JP2000127646A - 中綴本 - Google Patents

中綴本

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JP2000127646A
JP2000127646A JP10309975A JP30997598A JP2000127646A JP 2000127646 A JP2000127646 A JP 2000127646A JP 10309975 A JP10309975 A JP 10309975A JP 30997598 A JP30997598 A JP 30997598A JP 2000127646 A JP2000127646 A JP 2000127646A
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Shunji Yano
俊二 矢野
Tadahiro Shiba
忠裕 柴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センター頁の揃いが良好であり、しかも読者
が講読中にそのセンター頁が外れないようにした中綴本
を提供する。 【解決手段】 真中の折線aで2つ折りされた複数枚の
紙葉2が丁合され、この丁合された複数枚の紙葉2が折
線上の針金3により綴じ合わされてなる中綴本1におい
て、一番内側に位置するセンター頁4が隣接する紙葉2
に折線aの部分で糊付けされた構成にする。センター頁
4の針金3からの外れの観点からすると折りの強さは関
係なくなるので、折りを強くして製本工程での揃いを良
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、代表的な製本形式
の一つである中綴本に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、雑誌やカタログなどの比較的頁数
の少ない本の綴じ加工としては、真中の折線で2つ折り
された複数の折丁を丁合し、丁合された複数の折丁の背
部を針金により綴じ合わせる様式の中綴本が一般的に採
用されている。このような中綴本の製造工程を図3と図
4に示す。図3は中綴本の製造工程全体を示す斜視図で
あり、図4は図3における針金綴工程を拡大して示した
斜視図である。
【0003】図3においてAは丁合工程、Bは針金綴工
程、Cは断裁工程をそれぞれ示しており、図中11はギ
ャザリングチェーン、12は駒、13はセンター頁の折
丁(以後センター頁と称する)、14及び15は折丁、
16は表紙の折丁(以後表紙と称する)、17は針金、
18は天地断裁刃、19は小口断裁刃である。
【0004】丁合工程Aにおいては、中綴本を構成する
複数の折丁13〜16を1部ずつ開いた状態でギャザリ
ングチェーン11上に供給し、ギャザリングチェーン1
1は順次供給される折丁(順に、13、14、15、1
6)を駒12によって押しながら突き揃えて、複数の折
丁13〜16を順次丁合していく。続く針金綴工程Bに
おいては、この複数の折丁を丁合して突き揃えた集合体
20(以後折丁集合体と称する)の背部21を針金17
で綴じ合わせた後、断裁工程Cにおいて、天地断裁刃1
8にて天地の化粧断ちを、さらに小口断裁刃19にて小
口の化粧断ちを行って、中綴本22の製造が完了する。
【0005】ここで、針金綴工程Bは、図4に示すよう
に、ギャザリングチェーン11の上に位置するステッチ
ャー23によって、針金17をコの字型に成形した上
で、折丁集合体20の背部21に対して表紙側からこの
針金17を突き刺し、さらにギャザリングチェーン11
の下に位置するクリンチャー24をコネクティングロッ
ド25を介して動作させ、センター頁側に突き出てきた
針金17の先端をクリンチャー24の周面を押し付ける
ことにより、針金17の先端を内側に折り曲げている。
【0006】前述した加工により製造される中綴本22
においては、図5及び図6に示すように、センター頁1
3の折線26、即ち喉部に針金17の折曲げ部分27が
露出した状態になる。なお、これらの図5及び図6にお
いて(a)は中綴本22を綴じた状態を示す斜視図、
(b)は(a)の綴部の部分拡大図、(c)は(a)の
見開き状態を示す斜視図である。
【0007】初期の頃の中綴本22における針金17の
処理状態は、図5(b)に示すように、針金17が半円
形状に内側に折り曲げられており、この折曲げ部分27
の先端部分28はセンター頁13の用紙に突き刺さる方
向を向いて配されていた。しかしながら、このような針
金17の処理状態では、図5(c)に示すように、セン
ター頁13を読者が見開いた場合に、針金17の半円形
状の折曲げ部分27がセンター頁13に対して突起して
おり、見栄えが悪い上に引っ掛かりやすい等の問題が多
く、最近の中綴本22における針金17の処理形態は、
図6(b)に示すように、針金17が直線形状に内側に
折り曲げられており、この折曲げ部分27の先端部分2
8はセンター頁13の用紙に突き刺さる方向を向くこと
なく、むしろセンター頁13の用紙の上に覆い被さる形
で配されているのが主流となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、週刊誌など
の中綴本においては、センター頁は主として広告用の頁
であって、グラビア印刷用の薄い紙葉を用いているた
め、折線の部分が強度的に弱くなっている。そして、セ
ンター頁はこの折線上に針金を突き刺して綴じるので、
図5と図6に示したいずれの針金の処理形態を採って
