JP3080553U - 綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造 - Google Patents
綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造Info
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- JP3080553U JP3080553U JP2001001558U JP2001001558U JP3080553U JP 3080553 U JP3080553 U JP 3080553U JP 2001001558 U JP2001001558 U JP 2001001558U JP 2001001558 U JP2001001558 U JP 2001001558U JP 3080553 U JP3080553 U JP 3080553U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】商品価値を減殺させることなく各綴込み紙葉を
簡単に引き剥がすことができる綴込み紙葉の簡易抜き取
り製本構造の提供。 【解決手段】表紙15と背表紙17と裏表紙17とを一
体に形成してなるカバー本体12と、該カバー本体12
内に綴じ込まれる複数枚の綴込み紙葉22とで定期刊行
物11が構成され、該綴込み紙葉22のそれぞれは、カ
バー本体12における背表紙16の内側面16aに接合
側端面23が配置され、該接合側端面23と背表紙16
の内側面16aとの間に粘着性に富む接合剤42を介在
させることにより、各綴込み紙葉22をカバー本体12
側からの簡易抜き取りを自在に接合した。この場合、接
合剤42は、軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラス
トマーを主成分とするホットメルト粘着剤を好適に用い
ることができる。
簡単に引き剥がすことができる綴込み紙葉の簡易抜き取
り製本構造の提供。 【解決手段】表紙15と背表紙17と裏表紙17とを一
体に形成してなるカバー本体12と、該カバー本体12
内に綴じ込まれる複数枚の綴込み紙葉22とで定期刊行
物11が構成され、該綴込み紙葉22のそれぞれは、カ
バー本体12における背表紙16の内側面16aに接合
側端面23が配置され、該接合側端面23と背表紙16
の内側面16aとの間に粘着性に富む接合剤42を介在
させることにより、各綴込み紙葉22をカバー本体12
側からの簡易抜き取りを自在に接合した。この場合、接
合剤42は、軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラス
トマーを主成分とするホットメルト粘着剤を好適に用い
ることができる。
Description
【0001】
本考案は、定期刊行物の購読者が各種の必要情報が掲載されている綴込み紙葉 を各別に簡単に抜き取って内容別や分野別に仕分けてファイリングできるように した綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造に関する技術である。
【0002】
近時、定期刊行物のなかには、各種の専門知識等を無理なく学べるように例え ば週単位で発行され、内容別や分野別に仕分けてファイリングすることにより、 逐次その内容を充実させていくことができるように工夫されたものもある。
【0003】 この場合、上記定期刊行物は、表紙と背表紙と裏表紙とを一体に形成してなる カバー本体と、該カバー本体内に綴じ込まれる複数枚の綴込み紙葉とで構成され 、該綴込み紙葉側をカバー本体に接着剤で接合固着された状態で製本されている のが一般的である。
【0004】 このため、購読者は、定期刊行物が発行される都度、カバー本体側から各綴込 み紙葉を引き剥がし、所定の項目別に仕分けてファイリングすることにより、各 項目別の内容を次第に充実させていくことができることになる。
【0005】
しかし、このように各綴込み紙葉を引き剥がしてファイリングできるようにし た従来からある簡易抜き取りタイプの上記定期刊行物の場合には、接着剤が時間 の経過により硬化し、例えば店頭で立ち読みしている際などに綴込み紙葉がカバ ー本体の側から剥離してしまい、その商品価値を著しく損ねてしまうといった不 都合があった。
【0006】 また、上記定期刊行物を購入した後、購読者がカバー本体の側から各綴込み紙 葉を引き剥がそうとしても、接着剤自体の接着力が強すぎて円滑に引き剥がせな いという不具合もあった。
【0007】 本考案は、従来からある簡易抜き取りタイプの定期刊行物にみられた上記課題 に鑑み、商品価値を減殺させることなく各綴込み紙葉を簡単に引き剥がすことが できる綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造を提供することを目的とする。
【0008】
本考案は上記目的を達成すべくなされたものであり、表紙と背表紙と裏表紙と を一体に形成してなるカバー本体と、該カバー本体内に綴じ込まれる複数枚の綴 込み紙葉とで定期刊行物が構成され、該綴込み紙葉のそれぞれは、カバー本体に おける前記背表紙の内側面に接合側端面が配置され、該接合側端面と背表紙の前 記内側面との間に粘着性に富む接合剤を介在させることにより、前記綴込み紙葉 を前記カバー本体側からの簡易抜き取りを自在に接合したことに構成上の特徴が ある。
