JPH08324153A - 開きをスムーズにした書籍の製本構造 - Google Patents

開きをスムーズにした書籍の製本構造

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JPH08324153A
JPH08324153A JP7135197A JP13519795A JPH08324153A JP H08324153 A JPH08324153 A JP H08324153A JP 7135197 A JP7135197 A JP 7135197A JP 13519795 A JP13519795 A JP 13519795A JP H08324153 A JPH08324153 A JP H08324153A
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JP
Japan
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book
tape
text
cover
bookbinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP7135197A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Iwase
学 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosho Printing Co Ltd
Original Assignee
Tosho Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本文と表紙を有する書籍を開き易くした製本
構造を提供すること。 【構成】 書籍10は本文12と表紙14を有してな
る。本文12には背部分16に沿ってテープ18が貼着
されている。テープ18は、背部分16を取り囲む幅を
有する。テープ18は、一方の面において中央の接着剤
非塗布領域20と両側の接着剤塗布領域22を有する。
中央の接着剤非塗布領域20の幅は本文12の幅より広
い。テープ18は、背部分16から僅かに間隔をおいて
本文の表裏に接着される。表紙14はその裏面全面に接
着剤14が塗布されて本文12と接着される。本文12
の背部分16とテープ18との間に隙間が形成され、書
籍10を開くと、背部分16がテープ18から浮き上が
って、見開きの左右ページは平坦になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開きをスムーズにした
書籍の製本構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一口に書籍といっても、表紙のくるみ
方、綴じ方、丁合等の別によって、いろいろな分類方法
がある。表紙のくるみ方から見ると「上製本」と「並製
本」に大きく分けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、上製本は、本文
の背部分の接着方法に着目して、タイトバック方式とホ
ローバック方式に分類される。
【0004】タイトバック方式とは、図5及び図6に示
す如く、本文30の背部分32を布製の寒冷紗34及び
背紙36で背固めし、その上に厚手の表紙38を接着し
て、表紙38で本文30をくるむ方式である。この方式
によると、本文30の背部分32が表紙38に密着して
固定されているため、表紙38の開閉による形の崩れは
心配ないが、背部分32に柔軟性がなく、のど際まで開
きにくいという欠点がある。
【0005】ホローバック方式とは、タイトバック方式
と同様、図7に示す如く、本文40の背部分42を布製
の寒冷紗及び背紙で背固めする方式であるが、本文40
の背部分42と表紙44を接着させず、本文40の見返
し部分と表紙44を接着させる方式である。従って、表
紙44を開いたとき、本文40と表紙44の間に隙間4
6ができ、本文40の背部分42は表紙44に拘束され
ることがないため、タイトバック方式に比べて書籍が開
きやすくなる。しかし、寒冷紗が本文40の背部分42
に接着されるとともに、表紙44が本文40の背部分4
2の間際まで接着されているため、書籍が充分に開きや
すいとはいえず、やはり、のど際まで開きにくいという
欠点がある。
【0006】一方、綴じ方に着目すると、書籍は、「無
線綴じ」、「平綴じ」、「アジロ綴じ」及び「中綴じ」
に分類される。例えば、無線綴じとは、丁合された折丁
の背部分をカッターで削った後、凹凸を付け、ホットメ
ルトを背部分に塗り、表紙を接着する方式である。しか
し、近年発行されている就職情報誌や年鑑等のように丁
合が厚くなると、丁合の背部分がホットメルトに拘束さ
れて、上記タイトバック方式の上製本のように書籍が開
くにくくなるという欠点がある。
【0007】以上のように、従来の書籍は上製本及び並
製本とも、書籍を開く際、見開きの左右各ページの中央
が盛り上がったり、勝手にページが捲れたりして、のど
際まで開きにくいという欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、特殊構造のテ
ープを利用することによって、書籍を開きやすくするた
めの改良であって、積層状の本文と表紙を有してなる書
籍において、前記本文の背部分に沿って該背部分を取り
囲み且つ前記本文の表裏に跨がって接着されたテープを
有し、前記本文を前記表紙の裏面に接着した製本構造に
より前記課題を解決するものである。
【0009】
【作用】本文の背部分はテープと非接着状態にあり、こ
の部分に隙間が形成される。この隙間により、背部分に
曲げに対する力が作用しないので、書籍を開く際の抵抗
が小さく、見開きの左右ページは平坦に開かれる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。本発明の対象となる書籍10は、図1に示す如
く、本文12と表紙14を有してなる。本文12とは、
綴じ方を問わず、丁合(折丁を複数綴じたもの)された
ものを意味する。以下、上製本を例にして、本発明の実
施例を説明する。
【0011】図2に示されるように、本文12には背部
分16に沿ってテープ18が貼着される。テープ18
は、背部分16を取り囲む幅を有する。テープ18は、
