けたも
のがある。このような構成のものでは、集塵電極に高電
圧が印加されることにより空気中の汚れ成分は、集塵電
極に集塵され、集塵電極に取り付けられた集塵体に付着
する。集塵体の表面には光触媒層が設けられており、こ
の光触媒層に紫外線が照射され、光触媒層の光触媒が励
起して汚れ成分は、二酸化炭素、水分等に分解される。
この分解された二酸化炭素、水分子等は集塵体により脱
離されていた。このような構成の空気清浄装置は、集塵
体が長く使用できる優れた効果のあるものであった。こ
れに関連するものとしては、特開平０９−２０６６２８
号公報記載の技術がある。
光触媒層を設け、この集塵体を集塵電極に取り付けたも
のがある。このような構成のものでは、集塵電極に高電
圧が印加されることにより空気中の汚れ成分は、集塵電
極に集塵され、集塵電極に取り付けられた集塵体に付着
する。集塵体の表面には光触媒層が設けられており、こ
の光触媒層に紫外線が照射され、光触媒層の光触媒が励
起して汚れ成分は、二酸化炭素、水分等に分解される。
この分解された二酸化炭素、水分子等は集塵体により脱
離されていた。このような構成の空気清浄装置は、集塵
体が長く使用できる優れた効果のあるものであった。こ
れに関連するものとしては、特開平０９−２０６６２８
号公報記載の技術がある。
【０００６】しかし、このような集塵体の表面全体に光
触媒層を設けたものは、通常の集塵体に比べて吸着効率
が低下する。ここで、吸着効率を向上させるためには、
光触媒層を吸着剤塗布集塵体に塗布したものの使用が考
えられるが、この光触媒層と吸着剤塗布集塵体を加えた
ものは、高価なものであった。
触媒層を設けたものは、通常の集塵体に比べて吸着効率
が低下する。ここで、吸着効率を向上させるためには、
光触媒層を吸着剤塗布集塵体に塗布したものの使用が考
えられるが、この光触媒層と吸着剤塗布集塵体を加えた
ものは、高価なものであった。
【０００７】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、吸着効率を低下させず
に、電極部や触媒に付着するタール分等の有機分を光触
媒で分解・除去すると共に、通常のオゾン脱臭では取り
切れない脱臭処理も行い、安価、且つ一層の空気清浄化
が図れる空気清浄装置を提供することをその目的とす
る。
するためになされたものであり、吸着効率を低下させず
に、電極部や触媒に付着するタール分等の有機分を光触
媒で分解・除去すると共に、通常のオゾン脱臭では取り
切れない脱臭処理も行い、安価、且つ一層の空気清浄化
が図れる空気清浄装置を提供することをその目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る空気清浄装置の構成は、電気集塵装置
と脱臭触媒と外部空気を吸排気するファンを筐体内に含
む空気清浄装置において、該電気集塵装置の集塵電極の
上流側の一部に光触媒をコーティングしたことを特徴と
するものである。また、本発明に係る空気清浄装置の他
の構成は、前記空気清浄装置において、該脱臭触媒の上
流側の一部に光触媒をコーティングしたことを特徴とす
るものである。さらに、本発明に係る空気清浄装置のさ
らに他の構成は、前記空気清浄装置において、該筐体の
少なくとも一部に光触媒をコーティングしたことを特徴
とするものである。さらにまた、本発明に係る空気清浄
装置のさらに他の構成は、前記の空気清浄装置におい
て、該ファンの可動翼の少なくとも一部に光触媒をコー
ティングしたことを特徴とするものである。
め、本発明に係る空気清浄装置の構成は、電気集塵装置
と脱臭触媒と外部空気を吸排気するファンを筐体内に含
む空気清浄装置において、該電気集塵装置の集塵電極の
上流側の一部に光触媒をコーティングしたことを特徴と
するものである。また、本発明に係る空気清浄装置の他
の構成は、前記空気清浄装置において、該脱臭触媒の上
流側の一部に光触媒をコーティングしたことを特徴とす
るものである。さらに、本発明に係る空気清浄装置のさ
らに他の構成は、前記空気清浄装置において、該筐体の
少なくとも一部に光触媒をコーティングしたことを特徴
とするものである。さらにまた、本発明に係る空気清浄
装置のさらに他の構成は、前記の空気清浄装置におい
て、該ファンの可動翼の少なくとも一部に光触媒をコー
ティングしたことを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気清浄装置
の各実施形態を図１ないし図４により説明する。図１
は、本発明の一実施形態に係る空気清浄装置の断面図、
図２は、本発明の他の一実施形態に係る空気清浄装置の
断面図、図３は、本発明にさらに他の一実施形態に係る
空気清浄装置の断面図、図４は、本発明にさらに他の一
実施形態に係る空気清浄装置の断面図である。
