JPH10226455A - 背糊の接着方法 - Google Patents

背糊の接着方法

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JPH10226455A
JPH10226455A JP3388397A JP3388397A JPH10226455A JP H10226455 A JPH10226455 A JP H10226455A JP 3388397 A JP3388397 A JP 3388397A JP 3388397 A JP3388397 A JP 3388397A JP H10226455 A JPH10226455 A JP H10226455A
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JP
Japan
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sheets
back glue
sheet
cut
glue
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3388397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Shibata
康行 柴田
Yasutoki Katou
靖祝 加藤
Nobuko Shibata
信子 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kobayashi Kirokushi Co Ltd filed Critical Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Priority to JP3388397A priority Critical patent/JPH10226455A/ja
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の製本、あるいは帳票の丁合工程での背
糊の接着方法について、背糊の接着面積を大きく確保す
ることにより、用紙がバラバラに分離することがなく、
用紙の接着強度を高めた背糊の接着方法を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 用紙11〜15の丁合縁部11a〜15
aに所定間隔で切込み21〜25を設け、重なり合う用
紙間では相互の切込み21〜25が一致しないように、
重なり合う用紙の切込み21〜25位置をずらすことに
より、背糊30の接着面積を大きく確保して、分離する
とがない接着強度の優れた製本,丁合を行なうことを可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製本並びに単片
帳票等の丁合時における背糊の接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製本、あるいは単片帳票の丁合工
程における背糊の接着方法について、単片帳票を例にと
り説明すると、単片帳票1は、図5に示すように、4枚
の複写用紙2,3,4,5を分離可能に丁合して構成さ
れている。
【0003】上記単片帳票1の丁合工程について、図6
を基に説明すると、まず、各複写用紙2,3,4,5の
各丁合縁部2a,3a,4a,5aを重ね合わせ、10
0セット,150セット等をまとめて、用紙束aを形成
し、この用紙束aの背面b(図6中斜線で示す)に背糊
6を塗工し、その後、図示はしないが、セットバラ工程
で、丁合済みの各単片帳票1を分離形成していた。
【0004】また、図7に示すように、各複写用紙2,
3,4,5の丁合縁部2a,3a,4a,5aに切込み
7を形成し、切込み7を一致させるようにして背糊6を
塗工する方法も実施されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、複数枚の用紙に背糊を接着する際、用紙束aの背面
bに背糊6を塗工しているが、背糊6の接着面積が狭
く、用紙が剥れ易く、用紙を捲ったときにバラバラに分
離するなど、極めて使い勝手の悪いものであった。
【0006】また、切込み7を形成したものにおいて
も、背糊6の接着面積がわずかに増大するだけであり、
有効な対策ではなかった。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、製本時、あるいは単片帳票丁合時等におけ
る背糊の接着方法において、用紙が不用意に剥離するこ
とがなく、確実な接着強度を備えた背糊の接着方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数枚の用紙の丁合縁部を揃えて重ね合
わせ、丁合縁部に背糊を接着する背糊の接着方法におい
て、前記各用紙の丁合縁部には、所定パターンの切込み
が設けられており、重なり合う用紙の切込み位置がずら
して設定されていることにより、背糊の接着面積を広く
確保したことを特徴とする。
【0009】ここで、本発明方法の用途としては、複数
枚の用紙を重ね合わせた用紙束を製本する際に使用して
も良く、また、複数枚綴りの複写用紙からなる単片帳票
の丁合の際に使用しても良い。
【0010】次いで、用紙の丁合縁部に形成される切込
み形状としては、半円形状,矩形状,三角形状等、その
形状を特に限定するものではなく、加工性を考慮して任
意に設定すれば良い。
【0011】そして、上下に重なり合う用紙の切込み位
置の関係は、上下に重なり合う用紙の切込み位置が一致
しないことが条件であり、そのために、例えば偶数頁の
切込みパターンと、奇数頁の切込みパターンの2種類設
定し、偶数頁と奇数頁とを交互に重ね合わせるようにし
ても良く、また、上位頁から下位頁にいくに従い少しづ
つ切込み位置をずらすように設定しても良い。
【0012】また、背糊の材質としては、水系エマルジ
ョンタイプの接着剤を使用しても良く、また、ホットメ
ルト系接着剤等を使用することも可能である。
【0013】更に、背糊の塗布方法としては、用紙束の
背面に刷毛等で塗工しても良く、また、用紙束の両側面