一方の面において、中央の接着剤非塗布領域20と、両
側の接着剤塗布領域22からなる。テープ18は、背部
分16から僅かに間隔をおいて本文の表裏に跨がって接
着される。中央の接着剤非塗布領域20の幅は、本文1
2の幅と同じでもよいが、本文12がテープ18及び表
紙14に拘束されないようにして書籍10を開きやすく
するために、本文12の幅より広くする方が好ましい。
【0012】テープ18は、図3に示されるようにして
本文12に貼着される。本文12は、クロス巻機24で
送られるテープ18と同期搬送される。ローラR1〜R
5に押圧されて順次移送される間に、テープ18は本文
12の表裏に跨がって貼着される。貼着完了後、テープ
18は所定の長さに切断される。
【0013】テープ18が貼着された本文12は、次い
で、表紙14に接着される。図4に示されるように、表
紙14はその裏面全面に接着剤14が塗布され、くるみ
機26に送られる。
【0014】製本された書籍10は、図1のように、本
文12の背部分16とテープ18との間に隙間が形成さ
れる。この書籍10を開くと、背部分16が抵抗なくテ
ープ18から浮き上がり、書籍を開く際の抵抗が小さく
なるため、見開きの左右ページは平坦になる。
【0015】なお、以上の実施例はタイトバック方式の
上製本を例にして説明したが、無線綴じ方式やアジロ綴
じ方式の並製本においても本発明を適用することができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、特殊構造のテープを利用する
ことにより、書籍を開きやすくすることができる。ま
た、見開きの左右ページの中央が盛り上がったり、ペー
ジが勝手に捲れたりすることがなく、書籍の内容を読み
やすい。特に、紙自体が厚い書籍や、各ページを合紙製
本した書籍の場合に、本発明は好適である。すなわち、
一枚一枚の紙が表紙に接着されていないので、のどに折
り目さえあれば書籍を略々平坦に開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による製本構造を示す正面図。
【図2】 本発明の製本構造に使用するテープの斜視
図。
【図3】 本文にテープを貼着する工程を示す斜視図。
【図4】 テープが貼着された本文に表紙を接着する工
程を示す斜視図。
【図5】 従来の書籍における本文の背部分を示す斜視
図。
【図6】 タイトバック方式の上製本の斜視図。
【図7】 ホローバック方式の上製本の斜視図。
【符号の説明】
10 書籍 12 本文 14 表紙 16 背部分 18 テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本文と表紙を有してなる書籍において、
    前記本文の背部分に接着されずに該背部分を取り囲み且
    つ前記本文の表裏に跨がって接着されたテープを有し、
    前記本文が前記表紙の裏面に接着されていることを特徴
    とする、製本構造。
JP7135197A 1995-06-01 1995-06-01 開きをスムーズにした書籍の製本構造 Pending JPH08324153A (ja)

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JP7135197A JPH08324153A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 開きをスムーズにした書籍の製本構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619900B2 (en) 2001-02-03 2003-09-16 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Systems and methods of binding a text body
US6739816B1 (en) 2000-11-24 2004-05-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods of attaching a cover to a text body
US6866459B2 (en) 2001-02-26 2005-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods of registering a cover with respect to a text body
KR100689781B1 (ko) * 2005-02-01 2007-03-08 가부시키가이샤 시부야 분센카쿠 배지 붙임 장치
JP2014520014A (ja) * 2011-06-21 2014-08-21 エメリク・フィリップ・マリー・チビエジュ 据え置き型物品のための詰め替え品、および当該詰め替え品を備えた据え置き型物品

Cited By (7)

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US8210788B2 (en) 2000-11-24 2012-07-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods of attaching a cover to a text body
US6619900B2 (en) 2001-02-03 2003-09-16 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Systems and methods of binding a text body
US6986631B2 (en) 2001-02-03 2006-01-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods of binding a text body
US6866459B2 (en) 2001-02-26 2005-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods of registering a cover with respect to a text body
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