の各実施形態を図１ないし図４により説明する。図１
は、本発明の一実施形態に係る空気清浄装置の断面図、
図２は、本発明の他の一実施形態に係る空気清浄装置の
断面図、図３は、本発明にさらに他の一実施形態に係る
空気清浄装置の断面図、図４は、本発明にさらに他の一
実施形態に係る空気清浄装置の断面図である。
【００１０】従来の空気清浄装置では、集塵電極、脱臭
触媒、筐体、ファンなどの該空気清浄装置内の各構成機
器に堆積する塵埃以外のタバコのタール分などは、通常
の洗浄方法では完全に除去することが難しかった。本発
明に係る空気清浄装置は、この塵埃以外のタバコのター
ル分などを、装置内に設置した光源（例えば、紫外線ラ
ンプなど）から光触媒（例えば、ＴｉＯ2など）に光を
照射させることにより分解反応を促し、該タバコのター
ル分などを除去し、メンテナンスをより簡単にすること
ができるようにするとともに、オゾン脱臭では取りきれ
ない脱臭もできるようにしたものである。
触媒、筐体、ファンなどの該空気清浄装置内の各構成機
器に堆積する塵埃以外のタバコのタール分などは、通常
の洗浄方法では完全に除去することが難しかった。本発
明に係る空気清浄装置は、この塵埃以外のタバコのター
ル分などを、装置内に設置した光源（例えば、紫外線ラ
ンプなど）から光触媒（例えば、ＴｉＯ2など）に光を
照射させることにより分解反応を促し、該タバコのター
ル分などを除去し、メンテナンスをより簡単にすること
ができるようにするとともに、オゾン脱臭では取りきれ
ない脱臭もできるようにしたものである。
【００１１】〔実施の形態 １〕図１に、本発明に係る
空気清浄装置の一実施形態の断面図が示されている。図
１分図（ａ）に示す如く、空気清浄装置Ｃは筐体１を有
し、該筐体１の右方下部に塵埃等を含む空気吸込口１
０、左方下部に塵埃等が除去された空気吹き出し口１１
が設けられている。該筐体１内の下面部には架台１３が
設けられ、該架台１３には、電極部２ａを有する電気集
塵部２Ａおよび脱臭触媒３並びにプロペラ型フアン４が
設けられている。前記電気集塵部２Ａは、図示しない電
気配線で高電圧が供給されると共に、筐体１に取付けら
れている二つの固定台２ｂ間に、所定の間隔、且つ所定
数のアース板２ｄ（図示では５個）が配置され、前記ア
ース板２ｄの間に所定の間隔、且つ所定数（図示では３
個）の電極部２ａが空気の流れに対して集塵面が平行と
なるように設けられている。
空気清浄装置の一実施形態の断面図が示されている。図
１分図（ａ）に示す如く、空気清浄装置Ｃは筐体１を有
し、該筐体１の右方下部に塵埃等を含む空気吸込口１
０、左方下部に塵埃等が除去された空気吹き出し口１１
が設けられている。該筐体１内の下面部には架台１３が
設けられ、該架台１３には、電極部２ａを有する電気集
塵部２Ａおよび脱臭触媒３並びにプロペラ型フアン４が
設けられている。前記電気集塵部２Ａは、図示しない電
気配線で高電圧が供給されると共に、筐体１に取付けら
れている二つの固定台２ｂ間に、所定の間隔、且つ所定
数のアース板２ｄ（図示では５個）が配置され、前記ア
ース板２ｄの間に所定の間隔、且つ所定数（図示では３
個）の電極部２ａが空気の流れに対して集塵面が平行と
なるように設けられている。
【００１２】図１分図（ｂ）に示す如く、紫外線ランプ
等を用いた光源６が前記電極部２ａに対して空気流路中
に上流側に配設されると共に、該電極部２ａの空気流と
の接触面の上流側の一部には、光触媒５、例えばＴｉＯ
2がコーテイングされている。この場合、前記コーテイ
ングする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着し
ても差し支えない。さらに、前記電気集塵部２Ａの光触
媒５の近傍にはイオン化線７が設けられ、該イオン化線
７でコロナ放電させ、空気中の塵埃等に電荷を与え、こ
の帯電粒子を電気集塵部２Ａで吸引補集するものであ
る。
等を用いた光源６が前記電極部２ａに対して空気流路中
に上流側に配設されると共に、該電極部２ａの空気流と
の接触面の上流側の一部には、光触媒５、例えばＴｉＯ
2がコーテイングされている。この場合、前記コーテイ
ングする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着し
ても差し支えない。さらに、前記電気集塵部２Ａの光触
媒５の近傍にはイオン化線７が設けられ、該イオン化線
７でコロナ放電させ、空気中の塵埃等に電荷を与え、こ
の帯電粒子を電気集塵部２Ａで吸引補集するものであ
る。
【００１３】さらに、図１分図（ａ）に示す如く、前記
空気吸込口１０から空気吹き出し口１１に到る空気流れ
（図示白矢印）の前記電気集塵部２Ａおよび光触媒５の
下流側に、該空気流れに直交するように、オゾン脱臭触
媒３が設けられ、さらにその下流側には、空気流を吸い