をクランプして、用紙束の背面に塗布ローラー等により
背糊を塗工しても良い。
【0014】以上の構成から明らかなように、用紙の丁
合縁部には複数の切込みが所定間隔毎に形成されてお
り、重なり合う用紙間でこの切込み位置が合致しないよ
うに設定されているため、用紙を重ね合わせて用紙背面
に背糊を塗工する際、切込み内に侵入する背糊はその切
込みの上下の用紙面に有効に付着し、広い接着面積を確
保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る背糊の接着方
法の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明方法を適用して製作した単片
帳票を示す斜視図、図2は同単片帳票を構成する各用紙
を分解して示す斜視図、図3は各用紙に背糊を塗工した
状態を示す説明図、図4は同単片帳票の構成を示す断面
図である。
【0017】図1において、単片帳票10は、5枚綴り
のノーカーボン複写用紙11,12,13,14,15
を丁合して構成されており、各用紙11〜14の裏面に
発色カプセル(図示せず)が塗布されているとともに、
各用紙12〜15の表面には顕色剤(図示せず)が塗布
され、最上位の用紙11上の記入枠内に印字された内容
が下位の各用紙12〜15に複写できる構成になってい
る。
【0018】ところで、本発明方法は、単片帳票10に
適用した場合、各用紙11〜15が剥がれにくく、バラ
バラに分離することがなく、極めて使い勝手に優れた単
片帳票10を提供できることにある。
【0019】すなわち、図2に示すように、各用紙11
〜15の丁合縁部11a〜15aに沿って、所定間隔毎
に半円形状の切込み21〜25が開設されている。
【0020】そして、この実施形態においては、奇数頁
の用紙11,13,15の切込み21,23,25は、
同一パターンで形成されており、偶数頁の用紙12,1
4に設けられる切込み22,24は、奇数頁11,1
3,15の切込み21,23,25の中間部分に位置す
るようにパターン設定されている。
【0021】次いで、単片帳票10の丁合工程について
説明すると、上記切込み21〜25を設けた用紙11〜
15を各丁合縁部11a〜15aを合わせて、所定セッ
ト数(例えば100セット,150セット)重ね合わせ
て用紙束とし、用紙束の背面に塗布ローラーや刷毛等で
背糊30を塗工する。
【0022】そして、上記背糊30の塗工時、図3に示
すように、用紙11〜15の丁合縁部11a〜15aの
切込み21〜25内に背糊30が侵入し、この切込み2
1〜25内に侵入した背糊30を介して上下の用紙が強
固に接着する。
【0023】例えば、図4に示すように、切込み22内
に侵入する背糊30を介して、用紙11,13が強固に
接着し、切込み24内に侵入する背糊30を介して用紙
13,15が強固に接着する。
【0024】言い換えれば、切込み21〜25により背
糊30の接着面積が大きく確保されたことになる。
【0025】更に、用紙11〜15の丁合縁部11a〜
15aに形成する切込み21〜25の形成パターンとし
ては、上述したように奇数頁の用紙11,13,15と
偶数頁の用紙12,14との間で変化させるようにして
も良いが、上位の用紙11から下位の用紙12,13,
14,15にいくにつれて、切込み21〜25の形成位
置を徐々にずらすように設定しても良く、これもまた、
用紙11〜15の打抜き加工性を考慮して選択すれば良
い。
【0026】尚、背糊30としては、水系エマルジョン
タイプのアクリル系接着剤を本実施形態では使用してい
るが、他の水系エマルジョンタイプの接着剤、あるいは
ホットメルト系接着剤等を使用しても良い。
【0027】加えて、切込み21〜25の形状について
も、半円形状の他に、矩形状あるいは三角形状等、加工
性を考慮して適宜選択しても良い。
【0028】また、本発明方法を単片帳票10における
背糊の接着方法に適用したが、通常の製本における背糊
の接着方法に適用しても良く、本発明方法の適用範囲は
広い。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明方法は、複数
枚の用紙を丁合して背糊を塗布する背糊の接着方法にお
いて、用紙の丁合縁部に所定間隔で複数の切込みを設
け、重なり合う用紙間の切込み位置をずらすことによ
り、背糊の接着面積を大きく確保できることから、用紙
間の接着強度を強固に保ち、不用意に用紙が脱落するこ
とがないように構成されているため、使い勝手に極めて
優れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して製作した単片帳票を示す
斜視図。
【図2】図1に示す単片帳票の各用紙を分解して示す説
明図。
【図3】図2に示す各用紙に背糊を塗布した状態を示す
説明図。
【図4】図3中IIII−IIII線断面図。
【図5】従来の単片帳票を示す斜視図。
【図6】従来の単片帳票の丁合工程を示す説明図。
【図7】従来の単片帳票の丁合工程を示す説明図。
【符号の説明】
10 単片帳票 11〜15 複写用紙 11a〜15a 丁合縁部 21〜25 切込み 30 背糊

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の用紙の丁合縁部を揃えて重ね合
    わせ、丁合縁部に背糊を接着する背糊の接着方法におい
    て、 前記各用紙の丁合縁部には、所定パターンの切込みが設
    けられており、重なり合う用紙の切込み位置がずらして
    設定されていることにより、背糊の接着面積を広く確保
    したことを特徴とする背糊の接着方法。
  2. 【請求項2】 前記用紙はノーカーボン複写帳票用紙で
    構成され、単片帳票の丁合工程で適用されることを特徴
    とする請求項1記載の背糊の接着方法。
JP3388397A 1997-02-18 1997-02-18 背糊の接着方法 Withdrawn JPH10226455A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511