【0009】 この場合、前記接合剤は、軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラストマーを 主成分とするホットメルト粘着剤を用いるのが好ましい。
【0010】
図1は本考案の一例を示す全体斜視図であり、図2は、図1におけるA−A線 矢視方向での一部を省略した拡大断面図である。
【0011】 これらの図によれば、雑誌等の定期刊行物11は、カバー本体12と、該カバ ー本体12内に綴じ込まれる複数枚の綴込み紙葉22とで構成されている。
【0012】 このうち、カバー本体12は、やや厚みがあって方形形状を呈する適宜サイズ の原紙シート13の中央位置に、綴込み紙葉22の全体の厚さとの関係で定まる 適宜間隔をおいて平行に設定された二条の折返し部14を介して折り返すことに より、表紙15と背表紙16と裏表紙17とが一体となった状態のもとで形成さ れている。
【0013】 また、各綴込み紙葉22のそれぞれは、表紙15または裏表紙17のサイズよ りもやや小さな同一サイズに切断されて各個独立した一葉構成のもとで形成され ている。
【0014】 図3は、この場合における各綴込み紙葉22の形成過程の一例を示す説明図で ある。同図によれば、図3(a)に示すように例えばやや縦長で比較的大きなサ イズの1枚の紙シート26は、縦破線27と横破線28とで示すように等分に四 分割されている。
【0015】 しかも、紙シート26には、例えば2枚重ねとし、縦破線27と横破線28と で示すように分割された各分割領域29の表面26aと裏面26bとには、図3 (c)に示すように一点鎖線32に従って断裁された後、頁数に従って順に並ぶ 位置関係のもとで各1頁分に相当する例えばパーソナルコンピュータに関する専 門知識などのような必要情報が印刷されている。
【0016】 このような配置関係にある紙シート26は、横破線28で示される上下折返し 部30を介して折り返すことにより、図3(b)に示す半分サイズの形状となる 。これをさらに縦破線27を左右折返し部31として折り返すことにより、図3 (c)に示すようにさらに半分のサイズの形状となる。
【0017】 かくして、展開状態にあった紙シート26は、四半分のサイズにまで折り重ね られた後、図3(c)において一点鎖線32として示す断裁部33に沿って断裁 されて、図3(d)に示す各綴込み紙葉22が形成される。
【0018】 そして、断裁後の各綴込み紙葉22は、図3(d)における非断裁側(図示例 では左側縁側)が接合側端面23として用いられることになる。
【0019】 なお、断裁後の各綴込み紙葉22には、それぞれの接合側端面23の近傍位置 にてその長さ方向に沿わせて離間させた例えば計3個のファイリング用の透孔2 4が各別に穿設されている。
【0020】 そして、このような構成からなるカバー本体12と各綴込み紙葉22とは、接 合剤42を介在させることにより、各綴込み紙葉22をカバー本体12側から簡 単に抜き取ることができる接合状態のもとで接合されることになる。
【0021】 これを図2に即してより詳しく説明すれば、カバー本体12における背表紙1 6の内側面16aに各綴込み紙葉22の接合側端面23が配置され、該接合側端 面23と背表紙16の内側面16aとの間に接合剤32を介在させることにより 、各綴込み紙葉22をカバー本体12側からの簡易抜き取りを自在に接合して定 期刊行物11の全体が形成されている。
【0022】 この場合、接合剤32は、軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラストマーを 主成分とするホットメルト粘着剤を好適に用いることができる。
【0023】 次に、本考案の作用を説明すれば、図1に示す状態で製本されている定期刊行 物11は、接合剤32を介してカバー本体12における背表紙16の内側面16 aに図2に示すように各綴込み紙葉22の接合側端面23が接合されて形成され ている。
【0024】 しかも、カバー本体12における背表紙16の内側面16aと各綴込み紙葉2 2の接合側端面23との間の接合は、粘着性に富む接合剤42を用いて行われて いるので、例えば店頭で立ち読みされるなどして綴込み紙葉22の一部がカバー 本体12の側から仮に剥離するようなことがあっても、再び接合状態に自動復帰 させてその商品価値を損ねないようにすることができる。
【0025】 また、各綴込み紙葉22は、図3(d)に示すように非断裁側(図示例では左 側縁側)を接合側端面23としてカバー本体12における背表紙16の内側面1 6aに接合されている。つまり、各綴込み紙葉22の接合側端面23には、断裁 側にみられる毛羽立ちがないので、それだけ接合剤42からの剥離性をよくして 背表紙16の内側面16aに接合することができる。
【0026】 したがって、定期刊行物11を購入した後、購読者がカバー本体12の側から 各綴込み紙葉22を引き剥がそうとするときは、より簡単に引き剥がすことがで きるので、各綴込み紙葉22を所定の項目別に仕分けてファイリングするなどし て、各項目別の内容を次第に充実させていくことが容易にできる。