込み、且つ送り出す可動翼４を有するファンが設けられ
ている。
空気吸込口１０から空気吹き出し口１１に到る空気流れ
（図示白矢印）の前記電気集塵部２Ａおよび光触媒５の
下流側に、該空気流れに直交するように、オゾン脱臭触
媒３が設けられ、さらにその下流側には、空気流を吸い
込み、且つ送り出す可動翼４を有するファンが設けられ
ている。
【００１４】上記構成の空気清浄装置の機能を説明す
る。図示する如く、ファンの回転する可動翼４により室
内の塵埃等を含む空気は、白矢印の如く、吸込口１０か
ら空気清浄装置Ｃ内に導入される。イオン化線７のコロ
ナ放電で空気中の塵埃等が電荷を与えられ帯電粒子とな
り、電極部２ａで吸引補集される。
る。図示する如く、ファンの回転する可動翼４により室
内の塵埃等を含む空気は、白矢印の如く、吸込口１０か
ら空気清浄装置Ｃ内に導入される。イオン化線７のコロ
ナ放電で空気中の塵埃等が電荷を与えられ帯電粒子とな
り、電極部２ａで吸引補集される。
【００１５】該電極部２ａの一部にコーティングされた
光触媒（例えばＴｉＯ2など）５に、該電気集塵部２Ａ
の近傍に設置した光源６（例えば、紫外線ランプなど）
からの光が照射され、光触媒５が励起される。この光触
媒５の励起により光化学反応が促進され、前記電極部２
ａで吸引補集された塵埃、タバコのタール分などの無
機、有機物は、分解・除去される。それによって、集塵
電極２ａのタール汚染物が除去され、メンテナンスを簡
単にすることができる。
光触媒（例えばＴｉＯ2など）５に、該電気集塵部２Ａ
の近傍に設置した光源６（例えば、紫外線ランプなど）
からの光が照射され、光触媒５が励起される。この光触
媒５の励起により光化学反応が促進され、前記電極部２
ａで吸引補集された塵埃、タバコのタール分などの無
機、有機物は、分解・除去される。それによって、集塵
電極２ａのタール汚染物が除去され、メンテナンスを簡
単にすることができる。
【００１６】また、このとき、電気集塵部２Ａが集塵す
る主部分であり、該空気清浄装置Ｃ内で最も汚れる部分
となっている。該電気集塵部２Ａから分解され、浄化さ
れた空気流れは、吹き出し口より排出される。
る主部分であり、該空気清浄装置Ｃ内で最も汚れる部分
となっている。該電気集塵部２Ａから分解され、浄化さ
れた空気流れは、吹き出し口より排出される。
【００１７】このように、吸込口１０より空気清浄装置
Ｃ内に導入された空気は、電気集塵部２Ａによって塵埃
等を除去し、この除去処理により電気集塵部２Ａに付着
されたタバコのタール分のような無機、有機物などは光
触媒５の機能で分解・除去される。該分解・除去された
臭気物は、脱臭触媒３で空気流から除去される。浄化さ
れた空気は可動翼４を有するフアンにより吹出口１１か
ら室内へ送り出される。
Ｃ内に導入された空気は、電気集塵部２Ａによって塵埃
等を除去し、この除去処理により電気集塵部２Ａに付着
されたタバコのタール分のような無機、有機物などは光
触媒５の機能で分解・除去される。該分解・除去された
臭気物は、脱臭触媒３で空気流から除去される。浄化さ
れた空気は可動翼４を有するフアンにより吹出口１１か
ら室内へ送り出される。
【００１８】〔実施の形態 ２〕次に、本発明に係る空
気清浄装置の他の実施の形態を説明する。図２は、本発
明の空気清浄装置の第２実施の形態を示す断面図であ
る。本実施形態では、図１の〔実施の形態 １〕と共通
する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、特徴部分を
中心に説明する。
気清浄装置の他の実施の形態を説明する。図２は、本発
明の空気清浄装置の第２実施の形態を示す断面図であ
る。本実施形態では、図１の〔実施の形態 １〕と共通
する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、特徴部分を
中心に説明する。
【００１９】図１の〔実施の形態 １〕と、図２分図
（ａ）に示される構成は、ほぼ同様の構成であり、その
相違は、光触媒５（例えばＴｉＯ2など）がコーティン
グされる位置が図２分図（ｂ）に示す如く、オゾン脱臭
触媒３の一部に光触媒５（例えばＴｉＯ2など）をコー
ティングした構造である。この場合、前記コーテイング
する代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着しても
差し支えない。吸込口１０から導入された塵埃等を含む
空気は、電気集塵部２で塵埃を除去されたのち、オゾン
脱臭触媒３を通って脱臭され、浄化された空気は吹出口
１１から室内へ送り出される。
（ａ）に示される構成は、ほぼ同様の構成であり、その
相違は、光触媒５（例えばＴｉＯ2など）がコーティン
グされる位置が図２分図（ｂ）に示す如く、オゾン脱臭
触媒３の一部に光触媒５（例えばＴｉＯ2など）をコー