も、折線のところが弱いので抜けてはずれやすいという
問題点がある。そこで、折を弱くすれば良さそうなもの
であるが、折目がハッキリしないと丁合工程での揃いが
悪くなるという問題点が生じてしまう。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、センター頁の揃
いが良好であり、しかも読者が講読中にそのセンター頁
が外れないようにした中綴本を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、真中の折線で2つ折りされた複数枚の紙
葉が丁合され、この丁合された複数枚の紙葉が折線上の
針金により綴じ合わされてなる中綴本において、一番内
側に位置するセンター頁が隣接する紙葉に折線の部分で
糊付けされていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る中綴本の一例
を見開き状態で示す斜視図である。この中綴本1は、図
1に示されるように、真中の折線aで2つ折りされた複
数枚の紙葉2が丁合され、この丁合された複数枚の紙葉
2が折線上の針金3により綴じ合わされており、一番内
側に位置するセンター頁4が隣接する紙葉2に折線aの
部分で糊付けされた構成になっている。図において、折
線aの両サイドに示す帯状の領域はセンター頁4の裏側
と次の紙葉2の間に位置する糊5を示す。
【0012】上記の構成からなる中綴本1は、図3に示
した従来の中綴機と同様な製本ラインにより製造され
る。まず、丁合工程Aにおいては、ギャザリングチェー
ン上にセンター頁4を最初に供給し、その上から複数の
折丁を順次丁合していくが、最初に丁合したセンター頁
4の背の部分に糊の塗布を行うようにする。具体的に
は、図2に示すように、センター頁4のフィーダー6に
糊付けノズル7とプレスローラ8を設けておく。センタ
ー頁4はフィーダー6から落下して一旦ソード9に跨が
った状態になり、ギャザリングチェーン11に所定間隔
で取り付けた駒12により押されてギャザリングチェー
ン11上に載るところまでは従来と同様であるが、ギャ
ザリングチェーン11上に載ったセンター頁4は、プレ
スローラ8でプレスされて安定状態になり、さらに糊付
けノズル7によりその背に糊付けされる。これに続く各
フィーダーでは、従来のフィダーと同様に折丁をセンタ
ー頁4の上に次々と落下させた後、さらに後に取り付け
られたプレスローラでプレスすることによってセンター
頁4の上に丁合された折丁と接着させる。なお、必要に
応じて最後に表紙の折丁を落下させる。そして、続く針
金綴工程Bにおいて、通常の中綴本の場合と同様にして
背部を針金で綴じ合わせた後、断裁工程Cにおいて、三
方断裁機により天地と小口の化粧断ちを行って製本を終
えてから、所定部数をまとめての結束が行われる。
【0013】このようにして図1に示される中綴本1が
製造されるが、上記したようにセンター頁4が隣接する
紙葉2に折線の部分で糊付けされているので、センター
頁4は講読中などに折線aの部分が弱くなっても外れる
ことがない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、真中の
折線で2つ折りされた複数枚の紙葉が丁合され、この丁
合された複数枚の紙葉が折線上の針金により綴じ合わさ
れてなる中綴本において、一番内側に位置するセンター
頁が隣接する紙葉に折線の部分で糊付けされた構成とし
たので、講読中などに折線のところでセンター頁が外れ
るということがない。また、センター頁の針金からの外
れの観点からすると折りの強さは関係なくなるので、折
りを強くして製本工程における揃いを良くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中綴本の一例を見開き状態で示す
斜視図である。
【図2】製本工程で使用するセンター頁用のフィーダー
の具体例を示す概略構成図である。
【図3】通常の中綴本の製造工程を示す斜視図である。
【図4】図3の針金綴工程を拡大して示した斜視図であ
る。
【図5】初期の中綴本の形態を示す概略図である。
【図6】最近の中綴本の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 中綴本 2 紙葉 3 針金 4 センター頁 5 糊 6 フィーダー 7 糊付けノズル 8 プレスローラ 9 ソード 11 ギャザリングチェーン 12 駒 13〜16 折丁 17 針金 18 天地断裁刃 19 小口断裁刃 20 折丁集合体 21 背部 22 中綴本 23 ステッチャー 24 クリンチャー 25 コネクティングロッド 26 折線 27 折曲げ部分 28 先端部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真中の折線で2つ折りされた複数枚の紙
    葉が丁合され、この丁合された複数枚の紙葉が折線上の
    針金により綴じ合わされてなる中綴本において、一番内
    側に位置するセンター頁が隣接する紙葉に折線の部分で
    糊付けされていることを特徴とする中綴本。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112918151A (zh) * 2021-01-22 2021-06-08 浙江临安曙光印务有限公司 一种骑马联动装订线

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