【0027】 特に、接合剤32として軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラストマーを主 成分とするホットメルト粘着剤を用いる場合には、カバー本体12に綴込み紙葉 22を接合した後にオイル成分による滲み跡を各綴込み紙葉22に付けることも なくすことができるので、商品価値を減殺する要因を一掃することができる。
【0028】
以上述べたように本考案によれば、各綴込み紙葉は、その接合側端面を介して 粘着性に富む接合剤によりカバー本体における背表紙の内側面に接合されている ので、仮に綴込み紙葉の一部がカバー本体の側から剥離するようなことがあって も、再び接合状態に自動復帰させてその商品価値を損ねないようにすることがで きる。
【0029】 また、各綴込み紙葉は、断裁側にみられるような毛羽立ちをなくした接合側端 面を介してカバー本体側に接合されているので、購読者は、カバー本体の側から 各綴込み紙葉を剥離性の良好な状態のもとで円滑に引き剥がして、各綴込み紙葉 を所定の項目別に仕分けてファイリングするなどして、各項目別の内容を容易に 充実させていくことができる。
【0030】 特に、接合剤として軟化点が摂氏93度前後の熱可塑性エラストマーを主成分 とするホットメルト粘着剤を用いる場合には、カバー本体に綴込み紙葉を接合し た後にオイル成分による滲み跡を各綴込み紙葉に付けることもなくすことができ るので、商品価値を減殺する要因を一掃することができる。
【図1】本考案の一例を示す全体斜視図。
【図2】図1におけるA−A線矢視方向での一部を省略
して示す拡大断面図図。
して示す拡大断面図図。
【図3】本考案を構成する綴込み紙葉の形成過程の一例
を示す説明図。
を示す説明図。
11 定期刊行物 12 カバー本体 13 原紙シート 14 折返し部 15 表紙 16 背表紙 16a 内側面 17 裏表紙 18 二層布片部 19 表布片 22 綴込み紙葉 23 接合側端面 24 透孔 26 紙シート本体 26a 表面 26b 裏面 27 縦破線 28 横破線 29 分割領域 38 バンド部 30 上下折返し部 31 左右折返し部 32 一点鎖線 33 断裁部 42 接合剤
Claims (2)
- 【請求項1】 表紙と背表紙と裏表紙とを一体に形成し
てなるカバー本体と、該カバー本体内に綴じ込まれる複
数枚の綴込み紙葉とで定期刊行物が構成され、該綴込み
紙葉のそれぞれは、カバー本体における前記背表紙の内
側面に接合側端面が配置され、該接合側端面と背表紙の
前記内側面との間に粘着性に富む接合剤を介在させるこ
とにより、前記綴込み紙葉を前記カバー本体側からの簡
易抜き取りを自在に接合したことを特徴とする綴込み紙
葉の簡易抜き取り製本構造。 - 【請求項2】 前記接合剤は、軟化点が摂氏93度前後
の熱可塑性エラストマーを主成分とするホットメルト粘
着剤であることを特徴とする請求項1に記載の綴込み紙
葉の簡易抜き取り製本構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001558U JP3080553U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001558U JP3080553U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3080553U true JP3080553U (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=43213378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001558U Expired - Lifetime JP3080553U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | 綴込み紙葉の簡易抜き取り製本構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080553U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5945658B1 (ja) * | 2015-08-24 | 2016-07-05 | 有限会社日良居タイムス | 冊子体及び冊子体の製作方法 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001001558U patent/JP3080553U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5945658B1 (ja) * | 2015-08-24 | 2016-07-05 | 有限会社日良居タイムス | 冊子体及び冊子体の製作方法 |
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Legal Events
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