ティングした構造である。この場合、前記コーテイング
する代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着しても
差し支えない。吸込口１０から導入された塵埃等を含む
空気は、電気集塵部２で塵埃を除去されたのち、オゾン
脱臭触媒３を通って脱臭され、浄化された空気は吹出口
１１から室内へ送り出される。
【００２０】この場合、電気集塵部２で集塵しきれなか
った塵埃、タバコのタール分など無機、有機物は、オゾ
ン脱臭触媒３上に付着する。この場合、オゾン脱臭触媒
３は上流側ほど汚れるようになっている。この付着した
これらの塵埃、タバコのタール分など無機、有機物は、
オゾン脱臭触媒３の一部にコーティングされた光触媒５
に対して、当該光触媒５の近傍においた光源６（例え
ば、紫外線ランプ等が用いられる）から光が照射される
ことによって光化学反応を促進され、分解・除去され
る。このようにすることよって、触媒のメンテナンスを
簡単にすることができる。
った塵埃、タバコのタール分など無機、有機物は、オゾ
ン脱臭触媒３上に付着する。この場合、オゾン脱臭触媒
３は上流側ほど汚れるようになっている。この付着した
これらの塵埃、タバコのタール分など無機、有機物は、
オゾン脱臭触媒３の一部にコーティングされた光触媒５
に対して、当該光触媒５の近傍においた光源６（例え
ば、紫外線ランプ等が用いられる）から光が照射される
ことによって光化学反応を促進され、分解・除去され
る。このようにすることよって、触媒のメンテナンスを
簡単にすることができる。
【００２１】〔実施の形態 ３〕次に、本発明に係る空
気清浄装置のさらに他の実施の形態を説明する。図３
は、本発明の空気清浄装置の第３実施の形態を示す断面
図である。本実施形態では、図１の〔実施の形態 １〕
と共通する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、特徴
部分を中心に説明する。
気清浄装置のさらに他の実施の形態を説明する。図３
は、本発明の空気清浄装置の第３実施の形態を示す断面
図である。本実施形態では、図１の〔実施の形態 １〕
と共通する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、特徴
部分を中心に説明する。
【００２２】図１の〔実施の形態 １〕と、図３に示さ
れる構成とほぼ同様の構成であり、その相違は光触媒５
（例えばＴｉＯ2など）がコーティングされる位置が図
３に示す如く、空気清浄装置の筐体１の内側全体に、光
触媒５（例えば、ＴｉＯ2など）をコーティングした構
造である。このコーティングを一部に施しても差し支え
ない。筐体１の内側に光触媒５をコーティングした部材
材を内張しても差し支えない。さらに、前記コーテイン
グする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着して
も差し支えない。
れる構成とほぼ同様の構成であり、その相違は光触媒５
（例えばＴｉＯ2など）がコーティングされる位置が図
３に示す如く、空気清浄装置の筐体１の内側全体に、光
触媒５（例えば、ＴｉＯ2など）をコーティングした構
造である。このコーティングを一部に施しても差し支え
ない。筐体１の内側に光触媒５をコーティングした部材
材を内張しても差し支えない。さらに、前記コーテイン
グする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて固着して
も差し支えない。
【００２３】吸込口１０から導入された塵埃等を含む空
気は、電気集塵部２Ａによって塵埃、タバコのタール分
など無機、有機物を集塵するが、このとき、筐体１の内
面にもタバコのタール分などが付着する。この付着した
タバコのタール分など無機、有機物は、筐体１の少なく
とも一部にコーティングされた光触媒５が光源６によっ
活性化し、前記タール分を分解・除去し、それによって
筐体１の内部表面の汚れを除去できる。
気は、電気集塵部２Ａによって塵埃、タバコのタール分
など無機、有機物を集塵するが、このとき、筐体１の内
面にもタバコのタール分などが付着する。この付着した
タバコのタール分など無機、有機物は、筐体１の少なく
とも一部にコーティングされた光触媒５が光源６によっ
活性化し、前記タール分を分解・除去し、それによって
筐体１の内部表面の汚れを除去できる。
【００２４】〔実施の形態 ４〕次に、本発明に係る空
気清浄装置のさらに他の実施の形態を説明する。図４
は、本発明に係る空気清浄装置の第４実施の形態を示す
断面図である。本実施形態では、図１の〔実施の形態
１〕と共通する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、
特徴部分を中心に説明する。図１の〔実施の形態 １〕
と、図４に示される構成はほぼ同様の構成であり、その
相違は、光触媒５（例えばＴｉＯ2など）がコーティン
グされる位置が図４に示す如く、空気清浄装置の上流側
もしくは下流側に設置したファンの可動翼４の少なくと
も一部に光触媒５をコーティングした構造である。
気清浄装置のさらに他の実施の形態を説明する。図４
は、本発明に係る空気清浄装置の第４実施の形態を示す
断面図である。本実施形態では、図１の〔実施の形態
１〕と共通する部分の説明は、煩瑣となるので省略し、
特徴部分を中心に説明する。図１の〔実施の形態 １〕
と、図４に示される構成はほぼ同様の構成であり、その
相違は、光触媒５（例えばＴｉＯ2など）がコーティン
グされる位置が図４に示す如く、空気清浄装置の上流側
もしくは下流側に設置したファンの可動翼４の少なくと
も一部に光触媒５をコーティングした構造である。
【００２５】このファン４の一部に光触媒５をコーティ
ングした具体的な構造としては、ファンが可動翼４を有
する遠心型である場合は、可動翼自身の全面もしくは一
部に光触媒５のコーティングを施せばよく、図４分図
（ａ）は全体構造図、図４分図（ｂ）は一部に光触媒５
のコーティングを施したものの詳細を図示している。横
軸円筒篭型可動体を持つクロスフローファンの場合は、
詳細な図示を省略するが、前記篭型可動体の基部に前記
光触媒５のコーティングを施せばよい。さらに、前記コ
ーテイングする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて
固着しても差し支えないことはいうまでもない。
ングした具体的な構造としては、ファンが可動翼４を有
する遠心型である場合は、可動翼自身の全面もしくは一
部に光触媒５のコーティングを施せばよく、図４分図
（ａ）は全体構造図、図４分図（ｂ）は一部に光触媒５
のコーティングを施したものの詳細を図示している。横
軸円筒篭型可動体を持つクロスフローファンの場合は、
詳細な図示を省略するが、前記篭型可動体の基部に前記
光触媒５のコーティングを施せばよい。さらに、前記コ
ーテイングする代わりに粒子状の光触媒５を散布させて
固着しても差し支えないことはいうまでもない。
【００２６】吸込口１０から導入された塵埃等を含む空
気は、電気集塵部２Ａによって塵埃、タバコのタール分
など無機、有機物を集塵するが、このときファンの可動
翼４にもタバコのタール分などが付着する。特に、電気
集塵部２Ａの上流側に設置したファンの可動翼４では、
タバコのタール分などが多く付着する。付着したタバコ
のタール分など無機、有機物は、ファンの可動翼４の少
なくとも一部にコーティングされた光触媒５が光源６に
よつて活性化し、光化学作用によって分解・除去され、
それによってファンの汚れが除去される。
気は、電気集塵部２Ａによって塵埃、タバコのタール分
など無機、有機物を集塵するが、このときファンの可動
翼４にもタバコのタール分などが付着する。特に、電気
集塵部２Ａの上流側に設置したファンの可動翼４では、
タバコのタール分などが多く付着する。付着したタバコ
のタール分など無機、有機物は、ファンの可動翼４の少
なくとも一部にコーティングされた光触媒５が光源６に
よつて活性化し、光化学作用によって分解・除去され、
それによってファンの汚れが除去される。
【００２７】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の構
成によれば、内部に付着したり、堆積する有機物の汚れ
を光触媒の作用で分解・除去することにより、集塵部の
洗浄期間を長くすると共に、オゾン脱臭で処理しきれな
い悪臭の脱臭も同時に行える安価で且つ一層空気の清浄
化が図れる空気清浄装置を提供することができる。
成によれば、内部に付着したり、堆積する有機物の汚れ
を光触媒の作用で分解・除去することにより、集塵部の
洗浄期間を長くすると共に、オゾン脱臭で処理しきれな
い悪臭の脱臭も同時に行える安価で且つ一層空気の清浄
化が図れる空気清浄装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る空気清浄装置の断面
図である。
図である。
【図２】本発明の他の一実施形態に係る空気清浄装置の
断面図である。
断面図である。
【図３】本発明にさらに他の一実施形態に係る空気清浄
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図４】本発明にさらに他の一実施形態に係る空気清浄
装置の断面図である。
装置の断面図である。
１…筐体 ２Ａ…電気集塵部 ２ａ…電極 ２ｂ…固定台 ２ｄ…アース板 ３…オゾン脱臭触媒 ４…ファンの可動翼 ５…光触媒（ＴｉＯ2など） ６…光源（紫外線ランプなど） ７…イオン化線
フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C080 AA07 BB02 CC01 CC12 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM02 QQ11 QQ17 QQ20 4D048 AA12 AA22 AA24 AB01 AB03 AC07 BA07X BA07Y BA39Y BA41X BA41Y BB03 BB18 CA07 CC40 CC46 CD03 CD05 EA01 EA02 4D054 AA11 BA01 BA17 BB02 BC03 BC23 BC25 EA11 EA28
Claims (4)
- 【請求項１】 電気集塵装置と脱臭触媒と外部空気を吸
排気するファンを筐体内に含む空気清浄装置において、
該電気集塵装置の集塵電極の上流側の一部に光触媒をコ
ーティングしたことを特徴とする空気清浄装置。 - 【請求項２】 請求項１の空気清浄装置において、該脱
臭触媒の上流側の一部に光触媒をコーティングしたこと
を特徴とする空気清浄装置。 - 【請求項３】 請求項１の空気清浄装置において、該筐
体の少なくとも一部に光触媒をコーティングしたことを
特徴とする空気清浄装置。 - 【請求項４】 請求項１の空気清浄装置において、該フ
ァンの可動翼の少なくとも一部に光触媒をコーティング
したことを特徴とする空気清浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17303198A JP2000005631A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17303198A JP2000005631A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 空気清浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000005631A true JP2000005631A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15952928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17303198A Pending JP2000005631A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 空気清浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000005631A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100473059B1 (ko) * | 2002-05-16 | 2005-03-08 | 삼성전자주식회사 | 전기집진장치 |
| ITPN20090048A1 (it) * | 2009-09-07 | 2011-03-08 | Daniele Falcomer | Elettrofiltro autopulente per il trattamento delle emissioni |
| JP2012161711A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | U-Vix Corp | 光触媒体及びその製造方法 |
| EP3416742A4 (en) * | 2016-02-19 | 2019-10-02 | Washington University | SYSTEMS AND METHOD FOR GAS CLEANING WITH ELECTROSTATIC PRECIPITATION AND PHOTOIONISATION |
| WO2020216362A1 (zh) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | 上海必修福企业管理有限公司 | 一种发动机尾气中VOCs气体处理系统和方法 |
| CN112662413A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-16 | 华中科技大学 | 一种基于光热耦合高值化利用生物质的装置及方法 |
| KR20220078128A (ko) * | 2020-12-03 | 2022-06-10 | 서울시립대학교 산학협력단 | 광촉매를 포함하는 전기집진판 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP17303198A patent/JP2000005631A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100473059B1 (ko) * | 2002-05-16 | 2005-03-08 | 삼성전자주식회사 | 전기집진장치 |
| ITPN20090048A1 (it) * | 2009-09-07 | 2011-03-08 | Daniele Falcomer | Elettrofiltro autopulente per il trattamento delle emissioni |
| JP2012161711A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | U-Vix Corp | 光触媒体及びその製造方法 |
| EP3416742A4 (en) * | 2016-02-19 | 2019-10-02 | Washington University | SYSTEMS AND METHOD FOR GAS CLEANING WITH ELECTROSTATIC PRECIPITATION AND PHOTOIONISATION |
| US11117138B2 (en) | 2016-02-19 | 2021-09-14 | Washington University | Systems and methods for gas cleaning using electrostatic precipitation and photoionization |
| WO2020216362A1 (zh) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | 上海必修福企业管理有限公司 | 一种发动机尾气中VOCs气体处理系统和方法 |
| KR20220078128A (ko) * | 2020-12-03 | 2022-06-10 | 서울시립대학교 산학협력단 | 광촉매를 포함하는 전기집진판 및 그 제조방법 |
| KR102439125B1 (ko) * | 2020-12-03 | 2022-08-31 | 서울시립대학교 산학협력단 | 광촉매를 포함하는 전기집진판 및 그 제조방법 |
| CN112662413A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-16 | 华中科技大学 | 一种基于光热耦合高值化利用生物质的装置及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100749772B1 (ko) | 공기 정화기 | |
| EP1658900B1 (en) | Gas treating apparatus | |
| RU2717798C2 (ru) | Устройство и способ очистки воздуха | |
| JP2003275291A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JP3632579B2 (ja) | 空気浄化装置 | |
| JP2000005631A (ja) | 空気清浄装置 | |
| JP3000056B2 (ja) | 空気清浄化装置 | |
| JP2001104754A (ja) | 空気清浄機 | |
| JPH1151430A (ja) | テーブル型空気清浄機 | |
| JPH11253545A (ja) | 空気清浄装置 | |
| KR100468224B1 (ko) | 광촉매 멸균장치를 부가한 음이온 공기청정기 | |
| KR20040108481A (ko) | 광촉매필터유니트 및 그를 적용한 공기정화기 | |
| KR200250662Y1 (ko) | 공기청정기 | |
| KR200328357Y1 (ko) | 광촉매필터유니트 및 그를 적용한 공기정화기 | |
| JP2001096189A (ja) | 空気清浄装置 | |
| KR101568988B1 (ko) | 공기 청정기 | |
| JP3321539B2 (ja) | 空気調和機 | |
| JP2002306587A (ja) | 空気浄化装置および空気浄化フィルタ | |
| JP2001046906A (ja) | 空気浄化装置 | |
| JPH10118519A (ja) | 空気清浄機 | |
| KR20180076960A (ko) | 수분 제거기를 구비하는 전기 집진장치 | |
| JP2001054558A (ja) | 空気清浄機 | |
| KR19980034985A (ko) | 산업용 탈취 및 유해가스 제거장치 | |
| TWM531565U (zh) | 空氣清淨機 | |
| JPH11137654A (ja) | エアクリーナ |